JPH0531088A - Mr装置 - Google Patents

Mr装置

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JPH0531088A
JPH0531088A JP3215957A JP21595791A JPH0531088A JP H0531088 A JPH0531088 A JP H0531088A JP 3215957 A JP3215957 A JP 3215957A JP 21595791 A JP21595791 A JP 21595791A JP H0531088 A JPH0531088 A JP H0531088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
frequency
sequence
inversion
inversion pulse
Prior art date
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Pending
Application number
JP3215957A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Iijima
直人 飯島
Akihiro Ishikawa
亮宏 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3215957A priority Critical patent/JPH0531088A/ja
Publication of JPH0531088A publication Critical patent/JPH0531088A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反転パルスの周波数特性を、高い分解能で、
容易にかつ時間効率高く行なう。 【構成】 前方に測定用反転パルス、後方に90゜励起
パルスを有するパルスシーケンスを、各シーケンスごと
に反転パルスを交互にオン・オフさせながら繰り返し、
オン・オフのそれぞれで自由減衰信号を検出し、それら
の信号を加減算処理することによって反転パルスによる
データのみを収集し、反転パルスのキャリア周波数を所
定のステップで変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴(NM
R)を利用してイメージングなどを行うMR装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】MR装置では、正確なイメージングなど
を行うために、実際の静磁場中に置かれた被検体に対す
る反転パルス(180゜パルス)の周波数特性を把握し
ておくことが重要である。この反転パルスの周波数特性
は、従来では、つぎにようにして測定している。被検体
(ファントム)を静磁場中に配置した状態で測定すべき
反転パルスを読み出し方向の選択的反転パルスとして与
える。つまり、反転パルスを、読み出し方向の傾斜磁場
パルスとともに印加する。その後、通常のスピンエコー
法によるパルスシーケンスを行い、画像化する。する
と、読み出し方向において選択的に反転された部分は信
号が生じないため、その部分は画像モニター装置上では
黒く抜けた部分として表示されることになる。その黒い
部分の、読み出し方向断面における信号強度分布を取り
出してプロフィール表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように撮像した画像からプロフィール表示を行うことに
より反転パルスの周波数特性を測定するのでは、イメー
ジングのためのパルスシーケンスおよびデータ処理を行
わなければならないので、時間効率が悪いとともに処理
がめんどうであるという問題がある。また、周波数分解
能は画素の周波数に対応する幅に制限されるので、周波
数分解能を高めることができないという問題もある。
【0004】この発明は、上記に鑑み、時間的な効率が
高く、かつ容易な処理で、高周波数分解能の反転パルス
の周波数特性測定を行うことができる、MR装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMR装置においては、パルスシーケ
ンスとしては前方に測定用反転パルス、後方に90゜励
起パルスを有するものとしてこれを繰り返し、その各シ
ーケンスごとに測定用反転パルスを交互にオン・オフ
し、測定用反転パルスのオンのシーケンスおよびオフの
シーケンスで自由減衰信号をそれぞれ検出し、それらの
信号を加減算処理することによって測定用反転パルスに
よるデータのみを収集し、これを測定用反転パルスのキ
ャリアの周波数を所定のステップで変化させながら繰り
返すことが特徴となっている。測定用反転パルスのキャ
リア周波数ごとに励起およびデータ収集するため、各周
波数で得たデータをプロットしていけば反転パルスの周
波数特性が得られ、処理が容易であるとともに時間効率
も良好である。また、キャリアの周波数幅および変化ス
テップを任意に定めることができ、反転パルスの周波数
特性の測定を高い分解能で行なうことも容易である。
【0006】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例
にかかるMR装置を示すブロック図で、被検体11に送
信コイル12と受信コイル13とが取り付けられ、これ
らが主マグネット15により形成される静磁場及びそれ
に重畳するよう傾斜コイル14により形成される傾斜磁
場内に配置される。傾斜コイル14は、直交3軸の各方
向に磁場強度が傾斜している傾斜磁場をそれぞれ独立に
発生することができるように構成されている。直交3軸
の傾斜磁場は、それぞれスライス選択用傾斜磁場Gs、
位相エンコード用傾斜磁場Gp、周波数エンコード用傾
斜磁場Grである。傾斜コイル14には傾斜磁場Gs,
Gr,Gpの各電源21、22、23から電流が供給さ
れ、各方向の傾斜磁場が形成される。傾斜コイル14に
より所定の波形の各傾斜磁場パルスが形成されるよう
に、この傾斜磁場電源21〜23の供給電流波形が傾斜
磁場制御装置24により制御されている。
【0007】送信コイル12には、高周波電源33から
パワーゲート38を経てRFパルスが供給される。この
RFパルスは、周波数変換器32において、シンセサイ
ザ34からのRF正弦波信号をキャリア信号として、R
F波形発生器31からのsinc波形でAM変調したも
のを、高周波電源33により増幅したものである。
【0008】被検体11に送信コイル12からRFパル
スを照射してその核スピンを励起した後発生するNMR
信号は受信コイル13で受信される。この受信NMR信
号は前置増幅器35により増幅された後、直交位相検波
器36で検波され、次にA/D変換器37でデジタルデ
ータに変換されてホストコンピュータ41に取り込まれ
る。この直交位相検波器36はシンセサイザ34から送
られる参照信号と受信信号とをミキシングすることによ
って2つの信号の周波数の差を出力する。
【0009】シーケンスコントローラ42はホストコン
ピュータ41の制御下、傾斜磁場制御装置24に各傾斜
磁場パルスの波形情報と発生タイミング情報を与え、R
F波形発生器31にRFパルスのsinc波形情報及び
発生タイミング情報を与えるとともに、シンセサイザ3
4にキャリア信号の周波数(共鳴周波数に対応する)に
関する情報を送り、パワーゲート38のオン・オフ制御
を行ない、さらにA/D変換器37のサンプルタイミン
グなどを制御する。
【0010】ホストコンピュータ41には、表示装置と
キーボード装置などの入力装置とを有するコンソール4
3が接続されている。ホストコンピュータ41に取り込
まれたデータは2次元フーリエ変換されることにより画
像が再構成され、その画像がコンソール43の表示装置
に表示される。
【0011】このように構成されたMR装置において、
ホストコンピュータ41で反転パルスの周波数特性測定
プログラムが起動されると、図2に示すようなシーケン
スが開始される。この基本シーケンスは期間Aのシーケ
ンスとして示されるように、前方の期間A1に測定用反
転パルスを有し、後方の期間A2に90°励起パルスを
有するものである。このシーケンスが期間A、B、C、
D、…と繰り返されるが、その繰り返し期間ごとに交互
にパワーゲート38がオン・オフされる。そして、90
°パルスの後に生じる自由減衰信号(FID信号)が受
信され、検波されてデジタルデータが収集される。反転
パルスがオンのとき(期間A)のデータとオフのとき
(期間B)のデータを減算すれば、反転パルスによるデ
ータのみを採取することができる。この実施例では、反
転パルスがオンのとき(期間A)とオフのとき(期間
B)とで90°パルスのキャリアの位相を交互に逆転さ
せ、収集したデータを加算することによって実質的な減
算が行なわれるようにし、位相の乱れを防ぎながら、反
転パルスによるデータのみを採取するようにしている。
【0012】さらに期間Cでは、反転パルスのキャリア
の位相を、期間Aでの反転パルスのキャリアの位相とは
反対のものとしている。この点を除くと期間C、Dでの
シーケンスは期間A、Bと同じである。この期間C、D
のシーケンスで得られたデータを実質的に相互に減算し
て得たデータは、期間A、Bのシーケンスで得られたデ
ータを実質的に相互に減算して得たデータと加算され
る。これにより、横磁化の信号成分を取り除き、反転パ
ルスによって反転された縦磁化成分の信号のみを捉える
ことができる。このような4回のシーケンスの間、反転
パルスのキャリアの周波数は同じものとされ、この4回
のシーケンスを行なうことによって得たデータの最大値
がその周波数のデータとして採用される。
【0013】そして、上記のような4回のシーケンスが
終るごとに反転パルスのキャリア周波数が変更される。
このキャリア周波数の幅(帯域)と変化ステップは上記
のシーケンスが開始される前にあらかじめ設定される。
また、その周波数の変化範囲の上限値と下限値もあらか
じめ設定されるとともに、反転パルスおよび90°パル
スのパワーもあらかじめ設定される。
【0014】こうしてつぎつぎに反転パルスのキャリア
周波数が変化させられながら、測定シーケンスが行なわ
れていき、各周波数ごとのデータが収集される。このデ
ータを図3に示すように周波数軸上にプロットしていく
と、グラフィック上で反転パルスの周波数特性のプロフ
ィール表示を行なうことができる。
【0015】この場合、反転パルスのキャリア周波数の
幅およびその変化ステップは任意に定めることができ、
しかもRFパワーも自由に設定できるので、その定めた
任意のパワーの下で、任意の分解能で反転パルスの周波
数特性を測定することができ、分解能を高くすることも
容易である。また、反転パルスのキャリア周波数を変え
ながらシーケンスを繰り返していくだけであり、そこで
得られたデータを並べれば周波数プロフィール表示がで
きるので、処理も簡単であって、時間効率も良好であ
る。
【0016】さらにこの実施例では、90°パルスのキ
ャリアの位相を交互に反転させて位相の乱れを防ぎ、し
かも反転パルスのキャリアの位相を交互に反転させてデ
ータ加算を行なって横磁化成分を取り除き、縦磁化成分
のみを抽出するようにしているため、精度の高い測定が
可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上、実施例について説明したように、
この発明のMR装置によれば、測定用反転パルスのキャ
リア周波数を変化させながら、その周波数ごとに励起お
よびデータ収集し、各周波数で得たデータをプロットす
ることにより反転パルスの周波数特性を測定するように
しているので、処理が容易であるとともに時間効率も良
好であり、また、キャリア周波数幅および変化ステップ
を任意に定めることができるため、高い周波数分解能で
その測定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】同実施例にかかるパルスシーケンスを示すタイ
ムチャート。
【図3】得られた周波数プロフィール表示例を示すグラ
フ。
【符号の説明】
11 被検体 12 送信コイル 13 受信コイル 14 傾斜コイル 15 主マグネット 21 スライス選択用傾斜磁場電源 22 周波数エンコード用傾斜磁場電源 23 位相エンコード用傾斜磁場電源 24 傾斜磁場制御装置 31 RF波形発生器 32 周波数変換器 33 高周波電源 34 シンセサイザ 35 前置増幅器 36 直交位相検波器 37 A/D変換器 38 パワーゲート 41 ホストコンピュータ 42 シーケンスコントローラ 43 コンソール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 前方に測定用反転パルス、後方に90゜
    励起パルスを有するパルスシーケンスを繰り返す手段
    と、上記の各シーケンスにおいて、シーケンスごとに測
    定用反転パルスを交互にオン・オフする手段と、その測
    定用反転パルスのオンのシーケンスで検出した自由減衰
    信号とオフのシーケンスで検出した自由減衰信号との加
    減算処理により測定用反転パルスによるデータのみを収
    集する手段と、上記の測定用反転パルスのキャリアの周
    波数を所定のステップで変化させる手段とを備えること
    を特徴とするMR装置。
JP3215957A 1991-07-31 1991-07-31 Mr装置 Pending JPH0531088A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3215957A JPH0531088A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 Mr装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3215957A JPH0531088A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 Mr装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0531088A true JPH0531088A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16681047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3215957A Pending JPH0531088A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 Mr装置

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JP (1) JPH0531088A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008031263A1 (de) 2007-07-05 2009-01-08 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Elektrisches Verteilergehäuse zur Anordnung in einem Kraftfahrzeug

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008031263A1 (de) 2007-07-05 2009-01-08 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Elektrisches Verteilergehäuse zur Anordnung in einem Kraftfahrzeug
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