JPH05301041A - 物質及び/又は熱交換塔用の充填材 - Google Patents

物質及び/又は熱交換塔用の充填材

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JPH05301041A
JPH05301041A JP4017894A JP1789492A JPH05301041A JP H05301041 A JPH05301041 A JP H05301041A JP 4017894 A JP4017894 A JP 4017894A JP 1789492 A JP1789492 A JP 1789492A JP H05301041 A JPH05301041 A JP H05301041A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体及び気体の拡散効率及び接触効率の良好
な、気液接触塔用の充填材を提供する。 【構成】 本発明の充填材は、上方から液体を下方から
気体を供給し、内部にて気液を接触させることにより両
物質間における物質交換又は熱交換を行う塔の内部に、
該塔の軸線に沿って上下方向に配置されている塔用充填
材であって、該充填材が塔の軸線に対し傾斜している波
形をなす複数の連続した折り目を表面に加工されている
シート状基材を互いに折り目が交差するように複数枚積
層した積層板から成り、該充填材が波形をなす複数の連
続した凹凸を成す溝部が交互に表面に横方向に伸びて形
成されており、該シート状基材が塔内に設置された状態
において、大部分の溝部の鉛直方向における上面部が、
該シート状基材が塔内に設置されている塔軸線に対し1
40度以内の角度を有し、前記シート状基材に形成され
た各溝部は互いに上下に蛇行していることを特徴とする
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物質及び/又は熱交換塔
用の充填材。
【0002】
【従来の技術】従来シート状基材より成るこの種の充填
材は物質及び/又は熱交換塔用の液体と気体との接触用
媒体として蒸留塔、吸収塔および回収塔等に広利用され
ている。又、この種の充填材でシート状基材以外で成さ
れたものも有る。例えばシート状基材を網状基材で成し
たものである。この網状基材で成したものは、性能は良
いが価格が高く、使い難いものである。この点シート状
基材より成る充填材は性能的には劣るが価格が安い為、
使用し易い充填材として知られている。依って今後この
シート状充填材の性能向上が必要となっている。この種
の充填材の性能向上の為には、液体と気体との接触効率
を高める事が必要である事は周知の事である。その為の
工夫が種々成されて来ている。その1つは単位体積当た
りの充填材の容量を増やす方法である。容量を増やす事
に依り接触面積を増やそうとするものである。しかしな
がらこの方法では1つの問題が生ずる。それは圧力損失
の増加と言う不具合を招く事である。圧力損失の増加は
物質及び熱交換塔の運転に取って良い影響を与えない事
は周知の通りである。又単に接触面積を増やしても、そ
の表面に十分なる液体及び気体の拡散がなされなけれ
ば、接触効率の向上は達成されない。実際の運転上液体
の方が気体に比較し、その粘度、表面張力等が大きく影
響する為、特に拡散については工夫する必要が生ずる。
その為、従来の充填材においても液体の拡散に注目して
解決しようとしているものが多い。
【0003】特公昭54−15554号公報にはシート
状基材表面に溝を付け液体を全体に導く方法が記載され
ているが、この方法も液体の広がりのみを考慮したもの
である。又公知のものでシート状基材に水平に小さなギ
ャザリングを施し液を横方向に広げようとするものがあ
るが、この充填材では塔内に設置した際、水平度が必要
となり、傾きが生ずると液が偏流を行こしてしまう不具
合を生ずる。
【0004】液体と気体との接触効率を高めるには前述
のような液体の拡散のみを達成するだけではなく気体と
の関係を考慮して相互の流れの関係を改善する必要があ
る。その1つの方法として、考えられるのはある特定の
形状をシート状表面に形成する事に依って液体と気体の
二相の接解界面に存在する境膜を破壊しようとするもの
である。境膜の破壊が接触効率の向上に役立つ事は周知
の事であるが、従来の充填材では液体の拡散と境膜破壊
を包括して成した充填材は見あたらない。
【0005】特公昭54−15554号公報の考え方に
は境膜破壊の考え方は含まれていない。液体の拡散及び
境膜破壊の両面から捕らえれば特公昭54−15554
号の方法では不十分である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は従来技術の欠
点を克服するために幅広い研究を行った。その結果波形
を成す凹凸の溝をシート状基材に形成し、その溝を蛇行
させる事に依り液体及び気体の二相に対し、拡散と境膜
破壊を達成せしめる事ができる事を発見した。上方から
液体を下方から気体を供給し、内部にて気液を接触させ
ることにより両物質間における物質交換又は熱交換を行
う塔の内部に、該塔の軸線に沿って上下方向に配置され
ている塔用充填材であって、該充填材が塔の軸線に対し
傾斜している波形をなす複数の連続した折り目を表面に
加工されているシート状基材を互いに折り目が交差する
ように複数枚積層した積層板から成り、該充填材が、波
形をなす複数の連続した凹凸を成す溝部が交互に表面に
横方向に伸びて形成されており、上下方向に面から溝部
に変わる大部分の溝部の上面が、該充填材が塔内に設置
されている塔軸線に対し140度以内の角度を有し、前
記シート状基材に形成された各溝部は互いに上下に蛇行
していることを特徴とする物質及び/又は熱交換塔用の
充填材に関する。
【0007】この場合隣接する溝部の蛇行のピッチが互
いにずれていても構わない。溝部の高さは2mm以下で
ある事が好ましい。2mm以上では段差が高くなってい
る突起の頂点部分にまで液が達することが難しく、液の
均一な分散に支障が生じる為である。
【0008】液体及び気体を塔内に配置された充填材中
に分配する為にシート状基材に大きさ1mm〜10mm
の任意な形状の孔を任意の間隔をおいて配置しても良
い。その孔は円、楕円細長い形状の孔であっても良い。
【0009】シート状基材は金属板又はプラスチック板
から構成されることができる。
【0010】本発明は凹凸の溝を上下に隣接して配置し
各々の溝を連続して蛇行させ、液体の横方向と下方向へ
の拡散を向上させ、又下方より上昇する気体は溝の蛇行
により生ずる塔軸の下方に向かう凸形突起によって左右
への振り分けが行われ、これに依る流れの乱れを利用し
て気液接触の障害となる。液体と気体との間の境膜の破
壊を促進し、気液接触の向上を計ろうとするものであ
る。
【0011】本発明の充填材を充填した塔では液体は塔
上部より下部へ気体は塔下部より上部へ流れる事を前提
とする。本発明に言う複数の凹凸を成す溝を蛇行させる
事に依り、自ら塔軸上部に向かう凸形突起と塔軸下部に
向かう凸形突起を生じせしめ、各々の突起が液体及び気
体の拡散と接触を向上せしめる役割を果たす。
【0012】液体に関して言えば液体が塔上部より充填
材シート表面を伝わって下降する際、横方向に伸びて形
成された溝部に当たる。この際、溝の凹部と凸部の境界
面が塔軸に対し角度を有する為、その面に沿って横へ拡
張する。
【0013】拡張力と角度との関係について言えば、角
度が大きい程液体は横への拡張力を減ずる。これは角度
が大になればなる程板を立てた状態となる為、液体は直
線的に降下する事になるからである。従来の技術で同様
な横に拡張させる為の溝を有する充填材が有るが境界面
の角度が塔軸線に対して大きい為、十分な拡張はできな
ていない。これは次の理由による境界面の角度を小さく
して横への拡張を促進すると液が横方向のみに流れ易く
なり、充填材を塔内に設置した際、傾きが有ると液はそ
の傾きにより低い方へ流れ、偏流の原因となるからであ
る。この理由に依り、液体が横方向よりも下方向に流れ
易くなっている為、塔内での滞留時間も短く又気液接触
に必要な液の保持量も少なくなり、性能的には満足でき
るものではなかった。本発明に於いては溝部を蛇行させ
る事に依り、塔軸上部に向かって、ある間隔をおいて凸
形突起が形成される事となり、その結果凸形突起と凸形
突起の間には自ら凹形へこみが形成される事となる。溝
部に当たった液体は横方向へ拡張するに十分な角度を有
する境界面に沿って横方向へ拡張しながら溝の蛇行に依
って生ずる連続した凹形へこみ部より下方へ落ちる。こ
の場合凸形突起と凹形へこみの塔軸方向での高差が大き
いと液体は横への拡張を阻害され、拡がらずに一箇所の
凹形へこみより下方へ落ちてしまう不具合が生じる。こ
の為、実施上凸形突起と凹形へこみの高差は凸形突起間
寸法の1/10以内である事が好ましい。又凸形突起間
の寸法は5mm程度が好ましい。下方へ落ちた液は更に
その下部の溝部に当たり同様に横への拡張と下方への降
下を繰り返し拡散される。この方法に依り従来の充填材
の問題点であった液体の横への拡張を全体への拡散を改
善できる事となり、この方法により偏流を防ぐことがで
きることとなる。境界面の塔軸線に対する角度は、14
0度以下である。140度以上では液体の横方向への拡
張力が減じ、又気体の拡散も不十分となる。実施上、境
界面の塔軸線に対する角度は90度程度が好ましい。
【0014】気体に関して言えば、気体が塔下部より上
昇する際、同様に塔軸下部に向かう凸形突起に依り、左
右に振り分けられる。この事に依り気体の流れに乱流を
生じさせる事ができ、この乱流に依って液体と気体との
境界に生じる境膜を破壊する事が可能となる。
【0015】本発明の充填材は、2〜10mmの孔が穿
設されていても良い。
【0016】本発明は以上のように複数の凹凸を成す溝
を蛇行させる事に依り、連続する溝と上部および下部に
向かう凸形突起ならびに凹形へこみに依って、液体及び
気体の二相について拡散と境膜破壊を実現し、接触効率
を向上せしめるものである。好ましい実施の態様図面に
よって本発明を説明する。
【0017】図1は本発明のシート状基材1が積層さ
れ、塔内に設置された際の塔軸線2との関係を示す、3
は溝である。溝3は、シート状基材の横方向に蛇行して
伸びている。図2は、シート状基材の斜面図である。図
3はシート状基材の側面図である。この場合上下方向に
シート状基材1の面から溝部3に変わる大部分の上面5
が該シート状基材が塔内に設置されている塔軸線2に対
し140度以内の角度を有する。図3ではその角度α
は、90度である。上下方向に溝3から平面に変わる境
界面7の角度は任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充填材の斜面図。
【図2】本発明のシート状基材の斜面図。
【図3】本発明のシート状基材の側面図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】液体と気体との接触効率を高めるには前述
のような液体の拡散のみを達成するだけではなく気体と
の関係を考慮して相互の流れの関係を改善する必要があ
る。その1つの方法として、考えられるのはある特定の
形状をシート状表面に形成する事に依って液体と気体の
二相の接触界面に存在する境膜を破壊しようとするもの
である。境膜の破壊が接触効率の向上に役立つ事は周知
の事であるが、従来の充填材では液体の拡散と境膜破壊
を包括して成した充填材は見あたらない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は従来技術の欠
点を克服するために幅広い研究を行った。その結果波形
を成す凹凸の溝をシート状基材に形成し、その溝を蛇行
させる事に依り液体及び気体の二相に対し、拡散と境膜
破壊を達成せしめる事ができる事を発見した。本発明は
上方から液体を下方から気体を供給し、内部にて気液を
接触させることにより両物質間における物質交換又は熱
交換を行う塔の内部に、該塔の軸線に沿って上下方向に
配置されている塔用充填材であって、該充填材が塔の軸
線に対し傾斜している波形をなす複数の連続した折り目
を表面に加工されているシート状基材を互いに折り目が
交差するように複数枚積層した積層板から成り、該充填
材が、波形をなす複数の連続した凹凸を成す溝部が交互
に表面に横方向に伸びて形成されており、上下方向に面
から溝部に変わる大部分の溝部の上面が、該充填材塔内
に設置されている塔軸線に対し140度以内の角度を有
し、前記シート状基材に形成された各溝部は互いに上下
に蛇行していることを特徴とする物質及び/又は熱交換
塔用の充填材に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】拡張力と角度との関係について言えば、角
度が大きい程液体は横への拡張力を減ずる。これは角度
が大になればなる程板を立てた状態となる為、液体は直
線的に降下する事になるからである。従来の技術で同様
な横に拡張させる為の溝を有する充填材が有るが境界面
の角度が塔軸線に対して大きい為、十分な拡張はできて
いない。これは次の理由による。境界面の角度を小さく
して横への拡張を促進すると液が横方向のみに流れ易く
なり、充填材を塔内に設置した際、傾きが有ると液はそ
の傾きにより低い方へ流れ、偏流の原因となるからであ
る。この理由に依り、液体が横方向よりも下方向に流れ
易くなっている為、塔内での滞留時間も短く又気液接触
に必要な液の保持量も少なくなり、性能的には満足でき
るものではなかった。本発明に於いては溝部を蛇行させ
る事に依り、塔軸上部に向かって、有る間隔をおいて凸
形突起が形成される事となり、その結果凸形突起と凸形
突起の間には自ら凹形へこみが形成される事となる。溝
部に当たった液体は横方向へ拡張するに十分な角度を有
する境界面に沿って横方向へ拡張しながら溝の蛇行に依
って生ずる連続した凹形へこみ部より下方へ落ちる。こ
の場合凸形突起と凹形へこみの塔軸方向での高差が大き
いと液体は横への拡張を阻害され、拡がらずに一箇所の
凹形へこみより下方へ落ちてしまう不具合が生じる。こ
の為、実施上凸形突起と凹形へこみの高差は凸形突起間
寸法の1/10以内である事が好ましい。又凸形突起間
の寸法は5mm程度が好ましい。下方へ落ちた液は更に
その下部の溝部に当たり同様に横への拡張と下方への降
下を繰り返し拡散される。この方法に依り従来の充填材
の問題点であった液体の横への拡張と全体への拡散を改
善できる事となり、この方法により偏流を防ぐことがで
きることとなる。境界面の塔軸線に対する角度は、14
0度以下である。140度以上では液体の横方向への拡
張力が減じ、又気体の拡散も不十分となる。実施上、境
界面の塔軸線に対する角度は90度程度が好ましい。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 物質及び/又は熱交換塔用の充填材
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物質及び/又は熱交換塔
用の充填材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の充填材は、通常はシート
状基材により構成され、物質及び/又は熱交換塔用の液
体と気体との接触用媒体として、蒸留塔、吸収塔および
回収塔等に広く利用されている。又、この種の充填材で
シート状基材以外で成されたものも有る。例えば、シー
ト状基材の代わりに網状基材で充填材を構成したものが
ある。しかしながら、この網状基材で構成した充填材
は、性能は良いが価格が高く、使い難いものである。こ
の点、シート状基材より成る充填材は、性能的には劣る
が価格が安い為、使用し易い充填材として知られてい
る。依って、今後このシート状充填材の性能向上が必要
となっている。この種の充填材の性能向上の為には、液
体と気体との接触効率を高める事が必要である事は周知
の事である。その為の工夫が種々成されて来ている。そ
の1つは、単位体積当たりの充填材の容量を増やす方法
である。これは、容量を増やす事に依り接触面積を増や
そうとするものである。しかしながら、この方法では1
つの問題が生ずる。それは圧力損失の増加と言う不具合
を招く事である。圧力損失の増加は物質及び熱交換塔の
運転にとって良い影響を与えない事は周知の通りであ
る。また、単に接触面積を増やしても、その表面におい
て十分なる液体及び気体の拡散がなされなければ、接触
効率の向上は達成されない。実際の運転においては、液
体の方が気体に比較して、その粘度、表面張力等が大き
く影響する為、特に液体の拡散について工夫する必要が
生ずる。その為、従来の充填材においても液体の拡散に
注目して充填材の効率向上という課題を解決しようとし
ているものが多い。
【0003】特公昭54−15554号公報には、シー
ト状基材表面に溝を付け液体を全体に導く方法が記載さ
れているが、この方法も液体の広がりのみを考慮したも
のである。また、公知の充填材として、シート状基材に
水平に小さなギャザリングを施して液を横方向に広げよ
うとするものがあるが、この種の充填材では、塔内に設
置した際に水平性が必要となり、傾きが生ずると液が偏
流を行こしてしまう不具合を生ずる。
【0004】液体と気体との接触効率を高めるには、前
述のような液体の拡散のみを達成するだけではなく、液
体と気体との関係を考慮して相互の流れの関係を改善す
る必要がある。
【0005】その1つの方法として考えられるのは、あ
る特定の形状をシート状基材の表面に形成する事に依っ
て、液体と気体の二相の接解界面に存在する境膜を破壊
しようとするものである。境膜の破壊が接触効率の向上
に役立つ事は周知の事であるが、従来の充填材では液体
の拡散と境膜破壊を共に達成することを意図した充填材
は見あたらない。
【0006】特公昭54−15554号公報記載の充填
材の考え方においては境膜破壊の考え方は含まれていな
い。液体の拡散及び境膜破壊の両面から捕らえれば特公
昭54−15554号の方法では不十分である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は従来技術の欠
点を克服するために幅広い研究を行った。その結果、波
形を成す凹凸の溝をシート状基材に形成し、その溝を蛇
行させる事に依り、液体及び気体の二相に対し、拡散と
境膜破壊を達成せしめる事ができる事を発見した。
【0008】即ち、本発明は、上方から液体を下方から
気体を供給し、内部にて気液を接触させることにより両
物質間における物質交換又は熱交換を行う塔の内部に、
該塔の軸線に沿って上下方向に配置されている塔用充填
材であって、該充填材が塔の軸線に対し傾斜している波
形をなす複数の連続した折り目を表面に加工されている
シート状基材を互いに折り目が交差するように複数枚積
層した積層板から成り、該充填材が、波形をなす複数の
連続した凹凸を成す溝部が交互に表面に横方向に伸びて
形成されており、該シート状基材が塔内に設置された状
態において、大部分の溝部の鉛直方向における上面部
が、該シート状基材が塔内に設置されている塔軸線に対
し140度以内の角度を有し、前記シート状基材に形成
された各溝部は互いに上下に蛇行していることを特徴と
する物質及び/又は熱交換塔用の充填材に関する。
【0009】この場合、隣接する溝部の蛇行のピッチが
互いにずれていても構わない。溝部の深さは2mm以下
である事が好ましい。2mm以上では、段差が高くなっ
ている突起の頂点部分にまで液が達することが難しく、
液の均一な分散に支障が生じる為である。
【0010】液体及び気体を塔内に配置された充填材中
に分配する為に、シート状基材に大きさ1mm〜10m
mの任意な形状の孔を任意の間隔をおいて配置しても良
い。その孔は円、楕円細長い形状の孔であっても良い。
【0011】シート状基材は金属板又はプラスチック板
から構成されることができる。
【0012】本発明は、シート状基材に、凹凸の溝を上
下に隣接して配置し、各々の溝を連続して蛇行させるこ
とにより、液体の横方向と下方向への拡散を向上させ、
また、下方より上昇する気体に関しては、溝の蛇行によ
り生ずる塔軸の下方に向かう凸形突起によって左右への
振り分けが行われ、これに依る流れの乱れを利用して気
液接触の障害となる液体と気体との間の境膜の破壊を促
進し、気液接触の向上を計ろうとするものである。
【0013】本発明の充填材を充填した塔においては、
液体は塔上部より下部へ、気体は塔下部より上部へ流れ
る事を前提とする。本発明においては、シート状基材に
形成する溝を蛇行させる事に依り、その溝によって塔軸
上部に向かう凸形突起と塔軸下部に向かう凸形突起が形
成され、各々の突起が液体及び気体の拡散と接触を向上
せしめる役割を果たす。
【0014】液体に関して言えば、液体が塔上部より充
填材シートの表面を伝わって下降する際、塔軸線に対し
て横方向に伸びて形成された溝部に当たる。この際、溝
の凹部と凸部の境界面、即ち溝の鉛直方向における上面
部が塔軸に対し角度を有する為、その面に沿って横へ拡
張する。
【0015】溝の上面部の角度と拡張力との関係につい
て言えば、該角度が大きい程、液体は横への拡張力を減
ずる。これは、溝の上面部の角度が大になればなる程、
板を垂直に立てた状態に近くなる為、液体は直線的に降
下する事になるからである。従来の技術において、同様
な横に拡張させる為の溝を有する充填材が有るが、境界
面の角度が塔軸線に対して大きい為、十分な拡張はでき
ていない。従来の技術においてこのように境界面の角度
を大きくしているのは次の理由による。即ち、境界面の
角度を小さくして横への拡張を促進すると、液が横方向
のみに流れ易くなり、充填材を塔内に設置した際に溝に
傾きが有る場合には、液はその傾きにより低い方へのみ
流れ、偏流の原因となるからである。この理由に依り、
従来の充填材においては、液体が横方向よりも下方向に
流れ易くなっている為、塔内での滞留時間も短く、また
気液接触に必要な液の保持量も少なくなり、性能的には
満足できるものではなかった。本発明に於いては、充填
材に形成する溝部を蛇行させる事に依り、ある間隔をお
いて塔軸上部に向かう凸形突起が形成される事となり、
その結果、凸形突起と凸形突起の間には自ずから塔軸上
部に向かって凹形のへこみ部が形成される事となる。溝
部に当たった液体は、横方向へ拡張するに十分な角度を
有する境界面に沿って横方向へ拡張しながら溝の蛇行に
依って生ずる連続した凹形へこみ部より下方へ落ちる。
この場合、凸形突起と凹形へこみの塔軸方向での高差が
大きいと液体は横への拡張を阻害され、拡がらずに一箇
所の凹形へこみより下方へ落ちてしまう不具合が生じ
る。この為、実施上は、凸形突起と凹形へこみの高差は
凸形突起間寸法の1/10以内である事が好ましい。ま
た、凸形突起間の寸法は5mm程度が好ましい。下方へ
落ちた液は、更にその下部の溝部に当たり、同様に横へ
の拡張と下方への降下を繰り返して拡散される。この方
法に依り、従来の充填材の問題点であった液体の横への
拡張と全体への拡散を改善できる事となり、液体の偏流
を防ぐことができることとなる。本発明の充填材を塔内
に設置した際の、該充填材に形成された大部分の溝の鉛
直方向における上面部の塔軸線に対する角度は、140
度以下であることが必要である。この角度が140度以
上では、液体の横方向への拡張力が減じ、また気体の拡
散も不十分となる。実施上、溝の上面部の塔軸線に対す
る角度は90度程度が好ましい。ここで、「大部分の」
とは、充填材に形成された溝の大多数が塔軸線に対して
140度以下の角度を有する上面部を有していればよ
く、その上面部が塔軸線に対して140度以上の角度を
有している溝が一部存在していても本発明の効果を奏す
る上で問題はない、という意味である。
【0016】また、溝の上面部は、平面である必要性は
なく、曲面を呈していてもよい。この場合には、当該溝
の上面部を形成する曲面のいずれか一部分の接線が塔軸
線に対して140度以下の角度を有することが必要であ
る。また、溝の蛇行の形状についても、例えば図2に示
すように角ばった形状を有していても、あるいは丸みを
帯びた形状を有するものであってもよい。
【0017】気体に関して言えば、気体が塔下部より上
昇する際、同様に塔軸下部に向かう凸形突起に依り、左
右に振り分けられる。この事に依り気体の流れに乱流を
生じさせる事ができ、この乱流に依って液体と気体との
境界に生じる境膜を破壊する事が可能となる。
【0018】本発明の充填材は、2〜10mmの孔が穿
設されていても良い。
【0019】本発明は、以上のようにシート状基材に蛇
行する溝を形成することに依り、連続する溝と、この溝
により形成される塔軸の上部および下部に向かう凸形突
起ならびに凹形へこみに依って、液体及び気体の二相に
ついて拡散と境膜破壊を実現し、接触効率を向上せしめ
るものである。
【0020】以下に、好ましい実施の態様を示す図面に
よって本発明を説明する。
【0021】図1は本発明のシート状基材1が積層さ
れ、塔内に設置された際の塔軸線2との関係を示す、3
は溝である。溝3は、シート状基材の横方向に蛇行して
伸びている。図2は、シート状基材の斜面図である。図
3はシート状基材の側面図である。この場合、シート状
基材に形成された溝部の、鉛直方向において上側の面5
は、シート状基材を塔内に設置した状態において、該シ
ート状基材が設置されている塔の軸線2に対して140
度以内の角度を有することが必要である。図3ではその
角度αは、90度である。溝部の鉛直方向において下側
の面7の角度は任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充填材の斜面図。
【図2】本発明のシート状基材の斜面図。
【図3】本発明のシート状基材の側面図。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方から液体を下方から気体を供給し、
    内部にて気液を接触させることにより両物質間における
    物質交換又は熱交換を行う塔の内部に、該塔の軸線に沿
    って上下方向に配置されている塔用充填材であって、該
    充填材が塔の軸線に対し傾斜している波形をなす複数の
    連続した折り目を表面に加工されているシート状基材を
    互いに折り目が交差するように複数枚積層した積層板か
    ら成り、該充填材が波形をなす複数の連続した凹凸を成
    す溝部が交互に表面に横方向に伸びて形成されており、
    上下方向に面から溝部に変わる大部分の溝部の上面が、
    該シート状基材が塔内に設置されている塔軸線に対し1
    40度以内の角度を有し、前記シート状基材に形成され
    た各溝部は互いに上下に蛇行していることを特徴とする
    物質及び/又は熱交換塔用の充填材。
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