JPH0530788U - 降雪検知装置 - Google Patents

降雪検知装置

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JPH0530788U
JPH0530788U JP8732591U JP8732591U JPH0530788U JP H0530788 U JPH0530788 U JP H0530788U JP 8732591 U JP8732591 U JP 8732591U JP 8732591 U JP8732591 U JP 8732591U JP H0530788 U JPH0530788 U JP H0530788U
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snow receiving
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隆 千葉
昭太郎 吉田
正孝 望月
伸一 杉原
耕一 益子
雅彦 伊藤
祐士 斎藤
慎二 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雪受け板を常時風上に向けて、風向の違いに
よる感度低下を防ぐ。 【構成】 所定角度θだけ傾斜させた雪受け板11を回
転軸12に取付けるととも、この回転軸12に風向矢羽
根13を取付けて、前記雪受け板11が常時風上を向く
ようにして、雪受け板11への雪の付着性を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、雪や霙等が降っていることを検知する降雪検知装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
例えば、冬期における道路の積雪や凍結を防止するための道路融雪装置におい ては、路面下に電気ヒータや温水配管等の加熱手段を埋設して、降雪時等に前記 電気ヒータを通電し、または温水配管に温水を流通させてその熱により路面を加 熱して融雪する方法が行なわれている。また、このような従来の道路融雪装置に おいては、各路線をいくつかの区間に分けるとともに、各区間の気温や路面温度 および降雪の有無等の気象情況に応じて、融雪を必要とする区間の道路融雪装置 を運転するようになっている。このように、降雪の有無を検知して、道路融雪装 置に信号を送る。また降雪検知装置としては、図2に示すように、傾斜角θが約 30〜45度に設定された雪受け板1を備えており、この雪受け板1の上面には 、それぞれ櫛歯状のプラスとマイナスの両カーボン電極2,3が、傾斜方向と直 角の方向に交互に配列され、また雪受け板1内には、この雪受け板1の表面に付 着した雪の結晶を融解するためのヒータ(図示せず)を備えている。このように 構成される降雪検知装置は、道路融雪装置が布設された区間の道路沿いで周囲に 障害物のない露天に、傾斜した雪受け板1の上面が、例えば北向きとなるように 固定されて設置されている。
【0003】 そして、この降雪検知装置が設置された区間に雪が降ると、降下してきた雪の 結晶4が、ヒータで加熱されている雪受け板1の上面に付着し、直ちに融解され て水5となる。そのため、雪受け板1上に配列されたカーボン電極2,3が前記 水5によって短絡して電流が流れ、このとき流れる電流が増幅されて信号となっ て送られて、道路融雪装置のスイッチがONされる。その結果、その区間の道路 融雪装置が運転され、路面下に埋設されたヒータや温水配管等の加熱手段によっ て路面が加熱され、路面上に落ちた雪を溶して積雪を防止するとともに、路面上 での融雪水の凍結を防止する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述した従来の道路融雪装置の降雪検知装置においては、傾斜した 雪受け面1を一定の方向に向けた状態で固定されているため、図3に示すように 、例えば雪受け板1の傾斜方向と逆な方向から風が吹いた場合には、風に吹き飛 ばされた雪4が、雪受け板1に平行な軌跡を描いて飛んでしまって、表面に付着 しにくくなり、特に強風時には付着しにくく降雪検知感度が低下するという問題 があった。そのため、従来においては、雪受け板1を大型化する等によって、感 度低下を補う工夫が必要であった。
【0005】 この考案は、上記の事情に鑑みなされたもので、どの方向の風が吹いても、安 定した精度で降雪を検知することができ、かつ強風時においても降雪を確実に検 知することのできる降雪検知装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段としてこの考案は、所定角度傾斜した雪受け 板を備え、この雪受け板の表面に雪が付着することにより降雪を検知する降雪検 知装置において、前記傾斜した雪受け板が、鉛直軸を中心に回転するよう軸支さ れ、かつ雪受け板が風上方向を向くよう案内する案内羽根が設けられていること を特徴としている。
【0007】
【作用】
上記のように、所定角度傾斜した雪受け板を備え、この雪受け板の表面に雪が 付着することによって降雪を検知する降雪検知装置は、風向が変化すると、案内 羽根が風を受けて回転し、雪受け板の向きも風上へ転向する。そのため、どの方 向の風が吹いても、雪受け板は常時風上を向くため、安定した精度で降雪を検知 することができるとともに、強風時であっても雪受け板上に降雪が付着し易いた め、降雪が確実に検知される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の降雪検知装置を、電気ヒータ式道路融雪装置の運転・停止を 制御する装置に適用した一実施例を図1を参照して説明する。
【0009】 加熱手段として電気ヒータを路面下に埋設した道路融雪装置(図示せず)は、 冬期における降雪時等に電気ヒータを通電し、その熱により路面を加熱して融雪 を行なうが、前記電気ヒータのスイッチのON作動を、降雪検知装置からの検知 信号によって自動的に行なうようになっている。この降雪検知装置は、所定の角 度θだけ傾斜させた雪受け板11を、回転自在に支持された垂直な回転軸12の 上端に取付けるととも、この回転軸12には、風向計の矢羽根とほぼ同じ形状の 風向矢羽根13が取付けられて、回転軸12を介して風向矢羽根13と雪受け板 11とが一体に回転する構造となっている。なお、前記雪受け板11の傾斜角θ は約30〜45度程度が適している。
【0010】 また、前記雪受け板11の上面には、図示していないが、櫛歯状に形成された プラスとマイナスの両カーボン電極が、雪受け板11の傾斜方向とほぼ直角に所 定の間隔で交互に配列されている。また雪受け板11の内部には、表面に付着し た雪の結晶14を融解して水15にするためのヒータを備えている。
【0011】 次に、上記のように構成されるこの実施例の作用を説明すると、先ず、無風状 態において雪が降ってきた場合には、雪はほぼ垂直に降下するため、傾斜した雪 受け板11がどの方向を向いていても、雪受け板11上に雪が付着するため、こ の付着した雪の結晶14が融解してカーボン電極間を短絡させることによって電 流を流し、この電流が増幅されて降雪検知信号として道路融雪装置に送られ、電 気ヒータのスイッチをONさせる。したがって、降雪検知装置が降雪を検知する と、道路融雪装置が自動的に運転を開始して路面を加熱し、路上への積雪および 路面の凍結等を確実に防止する。また、運転状態の道路融雪装置を停止させるの は、降雪検知装置が降雪を検知しないとともに、路面温度および気温等が一定の 条件を満した場合に、停止信号が発信されて自動的に停止する。
【0012】 なおこの実施例においては、案内羽根として風向矢羽根13を、回転軸12に 取付けたが、案内羽根として、風受板を雪受け板11に直接取付けるか、あるい は雪受け板11の一部に風受面を形成する等の各種方法によって、雪受け板11 が常時風上を向くよう構成することができる。
【0013】
【考案の効果】
以上、説明したようにこの考案は、所定角度傾斜した雪受け板を備え、この雪 受け板の表面に雪が付着することにより降雪を検知する降雪検知装置において、 前記傾斜した雪受け板が、鉛直軸を中心に回転するよう軸支され、かつ雪受け板 が風上方向を向くよう案内する案内羽根が設けられているので、雪受け板が常時 風上を向くため雪の付着性が向上し、したがって雪受け板を小型化できるととも に、強風時においても降雪を確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の降雪検知装置の一実施例を示す側面
図である。
【図2】従来の降雪検知装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の従来の降雪検知装置の逆風時の状態を示
す側面図である
【符号の説明】
11…雪受け板、 12…回転軸、 13…風向矢羽
根、 14…雪、 15…水。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 杉原 伸一 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 益子 耕一 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 伊藤 雅彦 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 斎藤 祐士 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 石井 慎二 北海道千歳市泉沢1007番地151 株式会社 北海道フジクラ内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定角度傾斜した雪受け板を備え、この
    雪受け板の表面に雪が付着することにより降雪を検知す
    る降雪検知装置において、 前記傾斜した雪受け板が、鉛直軸を中心に回転するよう
    軸支され、かつ雪受け板が風上方向を向くよう案内する
    案内羽根が設けられていることを特徴とする降雪検知装
    置。
JP1991087325U 1991-09-30 1991-09-30 降雪検知装置 Expired - Fee Related JP2587081Y2 (ja)

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JPH0530788U true JPH0530788U (ja) 1993-04-23
JP2587081Y2 JP2587081Y2 (ja) 1998-12-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021152451A (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 国立研究開発法人防災科学技術研究所 着雪量測定装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01124589U (ja) * 1988-02-15 1989-08-24

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