JPH05280705A - 銅製錬炉における排熱回収装置 - Google Patents

銅製錬炉における排熱回収装置

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JPH05280705A
JPH05280705A JP7754492A JP7754492A JPH05280705A JP H05280705 A JPH05280705 A JP H05280705A JP 7754492 A JP7754492 A JP 7754492A JP 7754492 A JP7754492 A JP 7754492A JP H05280705 A JPH05280705 A JP H05280705A
Authority
JP
Japan
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steam pipe
superheated steam
steam pipes
heat recovery
saturated steam
Prior art date
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Pending
Application number
JP7754492A
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English (en)
Inventor
Takashi Shimizu
隆 清水
Tetsuo Sakai
哲郎 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過熱蒸気管へのダストの付着を防止する。 【構成】 過熱蒸気管6の、排ガスの流れ方向Sにおけ
る上流側に、飽和蒸気管5を近接して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銅製錬炉における排熱
回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の銅製錬炉における排熱回収装置の
一例を図3〜図5に基づいて模式的に説明する。以下の
例では、銅製錬炉1が、連続製銅法における熔錬炉(S
炉)または製銅炉(C炉)である場合について説明す
る。ここで、連続製銅法とは、熔錬炉で銅精鉱を溶解し
て得た熔体を、樋を介して連続的に分離炉、製銅炉に順
次送ることによって銅製錬を行なう公知の方法である。
【0003】この銅製錬炉1の上部には、銅製錬によっ
て生じる排ガスを硫酸工場まで送るための排ガス流路2
および3が取り付けられている。この流路2および3
は、排ガスの高温に耐えられるよう、耐熱素材によって
構成されている。そして、流路2は、排ガスの流れ方向
上流側において拡径され、いわゆる火炉3とされてい
る。この火炉3の下流側には、排熱回収装置4が配置さ
れている。この装置4は、飽和蒸気管5と、その上流側
に配置された過熱蒸気管(いわゆるスーパーヒータ)6
とを備えており、排ガスと、前記各蒸気管内部の水およ
び水蒸気との熱交換を行なうように構成されている。な
お、図中矢印Sは排ガスの流れ方向である。
【0004】こうした排熱回収装置4は、既に周知のも
のであるが、図4を参照してその概要を説明する。この
装置4は、120℃の水Wを貯溜しているドラム7と、
このドラム7から水を飽和蒸気管5に送るポンプ8とを
備えており、ドラム7の内部の水を飽和蒸気管5に送っ
て、流路2中の排ガスと熱交換して250℃、40kg
/cm2の飽和蒸気とし、次にこの飽和蒸気を過熱蒸気
管6に送って再度排ガスと熱交換することによって、4
00℃、40kg/cm2の過熱蒸気を得ることがで
き、この過熱蒸気を発電機に送って発電を行なってい
る。
【0005】ついで、過熱蒸気管6の構成について説明
すると、この蒸気管6は、屈曲されて略パネル状に形成
されており、複数のパネル状の蒸気管6を排ガスの流れ
方向に平行に配置している(図5参照)。そして、こう
して構成された1セットの蒸気管6が、排ガスの流れ方
向に離間して2セット配置されている。一方、飽和蒸気
管5も同様に構成されており、排ガスの流れ方向に離間
して2〜3セット配置されている。
【0006】ところで、前記従来の排熱回収装置4にお
いては、特に過熱蒸気管6の上流側の側面に、図5に示
したようにダスト9が付着し、このダスト9が次第に生
長して熱交換効率が低下し、また、排ガスの流れが悪く
なるという問題があった。そして、このダスト9は、管
6に強固に付着しており、これを除去するためには、炉
の操業を停止した状態で掻き落とすといった効率の悪い
手段をとらざるを得ないという状況にあった。そこで、
本発明者がこの現象について種々研究した結果、以下の
ような知見を得た。すなわち、銅製錬炉においては、そ
の操業に伴い、必然的に、Cu、Fe、Pb、Zn、S
4などからなるダストが発生し、流路2中を流れて過
熱蒸気管6に接触する。一方、過熱蒸気管6において
は、その外表面の温度が飽和蒸気管5の外表面温度に比
べて高いために、外表面にダストが接触した瞬間にこの
ダストが焼結して強固に付着し、スーツブローやハンマ
リング装置では除去できず、付着したダストを核にして
次第にダストが成長していくことが判明した。一方、飽
和蒸気管5の表面に付着したダストはスーツブローで簡
単に除去できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した知
見に基づいてなされたもので、過熱蒸気管へのダストの
付着を防止することができる排熱回収装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る銅製錬炉に
おける排熱回収装置は、過熱蒸気管の、排ガスの流れ方
向における上流側に、飽和蒸気管を近接して配置した構
成とされている。
【0009】
【作用】本発明の装置では、過熱蒸気管の上流側に飽和
蒸気管を近接して配置しているために、当該過熱蒸気管
にはダストがほとんど接触せず、このため、過熱蒸気管
へのダストの付着を防止することができる。一方、飽和
蒸気管にはダストが接触するものの、飽和蒸気管の表面
温度は、通常、過熱蒸気管の表面温度よりも低いため、
飽和蒸気管に接触したダストはスーツブローなどの周知
の除去手段によって簡単に除去できる。
【0010】
【実施例】本発明に係る排熱回収装置の実施例を図1お
よび図2に基づいて説明する。なお、本例の説明におい
ては、前記した従来の装置と共通する構成については同
一符号を付して詳細についての説明を省略する。
【0011】本例の装置においては、排ガスの流れ方向
Sにおいて若干離間されて配置された2セットの過熱蒸
気管6(図3参照)において、それぞれ最も上流側に位
置する過熱蒸気管6の、流れ方向Sにおける上流側に、
飽和蒸気管5が近接して配置されている点において従来
の装置と相違している。ここで、この飽和蒸気管5は、
従来の飽和蒸気管5の配管を延長して配置することによ
って過熱蒸気管6の上流側に配置されている。
【0012】本例の装置によれば、過熱蒸気管6の上流
側に飽和蒸気管5を近接して配置しているので、この飽
和蒸気管5に妨げられて、過熱蒸気管6にはダストがほ
とんど接触せず、過熱蒸気管6へのダストの付着を防止
することができる。一方、本例の装置では、飽和蒸気管
5にダストが接触するものの、飽和蒸気管5の表面温度
は、通常、過熱蒸気管6の表面温度よりも低いため、飽
和蒸気管5に接触したダストは、スーツブローなどの周
知の除去手段によって簡単に除去できる。したがって、
本例の装置では、過熱蒸気管6へのダストの付着を防止
することによって熱交換効率を維持することができ、し
かも、排ガスの流れを円滑とすることができるという利
点がある。
【0013】なお、本例においては、過熱蒸気管6と、
その上流側に配置された飽和蒸気管5とを若干離間した
ものとしているが、両者を密着させてもよいことは当然
である。
【0014】また、本例においては、銅製錬炉1として
連続製錬における熔錬炉や製銅炉を例にとって説明した
が、例えば、通常の反射炉や自溶炉であってもよいこと
は当然である。
【0015】さらに、本例では、過熱蒸気管6を屈曲し
て略パネル状に形成し、このパネルを並列に設置したも
のを例にとって説明したが、これに限らず、過熱蒸気管
6を、流れ方向Sに直交する方向に適宜配置したもので
あっても、本発明を適用することが可能である。この場
合には、直接ダストが接触する位置にあるそれぞれの過
熱蒸気管6の上流側に飽和蒸気管5を配置すれば、本例
と同様に、十分にダストの付着を防止することが可能で
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る銅製錬炉における排熱回収
装置は、過熱蒸気管の、排ガスの流れ方向における上流
側に、飽和蒸気管が近接して配置されている構成となっ
ているので、過熱蒸気管へのダストの付着を防ぎ、熱交
換効率を維持するとともに排ガスの流れを円滑にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る排熱回収装置の要部の斜
視図である。
【図2】本発明の実施例に係る排熱回収装置における、
過熱蒸気管の配列状態を説明するための説明図である。
【図3】従来の排熱回収装置の概略を示す説明図であ
る。
【図4】従来の排熱回収装置の構成を説明するための概
念図である。
【図5】従来の排熱回収装置における、過熱蒸気管の配
列状態を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 銅製錬炉 2 排ガスの流路 4 排熱回収装置 5 飽和蒸気管 6 過熱蒸気管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅製錬炉から生成された排ガスの流路中
    に配置された飽和蒸気管および過熱蒸気管を備え、これ
    らの飽和蒸気管および過熱蒸気管中の蒸気と前記排ガス
    との熱交換を行なう排熱回収装置において、前記過熱蒸
    気管の、前記排ガスの流れ方向における上流側には、前
    記飽和蒸気管が近接して配置されていることを特徴とす
    る銅製錬炉における排熱回収装置。
JP7754492A 1992-03-31 1992-03-31 銅製錬炉における排熱回収装置 Pending JPH05280705A (ja)

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JP7754492A JPH05280705A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 銅製錬炉における排熱回収装置

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JP7754492A JPH05280705A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 銅製錬炉における排熱回収装置

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JPH05280705A true JPH05280705A (ja) 1993-10-26

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ID=13636948

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JP7754492A Pending JPH05280705A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 銅製錬炉における排熱回収装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014527152A (ja) * 2011-06-21 2014-10-09 バブコック・アンド・ウィルコックス・パワー・ジェネレイション・グループ・インコーポレイテッド 二重経路型の平行過熱器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014527152A (ja) * 2011-06-21 2014-10-09 バブコック・アンド・ウィルコックス・パワー・ジェネレイション・グループ・インコーポレイテッド 二重経路型の平行過熱器

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990406