JPH05291928A - タッチスイッチ回路 - Google Patents

タッチスイッチ回路

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JPH05291928A
JPH05291928A JP11828292A JP11828292A JPH05291928A JP H05291928 A JPH05291928 A JP H05291928A JP 11828292 A JP11828292 A JP 11828292A JP 11828292 A JP11828292 A JP 11828292A JP H05291928 A JPH05291928 A JP H05291928A
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JP
Japan
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output
circuit
oscillation
touch
effect transistor
Prior art date
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JP11828292A
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English (en)
Inventor
Shigeo Murata
重男 村田
Yasuo Ushio
康男 潮
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Navitas Co Ltd
Original Assignee
Navitas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写装置等のプレス装置のスタートスイッ
チを、発振回路に接続されたタッチプレートを有するタ
ッチスイッチから構成し、該タッチプレートに対する人
体のタッチ操作による発振出力レベルの変化を取り出す
ことによって、タッチ操作の精密な判定が行えるように
する。 【構成】 発振回路3の発振出力をタッチプレート1に
送ると共に、その発振出力のレベルに応じて高周波増幅
用の電界効果トランジスタFET2のゲート電圧が変化
するように構成すると共に、該電界効果トランジスタF
ET2の増幅出力を出力回路7から外部に出力するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タッチプレートに対す
る接指動作を検出するタッチスイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形品の表面に図柄や文字等からな
る絵柄を転写する熱転写装置として、図4に示すよう
に、表面に上記の絵柄を所定のパターンで形成した凸版
からなる転写版21を熱盤22に取り付けた状態で、該
熱盤22を下降させて、転写層が形成されている転写フ
ィルム23を介して転写テーブル24にセットされてい
る樹脂成形品(ワーク)25に押し付け、このプレス時
の圧力と熱とで転写層を上記のパターン通りにワーク2
5の表面に転写させて絵付けするホットスタンプ式の熱
転写装置26が知られている。
【0003】このような熱転写装置26では、通常、上
記の転写テーブル24の前面側に左右一対のスタートス
イッチ27,27が設けられており、作業者が両スイッ
チ27,27をほぼ同時にタッチすることによって、上
記の熱盤22がラム28によって作動されて熱転写が開
始されるようになされている。
【0004】その場合、上記のスタートスイッチ27と
しては、マイクロスイッチの使用もできるが、上記の熱
転写装置26のようなプレス装置では、応答性その他の
面から、たとえば電波新聞社発行の「別冊ラジオの製作
・エレクトロニクス工作No2」(昭和62年11月1
0日発行)の80頁に掲載されているタッチスイッチが
適することになる。
【0005】すなわち、図5は上記のタッチスイッチの
回路を一部簡略化して図示したもので、電界効果トラン
ジスタFET11と、発振コンデンサC11および発振
コイルL11とによって発振回路を構成し、その発振出
力をコンデンサC12を介してタッチプレート101に
導くようにしている。そして、上記の発振状態で人間が
タッチプレート101に接指したときに、該タッチプレ
ート101がアースされることを利用して発振を停止さ
せ、該停止によって高周波増幅用トランジスタTR11
をOFFさせ、これによってコンデンサC13を充電さ
せ、かつダーリントン接続されている電流増幅用トラン
ジスタTR12および出力用トランジスタTR13をO
Nさせて、リレーRH11を作動させ、タッチ出力を取
り出すようにしている。
【0006】この回路によれば微弱な発振出力によって
回路を作動させることができるので、タッチプレート1
01からの放射電波も微弱となって、周囲に電波妨害を
与えることを阻止できる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プレス装置
のうち、前述の熱転写装置26では熱転写すべきワーク
25が樹脂成形品であるので、該樹脂成形品に静電気が
滞電し、上述のタッチスイッチをスタートスイッチ27
として使用すると、静電気がスパークした場合、タッチ
スイッチ回路に過剰なサージ電流が流れて該回路が破壊
される虞れがある。そのため、上述のタッチプレート1
01の表面を絶縁シートで保護する必要がある。
【0008】また、上記の熱転写装置26では、作業者
が取り扱う樹脂成形品の表面に指紋が付かないようにす
るため、作業手袋をはめて作業することが求められる。
したがって、作業者は作業手袋の上からタッチプレート
に接指しなければならなくなる。
【0009】このため、絶縁シートおよび作業手袋によ
って、作業者は直接指でタッチプレートの表面をタッチ
できなくなる。そして、このような間接タッチのときは
タッチプレートのアースが充分に行えなくなり、発振回
路の発振が停止されずに、発振出力レベルが下がるだけ
となる。
【0010】これに対しては、タッチスイッチ回路にお
いて発振出力レベルの変化を取り出して、その変化信号
を外部の制御手段に入力させ、該変化信号が予め設定し
た発振出力レベルに一致するときに、図4におけるラム
28を作動させるような構成とすることによって対処す
ることが考えられる。すなわち、図5の回路では、上記
発振出力レベルの変化は図5中の高周波増幅用トランジ
スタTR11のベース電流の変化となって現れ、コレク
タ電流が制御されることにより取り出されるのである。
【0011】しかし、該高周波増幅用トランジスタTR
11は電流増幅するものであるので、上記のように発振
出力レベルが低下した状態で該電流増幅を行うと、発振
が停止する事態となって、精密なタッチ動作の検出が行
えなくなる。つまり、図5の回路は発振がなされている
か、発振が停止したかによってタッチ操作の有無を判別
する回路構成とされているから、上述のように直接タッ
チができない状態で、しかも作業者がタッチ操作をした
か否かを、微小な発振出力レベルの変化で検出しなけれ
ばならない場面では、タッチスイッチ回路によって作動
させるべき図4におけるラム28のような機器のON時
点を精密に決めることができなくなる。
【0012】そこで本発明は、発振出力レベルの微小な
変化を該発振を停止させることがない状態で取り出し
て、タッチ操作の有無を確実に判定することができるタ
ッチスイッチ回路の提供を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に記載の発明(以下、第1発明と称す)は、発振出
力が与えられているタッチプレートに対する接指動作を
発振回路の出力変化で検出するタッチスイッチ回路であ
って、上記発振回路にコンデンサを介して高周波増幅用
の電界効果トランジスタのゲートを接続すると共に、こ
の電界効果トランジスタの増幅出力で作動する外部出力
用の出力回路を設けたことを特徴とする。
【0014】さらに、請求項2に記載の発明(以下、第
2発明と称す)は、発振出力が与えられているタッチプ
レートに対する接指動作を発振回路の出力変化で検出す
るタッチスイッチ回路であって、上記発振回路にコンデ
ンサを介して高周波増幅用の電界効果トランジスタのゲ
ートを接続すると共に、この電界効果トランジスタの増
幅出力で作動する外部出力用の出力回路を設け、かつ上
記タッチプレートとして、発振出力が与えられるうず巻
き状のコイルが設けられているものを使用することを特
徴とする。
【0015】
【作用】上記の第1発明によれば、作業者が作業手袋な
どをはめている場合のように、タッチプレートに対する
指の接近が発振出力レベルの変化がとなって現れ、電界
効果トランジスタのベース電圧が変化し、該電界効果ト
ランジスタの出力に上記のレベル変化が取り出されるこ
とになる。その場合、上記の電界効果トランジスタは前
段の発振回路とは影響を与えることなく作動するので、
該発振回路の発振が発振出力レベル変化の取り出しのた
めに停止することがなくなる。
【0016】さらに第2発明によれば、うず巻き状のコ
イルのために、タッチプレートのアンテナとしての長さ
が長くなって放射する電波を強くでき、タッチプレート
に対する指の接近を該タッチプレートからより離れた範
囲で検出できる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0018】図1に示すタッチスイッチ回路は、タッチ
プレート1と、静電気保護回路2と、高周波発振回路3
と、高周波増幅回路4と、交流増幅回路5と、電流増幅
回路6と、出力回路7とを備えている。
【0019】このうち高周波発振回路3は発振用の電界
効果トランジスタFET1と、発振コンデンサC1と、
発振コイルL1と、発振出力調整用ボリウムVR1とを
備え、発振出力をコンデンサC2およびコイルL2(温
度補償用および感度向上用のコイル)を通して上記のタ
ッチプレート1に供給するようになされている。
【0020】上記タッチプレート1と高周波発振回路3
との間の設けられた静電気保護回路2は、静電気放電に
よってタッチプレート1側から流れるサージ電流を吸収
して次段の高周波発振回路3を保護するためのものであ
って、2個のダイオードD1,D2と抵抗R1とからな
る。
【0021】また、上述の高周波増幅回路4は、高周波
発振回路3の発振の有無および発振出力レベルの変化を
カップリングコンデンサC3を経て取り出すもので、電
界効果トランジスタFET2が設けられ、該トンジスタ
FET2のゲートにコンデンサC3の電荷が印加され、
該ゲートの入力電圧変化でドレイン電流の変化が生じる
ようになされている。
【0022】また、前述の交流増幅回路5は電界効果ト
ランジスタFET2の出力電流を増幅するトランジスタ
TR1を備え、増幅電流を電流増幅回路6のトランジス
タTR2のベースに供給するようになされている。その
場合、電流増幅回路6には上記増幅電流の高周波分をカ
ットするコンデンサC4が備えられ、トランジスタTR
2が電流増幅した直流出力を出力回路7に供給するよう
になされている。
【0023】さらに上記の出力回路7には、出力サージ
吸収用の抵抗R2,R3と静電放電のノイズ吸収用のコ
ンデンサC5,C6とが設けられると共に、たとえば図
4に示すラム28を制御する制御手段に出力信号を送る
ようになされている。
【0024】以上の構成のタッチスイッチ回路は、一例
として図4に示した熱転写装置のスタートスイッチとし
て使用されるもので、その場合、図3に示すようにスイ
ッチケース8の上面部に適当な大きさの開口部が設けら
れ、支持板9によって支持されたタッチプレート1がス
イッチケース8の内部に上記の開口部に望んで配置され
ると共に、図1の回路を収めた回路ボックス10が取り
付けられ、かつタッチプレート1の上面に上記の開口部
を閉じる状態で絶縁シート(ゴムまたは樹脂によって形
成される)11が貼り付けられ、作業者が作業手袋12
を嵌めた指13で絶縁シート11を介しタッチプレート
1をタッチ操作するようになされている。
【0025】上記のタッチスイッチ回路においては、高
周波発振回路3の発振出力がタッチプレート1に送ら
れ、該タッチプレート1から微弱な電波が放射される。
また、発振出力のレベルに応じたカップリングコンデン
サC3の電荷が高周波増幅回路4の電界効果トランジス
タFET2のゲートに印加され、該ゲート電圧に応じた
ドレイン電流が得られ、次段の交流増幅回路5で増幅さ
れたのち、電流増幅回路6において直流増幅され、出力
回路7から直流出力が出力される。
【0026】この状態から、作業者がタッチプレート1
にタッチ操作を行って該装置を作動させることになる
が、その場合、図3のように作業者が作業手袋12をは
めており、かつタッチプレート1が絶縁シート11で保
護されているので、指13を直接タッチプレート1にタ
ッチさせることができない。してがって、タッチプレー
ト1のアースが不完全となって、発振停止の事態に至ら
ず、発振出力レベルが低下する。このレベル変化は電界
効果トランジスタFET2のゲート電圧の変化となる。
【0027】ところで、ベース電流の変化でコレクタ電
流を制御させて電流増幅するトランジスタとは異なり、
電界効果トランジスタはソースとドレイン間の電界によ
る電気力で作動するものであって、入力インピーダンス
が高く、ゲート電圧のちいさな変化でドレイン電流が変
化する。このため電界効果トランジスタでは前段の回路
にはほとんど影響を与えないで出力を取り出すことがで
きる。
【0028】したがって、上記の発振出力レベルの低下
が生じると、電界効果トランジスタFET2の出力に上
記のレベル変化に対応した大きさの出力が取り出される
と共に、発振回路3には影響がでないので発振が持続さ
れ続けることになって、発振を停止させることがない状
態で発振出力レベルの変化を交流増幅回路5、電流増幅
回路6および出力回路7に伝えることができる。
【0029】そして、出力回路7の出力として、発振出
力のレベル変化に追従する検出信号が得られることにな
って、この検出信号のレベル変化から作業者がタッチ操
作を行ったのかどうかを、既述した制御手段によって微
弱な発振状態の条件下で精密に判別することができ、出
力回路7からの出力信号が予め設定した発振出力レベル
に達するとき、この時点をタッチ時点としてラムを作動
させることになる。
【0030】ところで、前述のタッチプレート1はアン
テナとして機能するものであるが、図2に示すように該
タッチプレート1(銅板)にエッチングによってうず巻
き状のコイルL3を形成し、これに発振出力を与えるよ
うにすれば、該コイルL3がアンテナの働きをすると共
に、該アンテナの長さを長くできて、放射する電波を強
くできる。このためタッチプレート1に対する指の接近
を、該タッチプレート1からより離れた範囲で発振出力
レベルの変化として検出できることになる。
【0031】
【発明の効果】以上の記載によって明かなように、本発
明によれば、作業者が作業手袋をはめている場合のよう
に、タッチプレートに対する指の接近が発振出力レベル
の変化となって現れ、電界効果トランジスタのゲート電
圧が変化し、該電界効果トランジスタの出力に上記のレ
ベル変化が取り出されることになる。その場合、上記の
電界効果トランジスタは前段の発振回路とは影響を与え
ることなく作動するので、該発振回路の発振が発振出力
レベル変化の取り出しのために停止することがなくな
り、該発振を持続させている状態で発振出力レベルの変
化を検出していくことができて、タッチスイッチによっ
て作動させるべき機器のON時点を精密に決めることが
できる。
【0032】さらに、うず巻き状のコイルのために、タ
ッチプレートのアンテナとしての長さが長くなって放射
する電波を強くでき、タッチプレートに対する指の接近
を該タッチプレートからより離れた範囲で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかるタッチスイッチ回路
の回路図。
【図2】 タッチプレートの平面図。
【図3】 タッチプレート部分の断面図。
【図4】 上記タッチスイッチ回路を使用する一例とし
ての熱転写装置の正面図。
【図5】 公知のタッチスイッチ回路の回路図。
【符号の説明】
1 タッチプレート 3 発振回路 4 高周波増幅回路 5 交流増幅回路 6 電流増幅回路 7 出力回路 C3 コンデンサ FET2 電界効果トランジスタ L3 コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振出力が与えられているタッチプレー
    トに対する接指動作を発振回路の出力変化で検出するタ
    ッチスイッチ回路であって、上記発振回路にコンデンサ
    を介して高周波増幅用の電界効果トランジスタのゲート
    を接続すると共に、この電界効果トランジスタの増幅出
    力で作動する外部出力用の出力回路を設けたことを特徴
    とするタッチスイッチ回路。
  2. 【請求項2】 発振出力が与えられているタッチプレー
    トに対する接指動作を発振回路の出力変化で検出するタ
    ッチスイッチ回路であって、上記発振回路にコンデンサ
    を介して高周波増幅用の電界効果トランジスタのゲート
    を接続すると共に、この電界効果トランジスタの増幅出
    力で作動する外部出力用の出力回路を設け、かつ上記タ
    ッチプレートとして、発振出力が与えられるうず巻き状
    のコイルが設けられているものを使用することを特徴と
    するタッチスイッチ回路。
JP11828292A 1992-04-09 1992-04-09 タッチスイッチ回路 Pending JPH05291928A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012088294A (ja) * 2010-09-22 2012-05-10 Citizen Holdings Co Ltd 位置検出装置
US10003334B2 (en) 2008-11-18 2018-06-19 Microchip Technology Germany Gmbh Capacitative sensor system

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