JPH05269678A - トルクリミッター - Google Patents

トルクリミッター

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JPH05269678A
JPH05269678A JP9740692A JP9740692A JPH05269678A JP H05269678 A JPH05269678 A JP H05269678A JP 9740692 A JP9740692 A JP 9740692A JP 9740692 A JP9740692 A JP 9740692A JP H05269678 A JPH05269678 A JP H05269678A
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JP
Japan
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torque
torque transmission
housing
adjusting member
plate
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JP9740692A
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English (en)
Inventor
Takao Hiwaki
脇 隆 雄 樋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高トルクに耐えるとともに耐熱性に優れたト
ルクリミッターを提供することにある。 【構成】 略円筒形のハウジング内に挿通されたトルク
伝達軸12と、トルク伝達板13と、摩擦板14と、コ
イルスプリング15と、トルク伝達板と摩擦板の間に配
置された複数の球体16と、トルク伝達軸の挿通される
軸穴を有したコイルスプリングの他端を支えるトルク調
整部材17と、該トルク調整部材の螺合回動を固定する
固定蓋1とを備えたので、伝達トルクを常に一定に保持
する事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定以上のトルクの伝
達を遮断するトルクリミッターに関し、特にボルト、ナ
ット等の工業部品を所定のトルクで締め付けるインパク
トレンチ等に使用するトルクリミッターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトルクリミッターは例えば、主軸
にストレーンゲージを貼着し、主軸にかかるトルクによ
って生ずる応力歪を電気抵抗の変化として取り出してい
た。取り出した電気抵抗の変化をトルクに換算し、所定
のトルク値に達した場合に、トルクの伝達を停止するも
のが種々提案されている。また、別の構造のものとして
皿バネと摩擦板を利用して、一定のトルクを得るものも
提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のトルクリミッターにおいて、その精度、信頼性、耐久
性、価格の点において満足のいくものではなかった。つ
まり、ストレーンゲージ等の耐久性や信頼性に問題があ
った。また、皿バネ等を使用するものにあっては、高い
トルクに耐える事が出来ず、耐衝撃性等に問題があっ
た。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので、高トルクに耐えるとともに耐熱性に
優れたトルクリミッターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトルクリミ
ッターは、略円筒形のハウジングと、該ハウジング内に
挿通されたトルク伝達軸と、前記ハウジング内に配置さ
れたトルク伝達板と、該トルク伝達板と対向配置された
摩擦板と、前記トルク伝達板と摩擦板を押圧するコイル
スプリングと、前記トルク伝達板と摩擦板の間に配置さ
れた複数の球体と、前記ハウジングの開口部に螺合され
るトルク伝達軸の挿通される軸穴を有すると共にコイル
スプリングの他端を支えるトルク調整部材と、該トルク
調整部材の螺合回動を固定する固定蓋とを備えたもので
ある。
【0006】
【作用】このように、本発明に係るトルクリミッター
は、予め設定したトルク以上のトルクが伝達されるとス
リップしトルクが伝達されない。従って、本発明のトル
クリミッターをインパクトレンチ等に使用した場合、所
定の高い締め付け力でボルト、ナットを締着できる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。図1は、トルクリミッターの一部を切欠いた
側面図、図2は、本発明の一実施例であるトルクリミッ
ターの分解斜視図である。
【0008】ここで、トルクリミッター10は、略円筒
形のハウジング11と、該ハウジング11内に挿通され
たトルク伝達軸12と、前記ハウジング11内に配置さ
れたトルク伝達板13と、該トルク伝達板13と対向配
置された摩擦板14と、該トルク伝達板13と摩擦板1
4を押圧するコイルスプリング15と、該トルク伝達板
13と摩擦板14の間に配置された複数の球体16と、
前記ハウジング11の開口部に螺合されるトルク調整部
材17と、該トルク調整部材17の回動を固定する固定
蓋18とを備えている。
【0009】前記ハウジング11は、その内部に周方向
に沿う仕切り壁22を有し、一方の端部における開口部
の内面にトルク調整部材17を螺合するための雌螺子1
1aが形成されると共に、摩擦板14の突起部14aの
挿通される複数の縦溝11bが形成されている。また、
前記開口部の端縁には、固定蓋18の凹凸と嵌合するた
めの凹凸11cが形成され、ハウジング11の他端に
は、駆動源からの駆動軸が係合する角穴19が形成され
ている。そして、ハウジング11の外周には、放熱のた
めの複数の溝11dが形成されている。
【0010】トルク伝達軸12は、先端に円柱部12
a、中央に六角柱部12b、六角柱部に続く円柱部12
d、頭部に設けられた角柱部12c、及び環状溝12e
等を備えている。
【0011】トルク伝達板13は、軸部13cとフラン
ジ部13dとから成り、軸部13cの内側を六角孔13
aに形成し、前記フランジ部13dの裏面側に所定の間
隔をもって複数個のベアリング穴13bを形成してい
る。
【0012】摩擦板14は、外周部に突起部14aを有
し、中央にトルク伝達軸の挿入される丸孔14bを有す
るとともに、球体16の載置される放射状の複数の溝1
4cを備えている。コイルスプリング15は、角柱素材
をコイル状に捲回して形成してある。
【0013】トルク調整部材17は、フランジ部17a
と角柱部17bと円柱部17cとから成り、フランジ部
17aの外周には螺子が刻設されている。また、中央に
は、トルク伝達軸12の挿通される丸孔17dが形成さ
れている。固定蓋18は、中央にトルク調整部材17の
角柱部と嵌合する角孔18aを有するとともに、フラン
ジ部に凹凸18bが形成されている。
【0014】ハウジング11の内部には、摩擦板14が
突起部14aを縦溝11bに係合させつつ、装着されて
いる。トルク伝達軸12は、摩擦板14の丸孔14bと
円柱部12aで係合しているので、摩擦板14に対して
自由に回動可能である。トルク伝達板13は、中央に六
角穴13aを有しており、この六角穴13aでトルク伝
達軸12の六角柱部12bと係合している。したがっ
て、トルク伝達板13と摩擦板14は、球体16を介し
て対向配置されている。
【0015】トルク伝達板13の外側よりコイルスプリ
ング15が押圧しており、コイルスプリング15の他端
は、ハウジング11の開口部に螺合されたトルク調整部
材17が押圧している。伝達すべきトルクは、トルク調
整部材17をねじ込み、コイルスプリング15の押圧を
変える事により調節することができる。トルク調整部材
17の上から角穴18aを有した固定蓋18がトルク調
整部材17の角柱部17aと係合すると共に、固定蓋1
8の凹凸溝18bとハウジング11の凹凸11cが係合
している。したがって、一旦調整したトルク調整部材1
7の螺込み量は、使用中に変動することはない。更に、
凹凸11cと凹凸溝18bとの噛み合い面に形成された
溝にOリング20が嵌合されており、固定蓋18が外れ
るのを防止している。
【0016】次に、以上のように構成されたトルクリミ
ッターをインパクトレンチに使用した場合について説明
する(図5参照)。ここで、図外の駆動モータで発生し
たトルクがトルク伝達部の軸に伝達される。そして、ト
ルクリミッターの先端に取り付けられたソケット21が
所定値以上のトルクを受けると、内部の球体16が外れ
て滑り、それ以上のトルク伝達を中止する。このように
して、ソケット21へは所定値以下のトルクが伝達され
る事となり、ボルト、ナットを所定のトルクで締め付け
る事が出来る。実際の使用に際しては、例えば一次締め
を15Kgf・mで行い、二次締めを30〜50Kgf・
mで行うと云うように使用できる。伝達トルクの調整
は、トルク調整部材17とコイルスプリング15の螺合
圧力の調整により行う。また、使用中にトルク調整部材
17が移動して、伝達トルクが変動しないように固定蓋
18で固定している。また、以上の実施例では電気モー
タを使用した場合について説明したが、これに限ること
なくエアーモータを使用してもよい。
【0017】また、本発明は以上の実施例にのみ限るこ
となく本発明の技術範囲内において種々の設計変更が可
能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るトルクリミッターによれば、略円筒形のハウジング
と、該ハウジング内に挿通されたトルク伝達軸と、前記
ハウジング内に配置されたトルク伝達板と、該トルク伝
達板と対向配置された摩擦板と、前記トルク伝達板と摩
擦板を押圧するコイルスプリングと、前記トルク伝達板
と摩擦板の間に配置された複数の球体と、前記ハウジン
グの開口部に螺合されるトルク伝達軸の挿通される軸穴
を有すると共にコイルスプリングの他端を支えるトルク
調整部材と、該トルク調整部材の螺合回動を固定する固
定蓋とを備えたので、予め設定されたトルク以上のトル
クが加えられた場合にトルク伝達軸が滑り、伝達されな
い。従って、本発明のトルクリミッターをインパクトレ
ンチ等に使用した場合、ボルト、ナット等を一定の締着
力で締着することができる。また、コイルスプリングを
使用したので、高トルクに耐え衝撃に強いトルクリミッ
ターを得ることができる。更に、トルクリミッターの外
周に溝を設けたので、放熱作用が向上し熱による劣化を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるトルクリミッターの一
部を切欠いた側面図である。
【図2】本発明の一実施例であるトルクリミッターの分
解斜視図である。
【図3】本発明の一実施例であるトルクリミッターの正
面図である。
【図4】本発明の一実施例であるトルクリミッターの背
面図である。
【図5】本発明の一実施例であるトルクリミッターとイ
ンパクトレンチとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
10 トルクリミッター 11 ハウジング 11a 雌螺子 11b 縦溝 11c 凹凸 11d 溝 12 トルク伝達軸 12a 円柱部 12b 六角柱部 12c 角柱部 12d 円柱部 12e 環状溝 13 トルク伝達板 13a 六角孔 13b ベアリング穴 13c 軸部 13d フランジ部 14 摩擦板 14a 突起部 14b 丸孔 14c 溝 15 コイルスプリング 16 球体 17 トルク調整部材 17a フランジ部 17b 角柱部 17c 円柱部 17d 丸孔 18 固定蓋 18a 角孔 18b 凹凸 19 角穴 20 Oリング 22 仕切り壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒形のハウジングと、該ハウジング
    内に挿通されたトルク伝達軸と、前記ハウジング内に配
    置されたトルク伝達板と、該トルク伝達板と対向配置さ
    れた摩擦板と、前記トルク伝達板と摩擦板を押圧するコ
    イルスプリングと、前記トルク伝達板と摩擦板の間に配
    置された複数の球体と、前記ハウジングの開口部に螺合
    されるトルク伝達軸の挿通される軸穴を有ると共にコイ
    ルスプリングの他端を支えるトルク調整部材と、該トル
    ク調整部材の螺合回動を固定する固定蓋とを備えたこと
    を特徴とするトルクリミッター。
  2. 【請求項2】 前記円筒形のハウジングの外周に複数の
    凹凸溝を有したことを特徴とする請求項1記載のトルク
    リミッター。
JP9740692A 1992-03-25 1992-03-25 トルクリミッター Pending JPH05269678A (ja)

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