JPH05316709A - Dcブラシレスモータ - Google Patents

Dcブラシレスモータ

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Publication number
JPH05316709A
JPH05316709A JP11912492A JP11912492A JPH05316709A JP H05316709 A JPH05316709 A JP H05316709A JP 11912492 A JP11912492 A JP 11912492A JP 11912492 A JP11912492 A JP 11912492A JP H05316709 A JPH05316709 A JP H05316709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
brushless motor
coil
motor
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP11912492A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiro Sato
道郎 佐藤
Takeshi Seto
毅 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP11912492A priority Critical patent/JPH05316709A/ja
Publication of JPH05316709A publication Critical patent/JPH05316709A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転子に永久磁石を用い、永久磁石を固着し
た一対の回転子の間に、柱状の軟磁性材料からなる鉄心
にコイルを巻いた固定子を配した軸方向型DCブラシレ
スモータは、固定子コイルの高占積率化が可能であるた
め、固定子内での発熱が少ない高効率なモータとするこ
とができるが、構造上、放熱性が悪いためモータの温度
上昇が著しく高いトルクを維持することができなかっ
た。本発明では、このような問題点を解決した小型・高
出力で高効率の高性能なDCブラシレスモータを提供す
る。 【構成】 隣接する固定子間に冷却用の金属片を配する
ことによって、固定子内部で発生する熱の放熱効果を高
められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工業用、家庭用等に
用いられるDCブラシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の軸方向型のDCブラシレスモータ
において、隣接する固定子間は、空隙となっているか、
樹脂で封入されていることのいずれかであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】DCブラシレスモータ
は、制御性が良好で、省スペース化や省電力化の面でも
優れているため、小型モータの分野において広く普及し
ている。このうち、軸方向ギャップ型のDCブラシレス
モータは、主にスペース的に薄型化が要求される用途に
多く利用されている。したがって、モータの形状は偏平
型であり、モータの固定子も回転軸方向に偏平な形状を
している。これらのモータでは、コイルの体積に対する
放熱面積が大きく、また、定常的で小さなトルクしか要
しないため、コイルで生じるジュール熱損失等による熱
的な負担が少なく、冷却は不要である。
【0004】DCブラシレスモータは、上記のような特
長を持つため、動力用などの大型モータの分野でも、応
用例が多い。小型モータの分野では軸方向ギャップ型の
DCブラシレスモータは、空心の固定子コイルが一般的
であった。しかし、空心の固定子コイルの場合、固定子
の軸方向の厚みを増加させると、回転子の磁極面と固定
子背部のヨークとの長さの増大に伴って、磁気抵抗が著
しく大きくなるため、大きなトルクが発生できず、動力
用の大型モータとして用いられることは、少なかった。
そこで、この課題を解決したものとして、図3の従来の
DCブラシレスモータの縦断面図に示すような、柱状の
軟磁性材料からなる鉄心12にコイル11を巻いた固定
子ブロック14を配し、さらに固定子の軸方向の両端面
に、永久磁石18を固着した一対の回転子を備えた構造
を有した軸方向ギャップ型のDCブラシレスモータがあ
る。このモータは、コイルに鉄心をもつため、固定子の
軸方向の長さを増加させても磁気抵抗の増加がほとんど
無いことから、コイルの巻数を増やすことや、コイルを
太くすることにより、大トルク発生時にもコイルからの
発熱を少なくする事が可能である。
【0005】しかし、この永久磁石を固着した一対の回
転子の間に、柱状の軟磁性材料からなる鉄心にコイルを
巻いた固定子を配した軸方向ギャップ型DCブラシレス
モータは、図4の従来のDCブラシレスモータの固定子
アッセンブリの側面図から分かるように、コイルの体積
に対して、放熱面積が少ないことから、特に径方向内側
のコイルで発生するジュール熱の放熱が不十分であった
ため、固定子内の温度が著しく上昇する。したがって、
大トルク時に発熱が少ないという効果による性能向上が
得られないという課題を持っていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、本発明のDCブラシレスモータは、回転子に永
久磁石を用い、永久磁石を固着した一対の回転子の間
に、柱状の軟磁性材料からなる鉄心にコイルを巻いた固
定子ブロックを配した軸方向型DCブラシレスモータに
おいて、隣接する前記固定子ブロック間に冷却用の金属
片を配したことを特徴とする。また、このDCブラシレ
スモータにおいて、固定子の内側のケース、または固定
子の外側ケースの少なくとも一方に冷却用の金属片保持
用の溝を配したことを特徴とする。また、さらに、冷却
効果を高め、かつ製造コストを削減する手段として、回
転子に永久磁石を用い、永久磁石を固着した一対の回転
子の間に、柱状の軟磁性材料からなる鉄心にコイルを巻
いた固定子ブロックを配した軸方向型DCブラシレスモ
ータにおいて、前記固定子ブロックを保持または保護す
るための固定子径方向の内側ケースおよび外側ケース
が、一体化されていることを特徴とする。
【0007】
【実施例】(実施例1)以下に本発明の実施例を図面を
用いて説明する。図1は、本発明のDCブラシレスモー
タの固定子アッセンブリの側面図である。図1におい
て、1はコイル、2は鉄心、3は冷却用金属片、4は固
定子ブロック、5は外側ケース、6は内側ケースであ
る。図1のように、モータのコイル1は、軟磁性材であ
る鉄心2を中心に巻かれた構造で、コイル1と鉄心2か
ら固定子ブロック4が構成される。固定子ブロック4
は、モータの回転中心点Oに対して放射状に配置され、
隣接する固定子ブロック4の間の各々に冷却用金属片3
が備えられている。
【0008】モータの固定子の発熱は、主にコイル1に
電流が流れたときに生じるジュール熱損失と鉄心2内で
生じる交番磁界による鉄損がその大部分を占める。した
がって、固定子ブロック5で発生する熱は、コイル1の
外周部から放出される。ここでコイル1外周部を台形に
例えると、下辺部と上辺部はそれぞれ隣接している外側
ケース5と内側ケース6に熱交換が行われる。さらに、
従来構造では、十分な放熱ができなかった斜辺部は冷却
用金属片3と熱交換を行う。そのため、モータの発生ト
ルクを制限するコイル1の温度の分布が均一化して、従
来のモータと比較して、小型で高出力のモータを構成す
ることが可能である。
【0009】また、図1に示した実施例では、内側ケー
ス6に溝を設けて、冷却用金属片3の位置決めを容易に
しているとともに、冷却用金属片3を外側ケース5から
貫通させて外気と直接熱交換を行える構造になってい
る。しかし、図には示さないが、冷却用金属片3を外側
ケース5から貫通させず、外側ケース5に保持用の溝を
設けることも本発明に含まれる。
【0010】(実施例2)図2は、別の実施例における
本発明のDCブラシレスモータの固定子ケースの側面図
を示したものである。この実施例においては、外側ケー
ス5、および内側ケース6が一体となって固定子ケース
7を構成している。この様に固定子ケースを一体化する
ことによって、固定子各部品の位置精度が向上し、さら
に、組立が容易となるため、コストダウンが図ることが
できる。また、固定子ケース7は、隣接する固定子ブロ
ック間の部分で固定子ケース7の外側ケース5および内
側ケース6が連結されており、実施例1と同様に固定子
ブロックの斜辺部の冷却効果が高まるだけでなく、固定
子ブロック挿入部の形状をコイルの外周部の形状に近づ
けることで、冷却効果はさらに向上する。
【0011】
【発明の効果】本発明のDCブラシレスモータは、回転
子に永久磁石を用い、永久磁石を固着した一対の回転子
の間に、柱状の軟磁性材料からなる鉄心にコイルを巻い
た固定子ブロックを配した軸方向型DCブラシレスモー
タにおいて、隣接する前記固定子ブロック間に冷却用の
金属片を配することによって、固定子内部で発生する熱
の放熱効果を高められる。また、このDCブラシレスモ
ータにおいて、固定子の内側のケース、または固定子の
外側ケースの少なくとも一方に冷却用の金属片保持用の
溝を配して、固定子部品の位置決めを容易に行える。
【0012】さらに、回転子に永久磁石を用い、永久磁
石を固着した一対の回転子の間に、柱状の軟磁性材料か
らなる鉄心にコイルを巻いた固定子ブロックを配した軸
方向型DCブラシレスモータにおいて、前記固定子ブロ
ックを保持または保護するための固定子径方向内側およ
び外側ケーシング部材が、一体化されることで、冷却効
果はさらに高まり、かつ製造コストを削減できる。
【0013】すなわち、上記の手段を用いて、発熱量が
少ないモータに対して放熱性を向上させることで小型で
高出力の高性能なモータとする事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のDCブラシレスモータの固定子アッ
センブリの側面図。
【図2】 本発明のDCブラシレスモータの固定子ケー
スの側面図。
【図3】 従来のDCブラシレスモータの縦断面図。
【図4】 従来のDCブラシレスモータの固定子アッセ
ンブリの側面図。
【符号の説明】
1 コイル 2 鉄心 3 冷却用金属片 4 固定子ブロック 5 外側ケース 6 内側ケース 7 固定子ケース 11 コイル 12 鉄心 18 永久磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子に永久磁石を用い、永久磁石を固
    着した一対の回転子の間に、柱状の軟磁性材料からなる
    鉄心にコイルを巻いた固定子ブロックを配した軸方向型
    DCブラシレスモータにおいて、隣接する前記固定子ブ
    ロック間に放射状に冷却用の金属片を配したことを特徴
    とするDCブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のDCブラシレスモータに
    おいて、固定子の内側のケース、または固定子の外側ケ
    ースの少なくとも一方に冷却用の金属片保持用の溝を配
    したことを特徴とするDCブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 回転子に永久磁石を用い、永久磁石を固
    着した一対の回転子の間に、柱状の軟磁性材料からなる
    鉄心にコイルを巻いた固定子ブロックを配した軸方向型
    DCブラシレスモータにおいて、前記固定子ブロックを
    保持または保護するための固定子径方向の内側ケースお
    よび外側ケースが、一体化されていることを特徴とする
    DCブラシレスモータ。
JP11912492A 1992-05-12 1992-05-12 Dcブラシレスモータ Pending JPH05316709A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11912492A JPH05316709A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 Dcブラシレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11912492A JPH05316709A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 Dcブラシレスモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05316709A true JPH05316709A (ja) 1993-11-26

Family

ID=14753539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11912492A Pending JPH05316709A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 Dcブラシレスモータ

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JP (1) JPH05316709A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8786155B2 (en) 2010-08-27 2014-07-22 Hitachi Appliances, Inc. Axial gap rotating electrical machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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