JPH05264424A - 曲げ強度試験用治具 - Google Patents

曲げ強度試験用治具

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JPH05264424A
JPH05264424A JP6399992A JP6399992A JPH05264424A JP H05264424 A JPH05264424 A JP H05264424A JP 6399992 A JP6399992 A JP 6399992A JP 6399992 A JP6399992 A JP 6399992A JP H05264424 A JPH05264424 A JP H05264424A
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JP
Japan
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load
jig
loading
bending strength
bending
Prior art date
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Pending
Application number
JP6399992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiatsu Nakasuji
善淳 中筋
Yasushi Noguchi
康 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05264424A publication Critical patent/JPH05264424A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成ながら偏心荷重を発生させず、し
かも治具部品個数を低減し、曲げ強度試験の実施操作性
を容易にした曲げ強度試験用治具を提供する。 【構成】 曲げ強度試験用治具は、試験片1の頂面に接
触可能な所定の間隔をもつ2個の荷重作用支点25a、
25bを底面に有する上部荷重治具25と、前記2個の
荷重作用支点25a、25bに均等に荷重を作用させる
ボール26と、このボール26に荷重を作用させる荷重
作用棒28と、荷重作用棒28にボール26および上部
荷重治具25を係止する弾性体30、31とからなる。
荷重作用支点25a、25bと荷重作用棒28とが一体
化される構成であるから、治具部品の分離が防止され
る。また、荷重作用棒28と荷重作用支点25a、25
bとの距離が近接された位置にあるから偏心荷重が発生
しにくいため、均等な荷重が試験片1に作用するので、
測定結果の精度が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ強度試験用治具に
関するもので、特に曲げ強度試験を実施する時の操作性
を良好にする曲げ強度試験用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】耐熱材料、超硬工具、切削工具、理化学
用として、高温、高圧または腐蝕等の条件下で用いられ
るセラミックスの特性の基礎データとして曲げ強さを測
定することが一般的である。この曲げ強さの試験方法と
して、日本工業規格JIS R1601に示される3点
曲げおよび4点曲げ強度試験法が知られている。
【0003】このような曲げ強度試験法に用いられる治
具としては、例えば実開平2−27547号、実公平3
−5891号、実公平3−7804号公報等が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記公報
に示される曲げ強度試験用治具によると、試験片に作用
させる所定間隔の支点を有する部材と、荷重を作用させ
る荷重作用棒とが別体であることから、試験片を取り付
ける治具の数が多数個になるため、曲げ強度試験を実施
する時の操作が煩雑になるという問題がある。治具設定
操作が煩雑になると試験実施回数が必然的に少なくな
り、曲げ強度試験の取得データ数が減少する。
【0005】この問題を解決するため、試験片に作用さ
せる支点と荷重作用棒とを一体化させることで、試験用
治具の部品点数を低減するようにした曲げ強度試験用治
具が実開平3−2240号公報に開示されている。とこ
ろが、この公報に示されるものは、図7に示すように、
試験片1を支点ピン2、3で支持し、ポンチピン4、5
で試験片1に荷重を作用させるもので、第1の押棒6の
頂部に載せられるボール7からポンチピン4、5までの
距離Lが長いことから、第2押棒13からの荷重作用が
僅かに偏心しただけでポンチピン4、5に不均等な荷重
がかかりやすいという問題がある。さらには、ポンチピ
ン4、5に均等荷重を作用されるための構成部分15の
構造が、ボール7、シャフト8、圧縮スプリング9、ボ
ルトナット10、11ならびに第2押棒13とからな
り、構造が複雑であるという問題がある。
【0006】本発明は、前記問題に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成ながら偏心荷重を発生させず、しかも治
具部品個数を低減し、曲げ強度試験の実施操作性を容易
にした曲げ強度試験用治具を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明による曲げ強度試験用治具は、曲げ強度試験に
用いる治具であって、試験片の頂面に接触可能な1個ま
たは所定の間隔をもつ2個の荷重作用支点を底面に有す
る上部荷重治具と、前記1個または2個の荷重作用支点
に均等に荷重を作用させる押え治具と、この押え治具に
荷重を作用させる荷重作用棒と、前記荷重作用棒に前記
押え治具および前記上部荷重治具を係止する係止部材と
からなることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の曲げ強度試験用治具によると、荷重作
用支点と荷重作用棒とが一体化される構成であるから、
治具部品の分離が防止されるので、曲げ強度試験実施時
の操作性が容易となる。また、荷重作用棒と荷重作用支
点との距離が近接された位置にあるから偏心荷重が発生
しにくいため、均等な荷重が試験片に作用するので、測
定結果の精度が高められる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず本発明の第1実施例を図1に示す。基台20
の上に鋼製の試験片受台21が載置され、この試験片受
台21の頂面には30mmの間隔で2個の切込み溝21
a、21bが形成され、これらの切込み溝21a、21
bに押しピン22、23が載せられる。この押しピン2
2、23の上に幅4mm、厚さ3mm、全長40mmの
試験片1が載置される。
【0010】窒化珪素製の上部荷重治具25は、底面に
10mmの間隔をおいて2個の荷重作用点25a、25
bを有するとともに、その頂部は円錐形状の凹部25c
を有する。一方、荷重作用棒28は、その底面に円錐形
状の凹部28aを有する。そして、前記凹部25cと凹
部28aとの間にボール26が案内されて収容される。
これにより、図1に示す矢印A方向の荷重が作用するこ
とにより、荷重作用棒28、ボール26、上部荷重治具
25を経由して荷重作用点25aと荷重作用点25bを
介して両者にほぼ均等の荷重が試験片1に作用させられ
る。
【0011】そして、荷重作用棒28と上部負荷治具2
5を弾性的に連結するバネ状の弾性体30、31が連結
される。弾性体30、31は、引張力が作用しており、
これにより凹部28aと凹部25cの間にボール26を
挾持するようにしている。また、この弾性体30、31
は、上部負荷治具25が荷重作用棒28から分離される
のを防止し、試験を実施する時の治具の飛散を防止する
ため、試験実施の作業を容易にする役割がある。つま
り、荷重作用棒28と上部負荷治具25とを単一の部品
として試験時の操作性を良好にしている。
【0012】本発明の第2実施例を図2に示す。第2実
施例は、前記第1実施例の弾性体30、31に代えて、
上部荷重治具25を係止する係止部材28bを荷重作用
棒28に一体に形成した例である。係止部材28bは、
荷重作用棒28の底端部から下方に突き出す一対のもの
で、その下端に互いに内方向に向かい合う爪部28cが
突出され、この爪部28cが上部荷重治具25の底面を
係止している。
【0013】その他の構成部分について、第1実施例と
実質的に同一の部分については同一符号を付し、説明を
省略する。第2実施例によると、ボール26により偏心
荷重が発生するのを防止するとともに、上部荷重治具2
5と荷重作用棒28とを分離するのが防止される効果に
より曲げ強度試験実施時の部品の紛失等が回避されるの
で、操作性が良好になるという効果がある。
【0014】本発明の第3実施例を図3(A)、(B)
に示す。第3実施例は、2個の円柱、第1円柱34と第
2円柱35を直交する方向に交叉させ、それぞれの円柱
34、35を断面三角形状の溝28dと断面三角形状の
溝25dとで案内したものである。この第3実施例にお
いても偏心荷重の発生防止と部品点数の紛失等が防がれ
て試験の操作性が良好であるという効果がある。
【0015】本発明の第4実施例を図4に示す。第4実
施例は、前記第2実施例に示すボール26に代えて押え
治具40を設けた例である。押え治具40の頂部40a
は三角形状の直線状の頂部をなし、その底面には断面三
角形状の凹溝40bが形成される。この凹溝40bに上
部荷重治具25の頂部25eが当接する。
【0016】この第4実施例においては、荷重作用棒2
8が押え治具40、上部荷重治具25を介して荷重作用
点25a、25bに均等の荷重を試験片1に作用させ
る。従って偏心荷重を発生させない。また押え治具40
と上部荷重治具25とが係止部材28bの爪部28cに
より係止されるため、押え治具40と上部荷重治具25
が荷重作用棒28と非分離の構造となる。従って、曲げ
強度試験実施時の操作性が良好になる。
【0017】本発明の第5実施例を図5に示す。第5実
施例は、前記第2実施例の荷重作用棒28の端部28f
と上部荷重治具25の頂面とを連結する引張スプリング
42、43を設けた例である。第5実施例では、引張ス
プリング42、43が係止部材28の内部に収容される
から、第1実施例に比べてスプリングの損傷が少ないと
いう特有の効果がある。この第5実施例においてももち
ろん偏心荷重発生防止効果ならびに治具分離防止効果が
ある。
【0018】本発明の第6実施例を図6に示す。第6実
施例は、前記第2実施例の上部荷重治具25において、
荷重作用点を1個設けた例である。第1実施例から第5
実施例までは4点曲げ強度試験の例であるが、第6実施
例は3点曲げ強度試験の例である。上部荷重治具25に
は1個の荷重作用点25aが設けられている。その他の
構成部分については、第2実施例と実質的に同一であ
る。
【0019】第6実施例によると、ボール34により偏
心荷重が発生するのを防止するとともに、上部荷重治具
25と荷重作用棒28とを分離するのが防止される効果
により曲げ強度試験実施時の操作性が良好になる。本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、変更、改
良は可能である。例えば、治具の材質は鋼および窒化珪
素を使用しているが、耐摩耗性に優れるセラミックスや
工具鋼等を使用できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の曲げ強度
試験用治具によると、治具の部品点数が低減されるとと
もに、その構造が簡素化されるから、曲げ強度試験を実
施する場合の操作性が良好になるという効果がある。ま
た、荷重作用棒からの荷重作用軸のずれが多少あったと
しても一定間隔をおいた支点に均等の荷重を試験片に作
用させられるため、測定値のばらつきが小さくなり、曲
げ強度試験結果の信頼性および精度を高めることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す概略構成図である。
【図3】(A)は本発明の第3実施例を示す概略構成図
である。(B)は図3(A)に示すB−B線断面図であ
る。
【図4】(A)は本発明の第4実施例を示す概略構成図
である。(B)は図4(A)に示すC−C線断面図であ
る。
【図5】本発明の第5実施例を示す概略構成図である。
【図6】本発明の第6実施例を示す概略構成図である。
【図7】従来例の曲げ強度試験用治具を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 試験片 25 上部荷重治具 25a、25b 荷重作用支点 26 ボール(押え治具) 28 荷重作用棒 28b 係止部材 28c 爪部(係止部材) 30、31 弾性体(係止部材) 34、35 円柱(押え治具) 40 押え治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ強度試験に用いる治具であって、 試験片の頂面に接触可能な1個または所定の間隔をもつ
    2個の荷重作用支点を底面に有する上部荷重治具と、 前記1個または2個の荷重作用支点に均等に荷重を作用
    させる押え治具と、 この押え治具に荷重を作用させる荷重作用棒と、 前記荷重作用棒に前記押え治具および前記上部荷重治具
    を係止する係止部材とからなることを特徴とする曲げ強
    度試験用治具。
JP6399992A 1992-03-19 1992-03-19 曲げ強度試験用治具 Pending JPH05264424A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6399992A JPH05264424A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 曲げ強度試験用治具

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JP6399992A JPH05264424A (ja) 1992-03-19 1992-03-19 曲げ強度試験用治具

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JPH05264424A true JPH05264424A (ja) 1993-10-12

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027430A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Sumco Corp シリコンウェーハの機械的強度測定装置および測定方法
CN104237005A (zh) * 2014-09-22 2014-12-24 西北工业大学 一种用于测试陶瓷基复合材料剪切强度的分体式夹具
CN105973697A (zh) * 2016-07-18 2016-09-28 深圳市金洲精工科技股份有限公司 用于检测棒料抗弯强度的夹具和检测方法

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JP2011027430A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Sumco Corp シリコンウェーハの機械的強度測定装置および測定方法
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