JPH05313816A - ポインティングデバイス - Google Patents

ポインティングデバイス

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JPH05313816A
JPH05313816A JP4140155A JP14015592A JPH05313816A JP H05313816 A JPH05313816 A JP H05313816A JP 4140155 A JP4140155 A JP 4140155A JP 14015592 A JP14015592 A JP 14015592A JP H05313816 A JPH05313816 A JP H05313816A
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JP
Japan
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prism
light
finger
pointing device
boundary surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP4140155A
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English (en)
Inventor
Itsuo Takeuchi
逸雄 竹内
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性・耐久性に富み、しかも小形化・軽量
化を実現し得るポインティングデバイスを提供する。 【構成】 ディスプレイ上のカーソルを移動させるため
の位置データを入力するためのポインティングデバイス
の構成を、光の屈折率が異なる物質と平面で接触する透
光性物質からなるプリズム手段と、該プリズム手段の境
界面へ向けてある所定の角度の平行光線を照射する発光
手段と、前記境界面からの反射光の光量を検出する光量
検出手段とを有し、前記光量検出手段の出力値に基づい
て前記境界面上に置かれた物体の位置を検出するものと
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータなどのデ
ィスプレイ上に表示されたカーソルなどを移動させるた
めの位置データを入力するポインティングデバイスに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピユータを操作するに際し、ディス
プレー上のアイコンをクリックしたり、あるいはカーソ
ルを移動したりするための入力装置(ポインティングデ
バイス)として、マウスやジョイスティックなどが一般
に用いられている。
【0003】例えばマウスは、ボールを2方向の自由度
をもって支持し、このボールの回転方向および回転量を
一対の検出ローラおよびこれに連動するフォトカプラで
検出している。従って、ディスプレイ上のカーソルを大
きく移動させようとすると、マウス本体を大きく移動さ
せなければならないので、比較的広い操作スペースが必
要である。また、ボールの回転方向および回転量を検出
ローラの機械的接触にて検出していることから、このボ
ールにごみなどが付着したり、油汚れなどがあると、そ
の検出精度が低下するばかりでなく、場合によっては、
ローラが回転不能となり、ディスプレイ上のカーソルを
移動させることができなくなることも考えられる。その
ため、比較的頻繁にメンテナンスを行う必要があり、こ
れが煩雑であると云う不都合がある。
【0004】そこで、ボールを机上面に押圧して回転さ
せるのではなく、操作者の手によって回転させる所謂ト
ラックボールを用いることが考えられるが、トラックボ
ールの場合、本体が固定されているのでスペース的には
有利であるが、ボールにごみなどが付着することによっ
て生じる不都合は解消できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】いずれにせよ、これら
従来の入力装置は、機械的な可動部分があるため、塵埃
の付着による作動不良や、機械的な接触部分の摩耗によ
る作動不良を発生することが避けられず、また、機械的
な作動部を内蔵するために外形寸法が比較的大きくなり
がちであるうえ、微妙な操作を要する場合の使用性に難
点があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、信
頼性・耐久性に富み、しかも小形化・軽量化を実現し得
るポインティングデバイスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、ディスプレイ上のカーソルを移動させるた
めの位置データを入力するためのポインティングデバイ
スの構成を、光の屈折率が異なる物質と平面で接触する
透光性物質からなるプリズム手段と、該プリズム手段の
境界面へ向けてある所定の角度の平行光線を照射する発
光手段と、前記境界面からの反射光の光量を検出する光
量検出手段とを有し、前記光量検出手段の出力値に基づ
いて前記境界面上に置かれた物体の位置を検出するもの
とすることによって達成される。
【0008】
【作用】このような構成によれば、屈折率の差によって
変化する境界面の反射率を光量検出手段にて検出するこ
とにより、境界面上を移動する物体の位置変化を検出す
ることができる。従って、機械的な可動部が皆無にな
る。
【0009】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0010】先ず本発明の原理について説明する。屈折
率が互いに異なる2つの物質同士の境界面にある角度を
もって光が入射するとき、境界面を透過した出射光は境
界面で屈折して進行する。図1−Aに於て、2つの物質
の屈折率をそれぞれn1、n2とし、境界面Bに垂直な
面に対する入射角をθ1、出射角をθ2とすると、次式
が成立する。 n1・sinθ1=n2・sinθ2
【0011】ここでθ2が90度以上になるようにn
1、n2、θ1を選ぶと、光は境界面Bを透過せずに全
反射する。例えば、2つの物質をガラスGと空気Aとす
ると、これらの屈折率がそれぞれnG=1.51、nA
=1なので、入射角(θ1)が41.5度以上であれば
入射光は境界面Bで全反射することとなる(図1−B参
照)。
【0012】次に、図1−Cに示したように、ガラスG
の表面に油Oが付着した場合には、油Oの屈折率(n
O)が1.33なので、入射角(θ1)が61.7度以
上であれば入射光は境界面Bで全反射することとなる。
従って、入射角(θ1)が41.5度以上61.7度未
満であれば、ガラスGの表面に油Oが付いていなければ
光は境界面Bで全反射し、ガラスGの表面に油Oが付く
と境界面Bを透過するようになる。
【0013】図2は、本発明によるポインティングデバ
イスの構成を示す模式図である。このポインティングデ
バイス1は、ガラスあるいは透明樹脂材からなるプリズ
ム2と、半導体レーザあるいは発光ダイオードなどの光
源3と、4分割フォトダイオードなどからなる光電変換
素子4とからなっている。光源3からの光は、レンズ5
で平行光線にされたうえでプリズム2の内部に向けて照
射されるが、上記した原理に基づき、プリズム2と空気
との境界面では全反射し、指6の水分や油などの付着物
または皮膚の屈折率では透過するような角度で入射され
る。そして光電変換素子4は、全反射した光が前面に当
たる位置に設置されている。
【0014】これによると、プリズム2の上面に指6を
載せると、皮膚が直接接触している部分は光が透過する
ため、光電変換素子4に対する光量が減る。そこで4つ
のフォトダイオードPD1〜PD4(図2−B参照)の
各出力を演算処理することにより、プリズム2の上面に
於ける指6の位置を検出することができる。ここでプリ
ズム2の上面で指6を動かすと、光電変換素子4の暗部
が2次元的に移動するので4つのフォトダイオードPD
1〜PD4の相対出力が変化する。これを連続的に演算
処理することにより、プリズム2の上面に於ける指6の
動きを検出することができるので、指6の動きに対応し
てディスプレー上のカーソルを動かすことができる。
【0015】このポインティングデバイス1は、図3に
示すように、パソコン7のキーボード8に組み込んでも
良いし、従来のマウスと同様に別体にしても良い。ま
た、指で触れるばかりでなく、空気よりも屈折率が大き
な物体を先端部に設けたペン状のもので触れるようにす
ることも可能である。更に 光電変換素子は、上記した
4分割フォトダイオードに限定されず、必要に応じて分
割数を変えたり、あるいは二次元CCDなどを用いても
良い。
【0016】図4は、本発明の第2の実施例を示してい
る。本実施例は、屈折率が比較的小さい気体や液体の層
11を、それよりも屈折率が大きなフィルム状の薄膜1
2で覆い、この薄膜12の表面を指6で押すと薄膜12
がプリズム2の上面に接触する構造になっている。これ
によると、プリズム2の上面に薄膜12が接触した状態
と接触しない状態とで境界面の反射率が変化するので、
指に限らず何で押しても信号を発生でき、しかもプリズ
ム2の表面が薄膜12で保護されているので、汚れに影
響されない、という利点がある。
【0017】図5は、本発明の第3の実施例を示してい
る。本実施例に於ては、光電変換素子として一次元CC
D13を用い、この一次元CCD13の前にシリンドリ
カルレンズ14を置き、一次元CCD13上に縦長の線
像を結ばせるようになっている(図5−B参照)。これ
によれば、指6を図5−Aに於ける矢印方向へ動かすこ
とによって一次元CCD13上の線像が動くので、その
位置の変化を電気的に検出できる。この方式を応用して
二次元の動きを検出する場合には、図6に示すように、
ピラミッド形のプリズム15を用い、かつ発光部16と
受光部17とを2組設けることにより、前後・左右の2
方向の動きを別々に捕らえるようにしても良い。
【0018】なお、図7に示すような構成にすれば、プ
リズム2への入射面で屈折し、かつプリズムからの出射
面で屈折するため、光源3と、レンズ5および光電変換
素子4とを横方向へ置くことができるので、装置の薄型
化が可能である。この場合のプリズム2の厚さを試算し
てみる。プリズム2の上面に於ける指の動きの検出範囲
Sを25mm四方とし、入射角θ1を60度とした場
合、プリズム2の厚さtは、 t=25mm/(2・tan60度)≒7.2mm で済むので(図8参照)、ケースの寸法を考慮しても、
従来の機械式のポインティングデバイスに比して大幅に
薄型化し得ることが分かる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、機械的な可
動部を皆無にすることができるため、消耗する部分が極
めて少なくなり、信頼性ならびに耐久性が高められる。
また、装置の薄小型化・軽量化が達成でき、しかも部品
点数も少なくて済むので、この種のコンピュータ用入力
装置の製造コストを低減するうえに効果的である。これ
に加えて、指で直接操作できるので、取扱いが手軽であ
り、高い操作性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理の説明図である。
【図2】本発明によるポインティングデバイスの一実施
例を示す模式図であり、(A)は側面図、(B)は側面
図の矢印bから見た端面図である。
【図3】本発明が適用されたパソコンの全体構成を示す
斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す模式的な側面図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施例を示す模式図であり、
(A)は側面図、(B)は側面図の矢印bから見た端面
図である。
【図6】図5に示した実施例の変形実施例を示す模式的
な平面図である。
【図7】更に別の変形実施例を示す模式的な側面図であ
る。
【図8】プリズムの寸法図である。
【符号の説明】
1 ポインティングデバイス 2 プリズム 3 光源 4 光電変換素子 5 レンズ 6 指 7 パソコン 8 キーボード 11 気体(液体)層 12 薄膜 13 一次元CCD 14 シリンドリカルレンズ 15 ピラミッド型プリズム 16 発光部 17 受光部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ上のカーソルを移動させる
    ための位置データを入力するためのポインティングデバ
    イスであって、 光の屈折率が異なる物質と平面で接触する透光性物質か
    らなるプリズム手段と、該プリズム手段の境界面へ向け
    てある所定の角度の平行光線を照射する発光手段と、前
    記境界面からの反射光の光量を検出する光量検出手段と
    を有し、 前記光量検出手段の出力値に基づいて前記境界面上に置
    かれた物体の位置を検出することを特徴とするポインテ
    ィングデバイス。
JP4140155A 1992-05-01 1992-05-01 ポインティングデバイス Pending JPH05313816A (ja)

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