JPH05312401A - 移動式給湯装置 - Google Patents

移動式給湯装置

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JPH05312401A
JPH05312401A JP14685792A JP14685792A JPH05312401A JP H05312401 A JPH05312401 A JP H05312401A JP 14685792 A JP14685792 A JP 14685792A JP 14685792 A JP14685792 A JP 14685792A JP H05312401 A JPH05312401 A JP H05312401A
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hot water
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tank
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Masaharu Kojima
雅晴 小嶋
Masahiro Murano
正弘 村野
Kingo Miyahara
欽吾 宮原
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MIYAHARA BAANAA KK
Nepon KK
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 市水 (水道水) だけでなくプール、河川など
の給水源の水を利用するバーナを備えた移動式給湯装置
を提供する。 【構成】 本発明は、ケーシング40内にボイラ部10、給
水タンク21、出水ポンプ(P1)25、貯湯タンク31、出湯ポ
ンプ(P2)32をコンパクトに配置し、給水タンク21の水を
ポンプを用いることなく缶体11に供給し、缶体11でつく
られる湯はポンプを用いることなく貯湯タンク31に供給
され、水と湯はポンプ25、32によって外部に例えばシャ
ワーヘッド61に圧送状態をもって安定して供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動式給湯装置、より詳
しくはケーシング内にボイラ部、給水タンク、出水ポン
プ、出湯ポンプおよび貯湯タンクとそれらの関連部品を
コンパクトに配置し、ボイラ部の外側のケーシングには
燃料容器、出水ヘッダーおよび出湯ヘッダーを取付け、
ケーシング下部にキャスターを取付けてなる移動式の給
湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は業務の一部として温水発生機
の製造販売に携わるものであり、従来家庭用および美容
室などの業務用の温水発生機を取り扱ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した温水発生機
は、市水 (水道水) および液体燃料またはガスの利用が
可能な地域における使用を前提として開発され製造され
てきた。他方、野外における温水供給も考慮に入れたの
ではあるが、それの要求はきわめて少なかった。しか
し、最近の野外におけるレジャーの普及や災害に影響さ
れ、市水だけでなく河川やプールなどの水を利用するシ
ャワー・入浴、炊事・炊き出し、洗濯・洗浄、融雪・解
凍などを可能にする移動式給湯装置の要求が高まった。
そこで本発明は、市水だけでなく野外においてもその他
の給水源からの水を使用し一定水圧の安定した給湯をす
ることの可能な移動式給湯装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の移動式給湯装置
は、ケーシング(40)内の一方側部分には缶体(11)とバー
ナ(12)を備えたボイラ部(10)を、他方側部分には貯湯タ
ンク(31)と出湯ポンプP2(32)を、貯湯タンク(31)の上方
には給水タンク(21)と側部に出水ポンプP1(25)を、また
ケーシング(40)の外側部のボイラ部(10)の近くには燃料
容器(41)をそれぞれ配置し、燃料容器(41)の燃料は燃料
管(42)を介してボイラ部のバーナ(12)へ供給され、給水
タンク(21)には市水給水口(26)から市水を供給し、給水
タンク(21)の水は缶体(11)へ供給され、缶体(11)で加温
された湯は貯湯タンク(31)へ供給され、給水タンク(21)
の水は出水ポンプP1(25)により、また貯湯タンク(31)の
湯は出湯ポンプP2(32)によりそれぞれケーシング(40)の
外へ圧送供給されることを特徴とする。
【0005】さらに、本発明の移動式給湯装置は、ケー
シング(40)にキャスター(43)を取付けてなり、ケーシン
グ(40)の外側部に、出水ポンプP1(25)と出湯ポンプP2(3
2)にそれぞれ接続する出水ヘッダー(28A) および出湯ヘ
ッダー(34A) を取付け、出水ヘッダー(28A) 、出湯ヘッ
ダー(34A) とそれぞれにホースカプラー(95)を取付け、
ケーシング(40)の外側部に把手(47)が設けられてなり、
ケーシング(40)内に、給水源(63)の水を給水タンク(21)
の入水口(21B) より供給する吸上ポンプP3(38)を備え、
燃料容器(41A) には液体燃料を収容し、また燃料容器(4
1A) には液化ガスを収容したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、ケーシング内の一方側部にボイラ部
を設け、他方側に貯湯タンクと出湯ポンプを、また貯湯
タンクの直上に給水タンクと側部に出水ポンプを配置し
たコンパクトな構成のものとし、ケーシング側部のボイ
ラ部の近くには燃料容器を配置して燃料供給路を短くす
る一方で、給水タンクの水はポンプを用いることなくボ
イラ部の缶体へ供給され、缶体でつくられる湯は近くの
貯湯タンクへポンプを用いることなく供給され、ケーシ
ング内にボイラ部、給水タンク、貯湯タンクが効率的に
コンパクトに配置されている一方で、ケーシングの外へ
水と湯を一定水圧のもとで安定して圧送供給するには出
水ポンプおよび出湯ポンプを使用し、給水タンクへは水
道水だけでなくプールなどの給水源からも給水され、そ
のための吸上ポンプをケーシング内に配置し、ケーシン
グには出水、出湯をそれぞれ行うヘッダーを取付けて、
同時に複数のシャワーヘッド等へ給湯可能とし、またキ
ャスターと把手を設けて移動可能にする。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により具体的に
説明する。図1は本発明の基本構造を説明するための第
1実施例の図で、図中、10はボイラ部、11は缶体、11A
は出湯口、12は図示しないバーナ電動機により駆動され
るバーナ、13は燃焼室、14は消音器、15は煙管、16は排
気トップ、17は空焚防止器、18は過熱防止器、19はサー
ミスタセンサ、20は温度計、21は給水タンク、21Aは逃
し口、21B は入水口、22A と22B はオーバーフロー管、
23はボールタップ、23A はフロート、24A は水位レベル
センサ (ハイ) 、24B は水位レベルセンサ (ロー) 、25
は出水ポンプ(P1)、26は市水 (水道水) 給水口、27はオ
ーバーフロー水を外に出すことに加え後述する浄水加圧
装置から供給される水を受入れるという2つの役割をも
ったオーバーフロー出口・入水口、28は出水口、28A は
出水ヘッダー(図に破線で囲って示す。)、31は貯湯タ
ンク、31A は入湯口、31B は出湯口、32は出湯ポンプ(P
2)、33A は三方弁、33B と33C は排水弁、34は出湯口、
34A は出湯ヘッダー(図に破線で囲って示す。)、35は
出湯と給水源からの入水の2役を受持つ出湯・入水口、
36は水戻し口、37は排水口、38は吸上ポンプ(P3)、40は
ケーシング、41は燃料容器、42は燃料管、43はキャスタ
ー、50は操作盤、51は制御盤、95はホースカプラーであ
る。なお、ケーシング40の外側の矢印wとhは水または
湯の流れ方向を示す。
【0008】ボイラ部10は缶体11を含み、缶体11にはガ
ンタイプのバーナ12が取付けられ、燃焼室13で発生する
燃焼ガスは缶体11のほぼ中心部から真直ぐに上方に延在
する煙管15、煙管15の上方端部に設けられた排気トップ
16を経てケーシング40の外に排出される。燃焼の際に発
生する騒音を低減するために煙管15の下方部に消音器14
を配置する。缶体11と貯湯タンク31の間にバーナ12が配
置され、かつ、バーナ12のスペースを確保するため貯湯
タンクの底はバーナ12より上方の位置にある。
【0009】缶体11には、空焚防止器17を取付けて危険
な空焚きの発生を予防し、過熱防止器18とサーミスタセ
ンサ19とを設けて過熱状態の発生を検知し防止する。
【0010】バーナ12へは燃料が矢印0で示すように燃
料容器41から燃料管42を経て供給される。燃料容器41は
ケーシング40のボイラ部10のすぐ外側に配置され、燃料
供給経路の短縮化が実現される。
【0011】市水が得られる地域では、市水給水口26か
ら市水を給水タンク21へ供給する。給水タンク21は、貯
湯タンク31の上方に、すなわちケーシング40の内部の上
方部に煙管15に並ぶ位置に配置され、知られたボールタ
ップ23、水位レベルセンサ (ハイ)24A、水位レベルセン
サ (ロー)24Bが設けられて水位レベルをモニタする一方
で、オーバーフロー管22A を設けてオーバーフローする
水をケーシング外部に導出する。オーバーフロー水はオ
ーバーフロー出口・入水口27から出水される。
【0012】ボイラ部10にもどると、燃焼室13を囲んで
形成される缶体11には、水が給水タンク21から矢印1で
示すように缶体11の下方部分に供給され、水は燃焼室13
内でバーナ12のつくる火炎によって発生する熱によって
加温され湯となって缶体11の上方部分に設けた出湯口11
A から矢印2で示すように貯湯タンク31の入湯口31Aに
導かれ貯湯タンク31内に貯えられ、出湯ポンプ(P2)32に
より出湯口34から給湯される。缶体11内および貯湯タン
ク31内に湯がたまり過ぎると、湯は出湯口11Bおよび出
湯口31B から矢印2′で示すように逃し口21A から給水
タンク21へ導かれる。なお、水を缶体11に供給するに
は、給水タンク21は缶体11の上方に位置しているのでポ
ンプを設ける必要はない。
【0013】例えばシャワー用に水が要求されるとき
は、出水ポンプ(P1)25を作動し、給水タンク21から矢印
1−1で示すように水を出水口28から供給する。後述す
るような給水源から水を得るときは、吸上ポンプ(P3)38
を作動し矢印3で示すように排水・入水口35、三方弁33
A を介して入水口21B から給水タンク21へ供給する。
【0014】図2は本発明の一実施例の水配管系統図
で、図1に示した部分と同じ部分は同一符号で示し、61
はシャワーヘッド、62は浄水加圧装置、63はプール、
池、河川のような給水源、64はフィルター、96はホー
ス、V1 は給水バルブ、V2 は出水バルブ、V3 は出湯
バルブ、V4 は循環戻り用バルブ、V5 は排水バルブ、
V7〜V10はシャワーバルブ、V11は流量調整バルブ、
AVは空気抜弁、MVはミキシングバルブである。
【0015】市水が使用可能の場合には、給水バルブV
1 を開き市水給水口26から給水タンク21に給水する。湯
は前記したように貯湯タンク31に貯湯される。シャワー
ヘッド61を使用するとき、水は出水ポンプ(P1)25によっ
て出水口28から出水バルブV2、出水ヘッダー28A(図に
破線で囲って示す。) 、ホースカプラー95を経てホース
96よりミキシングバルブMVに供給され、また、湯は出
湯ポンプ(P2)32によって出湯口34から出湯バルブV3、
出湯ヘッダー34A(図に破線で囲って示す。) 、ホースカ
プラー95を経てホース96よりミキシングバルブMVに供
給され、ミキシングバルブMVで水と湯が混合されてシ
ャワーヘッド61に送られる。また、湯の一部は温度計20
(図1) を経て矢印2−1で示すように戻り口11C から
缶体11に戻され、この流路において出湯ポンプ(P2)32に
より出湯される湯の温度がモニタされる。
【0016】市水が使用不能で、プール、池、河川のよ
うな給水源63を使用するときは、浄水加圧装置62を用い
るかまたは前記したように吸上ポンプ(P3)38を用い、そ
の場合はフィルター64を介して吸水する。このとき、ボ
ールタップ23のフロート23Aは外し、また三方弁33A を
切替え、循環戻り用バルブV4を開く。
【0017】浄水加圧装置62は市販の例えば大学産業D
CF−1ERを用いた。浄水加圧装置62を用いるときも
ボールタップ23のフロート23A は外す。流量調整バルブ
V11を開くと、水は15〜20リットル/minの流量で矢印4
の経路でオーバーフロー出口・入水口27を経て給水タン
ク21へ供給され、このとき図の右に示すオーバーフロー
管22A は入水用に用いられるからオーバーフローのとき
は図の左に示すオーバーフロー管22B が働く。吸上ポン
プ(P3)38を用いる場合、給水源63の水はフィルター64を
通り矢印3方向 (矢印5−3の反対方向) に出湯・入水
口35、三方弁33A を経て入水口21B から給水タンク21へ
供給される。
【0018】排水について説明すると、市水使用時のオ
ーバーフローは矢印5−1で示すように右のオーバーフ
ロー管22A からオーバーフロー出口・入水口27を経て排
水する経路、矢印5−2で示すオーバーフロー管22B か
ら循環戻り用バルブV4と水戻し口36を通って給水源63
へ戻す経路、矢印5−3で示す貯湯タンク31から三方弁
33A 、排水・入水口35から排水する経路、および給水タ
ンク21から缶体11へ供給される水の一部が矢印5−4で
示すように排水バルブV5 、排水口37を経て排水される
経路の4系統がある。
【0019】図1の装置の外形形状および寸法は図3
(A) 〜(D) に示され、同図(A) は正面図、同図(B) は左
側面図、同図(C) は右側面図、同図(D) は平面図で、図
1と図2に示した部分と同じ部分は同一符号を付して示
し、44は缶体点検口、45は空気取入口、46は操作箱、47
は把手、48は空気取入口、49は電源接続口、52は水ポン
プ室点検口、53は湯ポンプ室点検口、54は給水タンク点
検口である。ボイラ部10、給水タンク21、貯湯タンク31
は図3(A) と(D) にそれぞれ破線で示す。
【0020】ボイラ部10に並び、かつ、バーナ12のスペ
ースをあけた高さに貯湯タンク31を、また貯湯タンクの
上に給水タンク21を配置し、ポンプは3個だけ配置する
ことによってこれらの部品を収納するケーシング40の容
積は幅W1050mm×奥行D560mm ×高さH1540mm=0.9055
2 〔m3〕と、また排気トップ16、燃料容器41およびキャ
スター43を含め図3に示す装置は幅w1150mm×奥行d84
0mm ×高さh1855mm=1.79193 〔m3〕と小型化が可能に
なった。燃料容器41は幅tw720mm ×奥行td 166mm×高さ
th460 mm=0.054979〔m3〕の大きさのオイルタンクにし
た。
【0021】ケーシング40の下部の四隅にはキャスター
43を取付けた。キャスターを付けるだけで装置は移動可
能であるが、移動を容易にするためケーシング40の燃料
容器41の取付けられない側の相対する両側部には水平方
向に延在する把手47を取付けて移動の便宜を図った。な
お、装置の移動時にはボールタップのフロート23A は外
しておく。
【0022】図4に図2の装置のための電気結線図が示
され、それは図1に示した操作盤50と制御盤51に加え
て、バーナコントローラ基板71、ポンプコントローラ基
板72、操作基板73および電源74 (AC100V、50/60Hz)を含
む。バーナコントローラ基板71は、電磁ポンプコネクタ
75、イグナイタコネクタ76、送風機コネクタ77、対震自
動消火装置・過熱防止器コネクタ78、失火警報コネクタ
79、炎検出器(CdS) コネクタ81、サーミスタコネクタ17
A 、リモコン端子コネクタ82、ヒューズ83、電源アース
コネクタ84を含み、ポンプコントローラ基板72には端子
台87が設けられ、フロートスイッチ (ハイ)88 、フロー
トスイッチ (ロー)89 、操作パネルコネクタ90とリモコ
ン端子コネクタ91、および出水ポンプ端子台25A 、出湯
ポンプ端子台32A 、バーナ電源端子台93、スイッチ94お
よび電源端子台74、ヒューズ92が設けられ、また操作基
板73にはコネクタ85、86が含まれる。
【0023】コネクタ85はコード85A により操作パネル
コネクタ90に、リモコン端子コネクタ82はコード82A に
よりリモコン端子コネクタ91にそれぞれ接続されてい
る。
【0024】なお、同図中、ELBは漏電ブレーカ、S
1 は操作盤の電源スイッチ、S2 は給水ポンプスイッ
チ、SSは電磁ポンプ周波数切換端子、VRはボイラ温
度手動設定調節器、SPは電磁ポンプ、IGはイグナイ
タ、BMはバーナ電動機、CdSは炎検出器、HLSは過
熱防止器(図1の過熱防止器18) 、ESは対震自動消火
装置、BZは給水タンク水位警報ブザー、GLは電源表
示灯、RL1 はバーナ運転表示灯( 失火時点滅警報) 、
RL2 は警報表示灯( 給水不足) 、RL3 は警報表示灯
( オーバーフロー) 、RL4 はサーミスタ異常表示灯、
OL1 はポンプ運転表示灯(出水・出湯)、OL2 はポ
ンプ運転表示灯(給水)、Eはアースを示す。
【0025】図2に示すシャワーヘッドを使用する装置
に戻ると、装置の明細は表1に示す如きものとした。
【0026】
【表1】
【0027】以上に説明した実施例では燃料に例えば液
体燃料(油)を用いたのであるが、本発明の第2の実施
例では燃料に液化ガスを用いる。その際には図5と図6
に示す燃料容器(ガスボンベ)41A と燃料管42A を用い
る。なお、図5と図6は第2の実施例の要部、すなわち
ボイラ部10、燃料容器41A および燃料管42A を示す図1
と図2に類似の切欠図であって、ボイラ部10を始めとし
てその他の部分は図1と図2に示す部分と同一である。
【0028】図7の(A) 、(B) 、(C) 、(D) は本発明の
第2実施例を示す図3の(A) 、(B)、(C) 、(D) に類似
の図である。図7(D) に示されるように燃料容器41A は
2個用いた。
【0029】図4に類似の図8は本発明第2実施例のた
めの電気結線図で、図中、97は炎検出器、FRはフレー
ムロッド部、Fは炎( フレーム) 、MV1とMV2はガ
スバーナメインバルブ、PV1とPV2はガスバーナパ
イロットバルブ、APSは風圧スイッチ、TFは温度ヒ
ューズで、これら部品以外の部分は図4に示した部分と
同じである。
【0030】フレームロッド部FRにおいては、フレー
ムロッドFRから流される電流が炎( フレーム)Fを通
りアースされてもどってくる直流電流を炎検出器97で検
知して炎( フレームF)が存在するか否かを検出する。
【0031】ガスバーナパイロットバルブPV1、PV
2はパイロット種火を作る部分で、種火が作られ、フレ
ームロッドFRにて炎が検出されたときにはガスバーナ
メインバルブMV1、MV2を開にする。
【0032】風圧スイッチAPSは、バーナファンが運
転を開始しバーナからの燃焼空気が正常に送られている
か否かを検知するためのセンサである。
【0033】温度ヒューズTFはバーナが過熱状態にあ
るときそれを検知するために設けられる。
【0034】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
コンパクトで移動可能な給湯装置が提供され、それは水
道水が得られる地域だけでなく、プール、河川などのよ
うな給水源のあるところでも使用可能であり、また、発
動発電機の電源を用いれば非常時あるいは災害時におい
て有効であることに加え野外レジャー用としても使用に
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を説明するための当該装置の構成を
示す図である。
【図2】本発明装置の使用例を示す水配管系統図であ
る。
【図3】本発明装置の形状および寸法を示す図で、同図
(A) は正面図、同図(B) は左側面図、同図(C) は右側
面、同図(D) は平面図である。
【図4】本発明装置のための電気結線図である。
【図5】本発明第2実施例の要部を示す図1に類似の切
欠図である。
【図6】本発明第2実施例の要部を示す図2に類似の切
欠図である。
【図7】本発明第2実施例の形状および寸法を示す図
で、同図(A) は正面図、同図(B)は左側面図、同図(C)
は右側面図、同図(D) は平面図である。
【図8】本発明第2実施例のための電気結線図である。
【符号の説明】
10 ボイラ部 11 缶体 11A,11B 出湯口 11C 戻り口 12 バーナ 13 燃焼室 14 消音器 15 煙管 16 排気トップ 17 空焚防止器 17A サーミスタコネクタ 18 過熱防止器 19 サーミスタセンサ 20 温度計 21 給水タンク 21A 逃し口 21B 入水口 22A,22B オーバーフロー管 23 ボールタップ 23A フロート 24A 水位レベルセンサ (ハイ) 24B 水位レベルセンサ (ロー) 25 出水ポンプ(P1) 25A 出水ポンプ端子台 26 市水 (水道水) 給水口 27 オーバーフロー出口・入水口 28 出水口 28A 出水ヘッダー 31 貯湯タンク 31A 入湯口 31B 出湯口 32 出湯ポンプ(P2) 32A 出湯ポンプ端子台 33A 三方弁 33B,33C 排水弁 34 出湯口 34A 出湯ヘッダー 35 出湯・入水口 36 水戻し口 37 排水口 38 吸上ポンプ(P3) 40 ケーシング 41 燃料容器 42 燃料管 43 キャスター 44 缶体点検口 45 空気取入口 46 操作箱 47 把手 48 空気取入口 49 電源接続口 50 操作盤 51 制御盤 52 水ポンプ室点検口 53 湯ポンプ室点検口 54 給水タンク点検口 61 シャワーヘッド 62 浄水加圧装置63 給水源 64 フィルター 71 バーナコントローラ基板 72 ポンプコントローラ基板 73 操作基板 74 電源端子台 75 電磁ポンプコネクタ 76 イグナイタコネクタ 77 送風機コネクタ 78 対震自動消火装置・過熱防止器コネクタ 79 失火警報コネクタ 81 炎検出器(CdS) コネクタ 82 リモコン端子コネクタ 82A コード 83 ヒューズ 84 電源アースコネクタ 85 コネクタ 85A コード 86 コネクタ 87 端子台 88 フロートスイッチ (ハイ) コネクタ 89 フロートスイッチ (ロー)コネクタ 90 操作パネルコネクタ 91 リモコン端子コネクタ 92 ヒューズ 93 バーナ電源端子台 94 スイッチ端子台 95 ホースカプラー 96 ホース 97 炎検出器 V1 給水バルブ V2 出水バルブ V3 出湯バルブ V4 循環戻り用バルブ V5 排水バルブ V7 〜V10 シャワーバルブ V11 流量調整バルブ AV 空気抜弁 MV ミキシングバルブ ELB 漏電ブレーカ S1 操作盤電源スイッチ S2 給水ポンプ(P1)スイッチ SS 電磁ポンプ周波数切換端子 VR ボイラ温度手動設定調節器 SP 電磁ポンプ IG イグナイタ BM バーナ電動機 CdS 炎検出器 HLS 過熱防止器 ES 対震自動消火装置 BZ 給水タンク水位警報ブザー GL 電源表示灯 RL1 バーナ運転表示灯(失火時点滅警報) RL2 警報表示灯( 給水不足) RL3 警報表示灯( オーバーフロー) RL4 サーミスタ異常表示灯 OL1 ポンプ運転表示灯(出水、出湯) OL2 ポンプ運転表示灯(給水)E アース FR フレームロッド MV1,MV2 ガスバーナメインバルブ PV1,PV2 ガスバーナパイロットバルブ APS 風圧スイッチ TF 温度ヒューズ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【明細書】
【発明の名称】 移動式給湯装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動式給湯装置、より詳
しくはケーシング内にボイラ部、給水タンク、出水ポン
プ、出湯ポンプおよび貯湯タンクとそれらの関連部品を
コンパクトに配置し、ボイラ部の外側のケーシングには
燃料容器、出水ヘッダーおよび出湯ヘッダーを取付け、
ケーシング下部にキャスターを取付けてなる移動式の給
湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は業務の一部として温水発生機
の製造販売に携わるものであり、従来家庭用および美容
室などの業務用の温水発生機を取り扱ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した温水発生機
は、市水 (水道水) および液体燃料またはガスの利用が
可能な地域における使用を前提として開発され製造され
てきた。他方、野外における温水供給も考慮に入れたの
ではあるが、それの要求はきわめて少なかった。しか
し、最近の野外におけるレジャーの普及や災害に影響さ
れ、市水だけでなく河川やプールなどの水を利用するシ
ャワー・入浴、炊事・炊き出し、洗濯・洗浄、融雪・解
凍などを可能にする移動式給湯装置の要求が高まった。
そこで本発明は、市水だけでなく野外においてもその他
の給水源からの水を使用し一定水圧の安定した給湯をす
ることの可能な移動式給湯装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の移動式給湯装置
は、ケーシング(40)内の一方側部分には缶体(11)とバー
ナ(12)を備えたボイラ部(10)を、他方側部分には貯湯タ
ンク(31)と出湯ポンプP2(32)を、貯湯タンク(31)の上方
には給水タンク(21)と側部に出水ポンプP1(25)を、また
ケーシング(40)の外側部のボイラ部(10)の近くには燃料
容器(41)をそれぞれ配置し、燃料容器(41)の燃料は燃料
管(42)を介してボイラ部のバーナ(12)へ供給され、給水
タンク(21)には市水給水口(26)から市水を供給し、給水
タンク(21)の水は缶体(11)へ供給され、缶体(11)で加温
された湯は貯湯タンク(31)へ供給され、給水タンク(21)
の水は出水ポンプP1(25)により、また貯湯タンク(31)の
湯は出湯ポンプP2(32)によりそれぞれケーシング(40)の
外へ圧送供給されることを特徴とする。
【0005】さらに、本発明の移動式給湯装置は、ケー
シング(40)にキャスター(43)を取付けてなり、ケーシン
グ(40)の外側部に、出水ポンプP1(25)と出湯ポンプP2(3
2)にそれぞれ接続する出水ヘッダー(28A) および出湯ヘ
ッダー(34A) を取付け、出水ヘッダー(28A) 、出湯ヘッ
ダー(34A) とそれぞれにホースカプラー(95)を取付け、
ケーシング(40)の外側部に把手(47)が設けられてなり、
ケーシング(40)内に、給水源(63)の水を給水タンク(21)
の入水口(21B) より供給する吸上ポンプP3(38)を備え、
燃料容器(41A) には液体燃料を収容し、また燃料容器(4
1A) には液化ガスを収容したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、ケーシング内の一方側部にボイラ部
を設け、他方側に貯湯タンクと出湯ポンプを、また貯湯
タンクの直上に給水タンクと側部に出水ポンプを配置し
たコンパクトな構成のものとし、ケーシング側部のボイ
ラ部の近くには燃料容器を配置して燃料供給路を短くす
る一方で、給水タンクの水はポンプを用いることなくボ
イラ部の缶体へ供給され、缶体でつくられる湯は近くの
貯湯タンクへポンプを用いることなく供給され、ケーシ
ング内にボイラ部、給水タンク、貯湯タンクが効率的に
コンパクトに配置されている一方で、ケーシングの外へ
水と湯を一定水圧のもとで安定して圧送供給するには出
水ポンプおよび出湯ポンプを使用し、給水タンクへは水
道水だけでなくプールなどの給水源からも給水され、そ
のための吸上ポンプをケーシング内に配置し、ケーシン
グには出水、出湯をそれぞれ行うヘッダーを取付けて、
同時に複数のシャワーヘッド等へ給湯可能とし、またキ
ャスターと把手を設けて移動可能にする。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により具体的に
説明する。図1は本発明の基本構造を説明するための第
1実施例の図で、図中、10はボイラ部、11は缶体、11A
は出湯口、12は図示しないバーナ電動機により駆動され
るバーナ、13は燃焼室、14は消音器、15は煙管、16は排
気トップ、17は空焚防止器、18は過熱防止器、19はサー
ミスタセンサ、20は温度計、21は給水タンク、21Aは逃
し口、21B は入水口、22A と22B はオーバーフロー管、
23はボールタップ、23A はフロート、24A は水位レベル
センサ (ハイ) 、24B は水位レベルセンサ (ロー) 、25
は出水ポンプ(P1)、26は市水 (水道水) 給水口、27はオ
ーバーフロー水を外に出すことに加え後述する浄水加圧
装置から供給される水を受入れるという2つの役割をも
ったオーバーフロー出口・入水口、28は出水口、28A は
出水ヘッダー(図に破線で囲って示す。)、31は貯湯タ
ンク、31A は入湯口、31B は出湯口、32は出湯ポンプ(P
2)、33A は三方弁、33B と33C は排水弁、34は出湯口、
34A は出湯ヘッダー(図に破線で囲って示す。)、35は
出湯と給水源からの入水の2役を受持つ出湯・入水口、
36は水戻し口、37は排水口、38は吸上ポンプ(P3)、40は
ケーシング、41は燃料容器、42は燃料管、43はキャスタ
ー、50は操作盤、51は制御盤、95はホースカプラーであ
る。なお、ケーシング40の外側の矢印wとhは水または
湯の流れ方向を示す。
【0008】ボイラ部10は缶体11を含み、缶体11にはガ
ンタイプのバーナ12が取付けられ、燃焼室13で発生する
燃焼ガスは缶体11のほぼ中心部から真直ぐに上方に延在
する煙管15、煙管15の上方端部に設けられた排気トップ
16を経てケーシング40の外に排出される。燃焼の際に発
生する騒音を低減するために煙管15の下方部に消音器14
を配置する。缶体11と貯湯タンク31の間にバーナ12が配
置され、かつ、バーナ12のスペースを確保するため貯湯
タンクの底はバーナ12より上方の位置にある。
【0009】缶体11には、空焚防止器17を取付けて危険
な空焚きの発生を予防し、過熱防止器18とサーミスタセ
ンサ19とを設けて過熱状態の発生を検知し防止する。
【0010】バーナ12へは燃料が矢印0で示すように燃
料容器41から燃料管42を経て供給される。燃料容器41は
ケーシング40のボイラ部10のすぐ外側に配置され、燃料
供給経路の短縮化が実現される。
【0011】市水が得られる地域では、市水給水口26か
ら市水を給水タンク21へ供給する。給水タンク21は、貯
湯タンク31の上方に、すなわちケーシング40の内部の上
方部に煙管15に並ぶ位置に配置され、知られたボールタ
ップ23、水位レベルセンサ (ハイ)24A、水位レベルセン
サ (ロー)24Bが設けられて水位レベルをモニタする一方
で、オーバーフロー管22A を設けてオーバーフローする
水をケーシング外部に導出する。オーバーフロー水はオ
ーバーフロー出口・入水口27から出水される。
【0012】ボイラ部10にもどると、燃焼室13を囲んで
形成される缶体11には、水が給水タンク21から矢印1で
示すように缶体11の下方部分に供給され、水は燃焼室13
内でバーナ12のつくる火炎によって発生する熱によって
加温され湯となって缶体11の上方部分に設けた出湯口11
A から矢印2で示すように貯湯タンク31の入湯口31Aに
導かれ貯湯タンク31内に貯えられ、出湯ポンプ(P2)32に
より出湯口34から給湯される。缶体11内および貯湯タン
ク31内に湯がたまり過ぎると、湯は出湯口11Bおよび出
湯口31B から矢印2′で示すように逃し口21A から給水
タンク21へ導かれる。なお、水を缶体11に供給するに
は、給水タンク21は缶体11の上方に位置しているのでポ
ンプを設ける必要はない。
【0013】例えばシャワー用に水が要求されるとき
は、出水ポンプ(P1)25を作動し、給水タンク21から矢印
1−1で示すように水を出水口28から供給する。後述す
るような給水源から水を得るときは、吸上ポンプ(P3)38
を作動し矢印3で示すように排水・入水口35、三方弁33
A を介して入水口21B から給水タンク21へ供給する。
【0014】図2は本発明の一実施例の水配管系統図
で、図1に示した部分と同じ部分は同一符号で示し、61
はシャワーヘッド、62は浄水加圧装置、63はプール、
池、河川のような給水源、64はフィルター、96はホー
ス、V1 は給水バルブ、V2 は出水バルブ、V3 は出湯
バルブ、V4 は循環戻り用バルブ、V5 は排水バルブ、
V7〜V10はシャワーバルブ、V11は流量調整バルブ、
AVは空気抜弁、MVはミキシングバルブである。
【0015】市水が使用可能の場合には、給水バルブV
1 を開き市水給水口26から給水タンク21に給水する。湯
は前記したように貯湯タンク31に貯湯される。シャワー
ヘッド61を使用するとき、水は出水ポンプ(P1)25によっ
て出水口28から出水バルブV2、出水ヘッダー28A(図に
破線で囲って示す。) 、ホースカプラー95を経てホース
96よりミキシングバルブMVに供給され、また、湯は出
湯ポンプ(P2)32によって出湯口34から出湯バルブV3、
出湯ヘッダー34A(図に破線で囲って示す。) 、ホースカ
プラー95を経てホース96よりミキシングバルブMVに供
給され、ミキシングバルブMVで水と湯が混合されてシ
ャワーヘッド61に送られる。また、湯の一部は温度計20
(図1) を経て矢印2−1で示すように戻り口11C から
缶体11に戻され、この流路において出湯ポンプ(P2)32に
より出湯される湯の温度がモニタされる。
【0016】市水が使用不能で、プール、池、河川のよ
うな給水源63を使用するときは、浄水加圧装置62を用い
るかまたは前記したように吸上ポンプ(P3)38を用い、そ
の場合はフィルター64を介して吸水する。このとき、ボ
ールタップ23のフロート23Aは外し、また三方弁33A を
切替え、循環戻り用バルブV4を開く。
【0017】浄水加圧装置62は市販の例えば大学産業D
CF−1ERを用いた。浄水加圧装置62を用いるときも
ボールタップ23のフロート23A は外す。流量調整バルブ
V11を開くと、水は15〜20リットル/minの流量で矢印4
の経路でオーバーフロー出口・入水口27を経て給水タン
ク21へ供給され、このとき図の右に示すオーバーフロー
管22A は入水用に用いられるからオーバーフローのとき
は図の左に示すオーバーフロー管22B が働く。吸上ポン
プ(P3)38を用いる場合、給水源63の水はフィルター64を
通り矢印3方向 (矢印5−3の反対方向) に出湯・入水
口35、三方弁33A を経て入水口21B から給水タンク21へ
供給される。
【0018】排水について説明すると、市水使用時のオ
ーバーフローは矢印5−1で示すように右のオーバーフ
ロー管22A からオーバーフロー出口・入水口27を経て排
水する経路、矢印5−2で示すオーバーフロー管22B か
ら循環戻り用バルブV4と水戻し口36を通って給水源63
へ戻す経路、矢印5−3で示す貯湯タンク31から三方弁
33A 、排水・入水口35から排水する経路、および給水タ
ンク21から缶体11へ供給される水の一部が矢印5−4で
示すように排水バルブV5 、排水口37を経て排水される
経路の4系統がある。
【0019】図1の装置の外形形状および寸法は図3〜
図6に示され、図3は正面図、図4は左側面図、図5
右側面図、図6は平面図で、図1と図2に示した部分と
同じ部分は同一符号を付して示し、44は缶体点検口、45
は空気取入口、46は操作箱、47は把手、48は空気取入
口、49は電源接続口、52は水ポンプ室点検口、53は湯ポ
ンプ室点検口、54は給水タンク点検口である。ボイラ部
10、給水タンク21、貯湯タンク31は図3と図6にそれぞ
れ破線で示す。
【0020】ボイラ部10に並び、かつ、バーナ12のスペ
ースをあけた高さに貯湯タンク31を、また貯湯タンクの
上に給水タンク21を配置し、ポンプは3個だけ配置する
ことによってこれらの部品を収納するケーシング40の容
積は幅W1050mm×奥行D560mm ×高さH1540mm=0.9055
2 〔m3〕と、また排気トップ16、燃料容器41およびキャ
スター43を含め図3〜図6に示す装置は幅w1150mm×奥
行d840mm ×高さh1855mm=1.79193 〔m3〕と小型化が
可能になった。燃料容器41は幅tw720mm ×奥行td 166mm
×高さth460 mm=0.054979〔m3〕の大きさのオイルタン
クにした。
【0021】ケーシング40の下部の四隅にはキャスター
43を取付けた。キャスターを付けるだけで装置は移動可
能であるが、移動を容易にするためケーシング40の燃料
容器41の取付けられない側の相対する両側部には水平方
向に延在する把手47を取付けて移動の便宜を図った。な
お、装置の移動時にはボールタップのフロート23A は外
しておく。
【0022】図に図2の装置のための電気結線図が示
され、それは図1に示した操作盤50と制御盤51に加え
て、バーナコントローラ基板71、ポンプコントローラ基
板72、操作基板73および電源74 (AC100V、50/60Hz)を含
む。バーナコントローラ基板71は、電磁ポンプコネクタ
75、イグナイタコネクタ76、送風機コネクタ77、対震自
動消火装置・過熱防止器コネクタ78、失火警報コネクタ
79、炎検出器(CdS) コネクタ81、サーミスタコネクタ17
A 、リモコン端子コネクタ82、ヒューズ83、電源アース
コネクタ84を含み、ポンプコントローラ基板72には端子
台87が設けられ、フロートスイッチ (ハイ)88 、フロー
トスイッチ (ロー)89 、操作パネルコネクタ90とリモコ
ン端子コネクタ91、および出水ポンプ端子台25A 、出湯
ポンプ端子台32A 、バーナ電源端子台93、スイッチ94お
よび電源端子台74、ヒューズ92が設けられ、また操作基
板73にはコネクタ85、86が含まれる。
【0023】コネクタ85はコード85A により操作パネル
コネクタ90に、リモコン端子コネクタ82はコード82A に
よりリモコン端子コネクタ91にそれぞれ接続されてい
る。
【0024】なお、同図中、ELBは漏電ブレーカ、S
1 は操作盤の電源スイッチ、S2 は給水ポンプスイッ
チ、SSは電磁ポンプ周波数切換端子、VRはボイラ温
度手動設定調節器、SPは電磁ポンプ、IGはイグナイ
タ、BMはバーナ電動機、CdSは炎検出器、HLSは過
熱防止器(図1の過熱防止器18) 、ESは対震自動消火
装置、BZは給水タンク水位警報ブザー、GLは電源表
示灯、RL1 はバーナ運転表示灯( 失火時点滅警報) 、
RL2 は警報表示灯( 給水不足) 、RL3 は警報表示灯
( オーバーフロー) 、RL4 はサーミスタ異常表示灯、
OL1 はポンプ運転表示灯(出水・出湯)、OL2 はポ
ンプ運転表示灯(給水)、Eはアースを示す。
【0025】図2に示すシャワーヘッドを使用する装置
に戻ると、装置の明細は表1に示す如きものとした。
【0026】
【表1】
【0027】以上に説明した実施例では燃料に例えば液
体燃料(油)を用いたのであるが、本発明の第2の実施
例では燃料に液化ガスを用いる。その際には図と図
に示す燃料容器(ガスボンベ)41A と燃料管42A を用い
る。なお、図と図は第2の実施例の要部、すなわち
ボイラ部10、燃料容器41A および燃料管42A を示す図1
と図2に類似の切欠図であって、ボイラ部10を始めとし
てその他の部分は図1と図2に示す部分と同一である。
【0028】図10〜図13は本発明の第2実施例を示す図
3〜図6に類似の図である。図13に示されるように燃料
容器41A は2個用いた。
【0029】図に類似の図14は本発明第2実施例のた
めの電気結線図で、図中、97は炎検出器、FRはフレー
ムロッド部、Fは炎( フレーム) 、MV1とMV2はガ
スバーナメインバルブ、PV1とPV2はガスバーナパ
イロットバルブ、APSは風圧スイッチ、TFは温度ヒ
ューズで、これら部品以外の部分は図に示した部分と
同じである。
【0030】フレームロッド部FRにおいては、フレー
ムロッドFRから流される電流が炎( フレーム)Fを通
りアースされてもどってくる直流電流を炎検出器97で検
知して炎( フレームF)が存在するか否かを検出する。
【0031】ガスバーナパイロットバルブPV1、PV
2はパイロット種火を作る部分で、種火が作られ、フレ
ームロッドFRにて炎が検出されたときにはガスバーナ
メインバルブMV1、MV2を開にする。
【0032】風圧スイッチAPSは、バーナファンが運
転を開始しバーナからの燃焼空気が正常に送られている
か否かを検知するためのセンサである。
【0033】温度ヒューズTFはバーナが過熱状態にあ
るときそれを検知するために設けられる。
【0034】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
コンパクトで移動可能な給湯装置が提供され、それは水
道水が得られる地域だけでなく、プール、河川などのよ
うな給水源のあるところでも使用可能であり、また、発
動発電機の電源を用いれば非常時あるいは災害時におい
て有効であることに加え野外レジャー用としても使用に
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を説明するための当該装置の構成を
示す図である。
【図2】本発明装置の使用例を示す水配管系統図であ
る。
【図3】本発明装置の形状および寸法を示す正面図であ
る。
【図4】本発明装置の形状および寸法を示す左側面図で
ある。
【図5】本発明装置の右側面図である。
【図6】本発明装置の形状および寸法を示す平面図であ
る。
【図7】本発明装置のための電気結線図である。
【図8】本発明第2実施例の要部を示す図1に類似の切
欠図である。
【図9】 本発明第2実施例の要部を示す図2に類似の切
欠図である。
【図10】本発明第2実施例の形状および寸法を示す図の
正面図である。
【図11】本発明第2実施例の左側面図である。
【図12】本発明第2実施例の右側面図である。
【図13】本発明第2実施例の形状および寸法を示す図の
平面図である。
【図14】 本発明第2実施例のための電気結線図である。
【符号の説明】 10 ボイラ部 11 缶体 11A,11B 出湯口 11C 戻り口 12 バーナ 13 燃焼室 14 消音器 15 煙管 16 排気トップ 17 空焚防止器 17A サーミスタコネクタ 18 過熱防止器 19 サーミスタセンサ 20 温度計 21 給水タンク 21A 逃し口 21B 入水口 22A,22B オーバーフロー管 23 ボールタップ 23A フロート 24A 水位レベルセンサ (ハイ) 24B 水位レベルセンサ (ロー) 25 出水ポンプ(P1) 25A 出水ポンプ端子台 26 市水 (水道水) 給水口 27 オーバーフロー出口・入水口 28 出水口 28A 出水ヘッダー 31 貯湯タンク 31A 入湯口 31B 出湯口 32 出湯ポンプ(P2) 32A 出湯ポンプ端子台 33A 三方弁 33B,33C 排水弁 34 出湯口 34A 出湯ヘッダー 35 出湯・入水口 36 水戻し口 37 排水口 38 吸上ポンプ(P3) 40 ケーシング 41 燃料容器 42 燃料管 43 キャスター 44 缶体点検口 45 空気取入口 46 操作箱 47 把手 48 空気取入口 49 電源接続口 50 操作盤 51 制御盤 52 水ポンプ室点検口 53 湯ポンプ室点検口 54 給水タンク点検口 61 シャワーヘッド 62 浄水加圧装置 63 給水源 64 フィルター 71 バーナコントローラ基板 72 ポンプコントローラ基板 73 操作基板 74 電源端子台 75 電磁ポンプコネクタ 76 イグナイタコネクタ 77 送風機コネクタ 78 対震自動消火装置・過熱防止器コネクタ 79 失火警報コネクタ 81 炎検出器(CdS) コネクタ 82 リモコン端子コネクタ 82A コード 83 ヒューズ 84 電源アースコネクタ 85 コネクタ 85A コード 86 コネクタ 87 端子台 88 フロートスイッチ (ハイ) コネクタ 89 フロートスイッチ (ロー)コネクタ 90 操作パネルコネクタ 91 リモコン端子コネクタ 92 ヒューズ 93 バーナ電源端子台 94 スイッチ端子台 95 ホースカプラー 96 ホース 97 炎検出器 V1 給水バルブ V2 出水バルブ V3 出湯バルブ V4 循環戻り用バルブ V5 排水バルブ V7 〜V10 シャワーバルブ V11 流量調整バルブ AV 空気抜弁 MV ミキシングバルブ ELB 漏電ブレーカ S1 操作盤電源スイッチ S2 給水ポンプ(P1)スイッチ SS 電磁ポンプ周波数切換端子 VR ボイラ温度手動設定調節器 SP 電磁ポンプ IG イグナイタ BM バーナ電動機 CdS 炎検出器 HLS 過熱防止器 ES 対震自動消火装置 BZ 給水タンク水位警報ブザー GL 電源表示灯 RL1 バーナ運転表示灯(失火時点滅警報) RL2 警報表示灯( 給水不足) RL3 警報表示灯( オーバーフロー) RL4 サーミスタ異常表示灯 OL1 ポンプ運転表示灯(出水、出湯) OL2 ポンプ運転表示灯(給水) E アース FR フレームロッド MV1,MV2 ガスバーナメインバルブ PV1,PV2 ガスバーナパイロットバルブ APS 風圧スイッチ TF 温度ヒューズ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図11】
【図7】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
フロントページの続き (72)発明者 宮原 欽吾 東京都港区浜松町1丁目18番9号 株式会 社ミヤハラバーナー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(40)内の一方側部分には缶体
    (11)とバーナ(12)を備えたボイラ部(10)を、 他方側部分には貯湯タンク(31)と側部に出湯ポンプP2(3
    2)を、 貯湯タンク(31)の上方には給水タンク(21)と出水ポンプ
    P1(25)を、またケーシング(40)の外側部のボイラ部(10)
    の近くには燃料容器(41)をそれぞれ配置し、 燃料容器(41)の燃料は燃料管(42)を介してボイラ部のバ
    ーナ(12)へ供給され、 給水タンク(21)には市水給水口(26)から市水を供給し、 給水タンク(21)の水は缶体(11)へ供給され、缶体(11)で
    加温された湯は貯湯タンク(31)へ供給され、 給水タンク(21)の水は出水ポンプP1(25)により、また貯
    湯タンク(31)の湯は出湯ポンプP2(32)によりそれぞれケ
    ーシング(40)の外へ圧送供給されることを特徴とする移
    動式給湯装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング(40)にキャスター(43)を取付
    けてなる請求項1記載の移動式給湯装置。
  3. 【請求項3】 ケーシング(40)の外側部に、出水ポンプ
    P1(25)と出湯ポンプP2(32)にそれぞれ接続する出水ヘッ
    ダー(28A) および出湯ヘッダー(34A) を取付けたことを
    特徴とする請求項2記載の移動式給湯装置。
  4. 【請求項4】 出水ヘッダー(28A) 、出湯ヘッダー(34
    A) とそれぞれにホースカプラー(95)を取付けたことを
    特徴とする請求項3記載の移動式給湯装置。
  5. 【請求項5】 ケーシング(40)の外側部に把手(47)が設
    けられてなる請求項2〜4のいずれかに記載の移動式給
    湯装置。
  6. 【請求項6】 ケーシング(40)内に、給水源(63)の水を
    給水タンク(21)の入水口(21B) より供給する吸上ポンプ
    P3(38)を備えた請求項2〜5のいずれかに記載の移動式
    給湯装置。
  7. 【請求項7】 燃料容器(41)には液体燃料を収容したこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の移動式
    給湯装置。
  8. 【請求項8】 燃料容器(41A) には液化ガスを収容した
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の移動
    式給湯装置。
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