JPH0531118Y2 - - Google Patents

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JPH0531118Y2
JPH0531118Y2 JP1986161260U JP16126086U JPH0531118Y2 JP H0531118 Y2 JPH0531118 Y2 JP H0531118Y2 JP 1986161260 U JP1986161260 U JP 1986161260U JP 16126086 U JP16126086 U JP 16126086U JP H0531118 Y2 JPH0531118 Y2 JP H0531118Y2
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floorboard
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンテナーの床やトラツクの荷台等の
ように、重量物が積載される床構造に関するもの
である。
(従来技術とその問題点) 従来から、コンテナーやトラツクの荷台等の床
板としては、幅広で長尺の板材が採用されてきた
が、近年、原木資源の枯渇や原木価格の高騰など
の理由により良質な原木の入手が困難となり、又
反り等が生じることから合板製の床板が使用され
るようになつてきている。
一方、輸送コストの低減を図るために、コンテ
ナーや荷台の積載量の増加が要望されているが、
例えば、コンテナーの床強度としてはISO規格の
1.3〜1.33倍の強度が要求され、このような要求
を満足させるために、高比重材で且つ厚みの大な
る床材を使用することで対応しているが、コンテ
ナーの重量が大きくなつて取扱い難く、その上、
内容積が減少して一部の積荷に対応できても積載
量の増大に対処できないという問題点がある。
本考案はこのような問題点をなくすることを目
的とするものであり、従来のコンテナー等の床板
と同程度の厚みで合板製床板よりも軽量な且つ床
強度としてISO規格の1.33倍の強度を有する床構
造を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の床構造は、
実施例に対応する図面に示すように、比重が0.4
〜0.6のラワン等の南洋材よりなる角材形状の挽
材2を複数本並設して対向する側面同志を互いに
接着することにより板状芯材1を形成し、この芯
材1の表裏面に比重が0.7以上の広葉樹材よりな
るクロスバンド層3を介して芯材1と同じく比重
が0.7以上の広葉樹材よりなる3枚以上の単板4
を木目方向を平行にして積層一体化することによ
り床板Aを形成し、この床板Aを該床板Aの厚み
の15倍以下の間隔で配設されている床梁B上に、
表面の木目が床梁Bの長さ方向に直交させて架設
し、床梁Bに緊結させてなることを特徴とするも
のである。
(作用) 角材形状の挽材2は比重が0.4〜0.6のラワン等
の南洋材よりなるので、これらの南洋材は比重が
小さく均質であるために床板Aを構成した場合の
剪断強さが大きくなり、この挽材2を複数本並列
して対向する側面同志を互いに接着することによ
り得られる板状芯材1は、節やササクレ等の欠点
が除去され、且つ単板のような裏割れのない芯材
1を構成するものである。
又、この板状芯材1の表裏面に層着したクロス
バンド層3によつて床板Aの寸法安定性が確保さ
れると共に該クロスバンド層3上に積層一体化し
た単板4は、比重が0.7以上の広葉樹材よりなる
から、表面材として要求される引張強さや圧縮強
さと同時に耐摩耗性を発揮し、床板Aを従来のコ
ンテナー等の床板と同程度の厚み(28mm厚)に形
成した場合、合板製床板よりも軽量で且つ床強度
としてISO規格の1.33倍の強度を有する床構造を
構成するものである。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明すると、1
は長尺板状の芯材で、十数mm角に形成された比重
が0.4〜0.6のラワン等の南洋材よりなる角材形状
の挽材2を複数本、平面方向に並設して対向する
側面同志を適宜な接着剤によつて互いに接着する
ことにより形成されてある。
芯材1として比重が0.4〜0.6のラワン等の南洋
材を使用した理由は、この種の南洋材は一般に比
重が小さく均質であると共に剪断強さが比較的大
であり、そのため、複数本の挽材2を並設して接
着することにより形成された芯材1は節、ササク
レ等の欠点が除去できると共に単板のような裏割
れのない芯材1が得られ、又、床板の軽量化を図
ることができるためである。
3,3はこの芯材1の表裏面にその木目方向を
芯材1の長さ方向に直交させて貼着した単板より
なるクロスバンドで、これらのクロスバンド3,
3上に表面材として3枚以上の単板4をその木目
方向を芯材1の長さ方向にして一体に積層接着
し、床板Aを構成してある。
単板4は、比重が0.7以上の広葉樹材よりなり、
表面材として要求される引張強さ、圧縮強さ、耐
摩耗性を保持している。
このような物性を満足させるものとしては、均
質な材質を有する南洋材、特にアピトン、カプー
ル、クルイン等が適している。
又、クロスバンド層3としての単板も、前記単
板4と同一のものを使用することが、工程上都合
が良い。
さらに、床板AがISO規格の1.33倍の強度を得
るように単板の裏割れが生ぜず、或いは生じても
極く小さい範囲となるようにするには、前記クロ
スバンド層3及び単板4の厚みを2mm以下とし、
芯材1の厚みは、床板Aの厚みの50〜60%を占め
るように構成してある。
このように構成した床板Aは、該床板Aの厚み
の15倍以下の間隔毎に配設された床梁B,B間上
に、その表面の木目が床梁Bと直交する方向に向
けて、即ち、挽材2の長さ方向を床梁Bと直交さ
せて架設し、ボルト等により床梁Bに緊締して床
構造を形成する。なお、床板Aの表面の木目を床
梁Bと平行になるように配した場合には芯材1に
おいて剪断破壊が生じ易くなり、強度的に満足で
きないものである。
次に、本考案の具体的な実施例と試験結果を示
す。
比重が0.50のホワイトラワンよりなる15×15mm
の角材を多数本並設し、その対向側面に塗布した
フエノール樹脂接着剤によつて互いに接着するこ
とにより幅2.5m、長さ1.5mの芯材を形成すると
共にこの芯材の表裏両面に1.8mm厚のアピトン単
板を4枚、その内、1枚をクロスバンドとして芯
材に密接させ、他の3枚は木目方向を揃えてその
木目が角材の長さ方向に平行に配し、これらの単
板に塗布しているフエノール樹脂接着剤を介して
熱圧接着することにより厚さ28mmの床板を構成し
た。
この床板の重量は19.6Kg/m2であり、従来のア
ピトン合板製床板と比較して3〜5Kg/m2軽量化
できた。
次に、この床板を300mm間隔毎に配設されたC
型鋼よりなる床梁上に、その表面の木目が該床梁
と直交するように架設、載置し、ボルトによつて
床梁に固着することにより構成した床に、
JISZ1618「国際大型一般貨物コンテナ」に示され
ているテストを行つたところ、床は7300Kgの荷重
に耐えることができ、ISO規格の1.33倍の強度を
充分に有することが確認できた。
一方、前記床板を前記間隔毎に設けられた床梁
上に、その表面の木目が床梁と平行となるように
架設したのち同様なテストを行つたところ、3500
Kgの荷重で芯材部に破壊がみられた。
(考案の効果) 以上のように本考案の床構造によれば、比重が
0.4〜0.6のラワン等の南洋材よりなる角材形状の
挽材2を複数本並設して対向する側面同志を互い
に接着することにより板状芯材1を形成している
ので、角材形状の挽材2は比重が0.4〜0.6のラワ
ン等の南洋材よりなるから、比重が小さく且つ節
等がなく均質ために床板Aを構成した場合の剪断
強さが大きくなつて、従来の合板床材と比較して
同一厚さで軽量化できると共にISO規格の1.33倍
の荷重に耐える床構造を形成できるものであり、
このような床をコンテナーやトラツク等の床構造
として採用することにより積載容積を減少させる
ことなく軽量化を図ることができると共に荷役或
いは輸送中における床板の破壊発生をなくして安
全な床構造を提供できるものである。
又、この板状芯材1の表裏面に層着した比重が
0.7以上の広葉樹材よりなるクロスバンド層3に
よつて床板Aの寸法安定性を確保することができ
ると共に該クロスバンド層3上に積層一体化した
単板4も比重が0.7以上の広葉樹材よりなるから、
表面材として要求される引張強さや圧縮強さと同
時に充分な耐摩耗性を得ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
その斜視図、第2図は床板の一部分解斜視図であ
る。 1……芯材、2……挽材、3……クロスバンド
層、4……単板、A……床板、B……床梁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比重が0.4〜0.6のラワン等の南洋材よりなる角
    材形状の挽材2を複数本並設して対向する側面同
    志を互いに接着してなる板状芯材1と、この芯材
    1の表裏面に比重が0.7以上の広葉樹材よりなる
    クロスバンド層3を介して同じく比重が0.7以上
    の広葉樹材よりなる3枚以上の単板4を芯材1と
    木目方向を平行にして積層一体化して形成した床
    板Aを、該床板Aの厚みの15倍以下の間隔で配設
    されている床梁B上に、表面の木目が床梁Bの長
    さ方向に直交させて架設し、床梁Bに緊結させて
    なる床構造。
JP1986161260U 1986-10-21 1986-10-21 Expired - Lifetime JPH0531118Y2 (ja)

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JPS6367492U JPS6367492U (ja) 1988-05-06
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530254B2 (ja) * 1972-02-17 1980-08-09

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530254U (ja) * 1978-08-18 1980-02-27
JPS5688690U (ja) * 1979-12-10 1981-07-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5530254B2 (ja) * 1972-02-17 1980-08-09

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JPS6367492U (ja) 1988-05-06

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