JPH0526471U - 粘着シースルーメモ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】見出し部３の貼付位置により、その対のメモ部
２の所在が合符号の照合で容易に判別でき、多数の検討
項目が広範囲のページにわたる場合でも、見落としを防
止する。 【構成】半透明紙の素材を長方形に成型し、一側長辺端
部の片面に接着、剥離自在の塗料を所定幅塗布して粘着
部４とする。一側短辺から所定位置の平行線上に、粘着
部４の端部から、短辺の長さの約１／３にミシン目５を
入れ、続く２／３に切込み６を入れて境界とする。狭い
部分を見出し部３、広い部分をメモ部２として対を構成
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、図面集、図書などの内部に貼付し、外観から見えないメモ部（２ ）の所在を、対の切り離した見出し部（３）で、そのページの端部に表示する、 半透明紙を素材とした粘着シースルーメモに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、各色の不透明紙を長方形に成型し、一側辺端部片面に、接着、剥離 自在の特殊粘着剤を塗布し、積層した粘着メモがあつた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来、会議、打ち合わせに際し、資料の仕様書、図面集にもとづき、逐条検討 し、検討結果を直接資料に記入するか、或いはメモニ記入し、検討箇所に貼付な どしてきたが、後日、検討結果の整理に際して、検討箇所が外観的に見えないた め、検討事項と検討箇所の所在の照合に、相当の時間を費やし、なお見落としが あり、また、貼付したメモの下の印刷が見えず、必要に応じメモを剥がして確認 するなど、手間がかかり能率的に問題点があった。 本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

白色或いは、薄色付の半透明紙を素材として、長方形の所定の大きさに成型し 、一側長辺の片面端部に、接着、剥離自在の特殊粘着剤を所定幅塗布した粘着部 （４）を重ねて所定枚数に積層し、一側短辺より所定位置の平行線上に、粘着部 （４）の端部より、短辺の長さの約１／３にミシン目（５）を入れ、続いて２／ ３に切り込み（６）を入れ、狭い部分を見出し部（３）とし、広い部分をメモ部 （２）として構成し、粘着部（４）に反対の見出し部（３）の先端と、隣接して メモ部（２）に照合符号を記入するための照合欄（７）を設ける。 本考案は、以上のような構成よりなる粘着シースルーメモである。

【０００５】

【作用】

（イ）積層する粘着シースルーメモ（１）を１枚剥がすと、見出し部（３）は 、着いたままの状態で剥離する。 （ロ）書中或いは、図面集の中の検討箇所の上面に、粘着シースルーメモ（１ ）を置きメモ部（２）の粘着部（４）を押さえて貼付する。 （ハ）照合欄（７）に合符号を記入して、見出し部（３）の切込み（６）の部 分を引張ると、ミシン目（５）に沿ってメモ部（２）と分離する。 （ニ）切り離した見出し部（３）は、そのページの端部に貼付する。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）白色或いは薄色付の半透明紙を素材として、長方形の所定の大きさに成 型する。 （ロ）その一側長辺の片面端部に接着、剥離自在の特殊粘着剤を所定幅塗布し た粘着部（４）を重ねて、所定枚数に積層する。 （ハ）一側短辺より、所定位置の平行線上に、粘着部（４）の端部より、短辺 の長さの約１／３にミシン目（５）を入れ、続く２／３に切込み（６）を 入れ、これを境界として、狭い部分を見出し部（３）とし、広い部分をメ モ部（２）として対を構成する。 （ニ）見出し部（３）の先端と、隣接するメモ部（２）に、照合符号を記入す るための照合欄（７）を設ける。 本案は以上のような構成で、これを使用するときについて説明する。 （ホ）積層の粘着シースルーメモ（１）を、１枚剥がすと見出し部（３）は、 付いたそのままの状態で剥離出来る。。 （ヘ）図面集或いは、図書の中の検討箇所の上面に粘着シースルーメモ（１） を置き、粘着部（４）を押さえて貼付する。 （ト）メモ部（２）の下に透けて見える検討箇所に、直接修正事項、或いは図 形の変更等を記入する。 （チ）検討箇所が数箇所ある場合は、粘着シースルーメモ（１）をそれぞれの 箇所に貼付し照合欄（７）に合符号を記入する。 （リ）見出し部（３）は切込み（６）の部分を引張ると、ミシン目（５）に沿 ってメモ部（２）と分離する。 （ヌ）切り離した見出し部（３）は、そのページの端部に、照合欄（７）を出 して貼付する。 （ル）後日、検討事項を利用または整理するに際し、見出し部（３）により、 その対のメモ部（２）の所在の確定は合符号の照合により容易になる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の粘着シースルーメモ（１）は、半透明紙を素材とし、メモ部（２）と 見出し部（３）の対で構成し、見出し部（３）の貼付位置により、その対のメモ 部（２）の所在が合符号の照合により容易に判る。多数の検討項目が広範囲のペ ージにわたつても、見落としがなくなる。 図面、図書に貼付するメモ部（２）および見出し部（３）の粘着部（４）は、 紙面に粘着するため、紙面の文字や図形は常に透けて見える。他の部分は、紙面 との間の隙間により透けて見えないが、軽く押さえ接着することで、紙面の文字 や図形が透けて見えるため、透かし読みするのに、全く支障がない。 メモ部（２）は、検討箇所の上面に貼付し、その下に透けて見える記述、図形 の検討箇所をメモ部（２）紙上にマークし、検討結果を記入し、必要に応じ図形 の部分をトレースして、変更、修正する事などが容易に出来ることにより、検討 内容を、より的確に把握および伝達することができる。

【図面の簡単な説明】

【図−１】本考案の斜視図である。

【図−２】本考案の斜視図である。

【図−３】本考案の使用実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 粘着シースルーメモ ２ メモ部 ３ 見出し部 ４ 粘着部 ５ ミシン目 ６ 切込み ７ 照合欄 ８ 図面集、図書

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 半透明紙を素材として、長方形に成型
   し、一側長辺端部の片面に、接着、剥離自在の塗料を所
   定幅塗布し粘着部（４）とし、一側短辺より所定位置の
   平行線上に、粘着部（４）の端部より、短辺の長さの約
   １／３にミシン目（５）を入れ、続く２／３に切込み
   （６）を入れ境界として、狭い部分を見出し部（３）と
   し、広い部分をメモ部（２）として対とする粘着シース
   ルーメモ。