JPH0528859Y2 - - Google Patents

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JPH0528859Y2
JPH0528859Y2 JP1983000546U JP54683U JPH0528859Y2 JP H0528859 Y2 JPH0528859 Y2 JP H0528859Y2 JP 1983000546 U JP1983000546 U JP 1983000546U JP 54683 U JP54683 U JP 54683U JP H0528859 Y2 JPH0528859 Y2 JP H0528859Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規なテレビジヨン受像機に関し、特
にVHF放送及びUHFテレビジヨン放送信号と、
外部機器からの高周波信号とを入力切換メカニカ
ルスイツチにより切換えて受信することができる
テレビジヨン受像機であつて、外部機器から出力
された高周波信号が上記入力切換スイツチを経て
アンテナから輻射されること及びテレビジヨン放
送信号の受信時に切換スイツチのオープンスタブ
効果によりアンテナ信号が減衰するのを防止する
ことのできる新規な据置型のテレビジヨン受像機
を提供しようとするものである。
背景技術 テレビゲーム機、パーソナルコンピユータ、家
庭用ビデオテープレコーダ等にはRF出力端子か
らRF信号をテレビジヨン受像機へ送出し、その
テレビジヨン受像機の空きチヤンネルを利用して
映像を画面上に描かせるようにしたものが多い。
ところで、テレビジヨン受像機を例えばテレビ
ゲーム機等テレビジヨン受像機にとつての外部機
器のデイスプレイとして使用するのと、本来のテ
レビジヨン放送を受信する受像機として使用する
のとの切換が面倒であるという問題があつた。そ
こで、本願考案者等によつて第1図に示すように
据置型のテレビジヨン受像機に高周波信号が入力
される端子としてアンテナ入力端子aのほかに外
部機器例えばテレビゲーム機bの高周波信号出力
端子が接続される外部機器信号入力端子cを設
け、更に入力切換スイツチdを設け、チユーナe
に入力される高周波信号をその入力切換スイツチ
dによつて切換えるようにすることが案出され
た。
背景技術の問題点 ところで、そのように入力切換スイツチdを設
けてチユーナeに入力される高周波信号を切換え
るようにした場合には外部機器bで発生した高周
波信号が入力切換スイツチdを経てアンテナから
外部へ輻射され、近隣に大きな迷惑をかける惧れ
があるという問題に直面する。というのは、テレ
ビジヨン受像機においてスイツチ類は第2図に示
すようなプリント配線基板fに取付られるのが普
通であり、そしてスイツチと接続される配線膜ど
うしの間隔は通常プリント配線基板上における電
子部品の配置上の制約等から余り大きくすること
ができない。即ち、入力切換スイツチdの切換端
子g,hが接続される配線膜i,jの配線間隔を
大きくすることが制約される。又、集積化が要求
されるため入力切換スイツチdとして大きなもの
を用いることができないので、入力切換スイツチ
dの端子間の間隔も狭くなる。従つて、入力切換
スイツチdの切換端子g,h間が互いに静電結合
され、テレビジヨン受像機が外部機器bのデイス
プレイとして機能しているときに外部機器bから
出力された高周波信号が切換端子h,gを経てア
ンテナにも伝送されてしまい、アンテナから輻射
される惧れがある。
そのため、本願考案者によつて種々の検討が為
された。その1つはテレビジヨン受像機を外部機
器bのデイスプレイとして使用するようにスイツ
チ操作をしたときには自動的にチユーナeのバン
ド切換スイツチkがVHF放送のロウチヤンネル
(第1〜第3チヤンネル)を選択する状態になる
ようにすることである。というのは、テレビジヨ
ン放送信号の全周波数帯域にわたつて不要な輻射
が生じるのではない。外部機器bから出力される
高周波数信号の周波数が高い場合、具体的には
VHFのハイチヤンネル、UHFの場合には上述し
たようにアンテナから輻射するという問題がある
が、高周波信号がロウチヤンネルの場合には第3
図に示すように、切換端子g,hの分離度を
60dB以上という規格に適合した大きさにするこ
とができ、不要輻射をほとんどなくすことができ
る。従つて、テレビジヨン受像機を外部機器のデ
イスプレイとして使用できるように入力切換スイ
ツチdを切換えた場合に自動的にバンド切換スイ
ツチkがVHF放送のロウバンドを選択するよう
にすれば、テレビジヨン受像機はそのような高い
周波数の信号を出力する外部機器のデイスプレイ
としては機能し得ない。依つて、そのように高い
周波数帯域の信号を出力するような外部機器はそ
のような家庭用のテレビジヨン受像機に使用され
ない筈である。それがその検討案の根拠である。
しかしながら、VHFのハイチヤンネル、あるい
はUHFの帯域の高周波信号が出力される外部機
器が誤つてテレビジヨン受像機に接続され、その
状態で外部機器が動作せしめられた場合にはテレ
ビジヨン受像機がその外部機器のデイスプレイと
して機能することはないが、外部機器で発生した
信号がアンテナから輻射されてしまうことは防止
することができない。その意味でこの第1の検討
案は完璧とはいえない。
また、入力切換スイツチとしてメカニカルスイ
ツチを用いた場合、テレビジヨン放送の受信時に
アンテナ信号がオープンスタブ効果によつて外部
機器側にも伝わつてチユーナに入力される信号が
微弱になるという問題もあつた。
そこで入力切換スイツチとしてメカニカルスイ
ツチではなく、ダイオードスイツチを使用して分
離度の向上を図ることが検討された。しかし、こ
の場合分離度が若干向上し、VHFのハイチヤネ
ルの高周波信号の輻射を防止することはできる
が、UHFの信号の輻射までは防止することがで
きない。そのため、分離度を非常に良好にするこ
とのできる高周波リレーを用いることも検討され
たが、高周波リレーは非常に高価格であるので、
これを使用するとテレビジヨン受像機の価格が高
くなつてしまうという問題があり好ましくない。
考案の目的 本考案は上記の問題点を解決すべく為されたも
のであり、VHF放送及びUHFテレビジヨン放送
信号と、外部機器からの高周波信号とを入力切換
メカニカルスイツチにより切換えて受信すること
ができる据置型のテレビジヨン受像機であつて、
外部機器から出力された高周波信号が上記入力切
換メカニカルスイツチを経てアンテナから輻射さ
れるのを防止すると共に、テレビジヨン放送信号
の受信時に入力切換メカニカルスイツチのオープ
ンスタブ効果によりアンテナ信号が減衰するのを
防止することのできる新規なテレビジヨン受像機
を提供しようとすることを目的とするものであ
る。
考案の概要 上記目的を達成するための本考案の構成は、
UHF放送信号とVHF放送信号とが共通に入力さ
れるチユーナを有する据置型のテレビジヨン受像
機において、アンテナからの高周波信号が入力さ
れるところの後面に設けられたアンテナ入力端子
と、ポータブル外部機器からの高周波信号が入力
されるところの前面に設けられた外部機器信号入
力端子と、VHF帯域の低い周波数領域の高周波
信号における分離度が60dB以上の2つの接続端
子のうちの一方が直接上記アンテナ入力端子に接
続され、他方が上記外部機器信号入力端子に接続
され前面に設けられた操作釦に関連して移動する
操作子によつて該接続端子のうちの一つに選択的
に接続される出力端子が上記チユーナに接続され
て上記2つの接続端子のうちから上記操作釦の切
換操作内容に応じて1つを選びその入力端子から
の高周波信号を上記チユーナに送出する入力切換
メカニカルスイツチと、上記外部機器信号入力端
子から上記接続端子へ高周波信号を伝送するフイ
ーダの所定位置に介在せしめられて上記メカニカ
ルスイツチのスタブ効果によつて該スイツチが上
記アンテナ入力端子側の接続端子を上記出力端子
に接続している時に外部機器信号入力端子側に漏
洩するUHF帯域の高周波信号をカツトオフし、
該スイツチが上記外部機器信号入力端子側の接続
端子を上記出力端子に接続している時はVHF帯
域の低い周波数領域の高周波信号が通過するロウ
パスフイルタと、を備えたことを特徴とするもの
であり、従つて本考案によればアンテナから輻射
する惧れのある高い周波数帯域の外部機器の出力
信号をロウパスフイルタによつてカツトオフする
ことができ、それによつて不要輻射を防止するこ
とができると共に、テレビジヨン放送を受信する
ときに受信信号がアンテナから入力切換メカニカ
ルスイツチを経て外部機器側に漏洩することによ
りチユーナに入力されるアンテナ信号が減衰する
ことも防止することができる。
実施例 以下に、本考案テレビジヨン受像機を添付図面
に示した実施例に従つて詳細に説明する。
第4図乃至第6図は本考案テレビジヨン受像機
の実施の一例を示すものであり、図面において1
は据置型のテレビジヨン受像機、2は該テレビジ
ヨン受像機1の内部のチユーナ、3は入力切換用
のメカニカルスイツチ(以後単に「入力切換スイ
ツチ」という。)で、アンテナ接続端子Ta及び外
部機器接続端子Toのいづれか一方を選択してそ
の端子からの信号をチユーナ2へ入力する働きを
する。該外部機器接続端子Toはテレビジヨン受
像機1の正面パネルに設けられており、テレビゲ
ーム機4等の外部機器の高周波信号出力端子が接
続されるものである。尚、このテレビジヨン受像
機1をデイスプレイとして使用することのできる
外部機器はVHFのロウチヤンネルの信号を出力
するものに限られる。5は外部機器接続端子To
と上記入力切換スイツチ3との間に介在せしめら
れたロウパスフイルタである。この機能について
は後で詳細に説明する。
テレビジヨン受像機1の正面パネルには外部機
器接続端子Toのほかに電源スイツチPS、VHF
放送の放送局を選択する選局スイツチSch1〜
Sch12、UHF放送の特定の放送局を選局する選
局スイツチSuh、外部機器選択スイツチSo及び音
量調整器VR等が配置されている。
第6図は本テレビジヨン受像機の受信周波数信
号を切換えるためのチユーナの入力される側の回
路構成を示す回路図である。同図においてFSR
1,FSR2,…FSRoはチユーニング周波数をプ
リセツトするための可変抵抗器であり、互いに並
列に接続され、所定の値例えば33Vの電圧を受け
てそれぞれ受信周波数制御電圧Vcを各別に発生
する。この各可変抵抗器FSR1,FSR2,…
FSRoが発生する受信周波数制御電圧Vcはそれぞ
れその可変抵抗器FSRと対応されたスイツチ
Sch1,Sch2,…Soを介してチユーナ2の受信周
波数制御電圧入力端子(図示しない。)に印加さ
れるようになつており、その各スイツチSch1,
Sch2,…Soの内部にはそれぞれ選択表示用ネオ
ン管NE1,NE2,…NEoが配置されている。
NS1,NS2,…NSoは該選択表示用ネオン管
NE1,NE2,…NEoを点灯させたり消灯させ
たりするためのスイツチであり、スイツチSch1,
Sch2,…Soと連動してそのスイツチSch1,Sch,
…Soがプツシユされた時にそれと対応するネオ
ン管NEを点灯させる働きをする。BS1,BS2,
…BSoはVHF放送のロウチヤンネル、同じくハ
イチヤンネル及びUHF放送の3つのバンドの間
のバンド切換を行うバンド切換スイツチである。
上記選局スイツチSch1,Sch2,…Sch12,Suh
及び外部機器選択スイツチSo(尚、第6図には便
宜上Sch1,Sch2,Soとそれ等に関連するものの
みを示した。)は互いに同時に2以上がオン状態
にはならずそのうちの1つをオン状態にするとそ
の時までオン状態を保つていた別のスイツチが自
動的にオフ状態に切換わるようにされている。し
かして、例えば第1チヤンネルの放送を受信すべ
く選局スイツチSch1をプツシユするとその選局
スイツチSch1のみがオン状態を保ち、可変抵抗
器FSR1から第1チヤンネルと対応する受信周
波数制御電圧Vc(可変抵抗FSR1の調節によつて
予め設定されている。)がチユーナ2の受信周波
数制御電圧入力端子(図示しない。)に入力され
る。他のチヤンネルを選択した場合でも同じであ
る。又、外部機器選択スイツチSoをプツシユし
た場合にはそれと対応する可変抵抗器FSRoの調
節によつて設定された受信周波数制御電圧Vcが
チユーナ2へ送出される。この受信周波数制御電
圧Vcはテレビジヨン受像機1に接続する外部機
器(本例ではテレビゲーム機4)から出力される
高周波信号(テレビジヨン受像機1の空きチヤン
ネル[地域によつて異なるが例えば第2チヤンネ
ル]を利用してデイスプレイできるような信号に
なつている。)に応じたチヤンネルを受信できる
値に設定しておく必要がある。
上記入力切換スイツチ3は選局スイツチSch1,
Sch2,…及び外部機器選択スイツチSoの操作内
容に応じて選択内容が切換わるようにされてい
る。即ち、本実施例においては選局スイツチ
Sch1,Sch2,…のうちのいづれかがオン状態に
されたときには入力切換スイツチ3がアンテナ接
続端子Taからの高周波信号をチユーナ2へ伝送
する状態になり、外部機器選択スイツチSoがオ
ン状態にされたときには入力切換スイツチ3が外
部機器接続端子Toからフイルタ5を介して伝送
された高周波信号をチユーナ2へ伝送する状態に
なるようにされている。
ロウパスフイルタ5は外部機器接続端子Toか
らの高周波信号を入力切換スイツチ3へ伝送する
フイーダFEEと入力切換スイツチ3との間に接
続されており、VHFのハイチヤンネル、UHFの
周波数帯域の信号をカツトオフし、VHFのロウ
チヤンネルの信号のみを通す役割を果す。La,
Lb,Lcはロウパスフイルタ5を構成するコイル
で、そのインダクタンスはそれぞれ例えば
0.083uHである。Ca,Cb,Cc,Cdはロウパスフ
イルタ5を構成するコンデンサであり、Ca,Cb
の容量は例えば13pFであり、Cc,Cdの容量は例
えば22pFである。このロウパスフイルタ5の遮
断周波数[c]は約140MHzである。このロウパ
スフイルタ5は外部機器4から出力された高周波
信号がアンテナANTから輻射されるのを防止す
る役割を果すが、その役割に関しては後に詳細に
説明する。
次にテレビジヨン受像機1の動作について説明
する。予めテレビジヨン受像機1の外部機器接続
端子Toに例えばテレビゲーム機4の出力端子を
接続しておけば、単に外部機器選択用スイツチ
Soをプツシユするだけで簡単にテレビゲームの
できる状態にすることができる。即ち、テレビジ
ヨン受像機1があるテレビジヨン放送を受信して
いる時に外部機器選択用スイツチSoがプツシユ
されると次のようになる。つまり、テレビジヨン
受像機1があるテレビジヨン放送例えば第1チヤ
ンネルを受信している状態の時には選局スイツチ
Sch1がオン状態になつており、チユーナ2には
受信周波数制御電圧として可変抵抗器FSR1か
らの制御電圧Vcが印加されている。又、入力切
換スイツチ3はアンテナ接続端子Taからの高周
波信号をチユーナ2へ伝送するような切換状態に
なつている。この状態の時に外部機器選択用スイ
ツチSoをプツシユすると該スイツチSoがオン状
態になり、その時までオン状態であつた選局スイ
ツチSch1はオフ状態に切換わる。すると、可変
抵抗器FSRoからチユーナ2へ1つの空きチヤン
ネル(例えば第2チヤンネル)にチユーニングせ
しめる受信周波数制御電圧Vcが送出され、チユ
ーナ2は第2チヤンネルにチユーニングした状態
となる。それと同時に、入力切換スイツチ3はア
ンテナ接続端子Taからの信号をチユーナ2へ伝
送する状態から外部機器接続端子Toからロウパ
スフイルタ5を通して入力された信号をチユーナ
2へ伝送する状態に切換わる。従つて、テレビゲ
ーム機4から出力された第2チヤンネルの高周波
信号がチユーナ2へ入力され、そこでチユーニン
グされ、テレビジヨン受像機1がテレビゲーム機
4のデイスプレイとして機能する。
又、上述したようにテレビジヨン受像機1がテ
レビゲーム機4のデイスプレイとして機能してい
るときに選局スイツチSch1〜12,Suhのうちのい
ずれかをプツシユすれば、当然にそのプツシユさ
れた選局スイツチによつて指定されたテレビジヨ
ン放送が受信された状態に切換わる。
このように、このテレビジヨン受像機1によれ
ばテレビジヨン放送を受信する状態から外部機器
のデイスプレイとして機能する状態への切換、あ
るいはその逆の外部機器のデイスプレイとして機
能する状態からテレビジヨン放送を受信する状態
への切換を単に1回のスイツチ操作によつて簡単
に行うことができる。
又、テレビジヨン受像機1の外部機器接続端子
Toに誤つてVHFのハイチヤンネルの、あるいは
UHFの高周波信号を出力する外部機器例えばテ
レビゲーム機4が接続され、そしてそのテレビゲ
ーム機4が動作せしめられた場合においても、外
部機器接続端子Toから入力切換スイツチ3へ高
周波信号を伝達するフイーダFEEの端部と入力
切換スイツチ3との間には上述したようなロウパ
スフイルタ5が介在せしめられているので、
VHFのハイチヤンネルあるいはUHFの高周波信
号がロウパスフイルタ5によつてカツトオフされ
る。依つて、テレビゲーム機4からの高周波信号
が入力切換スイツチ3を経てアンテナANTから
輻射されるのを防止することができる。
そして、テレビジヨン放送を受信するときに逆
にアンテナANTから入力切換スイツチ3を経て
外部機器であるテレビゲーム機側にアンテナ信号
が漏洩してチユーナに入力される信号が微弱にな
ることもロウパスフイルタ5により防止すること
ができる。
効 果 第7図及び第8図は本考案の効果を説明するた
めのもので、第7図は第8図に示すように入力切
換スイツチ3をアンテナからの信号をチユーナへ
伝送する切換状態にした場合において、アンテナ
からチユーナに入力される信号の強さの周波数に
よる変化を示すものであり、第7図において実線
は本考案の上記実施例による場合を示し、2点鎖
線は外部機器からの信号を伝送するフイーダ
FEEと入力切換スイツチ3との間に10dBの減衰
器(第8図では図示しない。)を介在させた場合
を示し、破線は何も介在させない場合を示す。こ
の破線から明らかなように、何も介在させない場
合には、1/4λ(波長)の長さのオープンスタブ効
果が生じ、その効果が生じるような周波数のアン
テナ信号に関してはアンテナ側から見て第8図に
おけるA点のインピーダンスが小さくなり、アン
テナ信号が非常に減衰し、そのため、アンテナか
らの信号はチユーナ2へはほとんど入力されな
い。このことは、外部機器接続端子Toを介して
外部機器と接続されたフイーダFEEがアンテナ
と電気的に結合した状態になつていることを示し
ている。従つて、このように何も介在させない場
合にはアンテナからの信号が減衰してテレビジヨ
ン放送の受信不能ないしは画質の異状な低下を来
すという問題が生じるだけでなく、外部機器を動
作させたときには外部機器から出力された信号が
チユーナに伝送されると共にアンテナへも伝送さ
れ、そしてアンテナから外部へ輻射されてしま
う。又、第7図の2点鎖線に示すように、減衰器
を設けた場合には、何も設けない場合のようにい
くつかの特定の周波数帯域のアンテナ信号がスタ
ブ効果により大きく減衰してしまうということは
ないが、広い周波数帯域にわたつて数dB程度の
減衰が生じるという現象が起き、テレビジヨン放
送受信時における画質の低下は免れない。また、
この場合外部機器入力時の画質も劣化する。
しかるに、第7図の実線から明らかなようにロ
ウパスフイルタを設けるとアンテナ信号の減衰が
ほとんどなく、従つて、アンテナからのテレビジ
ヨン放送信号をチユーナ2において正常に受信で
きる。そして、このことは、外部機器に接続され
たフイーダFEEとアンテナとの間が電気的に分
離されていることを意味し、従つて、高い周波数
の信号を出力する外部機器を誤つてテレビジヨン
受像機の外部機器接続端子に接続し、その外部機
器を動作させたとしてもその外部機器から出力さ
れた高周波信号がアンテナへ伝送されてしまうこ
とはない。依つて、外部機器から発生した信号が
アンテナから輻射されて妨害電波となることを防
止することができる。
尚、本考案において、ロウパスフイルタの遮断
周波数は必ずしも140MHzに限定されるものでは
なく、仕向地等によつて適宜に選択すべきもので
あり、ロウパスフイルタとして140MHzのものを
設けるようにすることはあくまで本考案の実施の
一例にすぎない。
以上に述べたところから明らかなように、本考
案テレビジヨン受像機によれば、テレビジヨン受
像機に誤つて高い周波数帯域の高周波信号を出力
する外部機器(例えばテレビゲーム機、マイクロ
コンピユータ)を接続してそれを動作させても外
部機器の出力信号がアンテナを通して外部へ輻射
される惧れがない。また、テレビジヨン放送受信
時におけるアンテナ信号の減衰も防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は背景技術及びその問題点を
説明するためのもので、第1図は背景技術の要部
を示す回路ブロツク図、第2図は入力切換スイツ
チが配置されるプリント配線基板の裏面図、第3
図は入力切換スイツチの切換端子間における電気
的分離度の周波数による変化を示す曲線図、第4
図乃至第8図は本考案テレビジヨン受像機の実施
例の一例を説明するためのもので、第4図はテレ
ビジヨン受像機の概略説明図、第5図はテレビジ
ヨン受像機の正面図、第6図は回路の要部を示す
回路図、第7図はチユーナに入力されたアンテナ
からの信号の強さの周波数による変化を示す曲線
図、第8図は、第7図に示す曲線図が得られた時
の測定状態を示す説明図である。 符号の説明、1……テレビジヨン受像機、2…
…チユーナ、3……入力切換メカニカルスイツ
チ、4……外部機器、5……ロウパスフイルタ、
ANT……アンテナ、Ta……アンテナ入力端子、
To……外部機器信号入力端子、FEE……フイー
ダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 UHF放送信号とVHF放送信号とが共通に入力
    されるチユーナ2を有する据置型のテレビジヨン
    受像機において、 アンテナANTからの高周波信号が入力される
    ところの後面に設けられたアンテナ入力端子Ta
    と、 ポータブル外部機器4からの高周波信号が入力
    されるところの前面に設けられた外部機器信号入
    力端子Toと、 VHF帯域の低い周波数領域の高周波信号にお
    ける分離度が60dB以上の2つの接続端子のうち
    の一方が直接上記アンテナ入力端子Taに接続さ
    れ、他方が上記外部機器信号入力端子に接続され
    前面に設けられた操作釦に関連して移動する操作
    子によつて該接続端子のうちの一つに選択的に接
    続される出力端子が上記チユーナ2に接続されて
    上記2つの接続端子のうちから上記操作釦の切換
    操作内容に応じて1つを選びその入力端子からの
    高周波信号を上記チユーナ2に送出する入力切換
    メカニカルスイツチ3と、 上記外部機器信号入力端子Toから上記接続端
    子へ高周波信号を伝送するフイーダFEEの所定
    位置に介在せしめられて上記メカニカルスイツチ
    3のスタブ効果によつて該スイツチ3が上記アン
    テナ入力端子側の接続端子を上記出力端子に接続
    している時に外部機器信号入力端子側に漏洩する
    UHF帯域の高周波信号をカツトオフし、該スイ
    ツチ3が上記外部機器信号入力端子側の接続端子
    を上記出力端子に接続している時はVHF帯域の
    低い周波数領域の高周波信号が通過するロウパス
    フイルタ5と、 を備えたことを特徴とするテレビジヨン受像機。
JP1983000546U 1983-01-07 1983-01-07 テレビジヨン受像機 Granted JPS59106263U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160278A (en) * 1981-03-27 1982-10-02 Maspro Denkoh Corp Mixer for high frequency

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160278A (en) * 1981-03-27 1982-10-02 Maspro Denkoh Corp Mixer for high frequency

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JPS59106263U (ja) 1984-07-17

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