JPH05256694A - ボイラの火炎検出装置 - Google Patents

ボイラの火炎検出装置

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JPH05256694A
JPH05256694A JP5225292A JP5225292A JPH05256694A JP H05256694 A JPH05256694 A JP H05256694A JP 5225292 A JP5225292 A JP 5225292A JP 5225292 A JP5225292 A JP 5225292A JP H05256694 A JPH05256694 A JP H05256694A
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burner
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signal
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Toshiro Yoshida
俊郎 吉田
Shiyouji Tsujitake
正二 辻岳
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より正確な火炎有無の検出が行え、ボイラの
安定運用を可能にするボイラの火炎検出装置を提供する
ことにある。 【構成】 複数のバーナを有するボイラの火炎検出装置
において、各バーナにその火炎検出を目的として光ファ
イバ102及びCCDカメラ103をそれぞれ設置し、
CCDカメラ103で捕らえたビデオ信号104をEF
M105で画像処理を施して各バーナの火炎の輝度(明
るさ)信号分布を求め、この輝度信号分布を用いてマイ
クロプロセッサ107により火炎検出(火炎の有無の検
出)を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のバーナを有する
ボイラの火炎検出装置に係わり、特にバーナの火炎状態
を電子式カメラでモニタしたビデオ信号から火炎状態を
検出するボイラの火炎検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、火力発電や各種プラント用として
使用されるボイラにおいては、バーナの火炎状態を常時
監視するために火炎検出装置が必要となる。図4はボイ
ラの火炎検出装置の従来例を示すシステム構成図であ
り、40はボイラ火炉、41は紫外線放電管又はフォト
ダイオードからなる検出部、42はアナログ回路、43
はバーナ制御装置である。
【0003】この装置では、検出部41によりボイラ火
炉40内の火炎から発生する紫外線又は赤外線の量を電
圧信号に変換する。そして、検出した電圧値と火炎有り
と判断する電圧値とをアナログ回路42により比較し
て、火炎有り又は火炎無しの信号をバーナ制御装置43
に出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の装置にあっては次のような問題があった。近年、火力
発電所のボイラにおけるバーナの燃焼が多様化してお
り、燃種も重原油,石炭,LNG,LPG,高炉ガス等
多種類があり、また発電量が少ない時(低負荷時)には
ボイラ内の点火しているバーナの本数が少なくなり、火
炎自身の明るさ(輝度)が低くなったり、着火点がバー
ナの口から離れていたりする。このような場合、上記の
従来技術では火炎有無の誤った判断がなされることがあ
り、ボイラの安定運用が難しかった。
【0005】本発明は、このような事情を考慮して成さ
れたもので、その目的とするところは、火力発電所等に
おけるバーナ燃焼の多様化に拘らず常に正確な火炎有無
の検出を行うことができ、ボイラの安定運用を可能にす
るボイラの火炎検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、次のような構成を採用している。
【0007】即ち本発明は、複数のバーナを有するボイ
ラの火炎検出装置において、各バーナにその火炎検出を
目的として可視光域の電子式カメラ(例えば光ファイバ
とCCDカメラとの組み合わせ)をそれぞれ設置し、各
カメラのビデオ信号を画像処理して各バーナの火炎の輝
度(明るさ)信号分布を求め、この輝度信号分布を用い
てマイクロプロセッサ等により火炎検出(火炎の有無の
検出)を行うことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、バーナの火炎検出部に電子式
カメラ、例えば光ファイバとCCDカメラを使用するこ
とにより、従来技術の検出部の検出範囲が検出部から約
30°の角度内であったものを、約90°の視野範囲と
して広角度にすることができる。さらに、電子式カメラ
で捕らえたビデオ信号を画像処理装置等により処理して
火炎の輝度分布を求め、この情報を基にして火炎着火,
失火検出をマイクロプロセッサを使用して判断させるこ
とによって、より確実性の高い火炎検出が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1は本発明の一実施例に係わるボイラの
火炎検出装置のシステム構成を示す図であり、図中10
1はボイラ,102は光ファイバ,103はCCDカメ
ラ、104はビデオ信号,105はEFM(Elevation
Flame Monitor ),106はアナログ回路,107はマ
イクロプロセッサ部,108は火炎有無信号,109は
バーナ弁開信号,110はボイラ負荷信号,111はU
FM(Unit Flame Monitor)、112はCRT,113
はバーナ制御装置,114はボイラ制御装置を示してい
る。
【0011】本装置のセンサ部である光ファイバ102
及びCCDカメラ103で捕らえたビデオ信号104
は、常時EFM105へ伝送される。EFM105はア
ナログ回路106とマイクロプロセッサ部107とによ
り構成されており、センサ部から伝送されてきたビデオ
信号104はアナログ回路106で順次画像処理を施さ
れる。
【0012】画像処理されたデータ例を図2に示す。図
2において、21は画像処理データの縦の画素数=m画
素、22は画像処理データの横の画素数=n画素、αij
は明るさのレベル(輝度レベル:例えば1〜256 の 256
レベル)である。このような画像データを基に、マイク
ロプロセッサ部107で各種演算を実施して火炎有無を
判断し、火炎有無信号108をバーナ制御装置113へ
送る。
【0013】以下に、マイクロプロセッサ部107で行
う各種演算例について説明する。まず、火炎無しの状態
からの着火検出について説明する。バーナを着火させる
ときには、バーナへ燃料を送る弁(バーナ弁)を開けて
点火用バーナにて着火させるので、バーナ弁が閉じて入
る間は、着火検出演算を行わず、一定時間間隔T(例え
ば5秒)毎に、マイクロプロセッサ部107内のメモリ
に記録している画像処理データを更新することのみを行
う。バーナ制御装置113からバーナ弁開信号109が
入力されると、バーナ弁開後の画像処理データとバーナ
弁開前にメモリに記録していたものとの比較を行う。
【0014】比較は、図2におけるm×n画素の各画素
毎に行い、その合計の値が設定値Aを越えたとき、バー
ナ着火と判定して火炎有り信号をバーナ制御装置113
へ送る。
【0015】次に、バーナ着火後の(何等かの異常によ
る)バーナ失火検出について説明する。バーナ失火検出
は、3種類の演算を行って全ての演算で失火と判断した
ときに、バーナ制御装置113へ火炎無し信号を送る。
【0016】(1) 平均輝度レベルによる演算 図2における全画素の平均輝度レベルが設定値αth以下
となったとき、この演算では失火と判断する。
【0017】(2) 輝度レベル差による演算 センサ部で捕らえた火炎を例えば画面左にバーナ口があ
り火炎が左から右へ伸びているようにセンサ部をセット
する。そして、図2の処理画面を右半分(1〜n/2)
と左半分(n/2〜n)の2つの部分に分けて、その差
が設定値Δαth以下となったとき、この演算では失火と
判断する。 m n m n/2 (ΣΣαij)/(m×n/2)−(ΣΣαij)/(m×n/2)≦αth i=1 j=n/2 i=1 j=1 … (b) この演算は、例えば火炎の着火点がバーナ口から離れ気
味になったときを考慮して、多少離れ気味になったとき
でも失火とは判断しないように演算している。
【0018】(3) ボイラ低負荷時における演算 ボイラ低負荷時にはボイラ内で着火しているバーナ数が
少なくなりボイラ内が暗くなり、上記(1) (2) の演算だ
けでは失火の誤信号を出力する可能性があるので、以下
の演算を行う。
【0019】ボイラ制御装置114からボイラ負荷信号
110(MW)を入力しており、ボイラ負荷信号110
が本装置内で設定している値MWth以下となったときの
み次の演算を行う。図2のm×n画素全てに対して、あ
る輝度レベル(αth′)以上の値を持つ画素数をカウン
トする。カウントした数をNとする。このカウント数が
Nth以下になったときこの演算では失火と判断する。 N≦Nth … (c)
【0020】(4) 火炎のエッジ検出 図2の画像処理されたデータにおいて、縦のn列のそれ
ぞれについて、縦に隣り合った画素(α1jとα2j,α2j
とα3j,…,αm-1,j とαm,j )の輝度レベル差(βi,
i+1 )を演算して、βi,i+1 が設定値β以上となるもの
が1つもない縦の列をカウントしていき、カウント数M
が前列nの半分以上となったとき、この演算では失火と
判断する。 M≧n/2 … (d)
【0021】上記のような (1)〜(4) による失火ロジッ
クを示すと図3のようになる。基本的には、(a) 式,
(b) 式,(d) 式の3つ式でそれぞれ失火と判断された時
に火炎無し信号を出力する。但し、MW≦MWthで (c)
式により失火でないと判断されたときは、上記 (a)(b)
(d)の各式の判断に関係なく火炎有り信号を出力する。
即ち、MW>MWthの場合は (a)(b)(d)の3つの式で失
火と判断されたときに火炎無し信号を出力するが、MW
≦MWthの場合は上記の3つの式に加え (c)式でも失火
と判断されたときに、火炎無し信号を出力することにな
る。
【0022】このように本実施例によれば、ボイラ10
1の火炎検出部に光ファイバ102とCCDカメラ10
3を使用することにより、従来技術の検出部の検出範囲
が検出部から約30°の角度内であったものを、約90
°の視野範囲として広角度にすることができる。さら
に、CCDカメラ103で捕らえたビデオ信号104を
EFM105により画像処理して火炎の輝度分布を求
め、この情報を基にマイクロプロセッサ107で各種演
算を実施して火炎着火,失火検出を判断させることによ
って、より確実性の高い火炎検出が可能となる。なお、
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施すること
ができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ーナの火炎の輝度を電子式カメラ(光ファイバ及びCC
Dカメラ等からなる検出部)で検出し、画像処理により
火炎の輝度分布を求め、さらにマイクロプロセッサ等に
より火炎着火,失火検出を判断することによって、より
正確な火炎有無の検出を行うことができ、ボイラの安定
運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる火炎検出装置のシス
テム構成を示す図、
【図2】実施例装置で使用される画像処理データを示す
図、
【図3】本実施例による失火ロジックを示す図、
【図4】従来の火炎検出装置のシステム構成を示す図。
【符号の説明】
101…ボイラ、 102…光ファイバ、 103…CCDカメラ、 104…ビデオ信号、 105…EFM(Elevation Flame Monitor )、 106…アナログ回路、 107…マイクロプロセッサ部、 108…火炎有無信号、 109はバーナ弁開信号、 110はボイラ負荷信号、 111はUFM(Unit Flame Monitor)、 112はCRT,113はバーナ制御装置、 114はボイラ制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のバーナを有するボイラにおいて、各
    バーナにその火炎検出を目的として可視光域の電子式カ
    メラをそれぞれ設置し、各バーナの火炎の輝度(明る
    さ)信号分布を求め、この輝度信号分布を用いて火炎検
    出(火炎の有無の検出)を行うことを特徴とするボイラ
    の火炎検出装置。
JP04052252A 1992-03-11 1992-03-11 ボイラの火炎検出装置 Expired - Fee Related JP3140540B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11134571A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Nagoya Denki Kogyo Kk 火災検出方法およびその装置
CN113506285A (zh) * 2021-07-27 2021-10-15 西北工业大学 一种锅炉炉膛三维温度场检测方法、装置和计算机设备

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JPH11134571A (ja) * 1997-10-29 1999-05-21 Nagoya Denki Kogyo Kk 火災検出方法およびその装置
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