JPH05306965A - 断熱2重管の漏洩位置検知方法 - Google Patents
断熱2重管の漏洩位置検知方法Info
- Publication number
- JPH05306965A JPH05306965A JP13776092A JP13776092A JPH05306965A JP H05306965 A JPH05306965 A JP H05306965A JP 13776092 A JP13776092 A JP 13776092A JP 13776092 A JP13776092 A JP 13776092A JP H05306965 A JPH05306965 A JP H05306965A
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- pipe
- tube
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- Pending
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- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地下に埋設した断熱2重管の漏洩位置の検知
を容易、正確に行なえるようにする。 【構成】 地下に埋設された断熱2重管1の内管2中
に、繰り出される線状体9に取付けた滑動子10を挿入し
て、これを圧力空気によって進行させる。滑動子10が漏
洩個所6を過ぎた際、その個所6よりエアースペース5
に流入した空気を利用して、外管4の排気プラグ8に取
付けた膨張袋13等の検知手段を作動させるようにする。
そのときの繰り出された線状体9の長さにより漏洩個所
6の位置が検知できる。
を容易、正確に行なえるようにする。 【構成】 地下に埋設された断熱2重管1の内管2中
に、繰り出される線状体9に取付けた滑動子10を挿入し
て、これを圧力空気によって進行させる。滑動子10が漏
洩個所6を過ぎた際、その個所6よりエアースペース5
に流入した空気を利用して、外管4の排気プラグ8に取
付けた膨張袋13等の検知手段を作動させるようにする。
そのときの繰り出された線状体9の長さにより漏洩個所
6の位置が検知できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱2重管における内
管の漏洩位置検知方法に関するものである。
管の漏洩位置検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】地域冷
暖房や給湯配管或はプラント配管、保温・保冷の配管ラ
イン等には、断熱2重管の地下埋設システムが多く採用
されている。断熱2重管は、一般に、図2に示すよう
に、断熱材3を外装した内管(サービス管)2をスペー
サ(図示を略す)を介して外管4内に支持させ、断熱材
3と外管4との間にエアスペース5を形成した構造のも
のが用いられている。
暖房や給湯配管或はプラント配管、保温・保冷の配管ラ
イン等には、断熱2重管の地下埋設システムが多く採用
されている。断熱2重管は、一般に、図2に示すよう
に、断熱材3を外装した内管(サービス管)2をスペー
サ(図示を略す)を介して外管4内に支持させ、断熱材
3と外管4との間にエアスペース5を形成した構造のも
のが用いられている。
【0003】ところで、上記埋設システムでは、図3に
示すように、ピットA,B間の埋設された配管ラインに
おいて、断熱2重管の内管1が腐食などによって孔6
(図2参照)が明いた場合には、その個所を確認して補
修しなければならない。それには、従来、まずピット
A,B間で圧力テストをして漏れを確認した後、さら
に、配管ラインに例えばC,D,Eのように分割点を設
定し、その分割した区間を順次掘削して、区間毎に圧力
テストを行なって漏洩位置を検知するようにしている。
そのため、漏洩位置が検知できるまで配管ラインの掘削
工事を行なう必要があり、また、漏洩が検知された位置
は、当該区間中においてのどの位置であるかまでは判明
しないため、補修は同区間の配管ライン全体の取替え作
業となる。したがって、漏洩位置の検知と補修には、相
当の工期と多大な経費を要することになっていた。
示すように、ピットA,B間の埋設された配管ラインに
おいて、断熱2重管の内管1が腐食などによって孔6
(図2参照)が明いた場合には、その個所を確認して補
修しなければならない。それには、従来、まずピット
A,B間で圧力テストをして漏れを確認した後、さら
に、配管ラインに例えばC,D,Eのように分割点を設
定し、その分割した区間を順次掘削して、区間毎に圧力
テストを行なって漏洩位置を検知するようにしている。
そのため、漏洩位置が検知できるまで配管ラインの掘削
工事を行なう必要があり、また、漏洩が検知された位置
は、当該区間中においてのどの位置であるかまでは判明
しないため、補修は同区間の配管ライン全体の取替え作
業となる。したがって、漏洩位置の検知と補修には、相
当の工期と多大な経費を要することになっていた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決し、掘
削工事を伴うことなく漏洩位置が正確に検知できるよう
にした方法を提案するものである。
削工事を伴うことなく漏洩位置が正確に検知できるよう
にした方法を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施態様を示した図面を参
照して説明すると、本発明は、流体の移送される内管2
と外管4との間にエアースペース5が形成されている断
熱2重管1の、上記内管2中に、その一端より繰出しで
きる線状体9に取付けた滑動子10を挿入し、圧力空気の
送入により滑動子10を進行させ、滑動子10が漏洩個所6
を過ぎることにより、同個所6よりエアースペース5に
流入した空気により、外管4の排気プラグ8に設けた検
知手段12を作動させ、その際繰出されている線状体9の
長さにより、内管2の漏洩位置を検知することを特徴と
するものである。
めの本発明の構成について、実施態様を示した図面を参
照して説明すると、本発明は、流体の移送される内管2
と外管4との間にエアースペース5が形成されている断
熱2重管1の、上記内管2中に、その一端より繰出しで
きる線状体9に取付けた滑動子10を挿入し、圧力空気の
送入により滑動子10を進行させ、滑動子10が漏洩個所6
を過ぎることにより、同個所6よりエアースペース5に
流入した空気により、外管4の排気プラグ8に設けた検
知手段12を作動させ、その際繰出されている線状体9の
長さにより、内管2の漏洩位置を検知することを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】内管2の一端部に挿入された滑動子10は、送気
管11よりの圧力空気に押されて内管2中を進行する。滑
動子10が漏洩個所6を過ぎると、送入した空気は漏洩個
所6よりエアースペース5内に流入するようになるの
で、滑動子10の進行は停り、エアースペース5内に入っ
た空気は排気プラグ8より膨張袋13中に流入してこれを
膨張させることになる。それによって漏洩個所のあるの
が検知できる。その際、滑動子10の進行にともなって繰
り出された線状体9の長さによって、漏洩個所の位置が
確認できることになる。
管11よりの圧力空気に押されて内管2中を進行する。滑
動子10が漏洩個所6を過ぎると、送入した空気は漏洩個
所6よりエアースペース5内に流入するようになるの
で、滑動子10の進行は停り、エアースペース5内に入っ
た空気は排気プラグ8より膨張袋13中に流入してこれを
膨張させることになる。それによって漏洩個所のあるの
が検知できる。その際、滑動子10の進行にともなって繰
り出された線状体9の長さによって、漏洩個所の位置が
確認できることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1を参照し
て説明する。1はピットA,Bにわたり地下に埋設され
た断熱2重管で、一般的には図2に示すように、内管2
と、内管2に外装した断熱材3と、外管4とからなり、
断熱材3と外管4との間にエアースペース5が形成され
ている。また、ピットA,B内にある断熱2重管1の端
部の外管4には下側に排水プラグ7,7が設けられ、ま
た上側には排気プラグ8,8が設けられている。なお、
図1では断熱材3の記載を省略している。
て説明する。1はピットA,Bにわたり地下に埋設され
た断熱2重管で、一般的には図2に示すように、内管2
と、内管2に外装した断熱材3と、外管4とからなり、
断熱材3と外管4との間にエアースペース5が形成され
ている。また、ピットA,B内にある断熱2重管1の端
部の外管4には下側に排水プラグ7,7が設けられ、ま
た上側には排気プラグ8,8が設けられている。なお、
図1では断熱材3の記載を省略している。
【0008】上記構成の断熱2重管1の内管2の漏洩個
所を検知するには、内管2の中をその内壁にほぼ接して
移動できる滑動子10にワイヤ等の線状体9を取り付けた
ものを用意する。この滑動子10には、配管清掃用のピグ
を使用することができる。そして、滑動子10を、内管2
の端部、例えばピットAにある端部に挿入するととも
に、同端部に送気管11を接続する。また、その際、同端
部の排気プラグ8に、これより流出する圧力空気の検知
手段12を取付け、他の排気、排水プラグ7,7,8は閉
としておく。検知手段12として本実施例では空気の流入
によって膨張するビニール等の袋13を使用している。
所を検知するには、内管2の中をその内壁にほぼ接して
移動できる滑動子10にワイヤ等の線状体9を取り付けた
ものを用意する。この滑動子10には、配管清掃用のピグ
を使用することができる。そして、滑動子10を、内管2
の端部、例えばピットAにある端部に挿入するととも
に、同端部に送気管11を接続する。また、その際、同端
部の排気プラグ8に、これより流出する圧力空気の検知
手段12を取付け、他の排気、排水プラグ7,7,8は閉
としておく。検知手段12として本実施例では空気の流入
によって膨張するビニール等の袋13を使用している。
【0009】次に、送気管11より圧力空気を内管2に送
入すれば、その空気圧によって滑動子10は内管2中を他
端に向けて進むことになり、それにともなって線状体9
は繰り出されて行くことになる。そして、滑動子10が内
管2の漏洩個所6を過ぎると、送入している空気は漏洩
個所6よりエアスペース5内に流出することになり、そ
の空気は検知手段12の膨張袋13に入って、膨張袋13は図
1の点線で示すように膨張し、漏洩個所が検知できるこ
とになる。そのとき、繰り出された線状体10の長さが、
内管2の一端から漏洩個所6までの長さとして検知でき
る。したがって、断熱2重管1の補修は、検知された漏
洩個所6を中にした短い長さ部分だけの掘削、切断、取
替えの作業によって行なえることになる。
入すれば、その空気圧によって滑動子10は内管2中を他
端に向けて進むことになり、それにともなって線状体9
は繰り出されて行くことになる。そして、滑動子10が内
管2の漏洩個所6を過ぎると、送入している空気は漏洩
個所6よりエアスペース5内に流出することになり、そ
の空気は検知手段12の膨張袋13に入って、膨張袋13は図
1の点線で示すように膨張し、漏洩個所が検知できるこ
とになる。そのとき、繰り出された線状体10の長さが、
内管2の一端から漏洩個所6までの長さとして検知でき
る。したがって、断熱2重管1の補修は、検知された漏
洩個所6を中にした短い長さ部分だけの掘削、切断、取
替えの作業によって行なえることになる。
【0010】なお、検知手段12は、上記のような膨張す
る袋12に限るものではなく、排気プラグ8から流出する
空気を検知できるような計器類や発音器等種々な手段を
採用することができる。
る袋12に限るものではなく、排気プラグ8から流出する
空気を検知できるような計器類や発音器等種々な手段を
採用することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の断熱2重
管の漏洩位置検知方法によれば、内管中に線状体に取付
けた滑動子を挿入して、圧力空気の送入により滑動子を
進行させ、漏洩個所を過ぎた際、それよりエアースペー
スに流入した空気により漏洩位置を検知するものである
から、配管ラインを掘削することなく漏洩位置の検知を
容易、正確に行うことができるとともに、配管の補修に
あたっても、漏洩個所付近の短い部分だけ掘削して取替
えるだけのことですむことになる。なお、滑動子とし
て、配管清掃用のピグを使用すれば、滑動子の進行によ
り管内を清掃することもできる。
管の漏洩位置検知方法によれば、内管中に線状体に取付
けた滑動子を挿入して、圧力空気の送入により滑動子を
進行させ、漏洩個所を過ぎた際、それよりエアースペー
スに流入した空気により漏洩位置を検知するものである
から、配管ラインを掘削することなく漏洩位置の検知を
容易、正確に行うことができるとともに、配管の補修に
あたっても、漏洩個所付近の短い部分だけ掘削して取替
えるだけのことですむことになる。なお、滑動子とし
て、配管清掃用のピグを使用すれば、滑動子の進行によ
り管内を清掃することもできる。
【図1】本発明の一実施例を示す概略断面図である。
【図2】断熱2重管の一例を示す横断面図である。
【図3】従来方法の説明図である。
1 断熱2重管 2 内管 3 断熱材 4 外管 5 エアースペース 6 漏洩個所(孔) 7 排水プラグ 8 排気プラグ 9 線状体 10 滑動子 11 送気管 12 検知手段 13 膨張袋
Claims (1)
- 流体の移送される内管と外管との間にエアースペースが
形成されている断熱2重管の、上記内管中に、その一端
より繰出しできる線状体に取付けた滑動子を挿入し、圧
力空気の送入により滑動子を進行させ、滑動子が漏洩個
所を過ぎることにより、同個所よりエアースペースに流
入した空気により、外管の排気プラグに設けた検知手段
を作動させ、その際繰出されている線状体の長さによ
り、内管の漏洩位置を検知することを特徴とする、断熱
2重管の漏洩位置検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13776092A JPH05306965A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 断熱2重管の漏洩位置検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13776092A JPH05306965A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 断熱2重管の漏洩位置検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05306965A true JPH05306965A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15206199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13776092A Pending JPH05306965A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 断熱2重管の漏洩位置検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05306965A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114414151A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-04-29 | 成都秦川物联网科技股份有限公司 | 具有内置网关的同步运算式能量计量装置及物联网系统 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP13776092A patent/JPH05306965A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114414151A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-04-29 | 成都秦川物联网科技股份有限公司 | 具有内置网关的同步运算式能量计量装置及物联网系统 |
CN114414151B (zh) * | 2022-01-19 | 2023-06-27 | 成都秦川物联网科技股份有限公司 | 具有内置网关的同步运算式能量计量装置及物联网系统 |
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