JPH0526901U

JPH0526901U - 足踏み板付きゴミ箱

Info

Publication number: JPH0526901U
Application number: JP9713091U
Authority: JP
Inventors: 康男岩谷; 昭男梁木
Original assignee: 康男岩谷; 昭男梁木
Priority date: 1991-09-17
Filing date: 1991-09-17
Publication date: 1993-04-06

Abstract

(57)【要約】【目的】樹脂成型ゴミ箱にセットされたゴミ袋にゴミ
を押し込むと、ゴミ箱の側面が変形により中膨れの状態
になり引き出し困難となるが、ゴミ箱を足で固定するこ
とによりゴミ袋の引き出しを容易にすることを目的とす
る。【構成】ゴミ箱の外周下部に、足踏み板１を設けた、
足踏み板付きゴミ箱であり、筆頭に挙げられるものは、
ゴミ箱の側面下部に、任意形状の凹部２を設けることに
よって出来る、ゴミ箱の底部肉厚を足踏み板１としたも
ので、図３に示すものが代表的なものとされ、その他、
ゴミ箱の四隅下部に凹部２を設けたもの、下部全周に渡
って凹部２を設けたもの、また任意外周下部に、任意形
状の張り出した足踏み板１を付けたもの、下部全周に渡
って任意形状の張り出した足踏み板１を付けたもの等が
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、足で固定する為の構造を備えた、樹脂成型ゴミ箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般的に樹脂成型ゴミ箱は、入り口から奥にかけて大きく勾配をつけている。これは、型抜きの為でもあるが、製造者側や販売店での積み重ねを可能とし、ゴミを取り出しやすくするといった所に思いがあるようである。また、市販されているものを見ると、コスト面との兼ね合いと推定されるが、Ｐ．Ｐ樹脂を使用しているものが大半で、肉厚は１．５〜２ｍｍ程度である。従って、比較的軽い力で変形する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

特に、平面的に見て角型形状をなす、樹脂成型ゴミ箱の側面が、変形に対して弱く、同ゴミ箱にセットされたゴミ袋にゴミを押し込むと、ゴミ箱の側面が外方に向かって湾曲し中膨れの状態が起こる。その為、ゴミ袋を引き出そうとすると、ゴミ箱が引っ付いてくるという問題が起こり、ゴミ袋をつかんだ手を振ってもゴミ箱は離れない。従って、仕方なく足の内側でゴミ箱を挟みながら片手でゴミ箱の淵をつかみ、もう一方の手でゴミ袋を引き抜く等の面倒な作業をしなければならない。

【０００４】これは、もちろん平面的に見て丸形の樹脂成型ゴミ箱にも言えることであるが、ゴミの取り出しやすさという面では、入り口から奥にかけて大きく勾配をつけるだけでは不十分と言わざるを得ないであろう。本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ゴミ箱の一部を足で踏みつけることによってゴミ箱を固定せしめ、前記で述べた中膨れの状態になってもゴミ袋の取り出しを容易にすることが可能な樹脂成型ゴミ箱を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するためになされた本考案の足踏み板付きゴミ箱は、ゴミ箱の外周下部に、足踏みを可能とする足踏み板１を設けることを特徴とする。その構成については、各種類ごとに別けて以下に説明する。

【０００６】第１の種類として、ゴミ箱の任意側面下部に、任意形状の凹部２を設けることによって出来る、ゴミ箱の底部肉厚を、足踏み板１としたものが挙げられる。この構成によるものは、例えば平面的に見て四角型のゴミ箱であれば、任意側面下部の中央位置に、足が入る大きさの凹部２を設けたものでもよいし、同中央位置の足の入る程度の高さから、両隅下部に向かって除除に低くなって行くような形状、即ち側面から見て山形の凹部２を設けたものでもよい。

【０００７】上記構成のものは、四側面の内、対向する二側面又は一側面に凹部２を設けたものにすると、凹部２の奥行きが深く取れ、よりゴミ箱の中心に近い所を足で踏むことができる。その他、任意側面に一定の高さの凹部２を端から端まで設けてもよく、その際の沿線は直線や波線のほか、デザインを施したもの等でもよい。

【０００８】以上の構成は、平面的に見て四角型のゴミ箱について述べているが、円型のゴミ箱も３６０度を四分割し、一分割度分を四角型の一面と見たてて、同様の構成とすることができる。但し、円型の場合、前記四分割という枠にとらわれることはなく、任意等分、或は任意分割とすることもできる。例えば、六等分という観念をもってすれば、前記の山形の凹部２を側面下部に均等に六個配置することも可能であるし、一個分の間隔を空けて均等に三個配置することも可能である。

【０００９】第２の種類として、四隅下部に任意形状の凹部２を設けたものがある。形状的には、斜めにカットしたような凹部２とするとデザイン的によい。

【００１０】第３の種類として、ゴミ箱の側面下部に、全周に渡って任意形状の凹部２を設けることによって出来るゴミ箱の底部肉厚を足踏み板１としたものが挙げられる。尚、その際の沿線は直線や波線のほか、デザインを施したもの等でもよい。

【００１１】第４の種類として、ゴミ箱の任意側面下部に、外方に張り出した任意形状の足踏み板１を付けたものが挙げられる。その際、足踏み板１の形状は平面的に見て半丸形や角形のほか、キャラクターデザインを施したものでもよい。

【００１２】第５の種類として、ゴミ箱の外周下部に、全周に渡って外方に張り出した任意形状の足踏み板１を付けたものが挙げられる。その際の足踏み板１の周囲形状は、平面的に見て直線や波線のほか、デザインを施したもの等でもよい。

【００１３】さらに、第１〜第５の種類に共通して、足踏み板１の表面に足形のマーク３を表示すると、デザイン的にもよくなり、また使用者に本考案の意義を理解してもらいやすく、販売の促進につながるという利点がある。足形のマーク３については、成型時に凹または凸で表してもよいし、シールや印刷でもよい。

【００１４】

【作用】

本考案の構成による作用は、ゴミ箱からゴミ袋を取り出す際、前記で述べた中膨れの状態であっても、ゴミ箱に用意された足踏み板１を足で踏みつけることによってゴミ箱の固定が可能となる。

【００１５】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。図１，図２，図３に示すものは、平面的に見て四角型のゴミ箱の対向する二側面のそれぞれの下部の中央位置に、足が入る大きさの凹部２を設け、ゴミ箱の底部肉厚を足踏み板１とした例である。

【００１６】図４に示すものは、前記実施例の凹部２を山形にしたものである。図５に示すものは、対向する二側面に一定の高さの凹部２を端から端まで設けた例である。図６に示すものは、四隅下部に斜めにカットしたような形状の凹部２を設けた例である。

【００１７】図７に示すものは、ゴミ箱の外周下部に全周に渡って凹部２を設けた例である。図８に示すものは、ゴミ箱の側面下部に外方に張り出した、半丸形状の足踏み板１を付けた例である。図９に示すものは、ゴミ箱の外周下部に全周に渡って外方に張り出した足踏み板１を付けた例である。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は、上記の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１９】足踏み板１を設けることによりゴミ箱を足で固定することが容易となり、ゴミ袋に少々ゴミを詰め込んで中膨れの状態であっても引き出しを容易にすることが可能となった。特に、請求項２，３，４の足踏み板付きゴミ箱については、ゴミ箱側面に凹部２を設けるという手段により足踏み板１を設けたことにより、従来のゴミ箱と同様にゴミ箱の積み重ねが可能となった。また、本考案はデザイン的に優れたもので、従来にない新規かつ機能美を持つものとなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
側面図である。

【図２】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
断面図である。

【図３】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
斜視図である。

【図４】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
斜視図である。

【図５】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
斜視図である。

【図６】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
斜視図である。

【図７】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
斜視図である。

【図８】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
斜視図である。

【図９】本考案による、平面的に見て四角型のゴミ箱の
斜視図である。

【符号の説明】

１足踏み板２凹部３足形のマーク

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ゴミ箱の外周下部に、足踏み板（１）を
設けた足踏み板付きゴミ箱。
【請求項２】ゴミ箱の任意側面下部に、任意形状の凹
部（２）を設けることによって出来る、ゴミ箱の底部肉
厚を足踏み板（１）とした請求項１記載の足踏み板付き
ゴミ箱。
【請求項３】ゴミ箱の四隅下部に、任意形状の凹部
（２）を設けることによって出来る、ゴミ箱の底部肉厚
を足踏み板（１）とした請求項１記載の足踏み板付きゴ
ミ箱。
【請求項４】ゴミ箱の外周下部に、全周に渡って任意
形状の凹部（２）を設けることによって出来る、ゴミ箱
の底部肉厚を足踏み板（１）とした請求項１記載の足踏
み板付きゴミ箱。
【請求項５】ゴミ箱の任意側面下部に、外方に張り出
した任意形状の足踏み板（１）を付けた請求項１記載の
足踏み板付きゴミ箱。
【請求項６】ゴミ箱の外周下部に、全周に渡って外方
に張り出した任意形状の足踏み板（１）を付けた請求項
１記載の足踏み板付きゴミ箱。
【請求項７】足踏み板（１）の表面に足形のマーク
（３）を表示してなる請求項２，３，４，５，６記載の
足踏み板付きゴミ箱。