JPH052685U - 蹄 鉄 - Google Patents

蹄 鉄

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Publication number
JPH052685U
JPH052685U JP5783491U JP5783491U JPH052685U JP H052685 U JPH052685 U JP H052685U JP 5783491 U JP5783491 U JP 5783491U JP 5783491 U JP5783491 U JP 5783491U JP H052685 U JPH052685 U JP H052685U
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JP
Japan
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horseshoe
hoof
nail
protective layer
horse
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Pending
Application number
JP5783491U
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English (en)
Inventor
秀司 矢崎
Original Assignee
秀司 矢崎
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Publication date
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Publication of JPH052685U publication Critical patent/JPH052685U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 馬体保護に多大な影響及ぼす蹄鉄の改良に着
目し、蹄の自然な挙動への追従性、着地時の衝撃軽減を
可能として、特に競走馬の保護に寄与できる蹄鉄を提供
する。 【構成】 馬蹄形状に成形された金属製本体1の表面
に、弾力性を有する耐摩耗性樹脂を被覆して保護層10
を設けた構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、馬の蹄に装着する蹄鉄に係り、特に競走馬に好適で、歩行時及び走 行時の衝撃を緩和して馬体を保護する蹄鉄に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、競走馬の蹄に装着される蹄鉄は、従来より鉄又はアルミニウム等の金 属製のものが用いられ、蹄への固定には特殊釘が用いられている。重量の大きい 馬体を支持するため、蹄鉄を通して作用する衝撃は、通常の走行時や調教時はも とより、特に実競走時の全力疾走において相当の負担がかかっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、馬の蹄は着地の際に左右に拡がるように挙動する。このような動き のある蹄に金属製の蹄鉄を固定した場合、蹄鉄が蹄の自然な拡がり挙動に追従で きない。そのため、脚部に負担がかかって発熱やエビを発生させ、強いては蹄割 れや落鉄、そして脚部骨折に迄至らしめ、馬自身を短期寿命のままで終わらせる 結果となる。 また、金属製の蹄鉄には必要数の釘孔が設けてあって、この釘孔に釘を通して 蹄に打ち付ける固定法のため、長期間の使用により釘孔が次第に拡大されて釘と の間にガタが発生する。このガタ付きのために、蹄の割れや蹄鉄の脱落が生じる など、前述のような不具合につながる問題もある。 本考案は、馬体保護に多大な影響及ぼす蹄鉄の改良に着目し、蹄の自然な挙動 への追従性、着地時の衝撃軽減を可能として、特に競走馬の保護に寄与できる蹄 鉄を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による蹄鉄は、馬蹄形状に成形された金属製本体の表面に、弾力性を有 する耐摩耗性樹脂を被覆して保護層を設けた構成である。
【0005】
【作用】
金属製の本体表面に弾性を有する保護層が設けてあるため、装着後、着地の際 の衝撃を著しく緩和する。また、釘孔に釘を通して蹄に打ち付けて固定する際、 保護層の樹脂が釘全体を弾力で包み込み、釘孔と釘との間隙にも入り込むことで 、長期間の使用によるガタ付きの発生が抑えられる。そのため、蹄の割れや蹄鉄 の脱落が生ぜず、着地時の衝撃が軽減され、脚部を通して馬体が保護される。
【0006】
【実施例】
以下、本考案による蹄鉄の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。 本考案による蹄鉄は、蹄の形状に合わせて成形された金属製の本体1に、この ほぼ全表面を弾力性を有する耐摩耗性樹脂による保護層10で被覆した構成とな っている。本体1は標準的な馬体の蹄の大きさに合わせて鋳鉄やアルミニウム等 の金属でいわゆる馬蹄形に成形されている。本体1の前部2を除いてここから湾 曲に拡がる両側の湾曲部3、3には、湾曲に沿ってそれぞれ凹溝4、4が設けら れている。凹溝4の底面には複数の釘孔5が裏面6まで貫通して、一般に等間隔 で設けられている。
【0007】 図2に示すように、本体1の裏面6は馬の蹄に直接当てられる面であり、全長 が平坦な面に仕上げられている。蹄の前面に合わせられる本体1の前部2には裏 面6側へ突出してズレ止め7が設けてある。このズレ止め7は、蹄の前端を当接 させて位置決めする目安となり、蹄への装着後は、着地時の蹄前部の保護と、蹄 から本体1が前方にずれるのを防止する役割をもっている。
【0008】 また、本体1の前部2を除く両側湾曲部3、3の表裏面は射出成形被覆による 保護層10で被覆されている。この保護層10には、ポリウレタン樹脂、ポリア ミド樹脂などの弾力性のある耐摩耗性樹脂が用いられ、装着後に馬体への衝撃緩 和を図っている。本来、本体1の前部2も含めた全体を保護層10で被覆するこ とが望ましいが、この態様のように、前部2のみを被覆しない理由は、着地時の 衝撃は特に前部2が極端に大きく、着地衝撃による剥離に耐えることができず、 また射出成形時に被覆されないためである。金属面が外部に露出した前部2は、 衝撃及び摩耗に十分に耐えることができる。
【0009】 保護層10を設けた図2の断面図で明らかなように、この態様では、アルミニ ウム等の金属を型成形した鋳物の本体1をまず成形し、この鋳物本体1の表面に 保護層を射出成形する方法が採られている。即ち、射出された樹脂は本体1の凹 溝4をその深さの全部または一部を埋めて表被覆部11を成形し、本体1の裏面 6をコーティングのごとき裏被覆部12で被覆することにより、釘孔5も樹脂が 流入して埋められたものが形成される。
【0010】 本考案による蹄鉄を馬体の蹄に装着するに際し、図2に示すように、釘孔5を めがけて釘20を打ち込む。釘20は表被覆部11に貫通し、その頭部21が表 被覆部11中に埋没するように打設される。即ち、樹脂特有の弾性で頭部21を 含む釘20の全体をあたかもラジアルタイヤが釘を拾うがごとくに包み込んで締 め付ける。釘20と釘孔5との間隙にも樹脂が入り込んでいるため、蹄鉄と蹄と のガタ付きも防げ、ガタ付きが高じて蹄鉄の落脱の懸念をも解消することができ る。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による蹄鉄は、金属製の本体表面に弾性を有する 保護層が設けてあるため、着地時の衝撃が軽減され、脚部を通して馬体が保護さ れる。また、蹄鉄を釘で蹄に打ち付けて固定する際、保護層の樹脂が釘全体を弾 力で包み込み、釘孔と釘との間隙にも入り込むことで、長期間の使用によるガタ 付きの発生が抑えられる。そのため、蹄の割れや蹄鉄の脱落を防止することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による蹄鉄の本体の斜視図である。
【図2】保護層を設けた本考案による蹄鉄の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 蹄鉄の本体 2 前部 3 湾曲部 4 凹溝 5 釘孔 6 本体裏面 7 ズレ止め 10 保護層 11 表被覆部 12 裏被覆部 20 釘

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 馬蹄形状に成形された金属製本体の表面
    に、弾力性を有する耐摩耗性樹脂を被覆して保護層を設
    けた蹄鉄。
JP5783491U 1991-06-28 1991-06-28 蹄 鉄 Pending JPH052685U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5783491U JPH052685U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 蹄 鉄

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5783491U JPH052685U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 蹄 鉄

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JPH052685U true JPH052685U (ja) 1993-01-19

Family

ID=13066981

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JP5783491U Pending JPH052685U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 蹄 鉄

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JP (1) JPH052685U (ja)

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