JPH05307518A - マイクロプロセッサ用バスインタフェースバッファ - Google Patents

マイクロプロセッサ用バスインタフェースバッファ

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JPH05307518A
JPH05307518A JP11274792A JP11274792A JPH05307518A JP H05307518 A JPH05307518 A JP H05307518A JP 11274792 A JP11274792 A JP 11274792A JP 11274792 A JP11274792 A JP 11274792A JP H05307518 A JPH05307518 A JP H05307518A
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JP
Japan
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microprocessor
data
cache memory
bus interface
bus
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JP11274792A
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Hirokazu Tsukamoto
宏和 塚本
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャッシュメモリを有するマイクロプロセッ
サシステムにおいて、DMAコントローラによるI/O
とメインメモリ及びキャッシュメモリとの間でのデータ
転送のスピードを向上させるマイクロプロセッサ用バス
インタフェースバッファを提供する。 【構成】 バスインタフェースバッファ104は、リー
ドライトバッファ105,タグチェック部106及びコ
ントロールブロック107を有している。リードライト
バッファ105は、マイクロプロセッサ101とメイン
メモリ109との間のデータ転送をする。タグチェック
部106は、リードしたタグのチェックをしてキャッシ
ュラインの無効化の判断をする。コントロールブロック
107は、DMA転送時にキャッシュメモリのリード及
び無効化をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DMA転送時にメイン
メモリとキャッシュメモリとのデータの一致性を維持す
る機構に有用なマイクロプロセッサ用バスインタフェー
スバッファに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロプロセッサ用バスインタ
フェースバッファとしては、図5のブロック図に示すよ
うな回路がある。図5は、従来のマイクロプロセッサ用
バスインタフェースバッファを用いたマイクロプロセッ
サ周辺の回路構成の一例を示すブロック図である。図5
に示すバスインタフェースバッファ304は、キャッシ
ュメモリを使用するマイクロプロセッサにおいて、キャ
ッシュメモリの高速性を生かすために、マイクロプロセ
ッサとキャッシュメモリとの間の高速バスと、メインメ
モリへの低速バスとを切り離すために必要となるバスイ
ンタフェースバッファである。
【0003】マイクロプロセッサ301に直接接続され
るのは、命令キャッシュメモリ302,データキャッシ
ュメモリ303及びバスインタフェースバッファ304
であり、高速で動作できるデバイスのみである。メイン
メモリ305及びI/O306等の低速デバイスは、バ
スインタフェースバッファ304を介してマイクロプロ
セッサ301に接続される。また、DMA転送をする場
合は、DMAコントローラ307は、メインメモリ30
5とI/O306との間のデータ転送に使用され、マイ
クロプロセッサ301には接続されない。ただし、DM
Aコントローラ307が入出力する信号でありバスの調
停をするHLDRQ信号338及びHLDAK信号33
9を伝送する信号線は、バスインタフェースバッファ3
04の他にマイクロプロセッサ301にも直接接続され
る。
【0004】バスインタフェースバッファ304は、ス
トア命令をバッファリングするライトバッファ324と
ロード命令をバッファリングするリードバッファ325
とで構成される。
【0005】マイクロプロセッサ301のストア命令
は、データキャッシュメモリ303とバスインタフェー
スバッファ304内部のライトバッファ324とへ高速
に書き込まれ、マイクロプロセッサ301は、すぐに次
の命令が実行可能になる。ライトバッファ324は、ス
トア命令をラッチし、メインメモリ305のアクセスス
ピードに合せて書き込む。バスインタフェースバッファ
304を用いることにより、マイクロプロセッサ301
は、動作をメインメモリ305のスピードに合せる必要
がなくなり、高速動作が可能になる。
【0006】ロード命令が発生した場合には、リードア
ドレスをバスインタフェースバッファ304内のリード
バッファ325がバッファリングしてメインメモリ30
5側のバスに出力する。アクセスの結果メインメモリ3
05からデータが出力されると、そのデータはリードバ
ッファ325を経由してマイクロプロセッサ301に送
られる。
【0007】I/O306からメインメモリ305への
DMA転送要求が発生した場合には、DMAコントロー
ラ307は、マイクロプロセッサ301及びバスインタ
フェースバッファ304等のバスマスタに対してホール
ド要求信号338をアクティブにする。そのホールド要
求信号338に従ってマイクロプロセッサ301及びバ
スインタフェースバッファ304等からホールド確認信
号312,331が返ってきた時点より、DMAコント
ローラ307はデータ転送を開始する。ここで、データ
キャッシュメモリ303の内容に相当するメインメモリ
305のデータが書き換えられると、メインメモリ30
5のデータとデータキャッシュメモリ303のデータと
が不一致になる。しかし、メインメモリ305のデータ
とデータキャッシュメモリ303のデータとの一致を補
償するための、バスインタフェースバッファ304側か
らデータキャッシュメモリ303にアクセスをする構造
がないので、マイクロプロセッサ301は正確なデータ
のアクセスをすることが不可能になる。メインメモリ3
05にデータを書き込むDMA転送動作では、マイクロ
プロセッサ301のアドレス空間におけるキャッシュメ
モリを使用しない空間にのみアクセスが許される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のマイクロプロセッサ用バスインタフェースバッ
ファでは、I/OからメインメモリへのDMAコントロ
ーラによるデータ転送をする場合には、マイクロプロセ
ッサがキャッシュメモリを使用しないアドレス空間にし
かデータを転送することができないので、以下のような
問題点が生じる。
【0009】DMA転送をすることができるアドレス空
間が制限されるので、プログラムの自由度が大幅に失わ
れる。
【0010】DMA転送をするための専用のバッファが
必要になり、メモリの使用効率が落ちる。
【0011】DMA転送されたデータをマイクロプロセ
ッサが頻繁に使う場合には、マイクロプロセッサからデ
ータを高速でアクセスできるように、マイクロプロセッ
サがキャッシュメモリを使用しないアドレス空間からキ
ャッシュメモリを使用できるアドレス空間へデータを転
送する必要があり、転送時間に無駄が生じる。
【0012】また、メインメモリに対するバスマスタ
は、バスインタフェースバッファとDMAコントローラ
との2つのデバイスになるので、この2つのデバイスに
よるバスの調停をユーザ側で検討しなければならない。
【0013】更に、バスインタフェースバッファのバス
タイミングとDMAコントローラのバスタイミングとは
異なるので、メインメモリ及びI/Oはどちらのバスマ
スタからでも制御できるように、余裕を持ったタイミン
グ設計をする必要がある。これらのために、従来のマイ
クロプロセッサ用バスインタフェースバッファでは、各
メモリ及びI/Oの動作スピードを十分に生かすことが
できない。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、キャッシュメモリを有するマイクロプロセ
ッサシステムで用いられるマイクロプロセッサ用バスイ
ンタフェースバッファにおいて、DMAコントローラに
よるI/Oとメインメモリ及びキャッシュメモリとの間
でのデータ転送のスピードを向上させることができるマ
イクロプロセッサ用バスインタフェースバッファを提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマイクロプ
ロセッサ用バスインタフェースバッファは、中央処理装
置とメインメモリとの間のデータ転送をするリードライ
トバッファと、DMA転送時にキャッシュメモリのリー
ド及び無効化をするコントロールブロックと、リードし
たタグのチェックをしてキャッシュラインの無効化の判
断をするタグチェック部とを有することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に係るマイクロプロセッサ用バスインタ
フェースバッファにおいては、コントロールブロック
は、DMA転送時にキャッシュメモリのリード及び無効
化をすることができ、タグチェック部は、リードしたタ
グのチェックをしキャッシュラインの無効化の判断をす
ることができて、リードライトバッファは、中央処理装
置とメインメモリとの間のデータ転送をすることができ
るので、DMA転送時の最適なバススヌーブ動作を実現
することができる。従って、本発明に係るマイクロプロ
セッサ用バスインタフェースバッファを用いたシステム
では、DMAによるデータ転送において、キャッシュメ
モリの使用/不使用に関係なく自由なアドレス空間への
転送をすることができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例に係るマイ
クロプロセッサ用バスインタフェースバッファを用いた
マイクロプロセッサシステムの一例を示すブロック図で
ある。
【0019】図1に示すマイクロプロセッサシステム
は、マイクロプロセッサ101,命令キャッシュメモリ
102,データキャッシュメモリ103,バスインタフ
ェースバッファ104,DMAコントローラ108,メ
インメモリ109及びI/O110から構成されてい
る。バスインタフェースバッファ104は、リードライ
トバッファ105,タグチェック部106及びコントロ
ールブロック107から構成されている。
【0020】バスインタフェースバッファ104は、従
来はリードライトバッファ105のみを内蔵していた
が、本実施例ではDMAコントローラ108の動作を検
知してメインメモリ109とキャッシュメモリとのデー
タの一致性を確保するためのタグチェック部106及び
コントロールブロック107をも内蔵している。コント
ロールブロック107から出力されデータキャッシュメ
モリ103を制御する各信号は、マイクロプロセッサ1
01から出力されデータキャッシュメモリ103を制御
する信号と同一の機能を有し同一のタイミングで制御す
るため、データキャッシュメモリ103では特にバスイ
ンタフェースバッファ104を考慮した設計をする必要
はない。また、リードライトバッファ105は、図5に
示す従来のバスインタフェースバッファ304における
ライトバッファ324及びリードバッファ325と機能
は同一である。
【0021】次に、上述の如く構成された本第1の実施
例に係るマイクロプロセッサ用バスインタフェースバッ
ファの動作について説明する。図3は、図1に示すマイ
クロプロセッサシステムにおける各部の動作タイミング
を示すタイミングチャートである。
【0022】I/O110からDMA転送要求信号15
5が出力されると、このDMA転送要求信号155はD
MAコントローラ108に伝えられる。DMAコントロ
ーラ108は、そのDMA転送要求信号155に従い、
マイクロプロセッサ101及びバスインタフェースバッ
ファ104内のリードライトバッファ105に対してバ
ス開放要求信号HLDRQ144をアクティブにする
(図3のサイクル1)。バス開放要求信号HLDRQ1
44は、コントロールブロック107が出力する信号で
あるHLDRQIn157及びHLDRQOut158
を介してマイクロプロセッサ101に伝えられる。ただ
し、バス開放要求信号HLDRQ144は、コントロー
ルブロック107を通過するときにタイミングのコント
ロール等は一切行なわない。
【0023】マイクロプロセッサ101はキャッシュメ
モリバスを、リードライトバッファ105はメインメモ
リバスを開放した時点で、バス開放アクノリッジ信号H
LDAKをDMAコントローラ108に出力する(サイ
クル2)。これにより、DMAコントローラ108は、
I/O110に対しDMA転送を許可するDMA信号1
46をアクティブにして、アクセスを開始する。また、
DMAコントローラ108は、メインメモリ109へア
クセスするためにメモリリクエスト信号MREQをアク
ティブにし、リード/ライトの識別をするMR/W'信
号149(W'は信号Wの負論理信号を表す)を出力す
る。更に、DMAコントローラ108は、メインメモリ
109側のバスにアドレスMA148を出力し、バスサ
イクルが始ったことを示す信号BCYST150のアク
ティブパルスを出力する。
【0024】コントロールブロック107では、マイク
ロプロセッサ101及びリードライトバッファ105か
らバス開放アクノリッジ信号HLDAKを動作許可信号
139として判断回路163が入力することにより、動
作を開始する。ただし、MR/W'信号149,143
がハイ即ちメインメモリ109からデータが出力される
場合には、メインメモリ109のデータは書き換えられ
ないので、データキャッシュメモリ103とメインメモ
リ109との間のデータの一致性を検証する必要はな
い。従って、判断回路163は、HLDRQOut15
8をインアクティブにして、マイクロプロセッサ101
へのバスホールドを解除する。そして、マイクロプロセ
ッサ101は、キャッシュメモリバス内で情報処理を開
始する。ただし、マイクロプロセッサ101からメイン
メモリ109へアクセス要求があった場合には、DMA
コントローラ108にメインメモリバスを占有されてい
るため、マイクロプロセッサ101はストールしてDM
A転送が終了するのを待つ。
【0025】MR/W'信号143がロウの場合には、
I/O110からメインメモリ109へのデータ転送を
するので、メインメモリ109の内容が書き換えられ
る。従って、データキャッシュメモリ103とメインメ
モリ109との間のデータの一致性が壊れる可能性があ
るため、コントロールブロック107はデータ補償動作
を開始する。先ず、信号BCYST150,142がア
クティブになると、アドレスラッチ162がメインメモ
リアドレスMA141の値をラッチして、キャッシュア
ドレスバスCA136に出力する。次にデータキャッシ
ュメモリ103へリード信号DRD137のアクティブ
パルスを出力し、リードアクセスをする(サイクル
3)。
【0026】タグチェックブロックTC106は、DR
D137のアクティブパルスに応じて動作を開始する。
比較器CMP159は、リードアクセスによって得られ
たキャッシュデータバスのタグの値131と、メインメ
モリバスのアドレス134の値とを比較する。この結果
が不一致ならば、現在DMAコントローラ108がアク
セスしているメインメモリ109のアドレス148はデ
ータキャッシュメモリ103内に存在しないので、デー
タキャッシュメモリ103に対してデータ補償の操作を
する必要はない。従って、TCブロック106は、何の
動作も発生させない(サイクル4)。キャッシュデータ
バスのタグの値131とメインメモリバスのアドレス1
34の値とが一致したならば(サイクル5)、現在DM
Aコントローラ108がアクセスしているメインメモリ
109のアドレスがデータキャッシュメモリ103にも
存在していることになる。TCブロック106は、キャ
ッシュメモリのタグバッファ160からタグバス131
へタグの有効ビットをクリアした値を出力する。またタ
グとアドレスとが一致したことをHit信号135でコ
ントロールブロック107内のタイミングコントローラ
161に伝える。タイミングコントローラ161は、H
it信号135を入力すると、データキャッシュメモリ
103へライト信号DWR138のアクティブパルスを
出力する。従って、DMA転送アドレスに相当するデー
タキャッシュメモリ103のラインは無効になる。有効
なデータは、メインメモリ109のみに存在することに
なり、データキャッシュメモリ103とメインメモリ1
09とのデータの一致性は確保される(サイクル6)。
【0027】DMA転送を終了する場合には、DMA転
送を要求したデバイス例えばI/O110がDMA転送
要求信号DMARQ155を取り下げることにより、D
MAコントローラ108は、マイクロプロセッサ101
とリードライトバッファ105へのバスホールド要求信
号HLDRQ信号144を取り下げる。従って、マイク
ロプロセッサ101及びリードライトバッファ105は
動作を再開する。コントロールブロック107は、マイ
クロプロセッサ101及びリードライトバッファ105
が動作を停止していることを示す動作許可信号139が
取り下げられたことにより動作を停止する(サイクル
7)。
【0028】図2は、本発明の第2の実施例に係るマイ
クロプロセッサ用バスインタフェースバッファを用いた
マイクロプロセッサシステムの一例を示すブロック図で
ある。なお、図2において、図1に示すマイクロプロセ
ッサ用バスインタフェースバッファと同一の構成部に
は、同一符号を付して説明を省略する。
【0029】図2に示す本第2の実施例に係るマイクロ
プロセッサ用バスインタフェースバッファにおいて、図
1に示すマイクロプロセッサ用バスインタフェースバッ
ファと異なる構成部分は、タグチェック部206のメイ
ンメモリ側インタフェースにデータバス235が追加さ
れている部分と、キャッシュ側インタフェースのTag
端子231にデータバスが追加されている部分とであ
る。
【0030】次に、上述の如く構成された本第2の実施
例に係るマイクロプロセッサ用バスインタフェースバッ
ファの動作について説明する。図4は、図2に示すマイ
クロプロセッサシステムにおける各部の動作タイミング
を示すタイミングチャートである。
【0031】図4に示すサイクル1〜4におけるDMA
転送の開始方法とコントロールブロック及びタグチェッ
クグロックの起動方法とは、第1の実施例に係るマイク
ロプロセッサ用バスインタフェースバッファの動作と同
一である。
【0032】図4に示すサイクル5において、キャッシ
ュデータバスのタグの値とメインメモリバスのアドレス
値が一致したならば、現在DMAコントローラ108が
メインメモリ109にアクセスしているアドレスがデー
タキャッシュメモリ103にも存在していることにな
る。このことをTCブロック106は、Hit信号23
6によってコントロールブロック107に伝える。また
タグバッファ261は、メインメモリデータバス235
上の値とサイクル5におけるリードサイクルのキャッシ
ュメモリのタグバス値をラッチして、キャッシュメモリ
バスのデータバス231に出力する。コントロールブロ
ック107内のタイミングコントローラ162は、Hi
t信号236を入力すると、データキャッシュ103へ
ライト信号DWR138のアクティブパルスを出力す
る。これらによりDMA転送アドレスに相当するデータ
キャッシュメモリ103のライン上には、DMAコント
ローラ108が転送したデータと正しいタグとが書き込
まれる。従って、正しいデータがメインメモリ109及
びデータキャッシュメモリ103の両方に存在すること
になり、データキャッシュメモリ103とメインメモリ
109とのデータの一致性が確保される(図4のサイク
ル6)。
【0033】DMA転送の終了方法は、第1の実施例に
おける方法と同様である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るマイク
ロプロセッサ用バスインタフェースバッファによれば、
DMA転送時にキャッシュメモリのリード及び無効化を
するコントロールブロックと、リードしたタグのチェッ
クをしキャッシュラインの無効化の判断をするタグチェ
ックブロックとを内蔵して、DMA転送時の最適なバス
スヌーブ動作を実現することにより、DMAによるデー
タ転送において、キャッシュメモリの使用/不使用に関
係なく自由なアドレス空間への転送が可能になる。従っ
て、本発明に係るマイクロプロセッサ用バスインタフェ
ースバッファによれば、プログラムの自由度を向上させ
ることができ、また、ハード的に専用のDMAバッファ
領域を設ける必要がなく、一般のRAMエリアをデータ
バッファにすることができるので、メモリの使用効率が
向上する。
【0035】転送されたデータを頻繁に使用する場合
は、データを高速にアクセスするためにキャッシュメモ
リにデータを置く必要がある。従来では、キャッシュメ
モリを使用しないアドレス空間からキャッシュメモリを
使用する空間へデータを転送するために、マイクロプロ
セッサの命令によってデータを転送しなければならない
が、本発明に係るマイクロプロセッサ用バスインタフェ
ースバッファによれば、そのデータ転送にかかる手間を
大幅に省くことができると共に、データの処理スピード
も大幅に向上させることができる。
【0036】一例として、1MByteのデータをキャ
ッシュメモリに置くためにかかる時間を示す。ただし、
条件は以下のa〜hのように設定した。 a)32ビットバス b)動作周波数25MHz c)DMAバスは、2バスサイクル d)マイクロプロセッサの命令によるメインメモリアク
セスは、4クロック/1ワード e)マイクロプロセッサの命令によるキャッシュメモリ
アクセスは、1クロック/1ワード f)キャッシュミスヒットによるブロックリファイルサ
イズは、8ワード g)リファイル時の第1ワードのアクセスサイクルは、
4クロック h)リファイル時の第2ワード以降のアクセスサイクル
は、1クロック/1ワード
【0037】先ず、従来のマイクロプロセッサ用バスイ
ンタフェースバッファを用いたシステムにおいて、DM
Aによるメインメモリにおけるキャッシュメモリ不使用
領域へのデータ転送は、下記数式1で表わされる。
【0038】
【数1】転送ワード数×バスサイクル÷動作周波数 =(1×106÷4)×2÷(25×106) =0.02 〔sec〕 =20 〔msec〕
【0039】マイクロプロセッサの命令によるキャッシ
ュメモリへのデータ転送時間は、下記数式2で表わされ
る。
【0040】
【数2】転送ワート゛数×(メインメモリからレシ゛スタへの転送サイクル
+レシ゛スタからキャッシュメモリへの転送サイクル)÷動作周波数 =(1×106÷4)×(4+1)÷(25×106) =0.05 〔sec〕 =50 〔msec〕
【0041】従って、従来のマイクロプロセッサ用バス
インタフェースバッファを用いたシステムにおいて、1
MByteのデータをキャッシュメモリに置くためにか
かる時間は、20+50=70〔msec〕である。
【0042】次に、本発明に係るマイクロプロセッサ用
バスインタフェースバッファを用いたシステムにおい
て、DMAによるメインメモリにおけるキャッシュメモ
リ不使用領域へのデータ転送は、下記数式3で表わされ
る。
【0043】
【数3】転送ワード数×バスサイクル÷動作周波数 =(1×106÷4)×2÷(25×106) =0.02 〔sec〕 =20 〔msec〕
【0044】マイクロプロセッサのブロックファイルに
よるキャッシュメモリへのデータ転送時間は、下記数式
4で表わされる。
【0045】
【数4】転送ワート゛数÷リファイルサイス゛×(リファイル開始時の第1
ワート゛のサイクル+第2ワート゛からリファイル終了までのサイクル数)÷
動作周波数 =(1×106÷4)÷8×(4+7)÷(25×10
6) =0.01375 〔sec〕 =13.75 〔msec〕
【0046】従って、本発明に係るマイクロプロセッサ
用バスインタフェースバッファを用いたシステムにおい
て、1MByteのデータをキャッシュメモリに置くた
めにかかる時間は、20+13.75=33.75〔m
sec〕である。
【0047】上述により、本発明に係るマイクロプロセ
ッサ用バスインタフェースバッファを用いれば、(70
−33.75)÷70×100=51.8〔%〕も、動
作スピードが改善されることがわかる。
【0048】本発明の第2の実施例では、第1の実施例
においてDMA転送をするアドレスがキャッシュメモリ
に存在した場合には該当するキャッシュラインを無効化
しているのに対して、そのキャッシュラインにDMA転
送データを書き込むように改善している。これにより、
マイクロプロセッサがDMA転送をしたデータにアクセ
スするときにキャッシュメモリにヒットしている可能性
があり、高速アクセスが可能になる。従って、本発明の
第2の実施例では、更に全体の処理スピードを向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るマイクロプロセッ
サ用バスインタフェースバッファを用いたマイクロプロ
セッサシステムの一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るマイクロプロセッ
サ用バスインタフェースバッファを用いたマイクロプロ
セッサシステムの一例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すマイクロプロセッサシステムにおけ
る各部の動作タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図4】図2に示すマイクロプロセッサシステムにおけ
る各部の動作タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図5】図5は、従来のマイクロプロセッサ用バスイン
タフェースバッファを用いたマイクロプロセッサシステ
ムの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 ;マイクロプロセッサ 102 ;命令キャッシュメモリ 103 ;データキャッシュメモリ 104 ;バスインタフェースバッファ 105 ;リードライトバッファ 106 ;タグチェック部 107 ;コントロールブロック 108 ;DMAコントローラ 109 ;メインメモリ 110 ;I/O

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置とメインメモリとの間のデ
    ータ転送をするリードライトバッファと、DMA転送時
    にキャッシュメモリのリード及び無効化をするコントロ
    ールブロックと、リードしたタグのチェックをしてキャ
    ッシュラインの無効化の判断をするタグチェック部とを
    有することを特徴とするバスインタフェースバッファ。
  2. 【請求項2】 前記タグチェック部は、DMA転送時に
    キャッシュメモリのリード及びキャッシュメモリへのラ
    イトをすることを特徴とする請求項1に記載のバスイン
    タフェースバッファ。
  3. 【請求項3】 DMA転送時にメインメモリとキャッシ
    ュメモリとの間のデータの一致性を要するシステムにお
    いて用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のバスインタフェースバッファ。
JP11274792A 1992-05-01 1992-05-01 マイクロプロセッサ用バスインタフェースバッファ Pending JPH05307518A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9904626B2 (en) 2014-08-29 2018-02-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device, semiconductor system and system on chip

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