JPH05254595A - 回転式液体充填機の充填バルブ - Google Patents

回転式液体充填機の充填バルブ

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Publication number
JPH05254595A
JPH05254595A JP8830192A JP8830192A JPH05254595A JP H05254595 A JPH05254595 A JP H05254595A JP 8830192 A JP8830192 A JP 8830192A JP 8830192 A JP8830192 A JP 8830192A JP H05254595 A JPH05254595 A JP H05254595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
filling
cam
vent
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP8830192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Maeda
肇 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Shokuhin Kikai KK
Original Assignee
Toyo Shokuhin Kikai KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Shokuhin Kikai KK filed Critical Toyo Shokuhin Kikai KK
Priority to JP8830192A priority Critical patent/JPH05254595A/ja
Publication of JPH05254595A publication Critical patent/JPH05254595A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充填液の粘性、発泡性等の性状に応じて充填
バルブの開度を迅速かつ確実に自動的に調節できると共
に充填バルブ閉鎖時における開閉制御機構に作用する衝
撃を防止し、長期に亘り高精度の充填を可能にする。 【構成】 回転式液体充填機における各充填バルブ本体
1毎に サーボコントローラー42で制御されるバルブ
サーボモーター21、バルブカム22及びバルブレバー
23からなる開閉制御機構を設けたバルブステム12を
上下し、その下端部に設けたフローバルブ13の開口度
を調節できるようにすると共に前記バルブステム12に
設けたピストン14で充填バルブ本体1の上部に密閉し
たディファレンシャルチャンバーを形成し、該ディファ
レンシャルチャンバーにピストン14の下面に作用する
充填液の圧力と均衡する圧力気体を注排できるようにし
てフローバルブ閉鎖時における開閉制御機構への機械的
衝撃を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飲料を容器に充填する回
転式液体充填機の充填バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】最近は充填飲料の多様化が進んでいる
が、充填バルブの開度の調節に関するものとしては、特
開昭64ー45290号公報が知られているだけで、充
填液の粘性、発泡性に適応して充填バルブの開閉を行う
ことについては全く配慮がなされていないのが現状であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】充填バルブにおける上
向きの閉鎖機構は、容器空間の圧力負荷解放時に確実に
行われるように構成されているために、その直前から完
了するまでの間外方からの開閉制御機構によって弁座に
かかる液圧に対抗した上向きの負荷を作用せしめておく
必要がある。しかしながらこのようにすると高速充填に
なる程開閉動作の度毎に前記開閉制御機構に対して過大
な機械的衝撃が作用することになり、開閉制御機構にお
ける歯車支持体や制御カム等が摩耗し易くなり、開閉制
御を長期に亘り円滑確実に行うことができない問題点が
ある。
【0004】これらの現状に鑑み、本発明は充填液の粘
度、発泡性等の性状に適応したフローバルブの開度調節
が自動的かつ迅速確実にできると共にフローバルブの開
閉制御機構の耐久性を向上するようにした回転式液体充
填機の充填バルブを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、バルブステムの下端に設けたフローバルブ
の開閉を制御するバルブカムと該バルブカムの回動変位
をバルブステムに伝達するレバー機構と前記バルブカム
を設定した回転角に回動する駆動手段とを各充填バルブ
本体毎に設置したものである。
【0006】また前記バルブステムの上部にピストンを
固着して充填バルブ本体の上部に密閉したディファレン
シャルチャンバーを形成し、該ディファレンシャルチャ
ンバーにはピストン下面に作用する充填液の圧力と均衡
する加圧気体を注排自在に形成すると、フローバルブの
開閉制御機構に対する衝撃を防止できその耐久性を向上
することがきる。
【0007】
【作用】予め充填する液体の性状に応じてフローバルブ
が所定の開口を保持するようにバルブカムの回転を設定
制御しておくと共に充填時にはディファレンシャルチャ
ンバー内に加圧ガスを供給してピストンの上下部に圧力
差がない状態において、バルブカムの回動によるレバー
機構でバルブステムを下降せしめてフローバルブを所定
の開度に開口して充填液体を容器に流下充填し、充填が
終了するとバルブカムは逆回転してバルブステムを旧位
置に上昇せしめた後、ディファレンシャルチャンバーの
加圧ガスを排気してピストン上下部に差圧を発生せしめ
その圧力差によりフローバルブは弁座に円滑に上昇して
シールする。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
回転式液体充填機の充填バルブ本体1は、回動する充填
バルブ取付台2に取付けられた上部ケース3とその下部
に固着された下部ケース4とで構成され、下部ケース4
の外周部には充填する容器をシールするためのシール部
材5を装着したスライドケース6が昇降機構7で上下昇
降自在に嵌装されている。
【0009】前記充填バルブ本体1の中心部には、中心
にベント通路8を有しかつ下端に入味レベルを決定する
ためのフロートバルブ9を有するベントチューブ10が
設けられ、該ベントチューブ10の上部外側にベント係
合部材11が固着されると共に前記ベントチューブ10
の外側に摺動自在に嵌装されたバルブステム12の下端
には充填液の充填を制御するフローバルブ13が、中間
部には前記上部ケース3内に嵌合したピストン14が、
更に上端にはバルブ係合部材15が夫々設けられてい
る。
【0010】前記ベント係合部材11の上部にはベント
レバー16が係合し、該ベントレバー16は充填バルブ
本体1毎に設置されたベントサーボモーター17で制御
されるベントカム18で作動されるように構成されてお
り、ベントサーボモーター17の駆動によりベントカム
18及びベントレバー17を介してベント係合部材11
をベントスプリング20に抗して下方に押圧してベント
チューブ10を下降でき、また前記バルブ係合部材15
には、充填バルブ本体1毎に設置されたバルブサーボモ
ーター21で制御されるバルブカム22で作動されるバ
ルブレバー23が係合し、バルブスプリング24に抗し
てバルブステム12を下降できるように構成されいる。
【0011】前記上部ケース3の上端はケースキャップ
25により密閉されて前記ピストン14との間にディフ
ァレンシャルチャンバー26を形成し、該ディファレン
シャルチャンバー26はチャンバー供給バルブ27とチ
ャンバー排気バルブ28に夫々連通していると共に前記
上部ケース3のピストン14の下方部には充填液を接線
方向から導入するフローポート29が設けられ、貯液槽
30からの充填液をデストリビューター31と分岐管3
2を介して充填バルブ本体1の主流通路33に導入しフ
ローバルブ13部分に供給できるように構成されてい
る。
【0012】また前記下部ケース4には充填する容器に
炭酸ガスを供給する炭酸ガス供給通路34と、充填後の
容器内の圧力を大気に解放するためのスニフト通路35
とが夫々設けられており、前記炭酸ガス供給通路34は
炭酸ガス供給バルブ36を介して炭酸ガス供給チャンバ
ー37に、またスニフト通路35はスニフトバルブ38
を介して大気に連通しているスニフトチャンバー39に
夫々連結しており、更に前記ベントチューブ10のベン
ト通路8の上端は充填中の容器内のガスを排気できよう
にベントバルブ40を介して貯液槽30の上部の加圧気
相部41に連通している。
【0013】しかして前記ベントサーボモーター17は
予め充填液の種類、容器の大きさ等に応じて選択設定さ
れたサーボコントローラー42からの正転パルス信号又
は逆転パルス信号数に対応した角度だけ回転し、またベ
ントカム18はベントサーボモーター17の正転時の回
転角度に比例してカムストロークが増加しベントレバー
16によりベント係合部材11をベントスプリング20
に抗して下方に押圧しベントチューブ10を下方に押し
下げるものであり、ベントサーボモーター17が逆転す
ればベントチューブ10は前記と逆に旧位置に復帰する
ことになる。
【0014】また前記バルブサーボモーター21も正転
の際はバルブカム22のカムストロークが回転角度に比
例して減少し、バルブレバー23を介してバルブスプリ
ング24で下方へ付勢されているバルブ係合部材15を
下方に押圧してバルブステム12を下降することがで
き、逆転の際は前記と逆に旧位置に復帰するものであ
り、これらの充填工程中の動作指令はシーケンサー43
により行うと共にこのシーケンサー43はチャンバー供
給バルブ27、炭酸ガス供給バルブ36、スニフトバル
ブ38、チャンバー排気バルブ28、ベントバルブ40
の充填工程中の動作指令も行うものである。
【0015】また炭酸ガス供給チャンバー37と貯液槽
30の加圧気相部41のガス圧は同圧に減圧弁44・4
5で調整されており、貯液槽30の液位は液面制御装置
の信号によりポンプ46の吐出量を制御して一定に保持
され、更に充填バルブ本体1に対する液位は、重力で流
れるために必要なヘッド圧が確保されている。
【0016】本発明の実施例は上記のように構成されて
いるから、充填する液体の種類又は容器の大きさ等に対
応したフロートバルブ9の調節位置及びフローバルブ1
3の開口度をパルス数として予めサーボコントローラー
42に記憶させておき、充填作業により充填バルブ取付
台2により回動する容器載置テーブル47上に位置決め
された容器Aに昇降機構7によりスライドケース6を下
降せしめてシール部材5により容器Aを密閉すると、シ
ーケンサー43からの信号によりスニフトバルブ38と
炭酸ガス供給バルブ36とが順次開き、容器A内の大気
エヤーを排気した後スニフトバルブ38は閉じ容器A内
は炭酸ガスで加圧された後炭酸ガス供給バルブ36は閉
じる。するとシーケンサー43からの指令によりベント
サーボモーター17が前記予め設定したパルス数に応じ
た角度だけベントカム18を回転しベントレバー16を
介してベントチューブ10が下降しフロートバルブ9の
位置を予め設定した下降位置に調節する。
【0017】次にベントバルブ40が開き貯液槽30の
加圧気相部41と容器A内のガス圧とを同圧にした後今
まで大気圧下であったディファレンシャルチャンバー2
6にチャンバー供給バルブ27が開いてピストン14の
上下部における圧力差をなくする。
【0018】次いでバルブサーボモーター21が前記予
め設定したパルス数に対応してバルブカム22を回転し
バルブレバー23はバルブ係合部材15を介してバルブ
ステム12を下降せしめてフローバルブ13を所定の開
度で開口するので充填液は主流通路33から流下して充
填が開始される。そして容器A内の液面水位が徐々に上
昇すると同時に容器A内のガスはベント通路8から貯液
槽30の加圧気相部41に流入して排気弁48から外部
に排出される。充填液の水位が上昇してフローバルブ9
を浮上しベント通路8が閉じると、充填液とガスの置換
作用は停止、充填作用が終了する。するとバルブサーボ
モーター21は逆作動しフローバルブ13が閉鎖した
後、チャンバー供給バルブ27が閉じると同時にチャン
バー排気バルブ28は開き、ディファレンシャルチャン
バー26のガス圧を大気に解放してピストン14の上下
部に圧力差を発生させ、フローバルブ13は主流通路3
3を確実にシールし、更にベントサーボモーター17も
逆作動してフロートバルブ9をバルブステム12内に引
き戻してからベントバルブ40を閉じ、次いでスニフト
バルブ38を開いて容器A内上部のヘッドスペースのガ
スを大気に排除して容器Aとシール部材5とを離反して
充填動作は終了するものである。なお図中49は圧力セ
ンサーで、容器の変形等でカウンタープレシャーが所定
圧に達しない場合にチャンバー供給バルブ28の作動を
停止しフローバルブ13が開かないようにするための安
全装置である。
【0019】
【発明の効果】本発明は、回転式液体充填機の各充填バ
ルブ本体に、バルブステム、該バルブステムを昇降する
レバー機構、該レバー機構を作動するバルブカム及び前
記バルブカムを制御する駆動手段からなるフローバルブ
の開閉制御機構を設けて、充填液の粘度、発泡性等の性
状に適応してフローバルブの開度調節を充填作業におい
て迅速かつ確実に行うことができ、最近のような多様種
の充填液に対する頻繁なフローバルブの開度調節操作を
円滑簡易に行い、品質の一定した高精度の製品を高能率
で生産することができる。
【0020】また本発明におけるフローバルブの上方へ
の閉鎖作用は、各充填バルブ本体にバルブステムに設け
たピストンによりディファレンシャルチャンバーを形成
し、ビストン下面に作用する充填液体の液圧とバランス
した加圧気体をディファレンシャルチャンバーに注排で
きるようにしたことにより、フローバルブの開閉制御機
構への機械的衝撃を緩和してその摩耗を防止し、高速充
填においても恒久的に高精度の充填作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の一部切欠正面図。
【図2】同要部の一部切欠正面図。
【図3】本発明の充填バルブ本体上部の一部切欠正面
図。
【図4】本発明の充填バルブ本体下部の一部切欠正面
図。
【符号の説明】
1 充填バルブ本体 12 バルブステム 13 フローバルブ 14 ピストン 21 バルブサーボモーター 22 バルブカム 23 バルブレバー 26 ディファレンシャルチャンバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブステムの下端に設けたフローバル
    ブの開閉を制御するバルブカムと該バルブカムの回動変
    位をバルブステムに伝達するレバー機構と前記バルブカ
    ムを設定した回転角に回動する駆動手段とを各充填バル
    ブ本体毎に設置したことを特徴とする回転式液体充填機
    の充填バルブ。
  2. 【請求項2】 バルブステムの上部に固着したピストン
    で充填バルブ本体の上部に密閉したディファレンシャル
    チャンバーを形成し、該ディファレンシャルチャンバー
    にはピストン下面に作用する充填液の圧力と均衡する加
    圧気体を注排自在に形成した請求項1記載の回転式液体
    充填機の充填バルブ。
JP8830192A 1992-03-13 1992-03-13 回転式液体充填機の充填バルブ Pending JPH05254595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8830192A JPH05254595A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 回転式液体充填機の充填バルブ

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JP8830192A JPH05254595A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 回転式液体充填機の充填バルブ

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JPH05254595A true JPH05254595A (ja) 1993-10-05

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ID=13939106

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JP8830192A Pending JPH05254595A (ja) 1992-03-13 1992-03-13 回転式液体充填機の充填バルブ

Country Status (1)

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JP (1) JPH05254595A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274934A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 General Packer Co Ltd 包装機の充填装置
JP2012528765A (ja) * 2009-06-05 2012-11-15 シデル エッセ.ピ.ア. コン ソシオ ウニコ 充填装置、充填装置の製造方法、および充填方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010274934A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 General Packer Co Ltd 包装機の充填装置
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