JPH0529978U - クーラーボツクス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クーラーボックスを釣行に使用する場合
は、、釣を行っている最中には椅子の代わりとなってい
るので、道具や仕掛並びに仕掛材料をクーラーボックス
に収納出来ない。又ピクニツク等の行楽に使用した場
合、食器の携帯並びに飲食物等の携帯品の分割収納が出
来ない。そこでより使い勝手がある便利なクーラーボッ
クスを提供する。 【構成】 容器体本体１の下方部分に容器部本体側壁よ
り出し入れする引き出し部１３を付設し、特に引き出し
部１３を断熱構造としたり、容器部の断熱構造と分離し
て引き出し部１３を非断熱構造としたものであるから、
引き出し部を非断熱構造とした場合保冷保温を必要とし
ない物品の収納ができ、断熱構造とした場合には容器部
と同様に保冷保温を必要とする種々の物品を収納でき、
釣行や行楽に使用する場合使い勝手がある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は釣りやピクニック等に食料、飲料等を携帯するのに使用するクーラー ボックスに関するものである。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

従来のクーラーボックスは、箱状の容器部とこの容器部に被冠する蓋部からな り、容器部及び蓋部は共に二重構造で内部に断熱材を充填してなる。 前記のクーラーボックスを釣行に使用する場合は、クーラーボックスが釣り上 げた魚の運搬具となり、釣を行っている最中には椅子の代わりとなっている。と ころでこの釣行に際しては、竿の他にも種々の仕掛や、釣餌を携帯して行かなけ ればならなく、これらのものは別途道具箱に収納して携帯したり、前記クーワー ボックスに収納して携帯している。

【０００３】 然しクーラーボックスの他に道具箱を携帯することは煩わしく、又クーラーボ ックスに収納して携帯した場合は、魚釣時の仕掛の取り替え並びに餌の付替の際 態々椅子代わりのクーラーボックスの中から取り出さなければならないし、予め 取り出して周囲に置いておくと、散らばったり餌の生きが悪くなったりしてしま う。

【０００４】 又ピクニツクへの食料、飲料等の保冷或は保温携帯に使用した場合、別途食器 を携帯する必要がある場合もあり、そのときは前記のクーラーボックスの他に、 食器入れの携帯が必要となる。更にクーラーボックスは一つの箱状であるため、 いくつもの食料並びに飲料を積み重ねて収納している。このため容器部の下方に 収納した物を取り出そうとすると、上の物を取り除かなければ成らない不便があ る。 そこで本考案は、より使い勝手がある便利なクーラーボックスを提案したもの である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るクーラーボックスは、断熱材を内装した二重構造の容器体にして 容器部本体と蓋部とからなり、前記容器部の下方部分に容器部本体側壁より出し 入れする引き出し部を付設したことを特徴とするものであり、特に前記引き出し 部を断熱構造としたり、容器部の断熱構造と分離して引き出し部を非断熱構造と したものである。

【０００６】

【作用】

引き出し部には、引き出し部を非断熱構造とした場合保冷保温を必要としない 物品の収納ができ、断熱構造とした場合には容器部と同様に保冷保温を必要とす る種々の物品を収納できる。 而もクーボックスを椅子代わりに使用しても、引き出し部に収納した物品の取 り出しが可能であり、又容器部と引き出し部に収納物品を分割することがてきる 。

【０００７】

【実施例】

次に本考案の実施例について説明する。 図１及び図２は本考案の第一実施例を示すもので、此の実施例に係るクーラー ボックスは、容器部本体１と蓋部２と携帯部３から構成されており、容器部本体 １は断熱材１１を内装した二重構造の容器部１２と、容器部１２の下方部分の容 器部本体１の側壁より出し入れ可能に設け且つ非断熱構造とした引き出し部１３ からなる。又蓋部２は前記容器部１２に被冠嵌合するもので、容器部１２と同様 に断熱構造としてなり、携帯部３は従前のクーラーボックスと同様に帯バンドを 容器部本体１に付設したものである。

【０００８】 而して前記クーラーボックスは、釣行の場合には、引き出し部１３に仕掛、仕 掛を作るための道具並びに材料、保冷を要しない釣餌等を収納でき、又ピクニッ ク等の行楽の場合には、前記引き出し部１３が食器等の収納ができる。 図３は本考案の第二実施例を示すもので、容器体本体１ａ全体を断熱構造とし 、引き出し部１３ａも本体１ａに納めたとき保冷保温作用を有するように構成し たものである。

【０００９】 従って前記の第二実施例のクーラーボックスは、釣行の場合には、引き出し部 １３ａに保冷を要する釣餌を収納しておくことができ、常に生きのよい新鮮な餌 での釣をおこなうことができ、而もクーラーボックスに座ったまま仕掛への餌付 けを行うことができる。又行楽の場合には、容器部１１と引き出し部１３ａにそ れぞれ食料、飲料を分けて収納しておくことができ、所望の物品の取り出しが容 易で、而も取り出しを素早く行えるので、容器部１１や引き出し部１３ａの保冷 保温効果をより長く維持できる利点がある。

【００１０】 本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、従前のクーラーボックスに 於いて、下方部分に引き出し部を設ければ良いもので、引き出し部の具体的組み 込み構造は任意に定めることができるものである。

【００１１】

【考案の効果】

以上のように本考案に係るクーラーボックスは、容器体本体の下方部分に容器 部本体側壁より出し入れする引き出し部を付設し、特に引き出し部を断熱構造と したり、容器部の断熱構造と分離して引き出し部を非断熱構造としたものである から、引き出し部を非断熱構造とした場合保冷保温を必要としない物品の収納が でき、断熱構造とした場合には容器部と同様に保冷保温を必要とする種々の物品 を収納でき、釣行や行楽に使用する場合使い勝手があり便利なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第一実施例の全体斜視図である。

【図２】同断面図である。

【図３】本考案の第一実施例の断面図である。

【符号の説明】

１，１ａ 容器部本体 １１ 断熱材 １２ 容器部 １３，１３ａ 引き出し部 ２ 蓋部 ３ 携帯部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 断熱材を内装した二重構造の容器体にし
   て容器部本体と蓋部とからなるクーラーボックスに於い
   て、容器部の下方部分に容器部本体側壁より出し入れす
   る引き出し部を付設したことを特徴とするクーラーボッ
   クス。
2. 【請求項２】 請求項第１項記載のクーラーボックスに
   於いて、引き出し部を断熱構造としたことを特徴とする
   クーラーボックス。
3. 【請求項３】 請求項第１項記載のクーラーボックスに
   於いて、容器部を断熱構造にとし、引き出し部を非断熱
   構造としたことを特徴とするクーラーボックス。