JPH0526092Y2 - - Google Patents

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JPH0526092Y2
JPH0526092Y2 JP1987123529U JP12352987U JPH0526092Y2 JP H0526092 Y2 JPH0526092 Y2 JP H0526092Y2 JP 1987123529 U JP1987123529 U JP 1987123529U JP 12352987 U JP12352987 U JP 12352987U JP H0526092 Y2 JPH0526092 Y2 JP H0526092Y2
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JP
Japan
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snow
throwing
duct
blower
throwing duct
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JP1987123529U
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JPS6428419U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ロータリ除雪車等の除雪装置におけ
る投雪装置に関する。
[従来の技術] 一般に、ロータリ除雪車は、排雪するためのブ
ロア及びブロアケースを有しており、雪をブロア
で加速して、ブロアケースの投雪ダクトの先端か
ら外部に飛ばすことができる構造になつている。
この場合、ブロアケースの投雪ダクトは、基端
より先端が細く絞られた四角錐形状をなしてお
り、通過する雪を圧縮して、遠方に飛ばしたり、
シユート装置へ雪を勢いよく導入させることがで
きるようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記のように先端を絞つた形状の投
雪ダクトは、雪を遠方に飛ばしたり、雪をシユー
トに導入する場合には都合が良いが、近くに多量
に投雪する場合には、雪を圧縮する分馬力損失を
生じることになる。また、通過する雪の量が特に
多い場合には、過負荷となつて圧縮し過ぎとな
り、投雪ダクト内が圧縮された雪で閉塞すること
がある。この場合は、スコツプでダクト内の雪を
取り除かなくてはならず、その作業に大変な労力
を要するという問題がある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記問題点を解決するために提供さ
れたもので、かき集めた雪を飛ばすブロアの周囲
に、ブロアの軸中心に若干回動自在なブロアケー
スが配設され、このブロアケースに短筒状の投雪
ダクトが形成されているとともに、投雪ダクトと
は若干のすき間をあけて、雪を遠方まで飛ばす際
に使用するシユートが設けられており、投雪ダク
トとシユートを使つた投雪と、ブロアケースを回
動させて投雪ダクトのみを使用した投雪が可能な
除雪装置において、投雪ダクトの壁面の少なくと
も一部を可動壁とし、投雪ダクトの基端から先端
への断面積の変化率を調整可能に構成したことを
特徴としている。
[作用] 本考案においては、投雪ダクトのみを使用した
2パターンの直接投雪、シユートと投雪ダクトを
使用したシユート投雪などの種々の投雪態様が可
能である。
すなわち、直接投雪する場合には、投雪ダクト
の先端を絞つた状態で投雪を行うと、排出される
雪を基端から先端まで移動する間に圧縮して遠方
に飛ばす第1パターンの直接投雪が可能となり、
投雪ダクトの先端を拡大させると、投雪ダクト内
での圧縮作用が軽減して馬力の損失を生じさせ
ず、かつ閉塞の心配もなく大量の雪を近所に排出
する第2パターンの直接投雪ができる。
また、シユート投雪を行う場合には、先端を絞
つた状態の投雪ダクトをシユートに合わせると、
投雪ダクトから排出された雪をシユートを介して
遠方に飛ばすことができる。ここで、雪質が柔ら
かくて投雪ダクト内に雪が閉塞しやすい場合に
は、投雪ダクトの先端を拡大させればよい。
さらに、ある程度、投雪ダクトの先端を絞つて
投雪作業を進めていて、ダクト内の雪の閉塞が生
じてしまつた場合には、その時点で投雪ダクトの
先端を拡大させることにより、閉塞状態の雪を排
除し、かつ外部に飛ばすことができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
第1図はロータリ除雪車の前部に装備される除
雪装置の全体構成を示し、1は雪をかき集めるオ
ーガ、2はかき集めた雪を飛ばすブロア装置、3
はブロア装置2によつて飛ばされた雪を所定の方
向に導くシユートである。
ブロア装置2は、ブロアケース4の内部に羽根
4aを備えたものである。ブロアケース4は、第
2図に示すように、周壁の一部に四角い短筒状の
投雪ダクト5を有するもので、羽根4aの回転軸
を中心に若干回動できるように装備されており、
前記投雪ダクト5を上方、あるいは若干横に傾け
た方向に向けることができるようになつている。
そして、投雪ダクト5を上方に向けたときには、
排出する雪をシユート3の入口に導入させること
ができ、横に傾けたときには、シユート3を経ず
に直接空中に雪を飛ばせるようになつている。
投雪ダクト5は、基端から先端に向けて排出雪
が通過するもので、ブロアケース4の周壁の接線
方向に向けられている。そしてこの場合、投雪ダ
クト5を構成する4つの壁面のうち一つ、すなわ
ちブロアケース4の側壁側に向いた壁面(羽根4
aの回転軸4bに直交する側の一つの壁面)が可
動壁6により構成されている。この可動壁6は、
扇形の側壁部6aを有する断面コ字状のもので、
投雪ダクト5の側面開口部を覆うように配置さ
れ、基端部が投雪ダクト5の基端部にピン7で支
持されている。このピン7は投雪ダクト5の軸線
方向と直交する方向に配置されており、可動壁6
は、このピン7を中心に内方及び外方に(回転軸
4bと平行な方向に)回動可能とされている。
そして、可動壁6を内方に回動させた場合(第
2図中実線で示す位置まで回動させた場合)、投
雪ダクト5の基端部の幅寸法l1より投雪ダクト5
の排出口5aの幅寸法l2が小さくなり、一方外方
に回動させた場合(同図中二点鎖線で示す位置ま
で回動させた場合)、上記寸法l3が寸法l1に等しい
かそれ以上になるように、投雪ダクト5が形成さ
れている。すなわち、可動壁6を内方に回動させ
た場合は、投雪ダクト5の内部断面積が基端から
先端に行くに従い小さくなり、外方に回動させた
場合は同断面積の変化率がそれより緩やかか、逆
に先端に行く程断面積が大きくなるようになつて
いる。
また、このように回動可能に設けられて可動壁
6には、それを動作させるための油圧シリンダ8
が連結され、この油圧シリンダ8のロツドを伸縮
させることにより任意の位置で可動壁6を固定で
きるようになつている。
次に、上記構成の装置の作用を説明する。
投雪の態様としては、例えばシユート3を用い
ずに直接遠方に投雪する場合、シユート3を用い
て投雪する場合、直接近くの場所に大量の投雪を
行なう場合がある。また、閉塞しないように投雪
する場合、閉塞した雪を排除するように投雪する
場合もある。
まず、シユート3を用いずに遠方に直接投雪す
る場合は、第3図に二点鎖線で示すように、ブロ
アケース4を回動させて投雪ダクト5を横に傾け
る。そして、可動壁6を内方に回動させて投雪ダ
クト5の先端の排出口5aを絞つた状態で投雪を
行なう。それにより、羽根4aにより排出される
雪は、投雪ダクト5の基端から排出口5aに向け
て移動する間に圧縮され、この圧縮された雪を遠
方に飛ばすことができる。
また、シユート3を用いて投雪する場合は、投
雪ダクト5を同じように絞つた状態にし、ブロア
ケース4を前記と反対に回動させて、第3図中実
線で示すように投雪ダクト5を真上に向ける。こ
れにより投雪ダクト5から排出された雪を、シユ
ート3を介して所定の場所に飛ばすことができ
る。
次に、大量の雪を直接近くの場所に飛ばす場合
は、可動壁6を外方に回動させて、投雪ダクト5
の先端開口面積を拡大し、ブロアケース4を第4
図に示すように回動させて投雪ダクト5を横に傾
け、その状態で投雪を行なう。そうすると、投雪
ダクト5内での雪の圧縮作用が軽減することによ
り、馬力の損失を生じずに、また閉塞の心配なく
大量の雪を排出することができる。また、雪質等
により投雪ダクト5が閉塞のおそれがある場合に
も、同じように可動壁6を外方に回動させて投雪
ダクト5の排出口5aを広く開くことにより閉塞
を防止することができる。
また、ある程度投雪ダクト5を絞つて投雪作業
を進めていて、閉塞が生じてしまつた場合は、そ
の時点で可動壁6を外方に回動させ、投雪ダクト
5の先端排出口5aの開口面積を拡大することに
より、閉塞状態を解除して雪を外部に飛ばすこと
ができる。したがつて、閉塞解除のために投雪ダ
クト5内の雪をスコツプ等でかき出す必要がな
い。
なお、上記実施例においては、可動壁6を動か
す手段として油圧シリンダ8を用いたが、油圧シ
リンダの代わりにネジ棒を用い、ネジ棒を油圧シ
リンダのロツドのように伸縮させることにより可
動壁6を動かすように構成してもよい。また、可
動壁6は手動で回動させるように構成してもよ
い。この場合は、内方回動限と外方回動限で可動
壁6を固定できるように構成しておけばよい。い
ずれにせよ、操作が容易にでき、かつ可動壁を確
実に固定できるものであることが望ましい。
また、上記実施例においては、投雪ダクト5を
構成する4つの壁面のうち、一つを可動壁6で構
成したが、複数の壁面を可動壁で構成してもよ
い。また。可動壁とする壁面も実施例のものに限
定されない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、回動自
在なブロアケースに短筒状の投雪ダクトが形成さ
れ、この投雪ダクトとの間にすき間を設けてシユ
ートが設置されているとともに、投雪ダクトは基
端から先端への断面積の変化率が調整可能となる
ように壁面の少なくとも一部が可動壁とされてい
るので、シユートと投雪ダクトを使用した投雪、
投雪ダクトのみを使用した投雪など目的に応じて
投雪を行うことができるのは勿論のこと、その目
的に合わせて投雪ダクトの絞りを調整することに
より、馬力の損失を軽減することができ、閉塞時
の雪の除去作業にほとんど労力を要さない、とい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体構成を示す図、第2図はブロアケースの詳
細図、第3図及び第4図は使用態様をそれぞれ示
す図である。 2……ブロア装置、4……ブロアケース、5…
…投雪ダクト、6……可動壁、7……ピン、8…
…油圧シリンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 かき集めた雪を飛ばすブロアの周囲に、ブロア
    の軸中心に若干回動自在なブロアケースが配設さ
    れ、このブロアケースに短筒状の投雪ダクトが形
    成されているとともに、前記投雪ダクトとは若干
    のすき間をあけて、雪を遠方まで飛ばす際に使用
    するシユートが設けられており、前記投雪ダクト
    とシユートを使つた投雪と、ブロアケースを回動
    させて投雪ダクトのみを使用した投雪が可能な除
    雪装置において、 前記投雪ダクトの壁面の少なくとも一部を可動
    壁とし、投雪ダクトの基端から先端への断面積の
    変化率を調整可能に構成したことを特徴とする除
    雪装置における投雪装置。
JP1987123529U 1987-08-12 1987-08-12 Expired - Lifetime JPH0526092Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987123529U JPH0526092Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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JP1987123529U JPH0526092Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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Publication Number Publication Date
JPS6428419U JPS6428419U (ja) 1989-02-20
JPH0526092Y2 true JPH0526092Y2 (ja) 1993-07-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6428418U (ja) * 1987-08-10 1989-02-20

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JPS6428419U (ja) 1989-02-20

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