JPH05264712A - 送信位置特定システム - Google Patents

送信位置特定システム

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JPH05264712A
JPH05264712A JP4096994A JP9699492A JPH05264712A JP H05264712 A JPH05264712 A JP H05264712A JP 4096994 A JP4096994 A JP 4096994A JP 9699492 A JP9699492 A JP 9699492A JP H05264712 A JPH05264712 A JP H05264712A
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JP
Japan
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signal
transmitter
identification
reception
identification data
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Application number
JP4096994A
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English (en)
Inventor
Shigeo Akazawa
茂男 赤沢
Kenju Iwasaki
健樹 岩崎
Shoichi Minagawa
昭一 皆川
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 被誘拐者発見が可能な送信位置特定システム
を提供する。 【構成】 送信機101が、変調した識別信号を含むス
ペクトラム拡散信号aを送信する拡散信号送信手段を有
する。受信機102−1〜102−nが、それぞれ、信
号aを受信する受信手段、基準拡散信号生成手段、信号
aと基準拡散信号から相関信号を出力する相関手段、識
別信号を復調すると共に信号aの受信タイミングを判定
して受信時刻を決定する判定手段、ネットワーク通信手
段、及び受信時刻及び送信機の識別データを含む受信情
報b1〜bnをネットワーク通信手段を介して受信監視
手段110に送信する受信情報制御手段を有する。受信
管理装置103が、少なくとも3つの受信機から受信し
た受信情報から送信機aの位置を特定する送信位置特定
手段、及び送信機の位置の変化から移動速度と移動方向
を算出する移動速度・方向算出手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送信位置特定システムに
関し、特に、被誘拐者発見のための防犯システムとして
の送信位置特定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】人に対する犯罪危害の防止/発見の具体
的技術手段としては警報器としての防犯ベルが知られて
いるが、防犯ベルは周囲に人気のない場合は効果がな
く、しかも誘拐事件の場合、必ずしも被害者の安全が保
証されるとは限られず、また、誘拐事件において犯人に
よって移動される被誘拐者の追跡は困難であることが知
られている。このように、従来、被誘拐者の安全を図り
ながら誘拐事件の発生を知り、被害者のいる場所を見出
し、移動/逃走の際の追跡を行ない得る具体的技術手段
はまだ知られておらず、誘拐事件の発生は犯人からの告
知によりはじめて知り得るのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
点に鑑みて創案されたものであり、誘拐事件の早期発見
と、事件発生場所及び被誘拐者の現在位置の特定と、移
動の際の追尾と、による被誘拐者発見が可能な送信位置
特定システムの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の送信位置特定システムは、送信機と、互い
に異なる場所に設けられた複数の受信機と、システム管
理手段と、からなり、送信機が、トリガ信号により送信
機の識別データを含む識別信号を生成する識別信号発生
手段と、該識別信号を拡散変調する拡散変調手段と、拡
散変調した識別信号を所定の時間間隔で同期させてスペ
クトラム拡散信号とする同期手段と、該スペクトラム拡
散信号を送信する送信手段と、送信制御手段と、を有
し、複数の受信機が、それぞれ、スペクトラム拡散信号
を受信する受信手段と、基準拡散信号を生成する基準拡
散信号生成手段と、スペクトラム拡散信号と基準拡散信
号とを入力し相関信号を出力する相関手段と、該相関信
号から前記識別信号を復調すると共に前記スペクトラム
拡散信号の受信タイミングを判定して受信時刻を決定す
る判定手段と、ネットワーク通信手段と、当該受信機が
前回に受信した識別信号がある時はその識別信号に含ま
れる識別データと現に受信した識別信号に含まれる識別
データの比較を行ない、識別データが一致する場合は、
受信時刻及び送信機の識別データを含む受信情報をネッ
トワーク通信手段を介してシステム管理手段に送信する
受信情報制御手段と、を有し、システム管理手段が、受
信情報を受信する受信情報受信手段と、複数の受信機の
うち少なくとも3つの受信機から受信した受信情報に基
づいて送信機の位置を特定する送信位置特定手段と、を
有すること、を特徴とする。なお、上記送信位置特定シ
ステムにおいて、システム管理手段が、更に、送信機が
移動する時、送信機の位置の変化から該送信機の移動速
度と移動方向を算出する移動速度・方向算出手段と、を
有することが望ましい。
【0005】また、上記送信位置特定システムにおい
て、更に、受信機の受信情報制御手段が、前回受信した
識別信号がある時はその識別信号に含まれる識別データ
と現に受信した識別信号に含まれる識別データの比較を
行ない、識別データが一致する場合は、受信時刻信号・
当該受信機の識別信号及び送信機の識別信号からなる受
信情報をネットワーク通信手段を介してシステム管理手
段に送信し、一致しない場合はシステム管理手段に識別
データの登録の照会を行ない、システム管理手段に識別
データの登録がされている場合にのみ受信情報をネット
ワーク通信手段を介してシステム管理装置に送信し、シ
ステム管理手段が、識別データを登録した識別データ管
理手段、管理情報参照手段及び、管理情報送信手段を含
むことが望ましい。
【0006】
【作用】上記構成により、本発明では、送信機は、トリ
ガ信号が入力された時、識別信号発生手段によって受信
機の識別データを含む識別信号を生成し、拡散変調手段
によって識別信号を拡散変調し、同期手段によって拡散
変調した識別信号を所定の時間間隔で同期させスペクト
ラム拡散信号とし、送信手段によってスペクトラム拡散
信号を送信し、制御手段によって各手段の動作を制御す
る。受信機は、受信手段によってスペクトラム拡散信号
を受信し、基準拡散信号生成手段によって基準拡散信号
を生成し、相関手段によって相関信号を出力し、判定手
段によって相関信号から識別信号を復調すると共にスペ
クトラム拡散信号の受信タイミングを判定して受信時刻
を決定し、受信情報制御手段が、前回に受信した識別デ
ータと現に受信した識別データの比較を行ない、一致す
る場合は、受信時刻及び送信機の識別データを受信情報
としてネットワーク通信手段を介してシステム管理装置
に送信する。システム管理手段は、受信情報受信手段に
より受信情報を受信し、送信位置特定手段により少なく
とも3つの受信機から受信した受信情報に基づいて送信
機の位置を特定する。また、システム管理手段は、送信
機が移動する時、移動速度・方向算出手段によって送信
機の位置の変化から該送信機の移動速度と移動方向を算
出することができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の送信位置特定システムの構
成を示す概念図である。本発明の送信位置識別システム
は、図1に示すように、送信機101と、互いに異なる
場所に設けられたn個の受信機102−1〜102−n
と、システム管理手段としての受信監視装置110と、
から構成されている。そして、送信機101は、識別コ
ードを有しており、トリガ信号により、識別コードをデ
ータとして変調した識別信号を含むスペクトラム拡散信
号aを所定の同期でバースト的に送信する。
【0008】また、受信機102−1〜102−nは、
それぞれ、常時、送信機101からの信号受信待ちの状
態を継続しており、送信機101からのスペクトラム拡
散信号aを受信した時、受信したスペクトラム拡散信号
aから送信機101の識別信号を復調すると共にスペク
トラム拡散信号aの受信タイミングを判定して受信時刻
を決定し、復調した識別信号の正否を比較判定した後、
受信時刻信号、当該受信機101−i(1≦i≦n)の
識別信号及び、送信機101の識別信号を受信情報bi
として受信監視装置110に送信する。図1には、送信
機101から受信機102−1〜102−nにスペクト
ラム拡散信号aを送信し、受信機102−1〜102−
nがそれぞれの受信情報b1〜bnを受信監視装置10
3に送信する様子を概念的に図示している。更に、受信
監視装置110が、受信機102−1、102−2〜1
02−nのうち少なくとも3つの受信機(図1では受信
機102−1〜102−3)から受信した受信情報(b
−1〜b−3)に基づいて送信機101を特定しその位
置を識別する送信位置特定手段を有する。
【0009】本実施例のシステム構成によれば受信情報
biが送信機の識別コードを含むので、送信機101が
複数個あってもそれぞれの送信機を特定し、それぞれの
位置を特定することができる。従って、送信機が携帯用
送信機である場合、携帯者(所有者)を特定することは
容易である。また、本システムにおいて、受信監視装置
110が、送信機101が移動する時、送信機101の
位置の変化から該送信機の移動速度と移動方向を算出す
る移動速度・方向算出手段を有するよう構成することが
できるので、送信機が携帯用受信機である場合、携帯者
を追尾することは容易である。
【0010】なお、図1に示すシステムでは、受信機1
02は直前に受信した識別信号がある時はその識別コー
ドと現に受信した識別コードの比較を行ない、識別コー
ドが一致する場合は受信情報の送信を行ない、一致しな
い場合は受信監視装置110に識別コードの登録照会を
行ない、受信監視装置110に識別コードの登録がされ
ている場合は受信情報の送信を行ない、登録されていな
い場合は送信しない。以下、送信機の構成及び動作、受
信機の構成及び動作、受信管理装置の構成及び動作につ
いて下記実施例1を基に説明し、また、変形例と、本発
明の実施例としての被誘拐者発見システム(実施例2)
について説明する。
【0011】〈実施例1〉1−1.送信機の構成及び動作 図2は図1の送信機101の一実施例の構成を示すブロ
ック図であり、図3は識別コードをデータとして変調し
た識別信号の例、図4は図2に示す送信機101の動作
を示すフローチャートである。図2において、201は
発振回路、202は変調回路、203は高周波増幅回
路、204は同期手段としてのタイマー(図示せず)を
含む送信制御回路、205はPN符号発生回路、206
は識別信号発生器としてのIDコード発生回路、207
は送信アンテナであり、発振回路201、変調回路20
2、PN符号発生回路205は拡散変調手段を構成す
る。
【0012】送信機101は、拡散変調手段により送信
機101を特定する識別コードをデータとして拡散変調
しスペクトラム拡散信号aを得て、間欠的バースト波
(スペクトラム拡散信号a)として発信する。送信機1
01から送信されるバースト波は図3に示すようにトレ
ーニング信号31、地区コード32、IDコード33に
よってパケットを構成している。トレーニング信号は初
期同期のための信号であり、地区コードは登録者の居住
地区を示し、IDコードは登録者の登録番号であり、こ
のコードにより送信機を特定し所有者を特定する。ま
た、バースト波の送信時間はt(mSEC)である。バース
トの間隔T(SEC)は、システムの処理が終了する時間
よりも充分長く設定してあり、例えば、バッテリー(電
源;図示せず)の寿命を延ばすため、通常、数秒から数
十秒に設定する。
【0013】図4において、送信機101は電源が投入
されるとトリガ信号の待ちループに入る(ステップ4
1)。トリガ信号(例えば、スイッチ)が入力されると、
送信制御回路204は、送信時間を設定するタイマーを
セットし、発振回路201、変調回路202、高周波増
幅回路203、PN符号発生回路205、IDコード発
生回路206を動作させる。そして、発振回路201が
搬送波を発生し、PN符号発生回路205がPN符号を
発生し、IDコード発生回路206が送信機の識別コー
ドとしての地区コード32及びIDコード33を発生
し、変調回路202が、発振回路201が発生する搬送
波をPN符号で拡散変調を行ない、トレーニング信号3
1、地区コード32、IDコード33の順に識別信号を
変調して変調信号を生成し、送信制御回路204がセッ
トしたタイマーの設定値によるタイミングで同期させて
スペクトラム拡散信号とし、アンテナ207を介して送
信する(ステップ42)。
【0014】送信制御回路204は、送信が終了したか
否かをチェック終了していない場合は、ステップ42を
繰り返す(ステップ43)。送信制御回路204は、識
別信号の送信が終了すると、発振回路201、変調回路
202、高周波増幅回路203、PN符号発生回路20
5、IDコード発生回路206の動作を停止し、送信を
停止する(ステップ44)。送信制御回路204は、間
欠的に送信するためにセットした設定値をタイマーが越
えたか否かをチェックし、タイマーが設定値を越えてい
る場合はタイマーをリセットして、ステップ42から4
4を繰り返す。タイマーが設定値を越えていない場合は
設定値を越えるまで待ちループに入る(ステップ4
5)。ステップ41〜45により送信機の識別コードを
データとしたスペトクラム拡散信号a(図1)が間欠的
なバースト波として送信される。
【0015】上記述べたように送信機101は極めて簡
単な構造でスペクトラム拡散信号を送信することができ
る。従って、小型で軽量な携帯用送信機として構成し得
る。
【0016】1−2.受信機の構成及び動作 図5は図1の受信機102の一実施例の構成を示すブロ
ック図であり、図6は図5に示す受信機102の動作を
示すフローチャートである。図5において、300はア
ンテナ、301は高周波増幅回路、302は周波数変換
回路、303はローカルキャリアを出力し、周波数変換
回路302に入力する局部発振回路、304は中間周波
増幅回路、305は例えば、コンボルバで構成される相
関器、306は基準PN符号発生回路、307は発振回
路、308は相関信号増幅回路、309は検波回路、3
10は判定回路、311は基準時計、312は受信情報
制御手段としての制御回路、313はネットワーク通信
回路、314はアンテナであり、アンテナ300、高周
波増幅回路301、周波数変換回路302、局部発振回
路303及び、中間周波増幅回路304は受信手段を構
成し、発振回路307と基準PN符号発生回路306は
基準拡散信号生成手段を構成する。
【0017】前述したように、受信機102は常時スペ
クトラム拡散信号aが受信されるか否かを待つ受信待ち
の状態を継続している。送信機101からアンテナ30
0を介してスペクトラム拡散信号aを受信すると、高周
波増幅回路301で高周波増幅された後、周波数変換回
路302において局部発振回路303からのローカルキ
ャリアと合成され、中間周波数に変換される。そして、
中間周波増幅回路304によって増幅された後、相関器
305の一方の入力に入力される。相関器305のもう
一方の入力には基準PN符号発生回路306により基準
PN符号によって拡散されたスペクトラム拡散信号が入
力され、相関信号が出力される(図6のスタートまでの
受信機の動作)。
【0018】図6において、相関信号の出力の有無をテ
ストし(ステップ61)、相関信号が出力されると基準P
N符号発生回路306は初期同期をとる(ステップ6
2)。次に、初期同期が完了したか否かをテストし(ス
テップ63)、初期同期が完了しない場合は初期同期を
継続するためステップ62に戻る。
【0019】初期同期が完了すると基準PN符号発生回
路306は同期保持を行ない(ステップ64)、相関信
号の有無をテストし、相関信号がある場合は同期保持を
継続すると共に、相関信号を相関信号増幅回路308で
増幅した後、検波回路309を検波して判定回路310
に出力する(ステップ65)。ステップ65で相関信号
がない場合はステップ61に戻り相関信号の出力の有無
のテストを続行する。判定回路310は、相関信号から
地区コード32、IDコード33の復調を行ない、相関
信号のパルスのタイミングを抽出して基準PN符号と比
較して、受信されたスペクトラム拡散信号aの受信タイ
ミングを判定し受信時刻を求める(ステップ66)。
【0020】受信時刻の計測によりスペクトラム拡散信
号aが正しく受信されたか否かをテストし、正しくない
場合はステップ61に戻り相関信号の出力の有無のテス
トを続行し、正しい場合は地区コード32、IDコード
33の復調が完了するとこれらのコードを送信機の識別
データとし、受信機の識別コード及び受信時刻と共に受
信情報として制御回路312に保持する(ステップ6
7)。受信情報制御回路312は、復調された地区コー
ド32及びIDコード33を前回受信した地区コード及
びIDコードと比較し(ステップ68)、異なっていれ
ばネットワーク通信回路313及びアンテナ314を介
して受信監視装置110に今回受信した地区コード32
およびIDコード33が登録されているか否かを照会す
る(ステップ69)。
【0021】前回のタイミングで受信した地区コード及
びIDコードとが一致している場合または受信時刻と地
区コード32及びIDコード33が受信監視装置110
に登録されている場合は、受信情報をネットワーク通信
回路313及びアンテナ314を介して受信監視装置1
10に送信する。なお、アンテナ300と314は共用
アンテナでもよい。
【0022】1−3.受信管理装置の構成及び動作 図7は、図1のシステム管理手段としての受信監視装置
110の一実施例の構成を示すブロック図である。図7
において、400は受信監視装置110全体の動作を制
御するCPU、401はアンテナ、402は受信処理
部、403はデータ管理手段としての磁気ディスク、4
04はROM、405は内部メモリーとしてのRAM、
406はキーボード、407は警報装置、408は表示
部としてのモニター、409は送信部、410はアンテ
ナであり、アンテナ401と受信処理部402は受信情
報受信手段を、送信部409とアンテナ410は管理情
報送信手段を構成する。
【0023】また、受信機から受信した受信情報に基づ
いて送信機の位置を特定する送信位置特定手段、送信機
の位置の変化から該送信機の移動速度と移動方向を算出
する移動速度・方向算出手段、磁気ディスク403に格
納されている地図データ及び識別データを参照する管理
情報参照手段、警報装置407を作動させ送信機101
の起動を告知する告知手段及び、モニター408に情報
を表示するための表示手段等がプログラム手段としてR
OM404に格納されており、受信管理装置の起動後は
必要に応じてCPU400により実行される。磁気ディ
スク403には地図データ及び識別データ(地区コード
とIDコードのリストテーブル)が格納されている。
【0024】受信機102からアンテナ401を介して
受信情報を受信した受信処理部402は受信情報をデジ
タルデータとし、管理情報参照手段によって磁気ディス
ク403に登録されている識別データを参照し、登録さ
れている場合は告知手段によって警報装置407を作動
させると共に、表示手段により送信機101の起動時刻
及び送信機の所有者名をモニターに表示する。送信機1
01の起動時刻は受信情報に含まれている受信時刻を用
いる。識別データが登録されていない場合は未登録通知
(信号)をアンテナ410を介して送信部409より受
信機102に送信する。
【0025】前述したように受信機102はそれぞれ異
なる位置(場所;地区)に受信機102−1,102−
2,…102−nとして設置されており、送信機101
が起動されスペクトラム拡散信号aを送信すると、それ
ぞれの受信機102−iがスペクトラム拡散信号aを受
信し受信情報をそれぞれ受信監視装置110に送信す
る。従って、受信監視装置110は複数の受信機102
iからの受信情報を受信するが、受信機102の位置が
それぞれ異なるので受信情報の受信時刻は受信機毎に異
なっている。また、受信情報に含まれている受信機の識
別コードより受信情報を送信した受信機の設置場所(地
区)を特定することができる。
【0026】送信位置特定手段は、それぞれの受信機か
ら送られてくる受信情報を基に識別データ(地区コード
とIDコード)の同じ送信機についてその送信位置の算
出を行なう。送信位置特定手段は、各受信機から送ら
れてきた受信情報から受信時刻差の小さいデータを少な
くとも3局分選択(図8参照)し、次に、図8に示す
ようにそれぞれの受信機A,B,Cの時刻差及び距離差
を求める。選択された受信機A,B,Cのうち、例え
ば、A局(受信機A)を基準とし、それぞれの受信機か
らの受信情報の受信時刻をt1,t2,t3とすると、
それぞれの受信時刻差はA,B間で、τ1=t1−t
2;A,C間で、τ2=t1−t3、となり、距離差は
電波の伝搬速度をVとする時、A,B間で、γ1=τ1
・V;A,C間で、γ2=τ2・V、となる。そこで、
これら二つの計算結果を基にA,B及びA,Cを焦点と
して、距離差一定の双曲線群のテーブルデータから、そ
れぞれの距離差に相当する双曲線を求め送信機Hの位置
を特定する。
【0027】また、送信機が移動する時は上記送信位置
特定手段によって得た送信機Tの当初の位置(X0,Y
0)と一定時間T後の送信機Hの位置(X1,Y1)か
ら、移動速度・方向算出手段が送信機Tの移動速度と移
動方向を算出する。そして、刻々と移動する送信機Hの
位置(Xi,Yi)と、移動速度と、移動方向と、を表
示手段によりモニター409にプロットする。また、管
理情報参照手段により磁気ディスク403に格納されて
いる地図データをモニター409に表示し、その上に重
ねて送信機Hの位置(Xi,Yi)の移動速度と移動方
向を表示することもできる。
【0028】2.(変形例)マクロセル方式の通信シス
テムとの共用 上記実施例で説明したように本発明のシステムにおける
送信機は小型化することができる。そして、送信機を小
型化するためには送信電力を小さくする必要があるの
で、受信機の間隔が狭い方が望ましい。一方、マクロセ
ル方式の通信システムによれば、個々の固定局のサービ
スエリアが狭いセル構造をなし、固定局間が狭くなって
いる。そこで、このマクロセル方式の通信システムと本
発明の送信位置特定システムとを共用することにより、
受信機の間隔を狭くすることが可能である。また、マク
ロセルシステムの全帯域に本システムで用いるスペクト
ラム拡散信号を多重化させ、過負荷通信をさせることに
より周波数の利用効率を向上させることが可能である。
【0029】〈実施例2〉本発明の送信位置特定システ
ムは容易に被誘拐者発見システムとして実施することが
できる。本発明の送信機は小型化が可能なので、図1の
送信機101を他人に気付かれないくらいの大きさの携
帯用送信機として構成し、個人が携帯品又は衣服等に入
れて常時携帯することができる。
【0030】図9は以下、被誘拐者発見システムのプロ
セスを示すフローチャートであり、本実施例の被誘拐者
発見システムのプロセスについて図1及び図9をもとに
説明する。誘拐事件が発生した場合、誘拐された個人
(被誘拐者)が携帯用送信機101のボタンを押す(ス
テップ91)。トリガ信号が出され、携帯用送信機10
1が誘拐事件発生を知らせるスペクトラム拡散信号aを
間欠的に送信する(ステップ92)。複数の受信機10
2−1,102−2,…102−nが、スペクトラム拡
散信号aを受信する(ステップ93)。
【0031】各受信機が、送信機101の識別信号を復
調し、受信時刻を判定し、受信時刻と、当該受信機の識
別信号と、送信機の識別信号と、を受信情報としてそれ
ぞれ受信監視装置110に送信する(ステップ94)。
受信監視装置110が、送信機101を特定して送信機
101の所有者及び事件発生時刻を表示し、同時に警告
ブザーを作動させ、事件発生をオペレータに知らせる。
そして、少なくとも3つの受信機から受信した受信情報
に基づいて、被誘拐者の位置(送信機の位置)を特定す
る(ステップ95)。被誘拐者が(送信機と共に)移動
する場合は、受信管理装置103が送信機101の位置
の変化から該送信機の移動速度と移動方向を算出して、
受信監視装置110のモニターに表示される地図と、被
誘拐者の位置、移動速度及び、移動方向情報を表示し誘
拐者を追尾する(ステップ96,97)。なお、本発明
の送信位置特定システムの適用範囲は被誘拐者発見シス
テムに限られず、例えば、現金輸送車等の防犯システム
にも適用することができ、また、防犯システムに限られ
ない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、極
めて簡易な送信機で送信機の位置を正確に且つ迅速に把
握できる。また、追尾も容易である。従って、誘拐事件
における被誘拐者発見システムとして適用でき、誘拐事
件の早期発見と、事件発生場所及び被誘拐者の現在位置
の特定と、移動の際の追尾と、による被誘拐者発見が可
能である。また、本発明は被誘拐者発見システムに限ら
れず、例えば、現金輸送車等の防犯システム等にも適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信位置特定システムの構成を示す概
念図である。
【図2】図1の送信機の一実施例の構成を示すブロック
図である。
【図3】識別信号の例である。
【図4】図2の送信機の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】図1の受信機の一実施例の構成を示すブロック
図である。
【図6】図5に示す受信機の動作を示すフローチャート
である。
【図7】図1の受信監視装置(システム管理手段)の一
実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】送信位置特定方法の説明図である。
【図9】本発明の実施例としての被誘拐者発見システム
のプロセスを示す図である。
【符号の説明】
101 送信機 102 受信機 103 受信管理装置(システム管理手段) 201 発振回路 202 変調回路 204 送信制御回路 205 PN符号発生回路 206 IDコード発生回路(識別信号発生手段) 305 相関器 306 基準PN符号発生回路 307 発振回路 310 判定回路 312 制御回路(受信情報制御手段) 313 ネットワーク通信回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機と、互いに異なる場所に設けられ
    た複数の受信機と、システム管理手段と、からなり、前
    記送信機が、トリガ信号により当該送信機の識別データ
    を含む識別信号を生成する識別信号発生手段と、該識別
    信号を拡散変調する拡散変調手段と、拡散変調した識別
    信号を所定の時間間隔で同期させてスペクトラム拡散信
    号とする同期手段と、該スペクトラム拡散信号を送信す
    る送信手段と、送信制御手段と、を有し、前記複数の受
    信機が、それぞれ、前記スペクトラム拡散信号を受信す
    る受信手段と、基準拡散信号を生成する基準拡散信号生
    成手段と、スペクトラム拡散信号と基準拡散信号とを入
    力し相関信号を出力する相関手段と、該相関信号から前
    記識別信号を復調すると共に前記スペクトラム拡散信号
    の受信タイミングを判定して受信時刻を決定する判定手
    段と、ネットワーク通信手段と、当該受信機が前回に受
    信した識別信号がある時はその識別信号に含まれる識別
    データと現に受信した識別信号に含まれる識別データの
    比較を行ない、識別データが一致する場合は、受信時刻
    及び送信機の識別データを含む受信情報をネットワーク
    通信手段を介してシステム管理手段に送信する受信情報
    制御手段と、を有し、前記システム管理手段が、受信情
    報を受信する受信情報受信手段と、複数の受信機のうち
    少なくとも3つの受信機から受信した受信情報に基づい
    て送信機の位置を特定する送信位置特定手段と、を有す
    ること、を特徴とする送信位置特定システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の送信位置特定システムに
    おいて、システム管理手段が、更に、送信機が移動する
    時、送信機の位置の変化から該送信機の移動速度と移動
    方向を算出する移動速度・方向算出手段と、を有するこ
    と、を特徴とする送信位置特定システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の送信位置特定シ
    ステムにおいて、受信機の受信情報制御手段が、前回受
    信した識別信号がある時はその識別信号に含まれる識別
    データと現に受信した識別信号に含まれる識別データの
    比較を行ない、識別データが一致する場合は、受信時刻
    及び送信機の識別データを含む受信情報をネットワーク
    通信手段を介してシステム管理手段に送信し、一致しな
    い場合はシステム管理手段に識別データの登録の照会を
    行ない、システム管理手段に識別データの登録がされて
    いる場合にのみ受信情報をネットワーク通信手段を介し
    てシステム管理装置に送信し、システム管理手段が、識
    別データを登録した識別データ管理手段、管理情報参照
    手段及び、管理情報送信手段を含むことを特徴とする送
    信位置特定システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の送信位置特定システムに
    おいて、受信機のサービスエリアがマクロセル方式によ
    るセル構造をなすことを特徴とする送信位置特定システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の送信位置特定システムに
    おいて、マクロセル方式による通信システムを適用し、
    該通信システムの全帯域にスペクトラム拡散信号を多重
    化し過負荷通信させることを特徴とする送信位置特定シ
    ステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001035115A1 (fr) * 1999-11-05 2001-05-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Station mobile et technique d'estimation de position
WO2006019122A1 (ja) * 2004-08-20 2006-02-23 Tamura Corporation ワイヤレスマイクシステム、音声伝送再生方法、ワイヤレスマイク送信機、音声送信方法及びプログラム、受信機、音声受信再生方法及びプログラム
JP2010216811A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Fujitsu Ltd 測位装置
JP2014517260A (ja) * 2011-04-06 2014-07-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド 通信ネットワークにおける位置獲得をアシストするために細かいタイミングを導出するための方法および装置

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