JPH05271034A - 口紅組成物 - Google Patents

口紅組成物

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JPH05271034A
JPH05271034A JP10220892A JP10220892A JPH05271034A JP H05271034 A JPH05271034 A JP H05271034A JP 10220892 A JP10220892 A JP 10220892A JP 10220892 A JP10220892 A JP 10220892A JP H05271034 A JPH05271034 A JP H05271034A
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JP
Japan
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acid
oil component
lipstick
lipstick composition
carbon atoms
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JP10220892A
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English (en)
Inventor
Norimasa Satou
昇正 佐藤
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は構造式中に−COONa基又は−C
OOK基又は−SO3 Na基を含むタール色素の金属レ
ーキ物の少なくとも1種と20℃に於ける外観が液状で
ある油成分とを含むことを特徴とする口紅組成物であ
り、前記の油成分には炭素数16以上の一価アルコー
ル,炭素数3以上の一価アルコール又はコレステロー
ルと炭素数8以上の脂肪族カルボン酸の一塩基性酸又は
アジピン酸又はオキシステアリン酸又はコハク酸又はリ
ンゴ酸とのエステル化合物,エチレングリコール又は
プロピレングリコール又はネオペンチルグリコール又は
グリセリン又はジグリセリン又はトリメチロールプロパ
ン又はペンタエリスルトールと炭素数7以上の脂肪族カ
ルボン酸の一塩基性酸とのエステル化合物がある。 【効果】 本発明は飲食等の外的摩擦での化粧の剥がれ
落ちが目立たず、経時での色変化、乾燥感が少なく、化
粧効果の持続性に優れる口紅を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飲食等の外的摩擦での口
紅の剥がれ落ちが目立たず、経時での色変化、乾燥感が
少なく、化粧効果の持続性に優れる口紅組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】口紅の
化粧効果を持続させる目的に於いてよく用いられる方法
には次の5つがある。 (1)高粘着性油性原料を多量に配合する。 (2)固形油性原料を多量に配合する。 (3)粉体原料を多量に配合する。 (4)染着性を有する色素を配合する。 (5)揮発性原料を配合し、揮発後、粉体原料と固形油
性原料及び高粘着性油性原料のみが残存するようにす
る。 (1)〜(3)は口紅の組成原料中、唇への密着性の良
い原料を大量に配合する方法であるが、これらは飲食等
の外的摩擦に弱く、簡単に剥がれ落ちる欠点がある。
(4)の方法は経時で口紅の組成原料中、染着性を有す
る色素以外の色素は剥がれ落ちる為、色変化が著しい欠
点がある。(5)はコップ等の容器類には付着しにくい
が乾燥感が強く、唇の荒れを促し、ラーメン等の油っこ
い食べ物を食すると剥がれ落ちてしまう欠点がある。こ
の5つの方法は幾つかを組み合わせて使用する場合もあ
るがいずれにしてもこれらの方法では飲食等の外的摩擦
での化粧の剥がれ落ちが目立たず、経時での色変化、乾
燥感が少なく、化粧効果の持続性に優れる口紅は造り得
なかった。
【0003】本発明は飲食等の外的摩擦での口紅の剥が
れ落ちが目立たず、経時での色変化、乾燥感が少なく、
化粧効果の持続性に優れる口紅を提供することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,構造式中に
−COONa基又は−COOK基又は−SO3 Na基を
含むタール色素の金属レーキ物の少なくとも1種と、炭
素数16以上の一価アルコールの少なくとも1種の20
℃に於ける外観が液状である油成分とを含むことを特徴
とする口紅組成物。 ,の20℃に於ける外観が液状である油成分が炭素
数3以上の一価アルコール又はコレステロールと、炭素
数8以上の脂肪族カルボン酸の一塩基性酸又はアジピン
酸又はオキシステアリン酸又はコハク酸又はリンゴ酸と
のエステル化合物の少なくとも1種であることを特徴と
する口紅組成物。 ,の20℃に於ける外観が液状である油成分がエチ
レングリコール又はプロピレングリコール又はネオペン
チルグリコール又はグリセリン又はジグリセリン又はト
リメチロールプロパン又はペンタエリスルトールと、炭
素数7以上の脂肪族カルボン酸の一塩基性酸とのエステ
ル化合物の少なくとも1種であることを特徴とする口紅
組成物である。
【0005】本発明に言う構造式中に−COONa基又
は−COOK基又は−SO3 Na基を含むタール色素は
公知の物質で赤色102号,赤色104号の(1),赤
色105号の(1),赤色106号,赤色227号,赤
色230号の(1),赤色230号の(2),赤色23
1号,赤色232号,だいだい色205号,だいだい色
207号,黄色4号,黄色5号,緑色3号,青色1号が
ある。本発明の特定のタール色素の金属レーキ物とは上
記タール色素をアルミニウム又はバリウム又はジルコニ
ウム等でレーキ化したものである。
【0006】本発明に用いられる20℃に於ける外観が
液状である炭素数16以上の一価アルコールは公知の物
質で例えば、イソステアリルアルコール,2−オクチル
ドデカノール,オレイルアルコール,2−ヘキシルデカ
ノール,ホホバアルコール等がある。
【0007】本発明に用いられる20℃に於ける外観が
液状である炭素数3以上の一価アルコール又はコレステ
ロールと炭素数8以上の脂肪族カルボン酸の一塩基性酸
又はアジピン酸又はオキシステアリン酸又はコハク酸又
はリンゴ酸とのエステル化合物は公知の物質で例えば、
アジピン酸ジイソステアリル,アジピン酸ジオクチル,
イソステアリン酸イソプロピル,イソステアリン酸コレ
ステリル,イソノナン酸イソノニル,エルカ酸オクチル
ドデシル,オキシステアリン酸オクチル,オクタン酸セ
チル,オレイン酸オクチルドデシル,オレイン酸オレイ
ル,コハク酸ジオクチル,ステアリン酸イソセチル,パ
ルミチン酸イソプロピル,ミリスチン酸オクチルドデシ
ル,ミリスチン酸ミリスチル,リンゴ酸ジイソステアリ
ル,オレイン酸デシル,リシノレイン酸オクチルドデシ
ル等がある。
【0008】本発明に用いられる20℃に於ける外観が
液状であるエチレングリコール又はプロピレングリコー
ル又はネオペンチルグリコール又はグリセリン又はジグ
リセリン又はトリメチロールプロパン又はペンタエリス
ルトールと炭素数7以上の脂肪族カルボン酸の一塩基性
酸とのエステル化合物は公知の物質で例えば、オクタン
酸エチレングリコール,パルミチン酸エチレングリコー
ル,イソステアリン酸プロピレングリコール,リシノレ
イン酸プロピレングリコール,ジ(カプリル・カプリン
酸)プロピレングリコール,ジカプリル酸プロピレング
リコール,ジミリスチン酸プロピレングリコール,ジカ
プリン酸プロピレングリコール,ジオクタン酸ネオペン
チルグリコール,ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル,トリイソステアリン酸グリセリル,ジイソステアリ
ン酸グリセリル,トリオクタン酸グリセリル,トリ(カ
プリル・カプリン酸)グリセリン,リシノレイン酸グリ
セリル,イソステアリン酸ジグリセリル,ジイソステア
リン酸ジグリセリル,トリイソステアリン酸ジグリセリ
ル,トリオクタン酸トリメチロールプロパン,トリイソ
ステアリン酸トリメチロールプロパン,テトラオクタン
酸ペンタエリスリット等がある。
【0009】本発明に於ける構造式中に−COONa基
又は−COOK基又は−SO3 Na基を含むタール色素
の固形口紅での好適な配合量は1〜40重量%、20℃
に於ける外観が液状である油成分は15〜45重量%で
ある。本発明に於ける構造式中に−COONa基又は−
COOK基又は−SO3 Na基を含むタール色素の液状
口紅での好適な配合量は1〜40重量%、20℃に於け
る外観が液状である油成分は15〜99重量%である。
本発明に於ける構造式中に−COONa基又は−COO
K基又は−SO3 Na基を含むタール色素の粉状口紅で
の好適な配合量は4〜40重量%、20℃に於ける外観
が液状である油成分は15〜35重量%である。
【0010】本発明の固形口紅には本発明の目的を損な
わない範囲で前記の必須成分以外にパラフィン,セレシ
ン,ミツロウ等の固形油性原料やワセリン,ラノリン,
重質流動イソパラフィン等のペースト状油性原料や流動
パラフィン,スクワラン等の液状油性原料や抗酸化剤、
防腐剤、香料等を配合することができる。本発明の液状
口紅には本発明の目的を損なわない範囲で前記の必須成
分以外にパラフィン,セレシン,ミツロウ等の固形油性
原料や無水ケイ酸,ショ糖脂肪酸エステル,12−ヒド
ロキシステアリン酸等の油溶性粘剤やワセリン,ラノリ
ン,重質流動イソパラフィン等のペースト状油性原料や
流動パラフィン,スクワラン,シリコーン油等の液状油
性原料や抗酸化剤、防腐剤、香料等を配合することがで
きる。本発明の粉状口紅には本発明の目的を損なわない
範囲で前記の必須成分以外にタルク,マイカ,雲母チタ
ン,酸化鉄処理雲母チタン,ナイロンパウダー,シルク
パウダー等の顔料やパラフィン,セレシン,ミツロウ等
の固形油性原料やワセリン,ラノリン,重質流動イソパ
ラフィン等のペースト状油性原料や流動パラフィン,ス
クワラン,ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポ
リシロキサン等の液状油性原料や抗酸化剤、防腐剤、香
料等を配合することができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例をあげ、本発明を具体的に示す
が、これに先立ち評価項目及び方法に関して詳述する。
【0012】女性パネラー100人が実施例試料と比較
例試料を唇の中央部より左右均等に塗布し飲食なしで経
時2時間後その剥がれ落ち、色変化、乾燥感の官能項目
を5点採点法で評価し、さらに口紅が最も落ちやすいラ
ーメンとぎょうざを飲食しその落ち具合を比較し再度5
点採点法で評価した。 経時2時間後の剥がれ落ち 5…全く剥がれ落ちていない 4…ほとんど剥がれ落ちていないと思う 3…若干剥がれ落ちているようだが気にならない 2…剥がれ落ちが気になる 1…剥がれ落ちてしまった 経時2時間後の色変化 5…色変化は全くない 4…微妙に色変化していると思うがよく分からない 3…若干色変化しているが気にならない 2…やや色変化していてそろそろ化粧直ししたい 1…色変化が大きくもう化粧効果がない 経時2時間後の乾燥感 5…しっとりしている 4…ややしっとりしている 3…どちらとも言えない 2…やや乾燥感を覚える 1…乾燥している 飲食後の口紅の落ち具合 5… 色みが全く飲食前と変化していない 4… 色みがほとんど飲食前と変化していない 3… 色みは飲食前に比べ変化しているがよく残ってい
る方である 2… 色みはかなり飲食前に比べ変化してしまったが未
だ残っている 1… すっかり取れてしまった
【0013】実施例1〜11,比較例1〜6 表1及び表2に示す固形口紅は通常の方法で調製をし前
記試験を行い表3及び表4にその結果を示した。尚、表
1及び表2中の数字は重量%である。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】実施例12 下記組成の液状口紅を通常の方法で調製をし前記試験を
行い固形口紅と同様の好結果を得た。 オクタン酸セチル 10.0重量% テトラオクタン酸ペンタエリスリット 16.0重量% ジメチルポリシロキサン 3.0重量% 無水ケイ酸 1.2重量% 流動パラフィン 63.4重量% 赤色106号アルミニウムレーキ 1.8重量% 赤色227号アルミニウムレーキ 3.2重量% 黄色5号バリウムレーキ 1.4重量%
【0019】実施例13 下記組成の粉状口紅を通常の方法で調製をし前記試験を
行い固形口紅と同様の好結果を得た。 2−ヘキシルデカノール 10.0重量% アジピン酸ジイソステアリル 17.0重量% 赤色230号の(1)アルミニウムレーキ 2.0重量% 赤色104号の(1)アルミニウムレーキ 17.0重量% 青色1号アルミニウムレーキ 0.5重量% マイカ 33.5重量% 雲母チタン 20.0重量%
【0020】以上記載のごとく、本発明は飲食等の外的
摩擦での化粧の剥がれ落ちが目立たず、経時での色変
化、乾燥感が少なく、化粧効果の持続性に優れる口紅を
提供することは明らかである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造式中に−COONa基又は−COO
    K基又は−SO3 Na基を含むタール色素の金属レーキ
    物の少なくとも1種と、炭素数16以上の一価アルコー
    ルの少なくとも1種の20℃に於ける外観が液状である
    油成分とを含むことを特徴とする口紅組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1の20℃に於ける外観が液状で
    ある油成分が炭素数3以上の一価アルコール又はコレス
    テロールと、炭素数8以上の脂肪族カルボン酸の一塩基
    性酸又はアジピン酸又はオキシステアリン酸又はコハク
    酸又はリンゴ酸とのエステル化合物の少なくとも1種で
    あることを特徴とする口紅組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1の20℃に於ける外観が液状で
    ある油成分がエチレングリコール又はプロピレングリコ
    ール又はネオペンチルグリコール又はグリセリン又はジ
    グリセリン又はトリメチロールプロパン又はペンタエリ
    スルトールと、炭素数7以上の脂肪族カルボン酸の一塩
    基性酸とのエステル化合物の少なくとも1種であること
    を特徴とする口紅組成物。
JP10220892A 1992-03-28 1992-03-28 口紅組成物 Pending JPH05271034A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455347B1 (ko) * 2002-07-08 2004-11-06 코스맥스 주식회사 매트타입 입술 화장료 조성물

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