JPH05317145A - マネキン人形の関節構造 - Google Patents
マネキン人形の関節構造Info
- Publication number
- JPH05317145A JPH05317145A JP13353192A JP13353192A JPH05317145A JP H05317145 A JPH05317145 A JP H05317145A JP 13353192 A JP13353192 A JP 13353192A JP 13353192 A JP13353192 A JP 13353192A JP H05317145 A JPH05317145 A JP H05317145A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint member
- joint
- eccentric shaft
- pivot
- joint structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マネキン人形の関節部分を角度可変とし、ポ
ーズが変化するマネキン人形を構成することができるよ
うにする。 【構成】 一方関節部材2と他方関節部材3を枢軸4で
折れ曲り自在となるよう連結し、一方関節部材2に固定
したモータ5の回転軸7に回転部材11を介して回転軸
7と平行する偏心軸12を突設し、他方関節部材3に上
記偏心軸12が嵌合する一対の直線縁14、15が枢軸
4と平行するように設けられ、モータ5の起動による偏
心軸12の回動で一方関節部材2に対して他方関節部材
3は枢軸4を中心に角度が変化する。
ーズが変化するマネキン人形を構成することができるよ
うにする。 【構成】 一方関節部材2と他方関節部材3を枢軸4で
折れ曲り自在となるよう連結し、一方関節部材2に固定
したモータ5の回転軸7に回転部材11を介して回転軸
7と平行する偏心軸12を突設し、他方関節部材3に上
記偏心軸12が嵌合する一対の直線縁14、15が枢軸
4と平行するように設けられ、モータ5の起動による偏
心軸12の回動で一方関節部材2に対して他方関節部材
3は枢軸4を中心に角度が変化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マネキン人形の関節
構造、更に詳しくは、マネキン人形の所望する部分を角
度可変とし、ポーズに変化をもたせることができるよう
にした関節構造に関する。
構造、更に詳しくは、マネキン人形の所望する部分を角
度可変とし、ポーズに変化をもたせることができるよう
にした関節構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば各種衣類の販売においては、マネ
キン人形を用い、これに衣類を着用させて展示すること
が行なわれている。
キン人形を用い、これに衣類を着用させて展示すること
が行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のマネ
キン人形は、ボディと頭部、両腕、両足が全て固定化さ
れた構造になっているため、動きのない静止したディス
プレイしか行なえず、変化にとぼしいので人の目を引く
ことも少なく、装飾効果を十分に上げることができない
という問題がある。
キン人形は、ボディと頭部、両腕、両足が全て固定化さ
れた構造になっているため、動きのない静止したディス
プレイしか行なえず、変化にとぼしいので人の目を引く
ことも少なく、装飾効果を十分に上げることができない
という問題がある。
【0004】そこでこの発明は、マネキン人形の関筋部
分を可動式とし、姿勢を変化させることにより人の目を
引くディスプレイが可能なマネキン人形を形成すること
ができるマネキン人形の関節構造を提供することを課題
としている。
分を可動式とし、姿勢を変化させることにより人の目を
引くディスプレイが可能なマネキン人形を形成すること
ができるマネキン人形の関節構造を提供することを課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、一方関節部材と他方関節部材を
枢軸で折れ曲り自在となるよう連結し、一方関節部材に
固定したモータの回転軸に偏心軸を設け、他方関節部材
に前記枢軸の軸方向に沿って延びる一対の直線縁をこの
直線縁間に偏心軸が嵌合するように設け、偏心軸の回動
により枢軸を中心に両関節部材の角度を可変とした構成
を採用したものである。
するため、この発明は、一方関節部材と他方関節部材を
枢軸で折れ曲り自在となるよう連結し、一方関節部材に
固定したモータの回転軸に偏心軸を設け、他方関節部材
に前記枢軸の軸方向に沿って延びる一対の直線縁をこの
直線縁間に偏心軸が嵌合するように設け、偏心軸の回動
により枢軸を中心に両関節部材の角度を可変とした構成
を採用したものである。
【0006】
【作用】両関節部材を介してマネキンの二つの部分を結
合した状態でモータを駆動して偏心軸を回動させると、
偏心軸の回動直径を最大振幅として直線縁は枢軸を中心
に揺動し、このことは直線縁を設けた他方関節部材が一
方関節部材に対して枢軸を中心に揺動し、マネキン人形
を構成する二つの部材の角度が変化することになり、ポ
ーズの変化するマネキン人形を構成することができる。
合した状態でモータを駆動して偏心軸を回動させると、
偏心軸の回動直径を最大振幅として直線縁は枢軸を中心
に揺動し、このことは直線縁を設けた他方関節部材が一
方関節部材に対して枢軸を中心に揺動し、マネキン人形
を構成する二つの部材の角度が変化することになり、ポ
ーズの変化するマネキン人形を構成することができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0008】図1乃至図7のように、関節構造1は、一
方の関節部材2と他方の関節部材3を枢軸4で折れ曲り
自在となるよう連結し、一方の関節部材2に固定したモ
ータ5の回転により、両関節部材2と3の角度を可変と
したものである。
方の関節部材2と他方の関節部材3を枢軸4で折れ曲り
自在となるよう連結し、一方の関節部材2に固定したモ
ータ5の回転により、両関節部材2と3の角度を可変と
したものである。
【0009】一方の関節部材3は、上面と後端が開放し
た横長の箱状に形成され、その内部に収納した減速機6
付きのモータ5は、出力回転軸7が先端壁8を貫通する
ように関節部材2に固定されている。
た横長の箱状に形成され、その内部に収納した減速機6
付きのモータ5は、出力回転軸7が先端壁8を貫通する
ように関節部材2に固定されている。
【0010】他方の関節部材3は、二枚の横長プレート
9、9を対向させ、接続板10、10で両プレート9、
9を固定化して形成され、両横長プレート9、9の先端
を前記一方関節部材2の先端に外嵌し、この嵌合部分の
両側を枢軸4で結合することにより、枢軸4を中心とし
て両関節部材2と3を折れ曲り自在に連結している。
9、9を対向させ、接続板10、10で両プレート9、
9を固定化して形成され、両横長プレート9、9の先端
を前記一方関節部材2の先端に外嵌し、この嵌合部分の
両側を枢軸4で結合することにより、枢軸4を中心とし
て両関節部材2と3を折れ曲り自在に連結している。
【0011】一方関節部材2に固定したモータ5の他方
関節部材3内に突出する回転軸7に回転体11が固定さ
れ、この回転体11に回転軸7と平行する偏心軸12が
突設され、モータ5の回転により、偏心軸12は回転軸
7を中心とする回動が付与されることになる。
関節部材3内に突出する回転軸7に回転体11が固定さ
れ、この回転体11に回転軸7と平行する偏心軸12が
突設され、モータ5の回転により、偏心軸12は回転軸
7を中心とする回動が付与されることになる。
【0012】上記偏心軸12は図2と図3のように、他
方関節部材3の接続板10、10間に形成された長孔1
3内に嵌合している。この長孔13は、偏心軸12の軸
心に対して直角の配置になるよう、上下の接続板10と
10を横長プレート9、9間に固定することによって形
成され、長孔13の上下が枢軸4の軸方向に沿って延び
る一対の直線縁14、15になっている。
方関節部材3の接続板10、10間に形成された長孔1
3内に嵌合している。この長孔13は、偏心軸12の軸
心に対して直角の配置になるよう、上下の接続板10と
10を横長プレート9、9間に固定することによって形
成され、長孔13の上下が枢軸4の軸方向に沿って延び
る一対の直線縁14、15になっている。
【0013】従って、偏心軸12はその回動時に直線縁
14、15を押上げ又は引下げ、これにより、一方関節
部材2に対して他方関節部材3は枢軸4を中心に揺動
し、偏心軸12の回動直径を最大角度として角度が可変
となる。
14、15を押上げ又は引下げ、これにより、一方関節
部材2に対して他方関節部材3は枢軸4を中心に揺動
し、偏心軸12の回動直径を最大角度として角度が可変
となる。
【0014】図8はマネキン人形Aにおいて、関節構造
1を使用する部分の一例を示し、マネキン人形Aは、左
足a内に埋設した芯材bを用いて台座c上に起立するよ
うに固定し、腰部dと右足の太股e、太股eと脛f、脛
fと足首gを各々分離して関節構造1で接続している。
1を使用する部分の一例を示し、マネキン人形Aは、左
足a内に埋設した芯材bを用いて台座c上に起立するよ
うに固定し、腰部dと右足の太股e、太股eと脛f、脛
fと足首gを各々分離して関節構造1で接続している。
【0015】また、左腕においても肩や肘の部分を分離
して関節構造1で接続し、更に腰部dと胸部h、首部i
を分離して関節構造で接続している。
して関節構造1で接続し、更に腰部dと胸部h、首部i
を分離して関節構造で接続している。
【0016】上記マネキン人形Aにおける、分離した二
つの部材を関節構造1で接続するには、図5に示すよう
に、一方の構成部材21に設けた差込み孔22に一方関
節部材2を挿入固定し、他方の構成部材23に設けた差
込み孔24に他方関節部材3を挿入固定すればよく、両
構成部材21、23の対向する端部は折れ曲りを可能に
するために所定の間隔が設けられている。
つの部材を関節構造1で接続するには、図5に示すよう
に、一方の構成部材21に設けた差込み孔22に一方関
節部材2を挿入固定し、他方の構成部材23に設けた差
込み孔24に他方関節部材3を挿入固定すればよく、両
構成部材21、23の対向する端部は折れ曲りを可能に
するために所定の間隔が設けられている。
【0017】なお、図示の場合、両関節部材2と3の各
々には、両側面に後方へ突出する延長腕16を設け、構
成部材21、23に対する固定強度を向上させるように
していると共に、各関節構造11におけるモータ5のコ
ード17は、例えば適当な部分に配置するコントロール
ボックスに接続し、タイマー等による設定時間ごとに全
関節構造1を同時に作動させたり、予め設定したプログ
ラムに従って各関節構造1を任意に作動させるようにし
てもよく、関節構造1はモータ5を用い、これを一方向
に回転させることにより角度を可変としたので、制御が
コード17を用いて電気的に処理できるという利点があ
る。
々には、両側面に後方へ突出する延長腕16を設け、構
成部材21、23に対する固定強度を向上させるように
していると共に、各関節構造11におけるモータ5のコ
ード17は、例えば適当な部分に配置するコントロール
ボックスに接続し、タイマー等による設定時間ごとに全
関節構造1を同時に作動させたり、予め設定したプログ
ラムに従って各関節構造1を任意に作動させるようにし
てもよく、関節構造1はモータ5を用い、これを一方向
に回転させることにより角度を可変としたので、制御が
コード17を用いて電気的に処理できるという利点があ
る。
【0018】また、両関節部材2、3の折れ曲り角度を
定位置で停止させるために、例えば図2に一点鎖線で示
すように、固定側となる一方関節部材2に回転部材11
の回転してきた端部を検出するリミットスイッチLsを
配置し、モータ5の起動時にリミットスイッチLsが回
転部材11の端部を検出することによってモータ5への
通電を切り、一方関節部材2に対する他方関節部材3の
角度を最大角度の両端の何れかで停止させるようにして
もよい。
定位置で停止させるために、例えば図2に一点鎖線で示
すように、固定側となる一方関節部材2に回転部材11
の回転してきた端部を検出するリミットスイッチLsを
配置し、モータ5の起動時にリミットスイッチLsが回
転部材11の端部を検出することによってモータ5への
通電を切り、一方関節部材2に対する他方関節部材3の
角度を最大角度の両端の何れかで停止させるようにして
もよい。
【0019】図9は関節構造を回転運動用に変更した例
を示し、一方関節部材2と他方関節部材3を分離し、他
方関節部材3に設けた長孔13を偏心軸11に嵌合し、
モータ5による回転部材11の一定範囲の往復回動によ
り、他方関節部材3を移動させるようになっている。
を示し、一方関節部材2と他方関節部材3を分離し、他
方関節部材3に設けた長孔13を偏心軸11に嵌合し、
モータ5による回転部材11の一定範囲の往復回動によ
り、他方関節部材3を移動させるようになっている。
【0020】この回転運動用関節構造は、例えばマネキ
ン人形における首1の部分や腰部dと胸部hの間に用
い、図9に示すように、上下構成部材の回転用枢軸25
よりも離れた位置に組込み、胸部hや頭部の向きを変化
させるようにする。
ン人形における首1の部分や腰部dと胸部hの間に用
い、図9に示すように、上下構成部材の回転用枢軸25
よりも離れた位置に組込み、胸部hや頭部の向きを変化
させるようにする。
【0021】この発明の関節構造は上記のような構成で
あり、マネキン人形における可動用関節部材を一方関筋
部材2が固定側、他方関節部材3が可動側となるように
組込んで接続する。
あり、マネキン人形における可動用関節部材を一方関筋
部材2が固定側、他方関節部材3が可動側となるように
組込んで接続する。
【0022】図1乃至図3は、偏心軸12が長孔13の
一端側に位置し、図5にように両マネキン人形構成部材
21、23が直線状にある状態を示している。
一端側に位置し、図5にように両マネキン人形構成部材
21、23が直線状にある状態を示している。
【0023】この状態からモータ5を起動し、偏心軸1
2を下方へ90°回転させると偏心軸12は図6と図7
のように長孔13の下部直線縁15を押下げ、このため
他方関節部材3は枢軸4を中心に下方へ屈曲することに
なり、従って関節構造1で接続した二つのマネキン人形
構成部材21、23は直線状態から下向きの屈曲状態に
変化することになる。
2を下方へ90°回転させると偏心軸12は図6と図7
のように長孔13の下部直線縁15を押下げ、このため
他方関節部材3は枢軸4を中心に下方へ屈曲することに
なり、従って関節構造1で接続した二つのマネキン人形
構成部材21、23は直線状態から下向きの屈曲状態に
変化することになる。
【0024】このように、各関節部材1を夫々制御すれ
ば、足や腕等が各関節部分の位置で角度変化し、従って
衣類を着用させたマネキン人形Aは連続的もしくは間歇
的にポーズが変化し、見る人の目を引き、陳列効果を向
上させることができる。
ば、足や腕等が各関節部分の位置で角度変化し、従って
衣類を着用させたマネキン人形Aは連続的もしくは間歇
的にポーズが変化し、見る人の目を引き、陳列効果を向
上させることができる。
【0025】
【効果】以上のように、この発明によると、マネキン人
形の関節部分を電気的な制御のみによって角度可変とす
ることができ、ポーズの変化するマネキン人形を構成す
ることが可能になり、マネキン人形を使用した商品の陳
列が効果的に行なえるようになる。
形の関節部分を電気的な制御のみによって角度可変とす
ることができ、ポーズの変化するマネキン人形を構成す
ることが可能になり、マネキン人形を使用した商品の陳
列が効果的に行なえるようになる。
【図1】この発明の関節構造を示す直線状態の平面図
【図2】同上の縦断正面図
【図3】図2の矢印III −III に沿う縦断側面図
【図4】同上要部の分解斜視図
【図5】マネキン人形構成部材を接続した使用状態の縦
断正面図
断正面図
【図6】関節構造の屈曲状態を示す縦断正面図
【図7】図6の矢印VII −VII に沿う縦断側面図
【図8】関節構造を用いたマネキン人形の正面図
【図9】関節構造の回転式の場合を示す平面図
1 関節構造 2 一方関節部材 3 他方関節部材 4 枢軸 5 モータ 7 回転軸 11 回転体 12 偏心軸 13 長孔 14、15 直線縁
Claims (1)
- 【請求項1】 一方関節部材と他方関節部材を枢軸で折
れ曲り自在となるよう連結し、一方関節部材に固定した
モータの回転軸に偏心軸を設け、他方関節部材に前記枢
軸の軸方向に沿って延びる一対の直線縁をこの直線縁間
に偏心軸が嵌合するように設け、偏心軸の回動により枢
軸を中心に両関節部材の角度を可変としたマネキン人形
の関節構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13353192A JPH05317145A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | マネキン人形の関節構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13353192A JPH05317145A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | マネキン人形の関節構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05317145A true JPH05317145A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15106982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13353192A Pending JPH05317145A (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | マネキン人形の関節構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05317145A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100418136B1 (ko) * | 2000-08-22 | 2004-02-11 | 권성진 | 마네킹 바디의 관절용 링크 |
WO2004019736A1 (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-11 | Flower Robotics Inc. | 駆動部を有するマネキン人形 |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13353192A patent/JPH05317145A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100418136B1 (ko) * | 2000-08-22 | 2004-02-11 | 권성진 | 마네킹 바디의 관절용 링크 |
WO2004019736A1 (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-11 | Flower Robotics Inc. | 駆動部を有するマネキン人形 |
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