JPH0529060A - 避雷器動作回数測定器 - Google Patents
避雷器動作回数測定器Info
- Publication number
- JPH0529060A JPH0529060A JP20655291A JP20655291A JPH0529060A JP H0529060 A JPH0529060 A JP H0529060A JP 20655291 A JP20655291 A JP 20655291A JP 20655291 A JP20655291 A JP 20655291A JP H0529060 A JPH0529060 A JP H0529060A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arrester
- circuit
- discharge current
- peak
- lightning arrester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、避雷器の保守点検に役立てるた
め、多重雷に対して誤動作せずに避雷器の放電回数をカ
ウントする測定器を得るものである。 【構成】 ＣＴ１１によって測定された避雷器６の放電
電流をピークホールド回路１２に入力し、放電電流のピ
ーク値を検出した後、ピーク値検出出力を演算回路１８
に入力してピーク値検出出力回数を計数させ、計数値を
避雷器の動作回数とする。 【効果】 この装置により放電電流を検出することによ
り避雷器が処したエネルギーが推定でき、放電回数と合
わせて避雷器の保守点検に役立てるデータが得られる。
め、多重雷に対して誤動作せずに避雷器の放電回数をカ
ウントする測定器を得るものである。 【構成】 ＣＴ１１によって測定された避雷器６の放電
電流をピークホールド回路１２に入力し、放電電流のピ
ーク値を検出した後、ピーク値検出出力を演算回路１８
に入力してピーク値検出出力回数を計数させ、計数値を
避雷器の動作回数とする。 【効果】 この装置により放電電流を検出することによ
り避雷器が処したエネルギーが推定でき、放電回数と合
わせて避雷器の保守点検に役立てるデータが得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電力系統の保護を行
う避雷器の保守点検用の装置に関するものである。
う避雷器の保守点検用の装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来からの避雷器動作回数計の構
成を示す。図において、１は放電ギャップ、２は３点ギ
ャップ、３はコンデンサＣ、４は度数計、５は電池、６
は避雷器である。７は度数計のａ接点、８はリレー、
９，１０はリレー８のａ接点である。
成を示す。図において、１は放電ギャップ、２は３点ギ
ャップ、３はコンデンサＣ、４は度数計、５は電池、６
は避雷器である。７は度数計のａ接点、８はリレー、
９，１０はリレー８のａ接点である。
【０００３】次に動作について説明する。コンデンサＣ
３が度数計４を通して１８０Ｖの電池５で充電されてお
り、避雷器が放電したときｇ1 に発生する火花で３点ギ
ャップ２が短絡されコンデンサＣ３の電荷が放電された
後、電池５から充電される電流により度数計４が働くよ
うになっている。充電の時定数は＋数ｍｓであり、一
方、３点ギャップ２の短絡状態は、放電ギャップ１の電
流すなわち避雷器６の放電電流が消滅すれば自然にしゃ
断されることで、数サイクルで繰り返されるサージに対
しても確実に動作を計数する。
３が度数計４を通して１８０Ｖの電池５で充電されてお
り、避雷器が放電したときｇ1 に発生する火花で３点ギ
ャップ２が短絡されコンデンサＣ３の電荷が放電された
後、電池５から充電される電流により度数計４が働くよ
うになっている。充電の時定数は＋数ｍｓであり、一
方、３点ギャップ２の短絡状態は、放電ギャップ１の電
流すなわち避雷器６の放電電流が消滅すれば自然にしゃ
断されることで、数サイクルで繰り返されるサージに対
しても確実に動作を計数する。
【０００４】避雷器６が動作し度数計４が働けば、度数
計４に連動したａ接点７が閉じてリレー８が動作し、リ
レー８のａ接点９，１０が閉じる。その後度数計部のａ
接点７はもとの状態に復するが、リレー８はａ接点１０
によって動作状態が保持されるため、ブザー・ランプな
どの表示装置が動作し、避雷器の動作を知ることができ
る。そして押しボタンスイッチＰＢを押せば、ブザー・
ランプなどの表示がやみ、もとの状態に復する。
計４に連動したａ接点７が閉じてリレー８が動作し、リ
レー８のａ接点９，１０が閉じる。その後度数計部のａ
接点７はもとの状態に復するが、リレー８はａ接点１０
によって動作状態が保持されるため、ブザー・ランプな
どの表示装置が動作し、避雷器の動作を知ることができ
る。そして押しボタンスイッチＰＢを押せば、ブザー・
ランプなどの表示がやみ、もとの状態に復する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の動作回数計は以
上のように構成されているので、放電電流値は不明であ
り、避雷器６の放電電流波形によってはコンデンサＣ３
に電荷が残り、度数計４がうまく動作しないことが考え
られる。またコンデンサＣ３の充電時定数との関係で多
重雷に対して誤動作（動作回数が少ない）が発生する。
上のように構成されているので、放電電流値は不明であ
り、避雷器６の放電電流波形によってはコンデンサＣ３
に電荷が残り、度数計４がうまく動作しないことが考え
られる。またコンデンサＣ３の充電時定数との関係で多
重雷に対して誤動作（動作回数が少ない）が発生する。
【０００６】この発明は上記の問題点を解消するための
ものであり、放電電流値が測定でき、多重雷に対しても
誤動作しない装置を得ることを目的とする。
ものであり、放電電流値が測定でき、多重雷に対しても
誤動作しない装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係る避雷器動
作回数測定器は、避雷器の接地側に設置され避雷器の放
電電流を測定する変流器と、該放電電流のピーク値を検
出し、一定時間出力するピークホールド回路と、ピーク
値検出出力回数を計数し放電回数を計数する演算回路と
を設けたものである。
作回数測定器は、避雷器の接地側に設置され避雷器の放
電電流を測定する変流器と、該放電電流のピーク値を検
出し、一定時間出力するピークホールド回路と、ピーク
値検出出力回数を計数し放電回数を計数する演算回路と
を設けたものである。
【０００８】
【作用】この発明は、変流器によって測定された避雷器
の放電電流のピーク値をピークホールド回路で検出した
後、一定時間出力すると、演算回路はピーク値が検出出
力される毎に計数し、その計数値を避雷器の動作回数と
する。
の放電電流のピーク値をピークホールド回路で検出した
後、一定時間出力すると、演算回路はピーク値が検出出
力される毎に計数し、その計数値を避雷器の動作回数と
する。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１は本実施例に係る避雷器動作回数測定器の構
成図である。図において、６は避雷器、１１は避雷器６
の接地回路に取り付けた放電電流検出用ＣＴ、１２は放
電電流のピーク値を検出するピークホールド回路、１３
は電圧値を周波数値に変換するＶ／Ｆ変換回路、１４は
電気−光変換を行うＥ／Ｏ変換回路、１５は上記各回路
１２〜１４の電源となる太陽電池、１６は光−電気変換
を行うＯ／Ｅ変換回路、１７は周波数−電圧変換を行う
Ｆ／Ｖ変換回路、１８は演算回路、１９はＥ／Ｏ変換回
路１４とＯ／Ｅ変換回路１６を接続する光ファイバであ
る。
する。図１は本実施例に係る避雷器動作回数測定器の構
成図である。図において、６は避雷器、１１は避雷器６
の接地回路に取り付けた放電電流検出用ＣＴ、１２は放
電電流のピーク値を検出するピークホールド回路、１３
は電圧値を周波数値に変換するＶ／Ｆ変換回路、１４は
電気−光変換を行うＥ／Ｏ変換回路、１５は上記各回路
１２〜１４の電源となる太陽電池、１６は光−電気変換
を行うＯ／Ｅ変換回路、１７は周波数−電圧変換を行う
Ｆ／Ｖ変換回路、１８は演算回路、１９はＥ／Ｏ変換回
路１４とＯ／Ｅ変換回路１６を接続する光ファイバであ
る。
【００１０】避雷器動作時の放電電流は、ＣＴ１によっ
て検出されその電流波形のピーク値は、ピークホールド
回路１２によって検出される。この検出されたピーク波
形はＶ／Ｆ変換回路１３によって電圧レベルに比例した
周波数の信号に変換された後、Ｅ／Ｏ変換回路１４にて
光信号に変換される。この光信号は光ファイバ１９を介
してＯ／Ｅ変換回路１６に伝送されたもとの信号に変換
された後、Ｆ／Ｖ変換回路１７においてピークホールド
回路１２で検出されたピーク波形に変換され、演算回路
１８へ送られる。
て検出されその電流波形のピーク値は、ピークホールド
回路１２によって検出される。この検出されたピーク波
形はＶ／Ｆ変換回路１３によって電圧レベルに比例した
周波数の信号に変換された後、Ｅ／Ｏ変換回路１４にて
光信号に変換される。この光信号は光ファイバ１９を介
してＯ／Ｅ変換回路１６に伝送されたもとの信号に変換
された後、Ｆ／Ｖ変換回路１７においてピークホールド
回路１２で検出されたピーク波形に変換され、演算回路
１８へ送られる。
【００１１】この状態を図３に示す。ピーク値が検出さ
れるとピークホールド回路１２の出力波形はある値で一
定値を保った形となる。演算回路１８はこのことを認識
し所定レベル以上のピーク検出出力を放電時としてカウ
ントをする。また、このピークレベル値を算出すること
でＣＴ１の変流比及びピークホールド回路１２、Ｖ／Ｆ
変換回路１３、Ｅ／Ｏ変換回路１４、Ｏ／Ｅ変換回路１
６、Ｆ／Ｖ変換回路１７の増幅度により、実際の放電電
流値が算出できる。なお、演算回路１８がピーク値を認
識するのに数ｍｓ必要であり、ピークホールド回路１２
はピーク値検出後、数ｍｓ以内にリセットされる。ピー
クホールド回路１２、Ｖ／Ｆ変換回路１３、Ｅ／Ｏ変換
回路１４の電力供給は太陽電池１５で行われ、演算回路
１８への伝送は光伝送を使用しているため、演算回路１
８は避雷器６とは電気的に絶縁されている。
れるとピークホールド回路１２の出力波形はある値で一
定値を保った形となる。演算回路１８はこのことを認識
し所定レベル以上のピーク検出出力を放電時としてカウ
ントをする。また、このピークレベル値を算出すること
でＣＴ１の変流比及びピークホールド回路１２、Ｖ／Ｆ
変換回路１３、Ｅ／Ｏ変換回路１４、Ｏ／Ｅ変換回路１
６、Ｆ／Ｖ変換回路１７の増幅度により、実際の放電電
流値が算出できる。なお、演算回路１８がピーク値を認
識するのに数ｍｓ必要であり、ピークホールド回路１２
はピーク値検出後、数ｍｓ以内にリセットされる。ピー
クホールド回路１２、Ｖ／Ｆ変換回路１３、Ｅ／Ｏ変換
回路１４の電力供給は太陽電池１５で行われ、演算回路
１８への伝送は光伝送を使用しているため、演算回路１
８は避雷器６とは電気的に絶縁されている。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、放電
電流を検出するので避雷器の処理エネルギーが推定で
き、また、ピークホールドを行いピーク値検出出力回数
を計数し、避雷器の動作回数を計数するため計数誤動作
が起こりにくく信頼度の高い動作回数値を得ることがで
きる。
電流を検出するので避雷器の処理エネルギーが推定で
き、また、ピークホールドを行いピーク値検出出力回数
を計数し、避雷器の動作回数を計数するため計数誤動作
が起こりにくく信頼度の高い動作回数値を得ることがで
きる。
【図１】この発明の一実施例による避雷器動作回数測定
器の構成を示す構成図である。
器の構成を示す構成図である。
【図２】従来の装置構成を示す構成図である。
【図３】ピークホールド出力を示す波形図である。
６ 避雷器 １１ ＣＴ １２ ピークホールド回路 １３ Ｖ／Ｆ変換回路 １４ Ｅ／Ｏ変換回路 １５ 太陽電池 １６ Ｏ／Ｅ変換回路 １７ Ｆ／Ｖ変換回路 １８ 演算回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 避雷器の接地側に設置され避雷器の放電
電流を測定する変流器と、該放電電流のピーク値を検出
し、一定時間出力するピークホールド回路と、ピーク値
検出出力回数を計数し放電回数を計数する演算回路とを
備えたことを特徴とする避雷器動作回数測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20655291A JPH0529060A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 避雷器動作回数測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20655291A JPH0529060A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 避雷器動作回数測定器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0529060A true JPH0529060A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16525281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20655291A Pending JPH0529060A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 避雷器動作回数測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0529060A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2718898A1 (fr) * | 1994-04-18 | 1995-10-20 | Lewiner Jacques | Procédé et dispositif de surveillance d'un équipement de protection contre la foudre . |
| US7163032B2 (en) | 2002-07-02 | 2007-01-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developer filling method |
| EP2362512A1 (en) * | 2010-02-19 | 2011-08-31 | Thales Deutschland GmbH | Lightning protection for a railway control center |
| JP2012161137A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Sankosha Corp | 保安器とそれを用いた保安器盤、保安器監視ユニット及び保安器監視システム |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP20655291A patent/JPH0529060A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2718898A1 (fr) * | 1994-04-18 | 1995-10-20 | Lewiner Jacques | Procédé et dispositif de surveillance d'un équipement de protection contre la foudre . |
| WO1995028646A1 (fr) * | 1994-04-18 | 1995-10-26 | Jacques Lewiner | Procede et dispositif de surveillance d'un equipement de protection contre la foudre |
| US7163032B2 (en) | 2002-07-02 | 2007-01-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developer filling method |
| EP2362512A1 (en) * | 2010-02-19 | 2011-08-31 | Thales Deutschland GmbH | Lightning protection for a railway control center |
| JP2012161137A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Sankosha Corp | 保安器とそれを用いた保安器盤、保安器監視ユニット及び保安器監視システム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101706531B (zh) | 绝缘子绝缘性能的检测方法 | |
| CA2100651A1 (en) | Fault Indicator with Remote Indication | |
| US6433976B1 (en) | Instantaneous arc fault light detector with resistance to false tripping | |
| EP0133969B1 (en) | Solid state overcurrent detector | |
| CN105842540A (zh) | 一种直流母线绝缘电阻检测方法 | |
| JPS62243274A (ja) | 避雷器用の応答計数装置 | |
| CN108983060A (zh) | 避雷器检测装置及系统 | |
| JPH0529060A (ja) | 避雷器動作回数測定器 | |
| CN113315236B (zh) | 低压配电柜远程诊断系统及方法 | |
| CN110988454B (zh) | 用视在功率监控小电流并实时处置方法 | |
| KR101907988B1 (ko) | 디지털 계량기의 고장 검출 장치 및 이를 포함하는 태양광 발전 시스템 | |
| CN208833872U (zh) | 避雷器检测装置及系统 | |
| CN111929490A (zh) | 一种避雷器雷击动作的远程监测装置 | |
| JP3602904B2 (ja) | 絶縁監視装置の警報検出試験装置 | |
| JP3116411B2 (ja) | 光ファイバー式微少電流検出器 | |
| CN205333767U (zh) | 高压电气设备接地电流在线监测装置 | |
| KR102247156B1 (ko) | 누설전류 감시 및 서지 카운팅 기능을 가지는 피뢰기 상태 감시 장치 | |
| CN218782683U (zh) | 一种变电站电子围栏故障检测系统 | |
| CN205067686U (zh) | 一种基于单片机控制的断路器辅助开关的检测装置 | |
| RU2755732C1 (ru) | Способ управления цепью питания газоразрядного счетчика Гейгера-Мюллера | |
| CN216926970U (zh) | 局部放电检测系统 | |
| JPS621749Y2 (ja) | ||
| CN114523850B (zh) | 一种电动车直流电源系统电火花故障报警器及报警方法 | |
| JPH07170651A (ja) | 電子式配線保護遮断器 | |
| CN207967906U (zh) | 一种分布式光伏并网保护装置 |