JPH0531129A - 携帯用舌清掃具 - Google Patents

携帯用舌清掃具

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JPH0531129A
JPH0531129A JP21261391A JP21261391A JPH0531129A JP H0531129 A JPH0531129 A JP H0531129A JP 21261391 A JP21261391 A JP 21261391A JP 21261391 A JP21261391 A JP 21261391A JP H0531129 A JPH0531129 A JP H0531129A
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tongue
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tongue cleaning
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Tadashi Yoshimatsu
正 吉松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、舌の清浄化をはかるための携帯用舌
清掃具、特に舌の清掃部材を把持部に対し着脱自在に取
り付けれるようにし、これによって、舌の清掃部材だけ
を汚れに応じて捨てることができるようにする一方、把
持部は長期間にわたって使用可能にすることにより、極
力資源の無駄を無くしたり、又は、光電気化学反応を起
こす半導体を用い、該半導体と唾液更に光との関連によ
り光電気化学反応を起こさせて酸素(発生期の酸素)を
発生させ、この酸素(発生期の酸素)で舌を殺菌するよ
うにした携帯用舌清掃具を提供することを目的とするも
のである。 【構成】本発明は、合成樹脂又はゴムで形成された舌の
清掃部材を、把持部の先端部に着脱自在に設けたことを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口腔内、特に舌の清浄
化をはかるための携帯用舌清掃具、特に舌の清掃部材を
把持部に対し着脱自在に取り付けれるようにしたり、光
電気化学反応を起こす半導体を用い、該半導体と唾液更
に光との関連により光電気化学反応を起こさせて酸素
(発生期の酸素)を発生させて舌を殺菌するようにした
携帯用舌清掃具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、口臭や味覚を損なう原因となる舌
苔を除去するために、それを機械的に掻き取るようにし
た清掃具としては、以下のものが提案されている。 即ち、 柄の一端に偏平部を形成し、該偏平部の下面
に刷毛を、柄の他端に向かって傾斜させて植設すると共
に前記偏平部の上面に反射板を設けたものである(実開
昭59ー141831号公報)。
【0003】 薄くて細長い金属板を口に入る程度に
曲げて、柄に取り付けたものである(実開昭60ー17
2593号公報)。
【0004】 柄部に対し舌の表面に付着した垢や食
べ滓等を掻きとる掻取部を備えた清掃枠を形成したもの
である(実開昭64ー6916号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のものはブラシによって舌の汚れを除去するようにした
ものであるが、ブラシでは舌の汚れを掻き出すだけで確
実に除去するのが困難であり、しかもブラシに付着した
舌の汚れはその使用後に清掃する際、ブラシに汚れがま
つわり付いて除去が困難になり、このため、ブラシに付
着した舌の汚れを洗浄し難く、このブラシに残存した舌
の表面に付着した垢や食べ滓等に細菌(ストレプトコッ
カス・サンギス等)が繁殖して極めて不衛生になるなど
の課題がある。
【0006】又、上記のものは、薄くて細長い金属板
を口に入る程度に曲げて、柄に取り付けたものである
が、これでは金属板が薄いため取扱中に舌を傷つけた
り、使用者に不安を与えるだけでなく、薄い金属板で形
成されているので使用感が至極悪いなどの課題がある。
【0007】更に、上記のものは、柄部に対し舌の表
面に付着した垢や食べ滓等を掻きとる掻取部を半円弧状
等の清掃枠で形成したものであるが、清掃枠が板状に形
成されているために舌の表面に付着した垢や食べ滓等を
掻きとることが困難であるなどの課題が有る。
【0008】しかも、上記〜のいずれのものも、舌
の清掃部と把持部が一体に形成されており、従って、舌
の清掃部が汚れたり、清掃部が使用により変色して使用
者の使用に対する違和感が有る場合、更に清掃部におけ
る舌との接触部が摩耗して舌の表面に付着した垢や食べ
滓等の掻き取りが不充分になったときには全体を捨てる
必要が有るが、これでは至極不経済である。
【0009】特に、これらの舌の清掃具に用いられる素
材は化石資源の大量消費によって生産されるものである
が、この化石資源の大量消費により地球環境の破壊が大
変憂慮されている。このため、このような化石資源の大
量消費に対しては極力配慮してその無駄な資源の消費を
極力防止する必要が有るが、上記〜のものは、この
要請に逆行している。
【0010】従来、舌の表面に付着した垢や食べ滓等を
栄養源として雑菌が繁殖し、これが口臭の原因になった
り、更に唾液のpHを小さくし、つまり酸性にして虫歯
の促進に影響を与えるのであり、このため従来では過酸
化水素水の希釈液でうがいして口中の酸化殺菌を行って
いたが、過酸化水素水は舌に刺激を与えるので取扱性の
点で問題があった。
【0011】ところで、本発明者は、光電気化学反応を
起こす半導体を用い、該半導体と唾液更に光との関連に
より光電気化学反応を起こさせると、酸化還元反応によ
り、唾液中の水分が電気化学的に分解されて酸素(発生
期の酸素)と水素が発生し、しかもこの酸素(発生期の
酸素)が強力な殺菌作用を有するとの知見を得た。
【0012】本発明は、これらの知見に基づき完成され
たものであって、上記技術的な課題を解決するために、
口腔内、特に舌の清浄化をはかるための携帯用舌清掃
具、特に舌の清掃部材を把持部に対し着脱自在に取り付
けれるようにし、これによって、舌の清掃部材だけを汚
れに応じて捨てることができるようにする一方、把持部
は長期間にわたって使用可能にすることにより、極力資
源の無駄を無くしたり、又は、光電気化学反応を起こす
半導体を用い、該半導体と唾液更に光との関連により光
電気化学反応を起こさせて酸素(発生期の酸素)を発生
させ、この酸素(発生期の酸素)で舌を殺菌するように
した携帯用舌清掃具を提供することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の携帯用舌清掃具は、合成樹脂又はゴムで形
成された舌の清掃部材を、把持部の先端部に着脱自在に
設けたことを特徴とするものである。
【0014】本発明の携帯用舌清掃具は舌の清掃部材と
手で握る把持部が別体で構成され、この清掃部材が把持
部の先端部に着脱自在に取り付け可能に形成されてい
る。
【0015】このように清掃部材が把持部の先端部に着
脱自在に取り付け可能に形成されているから舌の清掃部
材だけを汚れに応じて捨てることができるようにし、一
方、把持部は長期間にわたって使用可能にすることによ
り、極力資源の無駄を無くすることができるのである。
【0016】この清掃部材は、舌の表面に付着した垢や
食べ滓等を掻き取るために舌の表面をこするための掻き
取り部を備えており、しかも合成樹脂又はゴムで形成さ
れている。
【0017】本発明で用いられる合成樹脂としては特に
限定されるものではなく、熱可塑性樹脂或いは硬化性樹
脂のいずれでも良い。
【0018】この熱可塑性樹脂としては特に限定される
ものではないが、具体的には、例えばABS樹脂、AS
樹脂、ブタジエン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、ナイロン(ポリアミド)、ポリブテン−1、ポリカ
ーボネート、ポリエチレン(PE)(低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン)、ポリエチレンテレフタレー
ト(ポリエステル)、メタクリル樹脂、ポリメチルペン
テン、ポリプロピレン、ポリスチレン(一般用ポリスチ
レン、耐衝撃用ポリスチレン、発泡ポリスチレン)、ポ
リ塩化ビニール、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレンビニールアルコール共重合体又はアイオノ
マー等が挙げられるが、これらの熱可塑性樹脂に公知の
無機質或いは有機質の充填剤更に顔料等を添加したもの
でも良い。
【0019】又、硬化性樹脂の具体的な代表例として
は、例えばエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フ
ェノール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、熱硬化性ポリ
ウレタン樹脂、紫外線硬化性ポリウレタン樹脂、湿気硬
化性ポリウレタン樹脂、電子線硬化性ポリウレタン樹
脂、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂等が挙げられる
が、これらの硬化性樹脂に公知の無機質或いは有機質の
充填剤更に顔料等を添加したものでも良い。
【0020】本発明で用いられるゴムとしては特に限定
されるものではないが、具体的には、例えば天然ゴム、
アクリルゴム、アクリルニトリルゴム、ニトリルゴム、
スチレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム又はブチルゴム
などの単独重合体、或いはこれらの2種以上の共重合
体、更にこれらの2種以上の混合物などが挙げられる。
【0021】本発明で用いられる把持部は手で握れる程
度の長さや太さを有するものであれば特に限定されるも
のではなく、その材質も特に限定されるものではない
が、一般に、上記清掃部材と同様の材質が用いられる。
【0022】又、上記目的を達成するために、本発明の
携帯用舌清掃具は、舌の清掃部材及び/又は把持部の先
端部には唾液との接触により光電気化学反応を起こす半
導体を設け、且つ該半導体には、舌の清掃中に、光が照
射されるように構成されているものも有益である。
【0023】本発明において、舌の清掃部材と把持部
は、上述のものと同様に、別体で構成され、この清掃部
材が把持部の先端部に着脱自在に取り付け可能に形成さ
れていてもよいが、この携帯用舌清掃具は、後述するよ
うに唾液との接触により光電気化学反応を起こす半導体
を設け、且つ該半導体には、舌の清掃中に、光が照射さ
れるように構成されており、この光電気化学反応で発生
した酸素(発生期の酸素)が殺菌作用を有するので至極
衛生的であり、従って、耐久性が著しく良いので、舌の
清掃部材と把持部が一体に形成されていても良いのであ
る。
【0024】又、舌の清掃部材と把持部の材質として
は、上述のものと同様なのでその説明を省略する。
【0025】そして、本発明においては、舌の清掃部材
及び/又は把持部の先端部には唾液との接触により光電
気化学反応を起こす半導体を設け、且つ該半導体には、
舌の清掃中に、光が照射されるように構成されている点
に最も大きな特徴を有する。
【0026】この光電気化学反応を起こす半導体、つま
り水を電解して酸素(発生期の酸素)と水素を発生する
半導体は数多くのものが発表されており、従って、本発
明で用いられるこの種の半導体としては特に限定される
ものではないが、口中に入れて使用するので安全性、耐
久性(耐湿性)及び発生する起電力等の観点より、白金
を担持した酸化チタン(nーTiO2/Pt)、nーS
iの表面に白金などの金属を部分的に付けたもの(nー
Si/Pt)又はpーSiの表面に白金などの金属を部
分的に付けたもの(pーSi/Pt)等が特に望まし
い。
【0027】この半導体は、舌の表面に付着した垢や食
べ滓等を掻き取る際、受光することにより、白金と、n
ーTiO2、nーSi又はpーSiの間に起電力が発生
し、この発生した起電力によって唾液中の水を電解して
酸素と水素を発生する。例えば、白金とnーTiO2
は白金(極)から水素が、又、n−TiO2(極)から
は酸素が発生するのであり、また白金とnーSiでは白
金(極)から水素が、又、n−Si(極)からは酸素が
発生するのであり、更に白金とpーSiでは白金(極)
から酸素が、又、p−Si(極)からは水素が発生する
のであり、これらの発生直後の酸素は極めて活性で酸化
力が強く舌の垢や食べ滓等に繁殖している細菌を死滅さ
せるのである。
【0028】この場合、清掃部材における舌と接触する
箇所と光電気化学反応を起こす半導体は唾液によって導
通されており、光電気化学反応で発生した酸素(発生期
の酸素)は唾液を通じて舌の垢や食べ滓等の雑菌が繁殖
している箇所に移行したり、或いは舌の垢や食べ滓等の
雑菌が繁殖している箇所で光電気化学反応により酸素
(発生期の酸素)が発生するのである。
【0029】ところで、光電気化学反応を起こす半導体
に光が照射されるようにするにはこの半導体を清掃部材
の先端縁表面に固定して、外からの光が直接半導体に照
射されるようにしても良く、又は清掃部材及び/又は把
持部を透明な素材で形成し、この清掃部材及び/又は把
持部に照射された光がこれらを透過して半導体に照射さ
れるようにしても良く、更に清掃部材及び/又は把持部
には受光部を設け、該この光が清掃部材及び/又は把持
部内を通って半導体に照射されるように構成しても良い
のである。
【0030】この光電気化学反応を起こす半導体の形状
は特に限定されるものではなく、舌清掃具の用いられる
箇所に応じて粒状、棒状、線状又は板状等に形成され
る。
【0031】
【作用】本発明の携帯用舌清掃具は、上記構成を有し、
舌の清掃部材を把持部に対し着脱自在に取り付けれるよ
うにし、これによって、舌の清掃部材だけを汚れに応じ
て捨てることができるのであり、一方把持部は長期間に
わたって使用可能にすることにより、至極衛生的で、し
かも資源の無駄を極力無くしうる作用を有する。
【0032】又、本発明の携帯用舌清掃具は、上記構成
を有し、舌の清掃部材及び/又は把持部の先端部には唾
液との接触により光電気化学反応を起こす半導体を設
け、つまり水を電解して酸素と水素を発生する半導体を
設け、且つ該半導体には、舌の清掃中に、光が照射され
るように構成されているので、この電解によって発生し
た直後の酸素は極めて活性で酸化力が強く舌の垢や食べ
滓等に繁殖している細菌を死滅させる作用を有するので
ある。
【0033】この場合、清掃部材における舌と接触する
箇所と光電気化学反応を起こす半導体は唾液によって導
通されており、光電気化学反応で発生した酸素(発生期
の酸素)は唾液を通じて舌の垢や食べ滓等の雑菌が繁殖
している箇所に移行したり、或いは舌の垢や食べ滓等の
雑菌が繁殖している箇所で光電気化学反応により酸素
(発生期の酸素)が発生し、この発生直後の酸素が雑菌
を死滅させる作用を有するのである。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。図1か
ら図3において、本発明の携帯用舌清掃具1は舌の清掃
部材2と手で握る把持部3が別体で構成され、この清掃
部材2が把持部3の先端部に着脱自在に取り付け可能に
形成されている。
【0035】この清掃部材2には、図1から図3に示す
ように、その基端部に、後述する把持部3における係止
部30が挟着される係合部20が形成されていると共
に、その先端部に舌の表面に付着した垢や食べ滓等を掻
き取るために舌の表面をこするための薄肉の掻き取り部
4を備えており、しかもこの掻き取り部4は平面視略三
角形状のヘッド4aと該ヘッド4aの先端部が下方に折
曲されて下端摺擦部4bが形成され、且つ該下端摺擦部
4bにおける下端摺擦縁の中央を舌の表面に沿うように
少し高くしてゆるやかな湾曲状に形成している。
【0036】又、把持部3は、図1から図3に示すよう
に、手で握れる程度の長さや太さを有するものであり、
しかもその先端部を稍幅広に張り出させ、且つその先端
から細棒状の係止部30を突出させ、この把持部3の係
止部30を上記清掃部材2の係合部20に挿入して挟着
しうるように構成されている。このように構成すること
により、図2及び図3に示すように、清掃部材2が把持
部3の先端部に着脱自在に取り付け可能となるのであ
る。更に、この把持部3の後端部には孔3aを設け、こ
の孔3aによって携帯用舌清掃具1を吊り下げ可能に構
成されている。
【0037】上記の清掃部材2と把持部3は合成樹脂や
ゴム等、種々の素材で形成することが可能であるが、こ
の場合、染・顔料でブルーに着色したポリプロピレンで
形成されている。
【0038】この実施例では、清掃部材2が把持部3の
先端部に着脱自在に取り付け可能に形成されているから
舌の清掃部材2だけを汚れに応じて捨てることができる
のであり、一方、把持部3は長期間にわたって使用可能
にすることにより、資源の無駄を極力無くすることがで
きるのである。
【0039】又、図4から図8に示すように、本発明の
携帯用舌清掃具1は、舌の清掃部材2及び/又は把持部
3の先端部には唾液との接触により光電気化学反応を起
こす半導体5を設けられ、且つ該半導体5には、舌の清
掃中に、光が照射されるように構成されているものも有
益である。
【0040】本発明においては、図4から図6に示すよ
うに、舌の清掃部材2と把持部3は、上述のものと同様
に、別体で構成され、この清掃部材2が把持部3の先端
部に着脱自在に取り付け可能に形成されていてもよい。
【0041】この舌の清掃部材2と把持部3の基本的構
成は上述の場合と同様であり、その着脱手段も同様なの
で省略する。
【0042】即ち、この携帯用舌清掃具1は、上記実施
例のものにおいて、舌の清掃部材2及び/又は把持部3
の先端部、この場合、把持部3における係止部30の先
端部には唾液との接触により光電気化学反応を起こす棒
状の半導体5を設け、しかも清掃部材2を透明にするこ
とにより、半導体5には、舌の清掃中に、光が照射され
るように構成されており、一方、図4から図6に示すよ
うに、清掃部材2の基端部には、上記棒状の半導体5が
挿入し得る挿入部2aが形成されており、この清掃部材
2にはその長手方向に、口中に入れて使用する際、唾液
が接触するように、上下に貫通する長孔2bが形成され
ている。
【0043】この光電気化学反応を起こす半導体5、つ
まり水を電解して酸素と水素を発生する半導体5は数多
くのものが発表されており、従って、本発明で用いられ
るこの種の半導体5としては特に限定されるものではな
いが、口中に入れるものであるので安全性、耐久性(耐
湿性)及び発生する起電力等の観点より、白金を担持し
た酸化チタン(nーTiO2/Pt)、nーSiの表面
に白金などの金属を部分的に付けたもの(nーSi/P
t)又はpーSiの表面に白金などの金属を部分的に付
けたもの(pーSi/Pt)等が、特に望ましい。
【0044】この実施例では、直径2.5mm程度のチ
タン棒の表面に、CVD法、光CVD法、焼成法、陽極
酸化等の方法で酸化チタンを形成し、該酸化チタンの表
面に部分的に白金を担持したものであり、この半導体5
を水中に浸漬し、室内光を照射すると白金(極)から水
素が発生し、nーTiO2(極)からは酸素が発生する
ことが認められた。
【0045】又、この半導体5は、舌の表面に付着した
垢や食べ滓等を掻き取る際、受光することにより、白金
(極)とnーTiO2(極)の間に起電力が発生し、こ
の発生した起電力によって唾液中の水を電解して酸素と
水素を発生する。この発生直後の酸素(発生期の酸素)
は極めて活性で酸化力が強く舌の垢や食べ滓等に繁殖し
ている細菌を死滅させるのである。
【0046】この場合、清掃部材2における舌と接触す
る箇所と光電気化学反応を起こす半導体5は唾液によっ
て導通されており、この光電気化学反応で発生した酸素
(発生期の酸素)は唾液を通じて舌の垢や食べ滓等の雑
菌が繁殖している箇所に移行したり、或いは舌の垢や食
べ滓等の雑菌が繁殖している箇所で光電気化学反応によ
り酸素(発生期の酸素)が発生するのである。
【0047】ところで、光電気化学反応を起こす半導体
5に光が照射されるようにするには、この半導体5を清
掃部材2の下端摺擦部4bにおける下端摺擦縁表面に固
定して、外からの光が直接半導体5に照射されるように
しても良く、又は清掃部材2及び/又は把持部3を透明
な素材で形成し、この清掃部材2及び/又は把持部3に
照射された光がこれらを透過して半導体5に照射される
ようにしても良く、更に清掃部材2及び/又は把持部3
には受光部を設け、該この光が清掃部材2及び/又は把
持部3内を通って半導体5に照射されるように構成して
も良いのである。
【0048】ところで、本発明の携帯用舌清掃具1にお
いては、上述のように唾液との接触により光電気化学反
応を起こす半導体5を設け、且つ該半導体5には、舌の
清掃中に、光が照射されるように構成されており、この
光電気化学反応で発生した酸素(発生期の酸素)が殺菌
作用を有するので至極衛生的であり、従って、図7に示
すように、耐久性が著しく良いので、舌の清掃部材2と
把持部3が一体に形成されていても良いのである。
【0049】この場合、図8に示すように、この清掃部
材2と把持部3が一体に形成された携帯用舌清掃具1に
おける清掃部材2にはその長手方向に、口中に入れて使
用する際、唾液が接触するように、上下に貫通する長孔
2bが形成されている。
【0050】この携帯用舌清掃具1における舌の清掃部
材2と把持部3の材質としては、上述のものと同様であ
り、又、この半導体5は、上述の場合と同様に、舌の表
面に付着した垢や食べ滓等を掻き取る際、受光すること
により、白金(極)とnーTiO2(極)の間に起電力
が発生し、この発生した起電力によって唾液中の水を電
解して酸素と水素を発生する。この発生直後の酸素は極
めて活性で酸化力が強く舌の垢や食べ滓等に繁殖してい
る細菌を死滅させることも、上述の場合と同様である。
【0051】
【発明の効果】本発明の携帯用舌清掃具は、上記構成を
有し、舌の清掃部材を把持部に対し着脱自在に取り付け
れるようにし、これによって、舌の清掃部材だけを汚れ
に応じて捨てることができるのであり、一方把持部は長
期間にわたって使用可能にすることにより、至極衛生的
で、しかも資源の無駄を極力無くしうる等の特有の効果
を有するのである。
【0052】又、本発明の携帯用舌清掃具は、上記構成
を有し、舌の清掃部材及び/又は把持部の先端部には唾
液との接触により光電気化学反応を起こす半導体を設
け、つまり水を電解して酸素と水素を発生する半導体を
設け、且つ該半導体には、舌の清掃中に、光が照射され
るように構成されているので、この電解によって発生し
た直後の酸素は極めて活性で酸化力が強く舌の垢や食べ
滓等に繁殖している細菌を死滅させるので極めて安全
で、且つ衛生的である効果を有するのである。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図2はその清掃部材に把持部の先端部を挟着す
る状態を示す斜視図である。
【図3】図3は本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図4】図4は本発明の他の実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図5】図5はその清掃部材に把持部の先端部を挟着す
る状態を示す斜視図である。
【図6】図6は本発明の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図7】図7は本発明の更に他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図8】図8は図7のA−A線横断面図である。
【0054】
【符号の説明】
1 携帯用舌清掃具 2 清掃部材 2a 挿入部 2b 長孔 3 把持部 4 掻き取り部 4a ヘッド 4b 下端摺擦分解斜視図 5 半導体 20 係合部 30 係止部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂又はゴムで形成された舌の清掃
    部材を、把持部の先端部に着脱自在に設けたことを特徴
    とする携帯用舌清掃具。
  2. 【請求項2】 舌の清掃部材及び/又は把持部の先端部
    には唾液との接触により光電気化学反応を起こす半導体
    を設け、且つ該半導体には、舌の清掃中に、光が照射さ
    れるように構成されていることを特徴とする携帯用舌清
    掃具。
  3. 【請求項3】 舌の清掃部材と把持部が一体に形成され
    ている請求項2に記載の携帯用舌清掃具。
  4. 【請求項4】 舌の清掃部材を、把持部の先端部に着脱
    自在に設けている請求項2に記載の携帯用舌清掃具。
  5. 【請求項5】 舌の清掃部材及び/又は把持部には受光
    部を設け、該受光部が受けた光を光電気化学反応を起こ
    す半導体に照射するように構成している請求項2ないし
    4のいずれかに記載の携帯用舌清掃具。
  6. 【請求項6】 舌の清掃部材における舌と接触する箇所
    と光電気化学反応を起こす半導体が唾液によって導通さ
    れている請求項2ないし5のいずれかに記載の携帯用舌
    清掃具。
  7. 【請求項7】 光電気化学反応を起こす半導体が粒状、
    棒状、線状又は板状である請求項2ないし6のいずれか
    に記載の携帯用舌清掃具。
  8. 【請求項8】 光電気化学反応を起こす半導体が白金を
    担持した酸化チタン(nーTiO2/Pt)、nーSi
    の表面に白金などの金属を部分的に付けたもの(nーS
    i/Pt)又はpーSiの表面に白金などの金属を部分
    的に付けたもの(pーSi/Pt)である請求項2ない
    し7のいずれかに記載の携帯用舌清掃具。
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