JPH0529019Y2 - - Google Patents

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JPH0529019Y2
JPH0529019Y2 JP1988046439U JP4643988U JPH0529019Y2 JP H0529019 Y2 JPH0529019 Y2 JP H0529019Y2 JP 1988046439 U JP1988046439 U JP 1988046439U JP 4643988 U JP4643988 U JP 4643988U JP H0529019 Y2 JPH0529019 Y2 JP H0529019Y2
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water supply
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)
  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば複数個の水耕栽培植栽プラ
ンターに灌水や液肥を一括して均等に分配供給す
る目的で使用される給水装置に関する。
この給水装置はまた、牛馬や鶏のような飼育動
物の水のみ場を構成する複数の水おけへの給水手
段としても使用されるものである。
従来の技術 室内の緑化を第5図のような水耕栽培植栽プラ
ンターにより行なうことは既に公知に属する(例
えば実開昭62−181151号公報参照)。即ち、水耕
緑化法(ハイドロカルチヤー)は、従来の土耕緑
化法に比べて非常に軽量で、植栽管理が軽便であ
り、清潔感にも優れている。また、灌水管理に関
しても、土耕緑化法に比べてはるかにその頻度が
少なくもよく、2〜8週間に1度ぐらいの灌水で
十分とされている。
本考案が解決しようとする課題 () 上述したように、水耕緑化法は、灌水管
理が容易で、数週間に1度ぐらいの灌水で十分
であり、比較的手間がかからない。しかし、こ
れをずつと人手に頼つて管理するときは、人が
いちいち水位計のチエツクをして灌水の要否を
判断し、管理することになるから、熟練を要す
るし、面倒である。しかも大規模な水耕緑化装
置になると、一つ一つのプランターに灌水する
のに手間がかかり、わずらわしい。のみなら
ず、プランターの配置によつては灌水をしづら
い場合もあり、人の手が回りかねるなど人間に
よる管理にも限界がある。水位計のチエツクを
忘れるミスなども起こり得り易いという問題が
ある。
() また、植物の種類や大きさ、あるいは植
栽環境条件によつて水分や液肥の消費量が異な
るので、給水後に個々のプランター内の水位に
差を生じ、灌水間隔が長短に異なつてくる場合
が往々にしてある。したがつて、実際には前記
の如く灌水間隔にバラツキがあるにもかかわら
ずこれを共通の給水系統により一括して分配給
水すると、プランターによつては水分過多とな
つて根腐れの原因となつたり、逆に水不足によ
り乾燥しすぎて直物の成育状態が悪化するとい
つたような不具合が生ずるおそれがある。この
ため従来の水耕栽培植栽プランターは個々に独
立させ、灌水を個別に行なう傾向があつた。
() 上述した問題の解決手段として、従来は
第一に第5図のように複数のプランター1…同
士を底部に近い部分で連通せしめ、養液を共有
化させる方法が採用されている。第二には、灌
水用の配管を用意し、コンピユーターやタイマ
ーにより灌水量と灌水間隔のプログラム管理を
行なう方法も考えられている。あるいはハイド
ロカルチヤーの水位をセンサーで感知して水位
を自動調整する方法も考えられている。
しかし、前記第一の方法は、第5図で明らか
なようにプランター自体に連通孔13をあけな
ければならないので、その接合部の漏水対策に
注意を要する。このため既存のプランターや数
多くのプランターの灌水管理には不適である。
また、前記第二の方法は、センサーと連動し
た場合には理想的な水位管理が行なわれるが、
一つ一つのプランターに全てセンサーを設置し
て、それらを個別に管理するには大がかりな装
置となり、高額の費用が発生する。また、セン
サーと連動しない灌水量と灌水間隔のプログラ
ム管理だけの場合には、各プランターによつて
異なる水分消費量の変化には全く対応できず、
いきおい過剰灌水又は過少灌水になり易い。過
剰灌水であつても排水設備を設けている場合は
さほど問題とならないが、通常のプランターに
よるハイドロカルチヤーでは、過剰灌水が根腐
れの原因となるので問題がある。
() したがつて、本考案の目的は、全ての被
給水容器に対して一つの共通な給水系統で水や
液肥などを一括して分配供給することができ、
しかも供給後の各被給水容器における消費量の
バラツキに対しては動力を使用することなく自
動的に水位を補正することができ、もつて同一
の給水系統で過剰又は過少灌水のバラツキの生
じない分配給水を可能ならしめる構成の給水装
置を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記従来技術を解決するための手段として、こ
の考案に係る給水装置は、図面に好適な実施例を
示したとおり、 一端を水源部5と接続され他端を閉じられた給
水ヘツダー4と、複数の被給水容器1…毎に同容
器よりも高所に配置された前記給水ヘツダー4か
ら下向きに分岐されその先端開口2aを前記容器
内の溜り水3の水面下に常時水没する深さに配置
された給水分岐管2と、前記給水ヘツダー4にお
ける水源部5に近い根元側に設置された自動開閉
弁6と、給水ヘツダー4に設置されたエアー抜き
部7とで構成され、前記被給水容器内の溜り水3
の水位を検出する水位センサー8が設置され、該
水位センサーの検出信号に基いて前記自動開閉弁
が開閉制御されることを特徴とする。
作 用 開閉弁6を開くと、給水ヘツダー4及び分岐さ
れた給水分岐管2…を通じて各被給水容器1…に
水や液肥などが一括して供給される。この給水は
開閉弁6を閉じることによつて停止される。
したがつて、水位センサー8で開閉弁(自動
弁)6を開閉制御する構成とすることにより、こ
の給水装置は完全に自動化される。
開閉弁6を閉じて給水を停止すると、給水ヘツ
ダー4と各給水分岐管2…とは一連のサイフオン
(倒立U字管)を構成するところとなり、水位の
高い容器の水は所謂サイフオンの原理で水位が低
い容器へと自動的に移動され、各被給水容器1…
の水位は全て同一の高さとされる。
したがつて、各被給水容器1…の底を同一の高
さにし、かつ容器の平面形状を同形、同大にする
と、各被給水容器1…には常に同一水量の給水が
行なわれる。逆に、各被給水容器1…の底の位置
に高低差を設けると、底が高い容器の溜り水3の
水量は少なく、底が低い容器の溜り水3の水量は
多くなり、容器毎に差別化した給水が行なわれ、
水消費量が少ない用途の容器あるいは水消費量が
多い用途の容器に応じた給水ができる。
かくして各容器に給水が行なわれ、上限水位に
達して給水動作を停止した後の水の蒸発や植物に
よる蒸散量あるいは飼育動物の水のみ量(消費水
量)が相違して各容器1,1内の水位にバラツキ
を生じた場合(第2図参照)にも、前記サイフオ
ンの原理で水位の高い容器の水は水位が低い容器
へと移動され、常に同一高さの水位が保たれる。
したがつて、いずれか一の被給水容器1の水位
を目視で監視し、又は水位センサー8で測定する
ことにより、上述の条件によれば前部の被給水容
器1…の水位を一括して同一に管理することがで
きる。
給水ヘツダー4及び各給水分岐管2…を通じて
水が移動する際に管内に発生する気泡は、エアー
抜き部7から排除される。
実施例 次に、図示した本考案の実施例を説明する。
第1図は、たくさんの水耕栽培植栽プランター
1…に対する灌水装置として採用した実施例を示
したもので、被給水容器たる複数のプランター1
…はその底を同一の高さ位置に置いて並べられて
いる。各プランター1…に1本ずつの割合で、給
水ヘツダー4から垂直下向きに給水分岐管2が分
岐されている。各給水分岐管2…は、その先端開
口2aがプランター1内の溜り水3の水面下(下
限水位の水面下)に常時水没する深さ位置となる
ように配管されている。
給水ヘツダー4は、その一端が水源部としての
十分大きな水槽5と接続され、他端部には仕切弁
9が設置されている。また、給水ヘツダー4にお
いて前記水槽5に近い根元側位置に自動開閉弁
(電磁弁又は電動ボール弁など、以下自動弁と略
す。)6を設置し、該自動弁6は選択された一つ
のプランター1内の溜り水3の水位を検出するべ
く同プランター1に設置した水位センサー8と接
続されている。即ち、自動弁6は水位センサー8
の検出信号に基いて自動的に開閉制御する構成と
されている。つまり、プランター1内の溜り水3
が下限水位に下がると、これを検出した水位セン
サー8の検出信号に基いて自動弁6が開かれ、給
水ヘツダー4及び各給水分岐管2…を通じて各プ
ランター1…に給水が一括して略当分に行なわれ
る。この給水によりプランター1内の溜り水3が
上限水位に上昇すると、これを検出した水位セン
サー8の検出信号に基いて自動弁6を閉じ給水が
停止されるのである。
給水ヘツダー4は、自動弁6より先の部分が略
水平に配管され、自動弁6を全閉とすることによ
り各給水分岐管2a…は給水ヘツダー4を共通に
した所謂サイフオン(倒立U字管)を構成するも
のとされている。即ち、自動弁6を閉じると、そ
れより先の管路(給水ヘツダー4及び各給水分岐
管2)は完全な閉鎖管路となり、各プランター1
…の溜り水3の水面をもつてのみ大気に開放され
ている。したがつて、前記閉鎖管路内の静止水圧
は各プランター1…内の溜り水3の水面位置が零
となるように共通化される。よつて、いずれかの
プランター1の水消費量が多かつたり少なかつた
りして、例えば第2図のように水位に落差を生ず
ると、直ちにサイフオンの原理で水位が高い左側
のプランター1から水位の低い右側のプランター
1へと水が無動力で自動的に移動され、もつて各
プランター1,1間の水位が同一の高さに補正さ
れ保たれる。
したがつて、水位センサー8で一つのプランタ
ー1の水位を計測して自動弁6を開閉することに
より、多数のプランター1…には一つの共通な給
水系統で完全に同一条件の灌水を一括して行なう
ことができるのである。
給水ヘツダー4には、エアー抜き部7を設置
し、給水に含まれている空気又は水が管路内を移
動する際に侵入した空気を集めて排除可能として
いる。管路内に溜つた空気は、サイフオンの原理
による水の移動をじやまするからである。
その他の実施例 (その1) 第1図は多数のプランター1…が左
右方向に一列状に長く配置された構成を示してい
るが、第2図は第1図のようなプランター1…の
配列が2列縦隊(又は多列縦隊でも可)に配列さ
れた構成を示している。
(その2) 第3図は植栽プランター1の底部
に、培地(粒状充填物又は土など)10は通らな
い上げ底11を設け、該上げ底11の下側を貯液
槽となし、。貯液槽と培地10との間を揚水用の
水分補給管12でつなぎ、毛細管現象によつて水
分が培地10に供給される構成のものを示してい
る。本実施例の場合、溜り水3と培地10とは上
げ底11により完全に隔絶されているので、水分
過多による植物の根腐れの心配はない。給水分岐
管2の先端開口2aは、貯液槽内の溜り水3の水
面下に常時水没せしめられている。
(その3) 第4図は、飼育される鶏18が飲む
水樋14あるいは馬15が飲む水樋16に一括し
て水を絶え間なく分配供給する給水装置の実施例
を示している。
本考案が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであつ
て、この考案に係る給水装置は、複数の被給水容
器1…又は14,16の水量管理を一括して同一
高さの水位を保つように行なえるので、水消費量
などの相違に起因する溜り水量のアンバランスを
一切問題にしない一括給水が行なえる。あるいは
各被給水容器の底の位置を用途に応じて高低の差
を設けて設置することにより、溜り水3の実質水
量に多少の差を前提とした一括給水が行なえる。
したがつて、大規模な水耕栽培植栽プランターへ
の灌水に使用した場合は、植物の種類や大きさ、
プランターが置かれた環境条件などに適応した灌
水管理ができる。あるいは水をあまり飲まない鶏
の水樋と、たくさん飲む馬の水樋に対する給水を
一括して共通な飲み水管理が行なえるのである。
また、この考案によれば、複雑なシステムや管
理プログラム(ソフトウエア)などは一切必要が
なく、動力も一切必要がなく、きめ細かい給水管
理を極めて安価に精度よく行なうことができる。
したがつて、たくさんの水耕栽培植栽プランタ
ーによるビルのロビーなどのグリーンインテリア
を多様なパターン、バリエーシヨンで行なうこと
を容易に可能ならしめるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の給水装置を水耕栽培
植栽プランターの灌水用に適用した場合の断面
図、第4図は飼育動物の水のみ場の水樋に対する
給水装置として実施した場合の断面図、第5図は
従来の水耕栽培植栽プランターの一例を示した断
面図である。 1……プランター(被給水容器)2……給水分
岐管、2a……先端開口、3……溜り水、4……
給水ヘツダー、5……水槽(水源部)、6……開
閉弁、7……エアー抜き部、8……水位センサ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端を水源部と接続され他端を閉じられた給水
    ヘツダーと、複数の被給水容器毎に同容器よりも
    高所に配置された前記給水ヘツダーから下向きに
    分岐されその先端開口を前記容器内の溜り水の水
    面下に常時水没する深さに配置された給水分岐管
    と、前記給水ヘツダーにおける水源部に近い根元
    側に設置された自動開閉弁と、給水ヘツダーに設
    置されたエアー抜き部とで構成され、前記被給水
    容器内の溜り水の水位を検出する水位センサーが
    設置され、該水位センサーの検出信号に基いて前
    記自動開閉弁が開閉制御されることを特徴とする
    給水装置。
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JP6431806B2 (ja) * 2015-04-02 2018-11-28 タイヨー電子株式会社 植物栽培装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5032970A (ja) * 1973-05-10 1975-03-29

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