JPH05292319A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05292319A
JPH05292319A JP4096462A JP9646292A JPH05292319A JP H05292319 A JPH05292319 A JP H05292319A JP 4096462 A JP4096462 A JP 4096462A JP 9646292 A JP9646292 A JP 9646292A JP H05292319 A JPH05292319 A JP H05292319A
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JP
Japan
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signal
output
pulse width
width modulation
density pattern
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JP4096462A
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Manabu Sakakibara
学 榊原
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1画素の階調数を下げずに解像度を上げるこ
とができる画像処理装置を提供するにある。 【構成】 入力画像信号を、γ補正テーブル2により装
置の有する濃度特性に応じて階調補正し、濃度パターン
発生テーブル4とパラレルシリアル変換回路8,9によ
つておおまかに濃度パターンを生成した後に、パルス幅
変調回路100で細かなパルス幅変調を行うことによ
り、1画素の階調数を下げずに、解像度を上げることが
できる。その際パルス幅変調回路100では、高周波ク
ロツクを用いずに、一定の傾きを有する信号を発生させ
ると共に、任意の信号レベルを発生させ、両者の出力を
比較することでパルス幅変調を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力画像信号を階調処理
する画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なレーザビームプリンタの機械的
な機構部を除くシステム構成を図19に示す。図19に
示す如く、中間調画像を印刷する一般的なプリンタ32
0は、プリンタコントローラ310、画像処理部30
0、及び半導体レーザ340から構成されている。
【0003】プリンタコントローラ310は、外部の当
該プリンタ320を制御するホストコンピユータ330
から印刷するべき画像データ(写真画像や文字画像を含
む)を受け取り、文字画像については所定のビツトマツ
プ信号(白なら00H、黒なら3FH)に変換し、写真
画像については濃度を示すコード信号(白を00Hと
し、濃度が増すにしたがい数値を大きくし、3FHが黒
を表す)に変換する。そして、例えば変換した信号を画
像処理部300に6ドツトの画像データとして送出す
る。そして画像処理部300からの出力信号に応じて半
導体レーザ340を発光させ、対応する画像を形成して
印刷を行う。
【0004】図20に図19に示す画像処理部300の
詳細ブロツク構成図を示す。図20において、301は
γ補正テーブルであり、例えばROMで構成されてい
る。302は2ビツト構成の主走査カウンタ、303は
同じく2ビツト構成の副走査カウンタ、304はROM
又はRAMで構成されている濃度パターン発生テーブ
ル、305は濃度パターン発生テーブル304から出力
される8ビツト並列データを画像クロツクVCLKの8
倍の周波数でシリアルデータに変換して出力するパラレ
ルシリアル変換回路である。
【0005】以下、以上の構成を備える従来のプリンタ
における動作説明を行う。以下の説明は、600dpi
(ドツトパーインチ)のプリンタについて説明する。プ
リンタコントローラ310から600dpi の1ドツト毎
に送られてくる画像クロツクVCLKと、該画像クロツ
クVCLKに同期して6ビツトの多値画像データVSが
送出されてくる。多値画像データVSは、γ補正テーブ
ル301によつてγ補正され、7ビツトの画像データに
変換され、濃度パターン発生テーブル304のアドレス
A0〜A6に入力される。
【0006】一方、画像クロツクVCLKを主走査カウ
ンタ302でカウントし、その2ビツトの出力を濃度パ
ターン発生テーブル304のアドレスA7,A8に入力
する。更に半導体レーザ340が1走査する毎にプリン
タエンジンから送出される水平同期信号BDを副走査カ
ウンタ303でカウントし、その2ビツトの出力を濃度
パターン発生テーブル304のテーブルのアドレスA
9,A10に入力する。濃度パターン発生テーブル30
4にこれらのアドレスが入力されると、入力されたアド
レスで指定される番地に予め記憶されている8ビツトの
データD0〜D7が出力される。第データはパラレルシ
リアル変換回路305に入力され、該回路305で画像
クロツクVCLKの8倍の周波数のクロツクVCLK×
8に同期したシリアルデータに変換されて出力される。
【0007】600dpi の解像度で入力される1ドツト
毎の画像信号は、図21に示す様に、主走査方向に4ド
ツト、副走査方向に4ドツトの計16ドツトの信号の群
として取り扱い、濃度を表す最小の単位(画素)を形成
する。更に、図22に示す様に、600dpi の1ドツト
を8分割しているので、1画素は最終的には128区画
となる。
【0008】つまり、1画素の128区画のうち何区画
を黒で塗潰すかによつて濃度を表現するのである。この
従来における濃度表現の例を図23に示す。図23は多
値画像データが(20/64)の濃度である場合の例で
ある。上述した従来例では、600dpi の1ドツトをま
とめた16ドツトを1つの濃度を表す最小の単位とし
て、更に1ドツトを8分割していた。即ち、実質的には
150dpi の解像度に変換して128階調を実現してい
た(実際にはプリンタのガンマ特性のために128階調
以下になる)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、150
dpi の解像度での128階調の中間画像による表現では
画素が粗くなつてしまい、満足の行く画質ということは
出来ず、充分に中間調画像を再現できなかつた。特に文
字の輪郭でボケが目立つものであつた。階調の再現性は
そのままとして解像度を上げる場合、例えば画素を30
0dpiとして128階調を実現するためには、600dpi
の1ドツトを32分割する必要があり、図20のパラ
レルシリアル変換回路のクロツクが高周波クロツクにな
つてしまう。例えば600dpi 毎分8枚機では、6.2
5MHzの画像クロツクの32倍、即ち200MHzもの動
作クロツク及び願クロツクで動作するパラレルシリアル
変換回路が必要である。
【0010】そのため、高価な水晶発振器や高価なEC
Lデバイス等を使わなければ実現できないという欠点も
あつた。また、高周波を扱うので、不要輻射が多く発生
するという欠点もある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、入力
画像信号を装置の有する濃度特性に応じて階調補正する
階調補正手段と、該階調補正手段で階調補正された画像
信号から濃度パターンを発生させる濃度パターン発生手
段と、該濃度パターン発生手段から発生される濃度パタ
ーン信号をパルス幅変調するパルス幅変調手段とを備え
る。
【0012】
【作用】以上の構成において、パルス幅変調手段は、一
定の傾きを有する信号を発生する第1の信号発生手段
と、任意のレベルの信号を発生する第2の信号発生手段
と、該第1及び第2の信号発生手段の発生する信号を比
較する比較手段とを含み、該比較手段の比較結果に基づ
いて前記濃度パターン信号をパルス幅変調する。
【0013】このように、濃度パターン発生手段で発生
された濃度パターンに対して細かなパルス幅変調を行う
ことにより、1画素の階調数を下げずに、解像度を上げ
ることができる。更に、その際、パルス幅変調に一定の
傾きを有する信号及び任意の信号レベルを比較すること
でパルス幅変調を行うことにより、周囲環境の変化や経
年変化等の影響を最小限度に押えられる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は本発明に係る第1の実施例であ
る画像処理装置の構成を示すブロツク図、図2は第1の
実施例の動作を示すタイミングチヤートである。なお、
本実施例をプリンタに適用した場合においては、その概
略構成は図19に示す構成と同様であるが、画像処理部
の構成が異なり、図1に示す構成となる。
【0015】図1において、1はラツチA、2はROM
などで構成されるγ補正テーブル、3は論理和をとるO
R素子、4はROMなどで構成される濃度パターン発生
テーブル、5は分周器A、6は分周器B、7は副走査カ
ウンタ、8はパラレルシリアル変換回路A、9はパラレ
ルシリアル変換回路B、10はラツチB、100はパル
ス幅変調回路である。
【0016】なお、本実施例では600dpi (ドツト/
インチ)のレーザビームプリンタを用いて主走査2ドツ
ト、副走査2ドツトの計4ドツトを1画素(濃度を表現
する最小単位)として各々のドツトを更に32分割して
1画素を128分割し、その128区間のうちのどれだ
けの数をレーザに照射するかにより階調再現を行う場合
について述べる。
【0017】1画素の128区間を図3に示す。図3に
示す様に、本実施例では128区間の面積階調、すなわ
ち最大128階調の濃度表現が可能であるので、図1に
示す画像処理回路では入力画像データは7ビツトの多値
画像データである。以下、図2を参照して以上の構成を
備える本実施例の動作説明を行う。本実施例の図1に示
す画像処理装置は、まず、不図示の(例えば図19に示
す)プリントコントローラより、7ビツトの多値画像デ
ータと600dpi の画像クロツクVCLK(6.25M
Hz)を受け取る。本実施例では、図2の1),2)に示
す様に、画像クロツクVCLKの立ち上がりに同期し
て、続けて2ドツト同じ画像データが送られてくる。
【0018】1)に示す600dpi の画像クロツクVC
LKは、分周器A5で2分周され、5)に示す主走査方
向に2ドツト分、つまり主走査方向に300dpi の1/
2VCLKを出力する。ラツチA1は、図2に4)で示
す様にクロツク1/2VCLKの立ち上がりタイミング
で多値画像データをラツチし、主走査方向に300dpi
単位の多値画像データとして出力する。
【0019】ラツチA1よりの300dpi 単位の多値画
像データは、γ補正テーブル2に入力され、ここで6)
に示す階調補正されたデータに変換される。そして、上
位4ビツトは濃度パターン発生テーブル4にアドレスA
0〜A3として入力される。下位3ビツトは後述する濃
度パターン発生テーブル4よりのDM信号と共に、3)
に示す制御クロツクVCLK×4の立ち上がりタイミン
グでラツチB10にラツチされる。
【0020】一方、水平同期信号BDは副走査カウンタ
7に入力され、カウントされる。副走査カウンタ7でカ
ウントされた1ビツト信号(図2の8))は、濃度パタ
ーン発生テーブル4にアドレスA4として入力される。
濃度パターン発生テーブル4はアドレスA0〜A4を基
に、図2に9)で示す対応する濃度パターン信号として
D0〜D7を出力し、また、対応するDM信号が出力さ
れる。DMは変調イネーブルであり、“1”で後述する
幅変調回路100でパルス幅変調を行ない、“0”でパ
ルス幅変調を行なわない。以上におけるテーブルのアド
レスとデータとの関係については後述する。
【0021】濃度パターン発生テーブル4の9ビツト出
力信号のうちD7〜D0のパラレル出力される8ビツト
のデータは、後段のパラレルシリアル変換回路A8、パ
ラレルシリアル変換回路B9に入力され、ここでシリア
ルデータに変換され、MSBから順次出力される。パラ
レルシリアル変換回路8,9は、主走査方向300dpi
単位に、/Load入力時に濃度パターン発生テーブル
4よりのデータの取り込みを行ない、/Enable信
号が出力されている時に制御クロツクVCLK×4に同
期して取り込んだパラレルデータをシリアルデータに変
換して掃き出し動作を行う回路である。そして該回路
8,9の後段のOR素子3で論理和されて画像データV
Sにな利、パルス幅変換回路100に入力される。この
間のタイミングを図2の9)〜16)に示す。
【0022】以上説明した回路においては、先ず第1段
階として、γ補正テーブル2で入力画像信号を装置の有
する濃度特性に応じて階調補正し、濃度パターン発生テ
ーブル4で階調補正された画像信号から濃度パターンを
発生させ、この時、主走査方向300dpi を8分割した
わけであるが、本実施例においては、第2段階として、
その8分割した信号をパルス幅変調回路100によつて
更に8位相ずらし、計64分割のパルス幅変調を行う。
【0023】図4にそのパルス幅変調を行なうパルス幅
変調回路100の詳細システム構成図を示す。図4にお
いて、101はBD信号に基づいてパルスを発生するパ
ルス発生回路、102はパルス発生回路101よりの出
力パルスを1クロツク分遅らせるDフリツプフロツプ、
103は画像データ信号VSを1クロツク分遅らせるD
フリツプフロツプ、104はDC0V〜5Vの信号を反
転させてランプ信号を発生するランプ発生回路である。
【0024】105はランプ発生回路104の出力をD
フリツプフロツプ102の出力の立ち下がりエツジでホ
ールドするサンプル&ホールド回路、106はサンプル
&ホールド回路105の出力に応じて基準電圧を発生す
る基準電圧発生回路、107は3ビツトのラツチB10
よりの出力データをD/A変換するD/A変換回路、1
08はD/A変換回路107とランプ発生回路104の
出力を比較する比較器である。
【0025】109は比較器1008と画像データ信号
VSの論理和を取り画像データVDOとするOR回路、
110は論理反転した画像データ信号VSとパルス発生
回路101の出力BDPとの論理和を取りランプ発生回
路104の立ち下がりエツジトリガ信号とするOR回
路、111は画像データ信号VSとBD信号とDフリツ
プフロツプ103の出力VSラツチ信号との論理和を取
りランプ発生回路104のリセツト信号とするOR回路
である。
【0026】まず、本実施例におけるパルス幅変調回路
100において、信号DMが“1”となつてパルス幅変
調を行うときの動作を図5を参照して以下に説明する。
図5は図4に示すパルス幅変調回路100において、信
号DMが“1”となつてパルス幅変調を行うときの動作
タイミングチヤートである。画像データVSが入力され
ると、OR回路111の入力がなされ、図5に3),
5)で示す様にランプ発生回路104のリセツトが解除
される。これにより、ランプ発生回路104は図5に
6)で示す様に画像データVSの立ち下がりに同期して
0V〜5Vが反転したランプ信号を発生する。該ランプ
発生回路104の出力ランプ信号は、サンプル&ホール
ド回路105及び比較器108の正端子に入力されてい
る。また、比較器108の負端子には、図5に7)で示
すラツチB10出力データをD/A変換回路107でD
/A変換した電圧VX が入力されている。D/A変換回
路107の基準電圧には、VCLK×4の1クロツク期
間に前述のランプ信号が上昇する電圧値Vref が与えら
れている。
【0027】ランプ発生回路104は、コンデンサに蓄
積された電荷の充放電によりランプ負信号を発生してい
るので、周囲の環境や経時変化によりランプ信号の傾き
が変化する。そこで、本実施例においては、印刷領域外
でランプ信号の傾きを検知して補正を行なつている。以
下、本実施例によるランプ信号の校正動作について説明
する。本実施例においては、1ライン毎に発生するBD
信号発生時にこの校正動作を行う。
【0028】図6に本実施例における校正時のタイミン
グチヤートを示す。図4に示すパルス幅変調回路100
に図6に2)で示すBD信号が入力されると、パルス発
生回路101はVCLK×4クロツク信号に同期して図
6に3)に示すワンショツトパルスBDPを発生する。
該BDP信号はOR回路110を介してランプ発生回路
104のクロツク端子に入力され、図6に5)で示す様
にBDP信号の立ち下がりでランプ発生回路104のラ
ンプ信号を発生させる。
【0029】一方、BDP信号はBDPラツチ102に
も入力され、図6に4)で示す様に次のVCLK×4ク
ロツク信号でBDPパルスをラツチする。このBDPラ
ツチ信号はサンプル&ホールド回路105のリセツト端
子に入力されており、BDPラツチ信号の出力中サンプ
ル&ホールド回路105を動作状態に維持する。サンプ
ル&ホールド回路105は、図6に6)で示す様にパル
ス発生回路101よりのBDP信号の立ち下がりエツジ
でランプ信号をサンプル&ホールドし、基準電圧発生回
路106に出力する。基準電圧発生回路106はサンプ
ル&ホールドした値をD/A変換回路107の基準電圧
Vref として発生する。
【0030】したがつて、このD/A変換回路107の
出力とランプ信号を比較する比較器104の出力はVC
LKX 4の正確な(1/8)の時間精度である5nsec単
位で伸張される。このラツチB10の出力信号とD/A
変換回路107よりの出力信号及び比較器108出力で
ある伸長パルス幅との関係を図7に示す。例えば、図5
に2)で示すように、ラツチB出力の下位3ビツトが
“011b”である場合、D/A変換回路107出力は
Vref*3/8(V)となり、比較器108の出力は画像
データVSを15nsec伸張した信号となる。
【0031】OR回路109は、ラツチB10出力の下
位3ビツトが“000b”の場合には、D/A変換回路
107の出力は0Vとなる。このため、このままではD
/A変換回路107の出力とランプ負信号の0Vとを比
較する比較器108の出力は不定となる。そこで、本実
施例ではOR回路109で比較器108出力画像データ
VSとVS信号との論理和を取ることにより、上述した
場合には、出力画像データVDOがパルス幅変調しない
画像信号となるようにしている。
【0032】次に、本実施例におけるパルス幅変調回路
100において、信号DMが“0”となつてパルス幅変
調を行なわないときの動作を図8を参照して以下に説明
する。図8は図4に示すパルス幅変調回路100におい
て、信号DMが“0”となつてパルス幅変調を行なわな
いときの動作タイミングチヤートである。
【0033】この場合には、画像データVSが入力され
るとランプ発生回路104のリセツトが解除される(図
8の3),5)参照)。ランプ発生回路104は、図8
の3),6)に示す様に画像データVSの立ち下がりエ
ツジに同期してランプ負信号を発生する。この時、DM
は“0”であることより、Dフリツプフロツプ103は
リセツトされた状態である。このため、DMが“1”の
時とは違い、ランプ信号は図8の6)に示す様に画像デ
ータVSの区間にしか発生しない。したがつてD/A変
換回路107よりの変換値の如何にかかわらず、比較器
108の出力も画像データVSの区間にしか発生しな
い。この結果、パルス幅変調は行われないことになる。
【0034】次に図9を参照して本実施例における濃度
パターン発生テーブル4を説明する。図9は、本実施例
における濃度パターン発生テーブル4におけるアドレス
入力と出力データの関係の一例を示す図である。図9に
示す様に本実施例の濃度パターン発生テーブル4は、ア
ドレスA0〜A4を基に、対応する濃度パターン信号と
してD0〜D7を出力し、また、対応するDM信号が出
力される。濃度パターン発生テーブル4は図9の如くの
データを記憶するROMで構成することが望ましいが、
A3〜A0のデータが入力された時に、何らかの方法で
D7〜D0,DMのデータが出力されるものであれば、
磁気デイスク装置、磁気テープ装置等任意の構成とする
ことが出来る。
【0035】図9に示す濃度パターン発生テーブル4を
用いたときのアドレスA3〜A0、つまりγ補正テーブ
ル2の出力の上位4ビツトと濃度パターン発生テーブル
4の出力時での1画素(600dpi の4ドツト分)の状
態を図10、図11に示す。濃度パターン発生テーブル
4の出力信号をさらにパルス幅変調回路100でパルス
幅変調を行つたときのγ補正テーブル2の出力下位4ビ
ツトと1画素(600dpi 4ドツト分)の画像信号VD
Oの状態を図12、図13に示す。図12、図13では
図10、図11の(A3,A2,A1,A0)=(0,
1,1,0)のパターンにおける画像信号VDOの状態
を示す例である。
【0036】以上説明した様に本実施例では、大まかな
16パターンの制御は低速なロジツク回路で処理し、細
かな8段階の制御には各印刷ラインの前で補正されるパ
ルス幅変調回路100を用いて行なうことにより、温度
や湿度等の周囲環境変化や経年変化に影響されずに常に
安定した高精度な中間調画像が出力できる。即ち、パル
ス幅変調回路100で1画素を16に分割し、分割した
パターンの信号を微少にパルス幅変調を行つて各々8段
階にパルス幅を変化させることにより、16×8=12
8階調の濃度再現が可能となる。
【0037】また、本実施例のパルス幅変調回路では、
右側伸張であるが、左側伸張としてもよい。 (第2の実施例)なお、本発明は以上説明した実施例に
限定されるものでは無く、1がそのサイズも上述の実施
例に限定されるものではない。例えば、γ補正テーブル
2、濃度パターン発生テーブル4の構成等も上述した図
9、図10、図11及び図12、図13の例に限定され
るものでは無い。
【0038】以下、γ補正テーブル2と濃度パターン発
生テーブル4の内容を変えた本発明に係る第2実施例
を、図14、図15、図16、図17を参照して以下に
説明する。第2実施例においても他の構成は上述した第
1実施例における図1、図4等に示す構成と同一であ
り、以下に述べる図14、図15、図16、図17が相
違する。本発明に係る第2実施例における濃度パターン
発生テーブル4の内容を図14に、図14に示す濃度パ
ターン発生テーブル4を用いたときのアドレスA3〜A
0、つまりγ補正テーブル2の出力の上位4ビツトと濃
度パターン発生テーブル4の出力時での1画素(600
dpi の4ドツト分)の状態を図15に示す。また、濃度
パターン発生テーブル4の出力信号をさらにパルス幅変
調回路100でパルス幅変調を行つたときのγ補正テー
ブル2の出力下位4ビツトと1画素(600dpi 4ドツ
ト分)の画像信号VDOの状態を図16、図17に示
す。図16、図17では図15の(A3,A2,A1,
A0)=(0,1,1,0)のパターンにおける画像信
号VDOの状態を示す例である。
【0039】第2実施例では、図15で明かなように、
主走査600dpi で副走査300dpi が実質上の1画素
となる。その際、未使用領域は前段のγ補正テーブル2
でアドレツシングしないような補正を行う。第2実施例
においては、以上の制御を行なうことにより、上述した
第1の実施例よりも表現出来る階調数は減るが、解像度
は向上するので、きめの細かい中間画像が得られる。
【0040】(第3の実施例)また、パルス幅変調回路
100の構成も上述した第1実施例の例に限定されるも
のではなく、ラツチB10出力に応じてVCLK×4の
1/8刻みで伸張された画像データ信号VSを出力する
様構成しても良い。この様に構成した本発明に係る第3
実施例を図18を参照して以下に説明する。
【0041】図18は本発明に係る第3実施例のパルス
幅変調回路の詳細構成を示すシステムブロツク図であ
り、他の構成は上述した第1実施例と同様である。図1
8において、図4に示す第1実施例と同様構成には同一
番号を付し詳細説明を省略する。図中、110は論理反
転した画像データ信号VSとパルス発生回路101の出
力BDPとの論理和を取りランプ発生回路104の立ち
下がりエツジトリガ信号とするOR回路、206はサン
プル&ホールド回路205の出力に応じて基準電圧を発
生する基準電圧発生回路、207はラダー抵抗器であ
り、各抵抗は全て同一抵抗値を待ち直列に8個接続され
ている。208はラダー抵抗器207の各出力とランプ
発生回路104の出力をそれぞれ比較する比較器であ
る。209は比較器208の出力を選択するマルチプレ
クサ、210はマルチプレクサ209の出力と画像デー
タ信号VSの論理和を取り画像データVDOとするOR
回路、213はラツチB出力信号の下位3ビツト及びD
M信号に基づいてマルチプレクサ209の選択信号を出
力するコード変換回路である。
【0042】第3実施例においては、ラダー抵抗器20
7の上端には校正された基準電圧が供給され、下端は接
地されているので、ラダー抵抗器207の各出力とラン
プ発生回路104の出力を比較した比較器208の出力
は、正確にVCLK×4の1/8刻みで伸張された信号
になる。コード変換回路213は、信号DMが“1”の
場合には、パルス幅変調を行なわせるためにラツチB1
0出力の下位3ビツトをそのまま出力する。一方、信号
DMが“0”のときには、パルス幅変調を行わないの
で、ラツチB10出力の下位3ビツトの値にかかわらず
“000b”を出力する。
【0043】マルチプレクサ209は、コード変換回路
213の出力が“000b”のときには入力hを選択
し、“001b”のときには入力gを、“010b”の
ときには入力fを、“011b”のときには入力eを、
“100b”のときには入力cを、“101b”のとき
には入力bを、“110b”のときには入力bを、“1
11b”のときには入力aを選択し出力する。
【0044】マルチプレクサ209の出力と画像データ
信号VSをOR回路210で論理和することにより、ラ
ツチB10出力に応じてVCLK×4の1/8刻みで伸
張された画像データ信号VSが出力される。以上説明し
た様に第3実施例によれば、ラツチB10出力に応じて
VCLK×4の1/8刻みで伸張された画像データ信号
VSが出力され高画質、高解像度での画像処理が可能と
なる。
【0045】以上説明した様に各実施例によれば、濃度
パターン発生テーブルとパラレルシリアル変換回路によ
つておおまかに濃度パターンを生成した後に、細かなパ
ルス幅変調を行うことにより、1画素の階調数を下げず
に、解像度を上げることができる。その際パルス幅変調
には高周波クロツクを用いずに、一定の傾きを有する信
号を発生する信号発生手段と、任意の信号レベルを発生
する信号発生手段とを用い、両者の出力を比較すること
でパルス幅変調を行う。
【0046】また、プリント時に一定の傾きを有する信
号を発生する信号発生手段の傾きを検知し、そのずれを
補正する。尚、本発明は、複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログラ
ムを供給することによつて達成される場合にも適用でき
ることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
画素の階調数を下げずに解像度を上げることができ、周
囲環境の変化や経年変化等の影響を最小限度に押えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例である画像処理装置
の構成を示すブロツク図である。
【図2】第1実施例の動作を示すタイミングチヤートで
ある。
【図3】第1実施例における1画素を128区間として
表す例を示す図である。
【図4】第1実施例におけるパルス幅変調回路の詳細シ
ステム構成図である。
【図5】第1実施例におけるパルス幅変調回路におい
て、信号DBが“1”となつてパルス幅変調を行うとき
の動作タイミングチヤートである。
【図6】本実施例におけるパルス幅変調回路における校
正時のタイミングチヤートを示す図である。
【図7】ラツチBの出力信号と、D/A変換回路よりの
出力信号、及び伸長パルス幅との関係を示す図である。
【図8】第1実施例におけるパルス幅変調回路におい
て、信号DBが“0”となつてパルス幅変調を行なわな
いときの動作タイミングチヤートである。
【図9】第1実施例における濃度パターン発生テーブル
の構成例を示す図である。
【図10】、
【図11】第1実施例における濃度パターン発生テーブ
ルに入力されるγ補正テーブル出力の上位4ビツトと濃
度パターン発生テーブルの出力時での1画素の状態を示
す図である。
【図12】、
【図13】第1実施例における濃度パターン発生テーブ
ルの出力信号をさらにパルス幅変調したときのγ補正テ
ーブル出力の下位4ビツトと1画素分の画像信号VDO
の状態を示す図である。
【図14】本発明に係る第2実施例における濃度パター
ン発生テーブルの構成例を示す図である。
【図15】第2実施例における濃度パターン発生テーブ
ルに入力されるγ補正テーブル出力の上位4ビツトと濃
度パターン発生テーブルの出力時での1画素の状態を示
す図である。
【図16】、
【図17】第2実施例における濃度パターン発生テーブ
ルの出力信号をさらにパルス幅変調したときのγ補正テ
ーブル出力の下位4ビツトと1画素分の画像信号VDO
の状態を示す図である。
【図18】本発明に係る第3の実施例におけるパルス幅
変調回路の詳細システム構成図である。
【図19】一般的なレーザビームプリンタの機械的な機
構部を除くシステム構成を示す図である。
【図20】従来の画像処理部の詳細ブロツク構成図であ
る。
【図21】600dpi の解像度で入力される1ドツト毎
の画像信号に対する濃度を表す最小の単位を示す図であ
る。
【図22】従来の600dpi の1ドツトを8分割した例
を示す図である。
【図23】従来の濃度表現の例を示す図である。
【符号の説明】
1,10 ラツチ 2 γ補正テーブル 3 OR素子 4 濃度パターン発生テーブル 5,6 分周器 7 副走査カウンタ 8,9 パラレルシリアル変換回路 100 パルス幅変調回路 101 パルス発生回路 102,103 Dフリツプフロツプ 104 ランプ発生回路 105 サンプル&ホールド回路 106,206 基準電圧発生回路 107 D/A変換回路 108,208 比較器 109,110,111,210 OR回路 207 ラダー抵抗器 209 マルチプレクサ 213 コード変換回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/72 G 9192−5L G06K 15/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号を装置の有する濃度特性に
    応じて階調補正する階調補正手段と、 該階調補正手段で階調補正された画像信号から濃度パタ
    ーンを発生させる濃度パターン発生手段と、 該濃度パターン発生手段から発生される濃度パターン信
    号をパルス幅変調するパルス幅変調手段とを備え、 該パルス幅変調手段は、一定の傾きを有する信号を発生
    する第1の信号発生手段と、任意のレベルの信号を発生
    する第2の信号発生手段と、該第1及び第2の信号発生
    手段の発生する信号を比較する比較手段とを含み、該比
    較手段の比較結果に基づいて前記濃度パターン信号をパ
    ルス幅変調することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 パルス幅変調手段は、更に第1の信号発生手段よりの出
    力信号の傾きを検知する傾き検知手段と、該傾き検知手
    段の検知結果に基づいて第2の信号発生手段の出力信号
    の補正を行う補正手段とを含むことを特徴とする画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において、 パルス幅変調手段は、更に第1の信号発生手段よりの出
    力信号の傾きを検知する傾き検知手段と、該傾き検知手
    段の検知結果に基づいて前記第1の信号発生手段の出力
    信号の補正を行う補正手段とを含むことを特徴とする画
    像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6997624B2 (en) 2002-08-08 2006-02-14 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6997624B2 (en) 2002-08-08 2006-02-14 Minolta Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method

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