JPH05306392A - フォトクロミック組成物 - Google Patents

フォトクロミック組成物

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JPH05306392A
JPH05306392A JP5021349A JP2134993A JPH05306392A JP H05306392 A JPH05306392 A JP H05306392A JP 5021349 A JP5021349 A JP 5021349A JP 2134993 A JP2134993 A JP 2134993A JP H05306392 A JPH05306392 A JP H05306392A
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隆 小早川
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智史 伊村
Kazumasa Itonaga
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Abstract

(57)【要約】 【目的】重合体のフォトクロミック作用の耐久性に優れ
たフォトクロミック化合物とモノマーとの組成物を得
る。 【構成】(A)分子中に少なくとも1個のエポキシ基を
有する化合物、例えば、グリシジルアクリレート、グリ
シジルメタクリレート 100重量部 (B)フォトクロミック化合物、例えば、フルギド化合
物 0.0001〜10,000重量部 よりなるフォトクロミック組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトクロミック作用
の耐久性の優れたフォトクロミック組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトクロミズムとは、ここ数年来注目
をひいてきた現象であって、ある化合物に太陽光あるい
は水銀灯の光のような紫外線を含む光を照射すると速や
かに色が変わり、光の照射を止めて暗所に置くと元の色
に戻る可逆作用のことである。この性質を有する化合物
は、フォトクロミック化合物と呼ばれ、従来から種々の
構造の化合物が合成されてきたが、これらのフォトクロ
ミック化合物は、可逆的な耐久性に乏しいという欠点を
もっている。
【0003】本発明者らは、一連のフォトクロミック化
合物について研究を続け、新規なフルギド化合物、オキ
サジン化合物及びクロメン化合物の合成に成功し、該化
合物が優れたフォトクロミック作用を有することを見出
し、既に提案した(特開平2−28154号公報、特開
平3−11074号公報、特開平3−133988号公
報、特願平3−138052号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのフォトクロミ
ック化合物は、優れた可逆的な耐久性を示すが、これら
の化合物とラジカル重合性単量体とを混合して重合を行
い、得られたフォトクロミック樹脂を各種の用途に使用
するためには、さらに良好なフォトクロミック作用の可
逆的な耐久性が求められる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
フォトクロミック化合物をラジカル重合性単量体と混合
して重合を行い、フォトクロミックレンズに代表される
フォトクロミック性樹脂を製造することについて鋭意研
究を続けた。その結果、フォトクロミック化合物と分子
中に少なくとも1個のエポキシ基を有する化合物を併用
することにより、フォトクロミック化合物のフォトクロ
ミック作用の耐久性が向上することを見出し、本発明を
完成させるに至った。
【0006】即ち、本発明は、 (A)分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有する化
合物 100重量部 (B)フォトクロミック化合物 0.0001〜10,
000重量部 よりなることを特徴とするフォトクロミック組成物であ
る。
【0007】本発明のフォトクロミック組成物におい
て、(A)成分は、分子中に少なくとも1個のエポキシ
基を有する公知の化合物を何ら制限なく用いることがで
きる。例えば、一価、二価、三価アルコール等のアルコ
ール性水酸基含有化合物、または、フェノール、ハイド
ロキノン等のフェノール性水酸基含有化合物とエピクロ
ルヒドリンとの反応生成物、あるいは、安息香酸、テレ
フタル酸等のカルボン酸とエピクロルヒドリンとの反応
生成物等を挙げることができる。このような化合物は、
下記一般式で表すことができる。
【0008】
【化1】
【0009】(但し、Aは、n価のアルコール性水酸基
含有化合物の残基、n価のフェノール性水酸基含有化合
物の残基、または、n価のカルボン酸残基であり、R1
は水素原子またはメチル基であり、nは1〜4の整数で
ある。)本発明においては、上記(A)成分は、分子中
に少なくとも1個のラジカル重合性基をも有するもので
あることが好ましい。このようなラジカル重合性基とエ
ポキシ基とを有する化合物を使用し、これとフォトクロ
ミック化合物との組成物を重合してフォトクロミック樹
脂を製造すれば、分子中に少なくとも1個のラジカル重
合性基と少なくとも1個のエポキシ基とを有する化合物
が重合して高分子マトリックス中に固定されるために、
このような化合物を大量に使用してもフォトクロミック
樹脂の物性を損なうことがないためである。
【0010】ラジカル重合性基としては、一般には、ビ
ニル基、アリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基
等を挙げることができるが、良好なフォトクロミック性
を得るためにはアクリロイル基またはメタクリロイル基
が好ましい。
【0011】分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有
する化合物の中で、ラジカル重合性基を有さない化合物
として、本発明において好適に使用できる化合部を示せ
ば、前記した式において、nは1または2であり、A
は、nが1のときは水酸基で置換されていてもよい炭素
数2〜20のアルキル基、−R−(OR)m−OH(但
し、Rは炭素数2〜4のアルキレン基であり、mは1〜
20の整数である。)で示される基、水酸基で置換され
ていてもよい炭素数6〜7のシクロアルキル基、水酸基
で置換されていてもよいフェニル基、またはカルボキシ
ル基で置換されていてもよいベンゾイル基であり、nが
2のときは水酸基で置換されていてもよい炭素数2〜2
0のアルキレン基、−R−(OR)m−(但し、Rは炭
素数2〜4のアルキレン基であり、mは1〜20の整数
である。)で示される基、水酸基で置換されていてもよ
い炭素数6〜7のシクロアルキレン基、水酸基で置換さ
れていてもよいフェニレン基、フタロイル基、イソフタ
ロイル基、もしくはテレフタロイル基、または
【0012】
【化2】
【0013】である化合物である。
【0014】また、分子中に少なくとも1個のエポキシ
基を有する化合物の中で、少なくとも1個のラジカル重
合性基をも有する化合物として、本発明において好適に
使用できる化合物は一般式で次のように示すことができ
る。
【0015】
【化3】
【0016】(ただし、R1およびR4は、それぞれ水素
原子またはメチル基であり、R2およびR3は、それぞれ
同種または異種のヒドロキシル基で置換されていてもよ
い炭素数1〜4のアルキレン基、または
【0017】
【化4】
【0018】であり、mおよびnは、それぞれ0または
1である。)上記式中のR2で示されるアルキレン基
は、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン
基、トリメチレン基、テトラメチレン基等を例示するこ
とができる。
【0019】分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有
する化合物として、本発明において好適に使用できる化
合物を具体的に示すと次のとおりである。分子中に少な
くとも1個のエポキシ基を有するが、ラジカル重合性基
を有さない化合物としては、例えば、エチレングリコー
ルグリシジルエーテル、プロピレングリコールグリシジ
ルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ジ
グリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトールポ
リグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、フ
ェニルグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリ
シジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジル
エーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエー
テル、ビスフェノールAまたは水素化ビスフェノールA
のプロピレンオキシド付加物、テレフタル酸ジグリシジ
ルエステル、スピログリコールジグリシジルエーテル、
ハイドロキノンジグリシジルエーテル等を挙げることが
できる。
【0020】また、分子中に少なくとも1個のラジカル
重合性基と少なくとも1個のエポキシ基とを有する化合
物としては、例えば、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、β−メチルグリシジルアクリレー
ト、β−メチルグリシジルメタクリレート、ビスフェノ
ールA−モノグリシジルエーテル−メタクリレート、4
−グリシジルオキシブチルメタクリレート、3−(グリ
シジル−2−オキシエトキシ)−2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、3−(グリシジルオキシ−1−イソ
プロピルオキシ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、3−(グリシジルオキシ−2−ヒドロキシプロピル
オキシ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレート等のメ
タクリレート化合物またはアクリレート化合物をあげる
ことができる。これらの中でも、フォトクロミック作用
の耐久性をより向上させるためには、グリシジルメタク
リレートおよびグリシジルアクリレートが好ましい。
【0021】次に、本発明のフォトクロミック組成物の
(B)成分であるフォトクロミック化合物は、フォトク
ロミック作用を示す化合物を何ら制限なく採用すること
ができる。例えば、フルギド化合物、クロメン化合物等
のフォトクロミック化合物がよく知られており、本発明
においてはこれらのフォトクロミック化合物を使用する
ことができる。上記のフルギド化合物及びクロメン化合
物は、特開平2−28154号公報、特開平3−110
74号公報、特開平3−133988号公報等で公知の
化合物を好適に使用できる。
【0022】本発明において、フルギド化合物は、本発
明によるフォトクロミック性の耐久性の向上効果が他の
フォトクロミック化合物に比べて特に大きいために好適
に使用することができる。本発明において好適に使用で
きるフルギド化合物を一般式で示すと、次式(1)で示
すことができる。
【0023】
【化5】
【0024】〔但し、
【0025】
【化6】
【0026】はそれぞれ置換基を有していてもよい二価
の芳香族炭化水素基または二価の不飽和複素環基であ
り、R1は、アルキル基、アリール基または一価の複素
環基であり、
【0027】
【化7】
【0028】は、ノルボルニリデン基またはアダマンチ
リデン基であり、Xは、酸素原子、 基 >N−R2, 基 >N−A1−B1−(A2)m−(B2)n−R3, 基 >N−A3−A4,または 基 >N−A3−R4であり、 (ここで、R2は、水素原子、アルキル基またはアリー
ル基であり、A1,A2およびA3は、同一もしくは異な
り、アルキレン基、アルキリデン基、シクロアルキレン
基またはアルキルシクロアルカン−ジイル基であり、B
1およびB2は、同一もしくは異なり、
【0029】
【化8】
【0030】であり、mおよびnは、それぞれ独立して
0または1を示すが、mが0の時はnは0であり、R3
は、アルキル基、ナフチル基またはナフチルアルキル基
であり、A4は、ナフチル基であり、R4は、ハロゲン原
子、シアノ基またはニトロ基である。)〕上記式(1)
中、
【0031】
【化9】
【0032】で示される二価の芳香族炭化水素基として
は、ベンゼン環1個またはその2〜3個の縮合環から誘
導される二価の基を挙げることができ、また、二価の不
飽和複素環基としては、酸素原子、窒素原子、またはイ
オウ原子を環構成原子として1〜2個含む5〜7員環ま
たはこれとベンゼン環との縮合環から誘導される二価の
基を挙げることができる。二価の芳香族炭化水素基を具
体的に例示すると、ベンゼン環、ナフタレン環、フェナ
ントレン環、アントラセン環等から誘導される炭素数6
〜14の基をあげることができ、また、二価の不飽和複
素環基を具体的に例示すると、フラン環、ベンゾフラン
環、ピリジン環、キノリン環、イソキノリン環、ピロー
ル環、チオフェン環、チオフェン環、ベンゾチオフェン
環等から誘導される炭素数4〜9の基を挙げることがで
きる。
【0033】これらの置換基としては、特に制限されな
いが、例えば、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子:
メチル基、エチル基等の炭素数1〜4のアルキル基:メ
トキシ基、エトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ
基:フェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数6〜
10のアリール基:炭素数7〜14のアルコキシアリー
ル基(炭素数1〜4のアルコキシ基で置換された炭素数
6〜10のアリール基):アミノ基:ニトロ基:シアノ
基等を例示することができる。
【0034】上記式(1)中、R1で示されるアルキル
基、アリール基および複素環基は、上記した炭素数1〜
4のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、およ
び、酸素原子、窒素原子、またはイオウ原子を環構成原
子として1〜2個含む5〜7員環またはこれとベンゼン
環との縮合環から誘導される一価の基を挙げることがで
きる。
【0035】上記式(1)中、R2で示されるアルキル
基、アリール基は上記R1と同様である。A1、A2およ
びA3で示されるアルキレン基は、メチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基、トリメチレン基、テトラメチレン
基等の炭素数1〜4の基であることが好ましく、アルキ
リデン基は、エチリデン基、プロピリデン基、イソプロ
ピリデン基等の炭素数2〜4の基であることが好まし
く、また、シクロアルキレン基は、シクロヘキシレン基
が好ましく、さらにアルキルシクロアルカン−ジイル基
は、ジメチルシクロヘキサン−ジイル基が好ましい。
【0036】また、上記式(1)中、R3で示されるア
ルキル基は上記R1と同様であり、ナフチルアルキル基
は、ナフチルメチル基、ナフチルエチル基等の炭素数1
1〜14の基であることが好ましい。
【0037】上記式で示されるフルギド化合物のなかで
も、フォトクロミック作用の耐久性等を勘案すると、R
1がアルキル基であり、Xが>N−Rであり、Rは炭素
数1〜4のシアノアルキル基、炭素数1〜4のニトロア
ルキル基、または炭素数3〜9のアルコキシカルボニル
アルキル基(炭素数1〜4のアルコキシ基と炭素数1〜
4のアルキレン基を含む)であり、
【0038】
【化10】
【0039】はアダマンチリデン基であり、
【0040】
【化11】
【0041】は、炭素数6〜10のアリール基、または
炭素数7〜14のアルコキシアリール基(炭素数1〜4
のアルコキシ基で置換された炭素数6〜10のアリール
基)で置換されていてもよい複素環基、特にチオフェン
環から誘導される基である化合物が好ましい。
【0042】フォトクロミック化合物をメガネレンズに
使用する場合は、グレーまたはブラウン等の色調が好ま
れるが、このような色調は単一のフォトクロミック化合
物では得られないために、二種以上の異なるフォトクロ
ミック化合物を混合する方法が採用される。上記したフ
ルギド化合物は一般に橙〜青に発色するが、これに黄〜
橙に発色するクロメン化合物を混合することにより、グ
レー、ブラウン等の中間色を得ることができる。しか
し、上記したフルギド化合物は、クロメン化合物に比べ
てフォトクロミック性の耐久性に乏しい化合物であるた
めに、時間の経過に伴って色調の変化が生じ、このため
に、フルギド化合物とクロメン化合物との混合色も経時
的に変化するという問題があった。しかし、本発明にし
たがって、フルギド化合物のフォトクロミック性の耐久
性を向上させてクロメン化合物の耐久性に近付けること
により、経時的な色調のずれを少なくすることができ
る。
【0043】フルギド化合物と混合して中間色を得るた
めに好適に使用されるクロメン化合物は、下記式(2)
で示すことができる。
【0044】
【化12】
【0045】〔但し、R1、R2、R3およびR4は、それ
ぞれ同一または異なる水素原子、アルキル基、アリール
基、置換アミノ基または飽和複素環基であり、R3およ
びR4は、一緒になって環を形成していてもよく、
【0046】
【化13】
【0047】で示される基は、それぞれ炭素数1〜20
のアルキル基、または炭素数1〜20のアルコキシ基で
置換されていてもよい芳香族炭化水素基または不飽和複
素環基である。〕上記式(2)中、R1、R2、R3およ
びR4で示されるアルキル基、アリール基は、前記式
(1)について説明したアルキル基およびアリール基を
採用でき、置換アミノ基は、上記したようなアルキル基
またはアリール基で水素原子の少なくとも1つが置換さ
れたアミノ基を挙げることができ、また、飽和複素環基
は、ピロリジン環、イミダゾリジン環、ピペリジン環、
ピペラジン環、モルホリン環等の窒素原子、酸素原子、
またはイオウ原子を環構成原子として1〜2個含む5〜
6員環から誘導される一価の基を挙げることができる。
【0048】上記式(2)中、R3およびR4が一緒にな
って形成する環は、ノルボルニリデン基、ビシクロ
[3.3.1]9−ノニリデン基等をあげることができ
る。
【0049】また、上記式(2)中、
【0050】
【化14】
【0051】で示される芳香族炭化水素基または不飽和
複素環基は、前記式(1)における基と同様であり、こ
れらの各基の置換基は特に制限されないが、例えば、塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子:メチル基、エチル
基等の炭素数1〜20のアルキル基:メトキシ基、エト
キシ基等の炭素数1〜20のアルコキシ基:フェニル
基、トリル基、キシリル基等の炭素数6〜10のアリー
ル基:アミノ基:ニトロ基:シアノ基等を例示すること
ができる。
【0052】クロメン化合物としては、特にR1および
2は共に水素原子であり、R3およびR4は、それぞれ
同一または異なる炭素数1〜4のアルキル基であるか、
これらが一緒になって形成されたビシクロ〔3.3.
1〕9−ノニリデン基またはノルボルニリデン基であ
り、
【0053】
【化15】
【0054】は、炭素数1〜20のアルキル基または炭
素数1〜20のアルコキシ基で置換されていてもよいナ
フタレン環から誘導される基である化合物が好適に使用
できる。
【0055】本発明において好適に使用できるフルギド
化合物およびクロメン化合物を示すと、次のような化合
物を例示することができる。
【0056】フルギド化合物: 1)N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−4−メチル
−2−フェニルスピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チオフェ
ンジカルボキシイミド−7,2−トリシクロ〔3.3.
1.13.7〕デカン) 2)N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−2−(p−
メトキシフェニル)−4−メチルスピロ(5,6−ベン
ゾ〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリ
シクロ〔3.3.1.13.7〕デカン) 3)N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−4−メチル
スピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チオフェンジカルボキシ
イミド−7,2−トリシクロ〔3.3.1.13.7〕デ
カン) 4)6,7−ジヒドロ−N−メトキシカルボニルメチル
−4−メチル−2−フェニルスピロ(5,6−ベンゾ
〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシ
クロ〔3.3.1.13.7〕デカン) 5)6,7−ジヒドロ−4−メチル−2−(p−メチル
フェニル)−N−ニトロメチルスピロ(5,6−ベンゾ
〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシ
クロ〔3.3.1.13.7〕デカン) クロメン化合物: 1)スピロ〔ノルボルナン−2,2′−〔2H〕ベンゾ
〔h〕クロメン〕 2)スピロ〔ビシクロ〔3.3.1〕ノナン−9,2′
−〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 3)7′−メトキシスピロ〔ビシクロ〔3.3.1〕ノ
ナン−9,2′−〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 4)7′−メトキシスピロ〔ノルボルナン−2,2′−
〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 5)2,2−ジメチル−7−オクトキシ〔2H〕ベンゾ
〔h〕クロメン 本発明におけるフォトクロミック組成物において、フォ
トクロミック作用の耐久性は、分子中に少なくとも1個
のエポキシ基を有する化合物をわずかな量で存在させる
だけで十分に向上させることができる。したがって、分
子中に少なくとも1個のエポキシ基を有する化合物とフ
ォトクロミック化合物の配合量は、広い範囲から採用す
ることができる。しかし、分子中に少なくとも1個のエ
ポキシ基を有する化合物に対するフォトクロミック化合
物の量があまりに少ないときには良好なフォトクロミッ
ク性の耐久性が得られず、あまりに多いときにはフォト
クロミック化合物の凝集が起き、フォトクロミック性の
耐久性が急激に低下する。このため、分子中に少なくと
も1個のエポキシ基を有する化合物100重量部に対し
て、フォトクロミック化合物は、通常、0.0001〜
10,000重量部の範囲で用いられ、好ましくは0.
1〜1,000重量部の範囲で用いられる。
【0057】本発明のフォトクロミック組成物を用いて
メガネレンズ等を製造する場合、さらに単量体を混合し
て重合すればよい。分子中に少なくとも1個のエポキシ
基を有する化合物として、分子中に少なくとも1個の重
合性基と少なくとも1個のエポキシ基を有する化合物を
使用する場合には、他の単量体は特に必要としないが、
良好な物性のメガネレンズを得るためには分子中に少な
くとも1個の重合性基と少なくとも1個のエポキシ基と
を有する化合物と共重合可能な単量体を混合して使用す
ることが好ましい。
【0058】上記した単量体としては、ラジカル重合性
単量体を何等制限なく用いることができる。ラジカル重
合性単量体を例示すれば、アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸フェ
ニル、トリブロモフェニルメタクリレート、エチレング
リコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、トリエチレングリコールジメタクリレー
ト、テトラエチレングリコールジメタクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、ビスフェノールAジ
メタクリレート、2,2−ビス(4−メタクリロイルオ
キシエトキシフェニル)プロパン等のアクリル酸および
メタクリル酸エステル化合物;スチレン、クロロスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、イソプロ
ペニルナフタレン、ブロモスチレン、ジビニルベンゼン
等の芳香族ビニル化合物等である。これらの単量体は一
種または二種以上を混合して使用できる。
【0059】ラジカル重合性単量体の使用量は、重合し
て得られるフォトクロミック化合物の発色濃度にもよる
が、一般には分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有
する化合物100重量部に対して、ラジカル重合性単量
体を10〜100,000重量部、好ましくは100〜
10,000重量部混合して使用することが好ましい。
【0060】上記したラジカル重合性単量体の中でも、
下記一般式(I)および(II)で示される化合物の組合
せを使用することにより、フォトクロミック化合物の濃
い発色濃度と早い退色速度を得ることができ、また、実
用的な物性、例えば、良好な透明性、表面硬度、耐熱性
等を有するフォトクロミック樹脂を得ることができるた
めに、本発明において好適である。
【0061】
【化16】
【0062】(但し、R1は、水素原子またはメチル基
であり、R2は、炭素数1〜4のアルキレン基、また
は、下記式
【0063】
【化17】
【0064】(但し、kは0または1である。)で示さ
れる基であり、nは2〜20の整数である。)
【0065】
【化18】
【0066】(但し、R1は、水素原子またはメチル基
であり、R4は、ヒドロキシル基で置換されていてもよ
い炭素数1〜4のアルキル基、ハロゲン原子で置換され
ていてもよい炭素数6〜10のアリール基、ハロゲン原
子で置換されていてもよい炭素数7〜10のアラルキル
基である。)上記式(I)および(II)中、R2で示され
る炭素数1〜4のアルキレン基は、メチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基、ブチレン基、トリメチレン基、テ
トラメチレン基を例示することができ、R4で示される
ヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数1〜4の
アルキル基は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等を
例示することができ、ハロゲン原子で置換されていても
よい炭素数6〜10のアリール基は、フェニル基、ナフ
チル基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、トリク
ロロフェニル基、トリブロモフェニル基等を例示するこ
とができ、また、ハロゲン原子で置換されていてもよい
炭素数7〜10のアラルキル基は、ベンジル基、フェネ
チル基、クロロベンジル基、ブロモベンジル基、トリク
ロロベンジル基、トリブロモベンジル基等を例示するこ
とができる。
【0067】上記式(I)で示される単量体の使用量
は、フォトクロミック性およびその他の物性の点から、
分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有する化合物1
00重量部に対して、一般式(I)で示される単量体を
1〜99,999重量部、および、一般式(II)で示さ
れる単量体を1〜99,999重量部で使用することが
好ましい(但し、これら一般式(I)で示される単量体
と一般式(II)で示される単量体の合計量は10〜10
0,000重量部である。)。さらに、一般式(I)で
示される単量体を50〜9,950重量部、および、一
般式(II)で示される単量体を50〜9,950重量部
で使用することが好ましい(但し、これら一般式(I)
で示される単量体と一般式(II)で示される単量体の合
計量は100〜10,000重量部である。)。
【0068】本発明のフォトクロミック組成物から重合
体を得る重合方法は特に限定的でなく、公知のラジカル
重合方法を採用できる。重合開始手段は、種々の過酸化
物やアゾ化合物などのラジカル重合開始剤の使用、又
は、紫外線、α線、β線、γ線等の照射あるいは両者の
併用によって行うことができる。代表的な重合方法を例
示すると、エラストマーガスケット又はスペーサーで保
持されているモールド間に、ラジカル重合開始剤を含む
本発明のフォトクロミック組成物、さらに必要に応じて
ラジカル重合性単量体を注入し、加熱炉中で重合させた
後、取り外す注型重合を採用することができる。
【0069】ラジカル重合開始剤としては特に限定され
ず、公知のものが使用できるが、代表的なものを例示す
ると、ベンゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾイ
ルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド等のジア
シルパーオキサイド;t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサネート、t−ブチルパーオキシネオデカネー
ト、クミルパーオキシネオデカネート、t−ブチルパー
オキシベンゾエート等のパーオキシエステル;ジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチル
パーオキシジカーボネート等のパーカーボネート;アゾ
ビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物等をあげること
ができる。
【0070】ラジカル重合開始剤の使用量は、重合条件
や開始剤の種類、前記の単量体の組成によって異なり、
一概に限定できないが、一般的には、フォトクロミック
組成物中のモノマー成分100重量部に対して0.00
1〜10重量部、好ましくは0.01〜5重量部の範囲
が好適である。
【0071】重合条件のうち、特に温度は得られるフォ
トクロミック樹脂の性状に影響を与える。この温度条件
は、開始剤の種類と量や単量体の種類によって影響を受
けるので一概に限定はできないが、一般的に比較的低温
で重合を開始し、ゆっくりと温度を上げていき、重合終
了時に高温下に硬化させる所謂テーパ型の2段重合を行
うのが好適である。重合時間も温度と同様に各種の要因
によって異なるので、予めこれらの条件に応じた最適の
時間を決定するのが好適であるが、一般に2〜40時間
で重合が完結するように条件を選ぶのが好ましい。
【0072】勿論、前記重合に際し、離型剤、紫外線吸
収剤、紫外線安定剤、酸化防止剤、着色防止剤、帯電防
止剤、蛍光染料、染料、顔料、香料等の各種安定剤、添
加剤は必要に応じて選択して使用することができる。
【0073】本発明のフォトクロミック組成物には、上
記した紫外線安定剤を混合して使用することがフォトク
ロミック化合物の耐久性をさらに向上させることができ
るために好適である。特に、フルギド化合物は、紫外線
安定剤による耐久性向上の効果が大きいために、前記し
たようなフルギド化合物とクロメン化合物とを混合して
使用する場合にこれらの化合物の中間色の経時的な変化
を良好に防止することができる。
【0074】紫外線安定剤としては、ヒンダードアミン
光安定剤、ヒンダードフェノール光安定剤、イオウ系酸
化防止剤を好適に使用することができるが、特に、分子
中にヒンダードアミン構造を有するヒンダードアミン光
安定剤が好適である。このような紫外線安定剤を例示す
ると次のとおりである。
【0075】
【化19】
【0076】
【化20】
【0077】
【化21】
【0078】
【化22】
【0079】
【化23】
【0080】
【化24】
【0081】
【化25】
【0082】
【化26】
【0083】
【化27】
【0084】(但し、上記式(A),(B),(C),
(D),(E),(F),(G),(H)及び(I)
中、 R1,R2,R4,R5,R6,R7,R9,R10
11,R12,R13,R14,R15,R16 及びR17はアル
キル基であり、R3及びR8は水素原子又はアルキル基で
あり、R18はベンゾイル基、アクリロイル基又はメタク
リロイル基であり、m及びnは、正の整数である。)上
記(A),(B),(C),(D),(E),(F),
(G),(H)及び(I)中、アルキル基としては、炭
素数に特に制限されないが、一般にはこれらの化合物の
入手の容易さ等の理由から1〜12の範囲であることが
好ましい。
【0085】上記した紫外線安定剤の使用量は特に制限
されるものではないが、通常は、分子中に少なくとも1
個のエポキシ基を有する化合物100重量部に対して
0.01〜10,000重量部、さらに1〜1,000
重量部の範囲であることが好適である。
【0086】上記の方法で得られるフォトクロミック樹
脂は、その用途に応じて以下のような処理を施すことも
できる。即ち、分散染料などの染料を用いる染色、シラ
ンカップリング剤やケイ素、ジルコニウム、アンチモ
ン、アルミニウム、スズ、タングステン等のゾルを主成
分とするハードコート剤や、SiO2 、TiO2、Zr
2等の金属酸化物の薄膜の蒸着や有機高分子の薄膜の
塗布による反射防止処理、帯電防止処理等の加工および
2次処理を施すことも可能である。
【0087】
【発明の効果】本発明のフォトクロミック組成物とラジ
カル重合性単量体の混合物を重合することによって、フ
ォトクロミック作用の耐久性に優れたフォトクロミック
樹脂を得ることができる。本発明のフォトクロミック組
成物の(A)成分として分子中に少なくとも1個のラジ
カル重合性基と少なくとも1個のエポキシ基とを有する
化合物を使用したときは、必要によりラジカル重合性単
量体を加えて重合させ、フォトクロミック樹脂を得るこ
とができる。そして、この場合、特定のラジカル重合性
単量体を使用することにより、濃い発色濃度、早い退色
濃度、優れた透明性と表面硬度を有するフォトクロミッ
ク樹脂を得ることができる。
【0088】したがって、本発明のフォトクロミック組
成物から得られる樹脂は、フォトクロミック性を有する
有機ガラスとして有用であり、例えば、フォトクロミッ
クレンズ等の用途に好適に使用することができる。
【0089】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するために、実
施例を掲げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0090】以下の例で使用した化合物は下記のもので
ある。
【0091】分子中に少なくとも1個のエポキシ基を有
する化合物: A:グリシジルメタクリレート B:グリシジルアクリレート C:β−メチルグリシジルメタクリレート D:β−メチルグリシジルアクリレート E:ビスフェノールA−モノグリシジルエーテルメタク
リレート F:4−グリシジルオキシブチルメタクリレート G:3−(グリシジル−2−オキシエトキシ)−2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート H:3−(グリシジルオキシ−1−イソプロピルオキ
シ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレート I:エチレングリコールグリシジルエーテル J:プロピレングリコールグリシジルエーテル K:テレフタル酸ジグリシジルエステル L:ハイドロキノンジグリシジルエーテル M:ブチルグリシジルエーテル N:1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテルラ
ジカル重合性単量体: A:トリエチレングリコールジメタクリレート B:テトラエチレングリコールジメタクリレート C:2−ヒドロキシエチルメタクリレート D:メタクリル酸ベンジル フルギド化合物: A:N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−4−メチル
−2−フェニルスピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チオフェ
ンジカルボキシイミド−7,2−トリシクロ〔3.3.
1.13.7〕デカン) B:N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−2−(p−
メトキシフェニル)−4−メチルスピロ(5,6−ベン
ゾ〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリ
シクロ〔3.3.1.13.7〕デカン) C:N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ−4−メチル
スピロ(5,6−ベンゾ〔b〕チオフェンジカルボキシ
イミド−7,2−トリシクロ〔3.3.1.13.7〕デ
カン) D:6,7−ジヒドロ−N−メトキシカルボニルメチル
−4−メチル−2−フェニルスピロ(5,6−ベンゾ
〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシ
クロ〔3.3.1.13.7〕デカン) E:6,7−ジヒドロ−4−メチル−2−(p−メチル
フェニル)−N−ニトロメチルスピロ(5,6−ベンゾ
〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシ
クロ〔3.3.1.13.7〕デカン) クロメン化合物: A:スピロ〔ノルボルナン−2,2′−〔2H〕ベンゾ
〔h〕クロメン〕 B:スピロ〔ビシクロ〔3.3.1〕ノナン−9,2′
−〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 C:7′−メトキシスピロ〔ビシクロ〔3.3.1〕ノ
ナン−9,2′−〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 D:7′−メトキシスピロ〔ノルボルナン−2,2′−
〔2H〕ベンゾ〔f〕クロメン〕 E:2,2−ジメチル−7−オクトキシ〔2H〕ベンゾ
〔h〕クロメン ヒンダードアミン光安定剤: A:サノール LS−2626(商品名:三共(株)社
製)
【0092】
【化28】
【0093】B:サノール LS−744(商品名:三
共(株)社製)
【0094】
【化29】
【0095】C:マーク LA−82(商品名:旭電化
(株)社製)
【0096】
【化30】
【0097】D:マーク LA−87(商品名:旭電化
(株)社製)
【0098】
【化31】
【0099】実施例1 表1に示した各種の分子中に少なくとも1個のエポキシ
基を有する化合物、ラジカル重合性単量体、フルギド化
合物として、A:N−シアノメチル−6,7−ジヒドロ
−4−メチル−2−フェニルスピロ(5,6−ベンゾ
〔b〕チオフェンジカルボキシイミド−7,2−トリシ
クロ〔3.3.1.13.7〕デカン)を0.5重量部、
ラジカル重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−
エチルヘキサネートを0.5重量部添加してよく混合し
た。この混合液をガラス板とエチレン−酢酸ビニル共重
合体からなるガスケットで構成された鋳型の中へ注入
し、注型重合を行った。重合は空気炉を用い、30℃か
ら90℃で18時間かけ、徐々に温度を上げていき、9
0℃に2時間保持した。重合終了後、鋳型を空気炉から
取り外し、放冷後、重量体を鋳型のガラス型から取り外
した。
【0100】得られたフォトクロミック樹脂(厚み2m
m)のフォトクロミック特性を次の方法で測定し、その
結果を表1に示した。
【0101】(1)発色濃度 フォトクロミック樹脂に東芝(株)製の水銀ランプSH
L−100を25℃±1℃、距離10cmで60秒間照
射して発色させ、ε(60秒)−ε(0秒)の値を求
め、発色濃度とした。但し、ε(60秒)は、最大吸収
波長におけるフォトクロミック樹脂の上記条件下での光
照射60秒間の後の吸光度であり、ε(0秒)は、光照
射時の最大吸収波長における未照射樹脂の吸光度であ
る。
【0102】(2)退色速度 発色濃度の測定において、60秒間の光を照射した後に
光照射をやめ、フォトクロミック樹脂の吸光度がε(6
0秒)−ε(0秒)の1/2まで低下するのに要する時
間(秒)を測定した。
【0103】(3)耐久性 スガ試験機(株)製キセノンフェードメーターFAC−
25AX−HCにより疲労寿命を測定した。疲労寿命
(T1/2)は、フォトクロミック化合物に基づく最大吸
収波長における吸光度が初期(T0)の吸光度の1/2
に低下するのに要する時間で表した。但し、T0及びT
1/2の吸光度は、いずれも最大吸収波長における未照射
樹脂の吸光度を引いた値である。
【0104】(4)光線透過率 (株)日立製作所製の分光光度計220Aを用いて50
0nmの光線透過率を測定した。
【0105】(5)表面硬度 ロックウエル硬度計を用い、厚さ2mmの試験片につい
てL−スケールでの値を測定した。
【0106】
【表1】
【0107】実施例2 実施例1において、フルギド化合物を表2に示したフル
ギド化合物に変えた以外は実施例1とまったく同様に実
施した。結果を表2に示した。
【0108】
【表2】
【0109】実施例3 実施例1において、分子中に少なくとも1個のエポキシ
基を有する化合物としてグリシジルメタクリレート10
重量部、ラジカル重合性単量体としてトリエチレングリ
コールジメタクリレート65重量部、テトラエチレング
リコールジメタクリレート15重量部、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート10重量部を使用し、表3に示し
たフルギド化合物0.5重量部とクロメン化合物0.2
重量部とを併用したこと以外は実施例1とまったく同様
に実施した。結果を表3に示した。
【0110】
【表3】
【0111】実施例4 実施例3において、表4に示したヒンダードアミン光安
定剤0.5重量部を加えたこと以外は実施例3と同様に
実施した。結果を表4に示した。
【0112】
【表4】
【0113】比較例1 実施例1において、分子中に少なくとも1個のエポキシ
基を有する化合物を使用しなかったこと以外は表5に示
したフルギド化合物0.5重量部を用いて実施例1と全
く同様に実施した。結果を表5に示した。
【0114】
【表5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)分子中に少なくとも1個のエポキシ
    基を有する化合物100重量部 (B)フォトクロミック化合物 0.0001〜10,
    000重量部 よりなることを特徴とするフォトクロミック組成物。
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