JPH05255927A - グラウト材注入探査方法 - Google Patents
グラウト材注入探査方法Info
- Publication number
- JPH05255927A JPH05255927A JP5317092A JP5317092A JPH05255927A JP H05255927 A JPH05255927 A JP H05255927A JP 5317092 A JP5317092 A JP 5317092A JP 5317092 A JP5317092 A JP 5317092A JP H05255927 A JPH05255927 A JP H05255927A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- grout material
- receiver
- transmitter
- grout
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な装置で迅速かつ容易に注入効果を探査
し、作業工程を短縮して費用を低減する。 【構成】 グラウト材を注入する注入外管に隣接るす注
入外管の一方に発信器を挿入し、他方に受信器を挿入
し、又は、隣接する注入外管に発信器及び受信器を挿入
して発信器及び受信器により注入効果を探査する。
し、作業工程を短縮して費用を低減する。 【構成】 グラウト材を注入する注入外管に隣接るす注
入外管の一方に発信器を挿入し、他方に受信器を挿入
し、又は、隣接する注入外管に発信器及び受信器を挿入
して発信器及び受信器により注入効果を探査する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤を改良する区域に
二重管ダブルパッカー注入方式の多数の注入外管を挿入
し、それらの注入外管からグラウト材を注入する地盤改
良工法における注入したグラウト材の注入効果を探査す
るグラウト材注入探査方法に関する。
二重管ダブルパッカー注入方式の多数の注入外管を挿入
し、それらの注入外管からグラウト材を注入する地盤改
良工法における注入したグラウト材の注入効果を探査す
るグラウト材注入探査方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】二重管ダブルパッカー注入方式の地盤改
良工法においては周知のように、施工の進行に伴う透水
性の改良傾向が岩盤のステージ注入方式のように、事前
の水押しテストでチェックできないので、注入効果の判
定ができない。したがって、追加注入や追加孔の要否判
定が困難である。
良工法においては周知のように、施工の進行に伴う透水
性の改良傾向が岩盤のステージ注入方式のように、事前
の水押しテストでチェックできないので、注入効果の判
定ができない。したがって、追加注入や追加孔の要否判
定が困難である。
【０００３】従来の注入効果の非破壊による探査方法に
は、次のものがある。
は、次のものがある。
【０００４】（１） 注入孔とは別に、探査孔を設けて
探査する。
探査する。
【０００５】（２） 注入孔を利用し、注入管に探査装
置を取付け、注入後に探査する。
置を取付け、注入後に探査する。
【０００６】（３） 注入孔に注入後に、探査装置を挿
入して探査する。
入して探査する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記（１）の方法で
は、あらたに探査孔を設けるため、作業工程が延びた
り、費用が嵩む。
は、あらたに探査孔を設けるため、作業工程が延びた
り、費用が嵩む。
【０００８】（２）の方法では、注入管に探査装置を取
付けるため、複雑なものとなり管径も大きくなる。ま
た、複雑なため注入中や探査中のトラブルが発生し易
い。更に、専用の装置となるため費用が嵩み、注入作業
とは別工程で探査を行うため作業工程が延びる。
付けるため、複雑なものとなり管径も大きくなる。ま
た、複雑なため注入中や探査中のトラブルが発生し易
い。更に、専用の装置となるため費用が嵩み、注入作業
とは別工程で探査を行うため作業工程が延びる。
【０００９】（３）の方法では、あとから探査装置を挿
入するため、挿入が不可能な場合がある。また、作業工
程が延びる。
入するため、挿入が不可能な場合がある。また、作業工
程が延びる。
【００１０】更に、（２）と（３）の方法では、すでに
注入した注入孔を利用するので、周囲が注入材で固結し
ていて探査方法が限定される。
注入した注入孔を利用するので、周囲が注入材で固結し
ていて探査方法が限定される。
【００１１】本発明は、簡単な装置で迅速かつ容易に注
入効果を探査し、作業工程を短縮することができるグラ
ウト材注入探査方法を提供することを目的としている。
入効果を探査し、作業工程を短縮することができるグラ
ウト材注入探査方法を提供することを目的としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明による第１の方法
は、地盤を改良する区域に二重管ダブルパッカー注入方
式の多数の注入外管を挿入設置し、それらの注入外管か
らグラウト材を注入する地盤改良工法において、グラウ
ト材を注入している注入外管に隣接する注入外管の一方
に発信器を挿入し、他方に受信器を挿入してこれらの発
信器と受信器とにより注入したグラウト材の注入効果を
探査することを特徴としている。
は、地盤を改良する区域に二重管ダブルパッカー注入方
式の多数の注入外管を挿入設置し、それらの注入外管か
らグラウト材を注入する地盤改良工法において、グラウ
ト材を注入している注入外管に隣接する注入外管の一方
に発信器を挿入し、他方に受信器を挿入してこれらの発
信器と受信器とにより注入したグラウト材の注入効果を
探査することを特徴としている。
【００１３】本発明による第２の方法は、地盤を改良す
る区域に二重管ダブルパッカー注入方式の多数の注入外
管を挿入設置し、それらの注入外管からグラウト材を注
入する地盤改良工法において、グラウト材を注入してい
る注入外管に隣接する注入外管に発信器及び受信器を挿
入し、これらの発信器と受信器とにより注入したグラウ
ト材の注入効果を探査することを特徴としている。
る区域に二重管ダブルパッカー注入方式の多数の注入外
管を挿入設置し、それらの注入外管からグラウト材を注
入する地盤改良工法において、グラウト材を注入してい
る注入外管に隣接する注入外管に発信器及び受信器を挿
入し、これらの発信器と受信器とにより注入したグラウ
ト材の注入効果を探査することを特徴としている。
【００１４】上記発信器及び受信器には、例えば超音波
発信器及び受信器を用い、両者を測定装置に接続するの
が好ましい。
発信器及び受信器を用い、両者を測定装置に接続するの
が好ましい。
【００１５】
【作用】本発明の第１の方法においては、発信器からの
超音波を受信器で受信し、第２の方法においては、発信
器からの反射超音波を受信器で受信し、測定装置により
注入範囲や止水性を測定して注入効果を探査する。
超音波を受信器で受信し、第２の方法においては、発信
器からの反射超音波を受信器で受信し、測定装置により
注入範囲や止水性を測定して注入効果を探査する。
【００１６】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【００１７】図１には、本発明を実施する探査装置の一
例が示されている。地盤Ｇの改良する区域には、多数本
（図示の例では３本）の二重管ダブルパッカー方式の注
入外管１、１ａ、１ｂが公知の態様で挿入されている。
その中央の注入外管１に隣接する左右の注入外管１ａ、
１ｂの一方のパイプ１ａの内部には、注入範囲Ｓに対向
する位置に、発信器すなわち超音波発信器２が挿入さ
れ、配線４により測定装置６に接続されている。そし
て、他方のパイプ１ｂの内部には、発信器２に対向する
位置に、受信器すなわち超音波受信器３が挿入され、配
線５により測定装置６に接続されている。
例が示されている。地盤Ｇの改良する区域には、多数本
（図示の例では３本）の二重管ダブルパッカー方式の注
入外管１、１ａ、１ｂが公知の態様で挿入されている。
その中央の注入外管１に隣接する左右の注入外管１ａ、
１ｂの一方のパイプ１ａの内部には、注入範囲Ｓに対向
する位置に、発信器すなわち超音波発信器２が挿入さ
れ、配線４により測定装置６に接続されている。そし
て、他方のパイプ１ｂの内部には、発信器２に対向する
位置に、受信器すなわち超音波受信器３が挿入され、配
線５により測定装置６に接続されている。
【００１８】上記の注入外管１ａ、１ｂは図２に示すよ
うに、パイプ１の位置する列Ｂの両側の列Ａ、Ｃに位置
させてもよく、又は図３に示すように列Ｂのパイプ１の
両側に位置させてもよい。
うに、パイプ１の位置する列Ｂの両側の列Ａ、Ｃに位置
させてもよく、又は図３に示すように列Ｂのパイプ１の
両側に位置させてもよい。
【００１９】前記発信器及び受信器は、両側のパイプ１
ａ、１ｂに挿入した超音波発信器２及び超音波受信器３
に限られるものではなく、一方のパイプ１ａ又は１ｂに
超音波発信器２及び超音波受信器３を挿入し、受信器で
反射超音波を受信してもよく、または、パイプ１ａ及び
又はパイプ１ｂに受信器を挿入し、注入による岩盤の破
壊音（ＡＥ）を受信するようにしてもよい。又は、注入
外管１にγ線源あるいは中性子源を挿入し、パイプ１ａ
及び又は１ｂにγ線検出器あるいは中性子水分計を挿入
してもよい。又は、パイプ１に固定電極を挿入し、パイ
プ１ａ及び又はパイプ１ｂに移動電極を挿入し、電気抵
抗の変化を検出するようにしてもよい。あるいは、パイ
プ１のグラウト材に磁性物質を混入し、パイプ１ａ及び
又はパイプ１ｂに磁力計を挿入してもよい。要は、注入
範囲の地盤の物性の変化を測定できる発信器及び受信器
であれば任意のものを使用することができる。
ａ、１ｂに挿入した超音波発信器２及び超音波受信器３
に限られるものではなく、一方のパイプ１ａ又は１ｂに
超音波発信器２及び超音波受信器３を挿入し、受信器で
反射超音波を受信してもよく、または、パイプ１ａ及び
又はパイプ１ｂに受信器を挿入し、注入による岩盤の破
壊音（ＡＥ）を受信するようにしてもよい。又は、注入
外管１にγ線源あるいは中性子源を挿入し、パイプ１ａ
及び又は１ｂにγ線検出器あるいは中性子水分計を挿入
してもよい。又は、パイプ１に固定電極を挿入し、パイ
プ１ａ及び又はパイプ１ｂに移動電極を挿入し、電気抵
抗の変化を検出するようにしてもよい。あるいは、パイ
プ１のグラウト材に磁性物質を混入し、パイプ１ａ及び
又はパイプ１ｂに磁力計を挿入してもよい。要は、注入
範囲の地盤の物性の変化を測定できる発信器及び受信器
であれば任意のものを使用することができる。
【００２０】注入範囲の探査に際し、グラウト材７の注
入中、超音波発信器２から超音波を発信して超音波受信
器３で受信し、測定装置により注入範囲や止水性を測定
し、注入早期に地盤Ｇの改良程度をチェックし、注入範
囲Ｓ外へのグラウト材７の逸出を防止する。これらの探
査により、その後の土質・岩盤に最適な注入量、注入圧
力、注入速度、注入材、注入配合、注入ステップ、注入
孔間隔などの注入態様を決めることができ、それぞれの
地盤で合理的で高い注入効果を得ることができる。
入中、超音波発信器２から超音波を発信して超音波受信
器３で受信し、測定装置により注入範囲や止水性を測定
し、注入早期に地盤Ｇの改良程度をチェックし、注入範
囲Ｓ外へのグラウト材７の逸出を防止する。これらの探
査により、その後の土質・岩盤に最適な注入量、注入圧
力、注入速度、注入材、注入配合、注入ステップ、注入
孔間隔などの注入態様を決めることができ、それぞれの
地盤で合理的で高い注入効果を得ることができる。
【００２１】また、図４に示すように、吐出口ａの上下
の吐出口ｂ、ｃの注入効果は、発信器２と受信器３と
を、それぞれ位置２ｂ、２ｃと位置３ｂ、３ｃとに移動
して探査する。
の吐出口ｂ、ｃの注入効果は、発信器２と受信器３と
を、それぞれ位置２ｂ、２ｃと位置３ｂ、３ｃとに移動
して探査する。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、注
入前にすでに地盤中に設置してある注入外管と、公知の
簡単な発信器及び受信器とにより注入効果を迅速かつ容
易に探査し、作業工程を短縮して費用を低減することが
できる。
入前にすでに地盤中に設置してある注入外管と、公知の
簡単な発信器及び受信器とにより注入効果を迅速かつ容
易に探査し、作業工程を短縮して費用を低減することが
できる。
【図１】本発明を実施する探査装置の一例を示す図面。
【図２】発信器及び受信器の配置例を示す平面図。
【図３】発信器及び受信器の別の配置例を示す平面図。
【図４】上下の注入範囲の探査を説明する図面。
ａ、ｂ、ｃ・・・吐出口 Ｇ・・・地盤 Ｓ・・・注入範囲 １、１ａ、１ｂ・・・注入外管 ２・・・発信器 ３・・・受信器 ４、５・・・配線 ６・・・測定装置 ７・・・グラウト材
Claims (2)
- 【請求項１】 地盤を改良する区域に二重管ダブルパッ
カー注入方式の多数の注入外管を挿入設置し、それらの
注入外管からグラウト材を注入する地盤改良工法におい
て、グラウト材を注入している注入外管に隣接する注入
外管の一方に発信器を挿入し、他方に受信器を挿入して
これらの発信器と受信器とにより注入したグラウト材の
注入効果を探査することを特徴とするグラウト材注入探
査方法。 - 【請求項２】 地盤を改良する区域に二重管ダブルパッ
カー注入方式の多数の注入外管を挿入設置し、それらの
注入外管からグラウト材を注入する地盤改良工法におい
て、グラウト材を注入している注入外管に隣接する注入
外管に発信器及び受信器を挿入し、これらの発信器と受
信器とにより注入したグラウト材の注入効果を探査する
ことを特徴とするグラウト材注入探査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5317092A JP2823416B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | グラウト材注入探査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5317092A JP2823416B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | グラウト材注入探査方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05255927A true JPH05255927A (ja) | 1993-10-05 |
| JP2823416B2 JP2823416B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=12935389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5317092A Expired - Fee Related JP2823416B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | グラウト材注入探査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2823416B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1081289A1 (de) * | 1999-09-01 | 2001-03-07 | Visser & Smit Bouw B.V. | Vorrichtung und Verfahren zur Messung eines Elements im Baugrund |
| CN117684554A (zh) * | 2024-02-02 | 2024-03-12 | 中国有色金属工业西安勘察设计研究院有限公司 | 一种后压浆式预制棘突桩、复合桩基础及其施工方法 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP5317092A patent/JP2823416B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1081289A1 (de) * | 1999-09-01 | 2001-03-07 | Visser & Smit Bouw B.V. | Vorrichtung und Verfahren zur Messung eines Elements im Baugrund |
| CN117684554A (zh) * | 2024-02-02 | 2024-03-12 | 中国有色金属工业西安勘察设计研究院有限公司 | 一种后压浆式预制棘突桩、复合桩基础及其施工方法 |
| CN117684554B (zh) * | 2024-02-02 | 2024-05-28 | 中国有色金属工业西安勘察设计研究院有限公司 | 一种后压浆式预制棘突桩、复合桩基础及其施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2823416B2 (ja) | 1998-11-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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