JPH052861A

JPH052861A - 情報機器

Info

Publication number: JPH052861A
Application number: JP15672891A
Authority: JP
Inventors: Takashi Yoshida; 吉田　　隆
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 1991-06-27
Filing date: 1991-06-27
Publication date: 1993-01-08

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、媒体使用型記憶装置をもつ情報機
器において、媒体使用型記憶装置のメンテナンス性を良
くすることを目的とする。【構成】媒体使用型記憶装置の本体への取付方法を、
片側はレール構造等で半固定とし、他方はネジ等で固着
した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は情報機器の媒体使用型記
憶装置、たとえばフロッピィディスクドライブ等の固定
方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図４及び図５は媒体型記憶装置を持つ製
品の上ケースを外した状態での、従来の媒体使用型記憶
装置の固定方法を製品前面より見た断面図である。図４
において、媒体使用型記憶装置２１は情報機器本体のフ
レーム２２に両側よりネジ２３で固定されていた。ま
た、図５の構造においては、媒体使用型記憶装置の左右
両側に別部材のレール２４を固定し、本体側のフレーム
２２にレール２４に勘合するガイド２５を設け、手前方
向の抜けについては、製品前面の化粧パネルの一部を媒
体使用型記憶装置２１のレール２４の先端に突き当て、
抜けをおさえていた。あるいは、図６に示すようにレー
ルの先端にフランジ２４Ａを設け、ネジ２６でフレーム
２２に固定したのち、フランジ２４Ａを覆い隠すように
製品前面の化粧パネルを取り付けていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】図４の構造において
は、媒体使用型記憶装置２１の左右よりネジを締めるた
め、媒体使用型記憶装置２１の左側に他のユニット、た
とえば、電源や他の記憶装置を配置すると、媒体使用型
記憶装置２１を他のユニットより先に組み込み、そのあ
とに他のユニットを組み込むしかなかった為、メンテナ
ンスにおいて、媒体使用型記憶装置２１を取り替えると
きは、隣に配置されたユニットを外してから、媒体使用
型記憶装置を外すしかなかった。また、図５及び図６の
構造においては、媒体使用型記憶装置を両側からフレー
ムに固定するネジは無いため、媒体使用型記憶装置２１
の横に他のユニットを配置することはメンテナンス上問
題無いが、媒体使用型記憶装置２１を固定してから製品
前面の化粧パネルを固定するため、必ず化粧パネルを外
さなければ、媒体使用型記憶装置２１を取り出すことが
できず、図５、図６どちらの構造もメンテナンス性が悪
かった。

【０００４】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、メンテナンス性の良い媒体使用型記憶装置の固定
構造を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、媒体使用型記
憶装置を∂体の内部に備えた情報機器において、前記媒
体使用型記憶装置が前記∂体に収納されるための取り付
け機構は、前記媒体使用型記憶装置の少なくとも２側面
のうちの一方は半固定構造で他方は固着構造であること
を特徴とし、さらに、前記一方の側面は、前記媒体使用
型記憶装置を案内して保護するために前記媒体使用型記
憶装置よりも突出したレール部材を備えていることを特
徴とする。

【０００６】

【作用】媒体使用型記憶装置は、一般に周囲を磁気的に
遮蔽した機構をとっているが強度的には弱いため周囲に
摺動しないように片側にガイドレールを設け、他方はし
っかりと固着させることにより、周囲が他の機構部品で
囲まれている場合でも簡単に収納できる。

【０００７】

【実施例】図１は媒体使用型記憶装置１１を持つ製品の
外観斜視図であり、１２は上ケース、１７は化粧パネル
である。図２は製品の上ケース１２を外した状態での、
図１のＡ−Ａ断面での断面図である。図２において、１
１は媒体使用型記憶装置、１３は下ケース、１４は本体
に媒体使用型記憶装置１１を固定するためのフレーム、
１５は媒体使用型記憶装置に固定されたレールである。
図３は媒体使用型記憶装置１１を裏面より見た図であ
り、本実施例では、媒体使用型記憶装置に固定されたレ
ール１５は板金でできており、レール１５は、下端１５
ａは媒体使用型記憶装置１１の下面と同一面であり、上
端１５ｂは媒体使用型記憶装置１１の上面より若干突出
している。具体的には突出量は０．５ｍｍ程度である。
これは、媒体使用型記憶装置１１の天面は媒体使用型記
憶装置１１が電磁波の影響を受けるのを防ぐため薄い板
金部材１６で覆われているが、強度は強くないため、レ
ール１５の上端１５ｂを突出させることにより、薄い板
金部材１６を保護するためである。また、このレール１
５には本体のガイドへの挿入時の組立性を良くするた
め、本体への組立挿入方向の先端に斜面１５ｃがとって
ある。

【０００８】図２において、媒体使用型記憶装置１１を
組み込む本体のフレーム１４には、左側には媒体使用型
記憶装置１１のレール１５に勘合するようなガイド１４
ａが形成されており、媒体使用型記憶装置１１の左側の
レール１５をガイド１４ａに挿入すると同時に、フレー
ム１４の右側支持部１４ｂに媒体使用型記憶装置１１の
右側端部を一時的にのせ、右側方向よりネジ締めを行
う。

【０００９】このとき、外観上、化粧パネル１７の前面
と媒体使用型記憶装置の前面を合わせる必要があるが、
化粧パネル１７は、媒体使用型記憶装置１１より先に固
定されているため、化粧パネル１１の前面と媒体使用型
記憶装置の前面を合わせてから、ネジ締めを行うことが
できる。

【００１０】本実施例においては、媒体使用型記憶装置
１１の片側のレール１５は、媒体型記憶装置１１とは別
体の部材で構成したため、図３に示すように、左側面に
ネジが突出し、余分な空間が必要となるが、媒体使用型
記憶装置１１の固定用部材と一体で構成すれば、必要は
なくなり、さらに、レールはガイドの機能を果たせばよ
く、連続した形状でなくてもよい。また、媒体使用型記
憶装置１１をフレーム１４にネジで固定したが、同等の
固着ができれば他の方法でもよく、レール構造をとる側
も、他のユニットの配置によって、左右どちらでもよ
い。

【００１１】

【発明の効果】本発明によれば、媒体使用型記憶装置１
１は片側より固定されているので、ネジの反対側の空間
に他のユニットを配置しても、メンテナンスのとき、必
ず他のユニットを外さなければならないといった不具合
はなくなり、また、化粧パネル１７も取り外す必要も無
いため、媒体使用型記憶装置１１のメンテナンス性が向
上する。

【００１２】さらに、化粧パネル１７を固定した後に、
媒体使用型記憶装置１１を固定するので、化粧パネル１
７の前面と媒体使用型記憶装置の前面パネルを合わてか
ら、ネジ締めでき、組立性が向上するという付随効果も
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の製品外観斜視図。

【図２】本実施例の断面図。

【図３】本実施例の記憶装置裏面斜視図。

【図４】従来の一例を示す図。

【図５】従来の一例を示す図。

【図６】従来の一例を示す図。

【符号の説明】

１１媒体使用型記憶装置１２上ケース１３下ケース１４フレーム１５レール１６板金部材１７化粧パネル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】媒体使用型記憶装置を∂体の内部に備えた
情報機器において、前記媒体使用型記憶装置が前記∂体
に収納されるための取り付け機構は、前記媒体使用型記
憶装置の少なくとも２側面のうちの一方は半固定構造で
他方は固着構造であることを特徴とする情報機器。
【請求項２】前記一方の側面は、前記媒体使用型記憶装
置を案内して保護するために前記媒体使用型記憶装置よ
りも突出したレール部材を備えていることを特徴とする
請求項１記載の情報機器。