JPH0529553U - 全面マスク用ネツトハーネス - Google Patents

全面マスク用ネツトハーネス

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Publication number
JPH0529553U
JPH0529553U JP8054491U JP8054491U JPH0529553U JP H0529553 U JPH0529553 U JP H0529553U JP 8054491 U JP8054491 U JP 8054491U JP 8054491 U JP8054491 U JP 8054491U JP H0529553 U JPH0529553 U JP H0529553U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening
face mask
full
cords
net
Prior art date
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Pending
Application number
JP8054491U
Other languages
English (en)
Inventor
善充 益子
壮一朗 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koken Co Ltd filed Critical Koken Co Ltd
Priority to JP8054491U priority Critical patent/JPH0529553U/ja
Publication of JPH0529553U publication Critical patent/JPH0529553U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 締紐の調節箇所を少なくして全面マスクの装
着時間を短縮する。 【構成】 第1ないし第5締紐のうち頭頂部に近い方の
第1〜第3締紐3,4,5の締め具合を調節した状態を
維持するように、締紐を挿通して折り返す締金具9にプ
ラスチック製の爪20を挿着、又は締紐の折り返して重な
る部分に設けたマジックテープ(登録商標)21を係止さ
せて弛みを阻止する。調節を要する締紐は第4,第5締
紐のみとなり、全面マスク1を装着後、第4,第5締紐
6,7の端部を引くだけで最適なフィット状態を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、呼吸用保護具のうち、空気呼吸器用全面マスクに関し、特に、その 全面マスクを装着したとき弛みを防止するネットハーネスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
背負式の空気呼吸器は、小型高圧空気ボンベ及び同背負具並びに全面マスクか ら構成されており、酸素欠乏環境あるいは有害ガス発生環境下での各種作業に不 可欠の保護具であり、使用にあたっては、小型高圧空気ボンベを背負具ごと背負 って胴体に固定した後、全面マスクを装着する。その際、ネットハーネスを後頭 部に当てがいながら同時に全面マスクを顔に当てがい、フィットが確実になるま でネットハーネスの5本の締紐を適度に締めて装着を終る。一方、取外しに当っ ては、装着の逆手順となり、先ず、ネットハーネスの締紐を弛めて全面マスクを 顔から外し、続いて小型高圧空気ボンベ背負具の胴体固定を外して背負具ごと取 り外す。
【0003】 通常の作業時に空気呼吸器を使用するときは、装着動作をゆっくり確実に行な えばよいが、事故発生時あるいは火災現場における人命救助に当っては、寸刻を 競って敏速な行動が必要となる。特にレスキュー隊員においては呼吸器の装着を 一秒でも早く完了して、現場に飛び込むことになるが、その対策として調節箇所 をできるだけ少なくし、動作もワンタッチで装着可能なように工夫している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然るに全面マスクにあっては、装着にあたりネットハーネスの締紐を5箇所で 調節するようになっている。この締紐の調節動作に要する時間は少なくとも平均 して約4秒である。そこで締紐の機能を損うことなく、調節箇所をできるだけ少 なくして、緊急時の呼吸器装着時間を短縮した全面マスク用ネートハーネスを提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
全面マスクの装着状態を保持するために、図1及び図4に示したように、後頭 部に当てがうネット8から延びた第1ないし第5締紐3〜7で全面マスク1を引 っ張るようにしたネットハーネス2において、呼吸器使用に先立って予め全面マ スクを装着して最適フィット状態に締紐を調節しておき、その締紐のうち頭頂部 に近い方の第1締紐3、第2締紐4及び第3締紐5の締め具合を調節した状態を 維持するように、締紐を挿通して折り返す締金具9にプラスチック製の爪20を挿 着して弛みを阻止し、若しくは締紐の折り返して重なる部分に設けたマジックテ ープ21を係止させて弛みを阻止する締紐固定手段を備えた構成とする。
【0006】
【作用】
締紐は、図5に示したように、マスク側に取り付けられた締金具9に挿通して 折り返し、エンドチップ10をネット側に引っ張ると張力がかかり、締金具9の突 起9aが締紐に食い込むことにより、締紐の弛みを阻止する。ここで、締金具9 を指で垂直方向に立てると締金具の突起9aが食い込みから解けて締紐が弛む機 構になっている。そこで、図2に示したように、プラスチック製の爪を締金具9 のすき間11に差し込むと、締紐が締金具に押しつけられた状態となり、たとえ締 金具を垂直方向に立てても、締紐は弛むことなく固定された状態になる。あるい は、図3に示したように、締紐の折り返して重なる部分に設けたマジックテープ 21を係止させると、締紐の弛みが阻止され、長さは固定されたままとなる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例の全面マスクを装着した状態を示したものであり、 全面マスク1を顔にフィットさせ、ネットハーネス2で全面マスク1を引っ張っ ている。ネットハーネス2は、図4に示したように、ネット8から第1ないし第 5締紐3〜7が延設されており、それぞれマスク側に設けられた締金具9に挿通 してエンドチップ10を引く。締紐はゴムでできているので伸縮自在であり、装着 する人に合わせて適度の張力を持たせるように調節する。本考案は、第1締紐3 、第2締紐4及び第3締紐5を、調節した状態を維持するように固定する。締紐 固定手段としては、締金具9に挿着するプラスチック製の爪20、若しくは締紐の 折り返し部分に設けたマジックテープ21の係止により行う。
【0008】 図2は、プラスチック製の爪20を用いた締紐固定方法を示したもので、プラス チック製の爪20は両側に開いて弾力性を有し、締金具9のすき間11に差し込むこ とにより締紐を締金具に押しつけ、固定する。
【0009】 図3は、マジックテープを用いた締紐固定方法を示したものであり、締紐の折 り返し部分がマジックテープ21で係止されて固定され、締紐の弛みは生じない。
【0010】 このようにして、第1締紐3、第2締紐4及び第3締紐5は調節した状態を維 持するように固定し、第4締紐6と第5締紐7は固定しない。第1〜第3締紐は 固定されているとはいえ、締紐がゴムでできているので伸縮性があり、従って、 全面マスク1を装着する際は、後頭部の方から被るようにしてマスクの中に顔を 入れていくと、スムーズに顔がマスクにフィットする。次いで、第4締紐6及び 第5締紐7のエンドチップを左右の手で引くことにより、一動作で全面マスクの 顔面への最適フィットが完了する。したがって、従来の方法では、全面マスクを 顔に当てがってからネットハーネスの5本の締紐を調節し終るまで平均約4秒を 要していた動作が、本考案では平均約1.5秒で完了するようになった。レスキュ ー隊員にとって約2.5秒の時間短縮は予想以上の大きな効果である。
【0011】 なお、全面マスクを取り外すときは、第4、第5締紐の締金具を両手で垂直方 向に立てると、締紐が自然に弛み、一方、第1〜第3締紐は固定したままで、締 紐が伸びるのでスムーズに外すことができる。第1〜第3締紐は、爪20を取り去 るか、マジックテープ21の係止を解かなければ、固定した状態が維持され、次回 はそのまま装着すればよい。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、各人毎に最適なフィット状態に調節し た締紐のうち第1〜第3締紐を固定手段により固定するので、調節を必要とする 箇所は第4締紐と第5締紐の2箇所となり、従って、装着時間が非常に短くなっ て緊急時に素早く対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の全面マスクを装着した状態の側面図で
ある。
【図2】本考案の一実施例のプラスチック製爪による締
紐の固定状態を示す図である。
【図3】本考案の他の実施例のマジックテープによる締
紐の固定状態を示す図である。
【図4】ネットハーネスの構成図である。
【図5】締紐を締金具に取り付けた状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 … 全面マスク、 2 … ネットハーネス、 3 … 第
1締紐、 4 … 第2締紐、 5 … 第3締紐、 6 …
第4締紐、 7 … 第5締紐、 8 … ネット、9 … 締
金具、 20 … プラスチック製の爪、 21 … マジックテ
ープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全面マスクの装着状態を保持するため
    に、後頭部に当てがうネットから延びた第1ないし第5
    締紐で全面マスクを引っ張るようにしたネットハーネス
    において、前記締紐のうち頭頂部に近い方の第1締紐、
    第2締紐及び第3締紐の締め具合を調節した状態を維持
    するように、締紐を挿通して折り返す締金具にプラスチ
    ック製の爪を挿着して弛みを阻止し、若しくは締紐の折
    り返して重なる部分に設けたマジックテープを係止させ
    て弛みを阻止する締紐固定手段を備えていることを特徴
    とする全面マスク用ネットハーネス。
JP8054491U 1991-10-03 1991-10-03 全面マスク用ネツトハーネス Pending JPH0529553U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8054491U JPH0529553U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 全面マスク用ネツトハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8054491U JPH0529553U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 全面マスク用ネツトハーネス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0529553U true JPH0529553U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13721292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8054491U Pending JPH0529553U (ja) 1991-10-03 1991-10-03 全面マスク用ネツトハーネス

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JP (1) JPH0529553U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10314307A (ja) * 1997-05-14 1998-12-02 Teijin Ltd 間欠陽圧換気療法用治療具
JP2000102624A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Shigematsu Works Co Ltd 全面形面体用しめひも
KR100973995B1 (ko) * 2009-12-30 2010-08-05 주식회사 산청 마스크용 후두부 커버
KR20230057572A (ko) * 2021-10-22 2023-05-02 경상남도 다이얼락 장치를 포함하는 스트랩 어셈블리 및 면체 마스크

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KR100973995B1 (ko) * 2009-12-30 2010-08-05 주식회사 산청 마스크용 후두부 커버
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