JPH05314912A - プラズマディスプレイ - Google Patents
プラズマディスプレイInfo
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- JPH05314912A JPH05314912A JP14480392A JP14480392A JPH05314912A JP H05314912 A JPH05314912 A JP H05314912A JP 14480392 A JP14480392 A JP 14480392A JP 14480392 A JP14480392 A JP 14480392A JP H05314912 A JPH05314912 A JP H05314912A
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Abstract
であるMgF2 膜10によって覆った。また、紫外線の
吸収損失の低いMgF2 膜10の上部にイオン衝撃に強
いMgO膜5aを形成した。 【効果】 MgF2 膜10の膜厚を厚めに形成しても紫
外線の透過率が低下しないので、充分な厚みを確保する
ことができ、よってイオン衝撃にも対処することができ
る。また、紫外線の吸収損失の低いMgF2 膜10の上
部にイオン衝撃に強いMgO膜5aを形成したことによ
り、MgF2 膜10及びMgO膜5aを薄く形成するこ
とができ、しかもMgO膜5aによって二次電子の放出
の割合の低下を補完することができる。
Description
の紫外線によって発光する蛍光体の劣化を防止するため
の保護膜の最適化を図ることにより、輝度及び発光効率
を高めたプラズマディスプレイに関する。
は、ネオンを主体とする希ガスを封入した2枚のガラス
板の間に一対の放電電極(陰極及び陽極)を規則的に配
列させ、両電極の交点に形成した放電セルへの電圧印加
によって発生する放電発光現象を利用した表示パネルで
ある。
を開始させるために、放電空間にペニング混合ガスが封
入されている。モノクロ表示では、Ne +Xe (0.1
%)あるいはNe +Ar (0.1%)が用いられてい
る。
電に伴う紫外線放射により蛍光体を励起発光させる方式
が採用されている。封入ガスは、主としてHe +Xe
(1〜2%)のペニング混合ガスが用いられている。
上DC形とAC形とに分類される。DC形は電圧印加用
電極が放電空間に露出されており、AC形は電圧印加用
電極が誘電体層で覆われた構造とされている。DC形は
厚膜技術を用いて製造され、AC形は主として薄膜技術
を用いて製造されている。
障壁電極形に分けられる。AC形を更に大別すると、蛍
光体の配設箇所の相違等から透過形と反射形とに分けら
れる。
面ガラス3a及び背面ガラス板3bの内面には、誘電体
層1a,1bによって被覆されたX電極2a及びY電極
2bが交差状に配設されている。表面ガラス3a及び背
面ガラス板3bとによって形成される放電空間4にはネ
オン又はヘリウム混合ガスが封入されている。誘電体層
1a,1bの表面にはイオン衝撃に強いMgO膜5a,
5bが形成されている。誘電体層1aとMgO膜5aと
の間にはネオン又はヘリウム混合ガスの発生する紫外線
により、励起されて発光する蛍光体6が設けられてい
る。
極2bとの間に放電開始電圧を超えるAC電圧を印加す
ると、両電極の交点で放電が生じる。両電極の放電によ
りネオン又はヘリウム混合ガスのXe から147nmの
紫外線が放射される。放射された紫外線により蛍光体6
が励起されて発光する。
イオンは電界に沿って移動しそれぞれ誘電体層1a,1
bの表面に蓄積される。これにより、逆極性の壁電圧を
生ずるので放電は短時間で終了する。
印加電圧を取り去っても残留し、壁電荷としてメモリさ
れるので、次に印加される逆極性の外部電圧に対して、
壁電荷分だけ低い電圧で放電が開始される。このメモリ
を消去するには蓄積電荷を消去するための放電をさせれ
ばよい。
6を覆うことにより、陽極から発生するイオンの衝撃に
対して蛍光体6が保護されるので、蛍光体6の劣化が防
止され長寿命化が図られる。
ある。この構造では、X電極2a及びY電極2bがとも
に背面ガラス板3b側に配設されている。蛍光体6は表
面ガラス3a側に配設されている。これにより、蛍光体
6が放電経路から切り離されることから、イオン衝撃に
よる蛍光体6の劣化が少ないという利点がある。
本構造を示すもので、背面ガラス板3bの上部には下部
電極2B及び誘電体層7bが形成されている。
トーク等を阻止するための高さ約100μmの障壁8が
設けられている。誘電体層7b及び障壁8の上部には、
上部電極2A、誘電体層7a、蛍光体6及びMgO膜5
bが形成されている。
ている。放電空間4内には、He +Xe (1〜2%)の
ペニング混合ガスが封入されている。
極2Aと下部電極2Bとの間に駆動電圧を印加すると、
上部電極2Aと下部電極2Bとの間に放電が生じて複数
の放電領域が形成される。
ラズマ放電によりペニング混合ガスのXe から147n
mの紫外線が放射される。放射された紫外線により蛍光
体6が励起されて発光する。
ラス3aに塗布された蛍光体6による発光に障壁8及び
背面ガラス3b側に塗布された蛍光体6による発光が加
わるため、透過形に比して輝度及び発光効率が高い。
各種のプラズマディスプレイでは、イオン衝撃による劣
化を防止するために蛍光体6をMgO膜5a,5bによ
って覆う構造が採用されている。
発生する147nmの紫外線の吸収損失が高いので、蛍
光体6を効率よく励起発光させるためにはMgO膜を薄
くする必要がある。
オン衝撃に対する保護及びMgO膜の二次電子放出によ
るプラズマ点火電圧の低減といった役割を十分に果たせ
なくなるという不具合を生じてしまう。
れたもので、蛍光体の保護及び発光効率の向上を共に図
り、高輝度化及び長寿命化を図ることができるプラズマ
ディスプレイを提供することを目的とする。
成するために、表面ガラス又は背面ガラスの少なくとも
一方に外部より電圧を印加するための電極が設けられ、
更に前記表面ガラスと背面ガラスとの間に形成される放
電空間にペニング混合ガスが充填されてなるプラズマデ
ィスプレイにおいて、前記表面ガラス又は背面ガラスの
少なくとも一方に前記ペニング混合ガスからの紫外線に
よって発光する蛍光体が形成されているとともに、この
蛍光体が前記紫外線の吸収損失の低い誘電体によって覆
われてなることを特徴とする。
誘電体の上部に二次電子放出の高い誘電体が形成されて
いることを特徴とする。
紫外線の吸収損失の低い誘電体によって覆ったものであ
り、この誘電体の膜厚を厚めに形成しても紫外線の透過
率が低下せず、しかも充分な厚みによってイオン衝撃に
も対処することができる。
部に二次電子放出の高いイオン衝撃に強い誘電体を形成
したことにより、紫外線の吸収損失の低い誘電体による
二次電子の放出の割合の低下を補完することができる。
て説明する。なお、以下に説明する図において、図3と
共通する部分には同一符号を付し重複する説明を省略す
る。
一実施例を示すもので、背面ガラス板3bの上部には下
部電極2B及び誘電体層7bが形成されている。
れている。誘電体層7b及び障壁8の上部には、上部電
極2A、誘電体層7a、蛍光体6が形成されている。
ルカリ土類金属のフッ化物であるMgF2 膜10が10
00〜5000Åの厚さで形成されている。このMgF
2 膜10は、紫外線の吸収損失の低い透明な膜である。
なお、フッ化物であるMgF2 に変えて、LiF又はC
aF2 等の他のフッ化物を用いてもよい。
ている。放電空間4内には、He +Xe (1〜2%)の
ペニング混合ガスが封入されている。
電極2Bとの間に駆動電圧を印加すると、上部電極2A
と下部電極2Bとの間に放電が生じて複数の放電領域が
形成される。
ラズマ放電によりペニング混合ガスのXe から147n
mの紫外線が放射される。放射された紫外線は吸収損失
の低いMgF2 膜10を透過し蛍光体6に到達する。蛍
光体6は紫外線を受けることによって発光を行う。発光
による可視光は蛍光体6によって反射され、表面ガラス
3aを通して見られる。
形成しても紫外線の透過率を低下させることが少なくな
るので、充分な厚みを確保することができイオン衝撃に
対しての蛍光体6の劣化防止を充分に図ることができ
る。
成を変えた他の実施例を示すもので、厚さ5000Åの
MgF2 膜10の上部に厚さ100〜1000ÅのMg
O膜5bが形成されている。
gO膜に比して低いのでそれを補完するために薄いMg
O膜を設けることにより、紫外線の吸収損失を低減する
ことに加えて二次電子放出の割合を高め、プラズマ点火
電圧の低減を図っている。
成を変えた他の実施例を示すもので、この例では表面ガ
ラス3a側に蛍光体6及びMgF2 膜10が形成されて
いる。
成を変えた他の実施例を示すもので、この例ではMgF
2 膜10の上部にMgO膜5aが形成されている。
は、蛍光体6を紫外線の吸収損失の低いフッ化物である
MgF2 膜10によって覆うことにより、このMgF2
膜10の膜厚を厚めに形成しても紫外線の透過率が低下
しないので、充分な厚みを確保することができ、よって
イオン衝撃にも対処することができる。
10の上部に薄くMgO膜5aを形成したことにより、
発光効率を向上させると共に、二次電子の放出の割合の
低下を補完することができる。
ディスプレイでは、蛍光体を紫外線の吸収損失の低い誘
電体によって覆うことにより、この誘電体の膜厚を厚め
に形成しても紫外線の透過率を低下させるこもなく、し
かも充分な厚みによってイオン衝撃にも対処することが
できる。
部にイオン衝撃に強い誘電体を形成したことにより、紫
外線の吸収損失の低い誘電体による二次電子の放出の割
合の低下を補完することができる。
上を共に図ることができ、高輝度化及び長寿命化を図る
ことができる。
造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
本構造を示す斜視図である。
基本構造を示す斜視図である。
本構造の構成を変えた場合の他の実施例を示す斜視図で
ある。
本構造の構成を変えた場合の他の実施例を示す斜視図で
ある。
本構造の構成を変えた場合の他の実施例を示す斜視図で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面ガラス又は背面ガラスの少なくとも
一方に外部より電圧を印加するための電極が設けられ、
更に前記表面ガラスと背面ガラスとの間に形成される放
電空間にペニング混合ガスが充填されてなるプラズマデ
ィスプレイにおいて、 前記表面ガラス又は背面ガラスの少なくとも一方に前記
ペニング混合ガスからの紫外線によって発光する蛍光体
が形成されているとともに、この蛍光体が前記紫外線の
吸収損失の低い誘電体によって覆われてなることを特徴
とするプラズマディスプレイ。 - 【請求項2】 前記紫外線の吸収損失の低い誘電体の上
部には二次電子放出の高い誘電体が形成されていること
を特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ。 - 【請求項3】 前記紫外線の吸収損失の低い誘電体は、
アルカリ金属又はアルカリ土類金属のフッ化物によって
構成されていることを特徴とする請求項1又は2のプラ
ズマディスプレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14480392A JP3220514B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | プラズマディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14480392A JP3220514B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | プラズマディスプレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05314912A true JPH05314912A (ja) | 1993-11-26 |
JP3220514B2 JP3220514B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=15370832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14480392A Expired - Fee Related JP3220514B2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | プラズマディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220514B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07312177A (ja) * | 1994-05-13 | 1995-11-28 | Nec Corp | ガス放電表示素子及びガス放電表示パネル |
KR19990043635A (ko) * | 1997-11-29 | 1999-06-15 | 김영남 | 교류형 플라즈마 표시소자의 보호층 형성방법 |
JP2002056779A (ja) * | 2000-06-01 | 2002-02-22 | Pioneer Electronic Corp | プラズマディスプレイパネル |
JP2005100954A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法ならびに薄膜 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP14480392A patent/JP3220514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7329989B2 (en) | 2003-08-22 | 2008-02-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Plasma display panel and process for producing the plasma display panel |
US7690961B2 (en) | 2003-08-22 | 2010-04-06 | Panasonic Corporation | Plasma display panel and process for producing the plasma display panel |
JP4516793B2 (ja) * | 2003-08-22 | 2010-08-04 | パナソニック株式会社 | プラズマディスプレイパネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3220514B2 (ja) | 2001-10-22 |
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