JPH0529317U - フロートの構造 - Google Patents
フロートの構造Info
- Publication number
- JPH0529317U JPH0529317U JP7544391U JP7544391U JPH0529317U JP H0529317 U JPH0529317 U JP H0529317U JP 7544391 U JP7544391 U JP 7544391U JP 7544391 U JP7544391 U JP 7544391U JP H0529317 U JPH0529317 U JP H0529317U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗用田植機等に用いられるフロートの構造に
おいて、圃場表面の均平性の向上を図り、かつ、取扱を
容易とすることを目的とする。 【構成】 複数に分割されたフロートにおいて、隣接す
るフロートのそれぞれの側部に連結部を設けて、互いに
着脱可能に構成したものである。
おいて、圃場表面の均平性の向上を図り、かつ、取扱を
容易とすることを目的とする。 【構成】 複数に分割されたフロートにおいて、隣接す
るフロートのそれぞれの側部に連結部を設けて、互いに
着脱可能に構成したものである。
Description
【0001】
本考案は田植機の植え付け装置下方に配設されるフロートの構造に関する。
【0002】
従来の田植機に使用されるフロートは一条又は二条に一つのフロートが用いら れ、例えば、4条植えの場合二つのフロートが、5条又は6条植えの場合三つの フロートが配設され、フロートにより圃場面を均平してフロート側部に苗が植え 付けられるようにしていたのである。また、製造が簡単に行えるように図5に示 す如く、ブロー成形や射出成形等により一体構造とした一体形フロート10も公 知となっているのである。
【0003】
しかし、分割形のフロートはフロートとフロートの間が均平されないために盛 り上がって植え付け部側に泥が流れ込んだり、また、組立や製造にコストがかか っていたのである。他方、一体形フロート10は圃場表面の均平性の向上を図る ことができるという利点はあるが、一体形の構造である為に左右表面の凹凸が大 きい圃場の場合には一部が浮き上がったり、フロートが傾斜したりして十分に対 応することができなかったのである。そこで、本考案は数個に分割したフロート を連結して一体化し、圃場表面の均平性の向上を図ろうとするものである。
【0004】
以上のような課題を解決するための手段として、本考案は多条形の田植機の複 数に分割されたフロートにおいて、隣接するフロートのそれぞれの側部に連結部 を設けて、互いに着脱可能に配設したものである。
【0005】
次に、作用について説明する。センターフロート1の左右両側にサイドフロー ト2・2を止め具3にて連結することにより、合成樹脂にて構成されているその 連結部は可撓性を有し、一体化したフロートFは圃場表面が大きい凹凸を有して いても連結部で或る程度曲がりその凹凸に対応できるのである。
【0006】
次に本考案の実施例について説明する。図1は、本考案のフロートの構造を示 す平面図、図2は、同じく後面図、図3は、連結部材5により連結されたフロー トF’の平面図、図4は、同じく後面図、図5は田植機全体側面図である。
【0007】 図5において、乗用型田植機の走行部Aの後部に植付装置Bが昇降可能に装着 され、該植付装置Bは植付ミッションケース11上に苗載台12を左右に往復摺 動可能に載置し、植付ミッションケース11後部両側に植付爪13を回動可能に 配設し、植付ミッションケース11下方に本考案のフロートFを配設して、この ような構成において、苗載台12上に植付苗を載置し、苗載台12の左右往復動 に同期して植付爪13が回動して苗を一定量切り取り、フロートFにより均平さ れた圃場に植え付けられるのである。
【0008】 図1・図2において、本考案のフロートの構造について説明すると、フロート Fは二つ以上に分割可能なものであって、本実施例ではセンターフロート1とサ イドフロート2・2によりなり、6条植えの実施例を説明する。それぞれのフロ ート1・2はブロー成形や射出成形等により形成されており、センターフロート 1の左右両側には、サイドフロート2・2がボルト等の止め具3により連結でき るように構成している。
【0009】 つまり、センターフロート1及びサイドフロート2の中央は中空に形成して両 側には連結部である縁部1a・2aが設けられ、該縁部1a・2aは図2に示す ようにセンターフロート1及びサイドフロート2底面が一致するように互いに高 さをその厚み分だけ異なるようにし、該縁部1a・2aに重ねた時に一致するよ うにボルト孔を開口している。従って、止め具3によりセンターフロート1とサ イドフロート2・2の組立・分解が可能となり、植付条数や植付条間の変更をす る場合には、その間隔に合わせたフロートを用意して組み立てればよく、仕様変 更も容易に行えるのである。つまり、センターフロート1は、同一部品で両側の フロートを交換するだけで仕様変更ができるのである。また、センターフロート 1とサイドフロート2の連結部において、該連結部の剛性がそれぞれの本体部に 比べて小さなるので、フロートFに圃場表面の凹凸に対する可撓性を与えること ができるのである。
【0010】 また、センターフロート1とサイドフロート2を連結する他の実施例として図 3・図4に示すように、センターフロート1’とサイドフロート2’・2’との それぞれの間に連結部材5・5をボルト等の止め具3・3・・・により固定して 一体構造とし、フロートF’を構成することもできるのである。つまり、前記同 様にセンターフロート1’とサイドフロート2’・2’の両側に縁部1a’・2 a’を形成し、該縁部1a’・2a’上に連結部材5を介在させて連結するので ある。該連結部材5はゴム等の可撓部材により構成し、圃場の凹凸に応じて或る 程度変形して全体として一様に均平できるようにしているのである。そして、該 連結部材5の寸法を変更することにより、植付条間を任意の条間に変更すること が可能になるのである。
【0011】
本考案は、以上のように構成したので以下のような効果を奏するのである。即 ち、分割したフロートを連結して一体構造とすることができたので、連結部の剛 性により撓むことが可能となり、圃場表面の均平性が向上し、フロート間の隙間 がなくなるので、雑草の発生を低減でき、表面の凹凸を従来より格段に少なくで きるようになり、また、分解が可能であるので、輸送を容易に行うことができ、 保管場所も小スペースで良く、フロートの製造については小さなフロートを形成 するので、成形機が小さくて済み、軽量化が図れ、コストも低減化することがで きるのである。
【図1】本考案のフロートの構造を示す平面図である。
【図2】同じく後面図である。
【図3】連結部材5により連結されたフロートF’の平
面図である。
面図である。
【図4】同じく後面図である。
【図5】田植機全体側面図である。
【図6】従来の一体形フロート10の斜視図である。
1 センターフロート 2 サイドフロート 3 止め具 F フロート
Claims (1)
- 【請求項1】 多条形の田植機の複数に分割されたフロ
ートにおいて、隣接するフロートのそれぞれの側部に連
結部を設けて、互いに着脱可能に配設したことを特徴と
するフロートの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991075443U JP2579734Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | フロートの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991075443U JP2579734Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | フロートの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0529317U true JPH0529317U (ja) | 1993-04-20 |
JP2579734Y2 JP2579734Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=13576401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991075443U Expired - Lifetime JP2579734Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | フロートの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579734Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130409U (ja) * | 1982-02-24 | 1983-09-03 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機のフロ−ト構造 |
JPS60141726U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-19 | 三菱農機株式会社 | 田植機におけるサイドフロ−ト装置 |
JPH01124311A (ja) * | 1987-11-09 | 1989-05-17 | Kubota Ltd | 歩行型水田作業機の補助フロート取付構造 |
JPH0174716U (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-22 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP1991075443U patent/JP2579734Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58130409U (ja) * | 1982-02-24 | 1983-09-03 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機のフロ−ト構造 |
JPS60141726U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-19 | 三菱農機株式会社 | 田植機におけるサイドフロ−ト装置 |
JPH01124311A (ja) * | 1987-11-09 | 1989-05-17 | Kubota Ltd | 歩行型水田作業機の補助フロート取付構造 |
JPH0174716U (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2579734Y2 (ja) | 1998-08-27 |
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