JPH05311431A - スパッタリング装置 - Google Patents
スパッタリング装置Info
- Publication number
- JPH05311431A JPH05311431A JP11443492A JP11443492A JPH05311431A JP H05311431 A JPH05311431 A JP H05311431A JP 11443492 A JP11443492 A JP 11443492A JP 11443492 A JP11443492 A JP 11443492A JP H05311431 A JPH05311431 A JP H05311431A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- target
- electromagnets
- sputtering
- erosion
- magnetic field
- Prior art date
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- Pending
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- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ターゲットの全面で均一なエロージョンを発
生できるスパッタリング装置を提供する。 【構成】 ターゲット9を取り付けたカソード7に二組
の電磁石10a,10bを配置し、各組の電磁石10
a,10bを交互に切り替えることにより、ターゲット
9の近傍の磁界を変化させるようにしたスパッタリング
装置である。
生できるスパッタリング装置を提供する。 【構成】 ターゲット9を取り付けたカソード7に二組
の電磁石10a,10bを配置し、各組の電磁石10
a,10bを交互に切り替えることにより、ターゲット
9の近傍の磁界を変化させるようにしたスパッタリング
装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパッタリング技術に
関し、特に、スパッタターゲットのエロージョンの均一
化に適用して有効な技術に関するものである。
関し、特に、スパッタターゲットのエロージョンの均一
化に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置の一つであるスパッタリ
ング装置は、カソードに設置されたターゲットの表面を
アルゴン(Ar)イオンでスパッタすることにより、半
導体ウエハの表面に所望の薄膜を堆積する装置であり、
主として配線用導電膜や電極用導電膜などの形成に用い
られている。
ング装置は、カソードに設置されたターゲットの表面を
アルゴン(Ar)イオンでスパッタすることにより、半
導体ウエハの表面に所望の薄膜を堆積する装置であり、
主として配線用導電膜や電極用導電膜などの形成に用い
られている。
【0003】なお、スパッタリング装置については、株
式会社プレスジャーナル、平成3年11月1日発
行、「'92 最新半導体プロセス技術」P334〜P34
3などに記載がある。
式会社プレスジャーナル、平成3年11月1日発
行、「'92 最新半導体プロセス技術」P334〜P34
3などに記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スパッタリング装置
は、カソードにマグネットを配置してその磁界によりタ
ーゲット近傍に高密度のプラズマを発生させるマグネト
ロン方式が主流となっている。しかし、このマグネトロ
ンスパッタリング装置は、マグネットの磁界が固定され
ているため、エロージョン(最も強くスパッタされる箇
所)がターゲットの一部に限られてしまうという問題が
従来より指摘されている。
は、カソードにマグネットを配置してその磁界によりタ
ーゲット近傍に高密度のプラズマを発生させるマグネト
ロン方式が主流となっている。しかし、このマグネトロ
ンスパッタリング装置は、マグネットの磁界が固定され
ているため、エロージョン(最も強くスパッタされる箇
所)がターゲットの一部に限られてしまうという問題が
従来より指摘されている。
【0005】エロージョンがターゲットの一部に偏在す
ると、ウエハ上に入射するターゲット粒子が垂直入射成
分と斜め入射成分とに分かれ、膜厚がウエハ面内で不均
一となる結果、LSIの製造歩留り低下を引き起こす。
ると、ウエハ上に入射するターゲット粒子が垂直入射成
分と斜め入射成分とに分かれ、膜厚がウエハ面内で不均
一となる結果、LSIの製造歩留り低下を引き起こす。
【0006】また、エロージョンがターゲットの一部に
偏在すると、ターゲットのスパッタされない部分にター
ゲット粒子が再付着するため、これが異物となってウエ
ハに付着し、LSIの製造歩留り低下を引き起こす。
偏在すると、ターゲットのスパッタされない部分にター
ゲット粒子が再付着するため、これが異物となってウエ
ハに付着し、LSIの製造歩留り低下を引き起こす。
【0007】そこで従来は、ターゲットを早めに交換す
ることによって、上記問題の発生を回避しているため、
ターゲットの使用効率が大幅に低下してしまうという問
題があった。
ることによって、上記問題の発生を回避しているため、
ターゲットの使用効率が大幅に低下してしまうという問
題があった。
【0008】また、マグネットを移動させることによっ
て、エロージョンのターゲット面内均一化を図るムービ
ングマグネット方式も提案されているが、マグネットを
移動させる駆動部が必要となるため、装置が複雑化して
しまう。
て、エロージョンのターゲット面内均一化を図るムービ
ングマグネット方式も提案されているが、マグネットを
移動させる駆動部が必要となるため、装置が複雑化して
しまう。
【0009】本発明の目的は、装置を複雑化することな
く、エロージョンのターゲット面内均一化を実現するこ
とのできるスパッタリング技術を提供することにある。
く、エロージョンのターゲット面内均一化を実現するこ
とのできるスパッタリング技術を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0012】本発明は、ターゲットを取り付けたカソー
ドに複数組の電磁石を配置し、各組の電磁石を順次切り
替えてターゲットをスパッタするようにしたスパッタリ
ング装置である。
ドに複数組の電磁石を配置し、各組の電磁石を順次切り
替えてターゲットをスパッタするようにしたスパッタリ
ング装置である。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、電磁石を移動させるこ
となく、磁界を変化させることができるので、装置を複
雑化することなく、エロージョンのターゲット面内均一
化を実現することができる。
となく、磁界を変化させることができるので、装置を複
雑化することなく、エロージョンのターゲット面内均一
化を実現することができる。
【0014】
【実施例】図2は、本発明の一実施例であるスパッタリ
ング装置1のチャンバ2を示す構成図である。
ング装置1のチャンバ2を示す構成図である。
【0015】チャンバ2の中央部には、ウエハホルダを
兼ねたアノード3が水平面内で回転可能に設けられてお
り、その外周表面には、複数枚の半導体ウエハ4が装着
されている。
兼ねたアノード3が水平面内で回転可能に設けられてお
り、その外周表面には、複数枚の半導体ウエハ4が装着
されている。
【0016】チャンバ2の底部には、チャンバ2内にA
rガスを供給するための配管5およびチャンバ2内のガ
スを排気するための配管6が設けられている。
rガスを供給するための配管5およびチャンバ2内のガ
スを排気するための配管6が設けられている。
【0017】チャンバ2の内壁面には、図2では示さな
い電磁石が配置されたカソード7が設けられており、そ
の表面には、ターゲットカバー8を介してターゲット9
が装着されている。ターゲット9は、例えば円板状また
は平板状に成形されたアルミニウム合金などの金属材料
で構成されている。
い電磁石が配置されたカソード7が設けられており、そ
の表面には、ターゲットカバー8を介してターゲット9
が装着されている。ターゲット9は、例えば円板状また
は平板状に成形されたアルミニウム合金などの金属材料
で構成されている。
【0018】図1は、上記カソード7の構成図である。
ターゲット9の下面には、その近傍に磁界を形成するた
めの二組の電磁石10a,10bが配置されている。第
一の組の電磁石10aおよび第二の組の電磁石10b
は、それぞれ複数からなり、電磁石10aと電磁石10
bとは交互に配置されている。
ターゲット9の下面には、その近傍に磁界を形成するた
めの二組の電磁石10a,10bが配置されている。第
一の組の電磁石10aおよび第二の組の電磁石10b
は、それぞれ複数からなり、電磁石10aと電磁石10
bとは交互に配置されている。
【0019】電磁石10aと電磁石10bとは、スイッ
チ11の接続を一定の時間間隔で切り替えることによ
り、ターゲット9の近傍に交互に磁界を形成することが
できるようになっている。図中、Maは第一の組の電磁
石10aによって形成される磁界を示し、Mbは第二の
組の電磁石10bによって形成される磁界を示してい
る。
チ11の接続を一定の時間間隔で切り替えることによ
り、ターゲット9の近傍に交互に磁界を形成することが
できるようになっている。図中、Maは第一の組の電磁
石10aによって形成される磁界を示し、Mbは第二の
組の電磁石10bによって形成される磁界を示してい
る。
【0020】上記の構成を備えた本実施例のスパッタリ
ング装置1によれば、電磁石10a,10bを移動させ
ることなく、ターゲット9近傍の磁界を変化させること
ができるので、装置を複雑化することなく、エロージョ
ンのターゲット面内均一化を実現することができ、LS
Iの製造歩留りを向上させることができる。
ング装置1によれば、電磁石10a,10bを移動させ
ることなく、ターゲット9近傍の磁界を変化させること
ができるので、装置を複雑化することなく、エロージョ
ンのターゲット面内均一化を実現することができ、LS
Iの製造歩留りを向上させることができる。
【0021】また、エロージョンのターゲット面内均一
化により、ターゲットの使用効率が向上するため、装置
のメンテナンス頻度を低減することができる。
化により、ターゲットの使用効率が向上するため、装置
のメンテナンス頻度を低減することができる。
【0022】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0023】例えばカソードに三組またはそれ以上の電
磁石を配置し、それらを順次切り替えることによって、
ターゲット近傍の磁界を変化させてもよい。
磁石を配置し、それらを順次切り替えることによって、
ターゲット近傍の磁界を変化させてもよい。
【0024】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0025】本発明のスパッタリング装置によれば、タ
ーゲットのエロージョンを均一化することができるの
で、LSIの製造歩留りを向上させることができる。
ーゲットのエロージョンを均一化することができるの
で、LSIの製造歩留りを向上させることができる。
【0026】また、ターゲットの使用効率が向上するた
め、装置のメンテナンス頻度を低減することができる。
め、装置のメンテナンス頻度を低減することができる。
【図1】本発明の一実施例であるスパッタリング装置の
カソードの一例を示す構成図である。
カソードの一例を示す構成図である。
【図2】このスパッタリング装置のチャンバを示す構成
図である。
図である。
1 スパッタリング装置 2 チャンバ 3 アノード 4 半導体ウエハ 5 配管 6 配管 7 カソード 8 ターゲットカバー 9 ターゲット 10a 電磁石 10b 電磁石 11 スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 カソードに複数組の電磁石を配置し、各
組の電磁石を順次切り替えてスパッタリングを行うよう
に構成したことを特徴とするスパッタリング装置。 - 【請求項2】 各組の電磁石を交互に配置したことを特
徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11443492A JPH05311431A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | スパッタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11443492A JPH05311431A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | スパッタリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05311431A true JPH05311431A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=14637631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11443492A Pending JPH05311431A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | スパッタリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05311431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110140191A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-08-16 | Ulvac韩国股份有限公司 | 磁控管溅射装置的磁铁控制系统 |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP11443492A patent/JPH05311431A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110140191A (zh) * | 2017-03-31 | 2019-08-16 | Ulvac韩国股份有限公司 | 磁控管溅射装置的磁铁控制系统 |
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