JPH0527290A - 光a/dコンバータ - Google Patents

光a/dコンバータ

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JPH0527290A
JPH0527290A JP3184844A JP18484491A JPH0527290A JP H0527290 A JPH0527290 A JP H0527290A JP 3184844 A JP3184844 A JP 3184844A JP 18484491 A JP18484491 A JP 18484491A JP H0527290 A JPH0527290 A JP H0527290A
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JP
Japan
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optical
converter
light emitting
light
element array
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Pending
Application number
JP3184844A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kondo
宏 近藤
Shiro Sato
史朗 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Research Institute of General Electronics Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Research Institute of General Electronics Co Ltd
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Research Institute of General Electronics Co Ltd, Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Research Institute of General Electronics Co Ltd
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Priority to US07/917,330 priority patent/US5264849A/en
Publication of JPH0527290A publication Critical patent/JPH0527290A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F7/00Optical analogue/digital converters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/38Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type
    • H03M1/40Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type recirculation type

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来モデルとしてのみ知られていた、初期値依
存性のないニューラルネット型光A/Dコンバータを光
A/Dコンバータとして具体化する。 【構成】 光演算手段1とコンパレータ装置2とにより
フィードバック系を構成し、このフィードバック系によ
り、演算式:Ui={(ΣWijj+hi)V+A}Si [ここに、Wijは、i>j≧0に対して:0,j>i≧
0に対して:−2**j(記号:**jは、j乗を意味
する)hiは:−2**iもしくは:−{(2**i)
−ε}(|ε|≦1)V,Siは任意の正数 右辺第1項の和は、jに就き0からn−1までとる]の
右辺の演算を行う。この演算過程において、光演算手段
1は、少なくとも演算 :{(ΣWijj)V}Si を光演算し、コンパレータ装置2は、上記演算式の左辺
に対して所定の閾値値処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光A/Dコンバー
タ、より詳細にはニューラルネット方式の光A/Dコン
バータに関する。
【0002】
【従来の技術】光A/Dコンバータでニューラルネット
方式のものとしては、従来から、文献:IEEE Tr
ans.Circuits Syst.CAS−33,
533(1986)に開示された、ホップフィールド等
の提案に係るものが良く知られているが、このコンバー
タは、A/D変換の結果がニューラルネット演算の初期
値に応じて変動する所謂初期値依存性の問題があって、
これを除くためシミュレーテッドアニーリングなる方策
を施す必要があり、このため結果的に変換速度が遅いと
いう問題がある。
【0003】上記の初期値依存性を除去し、変換速度を
高め得るニューラルネットワーク方式のA/Dコンバー
タモデルが提案されている(中島・早川 信学技報 N
C89−27(1989)49)。
【0004】しかしこのA/Dコンバータは現段階では
モデルに止まり、具体的な装置としては実現していな
い。上記モデルを具体的に実現する方法として、集積化
電子デバイスで実現することが考えられるが、このため
には精度の良い固定抵抗または電界効果型トランジスタ
による可変抵抗をコンパレータとともにモノリシック化
する必要があり、実現は必ずしも容易でない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述した
事情に鑑みてなされたものであって、上記ニューラルネ
ットワーク方式のA/Dコンバータモデルを、光A/D
コンバータとして具体的に実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の光A/Dコン
バータは、「アナログ信号:Aをnビット(n≧2)の
デジタル信号に変換するA/Dコンバータ」であって、
図1に示すように、光演算手段1とコンパレータ装置2
を有する。光演算手段1とコンパレータ装置2とはフィ
ードバック系を構成し、コンパレータ装置2は、光演算
手段1のn個の出力の個々に対応して設けられたn個の
コンパレータ回路を含む。
【0007】上記フィードバック系は、演算式: Ui={(ΣWijj+hi)V+A}Si (1) [ここに、 Wijは、i>j≧0に対して:0,j>i≧0に対し
て:−2**j (記号**jはj乗を意味する) hiは:−2**iもしくは:−{(2**i)−ε}
(|ε|≦1) V,Siは任意の正数 右辺第1項の和は、jに就き0からn−1までとる]の
右辺の演算を行うように構成され、光演算手段1は、少
なくとも演算: {(ΣWijj)V}Si を光演算する。またコンパレータ装置2は、上記演算式
の左辺に対して所定の閾値値処理を行う。
【0008】デジタル信号に変換されるべきアナログ信
号:A(上記演算式の第3項)は、図1(A)に示すよ
うに、光演算手段1に入力させても良いし、図1(B)
に示すようにコンパレータ装置2に入力させても良い
(請求項4)。
【0009】上記のように、Wijの非0要素およびhi
は何れも負の値であり、アナログ信号:Aは正の値であ
るから、上記演算式は正負の演算を含んでいる。そこ
で、図1(A)のように、アナログ信号Aを光演算手段
に入力させる場合は、アナログ信号Aを、A’=θ−A
{θ=(2**n)−1}と補数演算してA’として光
演算手段1に入力し、光演算手段1により、演算: Ui={(Σ|Wij|Xj+|hi|)V+A’}Si (2) の右辺を光演算し、コンパレータ装置2により、「θ・
i」を閾値として閾値処理を行うようにする(請求項
2)。あるいは、アナログ信号Aを光演算手段1に入力
し、光演算手段1により、演算: Ui={(Σ|Wij|Xj+|hi|)V+A}Si (3) の右辺を光演算し、コンパレータ装置により「θ・
i」を閾値として閾値処理を行い、各ビットの出力を
NOT回路手段により反転させるようにしてもよい(請
求項3)。
【0010】演算式(1)中の第2項:hiVSiは、請
求項2,3のように光演算手段1において光演算しても
よいが、電気信号としてコンパレータ装置2に入力する
こともできる(請求項5)。A/D変換の結果は電気信
号として出力することもできるが、各ビットの出力を光
出力に変換して出力することもできる(請求項6)。
【0011】光演算手段1の具体的構成としては、従来
から知られたものを適宜利用でき、例えば、「光演算手
段が、1次元の発光素子アレイと、2次元のマスク手段
と、1次元の受光素子アレイとを有する」ように構成す
ることもできるし(請求項7)、請求項8のように、
「光演算手段が、2次元の発光素子アレイと、1次元の
受光素子アレイとを有する」ように構成することもでき
る。
【0012】
【作用】演算式(1)の右辺において、Siは任意の整
数であり、添字:iごとに異なっていても良いが、以下
では説明の簡単のためにSi=1とする。またVは、ア
ナログ入力に対するデジタル出力のスケールを決定する
レファレンス入力であり、このVの値も前述のとおり任
意に選べる。
【0013】上記のように、Si=1とすると演算式
(1)は Ui=ΣWijjV+hiV+A (1’) となる。
【0014】Vによりアナログ入力のレンジを変えるに
は、結合荷重:Wijを固定して、各Xiの出力レベルを
{0,V}とするか、あるいは、各Xiの出力レベルを
{0,1}とし、WijをV倍すれば良い。
【0015】演算式(1’)の右辺を演算し、演算の結
果として得られる各Uiに対して、Ui<0のとき、Xi
=0,Ui≧0のときXi=1なる閾値処理を行ない、閾
値処理の結果得られる一連のXiを(1’)式の右辺に
入れて演算を行なうプロセスを繰り返すと、アナログ信
号:Aに応じて、Xiは一定の値に集束する。このよう
に演算式(1’)と閾値処理とをフィードバック演算し
て、最後に安定した「Xi」はアナログ信号Aに対応す
るデジタル信号の個々のビットの値を表す。
【0016】結合荷重:Wijは、対角要素および左下の
要素が0である非対称行列であり、このような結合荷重
を用いることにより、従来問題となっていた初期値依存
性を除去することができる。
【0017】上記演算式(1’)の第1項の「Wij」お
よび第2項の「hi」は共に負であり、アナログ入力信
号Aは正であるから、演算式(1’)の右辺は正負の演
算が混在しており、この演算を光演算で行なうには工夫
を要する。
【0018】説明の簡単のためにV=1として、式
(1’)を Ui=−(Σ|Wij|Xj+hi+θ−A)+θ (2’) と変形する。θは{(2**n)−1}である。
【0019】このとき、A’=θ−Aと補数処理を行な
い、演算: Ui=(Σ|Wij|Xj+hi+A’) (2”) を行ない、Uiに対して、Ui≦θのとき、Xi=1,Ui
>θのときXi=0なる閾値処理を行なうと、この演算
過程により「演算式(1’)でV=1とし、Ui<0の
とき、Xi=0,Ui≧0のときXi=1という閾値処理
を行なう」のと等価な演算を光演算で実行できる。
【0020】アナログ信号Aを用いて、演算: Ui=(Σ|Wij|Xj+hi+A) (2”) を行ない、Uiに対して、Ui≦θのとき、Xi=1,Ui
>θのときXi=0なる閾値処理を行っても、アナログ
信号Aに対応するデジタル信号を得られる。ただしこの
場合の出力は、各ビットの出力は、本来のデジタル信号
と「1」「0」が反転したものとなる。従って、通常の
信号を得る必要があれば、各ビット出力をノット回路で
反転させてやれば良い。
【0021】図2(A)は、上記演算式(2”)を光演
算で行なう場合の光演算手段の概念図である。符号10
は、N+2個の発光素子を1列に配列した発光素子アレ
イを示し、符号11は、2次元のマスク手段、符号12
は、n個の受光素子を1列に配列した受光素子アレイを
示している。
【0022】2次元のマスク手段11は、方形状の領域
をn行・(n+2)列に配列し、各方形状領域に所定の
光透過率を割り振ったものである。各方形状領域の光透
過率は、図2(B)において、各方形状領域内に記載し
た数字の如くである。この図は発光素子アレイ10の側
からみた図である。図2(B)の左から第n行までの部
分が「Wij」に対応し、左から第n+1列目は、
「hi」に対応する。即ち、マスク11に発光素子アレ
イの側から均一な光を強度「1」として照射した場合、
各方形状領域を透過した光の強度は、|Wij|,|hi
|を与えることになる。
【0023】発光素子アレイ10は、入力:Xi用の発
光素子L0,L1,L2,.,Ln-1とレファレンス入力:
V用の発光素子LVとアナログ信号:A用の発光素子LA
を密接して1列に配列したもので、各発光素子には対応
する電気信号が印加され、各発光素子は印加される電気
信号に応じて、左側からそれぞれ発光する。発光素子L
1,L2,.,Ln-1の発光強度はX0,X1,.,Xn-1
対応し、発光素子LVの発光強度は式(2”)の第2
項、発光素子LAの発光強度はアナログ信号:Aに対応
する。発光素子LAに代えて、外部から直接光信号を入
力しても良い。
【0024】受光素子アレイ12は、n個の受光素子D
0,D1,D2..,Dn-1を密接して1列に配列してな
る。図2(A)のように、発光素子アレイ10の長手方
向をマスク手段11の行方向に対応させ、受光素子アレ
イ12の長手方向をマスク手段11の列方向に対応させ
れば、各受光素子D0,D1,D2,..Dn-1の出力は演
算式(2”)の左辺のU0,U1,..Un-1に対応する
ことになる。
【0025】一例として、n=4(従ってθ=15)の
場合につき図2の構成で式(2”)の光演算を行ない、
iに対して、Ui≦θのとき、Xi=1,Ui>θのとき
i=0なる閾値処理を行なうと、演算が安定集束した
状態で図3(B)のように反転出力による4ビットのデ
ジタル信号が得られる。もしこのとき、アナログ信
号::Aがθ−Aにより補数処理されていれば、図3
(A)のような反転していないデジタル信号が得られ
る。
【0026】
【実施例】以下具体的な実施例を説明する。
【0027】図4は、アナログ信号:Aを4ビットのデ
ジタル信号に変換する光A/Dコンバータの概念図を示
している。図4(A)中、符号10は発光素子アレイ、
符号12は受光素子アレイ、符号14はコンパレータ装
置、符号15は2次元のマスク手段を示している。発光
素子アレイ10とマスク手段15と受光素子アレイ12
とは光演算手段を構成している。
【0028】発光素子アレイ10は、素子サイズ5φで
レンズ付の発光ダイオードを6個、密接して1列に配列
してなり、受光素子は、素子サイズ5φで可視領域で受
光可能なフォトダイオードを4個、密接して1列に配列
したものである。
【0029】図4(B)は、光演算手段を受光素子アレ
イ12の素子配列方向から見た図であり、同図(C)
は、光演算手段を発光素子アレイ10における素子配列
方向から見た図である。2次元のマスク手段15は、遮
光板11Aと、レンズ51,52,53,54により構
成されている。
【0030】レンズ51はシリンダーレンズ、レンズ5
2は球面レンズで、これらはアナモフィックな結像倒立
結像系を構成し、発光素子アレイ10を、受光素子アレ
イ12の長手方向へ引き延ばし、且つ発光素子アレイ1
0の長手方向には反転させて遮光板11A上に結像させ
る。上記倒立性を考慮して、発光素子アレイ10におけ
る素子の配列は、遮光板11Aにおける対応要素の配列
と逆になっている。
【0031】一方、レンズ53はシリンダーレンズ、レ
ンズ54は球面レンズで、これらもアナモフィックなレ
ンズ系を構成するが、こちらは正立系であり、遮光板1
1Aを、受光素子アレイ12の長手方向に長い像に縮め
て受光素子アレイ12に結像する。
【0032】遮光板11Aは、図4(D)に示すように
矩形形状の開口部(ハッチを施した部分)を有する。こ
れらの開口部に就いて説明すると、先ず、結合荷重:W
ijの非0要素および、アナログ信号:Aに対応する要素
では、一律に縦幅を2mm、横幅を4mの長方形の孔と
し、レファレンス入力用のVに対応する開口部は縦幅を
2mm、横幅は第1行から第4行に向かって順次、4m
m,2mm,1mm,0.5mmとした。各開口部の横
方向即ち行方向の配列間隔は10mmピッチとし、列方
向の間隔はフォトダイオードの配列間隔5mmにし、受
光素子アレイの各素子への入射光のクロストークを防止
するようにした。
【0033】遮光板11Aとしては、例えば、光リソグ
ラフィー用の遮光マスクの黒地に透明な窓を開けたもの
として実現できる。
【0034】結合荷重:Wijの非0要素は、同一のjに
対しては同じ値であり、異なるiに対しては異なる値を
もつので、異なるiに対応する発光素子は、論理値
「1」に対応して発光するとき、その強度が「Wijに比
例する」ようにし、発光強度により「重み付け」を行な
う。勿論、遮光板の開口部の面積をWijに比例するよう
にし、Xiに対応する各発光素子の発光強度を一定にし
ても良い。
【0035】レファレンス入力:Vに対応する発光素子
の発光強度を1とすれば、上記光演算手段により演算式
(2”)の右辺の演算が行なわれることは容易に理解さ
れるであろう。
【0036】コンパレータ装置14は、受光素子アレイ
12の各受光素子の出力Ui(i=0,1,2,3)に
対応して、コンパレータ回路4−0,4−1,4−2,
4−3を有し、これらが対応する入力:Uiに対して、
図5(B)に示すような閾値処理、即ち、Ui≦θ(=
15)のときXi=1,Ui>θのときXi=0なる閾値
処理を行なって、その結果:Xiを出力する。これらの
各出力:Xiは、発光素子アレイ10に印加されて光信
号に変換される。なお、この演算ではA/D変換の結果
は「Xiの初期値」によらないから、演算開始時のXi
値は、論理値としては任意であり、各Xiの論理値とし
て、例えばXi=1(i=0〜3)とすることができ
る。
【0037】図5(A)はコンパレータ装置14の各コ
ンパレータ回路の構造の1例を示している。コンパレー
タ回路は増幅器71と比較器72と増幅器73とにより
構成される。受光素子Diの出力:Uiは増幅器71によ
り増幅され、比較器72の反転入力に入力される。比較
器72の非反転入力には閾値:θが入力されている。比
較器72は、入力:Uiと閾値:θとを比較し、図5
(B)に示すような出力を出力する。この出力は増幅器
73で増幅されて、発光素子アレイの対応発光素子Li
に入力する。一方、比較器72の出力は電気信号:Xi
を出力する。この出力:Xiは、光演算が安定したとき
にはデジタル信号のビット出力となる。
【0038】光演算の出力は増幅回路71により出力電
圧に換算されることになるから、発光素子の発光強度の
調整や、受光素子の受光感度の調整は比較器72の入力
を基準に考えれば良い。
【0039】この実施例装置で上述の如くA/D変換を
行なうと、アナログ信号Aが補数処理されている場合に
は、前述の図2(A)のような、また補数処理がなされ
ていないときは図2(B)のようなデジタル信号が得ら
れる。
【0040】図5(A)に示した例では、A/D変換の
結果は、電気信号Xiの集合として得られるが、出力を
一連の光信号として得ることも勿論可能である。即ち、
今説明している例では、発光素子Liは、入力Xiが論理
値「1」のときには結合強度:Wijに比例した強度で発
光する。このため増幅器73では、比較器72の出力を
結合強度:Wijに比例して増幅するので、発光素子Li
の発光強度はビット毎に異なっている。そこで、この場
合は図5(C)に示すように、比較器72の出力を引き
出して増幅器91にて増幅し出力専用の発光素子Loi
印加すれば良い。増幅器91の増幅率は全コンパレータ
回路に共通とする。
【0041】結合強度:Wijを、遮光板11Aの開口部
面積により表現するようにする場合には、増幅器73の
増幅率を全コンパレータ回路に共通化できるので、その
場合には、図5(A)の構成で、増幅器73の出力を引
き出して、出力専用の発光素子に印加するようにすれば
良い。
【0042】上に説明した実施例では、演算式(2”)
を光演算で行っている。従って、アナログ信号:Aは、
発光素子アレイ10により光信号化されている。この発
明ではアナログ信号:Aを電気信号として入力すること
もできる(図1(B))。図6は、このような場合の実
施例を要部のみ略示している。
【0043】この実施例を実施するには、第1に、図4
の構成からアナログ信号:A用の発光素子LAを除去す
る。そして、図6に示すように、全てのコンパレータ回
路の比較器72の非反転入力に共通して、アナログ信
号:Aを入力すれば良いのである。
【0044】図7に要部を示す実施例では、演算項:h
iVを電気的に入力する。即ち発光素子Li(i=0〜
3)に対応するコンパレータ回路の増幅器71と比較器
72との間に、加算器92を配し、入力aには増幅器7
1の出力を、入力bには、外部から演算項:hiVを電
気的に入力し、加算器92によりこれらを電気的に加算
したものを、比較器72の反転入力に入力する。このと
き図5の構成における発光素子アレイ10から発光素子
Vを除去することはいうまでもない。
【0045】また図4の構成における発光素子アレイか
ら発光素子LVとLAとを除去し、図7における比較器7
2の非反転入力にアナログ信号:Aを入力させることも
できる。この実施例では、演算項:hiVとアナログ信
号:Aとを電気的に入力するので、光演算部では、演算
式(1’)の第1項のみを演算することになる。このた
め、フィードバック系では演算式(1’)を直接に演算
でき、出力:Uiに対する閾値は0でよく、従って、比
較器72の非反転入力にはアナログ信号:Aを入力させ
るのみでよい。
【0046】図6,7を参照して説明した各実施例にお
いても、図5(C)で説明したようにして、出力を光で
表示することができる。
【0047】上に説明した、各実施例では、光演算手段
を1次元の発光素子アレイと、2次元のマスク手段と、
1次元の受光素子アレイとを有するように構成したが、
光演算手段はまた、以下の実施例に示すように、2次元
の発光素子アレイと、1次元の受光素子アレイとを有す
るように構成することもできる。
【0048】図8(A)に示す実施例は、図4〜5を参
照して説明した実施例において、光演算手段を2次元の
発光素子アレイ16と受光素子アレイ12とを含むよう
にした概念図である。具体的に実施するときには、発光
素子アレイ16と受光素子アレイ12との間に、図5
(B)(C)のレンズ53,54を用いる。
【0049】発光素子アレイ16は20個の発光素子を
図8(B)に示すように組み合わせて配列したものであ
る。入力:X1,X2,X3に対応する各発光素子は、論
理値「1」に対して、それぞれ発光強度比8:4:2で
発光し、アナログ信号:Aに対応する発光素子の列は全
発光素子が信号:Aに比例して発光する。演算項:hi
Vの列の発光素子は上から順にV,2V,4V,8Vに
比例して発光する。発光強度:0の発光素子は省略して
も良い。現に、入力X0は、結合荷重が0であるので、
この入力X0に対する発光素子は省略されている。
【0050】アナログ信号:Aおよび入力Xi(i=1
〜3)に対応する発光素子の列は列ごとに発光強度が共
通しているので、図8(C)に示すように、これらの発
光素子に各各に関しては、発光面が長方形の一つの発光
素子にまとめ、発光強度0の部分を遮光マスク(ハッチ
を施した部分)で遮光してもよい。
【0051】また、図8(A)(B)(C)に示すよう
な2次元の発光素子アレイを用いる場合、受光素子アレ
イとして、図8(D)に示すような、長方形の受光面を
持つ受光素子D0−1,D1−1,D2−1,D3−1を並
列的に一体化した,受光素子アレイ121を用いると、
これを発光素子アレイ16に密接させて用いることによ
り、発光素子アレイと受光素子アレイ間に用いる光学系
を省略できる。
【0052】図9は、発光素子アレイ10と受光素子ア
レイ12との間に用いられる、2次元のマスク手段とし
て、反射型空間光変調素子を用いる例である。反射型空
間光変調素子は、ビームスプリッター100とシャッタ
ーアレイ101と反射鏡102とにより構成される。
【0053】発光素子アレイ10からの光は、ビームス
プリッター100とシャッターアレイ101とを透過
し、反射鏡102により反射され、再度シャッターアレ
イ101を透過することにより強度分布を空間変調さ
れ、ビームスプリッター12に入射する。シャッターア
レイ101は透過型の液晶シャッターアレイや、PLZ
Tのライトバルブを2次元にアレイ配列したのライトバ
ルブアレイを用いることができる。
【0054】透過型の液晶シャッターアレイやPLZT
のライトバルブアレイは、図4の実施例における、遮光
板11Aの代わりに用いることができる。これら液晶シ
ャッターアレイやライトバルブアレイは、各シャッター
やライトバルブの透過率を調整することにより、結合荷
重:Wijを透過率比として表現することもできる。
【0055】なお、図8の実施例では、光はシャッター
アレイ101を往復2度透過して空間変調されるので、
空間変調された光のコントラストを大きくとることが可
能となる。以上の各実施例において、発光素子LAに代
えて、外部から直接光信号を入力するようにしても良
い。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば新規な
光A/Dコンバータを提供できる。この発明によれば、
上述のように、従来モデルとしてのみ知られていたニュ
ーラルネット型のA/Dコンバータを具体的な装置とし
て実現できる。
【0057】このコンバータは演算の少なくとも1部を
光演算で行なうため、結線が簡略化され、コンパレータ
回路がビット数のみで良い点とも相まって、簡単な構成
で実現でき、光または電気により入力・出力を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光A/Dコンバータの概念を説明す
る図である。
【図2】この発明において、行なわれる光演算を説明す
るための図である。
【図3】アナログ信号:Aを4ビットのデジタル信号に
変換した場合を示す図である。
【図4】この発明の1実施例を説明するための図で、
(A)は概念図、(B)(C)(D)は光演算手段を説
明するための図である。
【図5】図4の実施例におけるコンパレータ装置を構成
するコンパレータ回路を説明するための図である。
【図6】別の実施例の特徴部分のみを示す図である。
【図7】他の実施例の特徴部分のみを示す図である。
【図8】更に他の実施例の光演算部を説明するための図
である。
【図9】更に別の実施例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光演算手段 2 コンパレータ装置 A アナログ信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号:Aをnビット(n≧2)の
    デジタル信号に変換するA/Dコンバータであって、 光演算手段と、この光演算手段とともにフィードバック
    系を構成するコンパレータ装置とを有し、 上記コンパレータ装置は、上記光演算手段のn個の出力
    の個々に対応して設けられたn個のコンパレータ回路を
    含み、 上記フィードバック系は、演算式: Ui={(ΣWijj+hi)V+A}Si [ここに、 Wijは、i>j≧0に対して:0,j>i≧0に対し
    て:−2**j (記号:**jは、j乗を意味する) hiは:−2**iもしくは:−{(2**i)−ε}
    (|ε|≦1) V,Siは任意の正数 右辺第1項の和は、jに就き0からn−1までとる]の
    右辺の演算を行うように構成され、 上記光演算手段は、少なくとも演算: {(ΣWijj)V}Si を光演算し、 上記コンパレータ装置は、上記演算式の左辺に対して所
    定の閾値値処理を行うことを特徴とする光A/Dコンバ
    ータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 アナログ信号A:は、A’=θ−A{θ=(2**n)
    −1}と補数演算されてA’として光演算手段に入力さ
    れ、 光演算手段が、演算: Ui={(Σ|Wij|Xj+|hi|)V+A’}Si の右辺を光演算し、 コンパレータ装置が、θ・Siを閾値として閾値処理を
    行うことを特徴とする光A/Dコンバータ。
  3. 【請求項3】請求項1において、 アナログ信号:Aは光演算手段に入力され、 光演算手段が、演算: Ui={(Σ|Wij|Xj+|hi|)V+A}Si の右辺を光演算し、 コンパレータ装置が、θ・Siを閾値として閾値処理を
    行い、 各ビットの出力を反転するNOT回路手段を有すること
    を特徴とする、光A/Dコンバータ。
  4. 【請求項4】請求項1において、 アナログ信号:Aが、電気信号としてコンパレータ装置
    に入力されることを特徴とする、光A/Dコンバータ。
  5. 【請求項5】請求項1または4において、 hiVSiが、電気信号としてコンパレータ装置に入力さ
    れることを特徴とする、光A/Dコンバータ。
  6. 【請求項6】請求項1または2または3または4または
    5において、 各ビットの出力を光出力に変換する出力手段を有するこ
    とを特徴とする、光A/Dコンバータ。
  7. 【請求項7】請求項1または2または3または4または
    5または6または7において、 光演算手段が、1次元の発光素子アレイと、2次元のマ
    スク手段と、1次元の受光素子アレイとを有することを
    特徴とする、光A/Dコンバータ。
  8. 【請求項8】請求項1または2または3または4または
    5または6または7において、 光演算手段が、2次元の発光素子アレイと、1次元の受
    光素子アレイとを有することを特徴とする、光A/Dコ
    ンバータ。
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