JPH05286526A - ウエハ移載装置 - Google Patents

ウエハ移載装置

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JPH05286526A
JPH05286526A JP8849992A JP8849992A JPH05286526A JP H05286526 A JPH05286526 A JP H05286526A JP 8849992 A JP8849992 A JP 8849992A JP 8849992 A JP8849992 A JP 8849992A JP H05286526 A JPH05286526 A JP H05286526A
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JP
Japan
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wafer
pencil
drive mechanism
detection sensor
elevating
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Application number
JP8849992A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamashita
隆士 山下
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ウエハカセットの棚とボートの棚の間を自在に
移載するロボット機構を具備した装置の提供。 【構成】移動可能なブラケットに支持されたウエハ吸着
のできるペンシルを備え、ブラケットとカセットの棚の
位置を検知するセンサ37及びこれを駆動する機構3
2,33を備え、検知センサが検出する信号を入力し
て、駆動機構の移動を制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハの表面処
理を行なう反応炉を備えた表面処理装置におけるウエハ
移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術を図面を参照して説明
する。
【0003】図9は、半導体ウエハの表面処理をおこな
うシステムを示したもので、10は縦型の反応炉、11
は炉のシャッタ−、12はボ−トエレベ−タであって、
反応炉10は、図10に示す如く、炉体13、ヒ−タ−
14、石英管15、支持フランジ16を備え、この石英
管15内に処理流体(水素ガスと窒素ガスの混合)が供
給される。17は表面処理される半導体ウエハWPとダ
ミ−ウエハWD及びフィラ−ウエハWFの多段枚を段々に
保持するボ−トであって、移載装置18によりボ−トエ
レベ−タ12の昇降台12A上のボ−ト支持台12Bに
載置される。
【0004】半導体ウエハWPは、図6に示す如き、ウ
エハカセット23のに収納されてステ−ジ22上へ搬送
され、このステ−ジ22上のウエハカセット23から1
枚ずつ取り出されて、ボ−ト17に移載される。耐用期
間が経過すると交換されるダミ−ウエハWD及びフィラ
−ウエハWFも同様である。以下、半導体ウエハWPとダ
ミ−ウエハWD及びフィラ−ウエハWFを総称してウエハ
Wという。
【0005】このボ−ト17は、図7および図8に示す
如く、上板17Aと下板17Bとの間に、4本の棚柱2
4〜27を立てた構成を有し、各棚柱24〜27にはウ
エハWの周部を載せる凹部28が上下方向に一定間隔を
隔てて形成されている。この凹部28は、図5に示す如
く、ウエハ載置面28Aと垂直の棚壁面28Bを備えて
いる。
【0006】ウエハWは、移載ロボット19のア−ム1
9A端部に片持ち支持されたペンシル20の吸着部20
Aでカセット23から1枚ずつ取り出されて、図8の矢
印の方向(ウエハ搬入・搬出方向)からボ−ト17に搬
入されて同一高さにある4個の凹部(1枚のウエハWに
対して1つのウエハ載置棚となる)28上へ移載され
る。
【0007】この移載動作、即ち、ウエハカセット22
からペンシル20で取出されたウエハWのボ−ト17の
凹部28への載置手順を図5を参照して説明する。
【0008】移載ロボット19は、このロボット制御装
置21がシステム全体を制御する図示しないシ−ケンス
からの指令を受け取って作動する。
【0009】ウエハカセット23からウエハWを取り出
した移載ロボット19は、 (1)ペンシル20で吸着しているウエハWをボ−ト17
の指定された棚番号のウエハ載置棚の上下方向の中間位
置O1(ロボット制御装置21に予め入力されているボ
−ト17の各棚の間隔情報に基づいて計算される位置)
へ向けて搬送し、図5(A)の如く、ペンシル20がこの
ウエハ載置棚の最奥部の凹部(棚支柱26、27の凹部
28)28の棚壁面28Bまである一定距離を残す位置
Rに来ると、ペンシル20の吸引作動を停止させるとと
もに移動速度を落として、図5(B)の如く、非吸引状態
でウエハWの周端が棚壁面28Bの中間位置に当接する
まで移動する。
【0010】(2)このウエハWの搬入ステップが終わる
と、ペンシル20が、図5(C)の如く、所定距離だけ垂
直に下降して、その間にウエハWが上記ウエハ載置棚の
各凹部28の載置面28Aに着床する。この状態で、ウ
エハWの中心をボ−ト17の中心とが一致する。
【0011】(3)このウエハWの載置ステップが終わる
と、次のウエハWを移載するためにペンシル20はステ
−ジ22側へ戻される。
【0012】このようにして、各ウエハ載置棚にウエハ
Wが移載されたボ−ト17は、移載装置18によりボ−
トエレベ−タ12の昇降台12Aのボ−ト支持台12B
上にセットされた後、ボ−トエレベ−タ12により持ち
上げられ、石英管15の開口部から、この石英管15内
の所定位置まで送りこまれ、半導体ウエハWPとダミ−
ウエハWD及びフィラ−ウエハWFはシャッタ−11で密
閉された高温の処理雰囲気中に曝されることになり、半
導体ウエハWPの表面処理が行われる。
【0013】半導体ウエハWPの表面処理が終了する
と、ボ−トエレベ−タ12が元の位置へ下降し始めるの
で、移載装置18がボ−ト支持台12Bからボ−ト17
を授受して所定位置まで搬送し、ボ−ト17の各棚から
移載ロボット19のペンシル20によりウエハWが1枚
ずつ取り出されて、ステ−ジ22上にあるウエハカセッ
ト23の各棚に、上述の如く、ステップで移載される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この従来のウエハ移載
装置において、ペンシルで吸着して持ち上げたウエハを
ボ−トまたはウエハカセットの棚に載置する時には、予
めロボット制御装置に入力・計算されたボ−ト(ウエハ
カセット)の各棚の中心位置にペンシルを位置決めし
て、ウエハを載置している。しかしながら、ボ−ト(ウ
エハカセット)は製品誤差を含んでおり、また、ボ−ト
(ウエハカセット)を所定位置に搬送するステ−ジ、移
載装置等には機械構成上の誤差が存在しているので、ロ
ボット制御装置に入力・計算されているボ−ト(ウエハ
カセット)の中間位置と実際のボ−ト(ウエハカセッ
ト)の各棚の中間位置とはかならずしも一致せず、この
相互の中間位置には、ずれ、即ち、誤差が生じることに
なり、正確にボ−ト(ウエハカセット)にウエハを載置
することができず、例えば、ウエハをボ−ト(ウエハカ
セット)に搬入する際に、ウエハがボ−トの支柱等に接
触して、ウエハが破損するという問題があった。
【0015】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、ペンシルで取出したウエハをボ−トまたは
ウエハカセットの棚に載置する前に、ウエハを載置する
棚の間隔を測定して、ペンシルを測定したボ−トまたは
ウエハカセットの棚の間隔の中間位置に調整することが
できるウエハ移載装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のウエハ移載装置は、所定枚数のウエハを一
定間隔を隔てて段々に収納可能であって所定位置にある
ステ−ジに対して搬入・搬出されるウエハカセットと、
一定枚数のウエハを一定間隔を隔てて段々に収納可能で
あって所定位置から表面処理炉内へまたはその逆に移送
されるボ−トと、上記ウエハ吸着可能なペンシルと、こ
のペンシルの一端側をア−ム端部で片持ち支持する移載
ロボットを備え、この移載ロボットが上記ウエハカセッ
トの棚から上記ボ−トの棚へまたはその逆に上記ウエハ
を移載するウエハ移載装置において、上記ペンシルは、
上記棚列方向の移動可能なブラケットに一端が片持ち支
持された昇降ペンシルであり、上記ア−ム端部には、上
記ブラケットと上記棚列方向の位置を検出する検知セン
サを駆動する駆動機構、および上記駆動機構と上記検知
センサとに連絡されている制御装置を収納する枠体を有
し、上記制御装置は上記検知センサが検出する検知信号
を入力して上記駆動機構の移動を制御することを特徴と
する。
【0017】また、制御装置は、演算器と制御器からな
り、この演算器は上記検知センサの検出信号を入力する
と所定の計算を行ない計算信号を上記制御器に送出する
ことを特徴とする。
【0018】また、駆動機構は、上記検知センサと上記
昇降ペンシルとをペンシル長手方向に直交する方向に往
復移動する昇降駆動機構であることを特徴とする。
【0019】更に、昇降駆動機構は、上記検知センサを
保持する移動部を所定ストロ−ク昇降移動する第1の昇
降駆動機構と、この第1の昇降駆動機構と上記ブラケッ
トを同方向に所定ストロ−ク昇降移動可能な第2の昇降
駆動機構からなることを特徴とする。
【0020】更に、また、制御器は、上記演算器の計算
信号を入力すると上記第1の昇降駆動機構の昇降駆動を
制御し、上記検知センサの検出信号を入力すると上記第
2の昇降駆動機構の昇降駆動を制御することを特徴とす
る。
【0021】
【作用】上述した本発明のウエハ移載装置では、検知セ
ンサでウエハを載置するボ−トおよびウエハカセットの
棚の位置を検出し、この検知信号に基づいて制御装置が
駆動機構の移動を制御しているので、昇降ペンシルを所
定位置に調整することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0023】図1および図2は、前記示した従来技術の
図9における移載ロボット19のア−ム19A先端部に
取付けられた昇降ペンシル30の取付け構造を示すもの
である。
【0024】図1および図2において、30は昇降ペン
シルであって、ペンシル20と同じ構成を有している。
【0025】31は矩形状の枠体であって、移載ロボッ
ト19のア−ム19A端部に回転可能に取付けられてい
る。
【0026】32、33は所定ストロ−クの昇降駆動機
構であって、本体34の図示しない駆動手段で移動され
る移動部35を有する。昇降駆動機構32は、この移動
部35がペンシルの長手方向に直交する方向に昇降移動
可能に枠体31の長手方向の一方の側壁31aにこの本
体34が固定されている。昇降駆動機構33は、この移
動部35がペンシルの長手方向に直交する方向に昇降移
動可能に、昇降駆動機構32の移動部35にこの本体3
4が固定されている。
【0027】昇降ペンシル30は、その反吸着部側の端
部をブラケット36の水平板部36Aで片持ち支持さ
れ、この吸着部20Aは枠体31の側壁31aから前方
へ伸びている。ブラケット36は、水平板部36Aから
折曲がった鉛直板部36Bを昇降駆動機構32の移動部
35に昇降駆動機構33と枠体31の巾方向に並んで取
付けられている。
【0028】37は反射式の検知センサであって、この
検知センサ37からの検出光の光軸がペンシルの長手方
向に並行して吸着部20A側に伸びている。検知センサ
37は、昇降ペンシル30がボ−ト17(ウエハカセッ
ト23)からウエハWを取出すためボ−ト17(ウエハ
カセット23)の搬入・搬出方向からボ−ト17の直前
に対向したときに、この検知センサ37の検出光がボ−
ト17の支柱25(ボ−ト17の搬入・搬出方向に対し
て最前部に位置する支柱、この場合支柱24であっても
よい)にこの支柱25の軸線方向に直交して投射される
ように昇降駆動機構33の移動部35に取付けらてい
る。検知センサ37は、ボ−ト17の支柱25に投射さ
れる検出光がこの支柱25の周面25aで反射される反
射光を受光して、これを検出信号としてペンシル制御装
置38に送出する。尚、昇降駆動機構32、33の各移
動部35は、ボ−ト17に設けられている凹部28の上
下方向の高さより長いストロ−クを移動する。
【0029】ペンシル制御装置38は、演算器39と制
御器40からなり、この演算器39は、検知センサ37
と接続されており、検知センサ37から送出される検出
信号を入力すると所定の演算をし、この演算の結果を計
算信号として制御器40に送出する。制御器40は検知
センサ37、演算器39および昇降駆動機構32、33
にそれぞれ接続されており、検知センサ37の検出信
号、演算器39の計算信号を各々入力すると、これら検
出信号および計算信号に基づいて昇降駆動機構32、3
3の昇降移動を制御する。また、ペンシル制御装置38
はロボット制御装置21と接続されており、相互に指令
(信号)を送出・入力している。その他は従来の技術に
示す構成と同一である。
【0030】このような構成において、ウエハカセット
23から昇降ペンシル30で取出されたウエハWをボ−
ト17の凹部28の実測された中心位置O0へ調整する
手順を図3および図4を参照して説明する。尚、説明の
便宜上、昇降ペンシル30の中間位置O0への調整は、
ボ−ト17の棚列方向の調整手順について説明する。
【0031】図示しないシ−ケンスからロボット制御装
置21にウエハWの移載開始指令(信号)が発せられる
と、昇降ペンシル30はウエハカセット23の所定の棚
にアプロ−チしてウエハWを取出す。
【0032】ウエハカセット23からウエハWを取り出
した移載ロボット19は、 (1)昇降ペンシル30で吸着しているウエハWを、図3
(A)の如く、ボ−ト17の指定された棚番号のウエハ載
置棚の上下方向の中間位置O1(ロボット制御装置21
に予め入力されているボ−ト17の各棚の間隔情報に基
づいて計算される位置)へ向けて搬送し、昇降ペンシル
30がこのウエハ載置棚の最奥部の凹部(棚支柱26、
27の凹部28)28の棚壁面28Bまである一定距離
を残す位置Rに来ると、昇降ペンシル30はその位置で
停止するとともに、ロボット制御装置21はペンシル制
御装置38に対して調整指令(調整信号)を与える。
【0033】(2)この調整信号を入力したペンシル制御
装置38は昇降駆動機構33に対して昇降指令(昇降信
号)を与え、この昇降信号を受け取った昇降駆動機構3
3の移動部35が、図3(B)に示す如く、ボ−ト17の
棚列方向に昇降移動して、この移動部35にある検知セ
ンサ37で支柱25の凹部28の上下方向の距離H(検
出センサ37が支柱25の周面25aによる反射光を受
光するか否かにより検出する。)を検出する。検知セン
サ37で検出された距離Hは、検出信号として演算器3
9の送出され、この検出信号を入力した演算器39は中
心点P(ウエハWが凹部28の上下方向の中間に位値す
る距離)を計算する。このとき、ウエハWの板厚をtと
すると、
【0034】
【数式1】
【0035】が計算され、この計算の結果を計算信号と
して制御器40に送出し、この計算信号を入力した制御
器40はこの計算信号に基づいて昇降駆動機構33に昇
降指令(昇降信号)を与える。これにより、昇降駆動機
構33の移動部35は昇降ペンシル30と検知センサ3
7の検出光の光軸とが上下方向にPの間隔を隔てる位置
まで昇降移動する。
【0036】(3)このとき、例えば、昇降駆動機構33
の移動部35を上昇移動させて、昇降ペンシル30と検
知センサ37の検出光の光軸とがPの間隔に位置した際
に、 検知センサ37からの検出光が、図4(A)の如く、ボ
−ト17の支柱25の周面25aに投射される状態、即
ち、検知センサ37が支柱25の周面25aにより反射
される反射光を受光し続ける状態になると、この反射光
を検出信号としてペンシル制御装置38の制御器40に
送出され、この検出信号を入力したペンシル制御装置3
8の制御器40は、昇降駆動機構32に対して下降指令
(下降信号)を与え、この下降信号を入力した昇降駆動
機構32の移動部35は検知センサ37と昇降ペンシル
30とともに、下降移動する。次いで、この下降移動中
に検知センサ37が支柱25の周面25aで反射される
反射光を受光しない位置(検知センサ37からの検出光
が支柱25の周面25aに投射されない位置)まで移動
すると、ペンシル制御装置38の制御器40は昇降駆動
機構32に対して停止指令(停止信号)を与え、この停
止信号を受け取った昇降駆動機構32の移動部35はそ
の位置で停止する。これにより、昇降ペンシル30(ウ
エハW)は凹部28の上下方向に対する中間位置O
0(実測中間位置)に調整される。
【0037】また、検知センサ37からの検出光が、
図4(B)の如く、ボ−ト17の支柱25の周面25aに
投射されない位置、即ち、検知センサ37が支柱25の
周面25aで反射される反射光を受光しない状態になる
と、ペンシル制御装置38の制御器40は検知センサ3
6から送出される検出信号を入力しないことになるの
で、昇降駆動機構32に対して上昇指令(上昇信号)を
与え、この上昇信号を入力した昇降駆動機構32の移動
部35は検知センサ37と昇降ペンシル30とともに、
上昇移動する。次いで、この上昇移動中に検知センサ3
7が支柱25の周面25aで反射される反射光を受光す
る位置(検知センサ36からの検出光が支柱25の周面
25aに投射される位置)になると、ペンシル制御装置
38の制御器40は、昇降駆動機構32に対して停止指
令(停止信号)を与え、この停止信号を受け取った昇降
駆動機構32の移動部35はその位置で停止する。これ
により、昇降ペンシル30(ウエハW)は凹部28の上
下方向に対する中間位置O0(実測中間位置)に調整さ
れる。この昇降ペンシル30の中間位置O0の調整が終
了すると、ペンシル制御装置37はロボット制御装置2
1に対して昇降ペンシル30の調整が終了した指令(終
了信号)を与える。
【0038】(4)この終了信号を入力したロボット制御
装置21は、再び移載ロボット19を作動させるととも
に、昇降ペンシル30の吸着部20Aの吸引作動を停止
させ、従来技術の図5(B)の如く、非吸引状態でウエハ
Wの周端がボ−ト17の各支柱24〜27の棚壁面28
Bに当接するまで移動する。
【0039】(5)このウエハWの搬入ステップが終わる
と、従来技術の図5(C)に示す如く、昇降ペンシル30
が移載ロボットにより、所定距離だけ垂直に下降して、
その間にウエハWが上記ウエハ載置棚の各凹部28の載
置面28Aに着床する。
【0040】(6)このウエハW載置ステップが終わる
と、次のウエハWを移載するために昇降ペンシル30は
ステ−ジ22側へ戻される。
【0041】このようにして、ウエハカセット23から
昇降ペンシルで取出された各ウエハWは、各ウエハ載置
棚に移載される。
【0042】また、半導体ウエハWPの表面処理が終了
すると、ボ−ト17の各棚から移載ロボット19の昇降
ペンシル30によりウエハWが1枚ずつ取り出されて、
ステ−ジ22上にあるウエハカセット23の各棚に、上
述の如く、ステップで昇降ペンシル30のウエハカセッ
ト23の棚列方向の中心位置を調整しながら移載され
る。
【0043】このように、本実施例によれば、昇降ペン
シル30がウエハカセット23からウエハWを取出し
て、ボ−ト17の所定の凹部28に載置する前に、検知
センサ37で載置する凹部28の棚列方向の距離Hを検
出して、この検出された検出信号に基づいてペンシル制
御装置38により昇降ペンシル30(ウエハW)が、ボ
−ト17の棚列方向に対する中間位置O0に調整するこ
とができる。
【0044】尚、本実施例は、ボ−ト17(ウエハカセ
ット23)の棚列方向(上下方向)に対する昇降ペンシ
ル30の実測された中間位置O0への調整を示したが、
これに限定されるものではなく、ボ−ト17(ウエハカ
セット23)の棚列方向に直交する方向に移動する駆動
機構を介して検知センサ37を移載ロボット19の枠体
30に設けることにより、例えば、ボ−ト17の支柱2
4に設けられた凹部28とこの支柱24の凹部28と同
一高さにある支柱25の凹部28との距離(棚列方向に
直交する方向)を検出して、上述実施例に示す如く、演
算器39で中間位置を計算して、制御器40で棚列方向
に直交する方向に移動する上記駆動機構の移動を制御す
ることにより、移載ロボット19のペンシルをボ−ト1
7の棚列方向に直交する方向に対する実測された中間位
置に調整することができるとともに、本実施例に示した
ものと組合わせることにより、移載ロボット19のペン
シルをボ−ト17の棚列方向および棚列方向に直交する
方向の実測された中間位置に調整することが可能とな
る。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のウエハ移
載装置によれば、昇降ペンシルでウエハカセットから取
り出されたウエハをボ−トに載置する際、またはその逆
の載置の際において、検知センサでウエハを載置する棚
の間隔を検出して、昇降ペンシルをその間隔の中間位置
に調整することができるので、ボ−トおよびウエハカセ
ットの製品誤差、ステ−ジ等の機械構成上の誤差が生じ
ても、正確にボ−トまたはウエハカセットの棚にウエハ
を載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての移載ロボットのア−
ム端部に取付けられたペンシル等の構成を示す要部拡大
上面図である。
【図2】本発明の一実施例としての移載ロボットのア−
ム端部に取付けられたペンシル等の構成を示す要部拡大
側面図である。
【図3】図1、図2におけるウエハを移載する手順を説
明するためのボ−ト内のウエハ載置棚とウエハの位置関
係を示す図である。
【図4】図1、図2におけるウエハを移載する手順を説
明するためのボ−ト内のウエハ載置棚とペンシルおよび
検知センサの位置関係を示す図である。
【図5】従来技術のウエハを移載する手順を説明するた
めのボ−ト内のウエハ載置棚とウエハの位置関係を示す
図である。
【図6】ウエハカセットの構成を示す縦断面図である。
【図7】ボ−トの構成を示す縦断面図である。
【図8】ボ−トの構成を示す上面図である。
【図9】表面処理装置のシステムを示す矢視図である。
【図10】図9における表面処理装置の細部を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
10 反応炉 17 ボ−ト 20 ペンシル 19 移載ロボット 19A ア−ム 22 ステ−ジ 23 ウエハカセット 30 昇降ペンシル 31 枠体 32、33 昇降駆動機構 35 移動部 36 ブラケット 37 検知センサ 38 ペンシル制御装置(制御装置) 39 演算器 40 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/68 L 8418−4M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定枚数のウエハを一定間隔を隔てて段々
    に収納可能であって所定位置にあるステ−ジに対して搬
    入・搬出されるウエハカセットと、一定枚数のウエハを
    一定間隔を隔てて段々に収納可能であって所定位置から
    表面処理炉内へまたはその逆に移送されるボ−トと、上
    記ウエハ吸着可能なペンシルと、このペンシルの一端側
    をア−ム端部で片持ち支持する移載ロボットを備え、こ
    の移載ロボットが上記ウエハカセットの棚から上記ボ−
    トの棚へまたはその逆に上記ウエハを移載するウエハ移
    載装置において、 上記ペンシルは、移動可能なブラケットに一端が片持ち
    支持された昇降ペンシルであり、上記ア−ム端部には、
    上記ブラケットと上記棚の位置を検出する検知センサを
    駆動する駆動機構、および上記駆動機構と上記検知セン
    サとに連絡されている制御装置を収納する枠体を有し、
    上記制御装置は上記検知センサが検出する検知信号を入
    力して上記駆動機構の移動を制御することを特徴とする
    ウエハ移載装置。
  2. 【請求項2】制御装置は、演算器と制御器からなり、こ
    の演算器は上記検知センサの検出信号を入力すると所定
    の計算を行ない計算信号として上記制御器に送出するこ
    とを特徴とする請求項1記載のウエハ移載装置。
  3. 【請求項3】駆動機構は、上記検知センサと上記昇降ペ
    ンシルとをペンシル長手方向に直交する方向に往復移動
    する昇降駆動機構であることを特徴とする請求項1記載
    のウエハ移載装置。
  4. 【請求項4】昇降駆動機構は、上記検知センサを保持す
    る移動部を所定ストロ−ク昇降移動する第1の昇降駆動
    機構と、この第1の昇降駆動機構と上記ブラケットを同
    方向に所定ストロ−ク昇降移動可能な第2の昇降駆動機
    構からなることを特徴とする請求項1および請求項3記
    載のウエハ移載装置。
  5. 【請求項5】制御器は、上記演算器の計算信号を入力す
    ると上記第1の昇降駆動機構の昇降駆動を制御し、上記
    検知センサの検出信号を入力すると上記第2の昇降駆動
    機構の昇降駆動を制御することを特徴とする請求項1〜
    請求項4記載のウエハ移載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009194184A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
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CN114074845A (zh) * 2020-08-21 2022-02-22 上海菲特尔莫古轴瓦有限公司 一种输送装置

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