JPH05307392A - 複層吸音材 - Google Patents
複層吸音材Info
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- JPH05307392A JPH05307392A JP4135844A JP13584492A JPH05307392A JP H05307392 A JPH05307392 A JP H05307392A JP 4135844 A JP4135844 A JP 4135844A JP 13584492 A JP13584492 A JP 13584492A JP H05307392 A JPH05307392 A JP H05307392A
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- base plate
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- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 アルミニウム板、特にそれぞれ内面に多数の
微孔を有するセラミックス皮膜を形成した2枚のアルミ
ニウム板間に多数の穿孔を有するアルミニウム基板を接
着介装してなる複層吸音材を提供する。 【効果】 本発明の複層吸音材は、低周波数から高周波
数までの広い周波数帯域に亘って高い消音特性を有し、
高速道路の防音壁、工場等の建造物の吸音壁材、床材な
どとして有効である。
微孔を有するセラミックス皮膜を形成した2枚のアルミ
ニウム板間に多数の穿孔を有するアルミニウム基板を接
着介装してなる複層吸音材を提供する。 【効果】 本発明の複層吸音材は、低周波数から高周波
数までの広い周波数帯域に亘って高い消音特性を有し、
高速道路の防音壁、工場等の建造物の吸音壁材、床材な
どとして有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低周波数から高周波数
までの広い周波数帯域に亘って高い消音特性を有する複
層吸音材に関する。
までの広い周波数帯域に亘って高い消音特性を有する複
層吸音材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
消音材又は防音材としては、古くはグラスウール等の無
機繊維やポリウレタンフォーム等の多孔質体が用いられ
ていたが、グラスウールは振動や風圧等によって折損し
たり、粉塵化しやすく、雨水をはじめ雰囲気中の水分を
吸収すると吸音性が低下するという問題がある。また、
ポリウレタンフォーム等の多孔質体は耐熱性が悪く、か
つこれも吸湿により吸音性が低下するという問題があ
る。
消音材又は防音材としては、古くはグラスウール等の無
機繊維やポリウレタンフォーム等の多孔質体が用いられ
ていたが、グラスウールは振動や風圧等によって折損し
たり、粉塵化しやすく、雨水をはじめ雰囲気中の水分を
吸収すると吸音性が低下するという問題がある。また、
ポリウレタンフォーム等の多孔質体は耐熱性が悪く、か
つこれも吸湿により吸音性が低下するという問題があ
る。
【0003】一方、最近では自動車道や工場等構築物な
どの防音、防振を目的とした防音壁及び床材が要求され
ているが、このような防音壁を形成するために用いる音
波を遮断する消音材又は防音材としては、軽量であっ
て、かつ堅牢で耐蝕性を有することが必要であり、その
ような材料としてアルミニウム材が注目され、また使用
されている。
どの防音、防振を目的とした防音壁及び床材が要求され
ているが、このような防音壁を形成するために用いる音
波を遮断する消音材又は防音材としては、軽量であっ
て、かつ堅牢で耐蝕性を有することが必要であり、その
ような材料としてアルミニウム材が注目され、また使用
されている。
【0004】しかし、アルミニウム材を消音材として用
い、短波長から長波長までの広い周波数帯の音波の消音
を行おうとすると、孔径の異なる多種類のアルミニウム
材を積層することが必要であるが、短波長の音波を吸収
する微孔をアルミニウム材に穿孔するには加工上の問題
がある。
い、短波長から長波長までの広い周波数帯の音波の消音
を行おうとすると、孔径の異なる多種類のアルミニウム
材を積層することが必要であるが、短波長の音波を吸収
する微孔をアルミニウム材に穿孔するには加工上の問題
がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
低周波数から高周波数までの広い周波数帯域に亘って高
い消音特性を有するアルミニウムを用いた複層吸音材を
提供することを目的とする。
低周波数から高周波数までの広い周波数帯域に亘って高
い消音特性を有するアルミニウムを用いた複層吸音材を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、アルミニウ
ム板、好ましくは内面に多数の微孔を有するセラミック
ス皮膜を形成したアルミニウム板、特にセラミックス粉
末をプラズマ溶出することにより多数の微孔(好適には
5〜20μm)を形成したセラミックス皮膜を内面に設
けたアルミニウム板を2枚用い、これらの間に多数の穿
孔(好適には1〜20mm)を形成したアルミニウム基
板を介在させること、この場合、該アルミニウム基板に
上記アルミニウム板を接着剤により接着させるが、この
接着剤として中空フィラーを充填した付加反応硬化型の
シリコーンエラストマー接着剤を用いることにより、短
波長から長波長までの広い周波数帯域の音波に対して高
い消音特性を有すること、この場合、内面に多数の微孔
を有するセラミック皮膜を形成したアルミニウム板を用
いると上記セラミックス皮膜の微孔が短波長の音波を吸
収し、アルミニウム基板の穿孔が長波長の音波を吸収す
るので、かかる消音特性がより効果的に発揮されること
を知見し、本発明をなすに至ったものである。
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、アルミニウ
ム板、好ましくは内面に多数の微孔を有するセラミック
ス皮膜を形成したアルミニウム板、特にセラミックス粉
末をプラズマ溶出することにより多数の微孔(好適には
5〜20μm)を形成したセラミックス皮膜を内面に設
けたアルミニウム板を2枚用い、これらの間に多数の穿
孔(好適には1〜20mm)を形成したアルミニウム基
板を介在させること、この場合、該アルミニウム基板に
上記アルミニウム板を接着剤により接着させるが、この
接着剤として中空フィラーを充填した付加反応硬化型の
シリコーンエラストマー接着剤を用いることにより、短
波長から長波長までの広い周波数帯域の音波に対して高
い消音特性を有すること、この場合、内面に多数の微孔
を有するセラミック皮膜を形成したアルミニウム板を用
いると上記セラミックス皮膜の微孔が短波長の音波を吸
収し、アルミニウム基板の穿孔が長波長の音波を吸収す
るので、かかる消音特性がより効果的に発揮されること
を知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0007】従って、本発明は、2枚のアルミニウム
板、特にそれぞれ内面に多数の微孔を有するセラミック
ス皮膜を形成した2枚のアルミニウム板間に多数の穿孔
を有するアルミニウム基板を接着介装してなる複層吸音
材を提供する。
板、特にそれぞれ内面に多数の微孔を有するセラミック
ス皮膜を形成した2枚のアルミニウム板間に多数の穿孔
を有するアルミニウム基板を接着介装してなる複層吸音
材を提供する。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の複層吸音材は、アルミニウム板、好ましく
は多数の微孔を有するセラミックス皮膜が内面に形成さ
れたアルミニウム板Aと、多数の穿孔を形成したアルミ
ニウム基板Bとを使用する。
と、本発明の複層吸音材は、アルミニウム板、好ましく
は多数の微孔を有するセラミックス皮膜が内面に形成さ
れたアルミニウム板Aと、多数の穿孔を形成したアルミ
ニウム基板Bとを使用する。
【0009】ここで、アルミニウム板A及びアルミニウ
ム基板Bの材質は、それぞれ純アルミニウムであっても
よく、アルミニウム合金であってもよい。また、これら
のアルミニウム材は陽極酸化処理等の表面処理が施され
たものも好適に用いられる。なお、アルミニウム板Aの
厚さは0.2〜10mm、特に0.5〜4mm、アルミ
ニウム基板Bの厚さは0.1〜5mm、特に0.2〜2
mmとすることが、防音壁を形成する場合に推奨され
る。
ム基板Bの材質は、それぞれ純アルミニウムであっても
よく、アルミニウム合金であってもよい。また、これら
のアルミニウム材は陽極酸化処理等の表面処理が施され
たものも好適に用いられる。なお、アルミニウム板Aの
厚さは0.2〜10mm、特に0.5〜4mm、アルミ
ニウム基板Bの厚さは0.1〜5mm、特に0.2〜2
mmとすることが、防音壁を形成する場合に推奨され
る。
【0010】上記アルミニウム板Aの内面に形成する多
数の微孔を有するセラミックス皮膜は、主に入射する音
波のうち短波長のものを吸収する作用を有するもので、
微孔の大きさは5〜20μmとすることが好ましい。5
μmより小さいと音波の吸収作用が低下し、また20μ
mを超えるとセラミックス皮膜が脆くなってしまうとい
う不利が生じる場合がある。
数の微孔を有するセラミックス皮膜は、主に入射する音
波のうち短波長のものを吸収する作用を有するもので、
微孔の大きさは5〜20μmとすることが好ましい。5
μmより小さいと音波の吸収作用が低下し、また20μ
mを超えるとセラミックス皮膜が脆くなってしまうとい
う不利が生じる場合がある。
【0011】このセラミックス皮膜を形成する方法とし
ては、特に限定されるものではないが、特にプラズマ溶
射法によることがアルミニウム板に対する接着性が良好
となるという点で好適である。このプラズマ溶射法は、
セラミックス粉体としてAl2O3,Fe2O3,SiO2
などの金属酸化物、AlN,Si3N4などの金属窒化
物、更に金属ほう化物等の適宜なセラミックス粉末の1
種を又は2種以上を用い、2000〜3000℃のプラ
ズマ炎中に上記セラミックス粉体を投入して加熱し、ア
ルミニウム基板内面に衝突させることにより形成するこ
とができる。この場合、セラミックス粉末の粒子径は、
微孔径5〜20μmを形成し得るように選定すればよ
く、通常は該微孔径と同じ5〜20μmである。
ては、特に限定されるものではないが、特にプラズマ溶
射法によることがアルミニウム板に対する接着性が良好
となるという点で好適である。このプラズマ溶射法は、
セラミックス粉体としてAl2O3,Fe2O3,SiO2
などの金属酸化物、AlN,Si3N4などの金属窒化
物、更に金属ほう化物等の適宜なセラミックス粉末の1
種を又は2種以上を用い、2000〜3000℃のプラ
ズマ炎中に上記セラミックス粉体を投入して加熱し、ア
ルミニウム基板内面に衝突させることにより形成するこ
とができる。この場合、セラミックス粉末の粒子径は、
微孔径5〜20μmを形成し得るように選定すればよ
く、通常は該微孔径と同じ5〜20μmである。
【0012】なお、上記セラミックス皮膜の厚さは、短
波長吸収効果の点で10〜300μm、特に50〜20
0μmとすることが好ましい。
波長吸収効果の点で10〜300μm、特に50〜20
0μmとすることが好ましい。
【0013】次に、上記アルミニウム基板Bに設ける穿
孔は直径1〜20mm、特に3〜10mmとすることが
好ましい。穿孔の直径が1mm未満でも20mmを超え
ても長波長吸収効果が低下する場合がある。
孔は直径1〜20mm、特に3〜10mmとすることが
好ましい。穿孔の直径が1mm未満でも20mmを超え
ても長波長吸収効果が低下する場合がある。
【0014】なお、アルミニウム基板に穿孔を設ける場
合、同一径の孔を穿設しても、1枚のアルミニウム基材
に数種の異なる径の孔を穿設してもよい。
合、同一径の孔を穿設しても、1枚のアルミニウム基材
に数種の異なる径の孔を穿設してもよい。
【0015】本発明の吸音材は、上記アルミニウム板A
を2枚用い、そのセラミックス皮膜を形成した場合はこ
れらをそれぞれ内側にしてそれらの間に上記アルミニウ
ム基板Bを介装したものであるが、この場合アルミニウ
ム板Aとアルミニウム基板Bとは互に接着剤を用いて接
着される。
を2枚用い、そのセラミックス皮膜を形成した場合はこ
れらをそれぞれ内側にしてそれらの間に上記アルミニウ
ム基板Bを介装したものであるが、この場合アルミニウ
ム板Aとアルミニウム基板Bとは互に接着剤を用いて接
着される。
【0016】この接着剤としては、NBR、CR等の合
成ゴムを用いることも可能であるが、高速道路の防音壁
のように屋外で使用する場合、夏場には異常に温度が高
くなり、短期間でゴム弾性を失ってしまうため、シリコ
ーンエラストマーを用いることが好ましく、この場合、
非接着系のシリコーンエラストマーを硬化させる際にプ
ライマーを用いて接着させることも可能であり、また縮
合硬化型のシリコーンエラストマーを用いることも可能
であるが、特に中空フィラーを充填した付加反応硬化型
のシリコーンエラストマー接着剤を用いることが、耐久
性、生産性、更には吸音効果の点から好ましい。このよ
うな中空フィラーを充填した付加反応硬化型のシリコー
ンエラストマー接着剤として、具体的には下記(1)〜
(5)成分を配合したものが好適に用いられる。
成ゴムを用いることも可能であるが、高速道路の防音壁
のように屋外で使用する場合、夏場には異常に温度が高
くなり、短期間でゴム弾性を失ってしまうため、シリコ
ーンエラストマーを用いることが好ましく、この場合、
非接着系のシリコーンエラストマーを硬化させる際にプ
ライマーを用いて接着させることも可能であり、また縮
合硬化型のシリコーンエラストマーを用いることも可能
であるが、特に中空フィラーを充填した付加反応硬化型
のシリコーンエラストマー接着剤を用いることが、耐久
性、生産性、更には吸音効果の点から好ましい。このよ
うな中空フィラーを充填した付加反応硬化型のシリコー
ンエラストマー接着剤として、具体的には下記(1)〜
(5)成分を配合したものが好適に用いられる。
【0017】(1)1分子に少なくとも2個のアルケニ
ル基を有するオルガノポリシロキサン、(2)1分子中
にケイ素原子に結合した水素原子を2個以上有し、
(1)のオルガノポリシロキサンのアルケニル基1個当
り、上記水素原子を1〜6個供給する量のオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサン、(3)白金又は白金化合物
系触媒、(4)1分子中にケイ素原子に結合した水素原
子を1個以上とエポキシ基及び/又はアルコキシ基を有
するケイ素化合物(接着付与剤)、(5)中空フィラー
ル基を有するオルガノポリシロキサン、(2)1分子中
にケイ素原子に結合した水素原子を2個以上有し、
(1)のオルガノポリシロキサンのアルケニル基1個当
り、上記水素原子を1〜6個供給する量のオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサン、(3)白金又は白金化合物
系触媒、(4)1分子中にケイ素原子に結合した水素原
子を1個以上とエポキシ基及び/又はアルコキシ基を有
するケイ素化合物(接着付与剤)、(5)中空フィラー
【0018】この接着剤の(1)成分としては、1分子
中に少なくとも2個のアルケニル基を有していると共
に、25℃における粘度が100〜200,000セン
チストークス(cSt)の範囲にあるものが好ましい。
この場合、アルケニル基としては、ビニル基、アリル
基、メタリル基、ヘキセニル基等を挙げることができ、
またアルケニル基以外の有機基として、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、トリフロロプロピル基、フェニル基
等の1価の炭化水素基を含んでいてもよい。
中に少なくとも2個のアルケニル基を有していると共
に、25℃における粘度が100〜200,000セン
チストークス(cSt)の範囲にあるものが好ましい。
この場合、アルケニル基としては、ビニル基、アリル
基、メタリル基、ヘキセニル基等を挙げることができ、
またアルケニル基以外の有機基として、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、トリフロロプロピル基、フェニル基
等の1価の炭化水素基を含んでいてもよい。
【0019】このようなオルガノポリシロキサンとして
は、具体的には下記のものを例示することができる。
は、具体的には下記のものを例示することができる。
【0020】
【化1】
【0021】但し、上記式中、pは2又は3、s,u及
びwは正の整数、t,v及びxは0又は正の整数を表
す。
びwは正の整数、t,v及びxは0又は正の整数を表
す。
【0022】上述したオルガノポリシロキサンは、単独
又は2種以上の混合物であってもよく、更に一部が分岐
した構造であってもよい。
又は2種以上の混合物であってもよく、更に一部が分岐
した構造であってもよい。
【0023】接着剤の(2)成分としてのオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンは、主剤である(1)成分の
アルケニル基含有オルガノポリシロキサンの架橋剤とし
て作用するものであり、ケイ素原子に結合した水素原子
を1分子中に2個以上有するものが使用される。この場
合、(1)成分において、1分子中のアルケニル基が2
個以上の場合は、(2)成分としてはケイ素原子に結合
した水素原子は3個以上有するものを使用する必要があ
る。このオルガノポリシロキサンは、直鎖状、分枝状、
環状のいずれの構造であってもよく、またこれらの混合
物であってもよい。具体的には、下記に示すものを例示
することができる。
ドロジェンポリシロキサンは、主剤である(1)成分の
アルケニル基含有オルガノポリシロキサンの架橋剤とし
て作用するものであり、ケイ素原子に結合した水素原子
を1分子中に2個以上有するものが使用される。この場
合、(1)成分において、1分子中のアルケニル基が2
個以上の場合は、(2)成分としてはケイ素原子に結合
した水素原子は3個以上有するものを使用する必要があ
る。このオルガノポリシロキサンは、直鎖状、分枝状、
環状のいずれの構造であってもよく、またこれらの混合
物であってもよい。具体的には、下記に示すものを例示
することができる。
【0024】
【化2】
【0025】但し、上記式中、b,c,d,e,f,
g,iは0又は正の整数を表し、hは2以上の整数を表
す。
g,iは0又は正の整数を表し、hは2以上の整数を表
す。
【0026】
【化3】
【0027】但し、上記式中、R1は水素原子、メチル
基、プロピル基又はトリメチルシロキシ基を表す。
基、プロピル基又はトリメチルシロキシ基を表す。
【0028】この(2)成分のオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンは、前記オルガノポリシロキサン(1)
に含まれるアルケニル基1個当り、ケイ素原子に結合し
た水素原子を1〜6個供給するのに十分な量、好ましく
はSi−H基とアルケニル基との比が1.2〜4となる
ような割合で使用される。
ポリシロキサンは、前記オルガノポリシロキサン(1)
に含まれるアルケニル基1個当り、ケイ素原子に結合し
た水素原子を1〜6個供給するのに十分な量、好ましく
はSi−H基とアルケニル基との比が1.2〜4となる
ような割合で使用される。
【0029】接着剤の(3)成分としての白金又は白金
化合物系触媒は付加反応用触媒であり、硬化促進剤とし
て作用する。かかる触媒としては、これに限定されるも
のではないが、例えば白金黒、アルミナ、シリカなどの
担体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸、アルコ
ール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯
体、白金とビニルシロキサンとの錯体等を例示すること
ができる。
化合物系触媒は付加反応用触媒であり、硬化促進剤とし
て作用する。かかる触媒としては、これに限定されるも
のではないが、例えば白金黒、アルミナ、シリカなどの
担体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸、アルコ
ール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの錯
体、白金とビニルシロキサンとの錯体等を例示すること
ができる。
【0030】これらの触媒の使用にあたっては、それが
固体触媒であるときには、分散性をよくするために細か
く砕いたり、その担体を粒径が小さくかつ比表面積が大
きいものとすることが好ましい。また、塩化白金酸或い
は塩化白金酸とオレフィンとの錯体については、これら
をアルコール、ケトン、エーテルもしくは炭化水素系な
どの溶剤に溶解して使用することが好ましい。
固体触媒であるときには、分散性をよくするために細か
く砕いたり、その担体を粒径が小さくかつ比表面積が大
きいものとすることが好ましい。また、塩化白金酸或い
は塩化白金酸とオレフィンとの錯体については、これら
をアルコール、ケトン、エーテルもしくは炭化水素系な
どの溶剤に溶解して使用することが好ましい。
【0031】これら触媒の使用量は、いわゆる触媒量で
所望とする硬化速度を得ることができるが、経済的見地
或いは良好な硬化物を得るためには、次のような割合で
使用することが好適である。即ち、塩化白金酸のように
シロキサン成分と相溶するものについては、前記(1)
及び(2)成分のオルガノポリシロキサンの合計量に対
して0.1〜100ppm(白金換算)、または白金黒
等の固体触媒については、20〜500ppm(白金換
算)の範囲とすることが好ましい。
所望とする硬化速度を得ることができるが、経済的見地
或いは良好な硬化物を得るためには、次のような割合で
使用することが好適である。即ち、塩化白金酸のように
シロキサン成分と相溶するものについては、前記(1)
及び(2)成分のオルガノポリシロキサンの合計量に対
して0.1〜100ppm(白金換算)、または白金黒
等の固体触媒については、20〜500ppm(白金換
算)の範囲とすることが好ましい。
【0032】接着剤の(4)成分としての接着付与剤
は、ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に1個以
上有すると共に、エポキシ基又はアルコキシ基を1分子
中に1個以上有するケイ素化合物が使用され、これは所
定の基材に対して自己接着性を向上させるように作用す
るものである。かかるケイ素化合物からなる接着付与剤
はそれ自体公知であり、例えば特公昭53−21026
号公報開示のアルコキシシロキシ基を有するもの、特公
昭59−5219号公報開示のアルコキシシロキシ基及
びエポキシ基含有炭化水素基を有するもの等が好適に使
用され、これに限定されるものではないが、具体的には
以下のケイ素化合物を例示することができる。なお、こ
れらの化合物は、用途に応じて適宜重合度を増大させて
使用することもできる。
は、ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に1個以
上有すると共に、エポキシ基又はアルコキシ基を1分子
中に1個以上有するケイ素化合物が使用され、これは所
定の基材に対して自己接着性を向上させるように作用す
るものである。かかるケイ素化合物からなる接着付与剤
はそれ自体公知であり、例えば特公昭53−21026
号公報開示のアルコキシシロキシ基を有するもの、特公
昭59−5219号公報開示のアルコキシシロキシ基及
びエポキシ基含有炭化水素基を有するもの等が好適に使
用され、これに限定されるものではないが、具体的には
以下のケイ素化合物を例示することができる。なお、こ
れらの化合物は、用途に応じて適宜重合度を増大させて
使用することもできる。
【0033】
【化4】
【0034】上述した接着付与剤は、成分(1)のオル
ガノポリシロキサン100部(重量部、以下同じ)当り
0.5〜20部、好ましくは1〜10部の割合で使用さ
れる。この使用量が0.5部よりも少ないと自己接着性
が乏しくなり、また20部を超えて使用された場合に
は、経済的に不利となるばかりか他の物性が損なわれる
場合がある。
ガノポリシロキサン100部(重量部、以下同じ)当り
0.5〜20部、好ましくは1〜10部の割合で使用さ
れる。この使用量が0.5部よりも少ないと自己接着性
が乏しくなり、また20部を超えて使用された場合に
は、経済的に不利となるばかりか他の物性が損なわれる
場合がある。
【0035】接着剤の(5)成分としの中空フィラー
は、本発明の複層吸音材の重量を軽減するだけでなく、
短波長の音の吸収にも役立つものである。このような中
空フィラーとして具体的にはガラスの中空バルーン、シ
リカバルーン、アクリル中空フィラー等各種の中空フィ
ラーが挙げられる。この中空フィラーの添加量は(1)
のオルガノポリシロキサン100部に対して、3〜20
部、特に5〜10部とすることが好ましい。
は、本発明の複層吸音材の重量を軽減するだけでなく、
短波長の音の吸収にも役立つものである。このような中
空フィラーとして具体的にはガラスの中空バルーン、シ
リカバルーン、アクリル中空フィラー等各種の中空フィ
ラーが挙げられる。この中空フィラーの添加量は(1)
のオルガノポリシロキサン100部に対して、3〜20
部、特に5〜10部とすることが好ましい。
【0036】中空フィラーを充填した付加型シリコーン
エラストマー接着剤には、上記(1)〜(5)の必須成
分に加えて、その用途等に応じて、充填剤等の種々の配
合剤を配合することができる。
エラストマー接着剤には、上記(1)〜(5)の必須成
分に加えて、その用途等に応じて、充填剤等の種々の配
合剤を配合することができる。
【0037】例えば、充填剤としては、付加型シリコー
ンゴム組成物について通常使用されているものはすべて
使用することができ、具体的にはヒュームドシリカ、沈
降性シリカ、疎水化処理したシリカ、カーボンブラッ
ク、二酸化チタン、酸化第二鉄、酸化アルミニウム、酸
化亜鉛、石英粉末、けいそう土、ケイ酸カルシウム、タ
ルク、ベントナイト、アスベスト、ガラス繊維、有機繊
維等を単独或いは2種以上を組合せて使用することがで
きる。かかる充填剤の配合量は、接着剤の目的を損なわ
ない限り任意であるが、充填剤の吸油量、表面積、比重
等に応じて添加量は異なる。
ンゴム組成物について通常使用されているものはすべて
使用することができ、具体的にはヒュームドシリカ、沈
降性シリカ、疎水化処理したシリカ、カーボンブラッ
ク、二酸化チタン、酸化第二鉄、酸化アルミニウム、酸
化亜鉛、石英粉末、けいそう土、ケイ酸カルシウム、タ
ルク、ベントナイト、アスベスト、ガラス繊維、有機繊
維等を単独或いは2種以上を組合せて使用することがで
きる。かかる充填剤の配合量は、接着剤の目的を損なわ
ない限り任意であるが、充填剤の吸油量、表面積、比重
等に応じて添加量は異なる。
【0038】また、硬化物の強度を補強するためには、
特公昭38−26771号、同45−9476号公報に
開示されているSiO2単位、CH2=CH(R2 2)−
SiO0.5単位及びR2 3−SiO0.5単位(R2は不飽和
脂肪族基を含まない1価の炭化水素基)を含む樹脂構造
のオルガノポリシロキサンを添加することもできる。
特公昭38−26771号、同45−9476号公報に
開示されているSiO2単位、CH2=CH(R2 2)−
SiO0.5単位及びR2 3−SiO0.5単位(R2は不飽和
脂肪族基を含まない1価の炭化水素基)を含む樹脂構造
のオルガノポリシロキサンを添加することもできる。
【0039】更に組成物の硬化速度を制御する目的で、
特公昭48−10974号公報に開示されている。CH
2=CHR3SiO単位(R3は上記R2と同じ)を含むオ
ルガノポリシロキサン、米国特許第3,445,420
号明細書に開示されたアセチレン化合物、及び米国特許
第3,532,649号明細書に開示された重金属のイ
オン性化合物等を配合することができ、また硬化物の耐
熱衝撃性、可撓性等を向上させるため無官能のオルガノ
ポリシロキサンを配合することもできる。
特公昭48−10974号公報に開示されている。CH
2=CHR3SiO単位(R3は上記R2と同じ)を含むオ
ルガノポリシロキサン、米国特許第3,445,420
号明細書に開示されたアセチレン化合物、及び米国特許
第3,532,649号明細書に開示された重金属のイ
オン性化合物等を配合することができ、また硬化物の耐
熱衝撃性、可撓性等を向上させるため無官能のオルガノ
ポリシロキサンを配合することもできる。
【0040】更に必要に応じて、ベンガラ、黒ベンガ
ラ、酸化セリウムなどの着色剤や耐熱向上剤、カーボ
ン、酸化チタン、ベンゾトリアゾール、炭酸亜鉛、炭酸
マンガンなどの難燃性付与剤、ビニル基含有シロキサ
ン、アセチレン系化合物などの付加反応制御剤、発泡剤
等を適宜配合することもできる。
ラ、酸化セリウムなどの着色剤や耐熱向上剤、カーボ
ン、酸化チタン、ベンゾトリアゾール、炭酸亜鉛、炭酸
マンガンなどの難燃性付与剤、ビニル基含有シロキサ
ン、アセチレン系化合物などの付加反応制御剤、発泡剤
等を適宜配合することもできる。
【0041】次に、本発明の複層吸音材の構造について
説明する。図1は本発明の一実施態様を示すもので、こ
の例はアルミニウム板1aの内面にセラミックス粉体を
プラズマ溶射してセラミック皮膜1bを形成した2枚の
複合材1をその皮膜1b面を内側にして対向させ、この
間に多数の穿孔を有するアルミニウム基板2を介装し、
シリコーンエラストマー接着剤3で一体化したものであ
る。図1において複合材1とアルミニウム基板2とはこ
れらの接合周辺部をハンダ付けするか又はアルミニウム
溶接により接着されている。この場合、多数の穿孔を有
するアルミニウム基板2としては、図2に示すような同
一径の穿孔を有するもの、図3に示すような2種の穿孔
を有するものなどを用いることができる。
説明する。図1は本発明の一実施態様を示すもので、こ
の例はアルミニウム板1aの内面にセラミックス粉体を
プラズマ溶射してセラミック皮膜1bを形成した2枚の
複合材1をその皮膜1b面を内側にして対向させ、この
間に多数の穿孔を有するアルミニウム基板2を介装し、
シリコーンエラストマー接着剤3で一体化したものであ
る。図1において複合材1とアルミニウム基板2とはこ
れらの接合周辺部をハンダ付けするか又はアルミニウム
溶接により接着されている。この場合、多数の穿孔を有
するアルミニウム基板2としては、図2に示すような同
一径の穿孔を有するもの、図3に示すような2種の穿孔
を有するものなどを用いることができる。
【0042】また、複層吸音材としては、図4に示すよ
うにアルミニウム基板2を中間に挿入した構造、図5に
示すように2枚挿入した構造とすることもできる(な
お、図2,3において、図1と同一構成部品については
同一の参照符号を付し、その説明を省略する)。
うにアルミニウム基板2を中間に挿入した構造、図5に
示すように2枚挿入した構造とすることもできる(な
お、図2,3において、図1と同一構成部品については
同一の参照符号を付し、その説明を省略する)。
【0043】このような構造を有する複層吸音材は、高
速道路の防音壁、工場等の建造物の吸音壁材、床材など
使用目的に応じてその複数枚を積層して用いることがで
きる。
速道路の防音壁、工場等の建造物の吸音壁材、床材など
使用目的に応じてその複数枚を積層して用いることがで
きる。
【0044】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0045】[実施例1]200mm×200mm×
1.0mmのアルミニウム板の片面にプラズマ溶射によ
り平均粒子径15μmのアルミナ粒子を用いて厚さ80
μmのセラミックス皮膜層を形成させ、複合材を得た。
1.0mmのアルミニウム板の片面にプラズマ溶射によ
り平均粒子径15μmのアルミナ粒子を用いて厚さ80
μmのセラミックス皮膜層を形成させ、複合材を得た。
【0046】また、200mm×200mm×1.0m
mのアルミニウム板に直径1.0mmの穿孔を均一に2
55個あけ、アルミニウム基板を得た。
mのアルミニウム板に直径1.0mmの穿孔を均一に2
55個あけ、アルミニウム基板を得た。
【0047】更に、下記一般式(1)で示される粘度が
10万cStの末端トリビニルシロキシ基のジメチルポ
リシロキサン100部に平均粒子径15μmの石英粉を
50部、平均粒子径20μmの中空シリカバルーンを7
部加え、均一に混合した。
10万cStの末端トリビニルシロキシ基のジメチルポ
リシロキサン100部に平均粒子径15μmの石英粉を
50部、平均粒子径20μmの中空シリカバルーンを7
部加え、均一に混合した。
【0048】
【化5】
【0049】次いで、塩化白金酸のオクタノール溶液
(白金として2%)を0.05部、3−メチル−3−ヒ
ドロキシ−1−ブチンを0.005部加え、均一に混合
し、その後、下記平均組成式(2)で示されるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンを3.5部、更に接着助
剤として下記式(3)で示される化合物を3.0部加
え、均一に混合し、付加反応硬化型シリコーンエラスト
マー接着剤を調製した。
(白金として2%)を0.05部、3−メチル−3−ヒ
ドロキシ−1−ブチンを0.005部加え、均一に混合
し、その後、下記平均組成式(2)で示されるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンを3.5部、更に接着助
剤として下記式(3)で示される化合物を3.0部加
え、均一に混合し、付加反応硬化型シリコーンエラスト
マー接着剤を調製した。
【0050】
【化6】
【0051】複合材2枚を図1に参照符号1で示したよ
うに用い、更に中間層として穿孔を有するアルミニウム
基板を図1に参照符号2で示したように挿入し、上述の
ようにして調製した接着剤を用いて接着剤層の厚さが1
mmとなるようにし、120℃、60分間加熱すること
により複層吸音材を作製した。この複層吸音剤について
減衰率、損失係数を測定した。結果を表1に示す。
うに用い、更に中間層として穿孔を有するアルミニウム
基板を図1に参照符号2で示したように挿入し、上述の
ようにして調製した接着剤を用いて接着剤層の厚さが1
mmとなるようにし、120℃、60分間加熱すること
により複層吸音材を作製した。この複層吸音剤について
減衰率、損失係数を測定した。結果を表1に示す。
【0052】[比較例1]プラズマ溶射していないアル
ミニウム基板と実施例1と同様の穿孔を有するアルミニ
ウム基板のみを溶接してなるパネルを作製し、実施例1
と同様の測定を行った。結果を表1に併記する。
ミニウム基板と実施例1と同様の穿孔を有するアルミニ
ウム基板のみを溶接してなるパネルを作製し、実施例1
と同様の測定を行った。結果を表1に併記する。
【0053】[比較例2]実施例1と同様の複合材とア
ルミニウム基板とを溶接してなるパネルを作製し、実施
例1と同様の測定を行った。結果を表1に併記する。
ルミニウム基板とを溶接してなるパネルを作製し、実施
例1と同様の測定を行った。結果を表1に併記する。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の複層吸音材は、低周波数から高
周波数までの広い周波数帯域に亘って高い消音特性を有
し、高速道路の防音壁、工場等の建造物の吸音壁材、床
材などとして有効である。
周波数までの広い周波数帯域に亘って高い消音特性を有
し、高速道路の防音壁、工場等の建造物の吸音壁材、床
材などとして有効である。
【図1】本発明の複層吸音材の一構造例を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の複層吸音材に用いる穿孔を有するアル
ミニウム基板の一例を示す平面図である。
ミニウム基板の一例を示す平面図である。
【図3】本発明の複層吸音材に用いる穿孔を有するアル
ミニウム基板の他の例を示す平面図である。
ミニウム基板の他の例を示す平面図である。
【図4】本発明の複層吸音材の他の構造例を示す断面図
である。
である。
【図5】本発明の複層吸音材の別の構造例を示す断面図
である。
である。
1 複合材 1a アルミニウム板 1b セラミックス皮膜 2 アルミニウム基板 3 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡見 健英 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 萩原 隆 大阪府大阪市西区江戸堀1−11−4 信越 化学工業株式会社大阪支店内
Claims (4)
- 【請求項1】 2枚のアルミニウム板間に多数の穿孔を
有するアルミニウム基板を接着介装してなる複層吸音
材。 - 【請求項2】 それぞれ内面に多数の微孔を有するセラ
ミックス皮膜を形成した2枚のアルミニウム板間に多数
の穿孔を有するアルミニウム基板を接着介装してなる複
層吸音材。 - 【請求項3】 アルミニウム板の内面にセラミックス粉
体をプラズマ溶射することにより微孔を有するセラミッ
クス皮膜を形成した請求項2記載の吸音材。 - 【請求項4】 アルミニウム板と穿孔を有するアルミニ
ウム基板とを中空フィラーを充填した付加反応硬化型シ
リコーンエラストマー接着剤で接着した請求項1,2又
は3記載の吸音材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13584492A JP3269115B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 複層吸音材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13584492A JP3269115B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 複層吸音材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05307392A true JPH05307392A (ja) | 1993-11-19 |
JP3269115B2 JP3269115B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=15161087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13584492A Expired - Fee Related JP3269115B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 複層吸音材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3269115B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002081201A1 (fr) * | 2001-04-03 | 2002-10-17 | Meng Chen | Panneau decoratif composite en metal |
WO2009114969A1 (zh) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | Ke Yungshiang | 石材组成架构 |
CN115534421A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-30 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种超薄宽带耐高温结构型吸波材料及其制备方法 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP13584492A patent/JP3269115B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002081201A1 (fr) * | 2001-04-03 | 2002-10-17 | Meng Chen | Panneau decoratif composite en metal |
WO2009114969A1 (zh) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | Ke Yungshiang | 石材组成架构 |
CN115534421A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-30 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种超薄宽带耐高温结构型吸波材料及其制备方法 |
CN115534421B (zh) * | 2022-09-26 | 2024-05-28 | 中国人民解放军国防科技大学 | 一种超薄宽带耐高温结构型吸波材料及其制备方法 |
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JP3269115B2 (ja) | 2002-03-25 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |