JPH0529369U - 上下組立分解式養殖用プラスチツク籠 - Google Patents

上下組立分解式養殖用プラスチツク籠

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JPH0529369U
JPH0529369U JP8908591U JP8908591U JPH0529369U JP H0529369 U JPH0529369 U JP H0529369U JP 8908591 U JP8908591 U JP 8908591U JP 8908591 U JP8908591 U JP 8908591U JP H0529369 U JPH0529369 U JP H0529369U
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cage
aquaculture
basket
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plastic
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JP8908591U
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依然 張
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依然 張
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 籠を上下に積み重ねて一組の養殖槽を構成で
きるようにした。 【構成】 籠体1は上段部を形成する上体部1aと下段
部を形成する下体部1bとがプラスチック成形により一
体的に構成され、該籠体1の周面に形成された環状壁1
1には上下三段の流水溝31、32、33が設けられ、
該籠体1の上縁は外フランジ部110を呈し、該籠体1
の下体部1bの底には底座12が形成され、該底座12
の中央部には中央管13の下端部が固定され、その上端
管口は封蓋15で閉蓋され、該外フランジ部110の上
面には該籠体1と同様な籠体2の上体部2aの環状壁2
1の下縁211に嵌合当接して構成される。 【効果】 使用水の節約及び餌料の無駄な放流の解消に
よる餌料投与の効率性の改善を図って養殖コストの低減
及び環境の保全を維持する外、生物の健全な成長を期す
ることができる等、養殖の管理運営に多大の貢献を果た
すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は籠を上下に積み重ねて一組の養殖槽を構成できるようにした上下組立 分解式養殖用プラスチック籠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、養殖業は、殆ど地下水を大量に使用しているために地下水の枯渇や地盤 沈下を招来し、その後、その使用水は単に垂れ流しているために環境を汚染した り破壊をするだけでなく、水中の餌料や栄養素も一次的な使用後は外に放流され ているために餌料が余計に使用されているのが現状であり、又、生物のストレス や不健康による不健全な成長、又、病変による大量死が発生して多大の損害を被 るなど、それらが養殖コストの増加の要因となっている等、養殖管理や運営に多 大の課題を有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の如き従来の課題を解決し、使用水の節約及び餌料の無駄な放流 の解消による餌料投与の効率性の改善を図って養殖コストの低減及び環境の保全 を維持する外、生物の健全な成長を期することができる等、養殖の管理運営に多 大の貢献を果たすことのできる上下組立分解式養殖用プラスチック籠を得ようと するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の如き観点に鑑みてなされたものであって、籠体は上段部を形成 する上体部と下段部を形成する下体部とがプラスチック成形により一体的に構成 され、該籠体の周面に形成された環状壁には上下三段の流水溝が設けられ、該籠 体の上縁は外フランジ部を呈し、該籠体の下体部の底には底座が形成され、該底 座の中央部には中央管の下端部が固定され、その上端管口は封蓋で閉蓋され、該 外フランジ部の上面には該籠体と同様な籠体の上体部の環状壁の下縁に嵌合当接 できる上下組立分解式養殖用プラスチック籠を提供しようとするものである。
【0005】
【作用及び実施例】
以下、本考案一実施例の構成を図面を参照しながら作用と共に説明する。 図1に示されているように、籠体1は上段部を形成する上体部1aと下段部を 形成する下体部1bとがプラスチック成形により一体的に構成されている。その 主な構成部分は環状壁11、底座12及び中央管13からなる。前記籠体1の周 面に形成された環状壁11の上縁は湾曲して鈎状の外フランジ部110を呈して いる。前記底座12は籠体1の下体部1bの底を形成している。前記中央管13 の下端部は該底座12の中央部に固定リング14を介して固定されている。該外 フランジ部110の上面は該籠体1と同様な籠体2の上体部2aの環状壁21の 下縁211に嵌合当接し、これによって二個の籠体1、2が上下に重なり合って 一つの組立式養殖用籠が構成される。
【0006】 前記籠体の環状壁11、21の周面には縦軸の補強骨212が設けられ、それ により籠体を積み重ねたときに対する抗圧力を増強してある。そして、各籠の環 状壁には下より上に第一流水溝31、第二流水溝32及び第三流水溝33の三段 の流水溝が設けられている。前記底座12は周縁から中心部の中央管13に向か う下り斜面を呈し、それによって水流は中央に集結する。前記中央管13は円柱 状の管で、その上端管口は半球形の封蓋15で閉蓋され、上籠から下方に流れた 水は該封蓋15の球面によって飛沫が作られて平均的に散布し、それによって、 酸化作用を促進して水質を改良する。前記第三流水溝33、第二流水溝32、第 一流水溝31へと順次流下した水は以後同様に例えば適当な水槽等に受水して適 当なポンプで汲み上げて使用すれば多数回にわたり循環利用できるものである。
【0007】 前記中央管13の管壁の所定位置には流水孔16が設けられて水の流通に使わ れ、又、該流水孔16より高い位置に通気孔17が設けられて空気の流通に使用 される。該流水孔16及び通気孔17は実際の流水量に鑑みて任意に調節する。 即ち、流水量が大の場合は孔の数を増やし又は孔径を大きくする。
【0008】 前記籠体の底座12に実際の養殖用途に応じて流水孔を設けることもできる。 養殖で土砂を必要としない生物、例えば、アワビ、トコブシ、鯛科類等は適当な 流水孔を開ければよい。その水流は図2に示すように、下方に向け流通し、上下 に積み重ねた籠体1、2、…、…10の流水経過により水質の酸化作用が達せら れ、一箇所の水源41で循環して使用することができると共に、又、その他の流 水孔を開けることによって、図3に示す水流の方向のように、一箇所の水源42 で循環利用することができる。又、養殖で土砂を必要とする魚介類は、図4に示 す如く、流水孔を開ける必要がなく、底座12に適当な厚さの土砂18を敷けば よい。この場合、水流の方向は矢で示す如く、水源43は最上層の籠体1に注入 する。注入された上籠の水流はその中央管に集結し、該中央管内部より下方に落 下し、更に下籠の中央管13の半球形の封蓋15に至ると共に、散布状態を呈し て籠体内部の空間に分布し、空気と接触して酸化作用を呈する。水流は籠体1、 2、…、…10へと順序よく流通する。このようにして流水は酸化作用と一次水 源の循環利用の目的を達することができる。
【0009】 上述により分かるように、養殖目的の生物の生態環境の要求基準にしたがって 籠体の環状壁と中央管に設けた流水孔の数と大きさを調節して流水量とその酸化 をコントロールすることができる。
【0010】 更に又、前記籠体の環状壁11の所要部には開き窓19を蝶番20により開閉 自在に閉扉し、該窓19を通じて内部の養殖状況の観察や餌料投入ができると共 に、籠体内の清掃をすることができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案の上下組立分解式養殖用プラスチック籠は次に述べる効果を発揮する。 (1)養殖効果を従来の20倍以上に上げることができ、且つ又、土地使用率も 20倍以上節約することができる。 (2)水源は従来の僅か1/40を必要とし、猛烈な地下水の利用を解決してそ れによる地盤の陥没を防止し、地下水源の保護に役立つ。 (3)電気を節約し機械化作業を発揮することができ、餌料も1/2以上節約が できて、生産率と品質の向上に寄与する。 (4)生産された魚介類は薬物の残留が無く、養殖場の養殖による異臭も改善さ れ、分養や分類して養殖が容易であり、日光による消毒ができ、又、養殖施設の 耐久性の向上に貢献する。 (5)養殖の種類は市場の需要によって任意に調節ができので、高い収益性が確 保できる。 (6)機械化作業ができ、管理が容易であると共に、作業が簡易で人手が省ける だけでなく、病変による伝染の拡散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の上下に積み重ねた構成を示す
断面図である。
【図2】本考案一実施例の養殖時に土砂を必要としない
場合の水流の一例を示す断面図である。
【図3】本考案一実施例の養殖時に土砂を必要としない
場合の水流の他の例を示す断面図である。
【図4】本考案一実施例の養殖時に土砂を必要とする場
合の水流の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 籠体 1a 上体部 1b 下体部 2 籠体 2a 上体部 11 環状壁 12 底座 13 中央管 15 封蓋 21 環状壁 31 流水溝 32 流水溝 33 流水溝 110 外フランジ部 211 環状壁21の下縁

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籠体1は上段部を形成する上体部1aと
    下段部を形成する下体部1bとがプラスチック成形によ
    り一体的に構成され、該籠体1の周面に形成された環状
    壁11には上下三段の流水溝31、32、33が設けら
    れ、該籠体1の上縁は外フランジ部110を呈し、該籠
    体1の下体部1bの底には底座12が形成され、該底座
    12の中央部には中央管13の下端部が固定され、その
    上端管口は封蓋15で閉蓋され、該外フランジ部110
    の上面には該籠体1と同様な籠体2の上体部2aの環状
    壁21の下縁211に嵌合当接できることを特徴とする
    上下組立分解式養殖用プラスチック籠。
  2. 【請求項2】前記底座12は周縁から中心部の中央管1
    3に向かう下り斜面を呈している請求項1記載の上下組
    立分解式養殖用プラスチック籠。
  3. 【請求項3】前記中央管13の管壁の所定位置には流水
    孔16が設けられ、該流水孔16より高い位置に通気孔
    17が設けられている請求項1記載の上下組立分解式養
    殖用プラスチック籠。
  4. 【請求項4】前記籠体の環状壁11の所要部には開き窓
    19が開閉自在に設けられている請求項1記載の上下組
    立分解式養殖用プラスチック籠。
JP8908591U 1991-10-04 1991-10-04 上下組立分解式養殖用プラスチツク籠 Pending JPH0529369U (ja)

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ID=13961033

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JP8908591U Pending JPH0529369U (ja) 1991-10-04 1991-10-04 上下組立分解式養殖用プラスチツク籠

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314640U (ja) * 1976-07-19 1978-02-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5314640U (ja) * 1976-07-19 1978-02-07

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