JPH0531134A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品Info
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- JPH0531134A JPH0531134A JP3188972A JP18897291A JPH0531134A JP H0531134 A JPH0531134 A JP H0531134A JP 3188972 A JP3188972 A JP 3188972A JP 18897291 A JP18897291 A JP 18897291A JP H0531134 A JPH0531134 A JP H0531134A
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Abstract
りも縦方向に一層効果的に拡散させ、液の端部への移動
を効果的に抑制することにより、漏れ防止効果の高い吸
収性物品の提供。 【構成】 液体透過性の表面材24、液体保持性の吸収
体22及び液体不透過性の防漏材23を有する吸収性物
品において、上記吸収体の少なくとも一部に3次元的な
骨格構造を有する多孔体が用いられ、該多孔体は一軸延
伸した後熱成形したものであって、長手方向の毛管浸透
圧と幅方向の毛管浸透厚との比(前者/後者)が1.2
以上となることを特徴としている。
Description
ムツ、失禁者用パッド等に代表される、吸収性物品に関
するものであり、更に詳しくは、液吸収時に吸収体内の
体液の拡散方向を抑制し、体液を選択的に縦方向(吸収
性物品の長手方向)に拡散させることによって、吸収体
の横方向(端部)への液拡散を抑制し、横漏れ防止性を
極めて向上させた高吸収性の吸収性物品に関するもので
ある。
した吸収性物品の提案が数多く行われ、数多くの改善が
なされてきた。そして、これらの改善の大部分は、吸収
速度の向上、吸収体から表面への液戻りの阻止、漏れ防
止にあった。例えば、吸収体の素材に関して言えば、吸
収体の素材として、物理的微細空間で液を吸収、保持す
る親水性の吸収紙やパルプなどに替えて、液を物理的化
学的な作用、即ち、イオン浸透圧を利用して高吸収性ポ
リマーに液体の吸収、保持させることによって、吸収容
量を向上させると共に、吸収後の液戻りを防止すること
が提案されている。事実、この提案により、吸収性が向
上し、現在はパルプと高吸収性ポリマーとを併用した吸
収体がほとんどの吸収性物品に用いられている。
依然として漏れ防止性に関して十分なものとはいえな
い。そして、このような事実は、市場調査における吸収
性物品に対する不満の第一位が漏れにあることにより示
唆されている。即ち、イオン浸透圧により液を吸収、保
持させるタイプの高吸収性ポリマーでは、体液の吸収速
度に限度があり、さらに高吸収性ポリマーが体液に濡れ
ないと体液を吸収できないため、高吸収性ポリマーは、
吸収速度の早いパルプなどと併用して用いざるを得なか
った。
も、パルプは液の拡散の仕方が等方向であって横(端
部)方向への液拡がりが容易に起こりうるため、縦方向
(ナプキンの長手方向)の吸収体に十分な吸収空間が残
されているうちに端部まで液が達して漏れを生じ易い。
さらに、パルプは、(乾燥時にはある程度の圧縮及び曲
げ回復性を示すが)、湿潤時には極度に強度が低下し、
ほとんどそれらの回復性を示さないため、湿潤したパル
プに応力が加わると、パルプが圧縮変形(以下、「ヨ
レ」という)して、その吸収空間が著しく減少する。ま
た、パルプに吸収保持される液は、本質的には繊維間隙
に滞留しているだけで、容易に移動可能であるために、
一旦吸収した体液がヨレにともなって次第に拡散してし
まい、ごく通常の使用環境下でも、排泄される経血量が
僅少である場合でさえも、端部まで経血が移動し、漏れ
につながることが多くなっている。また、このパルプの
ヨレ、ヘタリが身体との間に隙間を作る原因となり、体
液が身体に吸収されずに表面を流れてしまう場合も多
い。
る改善方向は、大別して二つあった。即ち、一つは、パ
ルプの液拡散の仕方に方向性を付与し、端部への液移動
を極力抑制しようとするもの、もう一つは吸収の主体を
パルプではなく、湿潤時にも構造の安定な他の素材に置
き換えたものである。前者の、吸収した液が選択的に縦
方向に拡散するように拡散抑制を行う方法としては、パ
ルプ層における繊維密度をコントロールし、主として、
長手方向に連続した高密度部と低密度部が、製品の幅方
向に交互に配列した縦縞模様(若しくはそれに準ずるパ
ターン)を付与することによって、この高密度部の毛管
浸透圧によって液を主として長手方向に拡散させるもの
である。密度差を付与する方法については、例えば、特
開昭55−151960号公報、及び特開昭62−22
1348号公報などに記載の技術が提案されている。
吸収体(第1の従来技術)は、パルプ積繊時に部分的に
積繊量を増量した後、該パルプ層全体を一定厚みに圧縮
することにより、積繊量を増量した部分が高密度部とな
るものである。特開昭62−221348号公報に記載
の生理用ナプキン(第2の従来技術)は、液透過性の表
面材、粉砕パルプを主体とする吸収体、液不透過性のバ
ックシート(不織布にてラミネートたもの)を備えて構
成され、異なる素材を積層してなる吸収体のうち、吸収
紙、粉砕パルプ層、ウォーターニードリングによりシー
ト形成した脱脂綿からなる吸収拡散層、高分子吸収層、
吸収紙により経血カバーリング効果を付与した遮蔽層を
線状のエンボスにて一体化すると共に上記の効果を付与
するものである。
も安定した拡散抑制を実現する方法としては、例えば、
特開昭61−28003号公報、及び特開昭62−17
0246号公報などに記載の技術が提案されている。特
開昭61−28003号公報に記載の吸収体(第3の従
来技術)は、親水性繊維からなる不織布に粉末状または
繊維状高吸水性ポリマーが実質的に均等に分布して結合
するコア層と、コア層の少なくとも一方の面に積層する
粉砕パルプ層3からなり、該コア層に於いて繊維密度の
高い部分と低い部分とが物品の幅方向に交互に配列する
縦縞模様を有するものである。
吸収体(第4の従来技術)は、繊維ウエブ中にポリマー
粒子が混在してなるもので、ポリマーが分布する領域
と、ポリマーが全く分布しない領域とが繊維ウエブの幅
方向に間隔をおき、かつ長手方向に連続する縦縞模様を
なすもので、吸収した液をポリマー非存在部で素早く縦
拡散することを意図したものである。
第1及び第2の従来技術において、パルプ吸収体にエン
ボス処理を施すことは、本質的に吸収空間を潰している
ことにほかならず、吸収体の全吸収量を低下させるため
好ましくない。また、この方法では、湿潤時に吸収体の
ヨレやヘタリを生じる点では、従来の吸収体と何ら変わ
らず、実際の使用環境下では液の拡散制御が有効には行
われず、当初の目的を果たす吸収体とはなりえなかっ
た。
収保持の一部をパルプに負っていることでは、上述の第
1及び第2の従来技術と変わらず、実際の液吸収時には
パルプ層にヨレ、ヘタリを生じて毛管浸透圧が変化し、
容易にコア層の毛管浸透圧レベルを上回ってしまうた
め、最初に設計したとおりの液拡散が到底実現しない。
更に、第4の従来技術については吸収をパルプによらな
い点で液拡散の設計は比較的行い易いものの、現実には
ポリマーを積層した部分は全体の濡れ性のレベルが著し
く低下し、液の移行性が落ちる結果、液吸収に十分な効
果が期待できない。
かの形でパルプを組み合わせた吸収体では、実装着時に
パルプ部の物性変化が著しく、初期の拡散制御の設計が
全く機能しない。また、湿潤時にも構造の安定な繊維ウ
エブに構造の異なる領域を幅方向に交互に配列するもの
では、液が構造の一部に選択的に保持される結果を招い
て、実際に吸収の主体になるのは吸収体の一部に過ぎ
ず、吸収空間を効率良く利用することができないため、
単に不経済であるばかりでなく、実使用にたえる十分な
吸収力を実現できない。
初期はもちろんのこと、液吸収後においても液を効果的
に縦方向に拡散させて、液の端部への移動を効果的に抑
制できないという問題点がある。従って、本発明の目的
は、液吸収時において、液を、吸収体にその横方向より
縦方向に一層効果的に拡散させ、液の端部への移動を効
果的に抑制することにより、漏れ防止効果の高い吸収性
物品を提供することにある。
表面材、液体保持性の吸収体及び液体不透過性の防漏材
を有する吸収性物品において、上記吸収体の少なくとも
一部として、3次元的な骨格構造を有する多孔体が用い
られ、該多孔体は一軸延伸した後熱成形したものであっ
て、長手方向の毛管浸透圧と幅方向の毛管浸透圧との比
(前者/後者)が1.2以上であることを特徴とする吸
収性物品を提供することにより、上記目的を達成したも
のである。
吸収性物品は、三次元的な骨格構造を有し、骨格の少な
くとも表面が親水性であり、かつ液の拡がり方に異方性
を有する構造体を、吸収体の少なくとも一部として備え
ることを重要な要件としている。この要件を満たしてい
れば、骨格構造体の材質は特に限定されず、何を用いて
もよい。例えば、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ブタジ
エンスチレンゴム、ニトリルブタジエンゴム等の合成高
分子からなる多孔体、セルロースなどの多糖類からなる
多孔体、及び合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート等)を熱接着又は接着
剤で接着してなる多孔体などが挙げられる。
液拡がりの異方性を付与するには、次の方法がある。ま
ず、第1は、多孔体形成時に既に構造体に異方性を付与
する方法である。例えば、合成繊維を熱接着又は接着剤
で接着固定する際に繊維に適度に配向させることによっ
て、配向方向に液を拡がりやすくする方法がある。第2
は、熱成型可能な多孔体を延伸し、加熱もしくは加熱圧
縮することによって構造に異方性を付与する方法であ
る。
されないが、実用上防漏性に効果を及ぼすには、液の拡
がり方に関し、最大になる方向のそれと最小となる方向
のそれとの比が、少なくとも1.2以上となることが望
ましい。液の拡散の異方性がこれ以下の場合、吸収体の
長手方向に前述の拡散しやすい方向を取って吸収性物品
を構成しても、液吸収時に縦方向に吸収空間が残されて
いるうちに、端部まで液が到達してしまい、その吸収力
が十分に発揮されないうちに、漏れが生じることにな
り、好ましくない。これを回避するためには、吸収体の
横方向の幅を大きく取る必要があるが、これは吸収性物
品の装着感を著しく損なう結果を招くため現実的ではな
い。
の程度は特に限定されないが、上述の様な吸収性能を発
揮させる毛管浸透圧の差を付与するためには、少なくと
も1.2倍以上の延伸が必要であり、更に好ましくは
1.5倍以上である。延伸の程度が増す程毛管浸透圧の
差が増大し異方性は大きくなるが、過度の延伸は延伸材
の破断を生じるか、もしは吸収空間が小さく成り過ぎ吸
収性の低下を招く。延伸の程度の上限は延伸する材料に
よって異なるが、例えば、けん縮した合成繊維を粗に固
定した繊維ウェブ、或いは構造体自体が弾性を有するブ
タジエンスチレンゴムからなる多孔体などでは、50倍
程度の延伸加工は可能であるが、加工上好適に用いられ
る延伸の限度は20倍程度である。
は、50〜300℃であり、好ましくは80〜230℃
である。50℃未満では、短時間で成型することができ
ず、実用的でないからであり、300℃より高いと、材
料の劣化が甚だしく構造が保持できないからである。ま
た、加熱時に圧縮を加えると、空隙を狭めて毛管浸透圧
を増大させるために、三次元骨格構造体の液吸収性を高
めることが容易に行える。圧縮の程度は、圧縮比0.2
以上が好ましく、0.4以上が更に好ましい。0.2未
満であると、過度に潰れすぎ、吸収空間が無くなり吸収
性能を発揮できないからである。また、堅くなりすぎる
と使用感が悪いからである。
に定義される。 圧縮比=(圧縮後回復が安定になった状態の厚み)/
(延伸及び圧縮前の厚み)・・・・(1)また、上記多
孔体と上述の高吸収ポリマーを組み合わせて吸収部材を
作ることは、互いの機能を補完しあうことになって当初
の目的を達成するうえで大変に効果的である。即ち、高
吸収ポリマーは液を内部に固定して保持する能力に優
れ、液の拡散を抑制しつつ自重の数十倍に及び多量の経
血を吸収することが可能であるが、前述の如く他の素材
との複合が必要である。従来、この材として用いられて
きたパルプについては、既に述べてきたように湿潤時に
(ヨレ、ヘタリによって)毛管浸透圧が増大して、ポリ
マーへ液が移行しにくくなるため、ポリマーの特性を有
効に発揮させることができない。パルプに替えて上記の
骨格構造体を用いると、この材は湿潤時にも構造が変化
せず、安定な物性を保ちうるため、ポリマーへの液移行
性は初期に設計することが可能であって、ポリマーがそ
の吸収性能を最大限に発揮することが可能である。一
方、本発明の効果を更に増大させるため、高吸収ポリマ
ーを用いることは、ポリマーが液を固定して保持するこ
とで液の不必要な拡がりを防止し、端部までの液の移行
性を強力に抑制するため、大変に効果的である。また、
骨格構造体の液がポリマーに移行し、骨格構造体におけ
る吸収空間が再生することによって、常に素早く液を吸
収する吸収体が実現しうる。
特に限定されず、例えば、骨格構造体下層にポリマーを
散布し、あるいはポリマーと吸収紙などからなる吸収シ
ートを作成し設置する方法も取りうるが、ポリマーの液
吸収及び固定効果を十分に発揮するには、ポリマーと骨
格構造体とを密に接触させつつ、ポリマーを吸収空間内
になるべく均一に分散することが望ましい。具体的に
は、例えば、骨格構造体形成時にあらかじめポリマーを
分散する方法、或いは、延伸し、成型前に分散する方
法、或いは、骨格構造体を上下2層、若しくはそれ以上
の多層に分割してその層間にポリマーを分散、延伸後成
形する方法(以下、「延伸/成形」とする)が考えられ
る。
上記の吸収部材を作ることは、液吸収初期には極めて薄
く、吸収によって高いフィット性を実現すると共に、上
層の膨張部から下層の未膨張部まで毛管浸透圧が連続的
に増大するため、下層に速やかに液を移行させることが
可能であって、より効果的である。これらの多孔体の中
で、好ましい体積膨張を得るには、次の3つの方法があ
る。
する三次元骨格構造体を得る方法で、例えば、吸収膨張
性の親水性ポリウレタン発泡体、液吸収膨張可能な微細
粒子を複合したポリオレフィン、ポリビニルアルコー
ル、ゴム物質などの複合発泡体、カルボキシレートある
いはスルホネート、サルフェート基、ホスフェート、ホ
スホネート基を有するモノマーとの共重合体の発泡体な
どが挙げられる。
とも、合成高分子からなる発泡体及び繊維集合体を水溶
性バインダー等を利用して圧縮後乾燥成形することによ
り、液を吸収すると体積膨張する構造体を得ることがで
きる。この構造体は、液を吸収すると水溶性バインダー
が溶解し、圧縮された方向に特定の方向性をもって膨張
するために、膨張の方向のコントロールも容易であり、
バインダーの溶解速度をコントロールすることで、膨張
速度もコントロールすることができる。
れ、2つの方法を複合させたもの、即ち、骨格自身も膨
張し、且つ体積膨張に方向性を有している骨格構造体
が、液保持性に優れ、且つ膨張方向、膨張倍率、膨張速
度などを容易にコントロール可能であるために好まし
い。例えば、第1の方法で得られた吸収膨張ポリウレタ
ンフォームを、水溶性バインダーなどを利用して圧縮後
乾燥成形して得られた骨格構造体が好ましく利用するこ
とができる。
方性を付与するには、前述のように多孔体形成時に異方
性を与える方法と、後処理して熱成型する方法とのいず
れを用いてもよい。該骨格構造体は、骨格の少なくとも
表面が親水性であることが必要であり、骨格を構成する
素材が疎水性材料の場合には、界面活性剤によって親水
性を付与して使用する。
親水基とを有する親水性の界面活性剤であれば特に制限
されるものではないが、アニオン系界面活性剤、エチレ
ンオキサイドの付加モル数の高い非イオン系界面活性剤
が好ましい。好ましく用いられる界面活性剤としては、
例えば、スルホコハク酸エステル、アルキルエーテルサ
ルフェート、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、グリセ
リン脂肪酸エステル等が挙げられる。これらは単独でも
これらから適宜選択されたものの混合物であってもよ
い。通常、シートに対して0.05〜1wt%で上記親水
度(cosθ)を付与できるものがさらに好ましい。
ば、界面活性剤による処理の必要がなく、また長時間の
使用及び再吸収時における親水性が安定していてより好
ましい。この親水性は、粉末法による親水度(測定法は
後述の実施例参照)として数値化されるが、この親水度
(cosθ)が0を超えるものが好ましく、0.3以上
のものがより好ましい。親水度がこれ以下である場合、
該骨格構造体中への液浸透が起こり難く、実用にたえる
吸収体とならない。
毛管浸透圧(測定法は実施例参照)も、より高い吸収性
を得るためには、2000dyn/cm2 以上が好ましく、4
000dyn/cm2 以上がより好ましい。毛管浸透圧をこの
領域で設計することにより、例えば、吸収性物品の装着
状態が寝位のように低装着圧下であって液流れがおきや
すい状況においても、安定して液を吸引し、漏れのない
吸収体を実現しうる。しかしながら、吸収ポリマーと骨
格構造体とを組み合わせて吸収体を構成する場合におい
ては、骨格構造体の毛管浸透圧が過度に大きいことは、
骨格構造体に取りこまれたままでポリマーに移行できな
い液量を増大させる結果となって、液を完全に固定し、
液拡散を抑制しようとする考えからは、必ずしも好まし
くない。ポリマーへの液移行性を考えた場合、骨格構造
体の毛管浸透圧は、15000dyn/cm2 以下であること
が望ましい。従って、ポリマーの複合を前提とした場合
の骨格構造体の毛管浸透圧は、4000dyn/cm2 以上1
500dyn/cm2 以下であることが最も望ましい。
十分な効果が得られるが、粉砕パルプや他の吸収部材と
複合してもよい。他の吸収部材と複合する場合において
は、該骨格構造体の液拡散異方性をより効果的に発現さ
せるには、吸収体の最上層、即ち、液透過性の表面材の
すぐ下に設置して構成するのが最も好ましく使用可能で
ある。該骨格構造体は、一種類のみでも、二種類以上の
骨格構造体を積層して用いてもよい。
透過性表面材、液不透過性バックシートとしては、特に
限定されず、従来公知の吸収性物品に用いられているも
のが使用できる。
異方性を持つ三次元的な骨格構造(図6参照)をもつ親
水性多孔体を有しているため、拡散のしやすい方向(平
均毛管径が小さくなる方向、例えば延伸方向)を吸収体
の縦方向にすることにより、液が選択的に縦拡散し、横
方向(吸収体端部方向)へ液移動しにくくなるため、防
漏性に富む。
に詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定
されるものではない。なお、下記実施例においては、生
理用ナプキンを例に挙げて説明するが、本発明は紙おむ
つなどにも同様に使用することができる。
次元骨格構造体、表面シートを、下記要領で作成した。 (1)三次元骨格構造体の作成 1.三次元骨格構造体A 市販のポリウレタンフォーム1(商品名:エバーライト
スコット HXW、ブリヂストン(株)製)4mm厚を幅
100mm、長さ200mmに切り出し、ノニオン系界面活
性剤アルキルグリコシド(花王(株)製)0.75Wt%
付着させたものを図12に示すように、テフロン板2上
に長さ方向Aのみ1.5倍に延伸後、粘着テープ3によ
って固定し、更に、図13に示すように四方にスペーサ
ーとして厚さ1.5mmのステンレス板4を設置し、この
上から更にテフロン板を被せ、ラボプレス機(東洋精器
製)にて、温度120℃、圧力30kgで5分間ヒートプ
レスした。取り出されたフォーム材は厚みが若干回復
し、最終的には厚さ2mmの三次元骨格構造体Aを得た。
C、チッソ(株)製)2デニールを均一に積繊し、複合
繊維をバインダー繊維とした熱接着方式(カードウェブ
に140℃の熱風を通し、繊維同士を溶融させ固定)に
より坪量120g/m2 、厚み5mmの繊維集合体を、幅
100mm長さ200mmに切り出し、ノニオン系界面活性
剤アルキルグリコシド(花王(株)製)を0.75Wt%
付着させる。更に、上述の三次元骨格構造体A同様に、
テフロン板2上に長さ方向のみ1.5倍に延伸後固定
し、四方にスペーサとして厚さ1.5mmのステンレス板
4を設置、この上から更にテフロン板2を被せ、ラボプ
レス機(東洋精機製)にて、温度120℃、圧力30k
gで5分間ヒートプレスした。取り出された繊維集合体
はやはり厚みが若干回復し、最終的には2.2mmの三次
元骨格構造体Bを得た。
C、チッソ(株)製)2デニールを均一に積繊し、複合
繊維をバインダー繊維とした熱接着方式(カードウェブ
に140℃の熱風を通し、繊維同士を溶融させ固定)に
より坪量240g/m2 、厚み5mmの繊維集合体を、幅
100mm長さ200mmに切り出し、ノニオン系界面活性
剤アルキルグリコシド(花王(株)製)を0.75Wt%
付着させる。更に、上述の三次元骨格構造体A同様に、
テフロン板2上に長さ方向のみ1.5倍に延伸後固定
し、四方にスペーサとして厚さ1.5mmのステンレス板
4を設置、この上から更にテフロン板2を被せ、ラボプ
レス機(東洋精機製)にて、温度120℃、圧力30k
gで5分間ヒートプレスした。取り出された繊維集合体
はやはり厚みが若干回復し、最終的には2.3mmの三次
元骨格構造体Cを得た。
コット HXW、ブリヂストン(株)製)2mm厚を幅1
00mm、長さ200mmに切り出し、ノニオン系界面活性
剤アルキルグリコシド(花王(株)製)0.75Wt%付
着させたものを2枚積層し、図14に示すように、この
三次元骨格構造体B層5、5の間に高吸収ポリマー6と
してポイズSAー20(花王(株)製)0.5gを均一
に散布した後、上述の三次元骨格構造体Aと同様にテフ
ロン板2上に長さ方向のみ1.5倍に延伸後固定し、四
方にスペーサーとして厚さ1.5mmのステンレス板4を
設置、この上から更にテフロン板2を被せ、ラボプレス
機(東洋精器製)にて、温度120℃、圧力30kgで5
分間ヒートプレスした。取り出されたフォーム材はやは
り厚みが若干回復し、最終的には厚さ2mmの三次元骨格
構造体Dを得た。
コット HXW、ブリヂストン(株)製)2mm厚を幅1
00mm、長さ250mmに切り出し、ノニオン系界面活性
剤アルキルグリコシド(花王(株)製)0.75Wt%付
着したのち、適度に脱液し、乾燥して三次元骨格構造体
Eを得た。
コット HXW、ブリヂストン(株)製)4mm厚を幅1
00mm、長さ250mmに切り出し、ノニオン系界面活性
剤アルキルグリコシド(花王(株)製)0.75Wt%付
着させて三次元骨格構造体Fを得た。
θ)の測定 毛管浸透圧、親水度の測定は、図7に示す測定装置を用
いて行った。まず、三次元骨格構造体A〜Eを縦(x
軸)250mm、横(y軸)20mmにカット(スライス)
して測定片8を10枚用意する。また、それぞれのサン
プルの液拡散異方製を見るため、該骨格構造体A〜Eを
縦(x軸)20mm、横(y軸)250mmにカット(スラ
イス)してサンプリングする。
8を垂下させて両端を固定する。また、300×100
×50mm(縦×横×深さ)の直方体の容器10に、生理
食塩水16を40mmの高さまで入れ、生理食塩水11中
に測定片8を浸す。測定片8を浸した後、60分後の最
大液吸い上げ高さを測定する。10枚の測定片8につい
て同様の測定を行い、これらの平均値を計算し、求めら
れた平均値を平均吸い上げ高さh60mmとして下記数式
(2)の式に代入して毛管浸透圧P(dyn/cm2 )を縦方
向、横方向について求めた。
(2) P;毛管浸透圧(dyn/cm2 ) ρ;生理食塩水の比重(g/cm2 ) g;9.8×102 cm/sec2 h60;生理食塩水の60分後の吸収高さ(cm) 次に、生理食塩水11をエタノール(試薬特級、和光純
薬工業(株)製)に替え、上記と同様の手法で60分後
の測定片8がエタノールを吸収した高さを測定し、10
点の測定片8の平均値をもって60分後のエタノールの
吸収高さh60’とする。下記数式(3)の式により、生
理食塩水と測定片との親水度cosθ(θ;生理食塩水
と測定片との接触角)を求めた。
粉末法と呼ばれる手法を応用したものである。 cosθ=h60×r1 ×ρ1 /h60’×r2 ×ρ2 ・・・・・(3) h60;60分後の生理食塩水の吸収高さ(cm) r1 ;エタノールの表面張力(dyn/cm) ρ1 ;エタノールの比重(g/cm3 ) h60’;60分後のエタノールの吸収高さ(cm) r2 ;生理食塩水の表面張力(dyn/cm) ρ2 ;生理食塩水の比重(g/cm3 ) 液拡がりの縦/横比の測定 図8に示す装置を用いて、液拡がりの縦/横比を測定す
る。まず、三次元骨格構造体A〜Eを縦(x軸)120
mm、横(y軸)120mmにカットして測定片8とし、図
8に示す如く、縦100mm、横100mm、厚み10mmの
アクリル板33、33で測定片8が弛まないように四辺
から固定する。生理食塩水をピペットに取り、測定片よ
り高さ10mm上方から1滴(0.04g)静かに滴下す
る。1分後測定片上に拡がった液面の縦/横の最大長さ
を図11に示すように計測し、下記数式(4)に示す式
を用いて、液拡がりの縦/横拡がり比を求める。なお、
測定片の縦方向とは、最終的に用いる吸収性物品の長手
方向と同一である。 液拡りの縦/横拡り比=縦方向の最大拡り(20)/横
方向の最大拡り(20)転・・・・・・ (4) 表面シートの作成 アルキルホスフェートとソルビタン脂肪酸エステルとの
混合界面活性剤が0.34wt%付着したポリエチレン/
ポリプロピレン複合繊維12(チッソ(株)製)を用い
て坪量25g/m2 の乾式熱接着不織布に、低密度ポリ
エチレン13(三井石油化学工業(株)製)を25μラ
ミネートしたものに、図4に示す如く、凹部14の形成
密度が52個/cm2 である表面シートを得た。
6の大きさは0.1〜0.2mm2 であった。上述した三
次元骨格構造体の組成及び物性を下記表1に示す。
い、図1に示す如き、吸収性物品を製造した。即ち、三
次元骨格構造体Aを縦(x軸)175mm、横(y軸)7
0mm、厚み(z軸)2mmの直方体(図5及び図6参
照))にカットし、吸収体22とする(ここで、3次元
骨格構造体Aは延伸方向を縦(x軸)とする)。次い
で、この吸収体22、ポリエチレンをラミネートした液
不透過性の防漏シート23、液透過性の表面材として表
面シート24、ズレ止め用ホットメルト粘着剤25を用
いて、図1に示す生理用ナプキン(本発明品1)を作成
した。尚、図1中、符号26は、剥離紙、符号27は固
定用メルトである。
を用いる以外は、すべて実施例1と同様にして、図1に
示す生理用ナプキン(本発明品2)を作成した。 実施例3 本実施例では、吸収体22として、三次元骨格構造体C
を用いる以外は、すべて実施例1と同様にして、図1に
示す生理用ナプキン(本発明品3)を作成した。
を用いる以外は、すべて実施例1と同様にして、図1に
示す生理用ナプキン(本発明品4)を作成した。 実施例5 本実施例では、三次元骨格構造体Aを用い、図2に示す
如き、吸収性物品を製造した。即ち、縦(x軸)175
mm、横(y軸)70mm、厚み(z軸)2mmの直方体にカ
ットした三次元骨格構造体Aを用いた吸収体部22aの
下側に、長さ175mm、幅70mmにカットした吸収保持
シート22bを重ね吸収体22とした。この吸収保持シ
ート22bは、坪量33g/m2 の吸収紙22c、22
cの間に坪量40g/m2 で散布された高吸収性ポリマ
ー22dを挟持したものである。次いで、この吸収体2
2、ポリエチレンをラミネートした液不透過性の防漏シ
ート23、液透過性の表面材として表面シート24、ズ
レ止め用ホットメルト粘着剤25を用いて、図2に示す
生理用ナプキン(本発明品5)を作成した。
三次元骨格構造体Eを用い、図3に示す如き、吸収性物
品を製造した。即ち、縦(x軸)175mm、横(y軸)
70mm、厚み(z軸)2mmの直方体にカットした三次元
骨格構造体E(2a)の下に、同じ形状にカットした三
次元骨格構造体D(22c)を重ね吸収体22とした。
次いで、この吸収体22にポリエチレンをラミネートし
た液不透過性の防漏シート23、液透過性の表面材とし
て表面シート24、ズレ止め用ホットメルト粘着剤25
を用いて、図2に示す生理用ナプキン(本発明品6)を
作成した。
用い、吸収体の大きさを、縦(x軸)175mm、横(y
軸)70mm、厚み(z軸)4mmの直方体にする以外は、
すべて実施例1と同様にして、図1に示す構成と同様な
生理用ナプキン(比較品1)を作成した。
代わりに、密度0.06g/cm2 、坪量300g/
m2 、厚み5mmのパルプシートを用いる以外は、すべて
実施例1と同様にして、図1に示す生理用ナプキン(比
較品2)を作成した。
〜6及び比較例1、2における比較品1、2それぞれの
生理用ナプキンの吸収性能を見るために、下記に示す方
法にて漏れ試験、運動時の液拡がりの異方性を各生理用
ナプキンについて測定し、それぞれの結果を後記の表2
に示した。 (1)漏れ試験 実施例及び比較例で得られた試験用の生理用ナプキン
を、図10に示す如く可動式女性腰部モデル29に装着
させ、ショーツをはかせた後、100歩/分(50m/
分)の歩行速度で10分間歩行させた。その後、チュー
ブ30によって、脱繊維馬血を歩行させながら3g注入
し、その後同じ速度で10分間歩行させ、さらに脱繊維
馬血3gを歩行させながら注入、同様に10分間歩行さ
せたのち再び脱繊維馬血を歩行させながら3g注入して
10分間歩行させる。
れが発生した枚数をそれぞれ数え、その結果を漏れ発生
数とした。 (2)運動時の液拡がり異方性 漏れ試験同様、実施例及び比較例で得られた試験用の生
理用ナプキン31を、図10に示す如く、可動式女性腰
部モデル29に装着させ、ショーツをはかせた後、10
0歩/分(50m/分)の歩行速度で10分間歩行させ
た。その後、チューブ24によって、脱繊維馬血を歩行
させながら3g注入し、その後同じ速度で10分間歩行
させたのちナプキンを取り出して分解し、吸収体22中
での液拡がりの異方性を図11に示すように縦方向20
と横方向23の長さを計り、(縦方向の長さ20)/
(横方向の長さ21)として表記した。
方性においては、吸収体が複数の三次元骨格構造体層よ
り形成されている場合においては、各々の三次元骨格構
造体における液拡がりの異方性を計測し、表記するもの
とした。
性を持ち、而して、液拡散性に異方性を有する親水性三
次元骨格構造体を用いた本発明品1〜6は、静時におい
ても、かつ運動時においても液の吸収体端部への移行を
抑制して漏れにくくする効果が優れているとが分かる。
また、従来のパルプ吸収体に比較しても、極薄の吸収性
物品を形成することができ、極めて快適に着用すること
ができることが分かる。
において、液を吸収体にその横方向よりも縦方向に一層
効果的に拡散させ、液の端部への移動を効果的に抑制す
ることにより、漏れ防止効果を高めることができる。即
ち、は、吸収体の構造に異方性を有するため、体液を吸
収すると液拡がりに異方性を有し、液を選択的に縦拡散
させるため、端部への液拡散を抑制され、非常に漏れに
くい吸収体を実現するものである。
プキンの横方向の断面図である。
当図である。
当図である。
視図である。
図である。
図である。
置を示す斜視図である。
られる測定装置を示す斜視図である。
可動式女性腰部モデルを示す斜視図である。
キンを装着させた状態を示す斜視図である。
する方法を示す図である。
する方法を示す図である。
図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 液体透過性の表面材、液体保持性の吸収
体及び液体不透過性の防漏材を有する吸収性物品におい
て、上記吸収体の少なくとも一部として、3次元的な骨
格構造を有する多孔体が用いられ、該多孔体は一軸延伸
した後熱成形したものであって、長手方向の毛管浸透圧
と幅方向の毛管浸透圧との比(前者/後者)が1.2以
上であることを特徴とする吸収性物品。 - 【請求項2】 上記多孔体は、一軸延伸し、更に加熱及
び圧縮成形してなることを特徴とする請求項1記載の吸
収性物品。 - 【請求項3】 上記多孔体は、高吸収性ポリマーを有す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の吸収性物品。 - 【請求項4】 上記多孔体は、少なくとも2層以上より
なり、該層の間に高吸収性ポリマーを有することを特徴
とする請求項1乃至3記載の吸収性物品。 - 【請求項5】 上記多孔体は、液体を吸収すると体積が
異方性を有して膨張することを特徴とする請求項1乃至
4記載の吸収性物品。 - 【請求項6】 上記多孔体の毛管浸透圧が2000dyn/
cm2 以上であることを特徴とする請求項1乃至5記載の
吸収性物品。 - 【請求項7】 上記多孔体の表面の親水度が0.3以上
であることを特徴とする請求項1乃至6記載の吸収性物
品。 - 【請求項8】 上記多孔体は繊維集合体であることを特
徴とする請求項1乃至7記載の吸収性物品。 - 【請求項9】 上記多孔体は発泡体であることを特徴と
する請求項1乃至7記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03188972A JP3101010B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 吸収性物品 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03188972A JP3101010B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531134A true JPH0531134A (ja) | 1993-02-09 |
JP3101010B2 JP3101010B2 (ja) | 2000-10-23 |
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Family Applications (1)
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JP03188972A Expired - Fee Related JP3101010B2 (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | 吸収性物品 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3101010B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017187669A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP2019034070A (ja) * | 2017-08-21 | 2019-03-07 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 吸収性物品用固液分離シートおよびそれを備えた吸収性物品 |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP03188972A patent/JP3101010B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017187669A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
JP2017196313A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
CN109152682A (zh) * | 2016-04-28 | 2019-01-04 | 尤妮佳股份有限公司 | 吸收性物品 |
CN109152682B (zh) * | 2016-04-28 | 2019-10-15 | 尤妮佳股份有限公司 | 吸收性物品 |
JP2019034070A (ja) * | 2017-08-21 | 2019-03-07 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 吸収性物品用固液分離シートおよびそれを備えた吸収性物品 |
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