JPH05296609A - 受液器 - Google Patents

受液器

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Publication number
JPH05296609A
JPH05296609A JP9931692A JP9931692A JPH05296609A JP H05296609 A JPH05296609 A JP H05296609A JP 9931692 A JP9931692 A JP 9931692A JP 9931692 A JP9931692 A JP 9931692A JP H05296609 A JPH05296609 A JP H05296609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
hole
diameter
bead
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP9931692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsubayashi
博 松林
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP9931692A priority Critical patent/JPH05296609A/ja
Publication of JPH05296609A publication Critical patent/JPH05296609A/ja
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Abstract

(57)【要約】 受液器 【目的】 受液器の組立に際し、タンクに乾燥剤入り容
器を固定するために、特別な機械加工を必要とせず、し
かも乾燥剤の機能を低下させないようにする。 【構成】 容器12の頂壁33および底壁36に、上下の吸上
管貫通44,47を形成する。冷媒吸上管13の両端間に容器
は押え用ビード62を、その下方に容器受け用拡管部63を
それぞれ設ける。ビード62の外径D1 を、上貫通孔44の
短径Mより大きくする。拡管部63の短径Wを、両貫通孔
44,47の短径Mより小さくする。拡管部63の長径Lを、
両貫通孔44,47の長径Nより小さくかつ下貫通孔47の短
径Mより大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばカーエヤコン
に用いられる受液器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の受液器としては、タンク内に乾
燥剤入容器が封入され、容器に冷媒吸上管が貫通させら
れているものが知られている。
【0003】上記受液器において、タンクに容器を固定
する必要があるが、この固定手段としては、つぎのよう
なものがある。第1は、図11に示すように、タンク71
の胴壁に乾燥剤入容器72を圧入するものである。第2
は、図12に示すように、冷媒吸上管73に容器74を圧入
するものである。第3は、図13に示すように、冷媒吸
上管75に容器76をはめた後、止め輪77で容器76を固定す
るものである。第4は、図14に示すように、冷媒吸上
管78に容器79をはめた後、冷媒吸上管78の容器79より突
出している部分を拡管具80を用いて拡管するものであ
る。第5は、図15に示すように、タンク81の胴壁に容
器82をはめた後、胴壁の一部83を絞って容器72をかしめ
止めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1〜第5固定手
段のうち、第1〜第4固定手段は、いずれも金属同しが
擦れあって異物が発生し、これがタンク内に混入され
る。第5固定手段は、タンクの強度が低下するため、品
質上問題が残る。また、第4固定手段は、拡管作業を組
立工程とは別の工程に行う必要があり、組立工程を完了
するまでにに時間が掛り、その間に乾燥剤の吸湿性能が
低下する恐れがある。
【0005】この発明の目的は、上記問題点を解決し、
タンクに容器を固定する際、特別な機械加工を必要とせ
ず、しかも乾燥剤の機能を低下させる恐れのない受液器
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による受液器
は、タンクに乾燥剤入容器が封入され、容器に冷媒吸上
管が貫通させられている受液器において、容器の頂壁お
よび底壁に、上下の楕円状吸上管貫通孔が形成され、冷
媒吸上管の両端間に容器押え用ビードが、その下方に横
断面楕円状容器受け用拡管部がそれぞれ設けられ、ビー
ドの外径が、上貫通孔の短径より大きくされ、拡管部63
の短径が、両貫通孔の短径より小さくされ、拡管部の長
径が、両貫通孔の長径より小さくかつ下貫通孔の短径よ
り大きくされていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明による受液器では、容器の頂壁および
底壁に、上下の楕円状吸上管貫通孔が形成され、冷媒吸
上管の両端間に容器押え用ビードが、その下方に横断面
楕円状容器受け用拡管部がそれぞれ設けられ、ビードの
外径が、上貫通孔の短径より大きくされ、拡管部63の短
径が、両貫通孔の短径より小さくされ、拡管部の長径
が、両貫通孔の長径より小さくかつ下貫通孔の短径より
大きくされているから、容器の上下の貫通孔に拡管部を
通過させた後、ビードに上貫通孔が係合し、拡管部に下
貫通孔が係合させられるように容器を回転させると、ビ
ードで容器が押えられ、拡管部で容器が受けられる。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を、図1〜図10を参照し
てつぎに説明する。
【0009】受液器は、図1に示すように、密閉状タン
ク11と、タンク11内に封入されている乾燥剤入容器12
と、容器12に貫通させられている冷媒吸上管13とよりな
る。
【0010】タンク11は、有底筒状ボディ21と、これの
上端開口にはめ入れられている円板状閉鎖部材22とより
なる。ボディ21の上端部は、電磁かしめ加工によって絞
られ、これにより、同端部に閉鎖部材22がかしめ止めら
れている。
【0011】閉鎖部材22の外周面には上環状溝23および
下環状溝24が形成されている。上環状溝23には、Oリン
グ25がはめ入れられている。下環状溝24には、電磁かし
めの際、ボディ21の上端部に形成された横断面C字状内
方突出係合部26がはめ入れられている。
【0012】閉鎖部材22には、冷媒入口通路27および冷
媒出口通路28が設けられている。冷媒入口通路27は、閉
鎖部材22の中央部からはずれたところにあけられた貫通
孔よりなる。冷媒出口通路28は、閉鎖部材22の中央部に
あけられた貫通孔28aと、同中央部からはずれたところ
にあけられた有底孔28bと、閉鎖部材22外面の下環状溝
24の底から有底孔28bの底を経由して貫通孔28aまでの
びた連絡孔28cとよりなる。冷媒入口通路27の上端開口
には、接続ブロック31によって入口配管32が接続され
る。冷媒出口通路28の有底孔28bの上端開口には接続ブ
ロック33によって出口配管44が接続される。冷媒出口通
路28の貫通孔28aの上端開口縁部には上方突出環状壁35
が設けられ、これの内部にサイトグラス36がはめ止めら
れている。
【0013】容器12は、ボディ21周壁に摺動自在にはめ
合わされている上端閉鎖筒状容器本体41と、これの下端
開口を閉鎖している底蓋42とよりなる。容器本体41の頂
壁43中央部には楕円状上貫通孔44が形成されるととも
に、その周囲に多数の冷媒流通用上小孔45が散在するよ
うに設けられている。底蓋42の底壁46にも、頂壁43と同
じように、中央部に下貫通孔47が、その周囲に下小孔48
があけられている。上下の貫通孔44,47は同一形状であ
る。下貫通孔47の周縁部には立上りフランジ49が設けら
れている。底壁46の外周縁部にはスカート50が設けられ
ている。
【0014】容器12内には、袋入乾燥剤51およびこれを
上下から挟む円板状フィルタ52,53が封入されている。
【0015】吸上管13の上端部の端面から所定距離下方
に位置決め用ビード61が設けられ、これより上方の部分
が、冷媒出口通路28の貫通孔28a下端開口に圧入されて
いる。吸上管13の高さの中程には容器押え用ビード62が
設けられている。吸上管13の容器12より下方に突出して
いる部分には横断面楕円状拡管部63が設けられている。
【0016】ここで、図2〜図4を参照して、貫通孔4
4,47、容器押え用ビード62および拡管部63の具体的な
形状を、一例として説明する。まず、吸上管13の基本外
径D0は8mmである。ビード62の外径D1 は10mmであ
る。拡管部63の幅Wは8mm、長径Lは10mmである。こ
れに対し、貫通孔44,38の短径Mは8.1mm、長径Nは
10.1mmである。したがって、ビード62に、上貫通孔
44の両縁部がまたがるように係合する(図9参照)。一
方、拡管部63の長さ方向と貫通孔44,47の長さ方向が一
致している状態では拡管部63に対し貫通孔44,47が自由
に通過させられ、拡管部63の長さ方向と貫通孔44,47の
長さ方向がほぼ90度ずれている状態では拡管部63に対
し貫通孔44,47の両縁部がまたがるように係合する(図
10参照)。
【0017】つぎに、図5〜図8を参照して、受液器の
組立の手順について説明する。
【0018】吸上管13には、あらかじめ位置決め用ビー
ド51、容器押え用ビード52および拡管部63を加工してお
く。加工済の吸上管13の上端部を閉鎖部材22の冷媒出口
通路28の下端開口に圧入する(図5〜図8では、閉鎖部
材22の図示は省略する)まず、図5に示すように、容器
本体31の上貫通孔44に拡管部63を通過させて上貫通孔44
両縁部がビード52に係合するまで容器本体31を吸上管13
にはめる。
【0019】ついで、図6に示すように、容器本体31内
に乾燥剤41およびフィルタ42,43を詰め込む。
【0020】つぎに、図7に示すように、底蓋32の下貫
通孔47に拡管部63を通過させて底蓋32が容器本体31の下
端開口縁部に当接させる。
【0021】最後に、図8に示すように、底蓋32を90
度回転させる。そうすると、拡管部63に下貫通孔47の両
縁部が係合し、これにより、容器12は、上からビート52
で押えられ、下から拡管部63で受けられ、容器12が吸上
管13に保持された状態となる。
【0022】この後、図示しないが、ボディの上端開口
に閉鎖部材をはめ入れ、ボディの上端部を電磁かしめ加
工を施せば、組立作業が完了する。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、容器の上下の貫通孔
に拡管部を通過させた後、ビードに上貫通孔が係合し、
拡管部に下貫通孔が係合させられるように容器を回転さ
せると、ビードで容器が押えられ、拡管部で容器が受け
られるから、受液器の組立に際し、タンクに容器を固定
するために、特別な機械加工を必要とせず、しかも乾燥
剤の機能を低下させることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による受液器の破砕断面を含む斜視図
である。
【図2】吸上管のビードの詳細形状を示す説明図であ
る。
【図3】吸上管の拡管部の詳細形状を示す説明図であ
る。
【図4】吸上管貫通孔の詳細形状を示す説明図である。
【図5】吸上管と容器本体の組立手順説明図である。
【図6】容器本体と乾燥剤の組立手順説明図である。
【図7】吸上管と底蓋の組立手順説明図である。
【図8】吸上管への底蓋の固定手順説明図である。
【図9】図8のIXーIX線にそう断面図である。
【図10】図8のXーX線にそう断面図である。
【図11】従来例を示すタンクと乾燥剤入容器の固定手
順説明の固定手順説明図である。
【図12】他の従来例を示す吸上管と乾燥剤入容器の固
定手順説明図である。
【図13】さらに他の従来例を示す吸上管と乾燥剤入容
器の固定手順説明図である。
【図14】さらに他の従来例を示す吸上管と乾燥剤入容
器の固定手順説明図である。
【図15】さらに他の従来例を示すタンクと乾燥剤入容
器の固定手順説明の固定手順説明図である。
【符号の説明】
11 タンク 12 容器 13 吸上管 43 頂壁 44 上貫通孔 46 底壁 47 下貫通孔 61 ビード 63 拡管部 D1 ビード外径 M 貫通孔短径 N 貫通孔長径 W 拡管部短径 L 拡管部長径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク11に乾燥剤入容器12が封入され、
    容器12に冷媒吸上管13が貫通させられている受液器にお
    いて、 容器12の頂壁43および底壁46に、上下の楕円状吸上管貫
    通孔44,47が形成され、冷媒吸上管13の両端間に容器押
    え用ビード62が、その下方に横断面楕円状容器受け用拡
    管部63がそれぞれ設けられ、ビード62の外径D1 が、上
    貫通孔44の短径Mより大きくされ、拡管部63の短径W
    が、両貫通孔44,47の短径Mより小さくされ、拡管部63
    の長径Lが、両貫通孔44,47の長径Nより小さくかつ下
    貫通孔47の短径Mより大きくされていることを特徴とす
    る受液器。
JP9931692A 1992-04-20 1992-04-20 受液器 Pending JPH05296609A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9931692A JPH05296609A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 受液器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9931692A JPH05296609A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 受液器

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JPH05296609A true JPH05296609A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14244240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9931692A Pending JPH05296609A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 受液器

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JP (1) JPH05296609A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5611215A (en) * 1994-06-01 1997-03-18 Fujikoki Mfg. Co., Ltd. Receiver drier

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5611215A (en) * 1994-06-01 1997-03-18 Fujikoki Mfg. Co., Ltd. Receiver drier

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020219