JPH05307579A - 統一コ−ドを用いた情報サ−ビスシステム - Google Patents

統一コ−ドを用いた情報サ−ビスシステム

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JPH05307579A
JPH05307579A JP11059192A JP11059192A JPH05307579A JP H05307579 A JPH05307579 A JP H05307579A JP 11059192 A JP11059192 A JP 11059192A JP 11059192 A JP11059192 A JP 11059192A JP H05307579 A JPH05307579 A JP H05307579A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アパレル業界のシステム加入者が各々独立別
個に利用してきた情報を統合して業界ぐるみの共通デ−
タベ−スを構築し、このデ−タベ−スにより互いに持ち
つ持たれつの関係にある業界の各加入者に対する情報サ
−ビスを行なう。 【構成】システム加入者Aからの商品情報をこの加入者
Aがその商品情報に対して使用するコ−ドに対応した統
一コ−ドとともに登録するデ−タベ−スと、前記商品情
報が示す商品と同等のものについて他のシステム加入者
Kが使用するコ−ドをその商品についての前記統一コ−
ドにリンクさせる手段と、前記システム加入者Aまたは
Kが自己使用するコ−ドを用いて前記デ−タベ−ス内の
前記商品情報を求める場合以外においては、前記統一コ
−ドを利用して前記デ−タベ−スにアクセスすることに
より前記システム加入者の求めに応じる手段とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主にアパレル業界
(衣料品業界)を対象とする情報サ−ビスシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】POS(プログラマブルオプションセレ
クト)と、VAN(バリュアブルネットワ−ク)と、C
AD/CAM(コンピュ−タエイデッドデザイン/コン
ピュ−タエイデッドマニュファクチャリング)と、FA
(ファクトリオ−トメ−ション)とを合わせたものをト
−タルネットワ−クとして捕え、アパレル業界を対象と
するアパレルVANが、流通情報のサ−ビスネットワ−
クとして提案されている。
【0003】しかしながら、このアパレルVANは単一
企業内でのみ成立するもので、アパレル業界全体に対応
できるものとなっていない。すなわち、広義でのアパレ
ル業界は複数の個別企業により構成されているが、それ
ぞれの企業は自己の商品体系に合った独自の商品コ−ド
を用いて業務効率化のためのシステム構築を行なってい
る。その結果として、企業それぞれの商品コ−ドはバラ
バラであり、そのシステムは例え同一商品であっても企
業が異なれば異なる商品としか認識しない。従ってその
システムはその企業内(あるいはその企業の系列グル−
プ内)でしか機能せず、その企業内のデ−タしか収集・
処理できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アパレル業界は、大き
く分けて、販売網(小売店・ブティック)、アパレルメ
−カ、縫製会社、部材会社群(生地商社、糸・生地生産
業者、裏地・ボタン・ファスナ等の副資材商社・生産
店)の4グル−プで構成されている。
【0005】これら4グル−プ各々は互いに競合関係に
ある複数の企業(小は個人から大は株式会社まで)で構
成されており、そこで扱われる商品に対するデザインセ
ンス、官能認識度(色合い、風合い、膚触り等)、製作
技術(縫い子の腕前)、商品ヒットの予測能力(各種デ
−タに基づく勘)、その他が各企業(または各個人)間
でバラバラなのが現実である。このため、同じ商品(例
えば緑のワンピ−ス)を対象とする場合でも、現物(商
品サンプル)がないと、例えば色合い1つにしても各企
業・各個人間の認識統一が図れないでいる。(同一の色
を、ある人は緑と捕え、ある人は青と捕えることは良く
ある。)
【0006】上述したようにバラバラの認識・感覚を持
った企業・会社・個人の集合で形成されているアパレル
業界では、そこに共通のデ−タベ−スを作ることは極め
て困難であり、事実このようなデ−タベ−スはこれまで
構築されていない。
【0007】また、アパレル業界に共通の大規摸デ−タ
ベ−スを作るには、少なからぬ資金、人材、手間がかか
るとともに、経営失敗のリスクが伴う。このため、アパ
レル業界共通デ−タベ−スの構築は、個人はむろんのこ
と小規模の単一企業(大多数の小売店、アパレルメ−
カ、縫製会社)には無理な相談である。
【0008】このようなデ−タベ−スを利用できない企
業・個人は、従来は、自分で入手し得た範囲の情報と自
分の勘で、これから売れそうな何種かの衣服について、
その服が売れるシ−ズンまでに販売予測数量に応じて所
定の手配をしなければならなかった。
【0009】例えば、あるアパレルメ−カが今年の夏物
高級婦人服を売り出す企画を立てる場合を考える。この
場合、何件のブティックから何着分の注文が入るかを概
略予測したうえで、売り出し時期までにその婦人服を所
要数量入手するために、そのアパレルメ−カは所定の生
地手配と縫製会社への予約発注をする。
【0010】この予約発注は、これまでのやり方では、
売り出し開始時期よりかなり前(6〜18箇月前;これ
をリ−ドタイムという)でないとその服が最も良く売れ
る期間(精々2〜3箇月)にその服を必要量確保できな
い。このため、いきおい予約数量が大雑把になる。この
大雑把な予約数量が実売数量とほぼ一致すればよいが、
必ずしもそうならないことは経験則が教えている。すな
わち、その服が売れるシ−ズンが過ぎて大量の売れ残り
が生じると、それが返品となってアパレルメ−カの経営
を圧迫する。あるいは、たまたまその服が大ヒットとな
り予想以上に売れると、品不足となり、買い手がいるの
にその服が売れるシ−ズン中にその服を生産できないと
言った不都合が生じる。(どんなヒット商品でも夏服が
秋口以降売れることはない。)なお、礼服等の定番商品
や低価格帯の本当の大衆商品では、前記リ−ドタイムは
流行性の高い婦人服よりももっと長くなっている。
【0011】前記アパレルVANは上述したようなアパ
レル業界ぐるみの共通デ−タベ−スを持たず、互いに持
ちつ持たれつで個別営業をしている小売店、アパレルメ
−カ、縫製会社、部材会社群等の個別の内部事情に応じ
た木目細かな情報サ−ビスはできていない。
【0012】この発明の目的は、システム加入者(ユ−
ザ)となるアパレル業界の各企業・各個人が各々独自に
使用してきた情報から、統一コ−ドにより統合されたア
パレル業界ぐるみの共通デ−タベ−スを構築し、機密を
要しない情報についてはこの共通デ−タベ−スの内容を
全ての加入者に開放することにより、互いに独立営業し
ている小売店、アパレルメ−カ、縫製会社、部材会社群
等の個別の内部事情に応じた木目細かな情報サ−ビスを
行なう情報サ−ビスシステムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の情報サ−ビス
システムは、あるシステム加入者(例えばアパレルA
社)からの商品情報を、この加入者がその商品情報に対
して使用するコ−ド(アパレル商品コ−ド)に対応した
統一コ−ド(アパレルID+アパレル商品コ−ド)とと
もに登録するデ−タベ−スと;前記商品情報が示す商品
と同等のものについて他のシステム加入者(例えば小売
K店)が使用するコ−ド(小売商品コ−ド)を、その商
品についての前記統一コ−ドにリンクさせる手段と;前
記あるシステム加入者または他のシステム加入者が自己
使用するコ−ドを用いて前記デ−タベ−ス内の前記商品
情報を求める場合以外においては、前記統一コ−ドを利
用して前記デ−タベ−スにアクセスすることにより、前
記システム加入者の求めに応じる手段とを備えている。
【0014】
【作用】各加入者は、自分の情報のみならず第三者の情
報も含むデ−タベ−スにアクセス可能となる。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る情報サ−
ビスシステムがアパレル業界に適用される場合の全体構
成を示す。
【0016】図1において、統合デ−タベ−ス100に
は、電話回線その他の通信回線を介して、販売会社1
0、アパレルメ−カ20、縫製会社30、部材会社群4
0、物流会社50、業界関連会社60が接続されてい
る。10〜60(または10〜40)はデ−タベ−ス1
00を用いて情報サ−ビスを行なう会社にとっての加入
者となる。つまり、デ−タベ−ス100は加入者10〜
60にとって共通のデ−タベ−スとなっている。販売会
社10は互いに独立した複数の販売会社および小売店
(ブティック等)の集合体であり、各々独自の小売り商
品コ−ドを用いて営業している。
【0017】アパレルメ−カ20も互いに独立した複数
のアパレルメ−カの集合体であり、これまた各々独自の
アパレル商品コ−ドを用いて営業している。(なお、ア
パレルメ−カと販売会社は同一企業の系列下にある場合
もある。)
【0018】縫製会社30も互いに独立した複数の縫製
会社の集合体であり、これらも各々独自の経営をしてい
る。これらの縫製会社の中には独自の商品コ−ドを用い
大規摸経営している会社から、独自の商品コ−ドなど用
いずに数人の縫い子で細々と経営しているものまで含ま
れる。これらの縫製会社はそれぞれ、縫製に必要な附属
品(ボタン、ファスナ等)を扱うメ−カと取引しながら
仕事をしている。
【0019】部材会社群40は、糸会社、染色会社、織
編会社、副資材会社、原材料会社等、各種生地や副資材
などを作るための会社と営業機能を中心とした部材商社
(生地商社、副資材商社など)の集合組織であり、分業
組織であることもあれば、単一企業(生地会社)である
こともある。物流会社50は10〜40それぞれの間で
の商品(または部材)を運ぶ会社である。業界関連会社
60には、経営コンサルタント、会計士、広告会社、商
品プランナ、トレンドウォッチャ等、種々雑多なものが
含まれる。物流会社50および/または業界関連会社6
0は、場合によっては、デ−タベ−ス100を運用する
会社が専属に抱えていてもよい。
【0020】デ−タベ−ス100は、加入者10〜40
間での取引状況の情報がリアルタイムで登録される取引
デ−タベ−ス(取引DB)と、アパレルメ−カ20によ
り作り出される新旧商品の各種情報が登録されるアパレ
ルデ−タベ−ス(アパレルDB)と、商品の部材手配か
ら縫製までの生産関連情報が登録される生産情報デ−タ
ベ−ス(生産情報DB)と、これから売り出そうとする
新商品の企画に関する情報が登録される企画情報デ−タ
ベ−ス(企画情報DB)と、加入者10〜60の経営支
援に関する情報が登録される経営支援デ−タベ−ス(経
営支援DB)と、商品の生地に使用される織物(テキス
タイル)関する情報が登録されるテキスタイルデ−タベ
−ス(テキスタイルDB)とで構成されている。図2
は、図1の統合デ−タベ−ス100を用いた情報サ−ビ
スシステム(情報サ−ビスS社)で稼働するホストコン
ピュ−タ100Sの周辺環境を示す。
【0021】図2において、ホストコンピュ−タ100
Sは、アパレルDB110に登録された情報を利用し
て、売れ筋商品(または売れ行きが止った商品)が何で
あるかを適宜はじき出す売れ筋(または死に筋)処理、
加入者10〜40間の受発注処理、加入者10〜40各
々の商品または部材の在庫状況を適宜はじき出す在庫処
理、その他の処理を行なう。
【0022】ホストコンピュ−タ100Sへのアクセス
には、アパレルメ−カA社20は例えばグラフィックワ
−クステ−ションを用い、小売りK店10は例えばバ−
コ−ドリ−ダ付きのPOS端末を用い、縫製会社H社3
0は例えば衣服バ−コ−ド発行機を備えた専用端末機を
用い、部材会社B社40は例えばパ−ソナルコンピュ−
タを用いている。アパレルDB110には、次のような
情報が登録されている。
【0023】1)商品情報 型番、サイズ(寸法)、商品分類、ブランド名、服種、
重さ、上代、下代、風合い、素材(使用生地情報;表
地、裏地、糸、ボタン、ファスナ等)品質情報(クリ−
ニングの注意等)、その他
【0024】*使用生地情報 品番、商品名、素材、糸種(商品名、太さ、経糸、緯
糸、その他)、撚り、織り(組織、密度、その他)、
色、プリント柄、仕上げ、価格(加工賃)、納期、幅、
長さ、重さ、受注ロット、風合い、販売時期(開始期、
期間)、適合服種、販売会社、企画会社、品質検査情
報、留め柄、縫製条件、染色方法、シ−ズン、原材料コ
−ド、その他
【0025】2)販売実績情報 販売数量、品番、単価、納期、支払区分、口座デ−タ、
商品カテゴリ、日付、メ−カ、購入先、地域、服種別、
洋服として売れたかどうかの情報、その他
【0026】3)生産情報 納期(材料入庫、製品出庫)、加工賃(標準)、縫製
国、縫製工場、加工方法、受注最小ロット、針、糸、糸
圧、アタッチメント、部品展開(生地、附属品、パタ−
ン情報等)、仕上条件、品質検査情報・結果、検反結
果、プレス(アイロンかけ)条件、その他 *生産情報の分類 加工来歴・・・生産工程・工場、出荷日、出荷価格等 加工情報・・・商品情報にでている情報で加工指示(特
に仕上げ、品質検査情報、縫製条件)がどう出されてい
るか等 4)画像情報 服のシルエット、デザイン画、モデルに着せた写真、そ
の他 5)在庫情報(取引付帯情報) 在庫数量(品番、商品カテゴリ、日付、メ−カ、販売
店、地域、服種別等)、入庫単価、入庫日、実勢価格、
売れ行き、その他 6)商品コ−ドマスタ アパレルメ−カ各社、小売り各店各々の商品コ−ドとそ
れらに対応する統一コ−ドを含むリスト 図3は、図2の構成におけるアパレルメ−カおよび小売
店の内部ネットワ−クの構成例と、アパレルDB110
内部のサブデ−タベ−スの相互関係を示す。
【0027】図3において、ホスト100Sとアパレル
メ−カ各社とは、アパレルサ−バを介して接続され、こ
のサ−バにアパレルメ−カ各社内の端末(ワ−クステ−
ション)がネットワ−ク接続されている。アパレルメ−
カ各社の担当者は、各自の端末を利用してアパレルDB
110にアクセスし、所望の商品情報、生産情報、画像
情報、デザイン支援情報等について、登録/読出し(ア
ップロ−ド/ダウンロ−ド)を行なうことができる。
【0028】同様に、ホスト100Sと小売各店とは、
小売サ−バを介して接続され、このサ−バに小売各店の
POS端末がネットワ−ク接続されている。小売各店の
担当者は、各自の端末を利用してアパレルDB110に
アクセスし、バ−コ−ド入力された商品売り上げ情報を
アップロ−ドするとともに、所望の商品情報(売れ筋情
報等)についてダウンロ−ドすることができる。
【0029】図4は、図2のアパレルDB110に含ま
れる商品コ−ドマスタの具体例を示す。図1の加入者1
0〜60のどれを中心として体系をまとめるかによって
商品コ−ドマスタの形態は変化し得る(内容は変化しな
い)。ここではアパレルメ−カを中心にした統一コ−ド
による商品コ−ドマスタの例を示す。
【0030】各加入者10〜60(特にアパレルメ−カ
と小売店)にはシステム(情報サ−ビス会社)から個別
の認識番号(ID番号)が与えられている。あるアパレ
ルメ−カA社からある商品(婦人服)がアパレルDB1
10にアップロ−ドされると、ホストコンピュ−タ10
0Sは、図4の(a)に示すような商品コ−ドマスタ
に、アパレルメ−カA社のIDと、このアパレルメ−カ
A社が独自にその商品に対して使用しているアパレル商
品コ−ドCODEとを書き込む。
【0031】このとき、ホストコンピュ−タ100S
は、A社のIDとアパレル商品コ−ドCODEとを合成
した新コ−ド(ID+CODE)を統一コ−ドとして図
4(a)の商品コ−ドマスタに併記する。これにより、
アパレルメ−カA社は自分の商品コ−ドCODEで当該
商品に関する情報にアクセスできる一方で、図1〜3の
システム(ホストコンピュ−タ100Sおよびその周辺
端末機)はアパレルメ−カA社の商品コ−ドCODEと
は別の統一コ−ド(ID+CODE)で当該商品に関す
る情報にアクセスできるようになる。
【0032】今、アパレルメ−カA社とは独立別個の小
売K店が、アパレルDBにアクセスして、アパレルメ−
カA社の商品コ−ドCODEで表される洋服に目を付け
たとする。この場合、小売K店がその洋服の情報にアク
セス(検索等)すると、ホストコンピュ−タ100S
は、小売K店のユ−ザ(加入者)IDとともに、この小
売K店がその洋服に対して用いている小売商品コ−ド
を、適宜その洋服の統一コ−ド欄に書き込む(図4の
(b))。こうして、小売K店がその洋服に対して用い
ている小売商品コ−ドが、統一コ−ド(ID+COD
E)とリンクされる。
【0033】こうして小売商品コ−ドが統一コ−ドにリ
ンクされると、同一商品についてのアパレル商品コ−ド
と小売商品コ−ドとの対応が付くようになる。(図4の
(c))。従って、それ以後は小売K店も自分の商品コ
−ドを用いてその商品の情報にアクセスできるようにな
る。
【0034】また、上記例におけるアパレルメ−カA社
を部材B社に置き換え、小売K店をアパレルメ−カA社
に置き換えれば、同様なやり方で、その商品の服地に使
用される生地のコ−ドを統一コ−ドに対応させて登録で
きる(図4の(d))。以上のようにして登録された種
々な商品は、希望小売価格などの付帯情報とともに統一
コ−ドの元にまとめられる(図4の(e))。
【0035】このようにまとめられると、他社のアパレ
ルメ−カあるいは他の小売店で用いられている商品コ−
ドを知らない別のシステム加入者が、統一コ−ドを用い
てデ−タベ−ス100の当該商品にアクセスできるよう
になる。この場合、1つの統一コ−ドが示す商品は1つ
しかないので、類似商品が混同されることはない。(統
一コ−ドを採用せずにアパレルA1社が自社商品コ−ド
でアパレルA2社の商品情報にアクセスしようとする
と、混同が生じ得る。例えば、A1社の商品コ−ドX1
が緑のワンピ−スを指していても、そのコ−ドX1はA
2社にとっては青のスカ−トを指しているということが
あり得る。)
【0036】上記例では、アパレルA社は自社アパレル
商品コ−ドあるいは統一コ−ドで目的の自社商品情報に
アクセスでき、小売K店は自社小売商品コ−ドあるいは
統一コ−ドで目的の商品情報にアクセスできるが、それ
以外の加入者(縫製会社や部材会社等)は統一コ−ドで
目的の商品情報にアクセスすることになる。
【0037】ここで、アパレルA社と小売K店との間で
ある商品(服)について商談がまとまり、その服の部材
および縫製の発注手配をする場合は、受注先の縫製会社
30および部材会社40へは、その商品の統一コ−ドと
ともに、アパレルA社および小売K店の名称(あるいは
ID番号)が通知される。これにより、受注した縫製会
社30および部材会社40は、どこからどんな注文が入
ったのかを特定できる。この統一コ−ドおよび発注先I
Dから得られる情報に基づき、縫製会社30は発注を受
けた衣服についてのバ−コ−ドを発行できるようにな
る。
【0038】なお、1つのアパレル商品に対して複数の
小売店から引合が出る可能性は高いので、図4の(c)
において、同一のアパレル商品コ−ドに複数の個別小売
ユ−ザIDが付くことは十分にあり得る。この場合、例
えば図4の(c)のアパレル商品コ−ド欄に同じコ−ド
が複数並ぶ一方で、その右隣の小売ユ−ザID全て異な
ることになる。
【0039】換言すれば、1つのアパレル商品コ−ドは
1つの統一コ−ドに対応しているので、1つの統一コ−
ドに複数の小売ユ−ザIDが付くことは、十分にあり得
ることになる。この場合、1つの統一コ−ドと1つの小
売ユ−ザIDとの組み合わせにより、どのアパレルメ−
カのどの商品に対してどの小売ユ−ザから引合があった
のかが、特定できる。
【0040】図1の統合デ−タベ−ス100の取引D
B、生産情報DB、企画情報DB、経営支援DB、テキ
スタイルDBについても、アパレルDBについて上述し
たと同様のやり方で、統一コ−ドを用いた各種情報のア
ップロ−ド/ダウンロ−ドが行なわれる。
【0041】図5および図6は、図2のホストコンピュ
−タ100Sでの処理を中心とした図1の情報サ−ビス
システムの処理の流れを説明するフロ−チャ−トであ
る。図5および図6のフロ−チャ−ト中の各ブロックに
おいて、Aはアパレルメ−カが関与する処理を示し、S
はホストコンピュ−タが関与する処理を示し、Kは小売
店が関与する処理を示し、Hは縫製会社が関与する処理
を示し、Bは部材会社が関与する処理を示す。
【0042】いま、図2のアパレルメ−カA社20が、
自社のワ−クステ−ションを用いてこれから売り出そう
とする新作商品(婦人服)を登録(アップロ−ド)する
場合を想定する。この登録は、図15に示すようなデ−
タ入力画面から行なう(図5のST01)。入力された
デ−タはアパレルDB110に登録される(図5のST
02)。
【0043】図15において、ユ−ザIDの欄には、情
報サ−ビスS社から予め付与されている自社コ−ド(ア
パレルメ−カコ−ド)を入力する。服コ−ドの欄には、
そのアパレル自らがその服に対して使用する商品コ−ド
を入力する。入力されたアパレルメ−カコ−ドおよび商
品コ−ドは、その統一コ−ド(ユ−ザID+服コ−ド)
とともに、図4の(a)に示す商品コ−ドマスタに書き
込まれる。
【0044】商品分類の欄には、その商品の区分(例え
ば婦人服)を入力する。ブランド名の欄には、そのアパ
レルメ−カがその商品に対して使用するブランド名を入
力する。使用生地の欄には、その商品に使用される生地
についてそのアパレルメ−カが使用する生地のコ−ドを
入力する。入力された使用生地コ−ドは、その統一コ−
ド(ユ−ザID+生地コ−ド)とともに、図4の(d)
に示す商品コ−ドマスタに書き込まれる。
【0045】副資材の項目においては、裏地の欄に裏地
の名称(またはコ−ド)を入力し、ボタンの欄にボタン
の名称(またはコ−ド)を入力し、ファスナの欄にファ
スナの名称(またはコ−ド)を入力する。これら以外の
使用副資材がある場合はそれらも入力する。
【0046】希望納入価格の欄には、発注数量に応じた
希望単価を入力する。希望小売価格は必ずしもアパレル
側で指定しなくてもよいが、使用ブランドに安物のイメ
−ジが付かないように希望小売価格を指定したいとき
は、この欄に希望小売価格を入力する。最低発注数量の
欄には、その商品についての最低発注数量を入力する
(オ−ダ−メイド商品の場合は数量1ということもあ
る)。
【0047】対応サイズの欄には、その商品(服)のサ
イズ(S,M,L,LL等)を入力する。服種の欄に
は、その服の種類(例えばワンピ−ス)を入力する。重
量の欄には、その服の標準重量(例えばMサイズについ
ての重量)を入力する。風合いの欄には、その服がどん
な感じの服であるかの説明が簡単に記載される。品質情
報の欄には、クリ−ニングや保存等についての注意事項
などが記載される。
【0048】シルエットの領域には、その商品(服)の
正面から見た平面図(外形がわかるシルエット)、また
はその商品の正面からの外観をスキャナで取り込み画像
化したもの(ビットマップデ−タ)が張り込まれる。
【0049】図15のフォ−マットでアパレルDBに登
録された商品デ−タには、図4で説明したような統一コ
−ドが付与されているので、その商品を登録したアパレ
ルメ−カA社以外の第三者は、図4の(e)に示す統一
コ−トを頼りにその商品(服)を特定することができ
る。
【0050】例えば、図2の小売K店10がこれから店
頭に置く予定の新商品を探すためにアパレルDBにアク
セスする場合を考える。この場合、小売K店は、自分の
所の端末機を介して、図16の商品デ−タ検索画面に検
索のキ−アイテムを入力する(この時点では小売K店は
アパレルA社の登録商品の存在を知らない)。
【0051】図16において、小売K店は、検索する商
品を特定のアパレルメ−カのものに限定したいときは、
アパレルメ−カ名の欄に、所望のアパレルメ−カ名また
は(もし知っているなら)そのアパレルメ−カのユ−ザ
IDを入力する。また、検索する服の商品分類も入力す
る(この分類を入力しないと、例えば婦人服専門のブテ
ィックからの検索なのに、お門違いの紳士服分野その他
も検索することになり、検索時間が長引くとともにその
ブティックにとって欲しくもない情報が舞い込むことに
もなりかねない)。
【0052】小売K店は、検索する商品を特定ブランド
のものに限定したいときは、ブランド名の欄に、所望の
ブランド名または(もし知っているなら)そのブランド
のコ−ドを入力する。同様に、検索する商品の使用生地
を特定したいときは、使用生地の欄に、所望の生地名ま
たは(もし知っているなら)その生地コ−ド(例えばA
Z10346)を入力する。
【0053】シルエットをキ−アイテムとする検索は、
パタ−ン認識による。例えば、図15で登録されたシル
エットのドット集合デ−タの輪郭部分と、図16で入力
されたシルエットのドット集合デ−タの輪郭部分とを、
両者のシルエットの面積がほぼ同じになるように補正し
てから比較する。そして、このシルエットを含む2次元
平面上の複数小区画領域それぞれの内での両シルエット
の輪郭ドット位置の平均的なずれが所定量以下となるか
どうかを判断基準にして、キ−アイテムのシルエットに
似た登録シルエットの商品デ−タを探し出す。この類似
登録シルエットの検索には、人手による類似シルエット
検索の経験則デ−タを収集してから、ファジ−推論を利
用して行なってもよい。
【0054】検索しようとする服の希望小売価格帯(例
えば¥20、000〜¥30、000)も、必要なら入
力する。価格に関係なく良いものを探したいときは、こ
の欄はブランクとする。さらに、検索したい服のサイ
ズ、重量、風合い、品質情報、シルエットなども、適宜
入力する。
【0055】小売K店が図16で入力したキ−アイテム
が、例えば希望小売価格帯¥20、000〜¥30、0
00と生地コ−ドAZ10346の2つであれば、この
2つのキ−アイテムに基づきホストコンピュ−タ100
SはアパレルDB110を検索する(図5のST0
3)。この結果、2つのキ−アイテムに対応する物件が
20件見つかったとする。すると、小売K店の端末機画
面には、図17に示すような検索結果が返ってくる。
【0056】すなわち、まず小売K店が指定した検索条
件の下に検索結果見つかった検索ヒット件数20が表示
される。検索結果を表示させたいときは、ヒット件数表
示の下の問い合わせに対しY(イエス)を端末機のキ−
ボ−ドから打ち込み、リタ−ンキ−(エンタ−キ−)を
たたく。(見つかった情報を表示させるか否かで情報サ
−ビスの料金は異なる。)すると、検索番号(01〜2
0)とともに、検索商品(服)を扱うアパレルメ−カの
コ−ド(または名称)と、その服について該当アパレル
メ−カが使用する服コ−ドと、その服の名称(またはブ
ランド名)と、該当アパレルメ−カがその服について提
示する価格等がリストアップされる。
【0057】小売K店での検索オペレ−タが、図17の
検索結果リスト中、所望の検索番号の所に端末機のカ−
ソルを移動させると、該当服についてのシルエットその
他の付帯情報(図示せず)とともに、その服を扱うアパ
レルメ−カについてのデ−タ(見積依頼作成支援デ−
タ)が、端末機のCRTに追加表示される。小売K店
は、このアパレルメ−カについてのデ−タを発注するか
どうかの判断に利用できる。
【0058】該当服についてのデ−タとともに、その服
を扱うアパレルメ−カについてのデ−タも参考にして、
小売K店は気に入った幾つかのアパレルメ−カをピック
アップして、ピックアップしたものの検索番号と、商品
(服)の希望納期、発注数量、希望価格等を、図17の
見積依頼入力画面から入力する(図5のST04)。
【0059】ホストコンピュ−タ100Sは、小売K店
の見積依頼条件と図15の商品情報その他から、図18
に示すようなアパレルメ−カへの見積依頼書を作成し、
この見積依頼書を、図17で小売K店が検索番号で指定
したアパレルメ−カ各社に対して、転送する(図5のS
T05)。
【0060】なお、アパレルメ−カ各社には同じ商品
(服)に対して複数の小売店から見積依頼が入ることが
よくある。この場合、例えばアパレルメ−カA社に送る
見積依頼デ−タには、図18に示すように、見積依頼順
の番号と、その見積依頼を出した小売店名(またはその
IDコ−ド)と、見積対象の服名称(またはそのブラン
ド名)と、希望納期(例えば3月10日、20日、30
日)と、サイズ(例えばSとM)と、色(例えば赤と
青)と、数量(例えばSサイズ30着、Mサイズ50
着)と、希望価格(例えば¥10、000)と、見積番
号(例えば000001−1)とが書き込まれる。
【0061】アパレルメ−カA社に送る見積依頼書には
さらに、図18に示すように、見積依頼を出した小売店
のデ−タ、該当服についての在庫/入出庫デ−タ、アパ
レルメ−カA社に入力してもらう見積デ−タ入力のテン
プレ−ト等も表示される。なお、図18の小売店デ−
タ、商品情報、在庫/入出庫デ−タは常に表示するので
なく、必要に応じて表示してもよい。
【0062】小売K店がピックアップしたアパレルメ−
カ各社へは、ホストコンピュ−タ100Sにより図18
に示すような見積依頼書が転送され、これがアパレルメ
−カ各社の端末画面に表示される(図5のST06)。
【0063】見積依頼を受けたアパレルメ−カA社は、
図18の見積デ−タ入力箇所に、予定納期、納入数量、
価格等のデ−タを打ち込み、これをホストコンピュ−タ
100Sに返す(図5のST07)。
【0064】アパレルメ−カA社から回答された見積デ
−タは、図19の見積番号000001−1の欄に書き
込まれる。アパレルメ−カA社が3種の服について見積
依頼を受けておりそれらについての見積回答をした場合
は、見積番号000001−2、000001−3の欄
にも所定のデ−タが書き込まれる。(他のアパレルメ−
カからの見積回答デ−タは、見積番号000002−
1、000002−2の欄に書き込まれる。)この段階
では、複数のアパレルメ−カ、複数の小売店の何れに対
しても共通の識別子となる統一コ−ドが、商品(服)の
特定に用いられる。
【0065】ホストコンピュ−タ100Sは小売K店が
見積依頼を出したアパレルメ−カ各社からの見積回答を
バインドし(図5のST08)、これを見積り依頼した
小売K店に転送する。すると、小売K店の端末画面に
は、アパレルメ−カ各社からの回答(図18の見積デ−
タ入力の内容である納期、価格等)が表示される(図5
のST09)。
【0066】小売K店は表示されたアパレルメ−カ各社
からの回答と図17で示した見積依頼作成支援デ−タと
を総合的に検討・評価し、どのアパレルメ−カに発注す
るかを決定する(発注先は1つでも2以上でもよい)。
発注先が決まれば、小売K店は、アパレルメ−カコ−ド
等を利用して発注先を特定し、発注する服について発注
先アパレルメ−カの商品コ−ド(または小売K店が使用
する小売商品コ−ド)等を発注デ−タとして入力する
(図5のST10)。このデ−タ入力は図19の下半分
で示すフォ−マットをテンプレ−トとして行なうことが
できる。
【0067】入力された発注デ−タはホストコンピュ−
タ100Sを介して図1の統合デ−タベ−ス100内の
取引DBおよびアパレルDBに登録される(図5のST
11)。これにより、アパレルメ−カA社の該当商品
(服)についての統一コ−ドと、小売K店のユ−ザID
と、小売K店の該当商品(服)についての小売商品コ−
ドとが、図4の(b)に示すように、デ−タベ−ス10
0内でリンクされる。
【0068】以上の処理により発注先が決まると(つま
り該当服について小売K店とアパレルメ−カA社の取引
契約が成立すると)、アパレルメ−カA社の端末画面に
は図20に示すような発注受けデ−タが発注小売店別に
リストアップされ、かつアパレルメ−カA社の業務記録
として残される(図5のST12)。
【0069】以上の処理により小売K店との取引契約が
成立すると、アパレルメ−カA社は発注手配をする(図
5のST13)。すると、ホストコンピュ−タ100S
は、該当商品(服)の在庫を確認するために、統一コ−
ドを用いてシステム加入の縫製会社30各社に問い合わ
せを出す(図5のST14)。
【0070】この問い合わせに対して、縫製会社30各
社は出荷可能な在庫数量を情報サ−ビスS社に回答する
(図6のST15)。(縫製会社は、取引上の駆引きか
ら、実際には100着分の在庫を持っていても、自分の
都合で在庫は30着しかない、あるいは在庫なしと回答
することもある。)
【0071】縫製会社30各社からの在庫回答を集計し
た結果、該当商品について取引数量分の在庫があるとな
れば(図6のST16イエス)、ホストコンピュ−タ1
00Sはアパレルメ−カA社に在庫商品の納入予定日や
価格等を回答し(図6のST17)、アパレルメ−カA
社からキャンセルが入らない限り在庫商品の出荷手配を
行なう(図6のST18)。
【0072】縫製会社30各社からの在庫回答を集計し
た結果、該当商品について取引数量分の在庫がないこと
が判明すれば(図6のST16ノ−)、ホストコンピュ
−タ100Sは、縫製会社30各社および/または部材
B社40に該当商品で使用する生地(例えばコ−ドAZ
10346の生地)の在庫が有るかどうか問い合わせる
とともに、縫製会社30各社に対して所望時期までに所
望数量縫製できるかどうかの問い合わせを出す(図6の
ST19)。
【0073】部材B社および/または縫製H社から在庫
ありの回答があれば(図6のST20)、問い合わせを
受けた縫製H社は縫製可能性、予定納期、価格等をホス
トコンピュ−タ100Sに回答するとともに、予定納期
に合わせて生産スケジュ−ルを立てる(図6のST2
1)。なお、上記処理ステップST14〜ST21は、
ホストコンピュ−タ100Sに頼らず関係者の人手のみ
で処理することもある。
【0074】ホストコンピュ−タ100Sは、縫製各社
から回答された縫製可能性、予定納期、価格等をバイン
ドし、それをアパレルメ−カA社に転送する(図6のS
T22)。アパレルメ−カA社は、縫製各社からの回答
を検討・評価した後、どの縫製会社に発注するかを決
め、自分のところの端末から決定した縫製会社(1また
は複数)への発注デ−タを入力する(図6のST2
3)。
【0075】アパレルメ−カA社からの発注デ−タはア
パレルDBに登録され、同時に発注先縫製会社(1また
は複数)に縫製(服生産)の指示が送られる(図6のS
T24)。このとき、縫製に必要な生地の在庫が発注先
縫製会社の手持ちだけでは不足なときは、部材B社へ所
望の生地生産依頼(生地の糸、織り、染めの指定を含
む)が出される。こうして、発注先縫製会社および部材
B社は、それぞれ、縫製依頼書および生地生産依頼書を
受けることになる(図6のST25)。
【0076】この依頼処理後、ホストコンピュ−タ10
0Sは、適宜、定時売れ筋処理を行ない(図6のST2
6)、その結果をアパレルメ−カ各社および小売各店に
転送する。この売れ筋処理結果は、アパレルメ−カ各社
および小売各店の端末画面上において、例えば図14の
グラフで示すように表示される。アパレルメ−カA社に
服を注文した小売K店は、この売れ筋グラフから注文服
が発注数よりももっと売れそうであると判断すれば、注
文数を増加修正できる。この注文修正を受けたアパレル
メ−カA社は、即座に発注先縫製会社に発注数増を指示
できる。
【0077】図7は、統一コ−ド発行処理の手順を説明
するフロ−チャ−トである。いま、図2のアパレルメ−
カA社は情報サ−ビスS社に加入したばかりであり、初
めて図1のデ−タベ−ス100にアクセスする場合を想
定する。
【0078】まず、アパレルメ−カA社のオペレ−タ
は、自社の端末機画面から、登録しようとする自社商品
について、図15のフォ−マットを用いて、自社使用の
服コ−ド、使用生地コ−ド、副資材コ−ド、画像デ−タ
(シルエット)、希望小売価格等を入力する(ST10
1)。この入力時に、端末機で稼働するソフトウエアに
より、その商品についてのアパレル商品コ−ドおよびア
パレルID番号が付加される。
【0079】アパレルメ−カA社の端末機は、入力され
たデ−タを、アパレル商品コ−ドおよびアパレルID番
号とともに、電話回線などを利用して、ホストコンピュ
−タ100Sにパケット転送する(ST102)。
【0080】ホストコンピュ−タ100Sは、転送され
たアパレルID番号をもとに、アパレルDB110の商
品コ−ドマスタを呼び出す(ST103)。続いて、呼
び出された商品コ−ドマスタにおいて、同じアパレル商
品コ−ドのデ−タが統一コ−ドとともに既に登録されて
いるかどうかがチェックされる(ST104)。
【0081】ここでは、アパレルメ−カA社が初めてデ
−タベ−ス100にアクセスする場合を想定しているの
で、呼び出された商品コ−ドマスタにおいて同じアパレ
ル商品コ−ドのデ−タが統一コ−ドとともに既に登録さ
れていることはない(ST104ノ−)。
【0082】この場合は、図4の(a)に示すようにア
パレルIDとアパレル商品コ−ドとを合わせてその服
(登録商品)に対する統一コ−ドを発行し、この統一コ
−ドを商品コ−ドマスタに登録する(ST105)。こ
のあと、アパレルメ−カA社により入力された商品デ−
タおよびその統一コ−ドは、アパレルDB110内の商
品情報DBに登録される(ST106)。
【0083】呼び出された商品コ−ドマスタにおいて同
じアパレル商品コ−ドのデ−タが統一コ−ドとともに既
に登録されているときは(ST104イエス)、ステッ
プST105〜ST106はスキップされる。
【0084】上記例では、アパレルIDとアパレル商品
コ−ドとの単純な組み合わせを統一コ−ドとしている
が、統一コ−ドから対応する商品コ−ドが簡単に分から
ないようにしたいときは、次のようにしてもよい。
【0085】すなわち、ホストコンピュ−タ100Sの
メモリ上に秘密扱いのコ−ド変換テ−ブル設けておく。
アパレルIDとアパレル商品コ−ドはこの変換テ−ブル
に対するアドレスとなり、アパレルIDおよびアパレル
商品コ−ドが与えられると、この変換テ−ブルから対応
する統一コ−ドが出力される。
【0086】以上のようにして統一コ−ドから対応する
アパレル商品コ−ド(あるいは小売商品コ−ド)が推測
できないようにすることは、場合によっては必要なこと
である。
【0087】例えば、アパレルID(XYZ)とアパレ
ル商品コ−ド(123456、789123、4567
89、・・・)との単純な組み合わせを統一コ−ド(X
YZ123456、XYZ789123、XYZ456
789、・・・)とすると、この統一コ−ドを用いてデ
−タベ−ス100にアクセスする第三者(例えばアパレ
ルメ−カA社の競争相手)は、アパレルメ−カA社の登
録商品に使用される統一コ−ドから、A社内の商品コ−
ド体系をすっかり知ってしまうことができる。すると、
アパレルメ−カA社が(第三者に対しては秘密のつもり
で使用している)自社商品コ−ドを用いて行なう取引状
況が、第三者へ漏れてしまう可能性がある。
【0088】この第三者漏洩可能性は、前記コ−ド変換
テ−ブルの採用により、殆ど取り除くことができる。例
えば、アパレルID(XYZ)とアパレル商品コ−ド
(123456、789123、456789、・・
・)とから、コ−ド変換により、統一コ−ドとして(X
YZ951357、XYZ428615、XYZ769
438、・・・)といった、実際のアパレル商品コ−ド
(123456、789123、456789、・・
・)と全く無関係に見えるコ−ドを作り出すことができ
る。
【0089】なお、統一コ−ドからそのコ−ドを用いて
いるアパレルメ−カ(あるいは小売店)のID番号が第
三者に分かることにも不都合があるときは、前記コ−ド
変換テ−ブルにより統一コ−ドのヘッダ部分(XYZ)
も変更すればよい。例えば、アパレルID(XYZ)と
アパレル商品コ−ド(123456、789123、4
56789、・・・)とから、コ−ド変換により、統一
コ−ドとして(ABC951357、DFK42861
5、GJM769438、・・・)といったコ−ドを作
り出してもよい。
【0090】図8は、統一コ−ドを用いた検索発注処理
の手順を説明するフロ−チャ−トである。小売K店がア
パレルDB110にアクセスする方法は2通りある。1
つは図5のステップST03のところで説明したように
(まだ統一コ−ドを知らないので)いくつかのキ−アイ
テムを入力しそれを手掛かりに手探りの検索をおこなう
ものであり、もう1つは検索キ−アイテムとして統一コ
−ドを入力するものである。以下においては、後者の場
合を例にとって説明する。
【0091】すなわち、これまでにデ−タベ−ス100
を利用して色々なアパレルメ−カと取引してきた小売K
店は、各アパレルメ−カのID番号を知っている。アパ
レルメ−カA社の統一コ−ド(例えばXYZ12345
6)中のID番号部分(XYZ)が分かれば、小売K店
は、ワイルドカ−ド(XYZ??????、XYZ.
*、XYZ#?等)を用いて商品情報DBを検索して、
アパレルメ−カA社の登録商品を適宜呼び出すことがで
きる(ST111)。
【0092】呼び出されたアパレルメ−カA社の登録商
品のリスト(リストアップされた商品の個別の統一コ−
ドも当然含まれる)はホストコンピュ−タ100Sから
小売K店の端末へ転送され、そこで表示される。そのリ
スト中に所望の服がないときは(ST112ノ−)、別
のアパレルメ−カの統一コ−ドを用いて再度検索するこ
とができる(ST111)。
【0093】表示されたリスト中に所望の服があったと
きは(ST112イエス)、その服の統一コ−ドととも
に、発注数量、希望納期、希望価格等が入力され、見積
依頼書が電子的に作成される(ST113)。こうして
作成された見積依頼書はホストコンピュ−タ100Sに
転送される(ST114)。
【0094】上記見積依頼書は小売K店のみならず他の
小売店からも入ってくる可能性はある。ホストコンピュ
−タ100Sは送られてきた見積依頼書をまとめ、それ
を該当するアパレルメ−カ(1社またはそれ以上)に転
送する(ST115)。
【0095】見積依頼書を転送したアパレルメ−カの何
れかから見積の回答があると(ST116イエス)、ホ
ストコンピュ−タ100Sはこの見積回答をまとめ、そ
れらを全て該当する依頼者(小売K店)に転送する(S
T117)。
【0096】例えばアパレルメ−カ3社から見積回答を
受けた小売K店は、見積内容を検討し、どのアパレルメ
−カに発注するかを決める。発注先が決まれば、小売K
店は自分の商品コ−ドを用いて発注デ−タ(発注する服
の統一コ−ド、小売K店のID、小売K店の商品コ−ド
等が記載されている)を作成し、それをホストコンピュ
−タ100Sに転送する(ST118)。見積依頼書を
転送したどのアパレルメ−カからも回答がないときは
(ST116ノ−)、図8の処理は終了する。
【0097】図9は、統一コ−ドを用いた受注処理の手
順を説明するフロ−チャ−トである。小売K店から発注
デ−タが送られてくると、ホストコンピュ−タ100S
は、小売K店のID番号とその店の商品コ−ドを用いて
アパレルDB110の商品コ−ドマスタを呼び出す(S
T121)。
【0098】呼び出された商品コ−ドマスタにおいて、
同じ商品コ−ドがその小売K店のIDとリンクして登録
されていないときは(ST122ノ−)、その商品に対
応する統一コ−ドの欄およびアパレル商品コ−ドの欄
に、小売K店のIDとその店の小売商品コ−ドを書き込
む(ST123)。
【0099】呼び出された商品コ−ドマスタにおいて、
同じ商品コ−ドがその小売K店のIDとリンクして登録
済みであれば(ST122イエス)、ステップST12
3はスキップされる。
【0100】上記コ−ドリンク登録処理に続き、その商
品の統一コ−ドおよびその商品に対する発注デ−タ(価
格、数量、納期、発注者ID等)を販売実績DBに書き
込む(ST124)。その後、その商品の統一コ−ドお
よび発注デ−タを発注先のアパレルメ−カ(1社または
複数社)に転送する(ST125)。
【0101】こうして発注デ−タを受けたアパレルメ−
カは、必要に応じて、電話、ファクシミリ、またはホス
トコンピュ−タ100Sによる電子メ−ルを利用して、
発注主(小売K店)と個別交渉を行ない、交渉結果に基
づいて在庫確認、生産手配等を行なう(ST126)。
【0102】図10および図11は、統一コ−ドを用い
た在庫照会処理の手順を説明するフロ−チャ−トであ
る。いま、電子的な書面のやりとりで、アパレルメ−カ
A社が小売K店からの受注を受け、受発注契約が成立し
た場合を考える(ST131イエス)。この場合、ホス
トコンピュ−タ100Sは、システムに加入する生産業
者(縫製会社)全社との回線を開き、統一コ−ドを用い
て対応商品を扱う縫製会社を検索する(ST132)。
【0103】所望の縫製会社が見つからない場合(ST
133ノ−)は図10の処理は終了し、その旨がアパレ
ルメ−カA社に通知される。(この場合、アパレルメ−
カA社は図2の情報サ−ビスS社のネットワ−クに頼る
ことなく、海外の縫製会社を探すこともある。むろん、
情報サ−ビスS社が海外にも自社ネットワ−クを張り巡
らしているときは、海外のシステム加入縫製会社もステ
ップST132の検索範囲に入る。)
【0104】所望の縫製会社が1社以上みつかれば(S
T133イエス)、対応商品について、統一コ−ド(ま
たはアパレル商品コ−ド)により該当縫製会社の在庫調
査を行なう(ST134)。この調査の結果、幾つかの
縫製会社に在庫があるなら、それらの縫製会社に発注す
る。
【0105】発注先の縫製会社が受注しない場合(ST
135ノ−)は図10の処理は終了し、その旨がアパレ
ルメ−カA社に通知される。(発注を受けた縫製会社は
同じ商品について既に他の業者と取引契約を済ませてい
る可能性があり、この場合は在庫があっても二重受けは
できない。)
【0106】1社以上の縫製会社が発注を受けたときは
(ST135イエス)、それらの縫製会社の在庫総量が
アパレルメ−カA社からの発注数量を満たすかどうかチ
ェックされる。発注数量を満たす場合(ST136イエ
ス)は図10の処理は終了し、その旨がアパレルメ−カ
A社に通知される。
【0107】縫製会社の在庫総量が発注数量を満たさな
い場合(ST136ノ−)は、所望商品(服)を新たに
縫製しなければならない。そこで、発注を受けた1以上
の縫製会社は、部材会社(部材コンソ−シアム)に材料
(生地等)の在庫を照会し、アパレルメ−カA社が指定
する納期に間に合う(生地生産から服縫製まで)か否か
を検討する(ST137)。納期までの生産が不可能と
判断されれば(ST138ノ−)、その旨がホストコン
ピュ−タ100Sを介してアパレルメ−カA社に通知さ
れ、図10の処理は終了する。
【0108】納期までの生産が可能と判断されれば(S
T138イエス)、該当縫製会社は図1の物流会社50
への納期と物流コストを確認し(図11のST13
9)、発注された服の生産コストを、物流コストを含め
て提示する(ST140)。引き続き、該当縫製会社は
発注された服の納期と価格を入力する(ST141)。
こうして入力された納期・価格デ−タがホストコンピュ
−タ100Sに転送される。
【0109】ホストコンピュ−タ100Sは、1または
それ以上の縫製会社から転送されてきた受注回答内容
(納期・価格デ−タ等)を納期順または価格順に分類す
る(ST142)。
【0110】ホストコンピュ−タ100Sは、受注した
縫製会社別に、納期、価格等のデ−タをアパレルDB1
10に書き込む(ST143)。なお、この納期、価格
デ−タは各縫製会社にとっては営業上の秘密に属する事
項なので、このデ−タにアクセスするにはパスワ−ドが
必要となる。(このパスワ−ドは、該当縫製会社各社か
ら発注先アパレルメ−カに書留郵便・FAXその他の手
段で通知される。)
【0111】アパレルメ−カA社は、アパレルDBに書
き込まれた納期、価格デ−タをもとに、どの縫製会社
(1または複数)に発注するかを決定し(ST14
4)、決定した縫製会社を自社端末画面に入力する(S
T145)。入力された縫製会社名(あるいはそのI
D)が戻ってくると、ホストコンピュ−タ100Sは該
当縫製会社(1または複数)に対して発注処理を行なう
(ST146)。
【0112】図5〜図11の処理が多数の加入者(アパ
レルメ−カ、小売店、縫製会社、部材会社その他)に対
してランダムに反復されることにより、図1の統一デ−
タベ−ス100の内容はどんどん膨らんで行く。すなわ
ち、このデ−タベ−ス100はシステムの運用に伴って
どんどん成長・拡大する性格を持つ。さらに、統一コ−
ドの採用により、あらゆる登録商品の識別に混同が生じ
ることなく、不特定多数の加入者が、(非公開事項を除
き)このデ−タベ−ス100の内容に自由にアクセスで
きるようになる。
【0113】システムの運用に伴ってデ−タベ−ス10
0の規模がある程度以上になると、独立した個々の小売
店或いはアパレルメ−カではこれまで掴みにくかった情
報も得られるようになる。そのような情報の例として、
業界全体での売れ筋商品の動きをリアルタイムで捕える
情報サ−ビスを、以下に述べる。
【0114】システムの運用に伴ってデ−タベ−ス10
0の中味は日々時々刻々と変化している。そこで、例え
ば毎日の午後12時(午前0時)にその日(あるいはそ
の日以前の一定期間)の売れ筋商品が何であったかをは
じき出す処理を開始させるリクエストを、ホストコンピ
ュ−タ100Sのシステムタイマを用いて発生させるこ
とにする。図12および図13は、上記売れ筋商品を見
つけだすための定時売れ筋情報処理を説明するフロ−チ
ャ−トである。
【0115】午後12時になると、定時売れ筋情報処理
をリクエストする割り込みがかかる(ST151イエ
ス)。この割り込みがかかると、ホストコンピュ−タ1
00Sは、売上高および販売数量について、商品毎に決
められた所定期間内(例えば92年3月28日から29
日)における商品別累積計算処理を実行する(ST15
2)。この計算処理の結果、ある統一コ−ドで示される
ある商品についての、3月28日から29日にかけての
売り上げランキングおよび/または販売数量ランキング
が集計される。
【0116】こうして集計された商品数は膨大なものに
なることがあるので、所定の管理水準に基づき、集計結
果から特定のものを抽出してもよい(ST153)。例
えば、販売数量ランキングの上位20品目までをリスト
アップするとか、売り上げが2日間で300万円以上1
千万円以下の商品をリストアップするようにしてもよ
い。また、商品仕入れの可否判断のため、売り上げが2
日間で20万円以下の商品をリストアップするようにし
ても良い。(このほか、必要に応じてデ−タ集計をする
販売地域を特定したり、顧客層を特定することもあ
る。)
【0117】抽出された集計結果(商品別累積デ−タ)
は、売り上げ額または取引量(販売数量)をキ−アイテ
ムとして昇順または降順でソ−トされる(ST15
4)。ソ−トされた商品別累積デ−タは、その時点での
売れ筋商品を表すデ−タとなる。この売れ筋デ−タが統
一コ−ドとともにアパレルDB110の取引付帯情報D
Bに登録(追加または更新)される(ST155)。
【0118】上記集計処理後、例えばアパレルメ−カA
社が翌日の午前9時に自社の端末から、売れ筋情報リク
エストをだしたとする。このリクエストがあると(ST
156イエス)、ホストコンピュ−タ100Sはアパレ
ルDB110の取引付帯情報DBから最新の売れ筋デ−
タ(必要があればそれ以前の売れ筋デ−タも)を呼び出
し、要求された商品についての売れ筋デ−タをアパレル
メ−カA社に転送する(ST157)。
【0119】転送された売れ筋デ−タは、例えば図14
の表およびグラフの形で、システムユ−ザであるアパレ
ルメ−カA社の端末画面に表示される(図13のST1
58)。アパレルメ−カA社では現在表示されているデ
−タとは異なる条件の売れ筋デ−タが欲しいときは(S
T159イエス)、所望の条件(例えば集計期間を3月
から4月の1箇月間にしたり、集計地域を日本全国にす
るなど)を端末から入力する(ST160)。
【0120】入力された条件が受け入れられないとき
(例えば集計期間が未来であるなど)は新たな売れ筋集
計はできないが(ST161ノ−)、受け入れ可能な条
件であれば(ST161イエス)、その条件に基づき取
引付帯情報DB内の所定デ−タを検索・分類する(ST
162)。こうして得られた検索・分類結果はユ−ザ
(アパレルメ−カA社)の端末に転送され(ST16
3)、端末画面に図14に示すようなデ−タが表示され
る(ST164)。
【0121】図14のグラフから、例えば以下のことが
読み取れる。すなわち、アパレル商品01、02は売上
高・販売数量ともに良好であるが、商品01は販売数量
の割に売り上げが高いので、商品01は商品02よりも
商品単価が高いか値引率が小さい(つまり利益率が高
い)。とは言え商品02も高い売り上げをもたらしてい
るので、商品01、02はこのグラフのデ−タを集計し
たときの条件下での売れ筋商品と判断できる。
【0122】一方、アパレル商品05は、販売数量は大
きいが売り上げが小さいので、これは安物かバ−ゲン商
品であり、高級ブティックにとっては、これから新規商
品として取り扱うのは避けたい商品であることが分か
る。商品06は売上高・販売数量ともに低く、これは死
に筋商品ということになる。
【0123】但し、図14のグラフは極く一時期の売れ
筋を示しているだけなので、これだけで売れ筋を判断す
るのは危険である。その場合は、例えば3月27日以前
の1箇月間について商品01〜06の売り上げグラフを
取ってみる必要がある。例えば、商品06の販売数量
が、低いままか、あるいは以前は高くても日を追って低
下する傾向があるなら、商品06は死に筋商品と判断し
て間違いはない。しかし、商品06の販売数量が集計を
取る時期によって大きく上下動するときは、たまたま集
計を取ったときの販売数量が低くても、商品06を死に
筋とみると経営判断を誤る。
【0124】さらに別の条件で(あるいは別の商品につ
いて)売れ筋情報が得たいときは(ST165ノ−)、
ステップST159〜ST164の処理が反復される。
所望の売れ筋デ−タを得ることができれば(ST165
イエス)、図12〜図13の処理は終了する。なお、以
上の実施例ではアパレル業界を中心に説明してきたが、
この発明はアパレル業界以外の情報サ−ビスに利用する
こともできる。
【0125】
【発明の効果】各加入者は、自分の情報のみならず第三
者の情報も含むデ−タベ−スにアクセス可能となるか
ら、商品の売れ行き予測をこれまでより正確にでき、返
品或いは商品不足の少ない経営が可能になる。すなわ
ち、流行性の高い婦人服を中心として不特定多数(一般
大衆)を相手とするアパレル商品を扱う企業経営が改善
される。
【0126】また、商品を製作するにあたっての取引相
手となる他の加入者(企業・会社・個人)における在庫
や仕事の忙しさも分かるので、商品完成までに必要な部
材(生地)の入手から製作(縫製)までの仕事を効率良
く分散手配できる。
【0127】例えばあるアパレルメ−カAが平常利用し
ている比較的大規摸な縫製会社H1が忙しく、縫製会社
H1に依頼したのではそのアパレルメ−カAが希望する
納期までに目的の商品(衣服)を所望数量入手できない
場合でも、この発明の情報サ−ビスを受けることによ
り、目的商品の縫製を、例えば複数の小規模縫製会社H
2,H3,H4・・・に分散依頼できる。つまり、アパ
レルメ−カAは、自分の管理下にない縫製会社の仕事の
忙しさによる商品入手の遅れを回避できることになる。
【0128】さらに、衣料品(特に高級婦人服)の業界
では販売サクルが短い(2〜3箇月)にもかかわらず糸
や生地の部材手配から縫製までに時間がかかる(1年
半)が、部材生産手配時、デザイン企画時、縫製時、販
売時それぞれの各時点での情報を統合管理できるから、
このように大きなタイムラグを減らすことができる。
【0129】さらに、販売最適期間が短く、多品種小量
生産を行なうもの(季節性、流行性のある服)におい
て、原材料(糸、生地)の手配から製品(服)の販売ま
で(業界の仕事の流れの川上から川下まで)を、各ユ−
ザ(システム加入者)からみて自分の情報のみならず第
三者の情報も統合したデ−タベ−スを用いて統括管理で
きる。このような管理サ−ビスをシステム加入者は享受
できるから、各ユ−ザはこれまでにない情報をタイムリ
−に入手でき、適材適所に適宜人、物(資金)を配置で
きる。また生産手配から販売までのタイムラグを少なく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る情報サ−ビス
システムの全体構成を示す図。
【図2】図2は、図1の統合デ−タベ−スを用いた情報
サ−ビスシステムで稼働するホストコンピュ−タの周辺
環境を示す図。
【図3】図3は、図2の構成におけるアパレルメ−カお
よび小売各店の内部ネットワ−クの構成と、アパレルD
B内部のサブデ−タベ−スの相互関係を例示する図。
【図4】図4は、図2のアパレルDBに含まれる商品コ
−ドマスタの具体例を例示する図。
【図5】図5は、図2のホストコンピュ−タ100Sで
の処理を中心とした図1の情報サ−ビスシステムの処理
の流れを説明するフロ−チャ−ト。
【図6】図6は、図5の処理の流れの続きを説明するフ
ロ−チャ−ト。
【図7】図7は、統一コ−ド発行処理の手順を説明する
フロ−チャ−ト。
【図8】図8は、統一コ−ドを用いた検索発注処理の手
順を説明するフロ−チャ−ト。
【図9】図9は、統一コ−ドを用いた受注処理の手順を
説明するフロ−チャ−ト。
【図10】図10は、統一コ−ドを用いた在庫照会処理
の手順を説明するフロ−チャ−ト。
【図11】図11は、図10の処理の流れの続きを説明
するフロ−チャ−ト。
【図12】図12は、統一コ−ドを用いた定時売れ筋処
理の手順を説明するフロ−チャ−ト。
【図13】図13は、図12の処理の流れの続きを説明
するフロ−チャ−ト。
【図14】図14は、図12の定時売れ筋処理の結果が
どのように表示されるかを例示する図。
【図15】図15は、アパレルメ−カからの商品デ−タ
登録画面を例示する図。
【図16】図16は、小売店からの商品デ−タ検索画面
を例示する図。
【図17】図17は、小売店での検索結果表示画面およ
び見積依頼入力画面を例示する図。
【図18】図18は、アパレルメ−カでの見積依頼デ−
タ表示画面および見積デ−タ入力画面を例示する図。
【図19】図19は、アパレルメ−カ複数社から提示さ
れた複数の見積回答がバインドされ見積を依頼した小売
店で画面表示される見積回答リストおよび発注先入力画
面を例示する図。
【図20】図20は、図19の発注先入力画面で入力さ
れた発注デ−タについての、受注アパレルメ−カでの発
注受けデ−タ表示画面を例示する図。
【符号の説明】
100・・・統合デ−タベ−ス、100S・・・ホスト
コンピュ−タ、110・・・アパレルデ−タベ−ス、1
0・・・販売会社、20・・・アパレルメ−カ、30・
・・縫製会社、40・・・部材会社群、50・・・物流
会社、60・・・業界関連会社。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシステム加入者に対して情報サ−
    ビスを行なうものにおいて、 あるシステム加入者からの商品情報を、この加入者がそ
    の商品情報に対して使用するコ−ドに対応した統一コ−
    ドとともに登録するデ−タベ−スと、 前記商品情報が示す商品と同等のものについて他のシス
    テム加入者が使用するコ−ドを、その商品についての前
    記統一コ−ドにリンクさせる手段と、 前記あるシステム加入者または他のシステム加入者が自
    己使用するコ−ドを用いて前記デ−タベ−ス内の前記商
    品情報を求める場合以外においては、前記統一コ−ドを
    利用して前記デ−タベ−スにアクセスすることにより、
    前記システム加入者の求めに応じる手段とを備えたこと
    を特徴とする情報サ−ビスシステム。
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