JPH05280301A - 冷却用溝をフォトエッチした拡散結合エアーホイル - Google Patents
冷却用溝をフォトエッチした拡散結合エアーホイルInfo
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- JPH05280301A JPH05280301A JP4159926A JP15992692A JPH05280301A JP H05280301 A JPH05280301 A JP H05280301A JP 4159926 A JP4159926 A JP 4159926A JP 15992692 A JP15992692 A JP 15992692A JP H05280301 A JPH05280301 A JP H05280301A
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
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- B23P15/04—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass turbine or like blades from several pieces
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/14—Form or construction
- F01D5/18—Hollow blades, i.e. blades with cooling or heating channels or cavities; Heating, heat-insulating or cooling means on blades
- F01D5/187—Convection cooling
- F01D5/188—Convection cooling with an insert in the blade cavity to guide the cooling fluid, e.g. forming a separation wall
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49229—Prime mover or fluid pump making
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- Y10T29/49243—Centrifugal type
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 正確に位置決めされた、正確な寸法の、きわ
めて小さい流体流れ溝を有する機械部品を得る。 【構成】 エアーホイルを製造するのに用いる1対の半
部のような1対の拡散結合した部材の密着面に沿って冷
却通路を正確に形成する。この発明の特に有利な適用例
では、拡散結合用ホイルの両側面に冷却空気溝をフォト
エッチングし、この拡散結合用ホイルを用いて、タービ
ンブレードまたはタービンベーンの後縁部分の密着面間
に拡散結合を形成する。このような溝はきわめて小さく
かつ多数形成することができ、これらのエアーホイルの
後縁部分の効率よい冷却を促進する。
めて小さい流体流れ溝を有する機械部品を得る。 【構成】 エアーホイルを製造するのに用いる1対の半
部のような1対の拡散結合した部材の密着面に沿って冷
却通路を正確に形成する。この発明の特に有利な適用例
では、拡散結合用ホイルの両側面に冷却空気溝をフォト
エッチングし、この拡散結合用ホイルを用いて、タービ
ンブレードまたはタービンベーンの後縁部分の密着面間
に拡散結合を形成する。このような溝はきわめて小さく
かつ多数形成することができ、これらのエアーホイルの
後縁部分の効率よい冷却を促進する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に、拡散結合の
密着面間にフォトエッチングによる溝またはスロットを
設けることに関し、特に、ガスタービンエンジンのエア
ーホイルブレードまたはベーンの密着面間に配置された
拡散結合用ホイルに流体流れ溝を形成することに関す
る。
密着面間にフォトエッチングによる溝またはスロットを
設けることに関し、特に、ガスタービンエンジンのエア
ーホイルブレードまたはベーンの密着面間に配置された
拡散結合用ホイルに流体流れ溝を形成することに関す
る。
【0002】
【従来の技術】拡散ろう付けおよび拡散溶接を含む拡散
結合は、互いに接合すべき2つ以上の部材の表面を適当
な圧力および高温下に置くことによって達成される一種
の固体溶接である。拡散結合は、通常、界面または密着
面の合一が起こり得る制御された雰囲気で行われる。こ
の過程は、通常、結合中の部材の溶融または融着を伴わ
ない。
結合は、互いに接合すべき2つ以上の部材の表面を適当
な圧力および高温下に置くことによって達成される一種
の固体溶接である。拡散結合は、通常、界面または密着
面の合一が起こり得る制御された雰囲気で行われる。こ
の過程は、通常、結合中の部材の溶融または融着を伴わ
ない。
【0003】拡散結合は、代表的には、数分から数時間
の溶接期間を必要とする。熱と圧力を所定の時間加える
ことにより制御された拡散過程が生じ、最小の巨視的変
形にて、密着面の合一がなし遂げられる。たいていの場
合、拡散結合または溶接部を形成するのに用いる装置は
注文生産され、溶接を真空、不活性ガスまたは還元性雰
囲気で行う。
の溶接期間を必要とする。熱と圧力を所定の時間加える
ことにより制御された拡散過程が生じ、最小の巨視的変
形にて、密着面の合一がなし遂げられる。たいていの場
合、拡散結合または溶接部を形成するのに用いる装置は
注文生産され、溶接を真空、不活性ガスまたは還元性雰
囲気で行う。
【0004】2つ以上の材料の密着面を、近距離原子間
力が作用するように互いに十分近づけると、拡散結合ま
たは溶接が形成される。荷重をかけると、最初の接触が
表面凹凸間に生じる。塑性降伏およびクリープ変形によ
りさらなる接触がなされる。拡散結合は、通常、結合、
溶接またはろう付けする材料の溶融温度の1/2以上の
溶接温度で行う。最初の密着面は最終的には消失し、こ
うして完成した溶接部となる。
力が作用するように互いに十分近づけると、拡散結合ま
たは溶接が形成される。荷重をかけると、最初の接触が
表面凹凸間に生じる。塑性降伏およびクリープ変形によ
りさらなる接触がなされる。拡散結合は、通常、結合、
溶接またはろう付けする材料の溶融温度の1/2以上の
溶接温度で行う。最初の密着面は最終的には消失し、こ
うして完成した溶接部となる。
【0005】薄いホイルまたは皮膜の形態の他の同様の
金属の中間層を密着面間に使用して、冶金結合問題を克
服したり、結合を促進したりしてきた。中間層は、結合
または溶接温度を下げ、大きな変形を中間層領域に制限
し、粗い表面の密着を改善し、結合時間を短くし、酸化
を減らすことができる。中間層は、基材金属と冶金学的
に適合性でなければならず、靭性の低い領域を形成して
はならない。場合によっては、融点が溶接する基材金属
より低い中間層を用いて、溶接温度を低くする。
金属の中間層を密着面間に使用して、冶金結合問題を克
服したり、結合を促進したりしてきた。中間層は、結合
または溶接温度を下げ、大きな変形を中間層領域に制限
し、粗い表面の密着を改善し、結合時間を短くし、酸化
を減らすことができる。中間層は、基材金属と冶金学的
に適合性でなければならず、靭性の低い領域を形成して
はならない。場合によっては、融点が溶接する基材金属
より低い中間層を用いて、溶接温度を低くする。
【0006】拡散結合の1例が、ここに援用する米国特
許第3,656,222号に開示されている。この特許
の開示によれば、ろう付け材料の中間シートを用いて、
2つの別々のブレード素材部分を互いに拡散ろう付けす
ることにより、エアーホイルブレード素材を形成する。
ブレード素材部分の一方または両方に、またろう付け材
料の中間シートの相補部分または対応部分に貫通させ
て、冷却空気通路またはスロットを形成する。ひとまず
拡散ろう付けし終ったら、スロット形成済みブレード素
材部分および中間層を用いて、適当な方法により、エア
ーホイル形状のブレードを仕上げる。
許第3,656,222号に開示されている。この特許
の開示によれば、ろう付け材料の中間シートを用いて、
2つの別々のブレード素材部分を互いに拡散ろう付けす
ることにより、エアーホイルブレード素材を形成する。
ブレード素材部分の一方または両方に、またろう付け材
料の中間シートの相補部分または対応部分に貫通させ
て、冷却空気通路またはスロットを形成する。ひとまず
拡散ろう付けし終ったら、スロット形成済みブレード素
材部分および中間層を用いて、適当な方法により、エア
ーホイル形状のブレードを仕上げる。
【0007】米国特許第3,656,222号の完成ブ
レードはその目的に適切に機能するが、このようなブレ
ードが作動するガスタービンエンジンの作動温度をさら
に高めることが引き続き求められている。この要求は、
冷却空気のカバー範囲、すなわち冷却表面積を最適に
し、増加することにより、ブレードの空気冷却速度を改
良することで、部分的に満足させることができる。高温
の排気ガス流により加熱されたエアーホイルから熱を抽
出するために、冷却空気を冷却通路に流すが、このよう
な冷却空気のカバー範囲は、現在、冷却通路を切削また
は形成するのに用いる切削または成形技術により限定さ
れている。
レードはその目的に適切に機能するが、このようなブレ
ードが作動するガスタービンエンジンの作動温度をさら
に高めることが引き続き求められている。この要求は、
冷却空気のカバー範囲、すなわち冷却表面積を最適に
し、増加することにより、ブレードの空気冷却速度を改
良することで、部分的に満足させることができる。高温
の排気ガス流により加熱されたエアーホイルから熱を抽
出するために、冷却空気を冷却通路に流すが、このよう
な冷却空気のカバー範囲は、現在、冷却通路を切削また
は形成するのに用いる切削または成形技術により限定さ
れている。
【0008】すなわち、冷却スロットまたは通路がカバ
ーする面積が大きければ大きいほど、冷却性能が向上す
る可能性は大きい。現在採用されている切削技術は、エ
アーホイルブレードならびに内部に流通する冷却流体で
冷却される他の被加熱部材に形成できる冷却スロットま
たは通路の寸法、間隔および位置に関して、限定されて
いる。さらに、このような冷却スロットを形成するのに
用いる通常の切削加工技術は、費用が高く、時間がかか
り、多大な労働力を要する。
ーする面積が大きければ大きいほど、冷却性能が向上す
る可能性は大きい。現在採用されている切削技術は、エ
アーホイルブレードならびに内部に流通する冷却流体で
冷却される他の被加熱部材に形成できる冷却スロットま
たは通路の寸法、間隔および位置に関して、限定されて
いる。さらに、このような冷却スロットを形成するのに
用いる通常の切削加工技術は、費用が高く、時間がかか
り、多大な労働力を要する。
【0009】したがって、内部に流通する冷却流体によ
り冷却できる被加熱要素内に極めて小さい、狭い、正確
に配置された冷却溝またはスロットを形成する方法が必
要とされている。この要求は、エアーホイルブレードお
よびベーンの場合に切実であり、特に最高作動温度にさ
らされがちな高温の後縁部分に沿って、きわめて切実で
ある。このような方法は、実施するのが比較的容易でな
ければならず、従来の方法に較べてコストの節減となら
なければいけない。
り冷却できる被加熱要素内に極めて小さい、狭い、正確
に配置された冷却溝またはスロットを形成する方法が必
要とされている。この要求は、エアーホイルブレードお
よびベーンの場合に切実であり、特に最高作動温度にさ
らされがちな高温の後縁部分に沿って、きわめて切実で
ある。このような方法は、実施するのが比較的容易でな
ければならず、従来の方法に較べてコストの節減となら
なければいけない。
【0010】
【発明の目的】この発明は、上述した必要を満たすため
に開発されたもので、したがって、その目的は、内部冷
却すべき機械部品に、きわめて小さい、正確に位置決め
された、正確な寸法の流体流れ溝(グルーブ)またはス
ロットをフォトエッチングにより形成することにある。
に開発されたもので、したがって、その目的は、内部冷
却すべき機械部品に、きわめて小さい、正確に位置決め
された、正確な寸法の流体流れ溝(グルーブ)またはス
ロットをフォトエッチングにより形成することにある。
【0011】この発明の別の目的は、拡散結合を用いて
作製した内部冷却すべき機械部品に冷却流体スロットを
フォトエッチング形成することにある。この発明の他の
目的は、拡散結合したエアーホイルの密着面間に冷却流
体スロットをフォトエッチング形成することにある。こ
の発明のさらに他の目的は、拡散結合用ホイルに溝をフ
ォトエッチングするか、拡散結合前にホイルに隣接する
密着面に溝をフォトエッチングするか、またはその両方
により、拡散結合したエアーホイルの密着面に隣接して
冷却流体スロットを形成することにある。
作製した内部冷却すべき機械部品に冷却流体スロットを
フォトエッチング形成することにある。この発明の他の
目的は、拡散結合したエアーホイルの密着面間に冷却流
体スロットをフォトエッチング形成することにある。こ
の発明のさらに他の目的は、拡散結合用ホイルに溝をフ
ォトエッチングするか、拡散結合前にホイルに隣接する
密着面に溝をフォトエッチングするか、またはその両方
により、拡散結合したエアーホイルの密着面に隣接して
冷却流体スロットを形成することにある。
【0012】この発明の別の目的は、フォトエッチング
および拡散結合技術を組み合わせて用いて、被加熱エア
ーホイルの後縁における単位面積あたりの冷却流体スロ
ットの数を増加することにある。
および拡散結合技術を組み合わせて用いて、被加熱エア
ーホイルの後縁における単位面積あたりの冷却流体スロ
ットの数を増加することにある。
【0013】
【発明の概要】簡潔に説明すると、この発明は、拡散結
合用ホイルの片面または両面をフォトエッチングして、
ホイル表面に1つ以上の冷却用溝(冷却用チャンネルま
たは冷却用スロット)を形成することに関する。この技
術により、後で一緒に結合する機械部品の密着面に冷却
流体流れ溝を切削加工することが、従来では必須であっ
たのに、任意になる。
合用ホイルの片面または両面をフォトエッチングして、
ホイル表面に1つ以上の冷却用溝(冷却用チャンネルま
たは冷却用スロット)を形成することに関する。この技
術により、後で一緒に結合する機械部品の密着面に冷却
流体流れ溝を切削加工することが、従来では必須であっ
たのに、任意になる。
【0014】好ましくは、冷却流体流れ溝がホイルを完
全には貫通せず、部分的にのみ延在し、ホイルの片面ま
たは両面に凹所、チャンネルまたは溝を画定する。この
ようにすれば、ホイルの両面に溝を形成することがで
き、これにより拡散結合に沿ってまたはそれに隣接して
得られる単位面積あたりの溝の数を増加する。フォトエ
ッチングを使用して流体流れ溝を形成するので、ECM
やEDMのような従来の電気的切削技術で可能なのより
はるかに小さいスロットや溝を形成できる。たとえば、
従来のECMまたはEDM装置で達成できる最小の流体
流れ穴の直径は約0.012インチである。この寸法
は、酸または電流を部品に加えるのに用いる工具の寸法
によって決められる。
全には貫通せず、部分的にのみ延在し、ホイルの片面ま
たは両面に凹所、チャンネルまたは溝を画定する。この
ようにすれば、ホイルの両面に溝を形成することがで
き、これにより拡散結合に沿ってまたはそれに隣接して
得られる単位面積あたりの溝の数を増加する。フォトエ
ッチングを使用して流体流れ溝を形成するので、ECM
やEDMのような従来の電気的切削技術で可能なのより
はるかに小さいスロットや溝を形成できる。たとえば、
従来のECMまたはEDM装置で達成できる最小の流体
流れ穴の直径は約0.012インチである。この寸法
は、酸または電流を部品に加えるのに用いる工具の寸法
によって決められる。
【0015】しかし、この発明にしたがってフォトエッ
チングにより形成した穴または溝は、目視切削加工の条
件によっても、工具の寸法によっても限定されず、わず
か0.005インチ以下の直径、幅または深さに簡単に
形成できる。このことから、単位面積あたりの流体流れ
穴、溝またはスロットの密度を大きくとることができ
る。このことは、溝に流れる熱伝達流体にさらされる拡
散結合部品の全表面積を増加し、これにより部品から
の、または部品への熱伝達率を増加する。これは、冷却
空気を被加熱エアーホイルの後縁に適用する場合に、特
に有効である。
チングにより形成した穴または溝は、目視切削加工の条
件によっても、工具の寸法によっても限定されず、わず
か0.005インチ以下の直径、幅または深さに簡単に
形成できる。このことから、単位面積あたりの流体流れ
穴、溝またはスロットの密度を大きくとることができ
る。このことは、溝に流れる熱伝達流体にさらされる拡
散結合部品の全表面積を増加し、これにより部品から
の、または部品への熱伝達率を増加する。これは、冷却
空気を被加熱エアーホイルの後縁に適用する場合に、特
に有効である。
【0016】拡散結合用ホイルおよび/または結合部品
の密着面に、フォトエッチングによる冷却流体流れスロ
ットまたは溝の任意所望のパターンを、半導体チップの
製造で用いるのと同様の態様で、形成することができ
る。たとえば、冷却用スロットの所望のパターンを有す
るマスクをホイルまたは部品の上に配置する。つぎに、
ホイルまたは部品を酸に浸漬し、酸でホイルまたは部品
の露出部分だけをエッチングする。スロットの深さは酸
への露出時間により制御することができる。電流は不要
である。
の密着面に、フォトエッチングによる冷却流体流れスロ
ットまたは溝の任意所望のパターンを、半導体チップの
製造で用いるのと同様の態様で、形成することができ
る。たとえば、冷却用スロットの所望のパターンを有す
るマスクをホイルまたは部品の上に配置する。つぎに、
ホイルまたは部品を酸に浸漬し、酸でホイルまたは部品
の露出部分だけをエッチングする。スロットの深さは酸
への露出時間により制御することができる。電流は不要
である。
【0017】あるいはまた、ホイルおよび/または部品
を感光性マスク材料で被覆する。ホイルまたは部品のエ
ッチングすべき部分を露光し、これによりマスク材料を
周知の態様で剥離させる。こうして得られるホイルとマ
スクの組み合わせを、つぎに、酸浴に所定の時間浸漬
し、この間に酸によりホイルまたは部品のマスクされて
いない部分から材料を既知の時間速度で除去(エッチン
グ)する。こうしてエッチングされたホイルまたは部品
を酸浴から取り出し、中和剤に露呈してエッチングを停
止する。この時点で、マスクをホイルまたは部品から既
知の方法で除去し、この発明にしたがって拡散結合する
のに適当なエッチング済みホイルまたは部品を得る。
を感光性マスク材料で被覆する。ホイルまたは部品のエ
ッチングすべき部分を露光し、これによりマスク材料を
周知の態様で剥離させる。こうして得られるホイルとマ
スクの組み合わせを、つぎに、酸浴に所定の時間浸漬
し、この間に酸によりホイルまたは部品のマスクされて
いない部分から材料を既知の時間速度で除去(エッチン
グ)する。こうしてエッチングされたホイルまたは部品
を酸浴から取り出し、中和剤に露呈してエッチングを停
止する。この時点で、マスクをホイルまたは部品から既
知の方法で除去し、この発明にしたがって拡散結合する
のに適当なエッチング済みホイルまたは部品を得る。
【0018】冷却流体流れスロットまたは溝を実質的に
あらゆる寸法または形状にフォトエッチングし、最適な
冷却効率となる輪郭に成形することができる。フォトエ
ッチングは、目視要件、最小穴寸法と穴幅の関係および
穴とターゲットの関係などの従来の切削加工技術と関連
した問題および制約のほとんどを解消する。フォトエッ
チングは通常、他の切削加工技術と比較して、安価であ
り、エアーホイルブレードの後縁における単位面積あた
りの流体流れスロットの密度または数を従来の切削加工
技術より2倍増加することができる。この冷却面積の増
加は、そのエアーホイルブレードが作動するガスタービ
ンエンジンの総合的効率を増加することができる。
あらゆる寸法または形状にフォトエッチングし、最適な
冷却効率となる輪郭に成形することができる。フォトエ
ッチングは、目視要件、最小穴寸法と穴幅の関係および
穴とターゲットの関係などの従来の切削加工技術と関連
した問題および制約のほとんどを解消する。フォトエッ
チングは通常、他の切削加工技術と比較して、安価であ
り、エアーホイルブレードの後縁における単位面積あた
りの流体流れスロットの密度または数を従来の切削加工
技術より2倍増加することができる。この冷却面積の増
加は、そのエアーホイルブレードが作動するガスタービ
ンエンジンの総合的効率を増加することができる。
【0019】この発明の変更例では、拡散結合により接
合すべき1つ以上の部品の密着面に冷却流体スロットま
たは溝をフォトエッチングすることができる。この場
合、拡散ホイルを用いるならば、ホイルのエッチングは
不要である。ただし、用途によってはホイルをエッチン
グするのが望ましい。この発明の別の変更例では、通常
の一体の鋳造エアーホイルにその後縁に沿ってスロット
を形成し、フォトエッチングした拡散結合用ホイルをそ
のスロットにくさび止めするかはめこんでから、その場
に拡散結合する。このやり方では、これまで鋳造過程の
間に形成するにしろ、後でEDM、ECMまたはレーザ
ーを用いた切削加工により形成するにしろ、中実な後縁
に比較的大きな冷却穴を形成することに限定されてきた
通常の一体の鋳造エアーホイルに、この発明を実施する
ことができる。この変更例では、拡散結合用ホイルは、
一体の鋳造エアーホイルのスロット付き後縁に高密度の
冷却チャンネルを正確に形成するのに役立つ程には、2
つの別々の部材を一緒に結合するための結合要素として
はさほど役に立たない。このことは、より小さな冷却穴
を形成することを可能にし、冷却が改良される。
合すべき1つ以上の部品の密着面に冷却流体スロットま
たは溝をフォトエッチングすることができる。この場
合、拡散ホイルを用いるならば、ホイルのエッチングは
不要である。ただし、用途によってはホイルをエッチン
グするのが望ましい。この発明の別の変更例では、通常
の一体の鋳造エアーホイルにその後縁に沿ってスロット
を形成し、フォトエッチングした拡散結合用ホイルをそ
のスロットにくさび止めするかはめこんでから、その場
に拡散結合する。このやり方では、これまで鋳造過程の
間に形成するにしろ、後でEDM、ECMまたはレーザ
ーを用いた切削加工により形成するにしろ、中実な後縁
に比較的大きな冷却穴を形成することに限定されてきた
通常の一体の鋳造エアーホイルに、この発明を実施する
ことができる。この変更例では、拡散結合用ホイルは、
一体の鋳造エアーホイルのスロット付き後縁に高密度の
冷却チャンネルを正確に形成するのに役立つ程には、2
つの別々の部材を一緒に結合するための結合要素として
はさほど役に立たない。このことは、より小さな冷却穴
を形成することを可能にし、冷却が改良される。
【0020】この発明の上述した目的、特徴および効果
をさらに明瞭にするために、以下にこの発明を添付の図
面を参照しながら詳しく説明する。図面中、同じ符号は
同じ部品を示す。
をさらに明瞭にするために、以下にこの発明を添付の図
面を参照しながら詳しく説明する。図面中、同じ符号は
同じ部品を示す。
【0021】
【具体的な構成】まず、第1図に拡散結合用ホイル10
を線図的に示す。ホイル10の互いに反対側の側面14
それぞれに、複数の冷却用スロットまたは溝12が形成
されている。ホイル10を形成するシート原料は、それ
を拡散結合する予定の基材と適合性であれば、どのよう
なシート原料でもよい。通常、ホイル10の材料とし
て、ホイルを拡散結合する予定の基材合金と同様のもの
を選ぶ。
を線図的に示す。ホイル10の互いに反対側の側面14
それぞれに、複数の冷却用スロットまたは溝12が形成
されている。ホイル10を形成するシート原料は、それ
を拡散結合する予定の基材と適合性であれば、どのよう
なシート原料でもよい。通常、ホイル10の材料とし
て、ホイルを拡散結合する予定の基材合金と同様のもの
を選ぶ。
【0022】図1のホイル10の場合、溝12を各側面
14から深さ約0.005インチにフォトエッチングす
ることができる。なお、図1では両方の側面14にフォ
トエッチ溝を設けているが、用途によっては、片側面1
4だけをエッチングすればよい。ホイル10の厚さは、
従来の拡散結合用ホイルに通常用いられる厚さよりわず
かに厚くしてもよい。たとえば、従来のホイルの厚さは
約0.003インチであるが、ホイル10の厚さは約
0.015インチとしてもよい。
14から深さ約0.005インチにフォトエッチングす
ることができる。なお、図1では両方の側面14にフォ
トエッチ溝を設けているが、用途によっては、片側面1
4だけをエッチングすればよい。ホイル10の厚さは、
従来の拡散結合用ホイルに通常用いられる厚さよりわず
かに厚くしてもよい。たとえば、従来のホイルの厚さは
約0.003インチであるが、ホイル10の厚さは約
0.015インチとしてもよい。
【0023】フォトエッチング前に、ホイル10の側面
14を、融点降下剤として作用するとともに、拡散結合
の形成を促進するホウ素で被覆する。ホウ素は代表的に
は、所定の温度で溶融し、蒸発し、揮散し、そしてそう
する間に、密着した隣接表面の材料の融点を下げる。こ
れにより、密着面間での原子の移動を促進し、拡散結合
の形成を促進し、はやめる。冷却用溝12のフォトエッ
チング中、側面14の対応する部分からホウ素被覆を除
去する。なお、ろう材が付着するのを防止するために、
溝にストップオフを塗工する必要があることもある。
14を、融点降下剤として作用するとともに、拡散結合
の形成を促進するホウ素で被覆する。ホウ素は代表的に
は、所定の温度で溶融し、蒸発し、揮散し、そしてそう
する間に、密着した隣接表面の材料の融点を下げる。こ
れにより、密着面間での原子の移動を促進し、拡散結合
の形成を促進し、はやめる。冷却用溝12のフォトエッ
チング中、側面14の対応する部分からホウ素被覆を除
去する。なお、ろう材が付着するのを防止するために、
溝にストップオフを塗工する必要があることもある。
【0024】図2から明らかなように、図1の結合用ホ
イル10を用いて、1対の拡散結合可能な部材16、1
8を互いに拡散結合する。フォトエッチした結合用ホイ
ル10を部材16、18間にはさみ、その場で熱と圧力
をかけて結合する。部材16、18がタービンブレード
またはタービンベーンの半部鋳造品の形態である場合、
部材16、18を炉内に入れて、結合温度約2400°
Fを加える。おもり付き取付け具を用いて、密着面間に
小さな荷重を通常の方法で加えてもよい。
イル10を用いて、1対の拡散結合可能な部材16、1
8を互いに拡散結合する。フォトエッチした結合用ホイ
ル10を部材16、18間にはさみ、その場で熱と圧力
をかけて結合する。部材16、18がタービンブレード
またはタービンベーンの半部鋳造品の形態である場合、
部材16、18を炉内に入れて、結合温度約2400°
Fを加える。おもり付き取付け具を用いて、密着面間に
小さな荷重を通常の方法で加えてもよい。
【0025】拡散結合を形成するにつれて、原子が部材
16、18から結合用ホイル10を横切って移動する。
結合は溝12では起こらない。これらの溝からはフォト
エッチングによりあらかじめ材料を取り除いており、フ
ォトエッチングはホウ素のような融点降下剤も除去する
からである。結合の間、密着面20、22間にわずか
な、たとえば約0.001インチ程度の締めこみまたは
つぶれ(コラプス)が生じる。しかし、この量の締めこ
みは溝12を閉じるには不十分である。溝12のフォト
エッチングの深さを選択する際に、このような締めこみ
を見込んでおくのが好ましい。
16、18から結合用ホイル10を横切って移動する。
結合は溝12では起こらない。これらの溝からはフォト
エッチングによりあらかじめ材料を取り除いており、フ
ォトエッチングはホウ素のような融点降下剤も除去する
からである。結合の間、密着面20、22間にわずか
な、たとえば約0.001インチ程度の締めこみまたは
つぶれ(コラプス)が生じる。しかし、この量の締めこ
みは溝12を閉じるには不十分である。溝12のフォト
エッチングの深さを選択する際に、このような締めこみ
を見込んでおくのが好ましい。
【0026】図1および図2ではまっすぐな溝12を示
したが、蛇行、ジグザグ、のこ歯または円弧状冷却通路
など、どのような形状の冷却回路または通路を形成して
もよい。結合し終わったら、部材16および18を適当
な熱伝達流体ソースに、たとえば流れ導管24を介して
連結する。熱伝達流体26を導管24から溝12に流し
て、部材16および18を加熱または冷却する。
したが、蛇行、ジグザグ、のこ歯または円弧状冷却通路
など、どのような形状の冷却回路または通路を形成して
もよい。結合し終わったら、部材16および18を適当
な熱伝達流体ソースに、たとえば流れ導管24を介して
連結する。熱伝達流体26を導管24から溝12に流し
て、部材16および18を加熱または冷却する。
【0027】部材16および18は、代表的には、高温
度環境にさらされるので、溝12に冷却流体を流して冷
却する。しかし、部材16および18を加熱する必要が
ある場合には、加熱流体を溝に案内してこれらの部材を
加熱することができる。この発明の具体的な応用例を図
3、4および5に示す。ここでは、エアーホイル28、
すなわちタービンブレードまたはタービンベーンを、2
つの半部鋳造品30、32から形成する。これらの鋳造
品、つまり半部部品30、32は、説明の目的上、前述
した部材16、18と類似であるとみなすことができ
る。図3から明らかなように、エアーホイル28はプラ
ットホーム25、ダブテール部分27およびシャンク2
9を含む。エアーホイルおよびプラットホームを、シャ
ンク29のダブテール部分27を介して、タービンロー
タディスクに装着する。穴あき先端キャップ31をエア
ーホイル28の先端21内に周知の態様で取り付けてあ
る。
度環境にさらされるので、溝12に冷却流体を流して冷
却する。しかし、部材16および18を加熱する必要が
ある場合には、加熱流体を溝に案内してこれらの部材を
加熱することができる。この発明の具体的な応用例を図
3、4および5に示す。ここでは、エアーホイル28、
すなわちタービンブレードまたはタービンベーンを、2
つの半部鋳造品30、32から形成する。これらの鋳造
品、つまり半部部品30、32は、説明の目的上、前述
した部材16、18と類似であるとみなすことができ
る。図3から明らかなように、エアーホイル28はプラ
ットホーム25、ダブテール部分27およびシャンク2
9を含む。エアーホイルおよびプラットホームを、シャ
ンク29のダブテール部分27を介して、タービンロー
タディスクに装着する。穴あき先端キャップ31をエア
ーホイル28の先端21内に周知の態様で取り付けてあ
る。
【0028】各半部鋳造品30、32は、通常の単結晶
または方向性凝固耐熱ニッケル超合金から作製すること
ができる。半部鋳造品はその最終形状に近い形態に鋳造
するか、簡単なブロック鋳造品として鋳造する。つぎ
に、半部鋳造品を通常の切削加工技術によって切削し
て、ブレードまたはベーンの内部造作を形成するととも
に、後で拡散結合を行う予定の結合面または密着面を形
成する。
または方向性凝固耐熱ニッケル超合金から作製すること
ができる。半部鋳造品はその最終形状に近い形態に鋳造
するか、簡単なブロック鋳造品として鋳造する。つぎ
に、半部鋳造品を通常の切削加工技術によって切削し
て、ブレードまたはベーンの内部造作を形成するととも
に、後で拡散結合を行う予定の結合面または密着面を形
成する。
【0029】つぎに、2つのタービンブレードまたはベ
ーン半部を形成する1対の対応する半部鋳造品30、3
2を、それらの密着面間にフォトエッチした拡散結合用
ホイル10を介在させて、はめ合わせ、つぎに、図6に
線図的に示したようなモールド33内で一緒に結合す
る。モールド33は、上側部分35と下側部分37とを
位置決めピン39で心合せした構成である。拡散結合サ
イクルの終了後、結合したタービンブレードまたはベー
ン28には、周知の切削加工法により外面造作を仕上
し、こうして図6に仮想線で示すような完成エアーホイ
ル28を得る。
ーン半部を形成する1対の対応する半部鋳造品30、3
2を、それらの密着面間にフォトエッチした拡散結合用
ホイル10を介在させて、はめ合わせ、つぎに、図6に
線図的に示したようなモールド33内で一緒に結合す
る。モールド33は、上側部分35と下側部分37とを
位置決めピン39で心合せした構成である。拡散結合サ
イクルの終了後、結合したタービンブレードまたはベー
ン28には、周知の切削加工法により外面造作を仕上
し、こうして図6に仮想線で示すような完成エアーホイ
ル28を得る。
【0030】周知のように、エアーホイル28の薄い断
面の後縁34は極端に高い作動温度にさらされ、実用的
な範囲の多量の冷却を必要とする。図5、7および8か
ら明らかなように、結合用ホイル10にフォトエッチし
た溝12を設けることにより、後縁34の冷却を改良す
る。図5に示すように、溝12がプラットホーム25の
下まで延在する必要はなく、一方ホイル10はシャンク
29およびダブテール部分27を完全に貫通して、これ
らの区域に固体拡散結合を形成している。
面の後縁34は極端に高い作動温度にさらされ、実用的
な範囲の多量の冷却を必要とする。図5、7および8か
ら明らかなように、結合用ホイル10にフォトエッチし
た溝12を設けることにより、後縁34の冷却を改良す
る。図5に示すように、溝12がプラットホーム25の
下まで延在する必要はなく、一方ホイル10はシャンク
29およびダブテール部分27を完全に貫通して、これ
らの区域に固体拡散結合を形成している。
【0031】従来の拡散結合したエアーホイルと違っ
て、エアーホイル28の半部30、32は切削加工して
冷却用スロットまたは冷却流体溝12を形成する必要が
ない。その代わりに、図1および2に関連して前述した
ように、半部鋳造品30、32の結合前に結合用ホイル
10をフォトエッチングすることにより、冷却流体流れ
溝12をあらかじめ形成しておく。
て、エアーホイル28の半部30、32は切削加工して
冷却用スロットまたは冷却流体溝12を形成する必要が
ない。その代わりに、図1および2に関連して前述した
ように、半部鋳造品30、32の結合前に結合用ホイル
10をフォトエッチングすることにより、冷却流体流れ
溝12をあらかじめ形成しておく。
【0032】結合用ホイル10は、半部鋳造品の合金と
同様であるが、拡散結合サイクル中に密着面を横切る方
向の結晶粒成長を容易にするようわずかに変更した化学
組成を有するニッケル合金で形成することができる。1
例では、半部鋳造品を融点約2430°Fのニッケル超
合金から形成する。半部鋳造品を、図6に示すように、
成形用具またはモールド内に配置し、ついで真空炉内に
入れ、約20−40psiの結合圧力または荷重下で約
2300−2400°Fの結合温度に約20時間維持す
る。
同様であるが、拡散結合サイクル中に密着面を横切る方
向の結晶粒成長を容易にするようわずかに変更した化学
組成を有するニッケル合金で形成することができる。1
例では、半部鋳造品を融点約2430°Fのニッケル超
合金から形成する。半部鋳造品を、図6に示すように、
成形用具またはモールド内に配置し、ついで真空炉内に
入れ、約20−40psiの結合圧力または荷重下で約
2300−2400°Fの結合温度に約20時間維持す
る。
【0033】フォトエッチングは現在使用されている技
術で可能なのよりはるかに小さな断面の溝を正確に形成
することができるので、この発明にしたがって形成する
拡散結合の密着面に沿った単位面積あたりの溝の数を、
効果的に二倍にすることができる。図9からわかるよう
に、冷却流体流れ溝12を密着面20、22に沿って、
オーバーラップさせずに、互い違いに配置して、冷却流
体26との高度な表面積接触を達成することができる。
しかし、図10からわかるように、従来の切削加工技術
では、同じ壁厚さの場合、同じ空間内の目視切削加工に
限定された1列の大きな穴29しか形成することができ
ない。
術で可能なのよりはるかに小さな断面の溝を正確に形成
することができるので、この発明にしたがって形成する
拡散結合の密着面に沿った単位面積あたりの溝の数を、
効果的に二倍にすることができる。図9からわかるよう
に、冷却流体流れ溝12を密着面20、22に沿って、
オーバーラップさせずに、互い違いに配置して、冷却流
体26との高度な表面積接触を達成することができる。
しかし、図10からわかるように、従来の切削加工技術
では、同じ壁厚さの場合、同じ空間内の目視切削加工に
限定された1列の大きな穴29しか形成することができ
ない。
【0034】半部鋳造品30、32の結合に先立って結
合用ホイル10に冷却流体流れ溝12を形成することに
より、冷却流体流れ溝12の形成に関連したエラーが、
通常、比較的安価な結合用ホイル10に限定される。こ
れに対して、エアーホイル28に冷却流体流れ溝12を
切削加工する必要のある従来のエアーホイル製造技術で
切削加工上のエラーがあると、完全な再加工が必要であ
ったり、エアーホイル全体をスクラップにすることにな
る。同じことが、冷却流体流れ溝を結合前に半部に形成
する製造技術についても言える。
合用ホイル10に冷却流体流れ溝12を形成することに
より、冷却流体流れ溝12の形成に関連したエラーが、
通常、比較的安価な結合用ホイル10に限定される。こ
れに対して、エアーホイル28に冷却流体流れ溝12を
切削加工する必要のある従来のエアーホイル製造技術で
切削加工上のエラーがあると、完全な再加工が必要であ
ったり、エアーホイル全体をスクラップにすることにな
る。同じことが、冷却流体流れ溝を結合前に半部に形成
する製造技術についても言える。
【0035】さらに図4からわかるように、結合用ホイ
ル10の一部分36を、半部鋳造品30、32間に形成
される冷却用キャビティ38の内部に延在させてもよ
い。この場合、結合用ホイル10の一部分36は、大き
な表面積のヒートシンクまたはヒートパイプとして機能
し、後縁34からキャビティ38に熱を抜き出し、ここ
でキャビティ38に流れる冷却空気により熱を効率よく
除去する。結合用ホイル10は前縁45から後縁34ま
で中心線47に沿って延在するが、結合用ホイル10の
一部を、それが不必要な区域から、たとえば前方キャビ
ティ51、53、55などから、リブ部材49間でトリ
ミングすることにより、結合前に除去するのが代表的で
ある。
ル10の一部分36を、半部鋳造品30、32間に形成
される冷却用キャビティ38の内部に延在させてもよ
い。この場合、結合用ホイル10の一部分36は、大き
な表面積のヒートシンクまたはヒートパイプとして機能
し、後縁34からキャビティ38に熱を抜き出し、ここ
でキャビティ38に流れる冷却空気により熱を効率よく
除去する。結合用ホイル10は前縁45から後縁34ま
で中心線47に沿って延在するが、結合用ホイル10の
一部を、それが不必要な区域から、たとえば前方キャビ
ティ51、53、55などから、リブ部材49間でトリ
ミングすることにより、結合前に除去するのが代表的で
ある。
【0036】図4および図7からわかるように、結合用
ホイル10に多数の穴39をあらかじめ形成しておくの
がよい。こうすれば、キャビティ38の内部からの冷却
空気を半部鋳造品30、32の内壁40、42のいずれ
かに対して、冷却空気ジェットとして吹きつけて、その
内壁を衝突冷却または対流冷却することができる。代表
的には、このような冷却を、内壁の一方と結合用ホイル
10との間に画定された空間に冷却空気26を半径方向
外方、つまり上方へ導くことにより、内壁のいずれか、
好ましくは高温側の内壁上で行う。図4からわかるよう
に、冷却空気26はサブキャビティ41に入り、穴39
を通過し、サブキャビティ43に入り、内壁42に衝突
し、ついで冷却流体流れ溝12を通って後縁34から外
へ流れる。
ホイル10に多数の穴39をあらかじめ形成しておくの
がよい。こうすれば、キャビティ38の内部からの冷却
空気を半部鋳造品30、32の内壁40、42のいずれ
かに対して、冷却空気ジェットとして吹きつけて、その
内壁を衝突冷却または対流冷却することができる。代表
的には、このような冷却を、内壁の一方と結合用ホイル
10との間に画定された空間に冷却空気26を半径方向
外方、つまり上方へ導くことにより、内壁のいずれか、
好ましくは高温側の内壁上で行う。図4からわかるよう
に、冷却空気26はサブキャビティ41に入り、穴39
を通過し、サブキャビティ43に入り、内壁42に衝突
し、ついで冷却流体流れ溝12を通って後縁34から外
へ流れる。
【0037】図7から明らかなように、冷却流体流れ溝
12の配向と寸法は、エアーホイル28の冷却および強
度必要条件を満たすように変えることができる。図8は
冷却流体流れ溝12の別形状として円弧状溝を示す。も
ちろん、図11に示すように、部材16、18の密着面
ならびに図4の類似の半部鋳造品30、32の密着面を
フォトエッチングして冷却流体流れ溝12を形成するこ
とが可能である。この場合、0.003インチのように
従来に近い厚さを有する中実な結合用ホイル10を使用
するのがよい。しかし、部材16、18または半部鋳造
品30、32をフォトエッチングする際にミスが起こっ
た場合、安価な結合用ホイルに較べて相対的に高価な部
品が失われる。さらに、通常、2つの別々の部品、たと
えば部材16、18または半部鋳造品30、32をフォ
トエッチングするよりも、1つの部品、すなわち結合用
ホイル10をフォトエッチングする方が簡単である。
12の配向と寸法は、エアーホイル28の冷却および強
度必要条件を満たすように変えることができる。図8は
冷却流体流れ溝12の別形状として円弧状溝を示す。も
ちろん、図11に示すように、部材16、18の密着面
ならびに図4の類似の半部鋳造品30、32の密着面を
フォトエッチングして冷却流体流れ溝12を形成するこ
とが可能である。この場合、0.003インチのように
従来に近い厚さを有する中実な結合用ホイル10を使用
するのがよい。しかし、部材16、18または半部鋳造
品30、32をフォトエッチングする際にミスが起こっ
た場合、安価な結合用ホイルに較べて相対的に高価な部
品が失われる。さらに、通常、2つの別々の部品、たと
えば部材16、18または半部鋳造品30、32をフォ
トエッチングするよりも、1つの部品、すなわち結合用
ホイル10をフォトエッチングする方が簡単である。
【0038】ここまで、この発明を2つ以上の別々の半
部鋳造品のような部材から製造したエアーホイルのよう
な機械要素に関連して説明してきたが、この発明は、フ
ォトエッチングしたホイルを受け入れるスロットを設け
てある、一体のエアーホイルのような機械要素にも効果
的に適用することができる。たとえば、従来のエアーホ
イルの多くは、冷却用溝を一緒に鋳造した一体部材とし
てインベストメント鋳造するか、後でEDM、ECMま
たはレーザーで切削加工してその後縁部分に冷却流体溝
を設ける。これらの溝の寸法は、前述したように、比較
的大きな寸法に限定される。しかし、前述したように、
フォトエッチングしたホイルを受け入れるスロットをエ
アーホイルに鋳造および/または切削加工することによ
り、極めて狭い高密度の冷却流体流路を所望通りに形成
することができる。
部鋳造品のような部材から製造したエアーホイルのよう
な機械要素に関連して説明してきたが、この発明は、フ
ォトエッチングしたホイルを受け入れるスロットを設け
てある、一体のエアーホイルのような機械要素にも効果
的に適用することができる。たとえば、従来のエアーホ
イルの多くは、冷却用溝を一緒に鋳造した一体部材とし
てインベストメント鋳造するか、後でEDM、ECMま
たはレーザーで切削加工してその後縁部分に冷却流体溝
を設ける。これらの溝の寸法は、前述したように、比較
的大きな寸法に限定される。しかし、前述したように、
フォトエッチングしたホイルを受け入れるスロットをエ
アーホイルに鋳造および/または切削加工することによ
り、極めて狭い高密度の冷却流体流路を所望通りに形成
することができる。
【0039】具体的には、図12に示すように、一体鋳
造エアーホイル28の後縁34にスロット54を設け
る。スロット54は鋳造と同時に形成しても、その後鋳
造品に切削加工してもよい。この設計の最終形状は図3
に示す形状と実質的に同じである。図3で言えば、スロ
ット54はルートまたはプラットホーム25から先端2
1まで連続的に延在する。
造エアーホイル28の後縁34にスロット54を設け
る。スロット54は鋳造と同時に形成しても、その後鋳
造品に切削加工してもよい。この設計の最終形状は図3
に示す形状と実質的に同じである。図3で言えば、スロ
ット54はルートまたはプラットホーム25から先端2
1まで連続的に延在する。
【0040】つぎに、図13に示すように、前述した通
りに冷却用溝をフォトエッチング形成した拡散結合用ホ
イル10を、スロット54に挿入する。つぎに、一体鋳
造エアーホイル28および結合用ホイル10の組立体
を、おもり付き取付け具または荷重モールド内に配置
し、真空炉に入れ、結合用ホイル10とエアーホイル2
8の後縁との間に拡散結合を形成する。
りに冷却用溝をフォトエッチング形成した拡散結合用ホ
イル10を、スロット54に挿入する。つぎに、一体鋳
造エアーホイル28および結合用ホイル10の組立体
を、おもり付き取付け具または荷重モールド内に配置
し、真空炉に入れ、結合用ホイル10とエアーホイル2
8の後縁との間に拡散結合を形成する。
【0041】この結合過程で必要な圧力と温度は、後縁
34の片側または両側56、58を押圧して結合用ホイ
ル10に密着させる。この締めつけまたは狭窄運動は、
スロット54および/または結合用ホイル10の形成と
関連した凹凸や公差を吸収し、なくす。この運動は、結
合中に用いる取付け具または成形用具を適切に設計する
ことにより制御できるので、片側56または58が制御
された所定の態様で移動するのを許せばよい。
34の片側または両側56、58を押圧して結合用ホイ
ル10に密着させる。この締めつけまたは狭窄運動は、
スロット54および/または結合用ホイル10の形成と
関連した凹凸や公差を吸収し、なくす。この運動は、結
合中に用いる取付け具または成形用具を適切に設計する
ことにより制御できるので、片側56または58が制御
された所定の態様で移動するのを許せばよい。
【0042】この設計を用いれば、現在の鋳造または切
削加工限度とは無関係に、現行の一体のブレードおよび
ベーンの冷却用溝の寸法、形状または輪郭を冷却効果が
最適となるように、とりなおすことにより、現行の一体
のブレードおよびベーン設計を改良することができる。
現行の鋳造工具は、連続スロット54を生成するよう改
変するのが容易である。このような変更は、この領域で
の中子の強度を増加することにより、鋳造歩留りを改良
する。中子受けの取出しが簡単になるので、この領域の
鋳造公差も改良される。
削加工限度とは無関係に、現行の一体のブレードおよび
ベーンの冷却用溝の寸法、形状または輪郭を冷却効果が
最適となるように、とりなおすことにより、現行の一体
のブレードおよびベーン設計を改良することができる。
現行の鋳造工具は、連続スロット54を生成するよう改
変するのが容易である。このような変更は、この領域で
の中子の強度を増加することにより、鋳造歩留りを改良
する。中子受けの取出しが簡単になるので、この領域の
鋳造公差も改良される。
【0043】別の実施例として、スロット54および結
合用ホイル10を、その幅および厚さを一定にする代わ
りに、テーパして、エアーホイル側面に必要とされる移
動量を少なくすることができる。この場合、結合前に結
合用ホイルを所定の位置にくさび止めする。以上、この
発明の現在のところ最良と考えられる実施態様を説明し
た。しかし、この発明の要旨から逸脱しない範囲内で、
開示の実施例に種々の変更や改変が可能である。たとえ
ば、この発明は、フォトエッチングしたホイルを2つ以
上の接触面、たとえばフランジ間やタービンブレードお
よびタービンディスク取付け面間に介在させる構成例を
効率よく冷却(または加熱)するのに、適用することが
できる。この場合、結合用ホイル10は、2部材間に結
合または簡単にはさむことのできる冷却または加熱マニ
ホールドとして作用する。
合用ホイル10を、その幅および厚さを一定にする代わ
りに、テーパして、エアーホイル側面に必要とされる移
動量を少なくすることができる。この場合、結合前に結
合用ホイルを所定の位置にくさび止めする。以上、この
発明の現在のところ最良と考えられる実施態様を説明し
た。しかし、この発明の要旨から逸脱しない範囲内で、
開示の実施例に種々の変更や改変が可能である。たとえ
ば、この発明は、フォトエッチングしたホイルを2つ以
上の接触面、たとえばフランジ間やタービンブレードお
よびタービンディスク取付け面間に介在させる構成例を
効率よく冷却(または加熱)するのに、適用することが
できる。この場合、結合用ホイル10は、2部材間に結
合または簡単にはさむことのできる冷却または加熱マニ
ホールドとして作用する。
【図1】冷却用溝をフォトエッチング形成した拡散結合
用ホイルの斜視図である。
用ホイルの斜視図である。
【図2】1対の機械要素を図1の結合用ホイルで互いに
拡散結合し、冷却流体源に連結した線図的斜視図であ
る。
拡散結合し、冷却流体源に連結した線図的斜視図であ
る。
【図3】この発明にしたがって製造したタービンベーン
またはタービンブレードのようなガスタービンエンジン
・エアーホイルの斜視図である。
またはタービンブレードのようなガスタービンエンジン
・エアーホイルの斜視図である。
【図4】図3のA−A線方向に見た横断面図である。
【図5】図4のB−B線方向に見た部分的側面図であ
る。
る。
【図6】たとえば、図3−5の拡散結合したエアーホイ
ルを形成するのに用いるモールドの線図である。
ルを形成するのに用いるモールドの線図である。
【図7】図4のC−C線方向に見たエアーホイルの後縁
部分の図である。
部分の図である。
【図8】冷却通路の別の形状を示す図4のエアーホイル
の下側コーナ部分の図である。
の下側コーナ部分の図である。
【図9】図2の拡散結合の部分的正面図である。
【図10】鋳造、ECM、EDMまたはレーザーなどの
従来技術により形成した冷却用溝を示す、図9と同じ縮
尺の図である。
従来技術により形成した冷却用溝を示す、図9と同じ縮
尺の図である。
【図11】この発明の別の実施例を示す斜視図である。
【図12】従来の技術で製造した、スロット付き後縁を
有する一体の鋳造エアーホイルの部分的平面図である。
有する一体の鋳造エアーホイルの部分的平面図である。
【図13】フォトエッチングしたホイルを図12のエア
ーホイルのスロット付き後縁内に拡散結合した図12と
同様の図である。
ーホイルのスロット付き後縁内に拡散結合した図12と
同様の図である。
10 拡散結合用ホイル 12 冷却用溝 14 側面 16、18 部材 20、22 密着面 24 流れ導管 26 熱伝達流体 28 エアーホイル 30、32 半部鋳造品 33 モールド 34 後縁 38 冷却キャビティ 39 穴
フロントページの続き (72)発明者 ジェームス・アーサー・マータス アメリカ合衆国、オハイオ州、ウエスト・ チェスター、ウィルダーニス・トライル、 6538番 (72)発明者 エドワード・ハービィ・ゴールドマン アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナテ ィ、リッジウッド・アベニュー、2957番
Claims (20)
- 【請求項1】第1部材と、第2部材と、これらの第1お
よび第2部材間に介在するホイルとを備え、上記ホイル
にフォトエッチングにより溝を形成した装置。 - 【請求項2】上記ホイルが拡散結合用ホイルであり、上
記第1および第2部材が上記ホイルを介して互いに拡散
結合された請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】上記溝が上記第1および第2部材を冷却す
る冷却流体を流すための流路を構成する請求項1に記載
の装置。 - 【請求項4】第1部材と、第2部材と、これらの第1お
よび第2部材間に介在するホイルとを備え、上記第1部
材にフォトエッチングにより溝を形成した装置。 - 【請求項5】上記ホイルが拡散結合用ホイルであり、上
記第1および第2部材が上記ホイルを介して互いに拡散
結合された請求項4に記載の装置。 - 【請求項6】第1部分と、第2部分と、これらの第1お
よび第2部分間に介在する拡散結合用ホイルとを備え、
上記第1および第2部分が上記ホイルを介して拡散結合
により接合され、上記結合にはそれに隣接して、上記第
1および第2部分を冷却する冷却流体を流すためのフォ
トエッチ溝が形成されている、ガスタービンエンジンに
用いるタービンベーン、タービンブレードなどのエアー
ホイル。 - 【請求項7】上記エアーホイルがさらに後縁部分を含
み、上記結合が上記後縁部分内に形成された請求項6に
記載のエアーホイル。 - 【請求項8】上記溝が上記ホイルの表面部分にフォトエ
ッチングされた請求項6に記載のエアーホイル。 - 【請求項9】上記エアーホイルが内部キャビティを含
み、上記ホイルが上記キャビティ中に延在する請求項6
に記載のエアーホイル。 - 【請求項10】上記キャビティが内壁で囲まれ、上記ホ
イルが上記内壁に近接して配置された請求項9に記載の
エアーホイル。 - 【請求項11】上記第1および第2部分がそれぞれ内壁
を有し、上記ホイルが上記内壁それぞれに近接して配置
されて、冷却空気を内壁に導く請求項6に記載のエアー
ホイル。 - 【請求項12】さらに、上記第1および第2部分の間に
冷却空気を通すため、上記ホイルの互いに反対側の側面
部分に複数の溝がフォトエッチングにより形成された請
求項6に記載のエアーホイル。 - 【請求項13】上記ホイルの片方の側面部分に複数の離
間した第1溝が形成され、ホイルの反対側の側面部分に
複数の離間した第2溝が形成され、上記第1および第2
溝がオーバーラップしない互い違いの関係で配置された
請求項12に記載のエアーホイル。 - 【請求項14】第1部分が拡散結合用ホイルを介して第
2部分に接合したエアーホイルに溝を形成するにあた
り、上記拡散結合用ホイルの表面部分に溝を設け、上記
拡散結合用ホイルを上記第1および第2部分の間にはさ
み、上記拡散結合用ホイルを横切って熱と圧力を加える
ことにより上記第1および第2部分間に拡散結合を形成
する工程を含み、この拡散結合の形成後に溝が上記第1
および第2部分間に延在する、エアーホイルに溝を形成
する方法。 - 【請求項15】さらに、上記拡散結合を形成する前に、
融点降下剤を上記拡散結合用ホイルに付加する請求項1
4に記載の方法。 - 【請求項16】上記拡散結合用ホイルが所定の厚さを有
し、上記拡散結合用ホイルの表面部分を上記拡散結合用
ホイルの所定の厚さより小さい深さまでフォトエッチン
グすることにより上記溝を形成する請求項14に記載の
方法。 - 【請求項17】内部にスロットを形成した一体の鋳造体
からなるエアーホイルであって、上記スロットにフォト
エッチングしたホイルをはめ込んで上記スロットに隣接
して流体流れ溝を形成したエアーホイル。 - 【請求項18】上記エアーホイルが後縁部分を含み、上
記スロットが上記後縁部分に形成された請求項17に記
載のエアーホイル。 - 【請求項19】上記エアーホイルがプラットホーム部分
および先端部分を含み、上記スロットが上記プラットホ
ーム部分と上記先端部分との間に延在する請求項18に
記載のエアーホイル。 - 【請求項20】上記フォトエッチングしたホイルが上記
スロット内に拡散結合された請求項19に記載のエアー
ホイル。
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