JPH0528514Y2 - - Google Patents

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JPH0528514Y2
JPH0528514Y2 JP17819685U JP17819685U JPH0528514Y2 JP H0528514 Y2 JPH0528514 Y2 JP H0528514Y2 JP 17819685 U JP17819685 U JP 17819685U JP 17819685 U JP17819685 U JP 17819685U JP H0528514 Y2 JPH0528514 Y2 JP H0528514Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排煙脱硫装置の石灰石及び石膏スラ
リー濃度の監視と調節に適用される固形分濃度計
に関する。
〔従来の技術〕
石灰−石膏法の排煙脱硫装置では、プラントの
性能を左右する脱硫剤の石灰や石膏など固形分が
懸濁する液体(以下、スラリーと表示する。)中
の固形分濃度を監視・調整する必要があり、濃度
を連続的に測定するスラリー濃度計が設置されて
いる。
測定方式は、超音波やγ線などの透過、吸収量
や反射量を測定し、固形分濃度を求める間接測定
方式と、スラリーの比重を測定して固形分濃度を
求める直接測定方式がある。
従来の液圧力測定方式を、第2図により説明す
る。第2図において、Aは液圧測定法、Bは上下
差圧測定法、Cはタンク内差圧測定法、Dは水と
の差圧測定法、Eは超音波透過量測定法の場合を
それぞれ示す。また、図中の各記号は、以下の通
りである。
1……測定管、2……差圧計、3……底部、4
……スラリー、5……試料上昇流、6……頂部、
7……スラリーオーバーフロー、8……オーバー
フロー液受、9……液出口、10……圧縮空気、
11……空気流量計、12……空気吹込み管、1
3……差圧信号、14……攪拌機、15……導圧
管、16,16′……超音波発振及び受信器、1
7……スラリー液圧差、18……差圧(ΔP)。
スラリーをポンプ移送し、直立測定管内を流動
させ、差圧を測定する形式としては、A,B,
C,D,Eの測定法がある。そのうち、A,D
は、スラリーが頂部よりオ−バーフローする方式
である。
又、Cは、スラリータンク内に長さの異る2本
の空気吹込管を設け、双方の差圧を測定するもの
である。直接測定法のA,B,C,Dは、いずれ
も液位差ΔHの差圧を差圧計により測定し、液比
重を求めるもので、溶液と固形分が混合状態のス
ラリー比重から固形分濃度を推算するが、溶液濃
度が変化し、溶液比重が変ると、スラリー濃度値
が変動するため、測定精度が低い欠点を持つてい
る。
A,Dのスラリーオーバーフロー形は、スラリ
ー流量変化により溢流レベルが変動し、液位差
ΔHが変動して比重変化のような誤つた指示を示
す欠点をもつている。
又、Eは、直立測定管の側面より超音波を管内
スラリー中に発射し、スラリー中を透過した超音
波強度を測定し、固形分による吸収・反射量を算
出して、固形分濃度を求める間接測定方式の例で
あるが、固形分の形状や粒子径により反射量が異
るため、濃度を定期的に実測し校正する必要があ
る。
尚、差圧測定形式は、簡単な構造で比重を測定
できることと安価であることから、精度に問題は
あるが、多く使用されており、精度上の改善が望
まれている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記従来技術のうち、直接測定方式
の比重測定計の欠点を改善する方式構造を提案す
るものである。すなわち、本考案は、以下の点を
目的としたものである。
(1) スラリーの溶液濃度が変化すると、液比重が
変動し、固形分濃度の変動として表われること
と、液温度が変化した場合も、溶液比重が変化
し、固形分濃度の誤指示因となる問題があり、
溶液比重の影響を除外する形式構造にすること
により解決する。
(2) スラリーオーバーフロー形式の場合、スラリ
ー流量変化により液レベルが変動し、液圧力が
変動して固形分濃度誤指示因となるが、直立管
の中間2点間の差圧を検出することによりこれ
を解消する。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、直立測定管を流動するスラリーの液
圧力を差圧計によつて測定してスラリー固形分濃
度を検出する濃度計において、スラリーが下部よ
り供給されて上部より溢流する直立測定管、該測
定管頂部液中に設けられた固形分分離筒、該分離
筒内の上澄液を前記測定管内を経て同測定管に取
付けられた差圧計の低圧側に導く連通管よりなる
ことを特徴とするスラリー中の固形分濃度計に関
する。
すなわち、本考案は、以下の点を特徴とする。
(1) 差圧計の低圧側に測定スラリーの上澄溶液を
導き、低圧側配管内を同一比重の溶液で充満し
て、スラリー中溶液濃度の変化影響を打消すこ
とにより、固形分濃度測定精度を向上する。
尚、低圧側配管溶液の温度をスラリーと同一と
なるよう二重管構造とし、溶液比重の差を無く
する構造とした。
(2) スラリーオーバーフロー部にスラリーと連絡
した溶液分離筒を設け、上澄溶液を分離する構
造とし、上澄溶液を差圧計の低圧側に導びくこ
とにより、スラリーのオーバーフローレベル変
化に対し上澄溶液レベルが追従変化し、差圧計
への液圧影響は打消されレベル変動の影響を防
止する。
かかる特徴を有する本考案は、溶液濃度が変動
するスラリー中の固形分濃度計として広く適用さ
れる。
〔作用〕
以下に、本考案を第1図に基づき説明する。
第1図中、符号1〜8は第2図に関して説明し
たものと同じものを示す。そして図中、19は分
離筒、20は分離筒19内に形成される上澄溶
液、21は上端を分離筒19内に開口し測定管1
の底部を貫通する連通管、22は連通管21と差
圧計2の低圧側とを結ぶ導管、23は差圧計2の
出力信号、24は導管22のガス抜き弁、25は
連通管21のブロー弁、26は液出口管、27は
分離筒19内の溶液と測定管1内のスラリーの連
通部、28は差圧検出ダイヤフラムである。
測定管1の底部3より供給されたスラリー4
は、測定管1を上昇し、頂部6からオーバーフロ
ー7するが、一部は連通部27を通つて分離筒1
9内へ流入する。分離筒19内は、スラリー4の
流れがほとんどなく、液の静止により固形分の沈
降現象が生じて、液面付近は、溶液のみの上澄層
20が生成する。上澄層20の溶液は、分離筒1
9内より測定管1の底部3を貫通する連通管21
により系外に導びかれ、導管22を経て差圧計2
の低圧側に連結する。すなわち差圧計2には、測
定管1内のスラリー圧力と、上澄層20の溶液圧
力の差圧が加わり、差圧計2の出力信号23を発
振するものである。
以下、本考案の特徴と作用を説明する。
(1) 分離筒19の下部は、若干の間隙をもつた連
通部27があり、測定管1内で連絡しており、
スラリー4のオーバーフロー7のレベルと上澄
層20のレベルは、同一の変化をする。すなわ
ち、オーバーフロー7の流量が変動した場合で
も、差圧計2に加わる差圧は変わらない。又、
上澄層20の溶液は、連通管21の底部ブロー
弁25より少量ずつパージすると、連通管21
内の溶液は、上澄層20溶液に入れ替り、スラ
リー4の溶液の変化による溶液比重差の誤差を
防止することができる。
又、ブロー弁25より溶液をパージする際連
通管21内に混入し沈殿した固形分も同時にパ
ージされ、管内の閉塞が防止できる効果があ
る。
尚、導管22内の空気は、ガス抜き弁24よ
り適宜パージすると、導管22内は常に溶液で
充たされ、差圧計2に液圧が正確に伝わる。
(2) 本考案は、連通管21が測定管1内を貫通す
る構造であつて、伝熱管を兼ね、連通管21内
の溶液温度は、測定管1内のスラリー温度に追
従する作用を持ち、スラリー4の溶液と連通管
21内の溶液の比重は、同一に保たれ温度変化
による比重変化の影響は防止でき、測定精度の
向上が計られる。
〔考案の効果〕
(1) 差圧計のスラリー側と低圧側両面の溶液が同
一であるため、溶液濃度、液比重の変動影響が
なく、測定精度が向上する。
(2) スラリーと上澄液が連通しているので、スラ
リーオーバーフローレベルと溶液レベルが同一
変化をし、レベル変動から発生する液差圧変化
への影響をキヤンセルされる。すなわち、固形
分濃度指示への影響が大幅減少し、測定精度が
大幅に向上する。
(3) 溶液連通管底部より溶液をパージすることに
より、新しい溶液に更新して溶液濃度変化の影
響を防止すると共に、底部の固形分の推積を防
止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による装置例を示し、第2図
は、従来例を示す。 1……測定管、2……差圧計、3……底部、4
……スラリー、5……試料上昇流、6……頂部、
7……スラリーオーバーフロー、8……オーバー
フロー液受、9……液出口、10……圧縮空気、
11……空気流量計、12……空気吹込み管、1
3……差圧信号、14……攪拌機、15……導圧
管、16,16′……超音波発信及び受信器、1
7……スラリー液圧差、18……差圧、19……
分離筒、20……上澄層、21……連通管、22
……導管、23……差圧信号、24……ガス抜き
弁、25……ブロー弁、26……液出口管、27
……スラリーと溶液連通部、28……差圧検出ダ
イヤフラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直立測定管を流動するスラリーの液圧力を差圧
    計によつて測定してスラリー固形分濃度を検出す
    る濃度計において、スラリーが下部より供給され
    て上部より溢流する直立測定管、該測定管頂部液
    中に設けられた固形分分離筒、該分離筒内の上澄
    液を前記測定管内を経て同測定管に取付けられた
    差圧計の低圧側に導く連通管よりなることを特徴
    とするスラリー中の固形分濃度計。
JP17819685U 1985-11-21 1985-11-21 Expired - Lifetime JPH0528514Y2 (ja)

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JP17819685U JPH0528514Y2 (ja) 1985-11-21 1985-11-21

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JPS6286539U JPS6286539U (ja) 1987-06-02
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