JPH05277023A - 陳列棚用仕切り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 陳列されている商品が経時的に煩雑となって
いくことを解決することにより、人手の省力化に資する
ことができる陳列棚用仕切りを提起すること。 【構成】 飲料水等が収容された缶や瓶等の商品１に用
いるものであって、一列又は二列に整列させた適宜本数
の同種類の前記商品１の外周を囲うべく枠形状に形成さ
れ、前記商品１の一定の整列状態を維持しつつこの商品
１を販売するために用いること。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、陳列棚用仕切りに関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、百貨店、スーパー・マーケッ
ト、コンビニアンス・ストア等の小売店の食料品売り場
に於いて多種類の缶入り飲料水、瓶入り飲料水、合成樹
脂製ボトル（瓶）入り飲料水等が販売されている。これ
らの各種飲料水は、通常、各種類毎に分けて陳列棚の前
列側から奥側に向けて整列させており、客は陳列棚を見
て自分が欲しい種類のものを選択しその最前列に置かれ
ている商品から順次購入していく。一方、店員は残り少
なくなってきた種類の商品を前列側へと送り出し奥側に
新しい商品を補充していく。奥側に新しい商品を補充す
るのは、元から陳列している商品を先に販売する必要が
あるとともに、冷蔵室に商品を陳列している場合には客
が購入する以前に前以て冷却しておく時間が必要である
からである。

【０００３】ところが、陳列されている商品は購入客が
選択するために手に取ったりしているうち段々と当初整
列させた位置からずれてきて隣接する他の種類の商品と
の間で混り合ってくる。即ち、経時と共に陳列棚は煩雑
となってくる。従って、店員は一定時間毎に陳列棚の商
品を整列し直す必要がある。他方、出来るだけ人手は省
力化したいという要請がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、陳列されている商品が経時的に煩雑となっていくこ
とを解決することにより、人手の省力化に資することが
できる陳列棚用仕切りを提起することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明では次のような技術的手段を講じている。
即ち、この発明の陳列棚用仕切りでは、飲料水等が収容
された缶や瓶等の商品１に用いるものであって、一列又
は二列に整列させた適宜本数の同種類の前記商品１の外
周を囲うべく枠形状に形成され、前記商品１の一定の整
列状態を維持しつつこの商品１を販売するために用いる
こととした。

【０００６】また、陳列棚の大きさに合わせて、その奥
行きを調節可能としたこととしてもよい。

【０００７】

【作用】上記の手段を採用した結果、この発明は以下の
ような作用を有する。 （請求項１記載の発明の作用）飲料水等が収容された缶
や瓶等の商品１を販売する際にこの発明の陳列棚用仕切
りを用いると、各商品１の位置ずれしうる範囲は、一列
又は二列に整列させた適宜本数の同種類の前記商品１の
外周を囲うべく枠形状に形成された仕切りの領域内であ
る。よって、隣接する商品１との間で混り合うことはな
く、商品１の一定の整列状態を維持出来る。従って、陳
列されている商品１が経時的に煩雑となっていくことを
解決することが出来る。 （請求項２記載の発明の作用）上記作用を有するととも
に次の作用を有する。即ち、陳列棚の大きさに合わせて
その奥行きを調節することが出来る。

【０００８】

【実施例】以下、この発明の陳列棚用仕切りを実施例と
して示した図面を参照しつつ説明する。図１及び図２は
この発明の一実施例を示したもので、飲料水等が収容さ
れた缶や瓶等の商品１に用いる陳列棚用仕切り２であ
る。商品１の収容物は飲料水に限らず、また、缶や瓶や
合成樹脂性ボトル（例えば、ＰＥＴボトルなど）等はそ
の基本的形態とほぼ同様の形態で販売される商品１であ
ればよい。

【０００９】この陳列棚用仕切り２は一列に整列させた
適宜本数の同種類の商品１の外周を囲うべく枠形状に形
成するため、合成樹脂により成型している。一列ではな
く、二列に整列させた枠形状としても構わない。この仕
切り２は小売店等の陳列用棚に縦向きに収容する。通
常、複数規格の商品１を隣接させて陳列するので同種類
の商品１をまとめて仕切り２内に収容し、夫々の仕切り
２を陳列棚に横方向に並べて配置せしめる。

【００１０】この枠形状とした陳列棚用仕切り２の幅は
この仕切り２内に収容する商品１の直径よりも若干大き
く設定している。また、この仕切り２の縦方向は商品１
を長手方向に適宜本数を並べた長さに設定している。実
際は、この仕切り２の長手方向の長さは陳列棚の奥行き
に合わせて設定すればよい。また、仕切り２の高さはこ
の実施例では収容すべき商品１の高さの略４分の１程度
に設定した。客が取り易い高さに適宜設定すればよい。

【００１１】この陳列棚用仕切り２は同一の形状とした
一対の二つ割り体２ａを接合させることにより形成して
いる。図２に示すように、この二つ割り体２ａはその断
面が脚の長い略Ｕ字状に形成しており、合成樹脂の射出
成型により製造している。この実施例では前記合成樹脂
としてポリ・エチレンを用いた。断面略Ｕ字状の二つ割
り体２ａの両方の辺２０の部分の夫々には、対向する位
置に突起２１と嵌合孔２２との組を複数対形成してい
る。また、一方の辺２０ａは対向する他方の辺２０ｂの
凹部に嵌まり込むように形成している。陳列棚用仕切り
２を組み立てる際には、一対の二つ割り体２ａを枠形状
に成るように対向させて所望の位置の突起２１と嵌合孔
２２を嵌め合わせて係止する。すると、辺２０ａは辺２
０ｂの凹部に嵌入し、陳列棚用仕切り２の外周には凸凹
がほぼ無い状態となる。突起２１と嵌合孔２２との対の
位置は陳列棚の奥行きに合わせて選択すればよい。

【００１２】この実施例では一対の二つ割り体２ａを同
一形状として製造の簡素化を図ったが、特に同一の形状
ではなく別の形状のものとして形成してもよい。また、
図に示したものは３５０ｍｌの缶用のものであるが、収
容すべき商品１の大きさ・形状等に応じ、他に２５０ｍ
ｌの缶用のもの、ＰＥＴボトル用のもの等も適宜製造で
きる。

【００１３】次に、上記のような構成を有するととも
に、商品の一定の整列状態を維持しつつこの商品を販売
するために用いる陳列棚用仕切り２の使用状態を説明す
る。図３はコンビニアンス・ストア等に設置されている
商品陳列用大型冷蔵室を示しており、この冷蔵室の中の
陳列棚の夫々に複数個の陳列棚用仕切り２を縦向きに並
列させている。各陳列棚用仕切り２の夫々の中には同種
の商品１を収容しており、各商品１の位置ずれしうる範
囲は、枠形状に形成された仕切り２の領域内である。よ
って、隣接する他の種類の商品１との間で混り合うこと
はなく、陳列する商品１の一定の整列状態を維持出来
る。従って、陳列されている商品１が経時的に煩雑とな
っていくことを解決することが出来る。これにより、人
手の省力化に資することができる。

【００１４】ここで、或る種類の商品１が購入され残り
少なくなってくると、その商品１は前列側が無くなり所
謂歯抜けのような状態となる。そこで、店員がその種類
の新しい商品１を補充する際には次のようにする。補充
が必要な商品１の陳列棚用仕切り２を一旦前方に引き出
す。すると、奥の方に残っている商品１はこの引き出し
に伴い前列側に移動する。然る後に、奥側に新しい商品
１を補充していく。つまり、残り少なくなってきた商品
１の補充も簡単な操作により行うことが出来るので、こ
こでも人手の省力化に資することが可能である。

【００１５】

【発明の効果】この発明は上述のような構成を有するも
のであり、陳列されている商品１が経時的に煩雑となっ
ていくことを解決し、人手の省力化に資することができ
る陳列棚用仕切りを提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の陳列棚用仕切りの一実施例を説明す
る斜視図。

【図２】図１の陳列棚用仕切りを二つ割りにした状態を
説明する斜視図。

【図３】この発明の陳列棚用仕切りの使用状態を説明す
る斜視図。

【符号の説明】

１ 商品

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 飲料水等が収容された缶や瓶等の商品１
   に用いるものであって、一列又は二列に整列させた適宜
   本数の同種類の前記商品１の外周を囲うべく枠形状に形
   成され、前記商品１の一定の整列状態を維持しつつこの
   商品１を販売するために用いることを特徴とする陳列棚
   用仕切り。
2. 【請求項２】 陳列棚の大きさに合わせて、その奥行き
   を調節可能としたことを特徴とする請求項１記載の陳列
   棚用仕切り。