JPH05253275A - 殺菌洗浄装置 - Google Patents

殺菌洗浄装置

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Publication number
JPH05253275A
JPH05253275A JP4053445A JP5344592A JPH05253275A JP H05253275 A JPH05253275 A JP H05253275A JP 4053445 A JP4053445 A JP 4053445A JP 5344592 A JP5344592 A JP 5344592A JP H05253275 A JPH05253275 A JP H05253275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
ultrasonic wave
liquid
sterilization
voltage power
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4053445A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoiku Ishii
知幾 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被処理物の殺菌及び洗浄を安全に行うと共
に、簡易な構造の殺菌洗浄装置を提供するようにする。 【構成】 被処理物2を浸漬する液体3を収容する容器
4に一体に、低周波発振器6及び高圧電源10を各々隔
離室11,12を介して保持する。低周波発振器6によ
って超音波発生素子5から発生させた超音波により被処
理物2の洗浄を行うと共に、高圧電源10によって放電
電極7,8で発生させた放電により被処理物2の殺菌を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、哺乳器,幼児用玩具,
医用器具,入れ歯等の殺菌洗浄に好適な殺菌洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の被処理物の殺菌洗浄を行
うにあたっては、被処理物を熱湯に浸漬したり、消毒液
等の化学薬品に浸漬したり、あるいは紫外線照射やオゾ
ンに晒すような方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱湯を
用いることは危険であるばかりでなく、耐熱性に劣るも
のには適用できないという欠点がある。また、消毒液,
紫外線,オゾン等は人体に有害であるばかりでなく、薬
品の管理に細心の注意が要求されたり、簡易な構造の装
置の実現が困難であるという欠点がある。
【0004】従って以上のような欠点を伴わない、新規
な殺菌洗浄装置の出現が望まれている。
【0005】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、簡易な構造で安全に被処理物の処理を行う
ことができる殺菌洗浄装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被処理物を浸漬する液体を収容する容器
と、前記液体に超音波を伝達する超音波発生手段と、前
記液体内で放電を発生させる高圧発生手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明の構成によれば、超音波
発生手段で発生された超音波によって液体内の被処理物
の洗浄が行われると共に、高圧発生手段で発生された放
電によって被処理物の殺菌が行われるので、安全に被処
理物の処理を行うことができる。
【0008】請求項2記載の本発明の構成によれば、超
音波発生手段及び高圧発生手段を容器と一体に保持する
ように構成されているので、装置の簡易化を図ることが
できる。
【0009】請求項3記載の本発明の構成によれば、超
音波を容器の内部で発生させることにより、請求項1と
同様な作用を行わせることができる。
【0010】請求項4記載の本発明の構成によれば、超
音波を容器の外部で発生させることにより、請求項1と
同様な作用を行わせることができる。
【0011】請求項5記載の本発明の構成によれば、放
電を容器の外部で発生させることにより、請求項1と同
様な作用を行わせることができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0013】図1は本発明の殺菌洗浄装置の第1の実施
例を示す構成図で、本実施例殺菌洗浄装置1は、被処理
物2例えば哺乳器を浸漬する液体3例えば水道水を収容
する容器4と、液体3内に浸漬された超音波発生素子5
に超音波を発生させるための低周波発振器6と、容器4
を支持すると共に容器4の外側に一対の放電電極7,8
が互いに対向するように埋込まれた断面U字状の絶縁性
支持体9と、一対の放電電極7,8に高電圧を印加して
放電を発生させる高圧電源10とを備えている。
【0014】低周波発振器6は絶縁性支持体9の上方に
設けられた隔離室11に配置されると共に、高圧電源1
0は絶縁性支持体9の下方に設けられた隔離室12に配
置されている。このように低周波発振器6と高圧電源1
0は、互いに影響を及ぼしにくいように互いに離間され
て配置されている。また、各隔離室11,12は絶縁性
支持体9と一体に保持されている。
【0015】低周波発振器6は例えば30KHzの低周
波交流を超音波振動子5に印加する。
【0016】図3は高圧電源10の一構成例を示すもの
で、周知のインバータ回路から構成されている。すなわ
ちこの高圧電源10は、直流電源(バッテリ等)31
と、この直流電源31の直流出力をスイッチングするト
ランジスタ32と、スイッチングトランジスタ32の出
力を印加する1次昇圧トランス35の1次巻線33と、
昇圧した交流電圧を出力する昇圧トランス35の2次巻
線34と、この交流出力を整流するダイオード36と、
コンデンサ37と、PNPNスイッチ38と、2次昇圧
トランス39とから構成されている。
【0017】1次昇圧トランス35の2次巻線34に出
力された交流電圧は、ダイオード36によって半波整流
された後コンデンサ37に充電され、PNPNスイッチ
38はコンデンサ37が所定値以上の電圧を充電すると
スイッチング動作して、2次昇圧トランス39に出力す
る。2次昇圧トランス39は、一対の放電電極7,8が
放電を開始してこの状態を維持するような値まで交流電
圧を昇圧して各電極7,8間に印加する。一例として高
圧電源10から各電極7,8に対しては2.5kv/c
m程度の高電圧が印加される。
【0018】次に本実施例の作用を説明する。
【0019】低周波発振器6から超音波発生素子5に低
周波交流を印加することにより、超音波発生素子5は超
音波を発生して液体3に伝達する。これと同時に高圧電
源10から一対の放電電極7,8に高電圧を印加するこ
とにより、放電電極7,8は液体3を介して放電を開始
する。
【0020】この結果、超音波が液体3を介して被処理
物2に到達することにより、被処理物2の壁面は洗浄さ
れるのでこれに付着していた残留物,汚染物等は除去さ
れる。同時に放電電極7,8で発生した放電によって被
処理物2の殺菌が行われる。従って、本実施例によれ
ば、被処理物2を容器4の液体3内に浸漬処理するだけ
で、殺菌及び洗浄が行われるので、安全に被処理物2を
処理することができる。すなわち、処理は装置1内で自
動的に行われるため、周囲の人間に対しては何らの危険
も及ぼさない。更に、絶縁性支持体9に低周波発振器6
及び高圧電源10を各々隔離室11,12を介して一体
に保持させているので、装置1を簡易に組立てることが
できる。
【0021】図2は本発明の第2の実施例を示すもの
で、容器4をステンレス等の金属からなる底部4Aとプ
ラスチック等の絶縁体からなる上部4Bとで構成し、超
音波発生素子5を容器4の底部4Aに取付けた構造を示
すものである。また、低周波発振器6は絶縁性支持体9
の下方に設けられた隔離室13に配置する。更に、高圧
電源10は低周波発振器6との相互干渉を防止するた
め、離間して外部に配置する。この高圧電源10は第1
の実施例と同様に図3のような構成のものを利用するこ
とができる。この例の場合、容器4の上部4Bに放電電
極7,8を取付けるようにする。
【0022】この第2の実施例によれば、超音波発生素
子5で発生した超音波は、容器4を介して液体3に伝達
されて被処理物2に到達する。従って第1の実施例と同
様な作用によって、被処理物2の壁面は洗浄されるの
で、これに付着していた残留物,汚染物等は除去され
る。同時に放電電極7,8で発生した放電によって被処
理物2は殺菌されることになる。
【0023】本発明の各実施例では、超音波による洗浄
と同時に放電による殺菌を行わせる例で説明したが、各
動作は特に同時に行わせる必要はなく、別々に行わせる
ようにしても良い。また、液体は水道水だけでなく薬用
アルコール等を用いることもでき、この場合はアルコー
ル自身に殺菌作用があるので殺菌を効果的に行わせるこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、被処
理物を収容する容器に一体に超音波発生手段及び高圧発
生手段を保持するようにして、被処理物の殺菌及び洗浄
を行うようにしたので、被処理物を安全に処理すること
ができると共に装置の簡易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の殺菌洗浄装置の第1の実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図3】本発明の各実施例に用いられる高圧電源の構成
例を示す結線図である。
【符号の説明】
2 被処理物 3 液体 4 容器 5 超音波発生素子 6 低周波発振器 7,8 放電電極 9 絶縁性支持体 10 高圧電源 11,12,13 隔離室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を浸漬する液体を収容する容器
    と、前記液体に超音波を伝達する超音波発生手段と、前
    記液体内で放電を発生させる高圧発生手段とを備えたこ
    とを特徴とする殺菌洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記容器,超音波発生手段及び高圧発生
    手段が一体に保持された請求項1記載の殺菌洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波発生手段の超音波発生素子が
    前記液体内に浸漬された請求項1記載の殺菌洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記超音波発生手段の超音波発生素子が
    前記容器に取付けられた請求項1記載の殺菌洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記高圧発生手段の一対の放電電極が前
    記容器の外側に互いに対向するように配置された請求項
    1乃至4のいずれかに記載の殺菌洗浄装置。
JP4053445A 1992-03-12 1992-03-12 殺菌洗浄装置 Withdrawn JPH05253275A (ja)

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JP4053445A JPH05253275A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 殺菌洗浄装置

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JP4053445A JPH05253275A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 殺菌洗浄装置

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JPH05253275A true JPH05253275A (ja) 1993-10-05

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JP4053445A Withdrawn JPH05253275A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 殺菌洗浄装置

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Effective date: 19990518