JPH0528427U - 吸い上げ防止チユーブ - Google Patents
吸い上げ防止チユーブInfo
- Publication number
- JPH0528427U JPH0528427U JP8741891U JP8741891U JPH0528427U JP H0528427 U JPH0528427 U JP H0528427U JP 8741891 U JP8741891 U JP 8741891U JP 8741891 U JP8741891 U JP 8741891U JP H0528427 U JPH0528427 U JP H0528427U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipette
- liquid
- tube
- liquid reservoir
- pipe
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 化学分析、特に容量調整時に使用するピペッ
ターへの液の流入を阻止して汚染,劣化を防止する。 【構成】 チューブ2には逆止弁2cを備えた液だめ2
dを有し、液だめ2dと並列に通気管2eを有してい
る。液だめ2dは、吸い上げた過剰の液を受け入れるも
のであり、通気管2eは、液だめ2dのバイパスであ
る。通気管2eの出入口には三方コック2a,2bを有
している。チューブ2は、ピペッター1とピペット3間
に接続され、吸入時には、液だめ2dをピペット3に導
通させ、流出時には、三方コック2a,2bを切替えて
通気管2eをピペット3に連通させる。液だめ2d内に
ためられた液は、液の流出時、逆止弁2cによってピペ
ット3内への流出が阻止される。
ターへの液の流入を阻止して汚染,劣化を防止する。 【構成】 チューブ2には逆止弁2cを備えた液だめ2
dを有し、液だめ2dと並列に通気管2eを有してい
る。液だめ2dは、吸い上げた過剰の液を受け入れるも
のであり、通気管2eは、液だめ2dのバイパスであ
る。通気管2eの出入口には三方コック2a,2bを有
している。チューブ2は、ピペッター1とピペット3間
に接続され、吸入時には、液だめ2dをピペット3に導
通させ、流出時には、三方コック2a,2bを切替えて
通気管2eをピペット3に連通させる。液だめ2d内に
ためられた液は、液の流出時、逆止弁2cによってピペ
ット3内への流出が阻止される。
Description
【0001】
本案は、化学分析、特に、容量調整時にピペットとピペッター間に接続して使 用するピペッターへの溶液吸引防止チューブに関する。
【0002】
化学分析における容量調整時に使用する容量器の代表的な器具としてピペット がある。
【0003】 従来よりピペットを使用して容量を調整するときには、図2に示すようにピペ ット3にピペッター1を取付けて行われていた。ピペッター1は、両端に管路を 有するゴム球1aと、大気側管路に設けたプッシュバルブAと、ピペット側管路 に設けたプッシュバルブS及びその分岐管路に設けたプッシュバルブEとからな っているものである。使用に際しては、予め、バルブAを押してゴム球1aを外 気と導通させ、ゴム球1a内の空気を抜いたのち、ピペット1に装着し、ピペッ ト3の先端を液中に潰け、バルブSを押してピペッター1をピペット3に導通さ せると、ピペット3内に液が吸い上げられる。また、そのままバルブEを押せば ピペット3内は外気と導通され、ピペット3内の液は排出される。ピペッターは 、ピペットに取付けるだけで簡単な操作で液を吸い上げ、液の吸い上げ量を所望 の容量に調整することができ、化学分析の容量調整には広く利用されている。
【0004】
前述のように、ピペッターは、手軽で誰にでも操作できるという利点はあるも のの、ピペットを通してピペッター内、特にゴム球内に液を吸い上げてしまった ときには、これを排出し、また、ピペッター内を乾燥することは難しい。例え排 出できたとしても、吸い込んだ液が有害物質のときには、ピペッター自体が劣化 ,腐蝕することがある。
【0005】 本案の目的は、ピペットとピペッター間に設置してピペットよりピペッター内 への液の吸い込みを阻止する吸い上げ防止チューブを提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するため、本案による吸い上げ防止チューブにおいては、液だ めと、通気管と、三方コックと逆止弁とをチューブに有し、ピペットとピペッタ ー間に接続してピペットより吸い上げられた液のピペッター内への流入を防止す る吸い上げ防止チューブであって、 チューブは、その両端をピペットとピペッターとにそれぞれ接続するものであ り、 液だめは、ピペットより吸い上げられた液を受入れる大容量部分であり、チュ ーブの一部に設けられ、 通気管は、チューブより分岐して液だめと並列に接続された管路であり、 三方コックは、チューブと通気管との各分岐部に介装されたものであり、 逆止弁は、ピペットから液だめに通ずるチューブ内で、且つ通気管の分岐部よ り液だめ側の管路に設けられ、液だめに流入した液の逆流を阻止するものである 。
【0007】
液の吸い上げ時には、従来と同様にピペッターを扱ってピペット内に液を吸い 込み、排出時には、三方コックを操作し、通気管を通してピペッターとピペット とを連通させ外気を取り入れてピペット内の液を押し出す。液だめは、ピペット を通して吸い上げられた液をためてピペッター側への流入を阻止するものであり 、液だめ内にためられた液は、流出時に逆止弁で阻止されてピペット内へは流入 しない。
【0008】
以下に本案の実施例を図によって説明する。
【0009】 本案の吸い上げ防止チューブ2は、ピペット3とピペッター1間に接続するも のである。ピペット3及びピペッター1は、従来と同じであり、同一構成部分に は同一符号を付して構造の説明は省略する。
【0010】 吸い上げ防止チューブ2は、その管路に液だめ2dを有し、また液だめ2dの バイパスとして分岐させた通気管2eを並列に有しているものである。したがっ て、チューブ2と通気管2eとはT型管路の分岐部が形成され、各分岐部には、 三方コック2a,2bが内装されている。
【0011】 液だめ2dは、チューブ2の一部に形成した拡径部であり、チューブ2内に吸 い込まれた液を受け入れる大容量部となるものである。
【0012】 チューブ2の上端は、ピペッター1に接続され、下端は、ピペット3に接続さ れる。ピペット3から液だめ2dに通ずるチューブ2内には、通気管2eの分岐 部より液だめ2d側の管路に逆止弁2cを介装している。この逆止弁2cは、ピ ペット3を通じて液だめ2d内に流入した液の逆流を阻止するためのものである 。
【0013】 実施例において、三方コック2a,2bを操作して通気管2e側の通路を閉じ 、従来と同様にピペッター1を扱ってピペット3内に液を吸入する。余分に液を 吸い上げたときには、液は、液だめ2d内にためられ、ピペッター1内には到ら ない。
【0014】 ピペット3内の液を流出させるときには、三方コック2a,2bを操作して通 気管2eの両端をチューブ2に連通させ、ヒペッタ1のバルブEを押すことによ り外気を取り入れると、ピペット3は通気管2eを通じて外気に連通し、ピペッ ト3内で標線に合わせた液は、流出する。液だめ2dに残っている液は、逆止弁 2cに遮られて流出しない。
【0015】 使用後は、チューブ2をピペット3及びピペッター1から取りはずし、内部を 洗浄し、乾燥する。構造が簡単のため、洗浄乾燥は容易である。
【0016】
以上のように本案によるときには、過剰に吸い上げた液を液だめ内に止めるた め、ピペッターを汚染,劣化させることがなく、また、液だめ内の液をピペット 内に戻すことなく、ピペット内の標線により設定された量の液のみを流出させて 所望の容量に調整できる効果を有する。
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】ピペットとピペッターとの従来の組合せ使用例
を示す図である。
を示す図である。
1 ピペッター 2 吸い上げ防止チューブ 2a,2b 三方コック 2c 逆止弁 2d 液だめ 2e 通気管 3 ピペット
Claims (1)
- 【請求項1】 液だめと、通気管と、三方コックと逆止
弁とをチューブに有し、ピペットとピペッター間に接続
してピペットより吸い上げられた液のピペッター内への
流入を防止する吸い上げ防止チューブであって、 チューブは、その両端をピペットとピペッターとにそれ
ぞれ接続するものであり、 液だめは、ピペットより吸い上げられた液を受入れる大
容量部分であり、チューブの一部に設けられ、 通気管は、チューブより分岐して液だめと並列に接続さ
れた管路であり、 三方コックは、チューブと通気管との各分岐部に介装さ
れたものであり、 逆止弁は、ピペットから液だめに通ずるチューブ内で、
且つ通気管の分岐部より液だめ側の管路に設けられ、液
だめに流入した液の逆流を阻止するものであることを特
徴とする吸い上げ防止チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8741891U JPH0528427U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 吸い上げ防止チユーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8741891U JPH0528427U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 吸い上げ防止チユーブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528427U true JPH0528427U (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=13914332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8741891U Pending JPH0528427U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 吸い上げ防止チユーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528427U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340746A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Nippon Soda Co Ltd | ピペッターの吸い上げ防止具 |
CN111822068A (zh) * | 2020-08-22 | 2020-10-27 | 江苏科华医疗器械科技有限公司 | 一种双管单定量移液管及其移液方法 |
CN112387323A (zh) * | 2020-12-19 | 2021-02-23 | 桂林电子科技大学信息科技学院 | 一种基于双单向气路的定额滴管 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8741891U patent/JPH0528427U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002340746A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Nippon Soda Co Ltd | ピペッターの吸い上げ防止具 |
JP4574061B2 (ja) * | 2001-05-11 | 2010-11-04 | 日本曹達株式会社 | ピペッターの吸い上げ防止具 |
CN111822068A (zh) * | 2020-08-22 | 2020-10-27 | 江苏科华医疗器械科技有限公司 | 一种双管单定量移液管及其移液方法 |
CN111822068B (zh) * | 2020-08-22 | 2023-07-04 | 江苏科华医疗器械科技有限公司 | 一种双管单定量移液管及其移液方法 |
CN112387323A (zh) * | 2020-12-19 | 2021-02-23 | 桂林电子科技大学信息科技学院 | 一种基于双单向气路的定额滴管 |
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