JPH05288664A - アーク加熱風洞試験装置 - Google Patents

アーク加熱風洞試験装置

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JPH05288664A
JPH05288664A JP11414892A JP11414892A JPH05288664A JP H05288664 A JPH05288664 A JP H05288664A JP 11414892 A JP11414892 A JP 11414892A JP 11414892 A JP11414892 A JP 11414892A JP H05288664 A JPH05288664 A JP H05288664A
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JP
Japan
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traverse
test
plasma arc
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under
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Pending
Application number
JP11414892A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tomioka
靖博 富岡
Kichinosuke Hanawa
吉之助 塙
Naoyuki Matsumoto
尚之 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH05288664A publication Critical patent/JPH05288664A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供試体の位置調整を簡単な構成で容易且つ精
度良く行えるようにし、且つ供試体移動装置に対するプ
ラズマアーク流による熱の影響を低減して供試体の位置
調整を確実に行えるようにする。 【構成】 アーク加熱風洞試験装置であって、真空容器
内の支持台13上に設けた横行案内レール14と横行駆
動装置19によりプラズマアーク流8と直角の方向に横
行する横行台15と、該横行台15上に設けた走行案内
レール21と走行駆動装置26によりプラズマアーク流
8に沿う方向に走行する走行台22とにより供試体移動
装置28を構成し、該供試体移動装置28の走行台22
上に供試体支持部材2を固定すると共に、前記供試体移
動装置28の上部を覆う放熱カバー29,30を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク加熱風洞試験装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は宇宙基材等のプラズマアーク流に
よる耐熱試験等を行う従来のアーク加熱風洞装置の一例
を示すもので、供試体1を供試体支持部材2により固定
支持した状態で内部に挿入するように構成されている真
空容器3を備え、該真空容器3の一側にアーク発生装置
4を接続すると共に、真空容器3の他側をガス冷却装置
5を介して真空ポンプ6に接続した構成を有している。
図中7は前記アーク発生装置4によりプラズマアーク流
8を形成させるためのガスを供給するガス供給装置、9
は電源装置、10はアーク発生装置4に冷却液を送って
アーク発生装置4の冷却を行う冷却装置、11は煙突、
12はガス冷却装置5に備えた冷却水管を示す。
【0003】上記アーク加熱風洞試験装置は、供試体1
を供試体支持部材2に支持させて真空容器3内に固定設
置し、真空ポンプ6を作動させて真空容器3内を真空吸
引しながらアーク発生装置4により2500℃〜400
0℃のプラズマアーク流8を前記供試体1に向けて噴射
することにより、供試体1を所定の温度に加熱する試験
を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアーク
加熱風洞装置は、真空容器3内に設置する供試体1が供
試体支持部材2によって固定されているため、供試体1
がアーク発生装置4の起動時の安定しないプラズマアー
ク流8によって加熱されることになり、そのために急激
な温度上昇による熱衝撃試験、或いは一定温度で一定時
間保持した場合の耐熱試験等を行う場合に、設定された
正確な温度条件での試験ができない問題がある。
【0005】又、この問題を解決するために、前記供試
体支持部材2を可動として前記供試体1を予めプラズマ
アーク流8の外に待機させておいてプラズマアーク流8
が安定したら供試体1をプラズマアーク流8の中に移動
させて試験を行うことも考えられているが、供試体1の
位置を簡単且つ確実に而も精度良く調整できるようにし
たものはなく、又前記したように可動な構造とした場合
にも、プラズマアーク流8の温度が2500℃〜400
0℃にもなるためにプラズマアーク流8の輝度及びプラ
ズマアーク流8に曝された部分が赤熱して輻射放熱が大
きくなることによって、供試体支持部材2の可動部分が
熱により損傷して作動できなくなることがあり、又プラ
ズマアーク流8によって供試体1が赤熱溶融して下部に
落ちてくることも考えられ、この場合には前記放熱によ
る場合より更に被害が大きくなる。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなし
たもので、供試体の位置調整を簡単な構成で容易且つ精
度良く行うことができ、而もプラズマアーク流による熱
の影響を低減して供試体の位置調整を確実に行うことが
できるアーク加熱風洞試験装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、真空容器の一
側にアーク発生装置を備え他側に真空ポンプを接続して
アーク発生装置からのプラズマアーク流により供試体の
加熱試験を行うようにしたアーク加熱風洞試験装置であ
って、前記真空容器内の支持台上に設けた横行案内レー
ルと横行駆動装置により前記プラズマアーク流と直角の
方向に横行する横行台と、該横行台上に設けた走行案内
レールと走行駆動装置により前記プラズマアーク流に沿
う方向に走行する走行台とにより供試体移動装置を構成
し、該供試体移動装置の走行台上に供試体支持部材を固
定すると共に、前記供試体移動装置の上部を覆う防熱カ
バーを設けたことを特徴とするアーク加熱風洞試験装
置、に係るものである。
【0008】
【作用】アーク加熱風洞試験装置の起動時には、供試体
支持部材を介して走行台上に固定した供試体が、プラズ
マアーク流から外れた位置になるように横行台を一側に
横行させて待機し、この状態でアーク発生装置を作動さ
せ、プラズマアーク流が安定したら横行駆動装置を作動
させて供試体がプラズマアーク流内の所定の位置になる
ように調節して供試体の加熱試験を行う。又供試体の加
熱試験を行うに際し、走行台をプラズマアーク流に沿う
方向に走行させて位置を調節することにより、供試体が
プラズマアーク流から受けるプラズマアーク流の密度及
び温度を調節することができる。前記横行台の横行及び
走行台の走行を行う際、供試体移動装置の上部を覆って
いる防熱カバーにより供試体移動装置をプラズマアーク
流の熱から保護することができるので、供試体の位置調
節作動を常に確実に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0010】図1及び図2は前記図3のアーク加熱風洞
試験装置に適用した本発明の一実施例を示すもので、真
空容器3の一側にアーク発生装置4を備え他側に真空ポ
ンプ6を接続してアーク発生装置4からのプラズマアー
ク流8により供試体1の加熱試験を行うようにしたアー
ク加熱風洞試験装置において、前記真空容器3内下部の
支持台13上に、前記アーク発生装置4からのプラズマ
アーク流8と直角の方向に横行案内レール14を設け、
該横行案内レール14に沿って移動可能な横行台15を
設け、更に前記横行案内レール14と平行な横行軸16
を前記支持台13上に軸受17を介して取付けると共
に、前記横行軸16を回転駆動する回転モータ18を設
けて横行駆動装置19を構成し、該横行駆動装置19の
横行軸16に、前記横行台15に固定したナット20を
螺合する。
【0011】又、前記横行台15上に、前記アーク発生
装置4からのプラズマアーク流8に沿う方向(平行な方
向)に走行案内レール21を設け、該走行案内レール2
1に沿って移動可能な走行台22を設け、更に前記走行
案内レール21と平行な走行軸23を前記横行台15上
に軸受24を介して取付けると共に、前記走行軸23を
回転駆動する回転モータ25を設けて走行駆動装置26
を構成し、該走行駆動装置26の走行軸23に、前記走
行台22に固定したナット27を螺合する。
【0012】上記横行案内レール14と、横行駆動装置
19と、横行台15と、走行案内レール21と、走行駆
動装置26と、走行台22とにより、供試体移動装置2
8を構成し、該供試体移動装置28の走行台22上に供
試体1を取付けて支持するための供試体支持部材2を固
定する。
【0013】前記支持台13における横行台15の横行
方向両端部位置と横行台15の両側面との間に、複数分
割されて蛇腹状に伸縮が可能な防熱カバー29を設け
る。図示の場合該防熱カバー29は、横行台15の横行
方向両端部に設けた固定カバー29Aと、横行台15の
両側面に固定して一体に横行する移動カバー29Bと、
前記固定カバー29Aと移動カバー29Bとの間に図示
しない長孔とピン等により移動可能に連結された中間カ
バー29Cとにより構成されている。
【0014】又、前記横行台15の上部には、横行台1
5全体を覆う防熱カバー30が設けてあり、該防熱カバ
ー30には、前記供試体支持部材2が貫通し且つ該供試
体支持部材2が走行台22と共に移動できるように長孔
31が形成されており、更に該長孔31を覆う形状の移
動カバー32が前記供試体支持部材2に固定されてい
る。
【0015】上記した構成を有するアーク加熱風洞試験
装置により供試体1の加熱試験を行うに際し、アーク加
熱風洞試験装置の起動時には、供試体支持部材2を介し
て走行台22上に固定した供試体1が、プラズマアーク
流8から外れた位置になるように横行台15を一側に横
行させて待機し、この状態でアーク発生装置4を作動さ
せる。アーク発生装置4によるプラズマアーク流8が安
定したら、横行駆動装置19を作動させて供試体1がプ
ラズマアーク流8内の所定の位置になるように横行台1
5を移動させて供試体1の加熱試験を行う。
【0016】又供試体1の加熱試験を行うに際し、走行
台22をプラズマアーク流8に沿う方向に移動させてア
ーク発生装置4に近付けたり遠ざけたりして位置を調節
することにより、供試体1がプラズマアーク流8から受
けるプラズマアーク流8の密度及び温度を調節すること
ができる。尚上記横行台15及び走行台22は、回転モ
ータ18,25の駆動を調節することにより精度良く位
置決めすることができる。
【0017】前記横行台15の横行及び走行台22の走
行を行う際、横行台15及び走行台22に取付けた防熱
カバー29,30により、供試体移動装置28全体をプ
ラズマアーク流の熱から確実に保護することができ、よ
って常に確実に供試体1の位置調節作動を行うことがで
きる。
【0018】又、前記実施例においては、横行台15と
走行台22の夫々に別個の防熱カバー29,30を設け
た場合について例示したが、真空容器3内の支持台13
上にスペース的な余裕がある場合には、供試体移動装置
28全体を覆う一体型の防熱カバーを走行台22に取付
けるようにしても良い。
【0019】尚、本発明は前記実施例にのみ限定される
ものではなく、防熱カバーの形状、構造は種々変更し得
ること、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内に於い
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】前記した本発明のアーク加熱風洞試験装
置によれば、供試体の位置調整を簡単な構成で容易且つ
精度良く行うことができ、而も供試体移動装置に対する
プラズマアーク流による熱の影響を低減して供試体の位
置調整を確実に行うことができる優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】従来のアーク加熱風洞試験装置の一例を示す全
体側面図である。
【符号の説明】
1 供試体 2 供試体支持部材 3 真空容器 4 アーク発生装置 6 真空ポンプ 8 プラズマアーク流 13 支持台 14 横行案内レール 15 横行台 19 横行駆動装置 21 走行案内レール 22 走行台 26 走行駆動装置 28 供試体移動装置 29 防熱カバー 30 防熱カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器の一側にアーク発生装置を備え
    他側に真空ポンプを接続してアーク発生装置からのプラ
    ズマアーク流により供試体の加熱試験を行うようにした
    アーク加熱風洞試験装置であって、前記真空容器内の支
    持台上に設けた横行案内レールと横行駆動装置により前
    記プラズマアーク流と直角の方向に横行する横行台と、
    該横行台上に設けた走行案内レールと走行駆動装置によ
    り前記プラズマアーク流に沿う方向に走行する走行台と
    により供試体移動装置を構成し、該供試体移動装置の走
    行台上に供試体支持部材を固定すると共に、前記供試体
    移動装置の上部を覆う防熱カバーを設けたことを特徴と
    するアーク加熱風洞試験装置。
JP11414892A 1992-04-07 1992-04-07 アーク加熱風洞試験装置 Pending JPH05288664A (ja)

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JP11414892A JPH05288664A (ja) 1992-04-07 1992-04-07 アーク加熱風洞試験装置

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JPH05288664A true JPH05288664A (ja) 1993-11-02

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JP11414892A Pending JPH05288664A (ja) 1992-04-07 1992-04-07 アーク加熱風洞試験装置

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JP (1) JPH05288664A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210011242A (ko) * 2019-07-22 2021-02-01 국방과학연구소 삭마 시험 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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