JPH05252925A - みかん類のほろ割り装置 - Google Patents

みかん類のほろ割り装置

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JPH05252925A
JPH05252925A JP4053623A JP5362392A JPH05252925A JP H05252925 A JPH05252925 A JP H05252925A JP 4053623 A JP4053623 A JP 4053623A JP 5362392 A JP5362392 A JP 5362392A JP H05252925 A JPH05252925 A JP H05252925A
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Hiroshi Iketani
浩 池谷
Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
Takaaki Uchida
隆明 内田
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 みかん類のほろ割りを、短時間に、しかも、
果実の損傷を極力抑えて達成し得るほろ割り装置を提供
する。 【構成】 水槽内で水平揺動しつつ上方からの噴射水圧
によってみかん類のほろ割りをする摺鉢状の分割用バス
ケットを備えたほろ割り装置において、該摺鉢状の分割
用バスケットが、上方の環状部材から適宜の間隔を以て
複数の膨出部を有する硬質の線条材が逆円錐形に張架さ
れたものであることを特徴とするみかん類のほろ割り装
置。前記硬質の線条材の下方終端部が環状に固定され、
該固定部の中心から下方向に伸びる螺旋溝を有する係合
部材が、上方環状部材の支持体の中間において上下方向
に摺動自在に係合されていることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、みかん類のほろ割り装
置に関するものであって、より詳しくは、みかん類の大
きさに関係なく、ほろを損傷することなく、短時間で効
率的にほろ割りすることを可能にしたみかん類のほろ割
り装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】みかん類缶詰の製造工
程におけるほろ割り作業は、剥皮後の果実を破損したり
押しつぶしたりすることのないようにほろ割りをしなけ
ればならず、従来より、例えば、特公昭42−3812
号公報、特公昭44−29304号公報、または実公昭
456−395号公報などに見られるように、水槽内に
上方に開口する摺鉢状の分割用バスケットを多数設置し
たほろ割り装置を使用して、その上方より投入される剥
皮後のみかん類を、前記バスケットを水平に揺動しなが
ら、上方から水噴射ノズルを通して噴射される加圧され
た水流によってほろ割りをする方法が採用されている。
【0003】ところで、これら従来の方法においては、
前記摺鉢状分割用バスケットの斜面には、ほろ割り後の
みかん類を破損せずに水中に放出するために、適宜の間
隔でゴムまたはプラスチックなどの弾性糸状を貼架した
り、ピアノ線や金属製の弾性線状を放射状に張架して、
その円錐中心に向かう側の端部より逆方向に折曲し、そ
の末端部を下方輪に固着したものなどが使用されてい
る。これらの方法のなかでは、弾性糸状としてゴムを使
用する場合が多く、通常、ゴムバンドとして市販されて
いる幅が5mm程度のゴム材を上方の環状リングと、下
方の固定部材とに張架したものを使用する。
【0004】ところが、ほろ割りに当たって、水平方向
に揺動する前記摺鉢状分割用バスケットの傾斜面にゴム
材を放射状に張架した場合には、ほろ割り前のみかん類
がゴムの弾性によって踊ってしまい、上方からの噴射水
流が的確に対象物に当たらず、その結果、分割効率に劣
るものとなるばかりでなく、ゴム材の耐久性は、通常1
週間程度のものであり、その場合には、長時間をかけ
て、ゴム材の張り替えをおこわなければないという時間
的な不経済性が問題となる。また、弾性線状としてピア
ノ線などを用いた場合にも、ほろ割り効率が低く、双子
のほろが発生したり、ほろを損傷させたりして短時間で
効率的なほろ割りを達成することは困難であり、その改
良が望まれているという現実がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
従来のほろ割り装置におけるほろ割り効率の悪さという
欠点を解消するために、摺鉢状分割用バスケットの構造
上の問題点を捜し出し、その解決にむけて研究を重ねて
きた。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、みかん類のほ
ろを損傷することなく、短時間に、確実に、しかも双子
のほろの発生が極めて少ないみかん類のほろ割り装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたものであって、摺鉢状分割用バ
スケットの構造材として、特定のものを使用することを
特徴とするものである。すなわち、本発明によれば、水
槽内で水平揺動しつつ上方からの噴射水圧によってみか
ん類のほろ割りをする摺鉢状の分割用バスケットを備え
たほろ割り装置において、該摺鉢状の分割用バスケット
が、上方の環状部材から適宜の間隔を以て複数の膨出部
を有する硬質の線条材が逆円錐形に張架されたものであ
ることを特徴とするみかん類のほろ割り装置が提供され
る。また、本発明によれば、前記硬質の線条材の下方終
端部が環状に固定され、該固定部の中心から下方向に伸
びる螺旋溝を有する係合部材が、上方環状部材の支持体
の中間において上下方向に摺動自在に係合されているみ
かん類のほろ割り装置が提供される。さらに本発明によ
れば、前記線条材の下方終端部の環状固定部の上方に
は、先端形状がなだらかな山型をした突出部が形成され
ているみかん類のほろ割り装置が提供される。さらにま
た本発明によれば、前記硬質の線条材がボールチェーン
であるみかん類のほろ割り装置が提供される。
【0008】
【発明の具体的説明】本発明のみかん類のほろ割り装置
に装着される分割用バスケット(全体として1で表す)
の好適な一例を側断面図で示す図1、および上面図で示
す図2において、上方の環状部材11には、一定の間隔
で複数の膨出部を有する硬質の線条材2を張架するため
の係止部18が形成されており、その周辺にはほろ割り
装置に懸架するための係合片16が突設されている。環
状部材の下方には、環状部材をブリッジ状態で支持する
支持体13が設けられており、線条材2の下方終端部は
固定部12において環状に固定されている。固定部の構
成は、例えば、図5に部分断面図で示したように2重の
鍔の間に線状体の膨出部が嵌入され、図6に上面図で示
したように、上方の鍔の周辺に刻設された係合溝には線
状体の連結手部が嵌入され、さらに上方の鍔の中間部分
の円周に設けられた溝を介して針金などの結束具19で
固定されるようにすることが好ましい。固定部12の中
心からは下方に伸びる螺旋溝を有する係合部材14が延
設されており、この係合部材は前記支持体13の中間点
に開口している係合孔にねじ15を介して係合されてい
る。
【0009】支持体13と係合部材14との係合はねじ
15によってなされており、このねじを調節することに
よって、固定部12は上下方向に摺動し、線状体の張架
状態を適宜に調節することができる。また、前記固定部
の上面には、先端形状がなだらかな山型をした突出部1
7が形成されていることが好ましい。この突出部がある
ことによって、剥皮後のみかんを一定箇所に固定するこ
となく、適当な揺動が与えられ、上方からの加圧水流が
みかん類全体に均一に当たる状態を作り出し、しかも、
その下方には弾性を有しない線条材が張架されているこ
とによって、ほろ割り効果が著しくすぐれたものにな
る。
【0010】本発明の最大の技術的特徴は、摺鉢状の分
割用バスケットの上方の環状部材から適宜の間隔を以て
逆円錐形に張架する線条材として、複数の膨出部を有す
る硬質の線条材を使用した点にある。すなわち、従来の
ほろ割り装置における分離用バスケットにおける剥皮後
のみかん類を支持する素材は、ほろを損傷することなく
ほろ割りを行わなければならないという技術的課題の上
にたって、例えば、ゴムのような弾性を有するもので構
成されていなければならないという技術常識があり、ピ
アノ線などを使用する場合でも、弾性を有する状態で張
架しなければならないという制限があり、いずれの場合
にも、前述したようなほろ割り効果の点で問題があった
ものである。ところが、本発明者らの度重なる実験によ
れば、後述する実施例の結果からも明らかなように、分
割用バスケットに張架される線条材として、複数の膨出
部を有する硬質の線条材を用いることにより、みかん類
に損傷を与えることなく、双子を生成しない安定した状
態で、迅速にほろ割り作業が達成されることが判明し
た。
【0011】本発明における、複数の膨出部を有する硬
質の線条材とは、例えば、図3に示すように、全体構造
としてみれば、複数の球状体、またはラグビーボールあ
るいはひょうたんのような扁平な球状体を硬質の線状材
で連結した形状からなるものを意味するものであり、通
常、ボールチェインとして市販されている中空の球状体
を連結した線状体が好ましい態様として例示することが
できる。各球状体は線状材によってそれぞれ連結されて
いれば良く、線状体は全体を通して一本の連続したもの
から構成されていても良いが、分割用バスケットに張架
した場合に、適度のたわみを持たせることができるとい
う点で、図4に示すように、中空の球状体22,22同
士を連結するための連結手21として構成されているも
のが好ましく使用される。
【0012】膨出部の大きさおよび膨出部間の間隔は、
張架する線状体の長さおよび線状体の張架角度等に応じ
て適宜決定されるものであり、とくに限定されるもので
はないが、線状体の張架長さを約8cmとし、張架角度
を約20度に設定した場合には、膨出部の大きさは、直
径が約3ないし6mm、好ましくは約4ないし5mm
で、その間隔は、線状体の長さとして約1ないし4m
m、好ましくは約2ないし3mmのものが好ましく使用
される。
【0013】
【実施例】以下実施例によって、本発明を詳細に説明す
る。実施例1 <分割用バスケットの構成>内径が11.5cm、外径
が13.3cm、厚みが2mmの環状部材に等間隔に1
8個の係合部を設け、その係合部に、球体の直径が4m
mの膨出部を有し、球体間の間隔が2mmのボールチェ
ンからなる線状体を係合し、線状体の他端を、直径が3
cmの円盤状の固定部材に固定した。線状体の長さは
8.5cm、張架角度は約20度に設定した。
【0014】<ほろ割り操作の概要>98×65cmの
水槽に、前記構成の分割用バスケット1個を水没するよ
うに装着し、剥皮したMサイズのみかんを連続的に投入
した。水槽全体を揺動させながら,上方のノズルに対
し、19mmの偏心量で毎分80回転させながら、その
上方のノズルから水圧0.3kg/cm2 の噴射水を噴
射した。ほろ割りが終了するまでの時間、分割率および
ブロークン率を測定した。同一の条件で5回の実験を行
い、その結果を表1に示した。
【0015】
【0016】実施例2 実施例1において使用したバスケットの円盤状の固定部
材の上面に、高さが12mmで先端形状がなだらかな円
錐状の突出部を形成した以外は、実施例1と同様に行っ
た。結果を表2に示した。
【0017】
【0018】比較例1 実施例1における線条材を、幅5mm,厚さ1mmのゴ
ムに代え、張力3.0kg/cm2 にセットした以外
は、実施例1と同様に行った。その結果を表3に示し
た。
【0019】
【0020】比較例2 実施例1における線条材を、太さ2mmのピアノ線に代
え、張力0.3kg/cm2 にセットした以外は、実施
例1と同様に行った。その結果を表4に示した。
【0021】
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、みかん類のほろ割り装
置に装着される分割用バスケットの果実支持材として、
複数の膨出部を有する硬質の線条材を使用し、これを摺
鉢状に張架することによって、みかん類のほろの損傷を
少なくすると共に、短時間で、ほろの双子の生成を極力
抑え、安定したほろ割りを達成できるほろ割り装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のほろ割り装置に装着される分割用バス
ケットの一例を示す側断面図である。
【図2】同上面図である。
【図3】分割用バスケットの果実支持材として使用され
る膨出部を有する硬質の線条材の斜視図である。
【図4】同線条材の部分断面図である。
【図5】分割用バスケット中央に配置される突起部側の
線条材の係止部の一例を示す部分断面図である。
【図6】同係止部の上面図である。
【符合の説明】
1 分割用バスケット 2 線条材 11 環状部材 12 固定部 13 支持体 14 係合部材 15 ねじ 16 係合片 17 突出部 18 線条材係止部 19 線条材結束具 21 膨出部連結用線条材 22 膨出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内で水平揺動しつつ上方からの噴射
    水圧によってみかん類のほろ割りをする摺鉢状の分割用
    バスケットを備えたほろ割り装置において、該摺鉢状の
    分割用バスケットが、上方の環状部材から適宜の間隔を
    以て複数の膨出部を有する硬質の線条材が逆円錐形に張
    架されたものであることを特徴とするみかん類のほろ割
    り装置。
  2. 【請求項2】 前記硬質の線条材の下方終端部が環状に
    固定され、該固定部の中心から下方向に伸びる螺旋溝を
    有する係合部材が、上方環状部材の支持体の中間におい
    て上下方向に摺動自在に係合されている請求項1記載の
    みかん類のほろ割り装置。
  3. 【請求項3】 前記線条材の下方終端部の環状固定部の
    上方には、先端形状がなだらかな山型をした突出部が形
    成されている請求項1または2記載のみかん類のほろ割
    り装置。
  4. 【請求項4】 前記硬質の線条材がボールチェーンであ
    る請求項1ないし3のいずれか1項記載のみかん類のほ
    ろ割り装置。
JP4053623A 1992-03-12 1992-03-12 みかん類のほろ割り装置 Expired - Fee Related JPH0811059B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107712975A (zh) * 2017-11-29 2018-02-23 浙江省农业科学院 一种柑橘分瓣用机械寻瓣设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107712975A (zh) * 2017-11-29 2018-02-23 浙江省农业科学院 一种柑橘分瓣用机械寻瓣设备
CN107712975B (zh) * 2017-11-29 2019-10-11 浙江省农业科学院 一种柑橘分瓣用机械寻瓣设备

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