JPH05253931A - 繊維強化複合溶融コンポジットの押出方法及び押出装置 - Google Patents
繊維強化複合溶融コンポジットの押出方法及び押出装置Info
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- JPH05253931A JPH05253931A JP4088024A JP8802492A JPH05253931A JP H05253931 A JPH05253931 A JP H05253931A JP 4088024 A JP4088024 A JP 4088024A JP 8802492 A JP8802492 A JP 8802492A JP H05253931 A JPH05253931 A JP H05253931A
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- Japan
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- composite
- width
- extrusion
- fiber
- extruding
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/30—Extrusion nozzles or dies
- B29C48/305—Extrusion nozzles or dies having a wide opening, e.g. for forming sheets
- B29C48/31—Extrusion nozzles or dies having a wide opening, e.g. for forming sheets being adjustable, i.e. having adjustable exit sections
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、最終的な成形品における機
械的性質が均一な繊維強化複合材料を効率的に製造する
ことのできる繊維強化複合溶融コンポジットの押出し方
法及び押出装置を提供することにある。 【構成】 本発明方法は、成形品の形状や物性を考慮し
て複合材料溶融コンポジットの押出幅及び／又は押出厚
さを変更し、所定長さに切断するものである。また本発
明押出装置２の押出リップ部２には切断機４と共に、上
下方向に移動可能な厚さ規制板７及び／又は左右方向に
移動可能な幅方向規制板９ａ，９ｂが配設される。
械的性質が均一な繊維強化複合材料を効率的に製造する
ことのできる繊維強化複合溶融コンポジットの押出し方
法及び押出装置を提供することにある。 【構成】 本発明方法は、成形品の形状や物性を考慮し
て複合材料溶融コンポジットの押出幅及び／又は押出厚
さを変更し、所定長さに切断するものである。また本発
明押出装置２の押出リップ部２には切断機４と共に、上
下方向に移動可能な厚さ規制板７及び／又は左右方向に
移動可能な幅方向規制板９ａ，９ｂが配設される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】繊維強化複合材料からなる塊状予
備成形体を加熱し、溶融コンポジットを押出装置より押
出て成形プレス装置へ供給する繊維強化複合溶融コンポ
ジットの押出方法及び押出装置に関し、詳細には成形品
中での繊維破損がなく、且つ繊維の配向の異方性を極力
少なくすることのできる繊維強化複合溶融コンポジット
の押出方法及び押出装置に関するものである。
備成形体を加熱し、溶融コンポジットを押出装置より押
出て成形プレス装置へ供給する繊維強化複合溶融コンポ
ジットの押出方法及び押出装置に関し、詳細には成形品
中での繊維破損がなく、且つ繊維の配向の異方性を極力
少なくすることのできる繊維強化複合溶融コンポジット
の押出方法及び押出装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂の中に強
化用繊維を均一に分散した複合材料は、曲げ強度及び耐
衝撃性等において優れた性能を有しているので、合成樹
脂材の物理的性質に応じて外板材、容器、パネル材等と
して各種用途に広く使用されている。この繊維強化複合
材料（以下単に複合材料という）は予めシート状又は塊
状に予備成形してこの状態で貯留、運搬等のハンドリン
グを行ない、最終的な商品形状に成形するに当たって
は、樹脂の種類や予備成形体の形状に応じて上記予備成
形体を所定の温度に加熱し、溶融コンポジットの状態で
加圧成形プレス装置へ所定量ずつ供給し、商品形状に加
圧成形する。この加圧成形時には樹脂と強化用繊維を混
練したり、或は射出成形の様に溶融コンポジットを高速
でキャビティ内へ射出する必要がないので、強化用繊維
の破損は最小限にくい止められている。
化用繊維を均一に分散した複合材料は、曲げ強度及び耐
衝撃性等において優れた性能を有しているので、合成樹
脂材の物理的性質に応じて外板材、容器、パネル材等と
して各種用途に広く使用されている。この繊維強化複合
材料（以下単に複合材料という）は予めシート状又は塊
状に予備成形してこの状態で貯留、運搬等のハンドリン
グを行ない、最終的な商品形状に成形するに当たって
は、樹脂の種類や予備成形体の形状に応じて上記予備成
形体を所定の温度に加熱し、溶融コンポジットの状態で
加圧成形プレス装置へ所定量ずつ供給し、商品形状に加
圧成形する。この加圧成形時には樹脂と強化用繊維を混
練したり、或は射出成形の様に溶融コンポジットを高速
でキャビティ内へ射出する必要がないので、強化用繊維
の破損は最小限にくい止められている。
【０００３】上記予備成形体としては一般にシート状予
備成形体が使用されているが、以下(1) 〜(3) に示す様
な不具合点があるため、近年は塊状予備成形体の需要が
増加しつつある。 (1) シート状予備成形体の製造方法が複雑であり、製造
コストが高くなる。 (2) 強化用繊維が混練や予備成形工程において破損する
ことが多く、製品強度が低下する。 (3) シート状予備成形体をプレス加工するに当たって
は、目的成形品の大きさを考慮して裁断することが不可
欠であり、更に成形品の形状や厚みを考慮して積層する
作業を要することが多く、加工効率が悪く成形コストが
高くなる。
備成形体が使用されているが、以下(1) 〜(3) に示す様
な不具合点があるため、近年は塊状予備成形体の需要が
増加しつつある。 (1) シート状予備成形体の製造方法が複雑であり、製造
コストが高くなる。 (2) 強化用繊維が混練や予備成形工程において破損する
ことが多く、製品強度が低下する。 (3) シート状予備成形体をプレス加工するに当たって
は、目的成形品の大きさを考慮して裁断することが不可
欠であり、更に成形品の形状や厚みを考慮して積層する
作業を要することが多く、加工効率が悪く成形コストが
高くなる。
【０００４】一方塊状予備成形体をプレス加工するに当
たって、該予備成形体を加熱及び計量する技術としては
特開平1-210315号がある。これは例えば図３に示す様な
押出装置２を使用して加圧プレス成形装置５へ溶融コン
ポジットを定量的に供給するものである。
たって、該予備成形体を加熱及び計量する技術としては
特開平1-210315号がある。これは例えば図３に示す様な
押出装置２を使用して加圧プレス成形装置５へ溶融コン
ポジットを定量的に供給するものである。
【０００５】すなわち塊状予備成形体Ａ1 の加熱装置１
に接続して押出装置２を設け、該押出装置２における筒
状押出容器２ａの一方端には加圧シリンダ19を配設する
と共に、他端に押出リップ部３を設け、加熱された予備
成形体Ａ2 を加圧シリンダ19によって前記容器２ａ内で
加圧し、上記押出リップ部３の開口より溶融コンポジッ
トとして吐出する。なお押出リップ部３には切断機４が
隣設され、溶融コンポジットを所定量吐出してこれを切
断し、加圧プレス装置５の上下金型６ａ、６ｂの間へ供
給する。
に接続して押出装置２を設け、該押出装置２における筒
状押出容器２ａの一方端には加圧シリンダ19を配設する
と共に、他端に押出リップ部３を設け、加熱された予備
成形体Ａ2 を加圧シリンダ19によって前記容器２ａ内で
加圧し、上記押出リップ部３の開口より溶融コンポジッ
トとして吐出する。なお押出リップ部３には切断機４が
隣設され、溶融コンポジットを所定量吐出してこれを切
断し、加圧プレス装置５の上下金型６ａ、６ｂの間へ供
給する。
【０００６】ところで上記押出リップ部３より吐出され
る溶融コンポジットは、成形重量に応じてその吐出長さ
を決定して切断しているが、該溶融コンポジットの押出
厚さ及び幅については、成形品形状に応じて調整したも
のを製造することはなく、常に一定のものを製造してい
た。即ち該溶融コンポジットの形状（特に厚みと幅）は
必ずしも最終商品形状に適応した最適のものという訳で
はなく、プレス加工時の、金型６ａ、６ｂ内での展延率
が縦横不つりあいとなることが多く、プレス成形品にお
いて繊維配向が強く生じ、強度の異方性が大きくなると
いう問題があった。
る溶融コンポジットは、成形重量に応じてその吐出長さ
を決定して切断しているが、該溶融コンポジットの押出
厚さ及び幅については、成形品形状に応じて調整したも
のを製造することはなく、常に一定のものを製造してい
た。即ち該溶融コンポジットの形状（特に厚みと幅）は
必ずしも最終商品形状に適応した最適のものという訳で
はなく、プレス加工時の、金型６ａ、６ｂ内での展延率
が縦横不つりあいとなることが多く、プレス成形品にお
いて繊維配向が強く生じ、強度の異方性が大きくなると
いう問題があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、プレス成形加工された成形品において強化用繊維の
配向が生じ難く均一な強度のものを製造できる繊維強化
複合溶融コンポジットの押出方法及び押出装置を提供す
ることにある。
は、プレス成形加工された成形品において強化用繊維の
配向が生じ難く均一な強度のものを製造できる繊維強化
複合溶融コンポジットの押出方法及び押出装置を提供す
ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
発明方法は、繊維強化複合材料の塊状予備成形体を加熱
し、押出装置の押出リップ部より押出して溶融コンポジ
ットを成形プレス装置へ供給するに当たり、成形品形状
や物性等の縦横比を考慮して上記溶融コンポジットの押
出幅及び／または押出厚さを変更し、所定長さに切断す
ることを要旨とするものであり、また本発明装置は押出
リップ部及び切断機を配設した繊維強化複合溶融コンポ
ジットの押出装置であって、前記押出リップ部の開口側
には上下方向に移動可能な厚さ規制板及び／または左右
方向に移動可能な幅規制板が併設されてなることを要旨
とするものである。
発明方法は、繊維強化複合材料の塊状予備成形体を加熱
し、押出装置の押出リップ部より押出して溶融コンポジ
ットを成形プレス装置へ供給するに当たり、成形品形状
や物性等の縦横比を考慮して上記溶融コンポジットの押
出幅及び／または押出厚さを変更し、所定長さに切断す
ることを要旨とするものであり、また本発明装置は押出
リップ部及び切断機を配設した繊維強化複合溶融コンポ
ジットの押出装置であって、前記押出リップ部の開口側
には上下方向に移動可能な厚さ規制板及び／または左右
方向に移動可能な幅規制板が併設されてなることを要旨
とするものである。
【０００９】
【作用及び実施例】図１は本発明の代表的な押出装置の
押出リップ部３の正面説明図であり、図３に示す押出装
置２における筒状押出容器２ａの一方端側面図である。
また図２は図１のII−II線断面図である。押出容器２ａ
における端部10の上側壁にはスリット10ｃを設け、該ス
リット10ｃには厚さ規制板７が嵌装され、該厚さ規制板
７の上部は、フレームに一端を固定された上下動シリン
ダ14に接続され、該厚さ規制板７は矢印Ｕ−Ｄ方向に移
動できる様に構成される。
押出リップ部３の正面説明図であり、図３に示す押出装
置２における筒状押出容器２ａの一方端側面図である。
また図２は図１のII−II線断面図である。押出容器２ａ
における端部10の上側壁にはスリット10ｃを設け、該ス
リット10ｃには厚さ規制板７が嵌装され、該厚さ規制板
７の上部は、フレームに一端を固定された上下動シリン
ダ14に接続され、該厚さ規制板７は矢印Ｕ−Ｄ方向に移
動できる様に構成される。
【００１０】また上記端部10の左右側壁にはスリット10
ａ，10ｂが設けられ、これらスリット10ａ，10ｂには幅
規制板９ａ，９ｂが嵌装される。該幅規制板９ａ，９ｂ
には雌ねじ部９ａ1 ，９ｂ1 が夫々接続され、これら雌
ねじ部９ａ1 ，９ｂ1 には逆方向のねじが刻設され、逆
ねじ部12ａ，12ｂを形成した１本のねじ桿12に螺合され
る。該ねじ桿12は駆動モータ11に接続され、該ねじ桿12
の回転によって幅規制板９ａ，９ｂを矢印Ｌ−Ｒ方向に
近接又は離反させる。
ａ，10ｂが設けられ、これらスリット10ａ，10ｂには幅
規制板９ａ，９ｂが嵌装される。該幅規制板９ａ，９ｂ
には雌ねじ部９ａ1 ，９ｂ1 が夫々接続され、これら雌
ねじ部９ａ1 ，９ｂ1 には逆方向のねじが刻設され、逆
ねじ部12ａ，12ｂを形成した１本のねじ桿12に螺合され
る。該ねじ桿12は駆動モータ11に接続され、該ねじ桿12
の回転によって幅規制板９ａ，９ｂを矢印Ｌ−Ｒ方向に
近接又は離反させる。
【００１１】すなわち上記厚さ規制板７によって開口部
８の高さＴａを変更すると共に、幅規制板９ａ，９ｂの
近接又は離反によって開口部８の幅Ｗａを変更する。な
お上記厚さ規制板７は下部又は上下両方に設けても良
く、また幅規制板９ａ，９ｂはいずれか一方であっても
良く、これらを移動する手段は上記シリンダ又はねじ桿
だけに限られず、ラック・ピニオンやチェーン機構等公
知の移動手段を使用したものであっても構わない。
８の高さＴａを変更すると共に、幅規制板９ａ，９ｂの
近接又は離反によって開口部８の幅Ｗａを変更する。な
お上記厚さ規制板７は下部又は上下両方に設けても良
く、また幅規制板９ａ，９ｂはいずれか一方であっても
良く、これらを移動する手段は上記シリンダ又はねじ桿
だけに限られず、ラック・ピニオンやチェーン機構等公
知の移動手段を使用したものであっても構わない。
【００１２】さらに前記幅規制板、厚さ規制板はいずれ
か一方のみを設けたものであっても良く、成形品の形状
変更が少ない場合には溶融コンポジットの幅または厚さ
のいずれかのみを変更するものであっても良い。
か一方のみを設けたものであっても良く、成形品の形状
変更が少ない場合には溶融コンポジットの幅または厚さ
のいずれかのみを変更するものであっても良い。
【００１３】一方上記厚さ規制板及び／又は幅規制板は
押出容器２ａから吐出される溶融コンポジットの吐出抵
抗を低減させる目的で、これら規制板の先端側を暫次厚
さが薄くなるテーパ面で形成したり、或はこれら規制板
を押出容器に対して斜め方向に進退するように構成した
ものであっても構わない。
押出容器２ａから吐出される溶融コンポジットの吐出抵
抗を低減させる目的で、これら規制板の先端側を暫次厚
さが薄くなるテーパ面で形成したり、或はこれら規制板
を押出容器に対して斜め方向に進退するように構成した
ものであっても構わない。
【００１４】前記上下動シリンダ14，駆動モータ11及び
切断機４は制御装置13に接続され、該制御装置13からの
信号によって所定量の移動を行なう構成とするのが好ま
しい。即ちプレス成形品の幅、長さ及び厚さ、場合によ
っては成形品の密度等を制御装置13に入力することによ
って開口部８の幅Ｗａ及び高さＴａ、並びに必要な押出
量を演算すると共に、該演算結果に基づいて切断機４を
作動し、押出リップ部３より吐出される溶融コンポジッ
トの厚さ、幅及び長さを規制する。
切断機４は制御装置13に接続され、該制御装置13からの
信号によって所定量の移動を行なう構成とするのが好ま
しい。即ちプレス成形品の幅、長さ及び厚さ、場合によ
っては成形品の密度等を制御装置13に入力することによ
って開口部８の幅Ｗａ及び高さＴａ、並びに必要な押出
量を演算すると共に、該演算結果に基づいて切断機４を
作動し、押出リップ部３より吐出される溶融コンポジッ
トの厚さ、幅及び長さを規制する。
【００１５】すなわち本発明方法においては、押出リッ
プ部より吐出される溶融コンポジットの押出幅及び押出
厚さを自在に変更できる。従って成形品の形状や物性に
適した溶融コンポジット形状とし、加圧プレス時に金型
内において該溶融コンポジットが流動する縦方向及び横
方向の展延距離バランスをとることができ、従って、強
化用繊維が一定方向に配向するのを制御することもでき
る。これらにより成形品における縦方向及び横方向の強
度ばらつきが防止され、均質な成形品を得ることができ
る。
プ部より吐出される溶融コンポジットの押出幅及び押出
厚さを自在に変更できる。従って成形品の形状や物性に
適した溶融コンポジット形状とし、加圧プレス時に金型
内において該溶融コンポジットが流動する縦方向及び横
方向の展延距離バランスをとることができ、従って、強
化用繊維が一定方向に配向するのを制御することもでき
る。これらにより成形品における縦方向及び横方向の強
度ばらつきが防止され、均質な成形品を得ることができ
る。
【００１６】（実験例）ガラス繊維（繊維長13mm）を30
％含有するポリプロピレン樹脂製のシート（80×80×0.
5[cm] ：350g）を成形加工するため、空隙率50％の塊状
予備成形体を240 ℃のＮ2 ガスにより均一加熱し、図３
に示す押出装置２によって溶融コンポジットを加圧プレ
ス装置５へ供給した。本発明方法においては、溶融コン
ポジットのサイズは42.5×42.5×２(cm)となる様に幅規
制板９ａ，９ｂ及び厚さ規制板７を調節すると共に、切
断機４を制御した。また比較例として従来の押出リップ
部によって幅が18cm、長さが50cm、厚さが４cmの溶融コ
ンポジットを用い、成形品サイズが上記と同様のものを
製造した。これらの成形品について、曲げ強度、曲げ弾
性率、シャルピー衝撃強度を縦方向及び横方向の夫々に
ついてに測定し、表１の結果を得た。
％含有するポリプロピレン樹脂製のシート（80×80×0.
5[cm] ：350g）を成形加工するため、空隙率50％の塊状
予備成形体を240 ℃のＮ2 ガスにより均一加熱し、図３
に示す押出装置２によって溶融コンポジットを加圧プレ
ス装置５へ供給した。本発明方法においては、溶融コン
ポジットのサイズは42.5×42.5×２(cm)となる様に幅規
制板９ａ，９ｂ及び厚さ規制板７を調節すると共に、切
断機４を制御した。また比較例として従来の押出リップ
部によって幅が18cm、長さが50cm、厚さが４cmの溶融コ
ンポジットを用い、成形品サイズが上記と同様のものを
製造した。これらの成形品について、曲げ強度、曲げ弾
性率、シャルピー衝撃強度を縦方向及び横方向の夫々に
ついてに測定し、表１の結果を得た。
【００１７】
【表１】
【００１８】この表からも明らかな様に溶融コンポジッ
トの形状を成形品形状に適応する様に調整しておけば、
成形品における縦方向及び横方向での強度ばらつきが少
なくなり、均質な機械的性質を有する成形品が得られる
ことが明らかである。
トの形状を成形品形状に適応する様に調整しておけば、
成形品における縦方向及び横方向での強度ばらつきが少
なくなり、均質な機械的性質を有する成形品が得られる
ことが明らかである。
【００１９】
【発明の効果】本発明方法は以上の様に構成されている
ので、プレス加工された成形品における強化用繊維の配
向を少なくし成形品における、縦方向及び横方向におけ
る強度等のばらつきを低減できる様になった。また本発
明装置はプレス成形装置へ供給する溶融コンポジットの
形状を成形品形状や物性に対応して任意に変更して、効
率的な成形加工ができる様になった。
ので、プレス加工された成形品における強化用繊維の配
向を少なくし成形品における、縦方向及び横方向におけ
る強度等のばらつきを低減できる様になった。また本発
明装置はプレス成形装置へ供給する溶融コンポジットの
形状を成形品形状や物性に対応して任意に変更して、効
率的な成形加工ができる様になった。
【図１】本発明装置の実施例を示す正面説明図である。
【図２】図１のII−II線断面説明図である。
【図３】複合材料押出装置の一例を示す断面説明図であ
る。
る。
２ 押出装置 ２ａ 押出容器 ３ 押出リップ部 ４ 切断機 ７ 厚さ規制板 ９ａ，９ｂ 幅規制板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 勝美 神戸市西区高塚台１丁目５番５号 株式会 社神戸製鋼所西神総合研究地区内
Claims (2)
- 【請求項１】 繊維強化複合材料の塊状予備成形体を加
熱し、押出装置の押出リップ部より押出して溶融コンポ
ジットを成形プレス装置へ供給するに当たり、成形品の
形状や物性等を考慮して上記溶融コンポジットの押出幅
及び／または押出厚さを調節し、所定長さに切断するこ
とを特徴とする繊維強化複合溶融コンポジットの押出方
法。 - 【請求項２】押出リップ部及び切断機を配設した繊維強
化複合溶融コンポジットの押出装置であって、前記押出
リップ部の開口側には上下方向に移動可能な厚さ規制板
および／または、左右方向に移動可能な幅規制板が併設
されてなることを特徴とする繊維強化複合溶融コンポジ
ットの押出装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4088024A JPH05253931A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 繊維強化複合溶融コンポジットの押出方法及び押出装置 |
| US08/028,194 US5458838A (en) | 1992-03-11 | 1993-03-09 | Heating and extruding method for bulk preform |
| DE4307568A DE4307568C2 (de) | 1992-03-11 | 1993-03-10 | Verfahren und Vorrichtung zum Erhitzen und Extrudieren eines Vorformlings |
| FR9302818A FR2688439B1 (fr) | 1992-03-11 | 1993-03-11 | Procede et dispositif pour le chauffage et l'extrusion d'une ebauche massive. |
| FR9312444A FR2695064A1 (fr) | 1992-03-11 | 1993-10-19 | Procédé et dispositif de moulage d'une matière composite à fibres. |
| US08/348,159 US5500170A (en) | 1992-03-11 | 1994-11-28 | Heating and extruding method and device for bulk preform |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4088024A JPH05253931A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 繊維強化複合溶融コンポジットの押出方法及び押出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05253931A true JPH05253931A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13931262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4088024A Withdrawn JPH05253931A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 繊維強化複合溶融コンポジットの押出方法及び押出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05253931A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0730940A1 (en) * | 1993-09-13 | 1996-09-11 | UC Industries, Inc. | Extrusion die and method of controlling flow through the die |
| CN111688154A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-09-22 | 赵淑英 | 一种塑料板材挤出模具的使用方法 |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4088024A patent/JPH05253931A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0730940A1 (en) * | 1993-09-13 | 1996-09-11 | UC Industries, Inc. | Extrusion die and method of controlling flow through the die |
| CN111688154A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-09-22 | 赵淑英 | 一种塑料板材挤出模具的使用方法 |
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